金沢マラソン2023

晴れ朝5時起床。 今日は金沢マラソン2023の日。 初めての金沢マラソン、2023-2024シーズンの初戦、どうなるか全く分からなく、期待どころか不安の方が大きいマラソンがいよいよ始まる。 朝はシャワーを浴びて体を暖めて眠気を覚ます。
朝ごはんは昨夜コンビニで購入しておいた、紅鮭のおにぎり、バウムクーヘン、三色団子を2本食べる。 もう1本の団子と食べようと買っておいたメロンパンはお腹いっぱいで食べられなかった。 事前の補給が少ない感じがして、足りるかなぁ?と思ったが、これ以上食べられないので、どうしようもない。 inゼリーは1本あるので、スタート会場まで持っていき、レースを走る前に飲もう。

今回の服装は、丸亀ハーフ2023のオレンジのTシャツ、ニューバランスの短パン、スポーツデポの5本指ソックス、ハイパースピード3、ナイキのキャップ。 携行品は無し。 乳首と右足の小指には擦れ防止の絆創膏。
靴は1週間前まで悩みに悩んでいたけれど、最後の12km走でとても走りやすかったので、ハイパースピード3に決めた。

昨夜は強い雨が降っていたが、今の時点で雨は降っていない。 昨日の時点での天気予報では、「午前11時までは雨」となっていたが、晴れ男・晴れ女がいるのだろうか、雨の心配はなさそうでよかった。

金沢マラソンのスタート地点は金沢市役所前。 金沢21世紀美術館とか、石川県政記念しいのき迎賓館とかがある広場となる。 金沢駅からだと、歩いて25分くらい? 昨日の受付時に、100円でシャトルバスのチケットが販売されていたので6時半~7時出発の便のチケットを購入しておいた。 バスは6時~6時半、7時~7時半発もあった。 そもそも受付時点で全然予習をしていなくて、スタート地点がどこなのかすら把握していなかった。 近くにいたスタッフに聞いたら「歩きだと20分じゃ行けない」と言っていたので、100円だし買うことにした。 時間帯は販売スタッフに「一番売れてる時間帯はどれですか?」と聞いて、一番人気の時間帯を購入した。 結果的に買っておいて大正解だった。 スタート地点まではそこそこ距離があった。 今は雨は降っていないが、当初は雨の予報だったので、雨の中この距離歩くだけで、靴がビショビショになってしまっていただろう。

スタート会場には6時50分くらいに到着してしまった。 荷物預けが8時まで、スタート整列が8時20分までなので、かなり時間がある。 スタート会場は芝生広場で、先程まで降っていた雨の為、地面はビショビショ。 座る場所もないし、立ってウロウロするしかないな。 時間がかなりあるので、まだ全然トイレに行きたくないけれど、トイレの個室に行く。 誰も並んで居なかった。 10分ほどして出てくると、トイレは10人以上並んでいてビックリした。 ただ、このトイレ行列がちょっと不便で、個室が5個くらい並んでいて、それぞれの個室に1列で並ぶ方式になっている。 なので、自分の並んでいる列の人が早く出ればすぐに順番が回ってくるが、全然出てこない場合、5人しか並んでないのに30分くらい待ったりすることもあるだろう。 他のマラソン大会だと、1列に並ばせ、空いた個室から順に案内するようになっているので、列による運というのが無いのだが、そこは改善してほしい。 一方小便専用の方は、そのような方式だったのでスイスイと流れていた。
スタート会場

時間を潰している間にinゼリーを飲む。 そして、トイレ小に並ぶ。 ここから、トイレ小の周回が始まる。 いつもマラソン大会では走っている途中ならまだマシだが、スタート整列時にトイレに行きたくなったりする。 何度もトイレに行っているのに、なぜかトイレに行きたくなる。 一因としていつもコーヒー飲んでいるので、カフェインによる利尿作用があるかもしれないと思い、昨日の朝ごはんの喫茶店を最後に、カフェインは摂取していない。 それと時間の許す限り、何度でもトイレに行こうと思っている。

