【愛媛】東赤石山

曇りときどき雨今日は登山。 久々に会社の社長達と登る。 システム部Sさんも登るというので一緒に行くことに。
5時起床、5時15分くらい出発で、システム部Sさんを拾って川之江経由で東赤石山登山口の筏津へ。
筏津山荘は2012年4月に閉鎖され、昨年のうちに取り壊しが行われた。
元駐車場だった場所が開放されているので、車はそこに止める。
8時過ぎにみんな集まってきて、登り始めることに。

てっきり大人だけで登山かと思っていたのに、なんと6歳の少年もやってきた。 うちの次女と同じ年齢で幼稚園の年長にあたる。 登れるのか……?

準備をして、筏津登山口から出発。 出だしの2、300mは急な区間が続く。 その後はいったん緩やかににあり、瀬場登山口と合流する。
こちらも昨日は雨が降っていたのか、足元がものすごいぬかるんでいる。 岩も木も濡れていてとても滑る。
合流地点から先、けっこう傾斜がきつくなるのだが、早くも1名バテ気味に…… まだ序盤の序盤だけど、大丈夫だろうか…… 少し休みながら、瀬場谷までやってきた。
そこで休憩して体力が復活したらしい、とりあえず大丈夫っぽい。 最初からあの具合だったら、山頂までたどり着けないかもしれない。
出だし付近の岩 登山道 八間滝

瀬場谷分岐からは西側のルートを登っていく。 赤石山荘付近で休む予定なので、こちらのルートを選択。
ここから徒渉点まで、渋い上り坂が続く。 今度は、先ほどの1名とは別の人がバテ気味に。 オレは最後尾についてゆっくりと登っていく。 一番にばてると思ってた6歳の少年はまだまだ元気だ。
徒渉点に着き、ここでも休憩。 まだまだ先は長い。 じっくりと登ろう。
怪しいキノコ

ここから先は、傾斜は少し緩やかになる感じ。 沢の左側を登っていく。 しばらく歩き、再び徒渉点。 この徒渉点を越えてから、ルートの印象ががらりと変わる。 茶色っぽい大きな石がゴロゴロ転がる道に変わる。 傾斜は再びきつくなるが、ルートに変化があるので、先ほどとは全く違うある気が楽しめる。
再び樹林帯の中に入ったら、山荘はもうすぐ。

そして目の前が開ける。 前には雄大な岩山が広がっている。 みんなにこの景色を見せたかった。 四国の山って笹が覆い茂っている丸い山が多いのだけど、この山は全く四国の山に見えない。 山頂にこんな岩稜が広がっているとは。
とりあえず赤石山荘前に移動して休憩。
赤石山荘 岩稜

さて、ここからは山頂を目指すだけ。 山荘前の縦走路を東に向かって歩いていく。 しばらく歩くと、山頂方面へ上るルートの分岐点。
よく考えたら、登りで山荘~山頂方面分岐の区間歩いたこと一度もないかもしれない。
下山時に山頂方面分岐~山荘のルートを歩き、西ルートから下りたことはあったけど、西ルートから登ってるときは、このまま石室越まで抜けて、八巻山経由で歩いているな。 思っていたより時間がかかって、分岐点まで到着。
山頂方面分岐

ここからは傾斜がきつくなる。 岩が濡れていてツルツル滑りながら、皆登って行った。
赤石越まで到着したので、山頂は目前。 最後の登りを歩き、ようやく山頂に到着。 3時間~3時間半で登る予定だったが、5時間10分もかかってしまった。 まだ時間は大丈夫だけど、かなり計画が狂ったな。
三角点の方の山頂まで移動し、そこで休憩。 6歳の少年もよく登ったな。 他の登山者から称賛を受けて嬉しそうだった。
東赤石山山頂 山頂から 北側は雲、南側は緑 社長が便利な道具を持ってきた
1時間ほど休憩して下山することに。
下山は瀬場谷分岐からの東ルートで下山する。 下りこそが登山の真骨頂。 6歳の少年は耐えられるだろうか……
東ルートに入り、徒渉点までは急な坂道と大きな岩がゴロゴロしている道で、かなり歩くのに苦労していた。 父親と手を繋いでいるのだが、何度も転倒しそうになったりで危なかった。 1つ目の徒渉点まで2時間もかかってしまった。 時刻は16時30分くらい。 まだ半分以上の距離あるし、このペースだと、暗くなるのが早いか、下りるのが早いか、微妙なところだな……

ここから先は傾斜の緩くなり、岩がゴロゴロした道ではなくなったので、少しペースアップできた。 2つ目の徒渉点を越えて、瀬場谷が近づいてきた。
瀬場谷に着いたのが17時30分。 このペースなら1時間くらいで下りられるだろうか? となると18時30分。 時期的にはまだ明るい時間だけど、今日は天気が悪いのと、樹林帯の中だとどれくらい暗いのかな。 もし暗くなるようだったら、筏津に下りずに瀬場に下りて車道を歩いて帰ろう。 そちらの方が安全。

6歳の少年は30分くらい前から疲れ果てて泣き出していた。 ここからもずっと泣きながら歩く。 瀬場登山口との分岐点近くになったが、土砂降りに襲われたため、このまま筏津を目指す。 樹林帯の中なら、多少雨はしのげるけど、車道では全くしのぐことができない。 明るさも大丈夫だし。

そして18時40分、ようやく筏津登山口に下山した。 休憩が2時間ほど含まれているけど、10時間の行程だった。 疲れたなぁ……

6歳の少年は今回の登山がトラウマにならず、これからも登山に参加してくれるといいのだけど…… ただ今度はもっと簡単な山に。

富士山前の登山で、会社の人たちと登るのはこれが最後かな? オレはもう一つだけ登っておこうか考えている。

帰りは川之江のラーメン屋で夕飯を食べて帰宅。 家に着いたら22時くらいになっていた。 18時くらいには帰る予定だったのに、思ったより遅くなってしまった。

本日のコースタイム
08:30 登山口
09:33~09:42 瀬場谷分岐
10:46~11:02 徒渉点
11:43 徒渉点
12:28~12:37 赤石山荘
13:07 山頂方面分岐
13:27 赤石越
13:43~14:38 東赤石山山頂
14:57 赤石越
15:13~15:17 瀬場谷方面分岐
16:31 徒渉点
17:32 瀬場谷分岐
18:37 登山口

【愛媛】東赤石山

曇りのち雨今日は東赤石山登山。 5時20分起床、5時30分出発。 先週登山口まで行ったが、眠すぎて登山できなかったので、今日はちゃんと眠くならないように、夕べ23時に寝た。 が、それでも6時間、朝起きるのはつらかった……
いつもと同じルートを走り、東赤石山の床鍋まで到着。 今日はこの時点で、眠くないのでさっさと出発してしまおう。
登山の準備をして出発。準備といっても、夏山装備に変わったので、荷物がだいぶ減った。 今日はガス器具も持ってきていないので、最低限必要な道具以外は、薄い手袋とツェルトがあるくらいだな。

県道脇に車を止めたので、まずは登山口まで少し歩く。 ウォーミングアップといったところだろうか。 登山口から登山道へ。 床鍋ルート、序盤は植林地帯が続く。 ずっと景色が同じなので、面白くないな…… こちらのルートは、筏津ルートに比べると人が少ないので、のんびり登山ができるかな。 
駐車地点 床鍋登山口

出だしは杉の造林地帯がしばらく続く。 ダラダラと続く道を登って行く。 しかしすごい杉の量だなぁ。 これ全部、人が植えたんだよね。 何十年かしてここまで育ってきたのだけど、植林する前は、どんな感じだったのだろうか。
しばらく歩くと、一瞬権現山が見えた。 まだだいぶ遠い。 どんどん標高を上げていく。
造林地帯

