親友K君の結婚式

晴れ昨夜寝たのが25時過ぎなのに、今日は全然眠れなかった。 眠れない原因は緊張。 今日の結婚式で友人スピーチをしないといけないのだけど、全然練習もできてないしとても緊張して、寝ることができなかった…… 式を挙げる本人じゃないのに…… 早朝4時位から目が覚めてしまい、何度寝ようとしても5~10分程度で目が覚めて時計を確認して、時間が全然進んでいないのを何度も何度も繰り返した。 結局セットした目覚ましよりかなり前、7時には寝るのを諦めて起きてしまった。
昨夜風呂に入っていないので、湯船にお湯を張って体を温めながらシミュレートをする。

8時半くらいまで、ゆっくり風呂に入っており、風呂出てからは荷物をまとめたり、結婚式にはスーツで参加するので、着替えをしていたり。
9時からは、つい8時間前にレッスンを終えたばかりの「Archi T先生」と英会話レッスン。 マダガスカルに住んでいるという先生は、時差6時間なので、現地時間で27時のはず。 こんな時間まで起きているのか!?
英語レッスンで、多少緊張はほぐれたのだけど、あまり英語に熱中できない、今朝のレッスンだった……

ホテルは10時にチェックアウトして、山手線で品川に向かう。 結婚式の会場が品川で、友人3人で参列するのだけど、品川に13時待ち合わせにしている。 待ち合わせより2時間半も前、10時半には品川に着いてしまった。 だが、行くところもなく、披露宴は15時からでたっぷり食事を食べるだろうから、昼食も食べることができない。
何より、スピーチの原稿を手直しとかしていて、現時点でもまだきちんと完成していなかった…… なので、どこかで原稿を仕上げなくてはならない。
品川駅の港南口から外にでて、ウロウロ歩いていたら「ルノアール」があったので、そこで時間を潰すことに。

ブルーベリートーストとレモンティーを飲みながら、原稿を考える。 大体はできているのだけど、まとまりはないし、尖ったエピソードもなく、非常に微妙なのだ…… だが、もう時間もないので、それにちょこちょこ肉付けしたり、内容が薄すぎるけど入っているエピソードを除去したりで、なんとか原稿は完成した。
あとは暗記しなくてはならないのだが、友達との待ち合わせまで、あと30分しかないので、30分で暗記できるだろうか…… 喫茶店なので一人で大きな声では喋れず、小さくボソボソ呟きながら時間を計って、詰まらず話せたとしたら2分50秒で終わるくらいの原稿量だった。
文字数で740文字くらい、原稿用紙だったらほぼ2枚分。 原稿は便箋に書いたので、便箋では1枚ちょっとの量だった。 何度も何度も音読してそれを覚える…… だが、その量のテキストをたった30分で覚えるのは無茶に等しかった……
が、何とか覚えきったが、1字1句間違えずに言える自信は無い…… さらに30分で覚えた内容だが、友達と待ち合わせが13時、式が始まるのが14時、披露宴が始まるのが15時で、実際喋るのは15時半とかだろうから、2時間半も記憶を維持させておくことができるか…… 最悪、メモ見ながら話せば良いかなと思ったけど、本当はやりたいことがあった。 男だけど手紙形式にして、その手紙を見ながら読んで、最後に手紙を渡す、だけど、その手紙には「結婚おめでとう」しか書いてない、というようなものをやりたくて、その手紙は準備しておいたのだけど、手紙はそれしか書いてないので、スピーチ内容は全て記憶している、というのが前提になる。
なので、ちょっと無理かも……
ブルーベリートースト

13時に友達と品川駅の時計の下で待ち合わせ。 今年の6月に会ったばかりなので、約半年ぶりだけど、それでも懐かしい感じがした。
結婚式は「THE LANDMARK SQUARE TOKYO」というホテル。 品川駅から徒歩2~3分の場所にあって立地が良い。
なぜこの式場を選んだのか聞いたことがあったのだけど、奥さんの地元が長崎県で、飛行機で羽田空港に到着するため、羽田空港からアクセスがいい場所を基準に選んだ、と教えてくれた。
荷物や上着を預けて、式が始まる2時まではウェイティングスペースで飲み物を飲みながら待つ。
14時からチェペルでキリスト教式の結婚式が始まった。 友人の新郎は普段見ることがないほど真面目な表情で、純白のタキシードに身を包み入場してきた。 奥さんも父親とウェディング姿で入場してきて、いよいよ式が始まった。
外国人の牧師さんの話等があって、宣誓、指輪交換、近いのキス、結婚宣言書にサイン、賛美歌など式は進んでいった。 誓いのキスは短かったらしく、牧師さんから「短いのでやり直し」と、再度やらされていた。
結婚式自体は30分くらいで終了して、中庭でお披露目会みたいなのをすることになっているらしい。
結婚式

