第5回香住・ジオパークフルマラソン大会

晴れ金曜日の21時40分くらいに家を出発。 「第5回香住・ジオパークフルマラソン大会」に参加する為に、今夜中に兵庫県香美町香住まで移動しておかなくてはならない。 明日の朝は7時位には会場入りしなくてはならないので。
家から香住まではナビの案内によると、300kmで4時間かかるらしい…… 家を出発したのが遅くなってしまったので、26時位の到着になるかもしれない……
22時閉店間際のマルナカで運転中の飲み物、ガム、お菓子を購入して、高松西ICから高速道路に乗る。

高松道→瀬戸中央道→山陽道→播但連絡道路と走る。 途中、山陽道の姫路手前辺りで、追い越し車線にハザードランプつけて停車しているトラックが居て、非常に危なかった。
自分は走行車線を走っていて、前に2台トラックがいたのだけど、どちらのトラックもハザードつけて停車した。 追い越し車線に止まっていたトラックは、そのまま路側帯に移動していって、停車中の車両はいなくなったけど、何かトラブルがあって止まっていたのだろうか。 そういう場合に、走行車線のトラックは停車してあげるのがトラック界でのルールなのだろうか? よくわからないが、追い越し車線を走っていなくて良かった。

播但連絡道路はいつの間にかETC化されていた。 4年前の福知山マラソンの帰りに利用したのだが、その時はETC化されていなかったはず。
途中、山陽道の白鳥PAと、播但連絡道路の朝来SAで休憩をして、香美町を目指す。
朝来SA

播但連絡道路の終点「和田山IC」に到着したのが24時30分くらい。 ここからは高速道路が整備されておらず60km近く一般道を走らないといけないらしい。
だが、それは搭載しているナビが古いせいだった…… 現在では和田山ICから、北近畿豊岡自動車道の無料区間が整備されており、ある程度は一般道を走らずに行くことができる。
そのことを知らずに、ナビ通り和田山ICで下りようとしたら、ナビで表示されている進行方向と実際の進行方向が食い違っており、和田山ICで下りるのに失敗して、そのまま北近畿豊岡自動車道方面に進んでしまった。 そこまでは結果オーライだったのだが、全く想定してなかったので、北近畿豊岡自動車道を「神鍋高原方面」に行くのか「春日方面」に行くのかがわからなかったし、どちらも知らない地名なので進むべき場所がわからなかった…… JCTなので途中で止まるわけにも行かず、適当に「春日方面」に進んだ。 が、これが失敗だった…… 正解は「神鍋高原方面」だったのだ。 片側1車線の高速道路とはいえ、途中でUターンも出来ないのでそのまま5kmほど進んで、山東ICで一旦下りて、信号のある交差点でUターンして、再び高速道路へ。
先程通った和田山ICを通過して、日高神鍋高原ICで下りる。 ここからは一般道だ、と思ったのだが、ここから先も微妙に無料区間が整備されている高速道路があったがこれもナビが古いため乗ることが出来ず、結局一般道を通り日本海側に出て、日本海側を10kmほど走って、26時位に香住に到着した。

香住の中心部(?)に唯一のコンビニっぽいローソンがあったので、明日の朝食のおにぎりとウィダーインゼリーを購入。 さて、どこかで朝まで仮眠しなくては。
適当に走っていたら、香美町役場というのがあって、駐車場が普通に開いていて、車が一台も止まっていなかったので、ここに駐車して朝まで寝ることに。
最初助手席で寝ていたが、寝苦しかったので、後部座席を倒してトランクに寝たのだけど、下が固くて背中が痛く、最終的には後部座席を戻して、狭い所に横になって、毛布をかぶって寝た。

朝6時半、スマホのアラームで目覚める。 メチャメチャ寝にくかったので、全然寝た気がしない…… だが、もう出発しなくては……
駐車場は会場周辺に7箇所あるみたいなのだけど、昨晩立ち寄ったローソンの方に進んでいったら「香住小学校」の駐車場があったので、そこに駐車することに。 香住小学校は綺麗な小学校だった。 そこから会場往復のマイクロバスに乗って会場入り。 会場は香住漁港だった。