徒渉をして、分岐点までやってきた。
この分岐点が非常にわかりにくい。 看板などはなく、左手の木に、テープが巻いてあるのだけど、そのテープも気づきにくい。
道ははっきりとした道がまっすぐ伸びている。 だが、その道は、鉄塔巡視路で、登山道は左の斜面を登って行く。 初めてこのルート登った時、気付かずにまっすぐ行ってしまい、そのまま権現山に登ってしまった。 タイム的には30分ほどのロスで済むのだけど、違う道に迷い込んだことは変わりない。
今回はこの箇所をはっきりとわかっていたので、左手に折れていく。 ここでいったん休憩。
分岐地点

この後も、けっこう道は長く続く。
どんどん登っていき、だんだんと樹林帯を抜けていく。 そして周りの木々が低くなり、風をさえぎるものがなくなったため、強風に変わる。
すぐに権現越に到着。 本当ならここから綺麗な景色が見えるのだが、今日は天気が悪いためあまり見えず。 権現山は真っ白。
風をしのげる場所がないので、東赤石山頂方面に登っていくか。 少し行ったら、赤石山荘との分岐があるので、そこまで行ったら休もうかな。
樹林帯を抜けた 権現越 権現山方面は真っ白 赤石山荘方面分岐

赤石山荘方面への分岐点で少し休憩。 ここは風がしのげるのでゆっくり休める。
天気が怪しくて、雨が降ってきそうなので、山頂まだだけど、ここでお昼ご飯食べていこうかな。 山頂も風をしのげる場所がないし。

ここから先は木々の合間を縫って登ったり、岩の上を歩いたりと、楽しい道。
だが、風は強いし、景色は真っ白だし。 後ろを振り返ると、権現山~黒岳が綺麗に見え、前方には東赤石山が見えるはずなのだが……
景色が見えないため、距離感もあまりつかめず、東赤石山の三角点に着いてしまった。
とりあえずここはスルーで、もう一つの山頂へ。
ここで3人組のパーティと出会った。 少し岩陰で、風をしのぎながら休憩する。
先ほどからポツポツと雨が降っている。 降り出す前には下山したいなぁ。
東赤石山山頂

少しだけ休んで、すぐに下山する。
下山ルートは、赤石山荘前の道まで戻り、そこから権現越を目指すルート。 この区間は歩いたことないので、どんな道なのか楽しみ。
赤石山荘前の道に出て、東に歩いていく。 すぐに筏津・瀬場方面の下山ルートがあるが、そこを直進。 こっから先は初めての道。
筏津・瀬場方面分岐

道は緩い上りで、けっこう整備されていた。 木の階段が設置されていたり。
ただ、人はあまりこないんだろうな、こっち方面は。
登山道 登山道

すぐに先ほど休んだ分岐点まで戻って来た。 さぁ、一気に下山しよう。
来た道を引き返していく。 ポツポツ雨なので、草木が濡れていて、草が多い茂っている箇所では、下半身が少し濡れてしまった。
だが、レインコート着るような雨でもないんだよな。

結局そのまま下山。 下界は雨は降ってないかと思っていたが、下界も雨だった。
車まで戻り、荷物を閉まって帰る。

本日の登山、実に一か月ぶりの登山で、なかなか楽しかった。
やっぱり山はいろいろなことが考えられるのでいいなぁ。 静かな自然に囲まれて。
緑も美しくなっていた。 景色が見えなかったのが残念、人気の東赤石山であまり人に遭遇しなかったのも残念。
今回ので東赤石山周辺の、正式な登山道は歩ききったかな?と思い、地図を眺めたが、河又方面のルートで、「河又~大森越」尾根ルート、「送電線巡視路の先の区切りポイント~氷室方面登山口」のルートを歩いていないことが発覚。
3年くらい前に河又から登ったが、工事で入れなく、林道を2時間近く歩いた覚えがある。 なので、あまりこちら側からは歩きたくないなぁ。 3年経ったら状況は変わってるか? また調べて挑戦したいです。

本日のコースタイム
07:32 駐車地点
07:40 床鍋登山口
08:34~08:51 送電線巡視路分岐
09:40 権現越
09:57~10:05 赤石山荘方面分岐
10:33 三角点
10:36~10:45 東赤石山山頂
10:55 赤石越
11:01 筏津・瀬場方面分岐
11:25 赤石山荘方面分岐
11:38 権現越
12:18~12:26 送電線巡視路分岐
13:12 床鍋登山口
13:20 駐車地点

【愛媛】前赤石山~東赤石山

晴れのち雨今日は登山。 5時起床、5時半出発。
車が壊れてしまって無くなったので、バイクで登山に向かう。 バイクで行くの久しぶりだなぁ。

本日は筏津登山口から、前赤石山をメインで登る。 その後、八巻山を経由して、東赤石山を目指す。
なぜ前赤石山を登るのか? 東赤石~西赤石(逆ルートも)の縦走は何度か行ったことがある。 その際、前赤石山の下の岩場を通過する。 そしていつも思う。
「この山、通過するだけじゃなく登ってみたいな」と。
だけど、縦走の途中で、関係ない山に登ると予定が狂うのと、岩場の山なので、登るのがけっこう険しそうな印象が。 他の人の記録調べても、あまりここに登っている人はいない。
そんなわけで、今日はここの山を一番の目的地にあげている。

2時間ほど走り、筏津登山口に到着。 筏津山荘の駐車場を利用することになっているのだけど、今年の3月31日で閉鎖され休業中らしい。
今までは上の段の駐車場に止めないといけなかったが、休業中のため上には入れず、下の段に止めて良いことになっていた。
筏津山荘休業

下の段の駐車場にバイクを止め、登山の準備をして出発。
東赤石山、久しぶりだな。

筏津登山口から登り始める。 登ってすぐにピンクテープが長々と張ってある。
「キイロスズメバチ注意」みたいな内容だった。

少し歩くとまたピンクテープが登山道を横断している。 「ヒノキ根本 キイロスズメバチ注意」みたいな内容だったが、スズメバチらしき生き物は見当たらなかった。

樹林帯を歩き、瀬場登山口と合流、そのまま道を進み瀬場谷分岐までやってきた。 ここで少し休憩、睡眠時間が短いのでめちゃめちゃ眠い…… 座ってうとうととしていたら、3パーティくらいに抜かされた。 2パーティは赤石山荘方面のルート、1パーティは山頂方面へ直登するルート。
登山道

少しうとうとした後、赤石山荘方面のルートで登っていく。 途中で抜かしていった2パーティを追い越し先に進む。 1回目の徒渉ポイントを通過。 このあたりで休憩しようと思っていたけど、まだいいや、先に行ってしまおう。
徒渉ポイント

今日はなんだか水量が多い。 地面も濡れているし、昨日雨が降っていたのかな?

2回目の徒渉ポイントも通過。 だんだんと東赤石っぽい道に変わって行く。
東赤石っぽい

そして大好きな光景が。
樹林帯を抜けた瞬間、目の前に広がる岩山。 何度見てもすごいなぁ!!
岩場

赤石山荘前で少し休憩し、前赤石山を目指す。
赤石山荘

石室越を通過し、前赤石山が見えてきた。
石室越 前赤石山と西赤石山

前赤石山の岩場をの下部を通過中、上に登るピンクテープがあったはずなんだよな。
そう思って歩いていたら、意外と手前に登る場所を発見。
まだ、本格的な岩場が出てきてないのだけど、何ヶ所か登れるポイントがあるのかな?

