【徳島】黒笠山~矢筈山

晴れ4時50分起床、5時出発。 今日は黒笠山に登りに行く。 時間と体力を見て、行けそうなら矢筈山まで。
国道438号線を南下し、途中から県道へ。 少し走り、右手に細く登山口に続く道があるので、そこを上がっていく。 400mほど走ると行き止まりになるので、そこに駐車。

準備をして6時50分に出発。 黒笠山は、標高は1703mとそんなに高くないが、登山口の標高が700mくらいなので、1000mの標高差。 しかも登山道が短く3.6kmしかない。 ということは……かなりの急登が予想される。
登山口で千葉からやってきた年配の男性と少し話をした。 もう仕事を引退して好き勝手に過ごしているらしい。 四国には1ヶ月くらい滞在して、いろいろな山を登っているらしい。

さて、出発するか。
登山口

民家の脇を抜けて登山道を進んでいく。
登山道

森の中に入ると待っていたのはかなりの急登。 やはりけっこう厳しい傾斜だ。
登山道 鳥居

鳥居をくぐり、急な道はまだまだ続く。
登山道

樹林帯を抜けたが、傾斜は変わらず…… 空が真っ青でとても綺麗。
巨大な木

少し歩いていると、右手に何か気配を感じる… なんと……ニホンカモシカではないか! なんだか最近会いまくりだなぁ。
けっこう接近しても逃げないので写真が撮りやすい。
ニホンカモシカ

沢の音が聞こえる道になり、急な登りはまだまだ続く。 沢の音が聞こえなくなってから、ようやく黒笠神社に到着した。
黒笠神社

もう少し登れば稜線に出るので、そうすれば目指す山はすぐだろう。
遅れて千葉から来た人が到着したので少しおしゃべり。 なんだかんだでけっこうな時間休んでしまった。

稜線まで登り、景色が一気に開けてきた。 遠くには剣山や次郎笈が見える。
剣山・次郎笈

そして「阿波のマッターホルン」と言われる山が姿を現した。
阿波のマッターホルン

山頂がメチャメチャとがって見えるからこの名前がついたらしいが、少しオーバーなネーミングだ…

山頂直前に3mくらいの鎖があり、それを登ったら山頂。
黒笠山山頂

山頂からの景色はすばらし! 360度綺麗に見える。 今日は晴れているので、讃岐山脈も見える。 もっと澄んでいれば瀬戸内海も見えそうだ。 南は剣山や次郎笈、西は天狗塚や三嶺、落合峠方面。 東も素晴らしい!
剣山方面 三嶺方面 矢筈山

さて、時間的に間に合いそうなので、矢筈山まで足をのばしてみよう。
地図では矢筈山まで悪路3時間と書いてあるが、2時間程度で行ける模様。
矢筈山への道

小さなピークを越えて矢筈山を目指す。
小ピークより矢筈山

道は整備されていないが、悪路というほど悪路でもなく安心した。 少し道を見失いやすいが、稜線を歩いて行けばいいので、それほど問題ではないだろう。
矢筈山への道 矢筈山への道

矢筈山への笹原を登っているとき、後ろを振り返ると、今まで歩いてきた道が。 もうこんなに歩いてきたのか。
黒笠山方面

そして誰もいない矢筈山に到着。
矢筈山

ここも景色が素晴らしい。
次郎笈~天狗塚

お湯を沸かしてコーンスープを飲みながら、ふと手元の温度計を見てみた。 すると……とんでもない温度を示していた。 やっぱ300円の温度計はこの程度か。
52度!?

矢筈山の素晴らしい景色に別れを告げ、歩いてきた道を戻らなくてはならない。
矢筈山より

ピークを2つ越えて、右にちょこんと飛び出しているのが黒笠山。 まずはあそこまで2時間。
黒笠山

黒笠山登山道まで戻ってきて、ここからずっと急な下りが待っている。 体力的には登りより楽だが、足の間接的にはきつい。 ゆっくりあまり負担をかけないように降りていく。 しかし降りて改めて感じるが、めちゃめちゃ急だな。

登山道まで降りてきたら、もう千葉の人はお帰りになっていた。 四国の人なら山で偶然出会うこともあるかもしれないけど、千葉の人だから偶然会う事はないだろうな…

本日のコースタイム
06:58 駐車場
07:25 鳥居
07:53~08:20 山頂まで2km地点
09:16~09:53 黒笠神社
10:15 矢筈山分岐
10:25~11:05 黒笠山
11:11 矢筈山分岐
11:57 縦走路1つ目ピーク
13:03~13:37 矢筈山
14:29 縦走路1つ目ピーク
15:14 矢筈山分岐
15:33~15:40 黒笠神社
16:29 鳥居
16:47 駐車場