上海旅行3日目 南京へ移動

曇り7時過ぎに起床。 夜は寒さよりも音がうるさくて何度か目が覚めた。 上海ではクラクションが鳴りまくっていて1分に2回以上音を聞く。 それが24時間鳴り響いているような感じなので、その音で目が覚めてしまった。 ダウンジャケットを着て寝ていたため、寒さは感じなかった。 出発の準備をして、WeChatで音声通話をしたら出なかった。 が、すぐにメッセージが来た。 「I will wait 1min」と。 まだ寝てたのだろうな。 すぐに上の部屋から下りてきた。 中国人も化粧とすっぴんは別人なのかわからないけど、昨日話した人とは思えない感じだった。 昨日も別に厚化粧しているように見えなかったのだけど。 カギを返して「謝謝」とお礼を行って「Have a nice day」と言われて送り出された。 初のAirbnbだったけどなかなか良い体験ができたな。
ほとんど喋れない英語だけど十分にコミニュケーションが取れたと思うし。

今日はこれから「田子坊」に行く。 距離は2.7kmくらい。 地下鉄を使うと乗り換えが大変なので、これくらいの距離なので歩いていこう。 途中で朝ごはんも食べなくてはいけないし。 宿泊先の近くに小学校があり、送りの電動バイクや車がたくさんいた。 警備員も大活躍していた。
上海では幼稚園、小学校、中学校などの入口には必ず警備員が居て、勝手に入ることができないようになっている。 学校以外でも住宅地に門が付いており警備員が居たり、大きなお店や銀行などにも必ずいる。
歩いている途中で外から肉まんみたいなのを蒸しているのが見えるお店を発見。 それをガラス越しに買おうとしたら「向こうから入って」みたいなことを言われて店の中に入る。 レジで注文したかったのだけど言葉がわからないので、後ろの蒸し器を指差して「あれがほしい」みたいなニュアンスで伝える。 店員は中で食べていくものだと思ったらしく、そのまま外に出ようとしたら、袋に移し替えてくれた。 ただ変えたのは肉まんみたいなやつじゃなかった。 これが何なのかは不明……
歩きながら食べたが、中は肉まんみたいなやつだった。 肉汁が溢れ出してきて、なかなか美味しかった。
町並み 朝ごはんを買う 朝ごはんを食べる

それを食べながら歩いていたら田子坊に到着。 まだ9時前なのでほとんどのお店が開いてない。 ちょっと時間潰そうかな。
すぐ目の前に「打浦桥」という駅があり、そこの1Fにコーヒーショップがあったので、そこで休憩することに。
「猫屎咖啡」というお店でエスプレッソを18元(310円)で注文。 ここで南京へ行く手段を調べたりして時間を潰す。 時間を潰して、再び田子坊に行ったけど、まだほとんどのお店が開いていなかった。 オープンは11時位からなのだろうか。 もうここは諦めよう。 お土産買うにしても、まだ早すぎる。 今買っても全ての荷物を持って移動し続けなくてはならないので大変だ。
猫屎咖啡 田子坊 田子坊 田子坊 田子坊 田子坊

さて、そろそろ南京に向かおうかな。 南京行きの電車は「上海站」という所から出ている。 まずは地下鉄でそこまで移動しなくてはならない。
打浦桥→嘉善路→陕西南路→上海火車站と乗り継ぐ。 上海火車站に到着し地上に出ると、目の前には巨大な上海站がそびえ立つ。
まずはチケットを買わなくてはいけない。 事前調査で外国人は自動チケット売り場は利用できないようなので、人のいるチケット売り場に行かなくてはならない。
駅に向かって右側に200mほど歩いたところにチケット売り場があった。 チケット売り場に入る際も手荷物検査がある。 電光掲示板に行き先と出発時間などが書かれている。 これで乗れそうな南京行きの電車を調べる。 まだ10時半くらいだけど、10時45分のは乗れる自信がない。 11時のも厳しそう。 となるとその次は12時になってしまう。 初めてだし安全な12時のやつにしよう。 チケット売り場は結構並んでおり「售当日高铁车票」と書かれた列に並ぶ。 これが当日のチケット売り場のはず。 言葉が通じないので、予め「3月16日 12:00 G7012 上海→南京 二等 一张」と記入した紙を用意した。
これとパスポートを窓口に提出してチケットを購入する。 12:00, G7012の部分は、先程の電光掲示板で調べたものを記載している。
チケットは139.5元(2,400円)で買うことができた。 とりあえず第一関門は突破。 次は電車に乗るところだ。
上海駅への案内 上海駅 チケット売り場 チケット売り場 電光掲示板と窓口 チケット