前赤石山の山頂を目指して登る。 けっこう直登っぽい感じで登って行くが、想像していたより岩場は少なかった。
あっさり山頂に到着。 当然だけど、山頂には誰もいない。
前赤石山へ 前赤石山山頂

静かな山頂をたっぷりと満喫する。 山頂の看板も立派なものが設置されており、思っていたより人が訪れているのかもしれない、ここ。
西赤石山 別子ダム

ゆっくりと休憩し、次は東赤石山を目指す。
いったん、石室越まで戻ってきて、ここからは岩場を歩き、八巻山へ。
八巻山へ

八巻山を通過し、そのまま赤石越経由で、東赤石山に到着。 この時期なら、ここの岩場はあっさりと終わった。
赤石山荘 八巻山山頂 東赤石山山頂

東赤石山で休憩していたら、2パーティやってきた。 共に単独なんだけど、1人は善通寺から、1人は新居浜かららしい。
ちょこっとお話して、下山することに。
西赤石山の方にはすごい雲がかかっている。 あの雲がこっちに来たら雨になりそうだ……

下山は、瀬場谷分岐から東方面のルートで降りる。
赤石山荘前の縦走路から瀬場谷方面に降りていって15分くらい、ポツポツと雨が降って木、一瞬で豪雨に変わった。
慌ててレインコートを着こむが、ザックカバーが見当たらない。 あれ??
前回使って、洗ってしまっておいたはずなのだが……
ザックカバーを忘れるとは…… とりあえず、財布とか濡らしたらまずいものを、ビニールに入れて防水。
濡らしたら行けないものはそれくらいしかなく、まぁザックが濡れてしまうのはいっか。

今日はただでさえ水量が多いのに、この豪雨、徒渉ポイントが心配だ……
別の人の記録で、過去に大雨で徒渉ポイントが通過できず、床鍋から降りる羽目になった、というのを読んだことがある。 急がねば……

1つ目の徒渉ポイントは水量も少なく通過。 問題は2つ目だな。
昨年、遭難者を発見したポイント。

心配しながら降りてきたが、水量は多少増えているものの、徒渉には問題ない程度で安心。
そこからは急ぐ必要もないので、ゆっくりと下山する。

瀬場谷を通過した当たりで、少し小降りになっていた雨が、また強く降り出して来た。
結局下山するまでその雨の強さは変わらず……

筏津山荘に戻り、帰りの準備をしたいのだけど、ここには屋根のある場所がない。 バイクに荷物を積むためにまとめないといけないのだけど…… 雨をしのいでくれそうな木もなく、少しバイクを押して移動し、入口付近の元ゴミ捨て場の窪みで帰る準備をする。

荷物をまとめ豪雨の中バイクを走らせる。 が、10分も走らないうちに雨は止み、路面は全く濡れていなかった。 あの近辺だけの豪雨だったのか。

雨が止んでしまったら、真夏にレインコートフル装備でバイクで走るのは結構きついかも。 だけど、途中で脱ぐのも面倒なので、そのまま走ることに。

2時間弱で帰宅。

07:38 筏津登山口
08:28~08:41 瀬場谷分岐
09:19 徒渉ポイント
09:53 徒渉ポイント
10:15~10:28 赤石山荘
10:44 石室越
11:04~11:30 前赤石山山頂
11:46 石室越
12:19~12:32 八巻山山頂
12:44 赤石越
12:51~13:23 東赤石山山頂
13:28 赤石越
14:13 徒渉ポイント
14:32 徒渉ポイント
14:46 瀬場谷分岐
15:28 筏津登山口

【愛媛】東赤石山~西赤石山【縦走】

晴れ今日は登山。 久々に愛媛の山を登りに行く。 4時起床、15分出発で、一般道で愛媛を目指す。
県道13号などを経由して、岡田付近から国道32号へ。 琴平から国道377号線などで豊浜で国道11号へ。 愛媛県に入り、国道319号線で峠を越え、県道6号線で、まずは西赤石山登山口の日浦を目指す。
6時半くらいに日浦についたのだけど、既に2台も車が。 1台は登山、1台は釣りだった。
登山口に自転車を置いて、東赤石山登山口の床鍋を目指す。 日浦~床鍋は6.5kmくらいの距離。

県道から、床鍋登山口に向かうところに、路肩が広くなっている箇所があるので、ここに駐車。 登山口までは歩いて5分程度。 今日はアイゼン必要ないかと思っていたのだけど、山の上部にはうっすらと雪が積もっているし、岩場もあるので、一応12本爪アイゼンを持っていくか。 準備をして出発。
県道駐車地点より

すぐに登山口に到着。 床鍋~権現越は2度歩いたことがある。 一度は下から上へ、一度は上から下へ。
下から登った際、誤って鉄塔巡視路を通ってしまい、権現越ではなく、少し東の権現山付近に出てしまった。 その後、上から降りた際、正規のルートを確認した。
渡渉ポイントの少し先にある、鉄塔巡視路の分岐を、左手に曲がっていくのが正解だった。 今回は場所も覚えているので、正規のルートで行けるだろう。

登山口からしばらくは造林地帯を歩く。 積雪は1~2cmほど。 気温が高いため、木々に積もっている雪が、雨のしずくのようにポタポタと落ちてくる。
造林帯をしばらく歩くと、一瞬展望が開けた。 遥か彼方に権現山が見える。 まだまだ先は長い。
樹林帯 鉄の橋 雪が多くなってきた 遥かかなたに権現山

1時間ほど歩き、問題の鉄塔巡視路との分岐に到着。 このあたりで一回休憩を入れようか。
積雪量は多くなり、この付近だと20cm程度。 雪こそ積もっているものの、気温は高くとても暑い。 上着はブレスサーモ+レインコート。 下はブレスサーモ+ズボン+スパッツ。
手袋もずっとつけてない。
気持ちのいい登山道 渡渉地点 鉄塔巡視路分岐

さて、ここから権現越まで、どんな道だったかなぁ…… 樹林帯を通る道が多く、途中から笹も出現し始めた。 笹に雪が積もっており、登山道の方に倒れ込んでいる。 そこを通っていくので、ズボンが濡れる。 暑いけど、レインコートの下を履くか。
防水完璧にして、先を目指す。
まだまだ雪国

笹で濡れる地帯は少ししたら終わり、赤石っぽく、大小の岩が出現するようになってきた。 岩があると気分が高まる。

分岐から歩くこと60分ほど、ようやく権現越に到着した。 雪があったせいか、けっこう疲れたなぁ。 当然、権現越には誰もおらず、足跡もついておらず。 弱い風だが、吹いているのが寒いので、少し進んだ木陰で休憩。 さて、ここから東赤石山山頂までは岩場が続く。 雪があるので、気を付けないとね。
権現山方面 権現越

まずは赤石山荘方面との分岐まで。 この区間、けっこう傾斜がきつく辛かった。
赤石山荘方面分岐

分岐を通過し、道が不明瞭に。 まぁ稜線から極端に外れなければ大丈夫。 何度か岩場の上にでたが、見晴らしがよく気持ちが良い。 天気もいいし、気温も高いし楽しいなぁ。
岩場 東赤石山 東赤石山 権現山~黒岳~エビラ山

岩場を越え、東赤石山山頂に到着。 三角点の方には誰もいた形跡がなかったが、三角点の無い方の山頂には足跡が残っていた。 このあたりは20~30cm程度の積雪。
東赤石山山頂(三角点) 東赤石山山頂

とりあえず、赤石越まで下りようか。 足跡は赤石越から、赤石山荘の方に伸びている。 これから進む、八巻山方面には足跡が無い……
赤石越

ここから八巻山を越えて石室越えまで、年末に歩いた区間だが、雪があり、夏場の倍以上の時間がかかった。 雪は少ないとはいえ、今日も雪があるので、多少時間はかかるだろう。
権現越~東赤石山までの岩場を歩いた感じ、アイゼンはつけなくても大丈夫そうだな。