1回トイレに行って、7時50分くらいに荷物を預ける。 天気は大丈夫そうだけど、一応持ってきている45Lのビニール袋と、軍手を防寒として装着しておく。 それからもう一度トイレに行く。 つい5分前に行ったばかりなのに、不思議なことに出る。 トイレが終わってから、再び列の最後尾に並ぶ。 本当にトイレ周回をしている。 トイレとトイレの間隔が3~5分くらいなのだが、それでも毎回出る。 水分をそんなに摂っているわけでもないのに…… 緊張しているつもりはないが、緊張と冷えから来たりするのだろうか? そんなで、整列締切直前の8時15分くらいまでに、合計で6回くらいトイレに行ったと思う。
ここまで入念にトイレに行ったのに、レース中トイレに行きたくなったら仕方がない……

今回のスタートはDブロック。 ABCブロックがあるので、4番目のブロックだけど全然遅いほうじゃない。 申告タイムは、3時間14分59秒。 ABブロックは優勝争いするような選手たち、Cブロックは3時間切るような人たちだろう。 荷物預けも一番先頭の1号車だったので。
申告タイム自体は3時間15分を切るタイムで出しているが、目標は3時間半を切ること。 シーズン初戦なので、3時間40分切れればいいかなと思っていたが、この2週間の練習が非常に調子が良かったので、3時間半を目標とした。 なので、Dブロックでも前の方に行かず後ろの方、Eブロックとの境目辺りでも良いので、時間ギリギリまでトイレに行くことができた。 グロスタイムはロスするけれど、グロスの記録にはこだわってないので。

スタートセレモニーがあり、スタートの時間となる。 スタート前にゴミ回収のスタッフが来たので、着用していた防寒用のビニール袋は捨てた、軍手はしばらくしたら捨てよう。
スタートの号砲で列がゆっくりと動き出し、スタート地点を超えた所で時計を押した。 今シーズン初戦の金沢マラソンが始まった。

事前に詰め込んだコース情報では、出だしがいきなり下り、下りきってから9kmまでは軽いアップダウンがあり、9~11kmが上り。 11~25kmくらいまでが下り勾配。 そこからラストまでは平坦、というような感じだった。

最初の1kmが4.48。 サブ3.5を狙うならキロ5分ジャストでいいので、ちょうどいい感じのペースだな、しばらくこの流れに乗っていこうと考えて走っていた。
そしたら2kmに到達しない間に、後ろから3時間15分のペースランナーが追いついてきた。 このペースランナーはEブロックの先頭に陣取っていた。 3時間15分は自己ベストだし、無理だなぁと思ってそのまま抜かされていったのだが、思っていたよりペーサーが速くない。 これだったらついていけるんじゃないの?と思ってしまい、一番後ろのペーサーから5mくらいのところを走ってついていくことにした。

金沢駅前で折り返して3kmくらい。 ここまで4.33, 4.32と、想定よりキロ30秒速いペースで走ってしまっているが、このまま走っていこう。 ただ気をつけないといけないのは、まだ3kmということ。 始まったばかりなので疲れてないのは当然で、この無理が後半になって響いてくることは、3月のとくしまマラソンで味わっている。

繁華街の香林坊を過ぎて5km。 この辺りから、沿道に少年野球チームが目立つようになってきた。 今まで何とも思わなかったが、今は野球に関わっているので、少年野球チームの応援が嬉しいし、出来るだけハイタッチしてあげたくなる。 まだ序盤で余裕があるので、見つけたらハイタッチして元気をもらいながら走っていく。

そのままペーサーの背中を見ながらひたすらと走って9km地点を迎える。 ここから2kmくらい上り坂。 ペーサーが前後に別れてて、前に4人、後ろに1人。 前後の間隔は20mくらい。 自分は後ろのペーサーの少し後ろにいるので、後ろのペーサーより少し前に出るようにした。 頑張って上り坂を上って走っていく。 11kmで上りが終わり、ここからしばらく下り勾配となる。 ここからの14kmで60m下るので、1kmで4m程度しか下らないのだが。

普段ペーサーにつかないで走っているので、集団の中は意外に走りにくい。 特に給水。 給水で極端にスピード落ちる人もいるし、給水取っても左側からどかない人もいるし、手を上げながら右側から無理やり突っ込んでくる人もいるし。 一度右前の人が急に入ってきて、その人のかかとを踏んでしまった。 その場合、転倒する危険があるのは前の人だけど、もし転倒してしまったら後味が悪い。 給水は気をつけないといけないなぁ。