上海駅に戻り、駅への入口へと進んでいく。 ここにも手荷物検査があり、手荷物検査の前にチケットとパスポートを提示しないといけない。 日本みたいに見送りのために入場するようなことはできないっぽい。
上海駅はめちゃめちゃ広い。 目的の電車がどこのホームから出発するか電光掲示板で調べる。 G7012は8番らしい。
8番の待合室に向かう。 ここではめちゃめちゃ人が待っていた。 待っていたらおばあさんが突然荷物を広げ始め、その荷物の中から幼児向けのおもちゃが出てきて、それを動かして即売会みたいなのを初めた。 中国は何でもアリだな。 待っている間に、何か軽く食べようと思って売店で粽の中身みたいなものを購入。 鶏肉おにぎりっぽかったのだけど、けっこう脂がすごかった。
11:45になり入場口が開く。 入場口は3分前に閉まると書いてあった。 一気に人が押し寄せ、もう並ぶという概念が無く、横入りなど当たり前の世界だった。 オレも横入りして中に入る。
ホームには電車が止まっており、6号車の11Fが自分の席なので、そこに向かう。 高速鉄道の中は普通の新幹線っぽかった。
電車の中では検札が一度あった。 かなり眠くてウトウトしながら南京までの時間を過ごす。途中停車駅は5つほどあった。
駅の入口 乗車口を確認 駅構内 待合室 粽みたいなもの 並ばない人々 駅ホーム 高速鉄道 高速鉄道 列車内 二等席

1時間40分ほどで南京駅に到着。 出口が北と南あったが、わからないので南に出てみた。
出口を出た瞬間、何人も中国人のおばさんが話しかけてくる。 何かわからないが、客引きなのは間違いない。 ただ中国語で話しかけてきて何言ってるのかわからないので、日本語で返していたら、向こうが諦めた。 何の客引きなのだろうか。 それすらもわからないのは悲しい…… 駅を出たら目の前に「玄武湖」という大きな湖があった。
南京駅 謎のオブジェ 大荷物の人もいる 玄武湖 玄武湖

今の時刻は14時位。 今日の宿泊先は19時に行くと伝えてあるので、まだまだ時間はあるが、どこに行くか全然決めていない。 幾つか行きたい場所はピックアップしてあったので、百度地図を見ながら距離感を調べる。 駅から東の方に歩いていき、タクシーを拾う。
百度地図を見せて「大桥公园」を指差して行ってほしいと伝える。 南京のタクシーは初乗り9元で3km毎に9元っぽい。 運転手も道がわからないらしく、スマホのナビアプリを利用して向かっていた。 20分くらい走って到着。 料金は確か20元でチップ的なものを2元渡した。
この公園は「長江」という巨大な川を渡るための橋が書けられている公園。 瀬戸大橋記念公園みたいな感じのはず。 橋の上に上れるみたいなので橋を眺めるために訪れたのだ。
しかし橋は工事中で上ることもできないし、車も通れないようだった、残念。 なので橋の下に歩いていって直接橋を眺める。 巨大な橋なのだけどボロボロなのと川がメチャメチャ汚い…… 出口の橋桁に巨大な文字で「我们的国家是工人阶级领导的以工农联盟 为基础的人民民主专政的国家」と書かれていた。 翻訳アプリで直訳すると「私たちの国は、労働者階級の労働者・農民同盟が主導しています。人民民主独裁の基礎。」と書かれていた。 訳してもあまり意味がわからないな……
南京駅付近 大桥公园 南京长江大桥 南京长江大桥 南京长江大桥 南京长江大桥

「南京长江大桥」の見学も終わってしまったので、次はどうしようかなぁ…… この辺りに何もないし、南京の中心部に行こうかな。 地図で調べると近くに「上元门」という駅があるみたい。 そこまで行って、地下鉄で移動しよう。 だが、これが結構距離があって2kmくらい歩かなくてはならない。
地下鉄に向かって道路を歩いて行くのだけど、町の雰囲気がやばい。 上海とは違って、ここは田舎だ…… 人々は仕事をせず、店の前に座ったりしてスマホいじったりたむろしていたりする。 家というかアパートみたいな住宅も汚いし、店も道路も汚い。 少し都市部から離れた地域はこんな感じなのだろうか……
独特の雰囲気を味わいながら駅まで到着。
独特の雰囲気 独特の雰囲気

今晩泊まるところの最寄り駅は「明故宮」という場所なので、その近くまで行っておこうかな。 明故宮は地下鉄2号線なので、その沿線がいいな。 調べたら、今から乗るのが3号線で「大行宮」というところが乗換駅になっているので、そこに行ってみよう。
チケットの買い方は同じだったけれど、ICカードではなく、ICコインだった。 おもちゃみたいだ。
地下鉄に乗って大行宮で下りる。 地上に出た所の目の前に屋台のお店があったのでソーセージみたいなものを購入、4元。 ただソーセージではなく、なんだか美味しくない肉の味だった。
路線図 ICコイン ソーセージ

地下鉄駅のすぐ横に「江寕織造博物館」というのがあったので入ってみる。 入場料は30元(520円)。 中では織物の歴史みたいなものと、この建物自体を見学できたりした。 が、これも字が読めずあまり歴史を感じることができなかった。 説明が読めないのは仕方ない、雰囲気だけ感じよう。
駅前の交差点 江寕織造博物館 江寕織造博物館 江寕織造博物館 江寕織造博物館 江寕織造博物館 江寕織造博物館 江寕織造博物館 江寕織造博物館 江寕織造博物館 江寕織造博物館