まずは八巻山まで。 雪の岩場はけっこう滑る。 足を置けると思っておいたら、つるっとした一枚岩だったりして、そのまま滑って転倒、とかが数回あった。 そのうちの1回、見事に手の平が岩角にあたってしまった。 当然血が出てきたのだが、手のひらを傷つけてしまうとは… 岩場なので、手のひらで岩を抑えたりつかんだりしながら登っていくのに、痛くてつかめないではないか。 とりあえず、八巻山の山頂はもうすぐなので、そこまで行ったら処置しよう。

しばらく歩き、八巻山山頂に到着。 処置と言っても絆創膏くらいしかないのだけど。 雪を手のひらに塗り、絆創膏を貼る。 傷口が直接触れなくなったので、だいぶマシになるだろうか。
八巻山山頂

ここで少し休憩し、石室越を目指す。 八巻山北斜面を下り、巨大な岩の下を通り、先を目指す。 何度か下りられないような岩場の上に立ってしまい、引き返して回り込んだりを繰り返す。 思ったほど苦労せずに、石室越まで到着。 やはり厳冬期と残雪期では雪の量も違うし、歩きやすさも全然違かった。
八巻山北斜面 稜線 赤石山荘 石室越 本日のデザート

石室越でも休憩し、これから先のルートを確認する。
ここからは前赤石山の岩場を越えて、物住頭へ。 夏場だと石室越えから30分でたどり着いた実績がある。 物住頭~西赤石山へは広い道だった記憶がある。 ここも30分でたどり着いた実績がある。 ので、大目に見て、1時間半ほどで西赤石山へはたどり着けそうだ。
最後の難所と思われる、前赤石山の岩場を通過すればいいだけだな。

前赤石に向かって歩いていく。 すぐにすごい光景が。 ぱっと見はすごい険しそうな岩場が広がっている。 滑らないように気を付けて進もう。
前赤石山の岩場

ところどころ、ピンクテープが張ってあり、大きく道を外すようなことはなかった。 無事、前赤石山の岩場を通過。 物住頭までの登りを登り切って到着。
このあたりになったら、雪が全然ない。 西赤石山にも全く雪はなさそうに見える。
暑いし、少し服を脱ぐか。
物住頭山頂 前赤石山 西赤石山

上はブレスサーモのみ、下はズボン脱いで、ブレスサーモ+レインコート。
さて、西赤石山を目指そう。 ぱっと見た感じだと、けっこう距離があるように見えるのだけど、実際歩いてみたら30分で到着した。 直線で僅か3kmほどしか離れてないのだけど、東赤石山と西赤石山は別世界だね。 こちらは全く雪が無い。

山頂には8人ほど人がいた。
1人がガイド役で、高齢者が6名くらいのパーティと、30~40くらいの夫婦と小学校高学年っぽい娘の家族。 みんな日浦から登ってきたのかな?
西赤石山山頂

西赤石山では少しだけ休憩して、下山することに。
ここからようやくストックを使うことに。
登山道

銅山越まで降りてきたが、ものすごい疲れた感じがする。 歩いた時間的にはまだ7時間ちょっと。
銅山で栄えた村の跡を見ながら、ダイヤモンド水で喉を潤し、日浦登山口まで降りてきた。 登山口には5台ほど車が。 西赤石山、大人気だなぁ。
銅山越 ダイヤモンド水 自転車

ここから自転車で床鍋まで戻るのだけど、ずっと下りこう配なので楽ちん。
15分ほどで到着。 しかし今日は疲れた。 お茶も2L持ってきたが、残り100mlくらいしかない。 こんなに水分が必要になるとは……

いわゆる残雪期っていうのは、雪も汚いし、地面も汚くてあまり好きではなく、ここ1ヶ月くらい全然山に行く気がしなかった。 が、西赤石山では残雪期を通り越し、春山の気配すらしてきている。 梅雨に入るまで、陽が長いうちにいろいろな山行をしておかなくてはいけない、と改めて思った。

2012年ももう3分の1が経過している。 登ったこと無いルートや山にもどんどん挑戦して行こう。

本日のコースタイム
06:46 県道駐車地点
06:54 床鍋登山口
07:57 渡渉地点
08:03~08:20 鉄塔巡視路分岐
09:08~09:15 レインコート着こむ
09:29~09:40 権現越
09:57 赤石山荘方面分岐
10:40 東赤石山山頂
10:49 赤石越
11:07~11:16 八巻山山頂
12:02~12:10 石室越
12:47~13:00 物住頭山頂
13:30~13:37 西赤石山山頂
14:31~14:37 銅山越
15:12~15:15 ダイヤモンド水
15:48 日浦登山口

ここから自転車でのコースタイム
15:53 日浦登山口
16:03 筏津登山口
16:08 県道駐車地点

【愛媛】東赤石山~八巻山

曇りときどき雪今日は登山。 先週は遭難事故に遭遇して登ることができなかったので、今週も東赤石山へ。
4時20分起床、4時40分くらいに出発。 一般道で川之江を目指し、法皇トンネルを抜け筏津へ。 途中で眠くて20分くらい仮眠。

今日は寒いらしい。 道中、雪が降っており、途中の路面も僅かに雪が積もっていた。 筏津登山口まで到着。 いつものように筏津山荘の上の駐車場に止める。
筏津山荘駐車場

準備をして出発。 前回は右ルートから途中まで登ったけど、今回も右ルートから登ってみよう。 右ルートから上まで登るのは初めて。
筏津登山口

まずは瀬場谷分岐まで。 つい5日前に歩いたばかりなので、ほとんどの箇所が記憶に残っている。 八間滝を見ながら、瀬場谷分岐まで到着。
ここで少し休憩して、右ルートから進む。
登山道 登山道 瀬場・筏津分岐 登山道 八間滝 瀬場谷分岐手前 瀬場谷分岐

遭難者を発見した場所を通過。 今週は寒波のため、この場所でも雪が積もっている。 遭難したのが今日だったら、もしかしたら命の危険があったかもしれない。 それを思うと、先週だったのが不幸中の幸いだったのかも。
先週、遭難者がメガネをなくしたと言っていたので、登りながら探してみた。
ヘリで釣り上げた場所 遭難者を発見した場所

少し行ったところにペットボトルが落ちており、さらに進んだところには、凍りついた両手の軍手が。 さらに進むと、水色のタオルが落ちていた。
転倒しながら歩いていたようなので、いろんなものを落としながら降りてきたのね。 けっきょくメガネは見つからないまま、渡渉地点まで到着。 雪が結構深くなってきた。 このあたりで休憩。 ここからはけっこう雪が深くなってるっぽいので、気を付けて歩かなくては。 このあたりの道は全然覚えていない。
登山道 登山道 沢の表面が氷つく

積雪はまだ10~20cm程度だけど、辺りは真っ白。 真っ白な世界は綺麗だなぁ。
動いていると結構暑く手袋も帽子も外したくなる。 帽子は外すが、手袋はなぁ… けっこう手をつきながら登るので、冷たくなってしまう。
ストックはまだ出していない…… 雪の下は岩なので、けっこう滑る滑る。
登山道 登山道

しばらく歩き、赤石の縦走路までやってきた。 右に行くと床鍋、左に行くと赤石山荘方面。 山頂を目指すので左に進む。
すぐに、山頂方面と、山荘方面の分岐。 山頂方面に進む。
ここから、赤石越えまでは、けっこう急な道だった。
赤石縦走路合流 床鍋方面 山頂方面分岐

