MGCをかけた争い

曇り朝はマクドナルドに行かず英語レッスンをすることに。 朝ごはんは家でふりかけご飯でも食べればいいのだし。 2年前くらいまでは、水金以外は家でふりかけごはんを食べていたし。 ただ、たまたま今は小説を借りていないけれど、マクドナルドに行かないと本を読む時間を取れない。 家で本を読めばいいという正論は通じない。 家だと本は読む気にならないのだ。

お昼にも1レッスンこなしたが、今日は昨日開催された、名古屋ウィメンズマラソンの終盤を見なくてはならなかった。 30km超えた地点で福士選手が先頭。 30kmでペースメーカーが外れてから外国人選手が一気にスピードを上げた。 1km3分23秒前後だったペースを、一気に3分17秒前後まで。 たった6秒と感じると思うけれど、限界近くのペースで走っている状態で、6秒縮めるというのは非常に難しい。 30km地点では1kmだけなら6秒くらい縮めることができるだろうけど、その反動で残り12kmで6秒以上のロスは確実にでる。 これが41km地点で6秒短縮必要とかだったら、6秒も短縮できることはまずない。 6秒というのはそれくらい大きな壁となっている。 1kmで6秒なので、50m換算すると、たった0.3秒。 50mを0.3秒速く走り続ければいいだけなのだが、これができないんだよな。
結果的には、岩出選手が終盤で福士選手を抜かし、2時間23分52秒で日本人1位となる。 岩出選手は元々ノーリツ所属の選手だったが、実業団を辞めプロアスリートとしてトレーニングを積んでいる。
名古屋ウィメンズマラソン前は、徳之島で合宿をしており、ラスト1週間は本拠地に戻ってきてスピード練習に励むとInstagramで書かれていた。 実業団の選手だと、会社から制限がかかってるのかわからないけれど、プロ選手は自分たちで名前を売っていかないといけないので、Instagram等のSNSに積極的に配信しているイメージがある。 なので、日々の練習風景とか食事とかがSNSで見ることができ、親近感がわき、応援したくなる。 そんな岩出選手が日本人1位だったが、既にMGC出場権を持っているため、MGCの枠はまだ6枠残っている。
ワコールの福士選手が2時間24分09秒、第一生命グループの上原美幸選手が2時間24分19秒、ダイハツの前田彩里選手が時間25分25秒。 ここまでがMGC出場権をかけた日本人3位までの争い。 日本人3位までは2時間28分00秒以内のタイムなので、まずは3人が獲得。
日本人4~6位までは、2時間27分00秒以内となる。
日本人4位で、天満屋の谷本観月選手が2時間25分28秒、鹿児島銀行の池満綾乃選手が2時間26分07秒。 ここまでがMGC出場権を獲得できた。 日本人6位のスターツの上杉真穂選手は2時間28分02秒でMGC出場権獲得はならず。 ただ、経験がほとんど無いにもかかわらず、30kmくらいまで先頭グループに食らいついていたので、すごいガッツだった。 後半で徐々にスピードが落ちていって、結果この順位とタイムになってしまった。

男子はびわ湖毎日マラソンなのだが、スタートは日曜日の12時。 こちらは雨が降る中のレースとなった。 日本人3位までが2時間11分00秒以内、日本人6位までが2時間10分00秒以内で、MGC出場権を獲得となる。
途中経過は省いてしまうが、30kmくらいまで大集団でレースが進む。 30km過ぎた時点でMGC出場権を獲得できそうなタイムの選手が10人くらい居たと思う。 だが、どんどんとスピードが落ちていき、MGC出場権を持っていない選手の中では、トーエネックの河合選手、コニカミノルタの山本選手、大塚製薬の高橋選手の3名に絞られた。 37km地点、河合選手が頑張って走っているが表情が非常に厳しくなってきた。 まだタイムには1分近く余裕があるので、このまま出場権獲得できるのか? 山本選手はギリギリのライン。 全くペースを落とせない状況だ。 高橋選手は残り5kmで20秒縮めなくてはならない。 非常に辛いこの位置からさらにペースアップを強いられている。
40km過ぎて河合選手の動きが明らかにおかしくなってきた。 全然スピードが出てないし、後ろを走っている山本選手がどんどんと近づいてくる。
41kmを過ぎて、ラスト1km地点。 MGCラインまで、河合選手は残り3分46秒。 3分46秒って、エリート選手からしたらかなり遅いタイムなのだが、河合選手は全然スピード出てないしフラフラだし、間に合うのだろうか??
競技場に戻ってきたところで、山本選手が河合選手を抜かしてMGC権利争いの日本人1位となる。 残り500mくらいで2分くらい猶予がある。 普通に行けば問題なくゴールできる。 ラスト100mで山本選手はタイムをちらりと見て余裕があるのがわかったのか、非常が少し緩んだ。 2時間10分33秒、全体の10位、日本人3位、MGC権利争いは1位となり、MGC出場権を獲得した。
一方河合選手はフラフラなままラスト100mラインまで到達した。 残り30秒、普通に走れば間に合う。 本当にギリギリの状態でラスト100mを走りきって、2時間10分50秒でMGC権利を獲得した。 最後見ていてハラハラした。 高橋選手は2時間11分25秒で、25秒足りずにMGC出場権を逃してしまった。

