金沢マラソン前日

曇りときどき雨朝6時50分くらいに起床。 明け方、4時位にガサゴソしてた人がいたようだが、起きた時点でいなかったので、かなり朝早く出発したのだろう。 荷造りは済ませてあるので、顔だけ洗って7時位に出発。
今日は金沢に移動する。 京都~金沢はサンダーバードという特急列車に乗る。 WEB早得7で6,490円。 切符は昨日京都に着いた時点で発券しておいた。 観光客が多すぎて日中は緑の窓口や券売機が長蛇の列とのことだったので。 10時前くらいに京都駅に着いていればいいので、今から3時間くらい時間がある。

京都は寺院仏閣がたくさんあるのでいろいろと見て回りたいのだが、入場料金がかかる所は、開くのが8時とか、8時50分とか、意外に遅い。 金閣寺、銀閣寺、清水寺などの超有名所は、京都駅から徒歩圏内ではなく、バスで40分くらいかかる。 なので開く時間的に行くことができない。 近くにある東寺は8時に開くのだが、まだ1時間も時間がある。 なので、今回は東寺は諦める。

駅の反対側にある、西本願寺、東本願寺を見て回る。 東西で分かれているのは歴史的な経緯があるらしいが、超巨大な寺院が、駅から徒歩5分のところに、2つもあるのは凄い。 広さも尋常じゃないし、土地代だけでも凄まじい金額になりそうだ。
西本願寺 西本願寺 東本願寺 東本願寺

東西本願寺を見終わって8時過ぎ位。 電車に乗る前に、どこかで朝ごはんを食べたいなと思って、ウロウロするが朝ごはんを食べる店が見つからない。 京都駅に戻ってきてレストラン街を見るが、星乃珈琲店やイノダコーヒーなどは10人以上並んでいる。 駅の中はどこもこんな状況だったので、駅で探すのは諦めて、一旦外に出る。

するとちょっと行った所に「コロラド」という店があって、タイミングよく席が開いていたのでここで朝ごはん。 禁煙化の店で、最初はタバコ臭かったのだが、吸っているグループが出ていったら、残っているのはほとんど観光客の外国人ばかりだったので、誰もタバコ吸ってなくて良かった。 外国人はタバコって吸うのだろうか?
だいたいが家族連れで来てるから吸わないのかなぁ?
コロラド モーニング

モーニングが終わってから京都駅へ。 昨晩上がった展望台までもう一度行って景色を見る。
以前Xで見たポストで、京都から引っ越す人が、「毎日比叡山に元気づけられていた」という旨のを見たことがあり、それが印象に残っている。


その「比叡山」というのを見てみたくて、展望台の掃除をしている人に「比叡山って見えますか?」と聞いたら、「向こうの方にある一番背の高い山だよ」と教えてくれた。 が、山の方は雲がかかっていて見ることができなかった……

構内のコンビニで電車で飲む用の小さな日本酒を買い、サンダーバードに乗り込む。 サンダーバードっていうと、ロボットの方のサンダーバードしか思い浮かばないんだよな。
サンダーバード

電車は右の窓側の席。 横に外国人のおじいさんが座っていて、通路は挟んで反対側に外国人のおばあさんが座っていた。 電車が出発したので、Google Mapで現在地を確認しながら車窓を楽しんでいた。 右側に琵琶湖が見えてきたので、横のおじいさんに「あの湖は日本で一番大きな湖ですよ」と英語で伝えたことをきっかけに会話が始まった。 なぜ東京や大阪じゃなくて金沢なのかを知りたくて、「What brings you to Kanazawa?」と聞いた。 初めてこの構文使った。 今まで「Why did you come to Japan?」のように聞いていたが、Whyだと事情聴取のようなニュアンスになるので、what bringsの方がいい、というような事が書いてあったので。
スウェーデンから個人ツアーを取り扱っている旅行代理店で2週間の日本旅行を手配した。 大阪、広島、福岡、鹿児島、京都と回ってきて、これから金沢、最後に東京に行くらしい。 その旅の途中で金沢に寄るので、特に理由は無いらしい。 なぜ日本を選んだのかを聞いたら、20年前に日本に来たことがあって、自然や文化は素晴らしいし、人々は親切だったので、また来たくなった、とのことだった。
各都市には通訳できるガイドが居て、京都到着から駅のホームまで、金沢では金沢担当のガイドが駅のホームまで迎えに来てくれるらしい。 団体ツアーではなく2人のために専属ガイドが来てくれるので結構料金は高そうだな……
奥さんと思われる人と通路挟んで座ってるので、よかったら奥さんと僕の場所変わりますか?って聞いたら「24時間一緒にいるので、たまには距離を開けたいよ」と言いながら笑っていた。 京都のどこかのお寺か神社で引いたおみくじを見せてくれて、「何が書いてあるか全くわからないので訳して」と言われたが、訳すのが非常に難しく、全然説明してあげることができなかった。 なので、「金沢に着いたらガイドに訳してもらったほうがいいですよ」と伝えた。 他はスウェーデンの気候について教えてくれて、冬の南部はマイナス15度くらい、北部はマイナス30度くらいになる、夏では20~25度くらいなので、今の日本は夏みたいな気候だと言っていた。 夫婦ともに半袖だったし…… 小中学校くらいの社会科で習ったけど、緯度の高い地域では「白夜」と言って一日中太陽が沈まない季節がある。 それは知っていたのだが、反対の季節では一日中太陽が昇らない「極夜」という季節があるらしい。 「そんな地域でも学校は行くの?」と聞きたかったのだが、何度発音しても「School」が通じなかった…… スクールは通じなかったけど、結果的に回答は得られた。 白夜や極夜がある地域はとても小さな村がいくつかあるだけなので、そもそも学校はない。 トナカイと一緒に暮らしていると言っていた。 「トナカイ一度も見たことがない」と伝えた。 現地の写真を見せてくれたりしたが、非常に寒そうな景色だった。
スウェーデン語で書かれた日本旅行のガイドブックを見せてくれて、「音読してみて」と言われた。 スウェーデン語なので全く何が書いてあるかわからないが、一応ベースはアルファベットみたいなやつなので、なんとなくは読むことができた。 いくつか発音記号のある単語があって「ÅÖ」とか。 Öはオーっぽいけど発音は唇で音を立てるフューっぽいような音? 他にも、同じ音をフィンランド人は違う発音をする、ようなことも教えてくれた。 「ÖRNSKÖLDSVIK」という謎の地名も教えてくれた。 このおじいさんは80歳らしく、自分は40歳と伝えたら「little boy」と言われた。 自分の息子よりも若いんだろう、きっと。
電車での2時間はとても楽しい時間となった。 最後にお礼を行って別れた。