赤石越えまで到着。 雪も30~50cmくらい積もっている。
山頂方面を目指す。 樹林帯の風の通り抜ける所とかだと、膝くらいまで沈む場所もあった。
山頂直前、樹林帯を抜ける場所があるのだけど、そこに荷物を置いて、空身で山頂を目指す。 もう1~2分の距離だし、山頂は風が強くてそこでは休憩できないだろう。
ザックを下ろすと、体が軽い軽い。 あっという間に山頂到着。 やはり北側からの風が強かったので、写真だけ撮ってすぐに戻る。
赤石越 荷物デポし山頂目指す 東赤石山山頂

さて、そろそろお腹もすいたので休憩したいな。
赤石越えに戻る途中の樹林帯の中で休憩することに。 人も来ないと思うので、ど真ん中だけどいっか。
今日はお昼ご飯のために、生麺のうどんを持ってきた。 もちろんだしも。 大の鍋でお湯を沸かし、うどんを温める。 中の鍋でうどんのだしを沸騰させる。 大の鍋に火をかけ、うどんを再び温める。 火は付けっぱなしで、大の鍋から、中の鍋にうどんを移し、食べる。
ガス器具が1つしかないので、こんな食べ方でうどんを食べた。 最後の方、だしが薄くなってしまったけど、雪山でこんなに体が温まるものを食べられるとは。 めちゃめちゃ美味しかった。 わざわざ下から重い荷物を持ってきただけの価値はあったな。

お湯が沸くまでの間に、アイゼンを付けていた。 この先、八巻山方面に向かう。 あちらは岩場なので、アイゼンつけないと危なすぎて歩けない。 うどんや、だしの袋に切り口が付いておらず、素手では開けることができなかったので、アイゼンで踏みつけた。 そしたら簡単に穴が開くので、意外に便利だった。 だしの袋を踏みつけるのはちょっと抵抗あったが……
うどん うどん

お昼ごはんも終わり、八巻山を目指す。 当然誰も歩いていない。 ただでさえ正解の道がない区間。 道を外さないよう、岩で滑らないよう気を付けなくては……
すぐに豪快な景色が飛び込んでくる。 ただでさえ珍しい、四国の歩ける岩場なのだけど、そこに雪が積もっている。 北側からは強烈な風が吹きつけてくる。 これはけっこう難易度が高そうだ……
岩場を歩くのは、想像以上に時間がかかる。 慎重にならざるを得ないし、すぐに道を外す。 歩いていたら、雪の状態じゃ降りられないような岩の上だったり、樹林帯に突入して、雪に阻まれて先に進めなかったりと……
けっこう苦労しながら、八巻山山頂まで到着。
八巻山への岩場 八巻山への岩場 八巻山への岩場 八巻山山頂

夏場だったら15分程度で歩ける区間が、35分もかかった…… さて、ここから石室越までがけっこう遠い。 まずは、八巻山から北側を巻いて岩峰から降りて行く。 北側は景色も風も凄まじかった。 南側は、雪こそ積もっているが、まぁ普通の山って感じ。 南側は……地獄と言ったら大げさだけど、生物も棲みつけないような光景だった……
北側 ここを降りてきた

巨大な岩を越え、赤石山荘が見えてきた。 このまま下に降りれば山荘に行けるが、石室越を目指すので、そのまま岩場を進んでいく。
大きな岩 赤石山荘

何度も岩場を登り、道を見失い、引き返し、歩けそうな場所を探し、岩場を降り、岩場を登り……を繰り返す。 なかなか思うように進めない。
そして北側に立つと風が凄まじい。
岩場と格闘しながら、ようやく石室越まで到着。 八巻山から石室越まで、夏場なら30分程度で歩ける区間。 なんと1時間20分もかかった。 こんなに時間がかかるとは…… 赤石越から2時間もかかっているではないか……
石室越への岩場 岩のすき間 石室越

石室越で軽く休憩して、赤石山荘を目指す。 このあたりは思ったより雪が積もっており、ルートを見失いそうで心配だったが、目立つピンクテープが張ってあり、迷うことなく山荘まで到着。 雪で、けっこう段差が埋もれているので、なかなか歩きづらかった。 アイゼン外してないが、外しておいた方が良かったかもしれない。
石室越付近の積雪

赤石山荘でアイゼンを外す。 ここからは一気に標高が下がるので、雪も少なくなるし、アイゼンが必要な箇所も無いだろう。
赤石山荘 赤石山荘より

渡渉地点では氷と雪で、滑りそうだった。
沢沿いを歩く箇所は、凍ってる所が何ヶ所か。 まぁ慎重に行けば平気だった。
渡渉点

2度目の渡渉地点で休憩。 けっこう雪が減ってきたな。 地面には雪が積もってるけど、木々の雪はすっかり無くなった。 さぁ、瀬場谷を目指そう。
登山道 渡渉点 渡渉点付近

ここからは傾斜が急になり、薄暗い樹林帯に突入した。 少し歩き、瀬場谷に到着。 以外に疲れたな…… あとは登山口まで降りるだけ。

体力と時間に余裕があったら、西赤石までの縦走をしたかったが、岩場であんなに時間が取られたから、前赤石を越える辺りがけっこう時間かかるかもしれない。 前赤石越えたところから、西赤石までも傾斜はそれほどでもないが、雪が積もりそうな地形。 体力的なものはいいとして、行くならあと2時間くらいは時間に余裕が欲しいな、とか思いながら登山口まで下山。

どか雪ではなかったけど、とりあえず冬季の東赤石を登れた。 このあたりはけっこう雪深いイメージが強くて、一昨年、去年と敬遠してたのだけど、一度登れたので、これからはもっと挑戦してみよう。 ただ、標高差があるのと、行動時間が長くなるので、膝上くらいの積雪があったら、単独じゃ無理っぽい。 次このあたりの山にこれるのは2月くらいになりそうなので、それまでにいろいろと計画を立ててみよう。

2011年の山行は、今日がラスト。 年初に立てた目標、全ては達成できなかったし、9~12月までろくに山に行くことができなかったけれど、山に関しては充実した一年だったと思う。 四国で未踏だった山も行けたし、登山口を変えたバリエーションルートも歩けたし、なにより大きかったのは折りたたみ自転車が活用できるようになったので、登山口と下山口を変えた登山ができるようになったこと。 今までは無理だと思われた縦走コースも、自転車のおかげでいろいろと達成できた。

年初の目標は以下の4つ。(★は達成)
★日浦登山口~笹ヶ峰(車デポ無し)
・名頃~塔丸~丸笹山~剣山~次郎笈~丸石の周遊ルート
・寒峰のリベンジ(2010年に迷ったコース)
★小島峠~黒笠山

目標自体、それほど大きな目標ではなかったのに、半分しか達成できなかった。
まぁ目標にとらわれて日ごろの山行がおろそかになってはいけないけれど。

来年もいろいろな山に登りたい。

本日のコースタイム
07:30 筏津山荘駐車場
07:35 筏津登山口
08:26~08:38 瀬場谷分岐
08:57 渡渉点
09:30~09:37 渡渉点
10:28~10:33 赤石縦走路合流
10:50 赤石越
11:00 東赤石山山頂
11:10~11:48 休憩
11:50 赤石越
12:24 八巻山山頂
13:40~13:43 石室越
14:02~14:10 赤石山荘
14:29 渡渉点
14:56~15:00 渡渉点
15:39~15:47 瀬場谷分岐
16:34 筏津登山口
16:39 筏津山荘駐車場

【愛媛】東赤石山【遭難事故遭遇】

晴れ今日は登山。 4時起床で4時20分出発。 夕べは22時前には寝たので、起きるときはあまり眠くなかった。

今日は久々の愛媛登山。 東赤石山に行く。 高速代をけちって一般道で。
6時15分くらいに、筏津山荘に到着。 登山口の前には車が一台止まっている。 こんな早くから登っているのかな?
まだ真っ暗なので、車の中で少し仮眠。 今日も布団を忘れ、エンジンかけっぱなしにしてしまった……
筏津山荘駐車場