そのまま流れに乗って気持ちよく走っていく。 キロ4分30秒を切るくらいのペースで。 普段の練習だと、このペースは呼吸が少し苦しくなるのだが、今日はレース本番なのでアドレナリンの影響か、呼吸は全く苦しくない。

17kmくらいから狭い地区に入る。 ペーサーが「この先狭くなってます、気をつけてください」と大声で叫びながら走っていく。 路上のスタッフも「この先クランクあり」という看板を持って立っている。 
狭い地区を通過して、スタート直後に走った兼六園下に再び戻ってくる。 そこから橋を越え、金沢中心部から市街地へと向かって走っていく。

19.6kmに給水があったのだが、この給水ポイントの前で、3時間15分のペーサーを全員抜かして、ペーサーの前に出る。 やっぱり集団の中は給水が取りにくいので、給水は単独で行きたい。 テーブルの配置が、アクエリ、水、給食、お茶、水、というような感じなので、一番混雑する手前の部分でしかスポーツドリンクが取れない。 お茶はカフェインの関係で取りたくないので、水だけだと栄養素的にきついだろう。
なので、スポーツドリンクを確実に取るために、このような判断をした。 そして、ここまで走ってきて、少々お腹が空いてきた感じがした。 まだ給食は取っていないが、このポイントでほうじ茶饅頭を1つ取る。 これが思ったより大きくて、美味しかったのだが、あんこが口の中に残るので水で流し込んでしまった。

給水も無事に終えたし、また集団の中で走ろうかな?と思って後ろを振り返るが、ペーサーがなかなか迫ってこない。 そのうち追いつかれるだろうから、そうしたらまた集団の中で走ろうと思って、先を目指して走っていく。
中間地点の通過が1時間35分35秒。 想定はサブ3.5なので、かなり速い。 だけど、まだまだこのペースで走れそうなので、どこまで粘れるかが勝負だな。
いつペーサーに抜かされるのだろうかと思いながら走っているのだが、すぐ後ろにはいるのだが、なかなか吸収されない。 22kmのエイドで塩タブレットを3つ取り、1つ食べて2つはポケットに。 そのまま25km地点までやってきた。 19~25kmまではキロ4分33秒くらいで走ってこれた。
だが、ここから一気にきつくなった。 コースが、「金沢外環状道路」という綺麗な新しい道路になる。 いきなり体が動かなくなって、25~26kmが4.37、26~27kmが4.45と一気に10秒以上ペースが落ちる。
「もはやここまで」と正直思った。 まだ15kmも残っているが、どうやって走ろうか、ここからキロ5ペースなら走れそうだけど、一気にペース落として走ろうか、とも考えてしまった。
27~28kmも4.45かかり、28.3kmくらい、環状線での2回目の折返しを過ぎたあたりで、3時間15分の集団に吸収された。 自分の両脇からペーサーが前に出たので、必然とペーサーの真後ろに位置することになる。 このまま頑張ってペーサーについていったら、なんとかついていくことができた。 なるべく苦しむ時間を減らしたいので、粘れるだけペーサーの後ろで粘ろう。

そこからは思っていたよりも粘れて、32kmくらいまではペーサーの後ろで走ることができた。 だが、32kmくらいから再び苦しくなってきて、ペーサーについていけなくなる。 32.7kmのエイドでは金沢マラソン名物のゴーゴーカレーを配っているエイドがあったのだが、とてもカレーなど食べる気になれず、ドリンクだけしか取らなかった。

ここからが正念場だった。 もうペーサーに追いつけないのは今までも経験的にも現在の体的にもわかっていた。 まだ32km地点、ゴールまであと10kmもある。 とくしまマラソンでもこのあたりで苦しくなってペースが落ち、36kmで力尽きた。 また同じようになるのだろうか……

34kmくらいから「けん玉ランナーだ!」という声が聞こえるようになってきた。 自分がお気に入り登録している数少ないYoutubeチャンネルで「けん玉ランナー」という人がいる。 この人は、金沢マラソンには出ないと言っていたので、別人だということはわかるのだが、後ろを振り返るわけにもいかない。

