妻がひょんなことから知り合いになった、プロカメラマンの人がいる。
今日は家に遊びに来て、カメラのことをいろいろ教えてくれるらしい。
彼が言うのには、明るさや色温度とかISOや絞りなど、カメラの設定はどうでもいいらしい。 そんなの覚えてしまえばだれでも調整できる、と。
一番大事なのは構図。 で、オススメは単焦点レンズ。
普通のズームレンズだったら、被写体が目の前にあって、ほどよい大きさにズームしてシャッター切るだけ。
単焦点レンズだったら、ズームという概念がないので、大きく撮りたかったら自分が前に動かないといけない。 そのように、自分がいろいろ動いて、写真を撮ってほしいらしい。
前に動くということは、左右にも動くかもしれないし、真正面からしか撮らなかった写真が、いろいろな顔を見せてくれるかもしれない。
他には、光の当て方などを教えてくれた。 後ろから当たる光、横から当たる光、一瞬の光だけで、取れた写真は全く違うものだった。
写真のフレームに大きく映らせたいメインの対象物と、その他の部分。
写真は足し算引き算で、横にいいものがあれば、それも混ぜて撮って、反対側にいらないものがあれば、被写体を端に寄せてでも削ったほうがいいと。
それだけで写真の印象ががらりと変わるということを教えてもらった。
他には、街中で知らない人を取る場合の極意など。
写真を見せてもらったけど、その辺にいる人を普通に取っている。
一般的な考え方だと「何撮ってるんだよ」とか言われそうで、気軽に知らない人にカメラを向けられない。 だが、こそこそ撮ったりカメラ隠したりせず、堂々とニコニコ撮ってればそんなことはないと。
なかなか勇気がいることだけど、今度撮ってみようかな……
3時間ほどみっちりと学ばせてもらった。