準備をして7時半に出発。 筏津登山口から登り始める。 冬季の東赤石山は、2年前の暖冬の年に、西赤石山から縦走したのだけだな。 今日は上の方は雪が楽しめそう。 もし余裕があれば、西赤石山まで行ってもよいかもしれない。
登山道

そんなことを考えながら登っていく。 瀬場ルートと合流し、八面滝方面に向かって歩いていく。 分岐点からすぐのところで、前方から登山者が。 まだ8時前だけど、もう降りてきたのかな?
挨拶したら「同僚が途中で待機してるんで、よかったら食料分けてあげてくれませんか?」とのこと。 ん??
詳しく話を聞くと、昨日から登り始めたが、アクシデントがあり、昨日のうちに下山できなかった。 山で夜を越し、明るくなったのでレスキューを呼びに一人で降りてきたらしい。
現場はどこか聞いたら、瀬場谷から、右ルートを進み、渡渉地点とのこと。
いつもは左ルートから登るし、今日も左ルートから登ろうと思っていたが、そういう状況らしいので、右ルートから登ろうか。

歩いていたらすぐに救急車か消防車のサイレンの音が響き始めた。

瀬場谷分岐辺りまできたら、雪が多少積もっている。 微妙な積雪なので、けっこく滑るな。 瀬場谷分岐では休憩せず、そのまま進むことに。 渡渉地点は、そんなに遠くなかったはず。
瀬場谷手前 つらら

一度水分補給をし、渡渉地点まで到着。
沢の反対側に、レインコートを着て倒れ込んでいる人がいるではないか。

すぐに近づいて声をかける。 意識はしっかりあるみたい。
とりあえず、おにぎりを渡し食べるように言った。 が、遠慮しているみたいで断り続けていた。 夕べからこんな状況らしいので、食欲がないだけなのかもしれないけど、無理矢理持たせた。
で、ガスストーブを取り出し、水分として使用している、お茶を沸かす。
温かいお茶を何杯か飲ませた。 と、山頂で着ようと思ってたダウンを持ってきてあったので、それを下半身にかけさせる。 相当冷えてるみたい。 お茶を飲みながらブルブル震えていた。

で、どんな状況だったのかを聞いた。
2人パーティで朝、8時半くらいから登り始め、山頂まで行き、13時くらいに下山を始める。 14時くらいに、雪に埋もれた木の根っこに足を取られ、靭帯を痛める。 それが原因で歩行できなくなった。 それでも滑るように下山するが、17時過ぎには暗くなり、ライトを持っていなかったため、携帯の明かりを頼りに下山する。 が、渡渉ポイントがあり万事休す。 しかも途中でメガネを紛失しているらしい。
運悪く、この場所は携帯の電波が入らなかったので、そのまま朝まで耐える。 で、明るくなり動ける、もう一人が下山をする。 途中でレスキューに救助要請し、オレとすれ違い、今に至る。
しかしよく一晩耐えたな…… 手の指はしもやけ見たいにはなっててむくんでいたけど、字を書ける程度の間隔はあり、凍傷は大丈夫っぽい。
が、足がやばそう。 ずっと動かしてないので血流が悪くなってるのに加え、スパッツを持っていないため、雪の登山で、靴下まで濡れているらしい…… その辺については、今触れるべき話題でもないので、それだけにしておいた……

とりあえず意識を保たせるために会話したり、お茶を飲ませたり。
しばらくするとヘリの音が聞こえてきた。 低空を飛行し、どうやら遭難場所を探しているよう。 とりあえず見晴らしのいい場所まで出て、ヘリに向かって手を振ったり、目立つ赤いざぶとんを振ったりしたが気付いてもらえず。 太陽光を反射させるにも、太陽はほとんど出ておらず。 のろしを上げようかと思い、枯葉を集め、トイレットペーパーに火を付けるが、枯葉は雪で湿っており火がつかず。
しばらくすると、ヘリコプターは別のほうに行ってしまった。
ヘリコプター

またすぐにヘリコプターがやってきた。 もう一度気付いてもらえるように赤い座布団を振り続けた。 しばらくしてヘリのドアから見ていた人たちが気付いたらしく、腕で大きく丸を作っていた。 しばらくヘリはあたりを旋回。 人を釣り降ろせそうな場所を探しているのだろうか。

ちょうどこの辺りは携帯の電波が通じた。
遭難者の人の携帯電話は先に下山した人が持っているようなので、遭難者の携帯に電話してみた。 が、出ず…… 下から救助隊が上がってくるのだろうか。

現場に到着してから、1時間20分くらい、救助隊が到着した。 と同時に、ヘリコプターが戻ってきた。 救助隊が到着するタイミングを待っていたのだろうか。
救助隊は手際よく遭難者にいろいろ聞いていた。 で、この場所では担架に乗せられないので、足を固定し4人がかりで遭難者を抱えて、渡渉。 沢を渡ったところで担架に乗せる。 遭難者の荷物は救助隊が持って降りてくれるらしい。 てっきり、荷物はここに置いていかれるのかと思っていた。
救助隊の人に「これからどうします?」と聞かれた。 もうこんな時間だし、お茶を温めすぎて、あと1Lくらいしか残ってないし、長い時間待機していたので体が冷えてしまったし、なにより気分が登山気分ではなくなってしまったので、今日の登山はやめて下山することに。
「では一緒に降りましょう」と救助隊の人が。
救助活動中 青い人が隊長 担架に乗せる

渡渉地点からすぐのところに、2m程度の木のはしごがある。 ここを降ろすのに苦労していた。 で、道が細いので、慎重に担架を持って歩いている。
搬送中 搬送中 搬送中

10分ほど歩き、ここから遭難者をヘリまで吊り上げるらしい。 場が狭いので担架のまま吊り上げるのは無理らしい。 ヘリの隊員と、遭難者の体が固定される。
で、救助隊の人たちがみんなしゃがみ込み、ゴーグルをつける。
何事かと思い、オレもしゃがむ。 ヘリが真上まで来た。 ものすごいダウンフォース。 木が倒れそうなくらい揺れている。 そして、雪や落ち葉や砂がものすごい飛んでくる。 だからしゃがんでゴーグルつけたのか。
ヘリからワイヤーが降ろされ、ヘリの隊員と遭難者はヘリに吊り上げられていった。 ヘリは2名を収容し、病院に飛んでいった。
ヘリが真上に ヘリが真上に ダウンフォース