見学が終わったが、まだ17時過ぎ。 少し時間があるな。 目の前に「COSTA」があったので、今日もこの店でくつろぐ事に。 多分アメリカンコーヒーを頼んだらしく、24元だった。 ここでくつろいで時間を潰す。
そういえば服を最小限しか持ってきてないので、最終日に着る服がない。 今のうちに買っておこう。 地図で調べたら、1kmくらい隣にある「新街口」という駅の地下にユニクロとかH&Mがあるみたい。 そこで何か買おうと思って歩いて向かう。
1Fは大きなデパートでエスカレーター脇で、赤いドレスを着た人がピアノの生演奏を行っていた。 が、誰も聴いていなかったが……
地下のH&Mで70元(1,200円)で長袖Tシャツを購入。 それから新街口から地下鉄に乗って大行宮まで。 大行宮に着いたのは19時になってしまった。

地図アプリを頼りに宿泊先に向かうが、1.5kmくらい距離があるようだった。
「南京航空航天大学」の東側の道を南に歩いて行く。 この通り沿いにボロボロの飲食店が何軒も並んでいた。
そして目的地付近に到着したが、目的の家がどれかわからない。 今晩泊まるのはアパートなのだけど、どの棟だかわからない。 大学の壁の内側にも建物がたくさん建っており、その中なのか外なのかすらわからない。 中に入れそうな場所は無く、どこから壁を越えるのかもわからない。 壁がない場所もあるが、そこはドブ川みたいなのが流れており、渡ることができない。
WeChatが大活躍し家主にメッセージを送る。 
「Your house is into wall and river?」
「你在哪 我来找你 差不多 盲人推拿 旁边 能找到么」
と来た。 あとで知ったのだけど「盲人推拿」はマッサージ屋の事だった。 翻訳しても意味不明な言葉しか出てこなくて困惑してた。 盲人って……
で、ウロウロしてたら家主が出てきてくれて合流することができた。 写真は翌日朝撮ったのを載せてるので明るいが、到着したのは19時半くらいなので真っ暗。 外灯などなく、アパートの階段上るのに懐中電灯が必要なレベルだったので、出てきてくれなかったら合流できなかったかもしれない……
宿泊先 宿泊先 宿泊先 宿泊先 宿泊先 宿泊先 宿泊先

家に入って玄関で靴を脱いで部屋に案内してもらう。 まず鍵とWi-Fiのパスワードを教えてくれた。
家主は40代の女性。 40代の男性がいて多分夫婦? それと60代くらいのおじいさんがいた。 どちらかの父だろうか?
家主は英語がペラペラすぎるのだけど、英語を使わず中国語を話してくる。 それを翻訳アプリに通すので意味がけっこうちんぷんかんぷんになって伝わってくる。
まだご飯食べてないのでどこかに食べに出ることを伝えたのと、お風呂の操作説明をしてもらう。 お風呂は一昨日のホテルと同じようにトイレと洗面所とシャワーが一体式。 が、ここは普通の家だ。 浴室に荷物とかが大量にあるが、これら濡らしても大丈夫なのだろうか…… 床にタオル敷いて使ってね、みたいなこと言われた。

とりあえずご飯を食べに行かなくては。 先程歩いてきた南北の通りにあったボロボロの飲食店に行くしかないな……
さすがに3日目になると飲食店での交流方法は覚えたので、まず「你好」と言いながら店に入って、開いているテーブルを指差して日本語で「ここ座っていい?」と聞くと、だいたい店員は頷くのでそこに荷物を置く。 メニューが壁にしか書いてないことが多いので、適当なメニューを指差して「これが欲しい」と日本語で言うと、相手が理解してくれる。 あとはテーブルで座って待っていれば料理が出て来る。
どのお店行っても水は出てこないので、店内に備え付けの冷蔵庫から勝手に取る。 言葉がわからないので、取ったジュースを店員に見せて、取ったよということをアピール。 食べ終わったらお金出すと勝手にお釣りが出て来る。
店を出る時は「再见」と言う。 これは「さようなら」の意味なので、店員もだいたい「再见」と言ってくれる。 そんなで飲食店のコミュニケーションは取れるようになってきた。
「三鲜炒饭」とミニッツメイドみたいなものを注文して17元だった。
夕飯を食べる メニュー 三鲜炒饭 オレンジジュース

帰りに近くにあったスーパーで謎のビールを3種類勝った。 左から5元、3元、2元くらいだった。 生ビール、発泡酒、第三のビールみたいな感じなのだろうか。
部屋に戻って右のビールを飲むが、めちゃめちゃ味が薄い。 炭酸水を飲んでいるような感じだった。
その後シャワーを浴びる。 なるべく周りを濡らさないようにした。 ここのお風呂は給湯器が70Lで途中で水になる心配もなく最後まで洗うことができてよかった。
家主は早く寝るらしく、部屋に篭ってしまった。 リビングの向こう側にある部屋ではおじいさんが中国ドラマっぽいのをひたすらと見ている。
オレも部屋に戻って、明日はどこに行こうかガイドブックを見ながら考える。 が、めちゃめちゃ眠くなって22時半くらいには寝てしまったと思う。
ビール3種類

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