今回の大会は2,500人規模の大会なので、フルマラソンの大会とはいえ、こじんまりとしている。 フルマラソンに出場するのは2,000人くらいで、500人は他のカテゴリーのエントリーとなっているようだ。
会場は景色が漁港なだけで、物販ブースがあり、更衣スペースや荷物預かりがある、普通の会場と同じような感じではあった。
おにぎりとウィダーインゼリーを食べ、着替えをして、荷物を預けて、スタートの9時を待つ。 事前に何度もトイレに行き準備は万端。 ここ数日暑い日が続いているので、今日は暑いのを覚悟していたのだけど、香住は日本海側の為か、朝の気温は13度、日中も18度くらいまでしか上がらないみたい。 先月の佐倉朝日健康マラソンよりも涼しいかもしれないな。
服装は、上は黄色半袖TNTシャツで、下はコンプレッションタイツ+ライムグリーンのハーフパンツ。 スポーツデポPBの5本指ソックスに、ナイキズームエアーペガサス34で望む。 スマホなどの携行品は無し、キャップもかぶらない。

スタートは位置が特に決められていなくて、自由な場所に並んでOKらしい。 3時間半、4時間、5時間、6時間とペースメーカーが配置されており、それを目安に並んで下さい、とアナウンスがあったのだけど、5時間のペースメーカーしか見つけられなかった。 4時間のちょっと前に並ぼうと思っていたのだけど。 なので、5時間よりだいぶ前に並んだ。
開会セレモニーは漁港のボロボロの建物で…… 建物に実行委員長や香美町長が上がって挨拶をしていた。 そして、あっという間にスタートの時刻となった。
大漁旗

スタート直後こそ混雑していたけど、2kmも走ると混雑が緩和されてきた。 そして、2km地点から、いきなり上り坂が始まる。 高低差25mの坂で序盤なので全然楽に上れるのだけど、なるべく足を使わないように走っていかなくては、後半まで持たいない…… 一応今回のレースでは4時間切りを目指しているので、ボーダーラインのキロ5分41秒を目安に走っていくのだけど、上り坂では無理してそのタイムを維持しないことに決めている。 エイドは2~3km毎にあるのだけど、最初のエイドは立ち寄らないでいいやと思っている。

5km過ぎからは高低差50mのアップダウンがあり、タイムが6分くらいまで落ちる。 上りでペースダウンして、下りで稼ぎたいが、下りは足への衝撃をなるべく抑えるために、重力に身を任せるのではなく、ストライドを狭くして、なるべく足に負担がかからないように走っていたので、それほどスピードには乗れなかった。 下り直後の平坦はペースダウンしてしまうので、意識してペースを少し上げるようにして走っていく。
左側に日本海、右側に田園風景、前方や遠くに緑の山々を見ながら走る、素晴らしいコースだ。
10km過ぎからは、このマラソン大会名物の、高低差80mの坂が待ち受けている。 この坂を上っている途中、先導の白バイが戻ってきた。 折り返し地点を通過して、先頭のランナーが走ってきたのだ。 坂を苦しみながら走っている時、ほぼ同じくらいのペースで走る、50代で180cmくらいいの身長でメガネをかけて、白Tシャツに黒ハーフパンツのランナーとしばらく並走した。 二人でなんとかピークを超えて下っていく。 下っている途中に、3時間半のペースメーカーとすれ違う。 3時間半のペースメーカーの人はメチャメチャパワフルで、折り返して80mの上り坂を上っている途中なのに、メチャメチャ大きな声で対向のランナーにエールを送りながら走っていた。 自分もそのエールを受けて頑張って走る気持ちになった。