再び金沢駅前、今度は反対側にやってきた。 ここでけん玉ランナーに抜かされた。 けん玉ランナーとは、中国のような帽子をかぶって、けん玉で「もしかめ」をやりながら走っているランナーだった。 普通にやりながら、キロ4分30秒くらいのペースで走っている、すごすぎ。 ペーサーにも、けん玉ランナーにもついていけず、金沢駅前を右折して35km地点。 あと7kmだ…… この時点で時計を見たら、2時間40分30秒くらいだったと思う。 3時間15分切るには、残り7.195kmで、35分も無い。 キロ5で7km走ったら、それだけで35分超えるので、10秒短縮してキロ4分50秒、それで70秒稼げるが、195mの含んでないので、195mで2分弱かかるので、もう5秒くらい上げなくてはならない、なのでキロ4分45秒は死守しなくてはいけない、とかろうじて計算することができた。

ペーサーにはおいていかれたけれど、32~35kmまでは、4.35, 4.43, 4.37, 4.31と、極端に落ちているわけではない。 このままのペースが維持できれば、まだ望みはある。 あと7km、あとたった7km。 普段練習で使っているコースが7.3kmなので、それを1回走るだけじゃないか。 ペーサーは、まだ50mくらいしか離れていない。 まだ見える距離にいる、必死に食らいついていこうと、気合を入れ直した。

金沢駅前の大通りは向かい風を感じた。 なるべく風を避けて走りたいが、風よけを作って走れるほどの余裕が残っていない。 少しでも前を目指すよう、もがきながら走り続けた。 この直線が非常に長く、石川県庁を越えるまで、3kmほど続く。 石川県庁を越えて左折した所で38km。 タイムはっきり覚えてないが、残り4kmをキロ4分50秒でいいくらいまで余裕がでてきた。 あと4kmくらい行けるはず、前回ダメだった36kmも越えた。 36~38kmは、4.38, 4.41, 4.44と、徐々にではあるがペースが落ちてきてしまっている。

もうキツすぎて、このあたりのコースはよく覚えていない。 ガーミンもコース上の1kmとは400mくらいズレていて、コース的には38.6kmくらいなのに、39kmのアラートが鳴る。 だけど、1km毎のペースの目安になること自体は変わらない。 40kmで右カーブになるのだが、このカーブで応援してくれる人がいたので、その人と右手でハイタッチした。 それがラストのハイタッチで、40km地点ということもあり、気合を入れ直した。
時間は3時間4分10秒くらい、残り10分50秒で2.2km。 キロ5だとダメだけど、もう3時間15分を切れるのが見えてきた。 あと2kmくらいなんとかなる。

少し走ると川を渡る橋がある。 ここから、残り1kmという情報を事前に得ていたので、橋を超えてから頑張る。 頑張って腕を振って前方を見て走る。
競技場敷地内に入って「残り500m」の看板が見える。 少し走って左折したら「残り300m」の看板。 もうちょっとでゴールだ。 最後、競技場に入って直線を100mほど走ってゴール。 最後の直線は力を振り絞ってダッシュで走った。 ゴール。

時計を止めるのが数秒遅れたが、記録はネットタイムで3時間14分20秒だった。 ついに3時間15分の壁を突破できた。
2019年3月のとくしまマラソンで、3時間15分14秒という、今までの自己ベストを14分16秒も更新する記録が出てから4年半。