収容が終わり、救助隊の隊長から「ここは狭いので、少し降りて広い場所で装備の回収と休憩をしよう」と。

そのまま瀬場谷分岐まで降りてきて、ここで装備の回収と休憩を。 毛布や担架やロープが手際よくしまわれていく。 休憩中はタバコもOKらしい。 ミネラルウォーター飲んだり、おしゃべりしたり、このあたりは普通の休憩なんだね。
ここから筏津までは普通に下山。 下山しながら消防士と話しながら降りてきた。
いろいろな話を聞けた。
愛媛に限ったことで言えば、怪我で動けなくなったとかの救助要請は年に5件程度はあるらしい。 遭難者の居場所もわからないような大規模な捜索は3~5年に1度くらいはあるらしい。 前にちち山で遭難した事故のときは、大永山トンネルから雨の中、16時くらいに山に入り、捜索に9時間もかかり、降りてきたのが早朝だったと。
救助隊と言っても、長野とかに「山岳警備隊」みたいなのがあるわけではなく、職業は「消防士」。 本業は火災の消化活動など。 山岳救助の訓練は、年に一度、高知県の消防と合同で、二ツ岳の「鯛の頭」付近でやっているらしい。 ヘリも訓練に参加し、吊り上げとかをやるらしい。 やはりあのような岩場で訓練するのか。 どこでも訓練できるわけではなく、あの場所が「訓練地」として登録されているらしい。
また、今日来たヘリは、高知の「りょうま」というヘリ。 高知空港からきたらしい。 愛媛のヘリもあるのだけど、今は整備中で飛べなかった。 ただ、松山から来るので、距離的には高知から来てもほとんど変わらない、と。
この辺の横のつながりはしっかりしているんだな、と感心。
東赤石山はメジャーな山でルートもしっかりしてるけど、マイナーでルートも不明瞭なところでの事故の場合はどうするのか?、と質問したら、現地に詳しい人に道案内をしてもらうと。 消防にそういう人材がいるわけではなく、一般人に協力要請と言う形らしい。
今日事故が起こったのは、登山口から1時間半程度の場所だったけど、事故が起こった場所が山頂付近でも、今日のように下から登ってくるのか?、という問いには、今日のようにヘリが直接収容できない場合もあるので、どのような場所でも下からは必ず行きます、と。 基本的には今の装備で望むらしい。
消防の装備は、上は消火活動のときにも着る服。 下は紺色のズボン一枚しか履いてないらしい。 「寒くないですか?」と聞いたら、上はしっかりしたものなので、寒くないと。 下は1枚なので寒いと。 靴はスネくらいまである安全靴のような長靴を履いていた。 ヘルメットと手袋は装着しているが、耳が出ているので、耳が赤くなっている隊員もいた。 耳に関しては相当寒そうだ……

普段話すことのない人たちと話ができ、とてもためになったし、仕事でこんな過酷なことをやっていることに感謝した。

1時間もかからず筏津登山口まで到着。 登山口には、朝すれ違った人と、救急車が2台、消防車が1台、レスキュー車が1台、小さな消防車が1台止まっていた。 結構な台数だな。 山に入ったレスキュー隊は13名。 救急隊員は下で待機していたっぽいので、20人くらいきたのだろうか。 ヘリには下降隊員2名がいるのは見えた。 パイロットもいるので、最低3名か。

今回の事故の場合、雪に埋もれて見えなかったのは仕方ないけど、明らかに装備不足に思えた。 雪の時期なのにスパッツがない、ライトを持っていない、というのは致命的。 怪我はどうしようもなかったとして、ライトがあればもう少し状況は変わったかもしれない。

遭難現場に遭遇したのは、今まで長いこと山に登っているけど、初めて。
そしていろいろと課題が見えてきた。
まずどうすればいいのかがわからない。 声をかけ、ダウンジャケットを渡し、温かいものを飲ませるくらいしかできなかった。
そもそも温かいものを飲ませてよかったのだろうか? 食料を食べさせてよかったのだろうか?
今回のようなケースでは、怪我をしてないほうの足の靴は脱がせたほうがよかったのだろうか? 靴下が濡れていると言っていた。 脱がせたところで、素足で露出させておくわけにも行かないし、リュックの中にいれればいいのか? それとも脱がせないほうがよいのか?
結果的には気付いてもらえたけど、ヘリに自分の居場所を知らせるにはどうすればいいのか? 雪山でのろしを上げるにはどうすればいいのか? ヘリに発見されたあとは、ヘリから見えなくなる木陰に移動してもよいのか? その場にとどまっていたほうがよいのか?

登ることや降りること、登山に関する知識は一通り持っているつもりだったけど、事故に遭遇した場合はどうすればいいのか全くわからなかった。
覚えることはまだまだありそうだ。

本日のコースタイム
07:30 筏津山荘駐車場
07:35 筏津登山口
08:22 瀬場谷分岐
08:46 渡渉ポイント 遭難者発見
10:11 救助隊到着
10:45 ヘリに収容
10:58~11:08 瀬場谷分岐
11:50 筏津登山口

【愛媛】東赤石山

曇りときどき雨今日は会社の人と東赤石山登山。 5時半待ち合わせで、高速で川之江まで。 法皇湖方面に走り、別子銅山方面に向かう。 しばらく走り筏津山荘到着。 筏津山荘の上の駐車場に車を止めて、登山の準備。

筏津登山口~赤石山荘~石室越~八巻山~東赤石山~東ルートで瀬場谷~筏津というコースだ。 初めての人がいるので、体力次第で、八巻山の岩がゴロゴロしたコースは断念するかも。

7時30分くらい、登山開始。
登山口

出だしは少し急な登りが続いたが、すぐに緩やかに。 少し歩くと瀬場登山口と合流。 先に進むと、右手から滝の音が。 八間滝だ。 いつもこの滝って遠くから見てるだけだけど、真下にいけるのだろうか? 道あるのかな……?
八間滝

そして、瀬場谷の分岐に到着。 この直前で老夫婦に出会った。 同じく、東赤石山を目指しているとの事。

ここで少し休憩して、西ルートで上を目指す。
2箇所の徒渉ポイントで、それぞれ休憩しながら上を目指す。 多少急な道だけど、やはり登りではあまり急に感じない。
初めてこのコースから登った時も「標高差1000m」という言葉に恐れていたけど、思っていたよりも急ではなかった。 登山道が上手に作られてるのかなぁ?
第一徒渉ポイント

第二徒渉ポイントを通過して、しばらく歩くと目の前が開けてきた。 山頂方面は雲がかかっていて景色が見えない。 本来、ここからの景色はすさまじいのになぁ、と思っていたら、一瞬だけ景色が晴れた!
この岩場のスケールを見せたかったので、見せられて良かった。 が、全然感動していないようだ……
岩場

赤石山荘の裏手で少し休憩。 さて、これから石室越まで行って、稜線を歩いて戻ってくるのだけど、行けるかな? 天気は微妙、とりあえずもっているが、いつ雨が降るかわからない感じ。

とりあえず、行ってみようか。
石室越まで登山道を歩き、そこから稜線方面へ。
石室越

数分で岩場に到着。 ここからは、ほぼ岩場を歩いていく。
四国でこんなところを歩ける山は、他に知らない。

途中から雨が降ってきたので、レインコートを着こむ。
岩が濡れてきて、多少滑りやすくなっているので慎重に……
本来ならば、素晴らしい景色が見えるはずなのだけど、見えるのは白い景色のみ。 残念……

しばらく歩き、八巻山に到着。 ここまで来たら、東赤石山はもうすぐだ。
赤石越に向けて歩く。 すぐ到着。 ここから山頂までは10分程度。
赤石越

そして、ようやく東赤石山山頂に到着。
山頂には先ほどの夫婦が。 山頂は岩の上で休む感じだし、雨風をしのげないので、ちょっと先にある三角点の方で休もうか。 三角点まで2~3分でつくはず。
三角点方面に歩いていくと、雨をしのげそうな岩があったので、そこで休憩。

30分ほど休憩し下山することに。 山頂の看板のところには、西赤石山から歩いてきたらしい4人組のパーティが。
下山は、東側のルートを下りて、瀬場谷まで歩く。 赤石山荘前の道から、瀬場谷に向かう道に入る。 中小の岩がゴロゴロして、傾斜も急。 こんな感じの下りを35分歩けば、徒渉ポイント。 下りは時間が経つのが遅く、なかなか徒渉ポイントにたどり着かない。
しばらくして、ようやく到着。
確か、もう1回渡るポイントがあったはず。
ここで少し休憩し、瀬場谷を目指す。

ここからは道が樹林帯の中になり、だいぶ傾斜も落ちてきた。
2回目の徒渉ポイントを通過し、瀬場谷へ。
ここまで来たら、登山口はもう近い。 八間滝を横目に見ながら、筏津登山口に到着。