これで国内のMGC出場権をかけた選考レースは全て終わった。 残りは国外レースでMGC出場権の基準を突破できれば、出場権を獲得できる。
ワイルドカードといって、速かった2レースの平均タイムが、男子は2時間11分00秒居ない、女子は2時間28分00秒以内。 もしくは男子は2時間08分30秒以内、女子は2時間24分00秒以内を、国際陸上競技連盟、IAAFが認めた大会で達成すれば、MGC出場権を獲得できる。 期限は2019年4月30日まで。
なので、今回獲れなかった選手で、海外大会を視野にいれている選手も既に何名かいるみたいだ。
ただ、これだけ厳しい基準を突破してMGC出場権を獲得しても、今年9月に開催されるMGCで上位2名しかオリンピックに行く事ができない。 現時点で、男子は30名、女子は14名。 こうやって考えると、オリンピックの日本代表になるのは非常に狭き門なのだ。

夜はジョギングへ。 次の日曜日がとくしまマラソンなので、今週は調整に使っていく。 速さを求める時期はもう終わったので、なるべく万全の状態で週末を迎えられるように。
Podcast聞きながらのんびりと12.1kmを1時間07分33秒で、キロ5分34秒ペースだった。

24時半からは、フィリピンの「Eugenia先生」と「‘If He Falls, He Dies’: Rock Climbing Without Ropes」という教材を学ぶ。 ロッククライミングの聖地ヨセミテのエルキャピタンという岩山のとあるルートを、命綱をつけずに登る「フリーソロ」というスタイルで登ったという話。 高校生の頃から10年位クライミングをやっていたので非常に興味深い記事だった。
高さ900mの岩壁なのだが、そこを命綱つけずに登るとか、想像ができない。 ただ、命綱つけなかったら10mから落ちても死ぬし、900mから落ちても死ぬので、登る方からしたら同じなのだろうか? 自分が普段トレーニングしていた壁の高さが13mだったかな。 それは普通の体育館の天井くらいの高さとなる。 13mでも登ると非常に腕が疲れる。 もちろん900mの壁は一気に登るのではなく、ピッチといって、通常ロープを使って1区間と数える箇所が30箇所以上つながってルートを作り出しているのだけど、ピッチとピッチの間は当然壁の途中なので命綱を装着せずにはいられない。 幅30mくらいのところに座って休んだり、そんなイメージ。
ロープを使うクライミングは難易度があって、5.9a~5.9d~5.10a~5.10d、5.11a~5.11dと、数字がどんどんと上がっていき、自分がやっているときの世界最難関ルートは5.15cだった。
普通の一般人が普通にトレーニングしていて登れるのは5.10dくらいまでで、5.11になるとかなりやりこまなくては登れない。 5.12になると限られた一部の人だけが登れて、5.13になるとエリート級となる。 5.14を登れる日本人は当時は15人くらいしかいなかったし、5.15を登れる日本人は1名しかいなかった。
で、このルートには5.12が数本と5.13aが1本含まれているらしい。 そんな高難易度の場所を、落ちたら死亡という条件で挑戦する・達成したのがすごすぎる。
昨年ドキュメンタリー映画化されたらしいので、これはぜひ見ておきたい映画だ。

今日は時間がなく、全然ネイティブキャンプができなかった。
セルビア、フィリピン、ボスニア、20~28歳の講師たちと6レッスンだけだった。 「6レッスンだけ」というと少なく感じるが、先月までは1日2レッスンだったからな。 3日分を1日でやっているということになる。
1レッスンの密度が薄くなっているけれど、頑張って続けていこう。

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