中庭に参列者が集まって、新郎新婦を待つ。 皆で写真撮影をしたり、ブーケトスの代わりに新郎は巨人のマスコットキャラクター「ジャビット人形」のトス。 新婦は「ミッキーマウス人形」のトスだった。
新郎のトスは年配の男性が取ったのだけど、近くにいた子供に譲っていた。 新婦のトスは、なんと新婦の母親が取ってしまったらしい。
新郎新婦が控室に退室するときは、フラワーシャワーみたいな感じで、クラッカーとシャボン玉でお見送りをした。
結婚式

続いて、30階にある会場で披露宴へと進んでいく。 席次表をもらったのだけど、披露宴の参加者が91人、そのうち63人が親族のようだった。 会社関連が9名、友人が19人。
司会者の人からスピーチについての紹介する際の紹介文の確認事項や、大体これくらいのタイミングで呼ばれるとか言われて、緊張はピークに高まる。
新郎新婦が入場してきて、楽しい披露宴パーティーが始まった。 新郎のウェルカムスピーチがあって、新郎勤務先社長から乾杯の挨拶。 その後料理が運ばれてきてご歓談となった。 新郎と少し話していたのだけど、すぐに係の人が来て「もうスピーチですので」と…… 始まった直後だったけれど、緊張しまくりなので、早く終わってくれるので、早くて良かったかもしれない……
司会者から紹介されて、新郎横のマイクへと。 一応カンペの紙は持っていったが、幸いな事に読まずに最後までスピーチすることができた。 内容は身内じゃないとわからないようなことばかり喋ってしまった気がするが、まぁいいか…… 普段早口なので、なるべく早口にならないよう意識はしていたのだけど、多分緊張感で早口になってしまっただろう…… スピーチ後に新郎新婦と写真を撮ってもらい、自分の役目は終わった、ようやく緊張から開放されたので、美味しいご飯やお酒が楽しめるだろう。
続いて新婦友人のスピーチがあったのだけど、友人は紹介されたときから涙涙だった。 スピーチもほとんど泣いていて、新婦も泣いていて、感動的な雰囲気になっていた。 自分のほうが先だったので、先で良かった…… 涙涙のスピーチの後だったら、やりにくかっただろう。。。
披露宴会場

自分の座っているテーブルは8人席なのだけど、友達と一緒に呼ばれた3人の他の5人は、なんと中学校の同級生だった。 中でも1名は年に1度か2度は会っていて、毎年山に行っている人だったので、招待されていてここで再会したことにビックリした。 他の4人も同級生で2人は中学2年間同じクラスだったし、1人は高校も同じ学校だった。 4年前に行われた同窓会でもみんな顔を合わせたので、なんだか中学校の同窓会みたいな感じだな。
料理は「海と大地の恵み」「鮑のソテーとえのき茸のフリット 焦がしバターニャカウダーソース」「さつまいものポタージュ リンゴのコンポート」「スズキのポワレ 白いんげん豆のピュレ 昆布とボッタルカのエピス」「短角牛ロースのロティ バイオレットマスタードソース」「洋梨のキャラメリゼと塩キャラメルのパルフェ」だった。

ケーキ入刀時には、一旦新郎新婦がひな壇の裏に隠れたのだけど、なんと巨人軍のユニフォームを着て、巨人軍の応援歌と共に登場してきた。 親友のK君は巨人軍の大ファンなのだ。 披露宴会場の前に「新郎新婦はどのチームのユニフォームで登場するでしょう?」みたいなクイズがあって、選択肢が「ジャイアンツ」「ドラゴンズ」「マリーンズ」の3択で、千葉ロッテマリーンズのファンでもあるので、実質2択だなと思いながら、ジャイアンツに投票をした。 千葉ロッテマリーンズファンの件は、自分のスピーチにも混ぜさせてもらっていた。 マリーンズファンなのに、福岡ドームに現地集合で、一緒にホークス対マリーンズの試合をホークス側のベンチで観戦し、試合はホークスが勝利したことを。
ファーストバイトも新郎から新婦は普通のスプーンで、新婦から新郎へは巨大スプーンでする光景をよく見るのだけど、新婦からは巨大スプーンではなく、応援用のプラスチックミニバットをカットしてスプーンに模した物だった。 当然口に入らない大きさで、皆の笑いを取っていた。
ケーキ入刀