今日はあいにくの天気だったけど、雨に降られたのは、山頂付近の1時間ちょっとだったし、それ以外の時間は十分に休憩することもできる環境だった。
登山未経験者が、富士山に向けてのトレーニング第一弾。 本人に疲れ具合を聞いてみたら、「心が折れそうだった」と。 そして「下山が長く感じる」というのも十分分かってもらえたと思う。
次回の富士山に向けてのトレーニングは、瓶ヶ森。 林道から登るぬるいコースじゃなく、西之川から登るコース。 その次が、富士山本番になる予定。

オレは、それまでに一人でいろいろな山に行く予定だけど。

本日のコースタイム
07:30 筏津登山口
08:16~08:24 瀬場谷分岐
09:03~09:13 第一徒渉点
09:40~09:44 第二徒渉点
10:04~10:15 赤石山荘
10:31 石室越
11:34~11:37 八巻山山頂
12:00 赤石越
12:09~12:38 東赤石山山頂
12:45 赤石越
13:39~13:50 徒渉点
14:27~14:31 瀬場谷分岐
15:11 筏津登山口

【愛媛】東赤石山~西赤石山 縦走

晴れのち曇り今日は登山。 3ヶ月半ぶりに愛媛の山に行く。 今回登る山は「東赤石山」。 そこから「西赤石山」まで歩いて、自転車で戻ってくるというコース。
東赤石山には「床鍋」から登る。 今年中に、「二ツ岳~権現山」の縦走を行いたいと考えており、その際の下山ルートとして床鍋ルートを想定している。
そのため、床鍋ルートは一度歩いておく必要がある。 なので、今回は床鍋から。
瀬戸内海側の河又からも、南側の筏津からも登ったことがあり、瀬場にも下りたことがあるので、メジャーなルートで登ったことがないルートは床鍋くらいだろうか。

4時に起床して、4時20分くらいに出発。 日浦登山口に自転車を置き、6時50分くらいに、県道から床鍋登山口へ上がっていく付近に到着。 登山口の標高は県道より高いので、帰りの自転車が厄介だ。 なので、車は県道に止めておく。 登山口まで400mくらい。 軽いウォーミングアップになるだろう。
県道駐車地点

少し歩くと、登山口と山の案内の看板が。 ここから山道になるのかな。
廃屋の裏手から山の中へ入っていく。 最初は杉林、途中から檜林に変わった。 造林地帯を登っていく。 けっこう歩いても、景色はほとんど変わらず。 ひたすら造林地帯が続く。
床鍋登山口 造林地帯

30分ほど歩き、一瞬景色が開ける。 が、またすぐに造林地帯に。
少し歩くと、徒渉地点が。 こんな箇所、地図に載っていたかな? けど、橋はしっかりと作られているし、他にも道はなかったし。
鉄の橋 登山道 登山道 鉄塔巡視路案内 徒渉地点

そのまま進んでいく。 もう一ヶ所、徒渉地点があり、それを越えたら鉄塔に出た。 尾根の横に鉄塔が続いている。 これらの鉄塔を経由しながら登って行くのだろう。 権現越は、まだけっこう遠いくに見える。
ところどころ、東赤石山方面が見えだして、けっこうテンションが上がる。 もうだいぶ登ってきたみたいだ。
鉄塔 東赤石山方面 東赤石山方面 東赤石山方面

しばらく歩いていて気付いたのだけど、今歩いているこの道、どうも間違っているっぽい。 本来登るべき道は、権現越に直接向かっているのだけど、今歩いてるこの道、たぶん、権現山方面の鉄塔に続いている。 まぁ、そこから権現越まで下れば問題は無いのだけど、余分なアップダウンが含まれてしまう。 道が違うようだけど、どこか分岐とかあったかなぁ…… 全然気付かなかった。
鉄塔付近より 東赤石山~八巻山~前赤石山

予想通り、権現山方面の鉄塔付近に合流。 前に河又方面から登ってきたときに、稜線にぶつかったあたりだ。
ここから権現越まで、少しの下り。
そして、ようやく権現越に到着。 ここまでノンストップで歩いてきたので、ここで少し休憩しよう。
東赤石山まではもうちょっと。 ここからの登りが、少しきつかった覚えがある。
権現越

東赤石山への登りが始まった。 まずは、赤石山荘分岐地点まで。 ここから先、一気にルート内容が変わる。
雪もけっこう残っていて、所々凍っている。 雪の上歩いたり、岩の上歩いたり、豪快に歩きながら山頂を目指す。
赤石山荘方面分岐 微妙に雪が残る 山頂に向けて 山頂に向けて 山頂に向けて

そして、東赤石山の三角点に到着。 ここはそのまま素通りで、山頂の看板がある方に移動。
この時期の、この山なら誰かいるかと思ったのに、誰もいなかった…… 山頂でおにぎり食べて休憩。 さて、ここから西赤石山まで、どれくらい時間かかるかな。
東赤石山三角点 東赤石山三角点より 東赤石山三角点より 東赤石山山頂

まずは八巻山へ。 八巻山は、西から東へと歩いたことはあるけど、東から西へは歩いたことがない。 まぁ問題はないだろう。
岩場を登ったり降りたりしながら、八巻山到着。 そのまま石室越を目指す。 ここから先も豪快なルートを登ったり降りたりしながら進んでいく。 所々で、息をととのえていると、はるか前方に赤い人影を発見。 ようやく人に出会えた。 っていっても、まだまだ先だけど。 追いつけるかな……?
八巻山へ 八巻山山頂 八巻山付近 八巻山付近 赤石山荘 八巻山付近 八巻山付近 八巻山付近

石室越で少し休憩して、前赤石山の下部を通過して、物住頭を目指す。
去年、物住頭から、石室越を目指した時は、道が全く分からずかなり無理やり歩いた記憶がある。 が、今回は真新しいピンクテープで整備されており、全く迷わずに前赤石山の下部を通過。 もう少しで、物住頭に到着、という当たりで、先ほどの赤い人に出会った。 高知県から来て、同じく西赤石山を目指しているみたい。 挨拶して、先に行かせてもらった。
石室越 前赤石山 西赤石山 前赤石山

すぐに、物住頭に到着。 ここでも少し休憩。 あとは、西赤石山を目指すだけ。 緩やかな登り坂が続くだけ。
物住頭 前赤石山

数十分歩き、あっという間に西赤石山に到着。 山頂には30歳くらいの男女が写真撮影をしていた。 2人揃った写真を1枚撮ってあげ、2名は下山していった。
ここでも景色を見ながら休憩。 笹ヶ峰の北斜面はまだけっこう雪が残っている。 けっこう雪が多かったんだなぁ。
西赤石山

ここから先は、緩やかでのんびりしたルート。 小ピーク経由して、銅山越まで下山。 ここから先は、観光地化されているので、楽しく歩くことができる。 つい100年前まで、ここには1つの村があった。 が、鉱山の廃止に伴い、その村は跡かたもなく消えた。 歴史を感じる道を歩きながら、登山口まで下山。
銅山越へ 銅山越 銅山跡 銅山跡 登山道より 登山道より ダイヤモンド水 登山道より 登山道より

ここに自転車を置いてあるので、あとは走るだけ。 全体的には下りこう配なので楽ちん。
自転車

思っていたより、だいぶ早く下山出来てしまった。

本日のコースタイム
06:55 県道駐車地点
07:03 床鍋登山口
09:09 権現山付近鉄塔
09:20~09:27 権現越
09:43 赤石山荘方面分岐
10:17 東赤石山三角点
10:22~10:32 東赤石山山頂
10:36 赤石越
10:50 八巻山山頂
11:22~11:26 石室越
11:52~11:55 物住頭
12:25~12:40 西赤石山山頂
13:26 銅山越
13:58 ダイヤモンド水
14:30 日浦登山口

ここから自転車でのコースタイム
14:33 日浦登山口
14:45 筏津登山口
14:46 瀬場登山口
14:50 県道駐車地点