ベトナム旅行 2日目 ニャチャン観光

晴れ朝はなんとか8時までに起床できて、8時にロビー集合することができた。 睡眠時間が少ないわりには比較的すっと起きることが出来たし、夜中も何度か目が覚めた。 廊下を歩く人の声がうるさかったり、外の車やバイクがうるさかったり、海外で興奮しているのもあるかもしれないけれど。
8時にロビーで待っていたら、どんどんと外国人が集まってきて、総勢12人くらいに。
目の前に座ったのが、その中では唯一の日本人でシュウさんという。 他は中国人っぽい見た目の男性+女性2人がいたので英語で話しかけたらベトナム人だった。 明らかに欧米人の4人組の親子はオーストラリア人、コアラのシャツを来た金髪短髪の男性はアメリカ人。 金髪ベリーショートの男性もアメリカ人、中国人っぽ見た目の女性は10歳の頃に台湾から移住したオーストラリア人だった。 その中に、昨日の韓国人2人と自分たち家族と弟夫婦で、隣の建物のレストランに行く。
ベトナムSIM ホテル 朝食 ベトナム式コーヒー

次々とベトナム料理が運ばれてきて食べていたのだけど、子供たちにとってベトナム料理はメチャメチャ不味いらしい…… 全然食が進んでいなかった。 ほとんどの料理にパクチーも入っているし、味付けも辛めのものが多いし、ベトナム料理に慣れるのは厳しそうだ。
食べながら外国人と頑張って英語で喋っていたのだけど、当然だけど母国語が英語の人たちは英語ペラペラだし、そうでない人も英語ペラペラだった。 英語が喋れないのは自分たち家族だけのような感じだ……
日本人のシュウさんもアメリカに10年以上住んでいたので、英語ペラペラだ。
つい半年前の9月末まで英語の重要性に気づいていなかった。 日本に住んでいると使う機会もまずないし、仕事でも困らないし、海外旅行に行くときしか使う機会はないと思っていた、完全に蛸壺化していた。
が、自分が半年くらいの間に見えてきた世界では、英語が話せない人もそもそも人ではない、というような発言すらまともだと思えるくらい必要なスキルというか当たり前のスキルになっている現実だった。
そんな事を考えながら、ベトナム料理を食べ、英語歴半年の英会話力で話をそこそこ楽しむことができた。

食後はフリー。 弟夫婦は婚姻の書類などを出しに行かないといけないし、明日が結婚式当日なので忙しいみたい。 自分たちだけで観光に行こうかなと思ったら、シュウさんが暇しているらしく一緒に観光に付き合ってくれることになった。 英語ペラペラな人が付いていてくれるのは心強い。
さっきの食事会で聞いた話だったか忘れてしまったけど、ニャチャンには3つの観光地しかないらしい。 「有名なお寺その①」「有名なお寺その②」「ニャチャン大聖堂」。 どれも歴史的な建造物を見るだけなので、子供たちにはつまらなさそうだが、それしか見るものがないというので、とりあえず見に行ってみることに。

ホテル前からタクシーに乗り、「ポー・ナガール」というお寺へ。
タクシーは90,000ドンくらい。 桁が大きすぎるので、下3桁はよく省かれるらしい。 日本円への換算方法は0を2つ取って2で割る。 なので450円くらい。 タクシーは激安だ。
入場料が22,000ドンで110円くらい。 何歳からが大人で何歳までが子供なのかわからないが、子供は無料だった。
三大観光地の1つなので、かなりの観光客で賑わっていた。 レンガみたいな壁はツルツルで綺麗に磨かれているような感じだった。 歴史館みたいな小部屋があり、そこには1930年位に撮影された写真と現在の姿が並べて展示されていた。 1930年くらいに発見されたのか? 当時の写真は木々や蔦に覆われて、かなり朽ちた感じの遺跡だった。
入場券 ポー・ナガール ポー・ナガール お土産物屋 お土産物屋 ポー・ナガールからの景色

見学が終わった後は裏手にある店を見たり、ココナッツドリンクを飲んだりしたが、観光地の真裏なので観光地価格なのだろう。
子供たちが謎の服を購入したが、最初は「1つ200,000ドン(1,000円)」とか言うのに、結局3つで300,000ドン(1,500円)くらいになったと思う。 この値段でも普通に町中で買うより高いと思うが、値切り交渉前提の買い物はきつい。 ココナッツジュースは子供たちには不評だった……
お土産物屋 ココナッツジュース

ニャチャンでは道路を横断するのが非常に難しい。 ものすごい数のバイクが走り回っており、バイクを縫うように車やバスが走っている。 信号はほとんど無く、あってもバイクは無視している事が多い。 5秒に1回くらいクラクションが聞こえてくるし、車が邪魔なバイクに「どけ」的な意味でクラクションを鳴らしている。 バイクが道路を斜めに横断しながら走ったり、直進より左折が優先かと思うほど、対向車がすぐ目の前にいるのに余裕で突っ込んで曲がっていったり。 で、歩行者はそんな荒れ狂った道路を渡らなくてはならない。 かろうじて横断歩道がある箇所もあるのだけど、日本のように待っていても止まらないし、仮に車やバイクが途切れるまで待っていたら2~3時間は余裕で待つだろう。 なので、歩行者も車やバイクが来ている中、突っ込んで行くしかない。 最初は怖かったが、ベトナム人は運転が非常に上手な感じで、歩行者を避けながら高速で走っていく。 なので、突然止まったり、突然走ったりせず、同じペースで歩いて横断すれば意外に安全だった。 が、それでも怖いなぁ……
ニャチャンの道路 ニャチャンの道路