スピーチは自分と新婦の友人だけで、余興のようなものもなく、新郎新婦が作った、生い立ちや思い出などのビデオが流れたり、お色直しでオレンジメインでワンポイントにブラックの入っている、巨人軍カラーを意識したドレスで登場したりと、かなり趣味嗜好を凝らした演出だった。
披露宴の最後には新郎父からの挨拶があったのだけど「演出過多」とダメ出しを受けていた…… 新郎父はオヤジの貫禄を見せつけていた。 スピーチはとても流暢だし、聞きやすいスピードだし、多分年齢的には60歳前後だろうから、普段から会社とかでこういう事に慣れているのだろうか。
お色直し

披露宴は無事終了し、お開きとなった。 時間も遅いし、親戚が多いためか、二次会は無かったので、友達たちと3人で近くのロイヤルホストに場所を移した。
披露宴で良いものを食べたので、お腹は全然空いていなかったのだけど、このまま解散になるのも美味しいので、ここで飲み物飲みながらくつろいで語り合うことにしたのだ。
友達は1人は絵師で、かなり有名なゲームのグラフィックとか書いていてスタッフロールにも名を連ねている。 高校生時代からずっと絵が好きで、その道に進んで、今でもひたすら描き続けている。 遊びで40分位で書いたというリアル風な絵を見せてくれたのだけど、遠くから見たらどう見ても写真だった。 拡大すれば絵だとわかるが、たった40分くらいでこんなのが描けるのか……
もう1人はフリーのSEで、就職した当時はSESのような仕事をしたいたけど、今では独立して一人親方SESのような感じで働いているが、もう10年以上そういう感じで働いていると思うので、こちらもプロフェッショナルだな。 SESは同業者みたいなものなので、色々デスマーチの話とか、経歴詐称で潜り込んでくる人とか、なぜこんな人が派遣されてきたのか、みたいな話がリアル感が非常にあって面白かった。
結論としては、総じて「上が悪い」という感じで落ち着いたが、プロジェクトが上手くいかないのは間違いなく「上」の責任だもんな。 適切な人員を確保できなかった、適切な納期や予算を確保できなかった、仕様を詰めきれなかった等。
アボカドサラダ

友達たちとは21時過ぎくらいまでロイヤルホストにいて、それから各々の家に帰ることになった。
品川駅から「上野東京ライン」とうのに乗ったのだけど、品川駅始発で、この時間なのにガラガラで座れるという、裏技的な路線を教えてくれた。
てっきり山手線で行くのかと思ったら、走っている線路が2本横にあるだけで、こんなにも込み具合が違うとは…… しかも各駅停車ではなく、品川→東京→上野と、たった2駅で上野につく。
みんな上野まで行って、そこから別々の路線に乗り換える、上野で解散となった。 次はいつ会えるかわからないけど、またそのうちに!

今夜泊まるのは「ダンディ」という上野にあるカプセルホテル。 6月に来たときもここに泊まっていたが、寝るだけなのでこれで十分。 とりあえずスーツから私服に着替えたいのと、スーツケースを持って歩きたくないので、一旦荷物を整理して、着替えて、カプセルにトランク置いて、外出する。
披露宴でたくさん食べたとはいえ、食べていたのは17時より前の時間なので、お腹が空いてきてしまった。 東京に来たらほぼ毎回立ち寄る「富士そば」で、ほうれん草そばを食べながらビールを飲んで楽しむ。
ほうれん草そば

そばを食べた後はカプセルホテルに戻り、大浴場でのんびりと疲れを癒やして、24時過ぎには寝てしまった。 緊張からも解放されたので、今夜はゆっくり寝られることだろう。
カプセルホテル

親友K君の結婚式」への3件のフィードバック

  1. ありがとう!!
    スピーチとても良かったよ!
    あれ以来福岡ドーム行ってないから、久々に行きたくなったよ!
    今度行こう!w

    まさか父親からあの場でダメ出し喰らうとはおもわなかったw

    これからは共同責任者としてがんばります!

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