もう少し走ると、今度は4時間のペースメーカーとすれ違った。 4時間のペースメーカーは50人程の大集団を引き連れて走っていた。 まだ14kmくらいなのだけど、この時点で4時間のペースメーカーより後ろに居たことは無いかもしれない…… いつも途中で追い抜かれるのだけど、今回は追う展開だな、というか追えるだろうか…… この時点でのタイム差は多分2分くらい。
14km過ぎで折り返し地点を迎え、今頑張って上り下りしてきた坂を、再び上り下りしなくてはならない。 80mの上り坂に向かって折り返して走っていく。 坂を上っている途中に5時間のペースメーカーとすれ違い、坂を上りきって下っている時には6時間のペースメーカーとすれ違う。 まだ序盤だけど、僅か20分くらいの間に3時間半~6時間までのペースメーカーが揃っている、間隔が狭いなぁと思ったが、ペースメーカーだからきっちりそのくらいのタイムでゴールできるペース配分なのだろう。
苦しいアップダウンが終わったのだが、まだ18km、半分も進んでいない…… 20km手前で左折して、田園地帯の道を走っていく。 この道がとても平坦で助かった。 この道を南に進んでいる途中で中間点を迎える。 中間点のタイムは1時間59分22秒。 単純に倍にすると3時間58分44秒で、4時間切れるタイムのだけど、後半で疲労もメチャメチャ溜まるし精神的にも辛くなるので、同じペースでは行けない可能性が非常に高い。 しかも貯金も38秒しか作れなかったのが痛い。 だが、諦めずに走っていこう。
この道の途中でも3時間半と4時間のペースメーカーとすれ違った。 4時間のペースメーカーとの差は、先程の2分より少し縮まった気はするが、それでも1分50秒とかそのくらいはあるだろう。
22.2km地点で折り返して、5時間のペースメーカーとすれ違ってから県道へ戻る。 25km地点から50mのアップダウンがあり苦しむ。 28kmくらいからは2kmくらいかけて25m上って、1kmくらいかけて下りる。 この坂がスタート直後にあった坂で、もうすぐスタート地点に戻ってくる。

30kmの通過が2時間45分49秒。 残り12.2kmなのだけど、キロ6分で走って、200mを1分で走ったとしても1時間13分かかる。 なので、3時間58分49秒くらいのタイムになるので、非常に厳しい。 今の所きつい上り以外では6分以下で走れているが、ラスト12kmは正念場だ。 ここまでサブ4ペースで頑張ってきたのだから、あと12kmをなんとかしてサブ4でゴールしたいという気持ちが強くなってきた。

この大会はフルマラソンとは別に「途中下車コース」というのが設定されている。 途中下車コースは33.551kmという中途半端な距離なのだけど、フルマラソンではスタートゴール地点を通過して反対側に走っていくのだけど、途中下車コースは通過せずそのままゴールするコースになっている。
32km地点でようやく平坦になるが、この辺りで足に違和感が。 左足のふくらはぎがピリピリとしびれるような感じになっている。 これは攣りそうな前兆で、ちょっとふくらはぎに力をかけ続けると攣るだろう…… 走り終わった後に攣ったことはあるが、走っている最中はないし、今まさに攣りそうになっている……
タイムもギリギリなので、もし攣ってしまったら、伸ばしたりストレッチしたりで1分以上時間取られると思うので、攣った時点でサブ4は消える。 そんな焦りも生まれてしまった。

スタートゴール地点を通過してさらに走っていく。 ここから先は高低差は少なくなるが、終盤どこまで粘れるか……
34.5kmくらいに川を渡る歩行者用の橋を走る部分がある。 この橋が狭くて、3人並んでギリギリくらいの幅しかないのだけど、1名転倒したらしく、頭から血を流して倒れていてスタッフが救護していた。 しばらくして救急車の音が聞こえてきた。 ラスト8kmのこの地点で倒れてリタイアはかわいそうだ。
橋を超えた辺りで、右のふくらはぎも攣る前兆が現れ始めてきた。 もう右も左もふくらはぎに力を入れることが出来ず、いわゆる「地面を蹴る」という動作があまり出来ない状態で走る。 エイドでは水を飲むのとは別に、ふくらはぎに水をかけて走っていく。 少しでも攣るのを抑えられたら……
だが、無情なことに終盤でも数m単位の細かいアップダウンはいくつも発生する。 上り坂では、どうしてもふくらはぎに力を入れないと進むことができないので、ピリピリするふくらはぎと戦いながら走る。 そして100mくらい前にサブ4のペースメーカーの姿が見えてきた。 もうちょいで追いつきそうだ…… だが、サブ4のペースメーカーは4人か5人くらいいて、今見えているのは一番後ろの人達。 サブ4ペースメーカーの前の人達は更に100mくらい前にいる。