金沢に到着。 駅を出てすぐのところに「ランナー受付」と案内が出ており、そのまま地下へと降りていく。 地下に降りてすぐの場所が受付会場で、受付は一瞬で終わった。 こんな駅の目の前でやってくれるのは非常にありがたい。
マラソン受付

受付が終わってから一旦ホテルへ。 チェックインは14時からなので、まだ入れないのだが、荷物は預かってくれるとのこと。 金沢駅のコインロッカーはすべて埋まっており、荷物どうしようか考えていたので助かった。 荷物を預けて動きやすくなった。 先程まで雨が降っていたが、雨が止んでくれた。 金沢の移動はバスか自転車だなと思っていたが、バスはバス停が観光とマラソン客で長蛇の列だったし、行き先や乗るべきバスも難しくてわからないので、自転車で行動することにした、雨も止んだし。
まちのり」というシェアサイクルがあるので、事前にアプリと会員登録しておいたので、スムーズに借りることができた。
サイクルポートがあるので、そこで借りられる自転車がアプリ上に表示されているので、借りたい自転車を予約すると、アプリ上にパスワードが表示される。 それを自転車の方に入力すると解錠され、レンタル開始となる。 止めるときは返却ポートで返却手続きを。 一時的に止めるだけだったら、普通に鍵を書けるだけでOK、乗るときはまたパスワードを入れる。 ただ、返却手続きが完了するまで、レンタル中扱いになるので、料金はかかり続けるけれど。 主要観光地にはサイクルポートがあるようだ。
鼓門 まちのり

お昼ごはんを食べる場所も探さないといけないなと思いながら、とりあえず「石川県立美術館」に向かって自転車を漕いで行く。 金沢にはかなり観光名所があり、「兼六園」「近江町市場」「ひがし茶屋街」など。 ただ、そういう場所は家族で来た時でも行けるので、家族で来た時には行けない場所に行こうと決めていた、朝の京都でもそうだけど。
石川県立美術館には25分くらいで到着。 サイクルポートに自転車を返却する。 香林坊という繁華街を通ってきてしまった為、ここまでお昼ごはんを食べられそうな店がなかった。 ちょうど美術館の前の広場にキッチンカーが来ていたので、1,000円もするハンバーガーを購入。 軽く雨が降っていたのもあって、全然お客さんがいなかったが……
ハンバーガー

石川県立美術館、国立工芸館、石川県歴史博物館、加賀本多博物館と、文化系の展示施設を4つ一気に見てきた。 内容があまり面白くなくて、少々飽きてしまった……
個人的には縄文~古墳時代と、江戸後期~戦前くらいまでが好きなのだが、ここでは主に江戸初期のものが多かった。

再び自転車に乗り、ホテルまで戻ってきた。 今回泊まるホテルは「ガーデンホテル 金沢」。 金沢マラソン公式の宿泊手配ので予約した。 かなり多くのホテルが公式に抑えられているので、公式通さず安く予約できる場所を見つけられなかったので。 1泊3万とか払うならいろいろあるのだが…… 素泊まり2泊で19,600円。 1泊目が11,800円、2泊目が7,800円。 金沢は観光客がかなり多いので、11,800円でも安いほうだと思う…… 京都ほどではないが、それくらい観光客が溢れている。
ホテルの部屋 ホテルの風呂

まだ16時半だけど、そろそろ夕飯を食べようかな。 金沢と言ったら海鮮物なので寿司を食べたいなと思って、近くの回転寿司屋を探していた。 駅のすぐ横にある「金沢フォーラス」というビルのレストラン街に「もりもり寿司」という店があって、人気っぽいので行ってみた。 しかし、こんな時間だというのに40組待ち。 2時間ほど待つようだ…… さすがにそんなに待てないので、同じレストラン街にあった「上海バール」という中華料理屋で夜ご飯を食べた。 寿司と中華じゃ真反対な感じはするが……
夜ご飯

今夕飯を食べ終わったけれど、夕飯を食べるには早すぎる時間帯だったので、あとでもう少し何か食べなくては。 コンビニで追加の食料とお酒を購入し、部屋で日本シリーズを見ながら飲む。 明日はマラソン走るけれど飲んでしまった……
日本酒

金沢マラソンは初参加なのだが、あまり情報を調べていなくて、コースのマップや高低グラフ、給水などを再確認した。
夜は22時すぎには電気を消したが、全然眠れず、寝たのは22時53分。(ガーミンによる)

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