この4年半はとても大変だった。
2018-2019年シーズンでは、3時間57分53秒だった自己ベストを3時間15分14秒まで伸ばした。
その自信もあり臨んだ2019-2020シーズン。
初戦の岡山マラソンは4時間23分58秒、続く福知山マラソンは4時間06分57秒。 自己ベスト更新どころか、4時間すら切ることができない。 12月には防府読売マラソンに参加したが、制限時間が4時間の大会なので背水の陣で臨んで3時間48分42秒。
絶不調は続き1月には美馬クロスカントリー10kmで、47分45秒という、練習で10km走るより遥かに遅いタイムを叩き出す。
苦しみながら試行錯誤して臨んだ2月の丸亀ハーフでは、自己ベストより5分も遅い1時間39分22秒。 何がダメなのか全くわからないまま絶不調から抜け出せる気配はない。
その丸亀ハーフが開催されたのが2020年2月2日。
世間ではコロナウィルスという未知のウィルスが猛威を奮い始めようとしていた。 翌日の2月3日にダイヤモンドプリンセス号で集団コロナ感染が発覚。
翌月3月29日に志村けんがコロナのため死去。
そこから世間の流れが一気に変わって、マラソンに限らず、野球やサッカーといった全ての興行イベントが中止、緊急事態宣言という、今までの人生で体験したことがない非常自体に陥った。

そのままマラソン大会が開催されずに2年半経って、昨年秋からようやく正常化した。 コロナ禍の2年半は、強制的にマラソン大会がなくなって自分にとってよかったのかもしれない。 3月の丹波篠山、とくしまマラソン、5月のオリーブマラソンにもエントリーしていたが、全て中止となった。 もしそのまま出場していても絶不調のままなので、結果が出ずに走るのがイヤになっていたかもしれない。
時は2020年8月13日、たまたま行った献血で、絶不調の原因が貧血だということが判明するきっかけになって、それから改善することができた。

そんな苦しい4年半を乗り越えて、今日ようやく自己ベスト。 更新できたのはたった56秒だったけれど、この56秒はものすごい価値のある56秒である。 前シーズンのとくしまマラソンで、体は完璧に仕上がっていて練習もバッチリこなせているのに、自己ベストに挑戦してダメだったのがあるので、もうマラソンで自己ベストは更新できないのかもな、とずっと思っていた。

レース中のトイレ問題は、今回は一度もトイレに寄らなかった、というか寄れなかった。
走り始めて5kmくらいで、トイレに行ってもいいかな?と思い始めたが、3時間15分のペーサーについていることもあり、トイレに行ったらもうそれは無理になる。
トイレに行きたい欲求は25kmくらいまで続いていたが、そこからは「トイレに行ったら走り出せなくなる」という気持ちのほうが強くて、最後の方はきつすぎてトイレに行きたい気持ちすらなくなっていた。

ゴールをしてから、盛大な祝福を受けた。
最初のテントで完走メダルをもらい、次のテントで完走タオルをもらい、計測チップを返却する。
競技場の外に出てからは、最初のテントでアクエリアスを、次のテントでとり野菜味噌、次のテントでゴーゴーカレー、次のテントでバナナ、次のテントでポテトチップス、最後のテントでおにぎりをもらう。
とり野菜味噌をもらうところで、ビニール袋を渡してくれるので、その後もらうものは、全部ビニール袋に入れていく。 大体のマラソン大会では、ビニール袋に、それらの商品を全部入れた状態で、ビニール袋ごと渡してくれる。 なので、「おつかれさま、おめでとう」といった祝福の言葉は一度しかもらうことができない。 だが、金沢マラソンでは上記の通り、全てテントが分かれていて、商品をもらう度に祝福の言葉を受けることができる。 花道を作ってもらっているような感じで、非常に嬉しかった。 テントの数が5倍なので、単純に人員も5倍必要になるのだが、人員を割いてでもやってくれるのがありがたい。

商品を全て受け取ってから、荷物受け取りへ。 荷物を受け取る展示ホールみたいなところで、3時間15分のペーサーの方々が居たので「ペースメイクありがとうございます、ネットで3時間15分切れました」と感謝を伝えた。 自分がグロスでは切れなかったのを、ペーサーの方は残念がっていたけど「ネット記録で大満足です」と、本当の気持ちを伝えた。

荷物を受け取って、記念なので陸連登録している人しか発行できない、公認記録証を500円で発行。
展示ホールの外に出て、近くで休んでいた人に写真お願いしたら、「足が痛すぎて立てない」と言っていた。 「座ったままでいいので」とお願いして写真を撮ってもらい、男性更衣室になっている別の展示ホールへ。
ここでタオルを濡らして汗を拭いて、Tシャツとズボンを着替える。 替えのパンツも持ってくればよかった。