37.7kmで最後の折返しを迎える。 ラスト4.5km、数mだけど、ふくらはぎを気付けないといけない上り坂が2箇所。 なんとかこのペースを維持して耐えることができるだろうか……
34kmからは頑張って走っているが、5.34、5.34、5.41、5.50、5.57と非常にギリギリの戦いをしている。
39.8kmくらいで、4時間のペースメーカーに追いついた。 そしてペースメーカーの人に激励された。 「背中押すから4時間切り目指そう、このペースなら行けるよ」と。 背中を押すというのは物理的に押すのではなく、並走して応援の声をかけてくれるという意味。 「足が攣りそう」と弱音を吐かせてもらい、ラスト1kmまで一緒に走る。 ラスト1kmの時点で、ペースメーカーの時計で3時間53分くらいだったようだ。 「あと1km7分だよ、余裕だよ」と周りの人達にも声をかけていた。 ラスト1km、攣りそうな足と戦いながらラストスパートをかける。 ゴール地点はずっと見えており、ゴール手前には漁港らしく大漁旗がたくさん掲げられている。 ラストの直線になり、すべての力を出し切って全力で走りゴール。
タイムは3時間57分53秒で、自己2位の記録。 そしてアップダウンがメチャメチャ厳しいこのコースで4時間切りできたし、実に1年1ヶ月ぶりの4時間切りだった。

ボランティアというか、「お代はお気持ちで」というマッサージがあったので、それの順番待ちをしつつ、ゴール後の接待を受ける。
カニ雑炊というのが提供されるのだけど、これが豪華だった。 カニにサザエのつぼ焼きに、カニ入り雑炊。 疲れた体にカニやサザエはメチャメチャ美味しかった。
マッサージもしてもらい、少し下半身がスッキリした気がする。
ゴール後に参加賞をもらったのだけど、参加賞は豪華で、地域の海産物の詰め合わせみたいなやつだった。
カニ雑炊 参加賞

会場でゆっくり休憩してから帰ることに。 今日中に香川まで帰らなくてはならない……
どこかでお昼ご飯でも食べていこうと思って、帰りは送迎バスに乗らずに小学校まで歩いていくことに。 1kmくらいしか距離は無いと思うので。 だが、お昼ご飯を食べられそうな店を探しながら歩いたのだけど、店は見つからいまま小学校に到着してしまった。
仕方がない、お昼ご飯は後にしよう。 汗を流して疲れた体を癒やすために「かすみ 矢田川温泉」へ。 マラソン書類の中に、ここの入浴施設の割引券が入っており、300円で入浴することができた。
のだが、マラソン参加者で激混みだったのと、タンクが小さいのか、お湯を使いすぎると水しかでなくなる仕様らしく、既に水しか出ない状態だった。 なので、頭と体を洗う時は水で冷たかった…… だが、下半身的にはアイシングのような効果になっていいのだろうか? 洗って冷えた体を温泉で温めてのんびりと過ごす。
風呂上がりはノンアルコールビールを飲んで、疲労のため車の中で1時間くらい仮眠。

帰りは豊岡市内の「ふるさと」という定食屋で、和風カツ定食を食べる。 けっこうボリュームがあった。 マラソン後にお腹いっぱいまで食べると、下痢になることが多いので、全部食べきるのが怖かったのだけど、よく噛んでゆっくり食べることを意識して、時間をかけて食事をした。 もう17時過ぎなので、これはお昼ご飯ではなく夜ご飯になってしまいそうだな……
和風カツ定食

帰りは和田山ICをから高速道路に乗って、高松西ICまで。 乗った直後に朝来SAに寄ったけど、そこ以外はノンストップで走って、21時30分くらいに帰宅。

今回のマラソン大会、本当にキツかった。 こんなに坂のある大会初めてだった。 日程も強行だったので、24時間0泊2日みたいな感じになってしまって、580kmも運転したので遠かった…… コースは辛いが、大会自体はとても良かった。 規模が小さいので全体的に混雑も少ないし、エイドも間隔が短くて良い。 カニ雑炊も参加賞も豪華だった。
しいて不満点を上げるとしたら、計測チップ付けてるのに、計測がスタート・ゴールしかなかったので、10km毎にマットを敷いて計測くらいはやってほしいかなぁと思った。
来年も参加するか、と言われたら、日帰りでは参加したくないなぁ。 2泊3日だと時間を持て余しそうなのだけど、大会後は泊まる日程で参加したい。
このコースでサブ4出来たのは大きな自信になった。 これなら平坦な徳島とか岡山では、もっといい記録が出るんじゃないかと思った。

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