火葬

晴れ喪服に身を包み、10時過ぎに家を出発し、妻の実家へ。 喪服着るのいつ以来だろうか、とりあえず着れる状態でよかったが、靴が足に合わず、足がすぐに痛くなりそう。
「12時半には葬儀社に来てください」と言われていたので、その時間に向かう。 控室で義父と最後の対面を行う。 棺に花や遺品を入れて、お酒を撒く。 義母が「こんな量じゃ酔えないねぇ」と寂しげに言っていた。
最後のお別れをして、棺の蓋が閉じられる。 火葬場では棺を開けることはできないようだ。

葬儀社の車が先導して、福岡町にある「斎場公園」という火葬場へ。 体育館のすぐ南側にあるのだけど、この道何十回も通っているけれど、ここが火葬場なの知らなかった。
火葬場はメチャメチャ綺麗だった。 市の施設なので、職員は市の名札をつけていた。
14時位から職員の説明があり、炉の中へ棺を入れる。 そして鍵がかけられてスイッチが押される。 火葬が完了するまで1時間半~2時間くらいかかるらしい。
葬儀社の人はここで帰っていった。 あとは終わるまで喫茶で時間を潰す。 お昼ごはん食べてなかったので牛丼を食べて、コーヒーを飲みながらウトウトして、時間が経つのを待つ。
牛丼

しばらくして館内放送で火葬終了の案内があり、遺骨と対面。 炉から出てきたばかりで、かなり熱を持っていた。 義母と妻が喉仏だけを骨壷に入れて、あとは職員が小さな骨を拾って入れていた。
最後に骨壷を渡してもらって、一連の儀式は終了。

2日前に倒れて亡くなって、葬儀社に行ったり、今日の火葬まで、あっという間だった。 病院、葬儀社、火葬場の人は毎日人の死に対面してるので、慣れた手順や作業だったかもしれないが、普通の人にとっては人生で数回しか経験しないことだろう。
2日前の朝まで元気で、どこかに出かけようとした矢先に倒れ、そのまま亡くなったが、こうやって考えると死ぬときは一瞬なんだなと思った。

19時位に帰宅したが、何もしてないでほとんど待っていただけなのに、非常に疲れた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です