今日は一人で来ていて、待つ人もいないので、着替えたらシャトルバス乗り場に向かう。 普段だと、仲間を待っている間に出店などのイベント広場を楽しむのだが。 バスに乗って金沢駅まで15分くらい。 多分ランナーだと思うけど、運転手に「吐きそうだけど、あと何分くらいで着きますか?」と言っている男性がいた。 男性は吐かずになんとか持ちこたえてくれたので良かった……

一旦ホテルに戻ってシャワーを浴びようと思ったのだが、到着したのが12時45分くらいだったので、まだベッドメイキングが出来ていなく、自分のフロアをやっている最中だった。 「優先してやるので終わったらフロントに連絡するので、ロビーで待っていてもらえますか」と言われ、ロビーにあるコーヒーを購入して10分ほど待っていたら連絡が来た。
部屋に戻ってお湯をはって、シャワーを浴びて1時間ほど小休止。

汗も流せて体力も回復したので、お昼ごはんを食べに行くことにした。 マラソン中は、結局ほうじ茶饅頭1つと、塩タブレット1つしか食べてないや。
今日までに使った服や、金沢マラソンの商品やパンフレットなどは、明日ホテルをチェックアウトしてから持ち歩くのが重くて邪魔なので、自宅に宅配便で送ることにした。 フロントで箱を購入し、そのままフロントから発送出来た。 発送料金は1,530円、箱が220円。

身軽になって、さてお昼でも食べに行こうかと外に出たら、突然土砂降りが降ってきた。 今まで晴れていたのに…… 急いで近くの商業ビルに避難して、信号のタイミングを見て外に出て金沢駅までやってきた。 今走ったばかりでもう走れないと思ったけど、信号渡って屋根の下に入るまでは小走りできた。

予定では、レンタルサイクル「まちのり」で石川県庁を見に行こうかなと思っていたが、雨なのでどうするかな。 雨雲レーダーでチェックしたら1時間程度で止むのだが、まだ30分くらいは強い雨が降る感じ。
もし空いてれば、昨日覗いた「もりもり寿司」でお昼ごはんを食べられればなぁと思い、店舗まで行ってみるが、56組待ちだった。 今は15時過ぎなのだが、待ち行列の1番先頭の人の受付時刻が13時01分と表示されていた。 なので、2時間以上は待つのだろう…… これはダメだな。

近辺をウロウロして時間を潰して、雨が上がったタイミングで「まちのり」を借りて石川県庁に向かって出発。 先程のレースで苦しんだ、35~38km地点を自転車で走っていく。 既に交通規制は解除されていて、ゴミ収集車が給水所のゴミを回収にまわっていた。
石川県庁まで到着し、県庁の写真を撮る。 原付で日本一周している時も、この壮大な石川県庁の写真を撮ったのを思い出した。
石川県庁 石川県庁 石川県庁

それから県庁の目の前にある「すし食いねぇ!」という回転寿司屋で食事を食べる。 有名ではない回転寿司だけど、石川県だし、どんな店入っても美味しいだろう。 寿司、天ぷら、味噌汁、アイスクリームなど、色々と満喫したが、お腹がいっぱい過ぎてやばい。 知らない寿司ネタなどたくさんあったのでもっと食べたかったのだが、もう無理だ…… そもそも寿司の値段が高いので、居酒屋行くより高くて、7,140円もした。
寿司 寿司 アイス

金沢駅まで帰ってくる途中で、また雨に降られて、今度はびしょ濡れになってしまった……
金沢駅2Fの食料品スーパーで日本酒詰め合わせみたいなのを購入して会社へお土産として送る。 去年は神戸マラソンの時に、神戸からお菓子などを送ったな。 それとは別にホテルで飲む用のお酒や、サラダなどを購入。
日本酒

まだ17時半だけどホテルに戻ってきて、再度風呂に入ってくつろいで、日本シリーズを見ながら先程購入したものを食べてのんびりとする。

今日のマラソン、走っている最中はものすごいキツかったが、レース後にこうやってウロウロしていることを考えると、ダメージは一時的なもので、総合的な疲労度はそれほど高くなかったのかな?とも思う。
夜は22時10分くらいに就寝(ガーミンによる)

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