【徳島】寒峰【3年前のリベンジ】

曇り5時の目覚まし止めてしまい、50分寝坊し、5時50分起床、即出発。
今日は寒峰に登山に行く。 寒峰といえば、2010年7月11日の下山中に、道に迷い消防に迷惑をかけた山行になってしまった登山がある。
それから寒峰には近づいていなかったが、その後に、正式な下山ルートも調べたし、次回は迷わないで降りようと、心に決めている山だった。
その山に、ついにリベンジするときがやってきた。 リベンジするチャンスはいくらでもあったのだけど、寒峰の登山口まで微妙に遠く、そのコースを歩くとなると、全体の歩行時間が5時間もいかないので、手軽な登山になってしまう。 遠い割に内容が薄いので、ちょっと敬遠していた。
が、けじめもつけないといけないので、今回選んだ。

香川県道13号線、国道377号線、国道32号線と走り、大歩危へ。
睡魔に襲われてしまい、「道の駅 西祖谷」で仮眠。 7時40分に道の駅について、8時と8時半にアラームをセット。 すぐに眠りに落ち、8時には起きられず、8時20分くらいに目が覚めた。
トイレに行って、早く登山口に向かわなくては……

車に戻ろうと思ったら、道の駅前で外国人の夫婦がヒッチハイクをしている。 目的地の看板みたいなのは持っていなかったのだが、どこに行くのか聞いてみた。
すると「大歩危」との答えが返って来た。 これから向かうのは登山口で、先ほど通過してきたのが大歩危。 通過してきたといっても、車で15分~20分くらいの距離なのでたいしたことはない。 「乗っていく?」と身振り手振りで伝え、乗せて行ってあげることに。
「大歩危駅」まで行きたいらしい。 駅はすぐだな。
車内で会話をした。 ドイツ人らしい。 相手は日本語は喋ることができないが、英語はペラペラ。 だが、オレが英語を喋ることができない。
片言の英語で頑張って話をした。
ドイツから3週間滞在の予定で日本に来ている。 東京、京都、大阪、徳島とめぐってきて、今日は大歩危から電車で高松まで、栗林公園を見て岡山に渡り、富士までいくらしい。 富士では富士山周辺をトレッキングし、その後、日光に行って帰国するらしい。
ワンダーフォーゲルクラブみたいな集まりで来訪しているみたい。
徳島では、「Samurai Legendを見た」と言っていたので、落合地区の平家の歴史とか末裔について学んだのかな?
僅か15分くらいで、大歩危駅についてしまったけど、もっと日本の魅力とかいろいろ伝えたかった。 が、英語が喋れずほとんど伝えることができなかったのが、残念すぎる。
昨日の地震についてとかも聞いてみたかった。
別れ際に写真を一緒に撮らせてもらった。

さて、登山に戻ろう。登山口に向かわなくては。
かずら橋の裏を通過し、国道439号線へ。 落合方面に向かい、間違って落合峠分岐まできてしまった。 ドイツ人のことを考えていて、うっかり分岐を通り過ぎてしまった。
寒峰に行くには、住吉神社登山口から登るので、落合峠分岐まで来たら行き過ぎ。 1kmほど戻り、住吉神社先の広いスペースに駐車。
ここには車が1台も止まっていない。 が、このまま林道を走っていくと、工事中の道路に車を止めることができて、登山口はそこに合流するので、そちらに停めてる人がいるのかも。
住吉神社

登山の準備をして出発。 今日は暖かく雪の心配もないため、アイゼンはもう置いていこう。 6本爪アイゼンを車に置いて行く。
住吉神社の前を通過し、登山道へ。 登山道を歩いていく。 重機作業用の道を、何度かまたぐ感じで歩いていく。
しばらく歩き、車道に合流。 ここは、落合峠方面まで開通させようと工事をしている林道。 ここまで車で来たほうが山頂までの距離は近くなる。 こちらの登山口には車が2台止まっていた。
林道の登山口

この登山口から先は、道が急になる。 今日は天気もいいし、気温も暖かいし、のんびりと歩いていく。 しばらく歩きフクジュソウの地帯に到着。
フクジュソウって、3月上旬くらいのイメージがあったけれど、この時期でも咲き乱れていた。
登山道 フクジュソウ フクジュソウ フクジュソウ

そして地図でいう、急坂、となっている手前まで到着。 ここで少し休憩をする。
ここからは一気に尾根まで駆け上がる。 急な登山道が続くが、尾根まででたら、傾斜はかなり緩やかに。 あとは尾根づたいに、山頂まで歩くだけかな。

ブナの大木を見ながら山頂を目指して歩いていく。 そしてすぐに山頂到着。
山頂には2パーティいた。 単独男性と、2人組男性。
景色は曇りで、遠くの山ははっきりと見えないのが残念。
今日は、お昼ご飯にラーメンを持ってきてあるので作る。
28円の麺と、48円のスープ。 1食76円と激安、だが山で食べるのでとても美味しい!
巨大ブナ 笹原 巨大ブナ 寒峰 ラーメン 縦走路

単独男性は落合峠からの縦走のようで、早々と帰って行った。 2人組男性は、林道登山口に停めていたのかな? そちら方面に帰って行った。 山頂に一人になってしまった。
少しだけ休憩して、下山することに。
さて、ここからが今回の登山の本番だ。

前回迷ったコース、間違わずに降りられるだろうか……
落合峠方面に数分歩くと、分岐の看板が出現。 その看板を南方面に進んで行く。
縦走路の看板

けっこう急な傾斜で一気に下っていく。 しばらく下ると、荷物用のレールが出現。
前回は、このレールの途中の目印を左に折れていったのだけど、結果的にその左折が道迷いの原因となった。 正式ルートはレールに沿って、真っ直ぐ降りていく。
荷物用レール

しばらく歩くと、「寒峰→」の案内板が出現。 この案内板は登ってくる人に向けての案内板かな。 赤いテープを頼りにどんどんと降りていく。
過ぎの造林地帯に入り、けっこう急な道に変わる。 しばらく歩くと廃屋が出現。
他の人のネット記録で、この廃屋を見た覚えがあるな。
杉林 廃屋

ここから先ははっきりとした道なので、一安心。 あとは道沿いに歩いて、無事林道が見えてきた。 が、ここで最後の難関が。
落合峠まで続く道を工事中なのだけど、登山道から林道に降りる場所がない。
登山道は林道工事でぷっつりと削り取られている。 目の前と左には高さ7mくらいの崖。 けっこう切り立っているので降りられない。 右の斜面に入りながら、少し先まで進んでみたが、下りられそうにない。
少しうろうろしていたら、林道工事の最終地点付近から降りられそうだ。
そちらから、無事降りることができた。
登山道 林道工事中

あとは舗装された林道を歩き、車まで戻ってくることができた。
今回の登山、歩いた時間こそ短かったけれど、毎年目標に掲げていた、リベンジすることができ、満足かな。
次くるとしたら、落合峠からの縦走か、雪のシーズンになるだろう。

本日のコースタイム
09:32 住吉神社
09:54 林道合流
10:26~10:37 急坂手前
11:16 広い笹原
11:39~12:10 寒峰山頂
12:18 縦走路分岐地点
13:00 廃屋
13:27 林道合流
13:53 住吉神社

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