海沿いの方まで歩いてみたが何も無く、偶然通りかかったタクシーに乗って「ニャチャン大聖堂」へ。 だが、ニャチャン大聖堂は閉鎖されている。 シュウさんが聞いてくれ「14時から開く」とのことだった。 まだ12時過ぎ。 2時間も時間があるので、すぐ近くにある「隆山寺」へ向けて歩いていく。 距離は1kmくらい? 途中でトイレに行きたいというので、「Lotte Cinema」という看板の出ているデパートへ入る。 名前的に映画館だと思うのだけど、最上階の5Fまで行ったが映画館はなかったような…… デパートなので商品はメチャメチャ高く、中国の漢方薬みたいなものが2,560,000ドン(12,800円)もした。

「隆山寺」に到着したが、妻も子供も暑すぎて、もう歩けないという。 ニャチャンの気温は32度くらい。 メチャメチャ暑く、自分の格好がジーンズ+スニーカーなのが悔やまれる。 ハーフパンツ+サンダル持ってくればよかった。 お寺入ったところに食事を食べる場所があったので、そこで子供たちはアイスを30,000ドン(150円)で購入して食べていた。 日本と同じ金額のアイスは、暑い天候の中、美味しかっただろう。
お寺を少しだけ見て、妻たちはタクシーに乗ってホテルに帰ることに。 タクシー代がわからないが、行きより距離が短いので、100,000ドン払ってと伝えたが、下りる時にぼったくりというか詐欺というか、タクシーの運転手に現金を鷲掴みにされて盗まれそうになったらしく、はっきりとした金額がわからないけど、残金から計算したら、おそらく1,000,000ドン(5,000円)くらい取られたと思う。 女性+子供だけの観光客なので狙われたのかな。 しかし、5,000円で済んだのが幸いだったと思うしかないな。 身体的被害を受けたわけではないし、スマホを取られたわけでもないので……
隆山寺 隆山寺

その間、自分はシュウさんと近辺をウロウロしており、路面にあった店で「バインミー」というベトナム風サンドイッチみたいなものを食べた。 バインミーは30,000ドン(150円)だったが、観光地近いので多分高いのだろうな。
バインミー バインミー

再びニャチャン大聖堂に訪れるために、ニャチャン駅の横を歩いて大聖堂前で時間を潰したり。
14時になって大聖堂に入ろうと思ったのだけど、門の前で止められて「向こうでチケットを買え」みたいな仕草を示される。 だが、向こうには浮浪者みたいな人が座ってるだけだったが、その浮浪者みたいな人がチケットを売っていた。 紙にメッチャ汚い字で何やら書いてそれを渡してきた。 お金はすぐ目の前にある箱の中に入れるみたい。 2人で30,000ドン(150円)だった。
その紙を門の前にいる人に渡して大聖堂の敷地内に入る。 ベトナムなのに教会っていうのはアンバランスで不思議な感じがする。 ほとんど観光客しか来ていなかったが、お祈りの時間には信者が訪れたりするのだろうか?
ニャチャン大聖堂 ニャチャン大聖堂 ニャチャン大聖堂 ニャチャン大聖堂 ニャチャン大聖堂

これで三大観光地は見たが、落ちそうで落ちない岩とか、別の場所も見たかったが、妻と子供たちはホテルの部屋にこもってるだろうから、ちょっと可哀想だ。 ホテルの眼の前がビーチなので、そこに遊びにでも連れて行ってあげようかな。 大聖堂からホテルまでは歩いて帰ることにして、途中にあった怪しい路面店で子供用のサンダル2つと、三女用の水着代わりの服を購入。

ホテルに戻って、子供たちは海で遊べる格好に着替えて海へ向かう。 自分はホテルの風呂用のサンダルを借りて、それでビーチを歩くことに。流石に海で靴は厳しい……
もう16時なので、昼間のような暑い日差しは無いが、それでも気温は30度位あるだろうし、海の水も温かくて子供たちはとても楽しんでいた。 ただ、このビーチは水深がすぐに深くなるので注意が必要だ。 5mくらい先で遊んでいる大人の外国人で胸くらいの水深になっているので、1.4mくらい? 長男や三女じゃ足が届かない水深なので気をつけなくては。
浜辺や膝くらいの浅いところでも、子供たちはとても楽しんでいた。 三女は「冬なのに海に入れて外国に来て良かった」と喜んでいた。
ホテル前のビーチ

夕方に千葉の両親と妹もベトナムに到着したようで、19時から食事に行くことになった。
ホテルのすぐ裏にあった「Thanh Tuyền 2」というレストランへ。 フエさんが注文してくれたので、見た目は不思議な葉っぱやどぎつい色をしているので、何の料理なのか全くわからないけど意外に美味しかった。
ベトナム料理 ベトナム料理 ベトナム料理 Thanh Tuyền 2

21時前にホテルに戻ってきた。 明日の結婚式で、子供たちに民族衣装のアオザイを用意してくれるらしい。 親戚の人が21時位にホテルに届けてくれるとのことなので、21時過ぎに部屋に来ると言っていた。 だが、待てども待てども部屋には来ず。 21時40分くらいになっても来なかったので、部屋のドアの鍵を開けっ放しにして、シャワーを浴びてきた。 浴び終わっても来た形跡がなく、そのまま携帯いじったりウツラウツラしていたのだけど、結局来たのは22時40分くらいだった。 ベトナムの人は時間に結構ルーズなのかもしれない。
ココナッツジュースも3つ貰ったので、冷蔵庫に入れて明日の朝飲むことにしよう。 アオザイ受け取ってすぐに寝たので、23時前に寝ていると思う。

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