奈良マラソン前日 平城宮跡観光

晴れ朝5時半起床。 今日は奈良マラソンの移動と奈良観光をする。
奈良までは、高松~大阪まで高速バス、大阪~奈良を鉄道で移動する。 当初、高速バス乗り場までは琴電の始発で行こうと思っていたが、妻がバス乗り場まで送ってくれるというので、送ってもらった。 元々電車で行くつもりだったので、バス乗り場は栗林公園前にしていた。 高松駅まで行くより手前にあるので、わざわざ遠い高松駅まで行って、早いバスの乗るよりも良いと思って。
栗林公園前のバス乗り場でバスが来るまで待つが、朝は寒かった……

バスに乗り込み大阪難波へと向かう。 バスを降りる場所も、難波と大阪駅と選べるのだが、奈良へ行くことを考えると、奈良に近い難波の方がいいので、そちらを選択した。
大阪行きのバスは満席だった。 自分はネット予約が始まった直後に席を指定したので、後方の窓際の席だった。 隣には小学生の女の子が座ってきた。 お母さんと乗ってきたが、バスのチケットを取るのが遅かったからだろうか、お母さんは結構前方の席に座っていて「何かあったらLINEして」と言っていた。 お母さんと席を代わってあげてもよかったけど、おせっかいだし止めておいた。
バスの中はほぼ寝ていた。 途中室津PAでトイレ休憩をはさみ、9時40分くらいにJR難波駅のバスターミナルに到着した。
高速バス

大阪自体も数えるほどしか来たことがないので、見る場所はたくさんあるのだが、今日の目的地は奈良。 難波から脇目も振らず、奈良に行くために、近鉄の駅に向かった。
近畿日本鉄道というのに初めて乗る。 「急行」というのに乗ったが、大阪難波、近鉄日本橋、大阪上本町、鶴橋、布施、石切、生駒、学園前、大和西大寺と、たった35分ほどで到着した。 大和西大寺で降りたが、次の駅が新大宮、終点が近鉄奈良だ。

大和西大寺で降りたのは成り行きだった。 奈良での見どころを、出発時点ではよく調べてなくて、バスの中もほとんど寝ていたため、奈良に向かう電車の中で調べていた。 平城宮跡には行こうと思っていて、JR奈良駅でのレンタルサイクルや、金沢でつかった「まちのり」の奈良バージョンもあるので、それの登録までしておいた。 だけど地図をよく見ると奈良駅まで行って、平城宮跡を見て、奈良駅まで戻ってくるのはルート的に無駄がある。 それだったら、手前の大和西大寺で降りて、平城宮跡を見て、奈良駅に向かったほうが移動に無駄がない。 なので、ここで降りてしまった。

名前の通り「西大寺」という寺があるようなので、その寺に行ってみた。 あまり大きな寺ではなかったけど、国宝や重要文化財の像を多数見ることができる。 拝観料800円払って本堂・四王堂・愛染堂の3つを見学し、像を見ることができた。 像はいずれも写真撮影禁止なので撮ることはできなかった。
西大寺 西大寺

大和西大寺駅に戻って、駅に隣接している駐輪場でレンタルサイクルを借りる。 普通と電動アシストが選べるが、もちろん電動アシストを選ぶ。 料金は1,500円で少々高いなと感じたが、電動アシストの快適さを知ってしまっているので、普通車にはもう乗れない。
ここで借りたレンタルサイクルは、JRではなく、近鉄奈良駅前のレンタルサイクルの場所で返却できる。

この付近には前方後円墳が多数ある。 それらを見てみたいと思っているので、近くにあった「五社神古墳 (神功皇后陵)」という所に行ってみた。 当然古墳には入れないし、柵がされていて近づくことすらできなかった。 天皇の墓なので「宮内庁」が管理しているらしく、宮内庁の看板が建ててあった。 それから「佐紀石塚山古墳」「佐紀陵山古墳」を見てから平城宮跡へ。 北側はすぐ側だけど、正面から入りたかったので南側まで自転車を走らせる。
神功皇后陵

南側は復元遣唐使船が出迎えてくれた。 すぐ側に駐輪場があって、一旦そこに自転車を止めたのだが、平城宮跡は巨大すぎて、徒歩での移動は無理だと思って、すぐに自転車に戻る。 一部自転車が入れない場所があるけど、ほとんどの場所に自転車で行けるので、平城宮跡を自転車で移動する。 平城宮跡はものすごい巨大で、南北1.1km、東西1kmくらいの大きさで、ほとんどが芝生広場になっている。
まずは「朱雀門」へ。 ここが平城宮の入口だったらしい。 平城宮跡内には近鉄奈良線が走っているので、線路や踏切がある。 踏切を通過して、「第一次大極殿院大極門」を見る。 ここからが平城宮の主要部となる。 今はないけど、ここを入口として、宮殿を囲うように回廊があったらしい。 この中に入れるのは平城宮に住んでいた7,000人の役人のうち、たった200人だけだったらしい。 貴族や貴族の家族など、ごく限られた人だけ中に入ることができ、「大極殿」に立った天皇からの言葉を聞くことができたようだ。

第一次大極殿院大極門は2022年3月に復元工事が完成したばかり。 すぐ右側には「東楼」を復元工事中で、あと5年くらいかかるらしい。 その工事が終わったら、足場をそのまま西へスライドさせて、「西楼」の復元をするらしい。 奥には「第一次大極殿」が2010年に復元工事が完了してそびえ立っている。 この「第一次大極殿」は遷都1,300年を記念して復元されたらしい。 平城京へ遷都されたのが西暦710年、その1,300年後である西暦2010年になるように。 その時の遷都1,300年を記念して誕生したキャラクターが、あの気持ち悪いフォルムの「せんとくん」である。

「西楼」を作った後はそれらをぐるりと囲う「回廊」を復元するようだ。 これはスタッフに教えてもらったのだけど、回廊で囲まれた場所を「院」と呼ぶらしい。 なので回廊で囲われてなかったら院ではない。
「正倉院」というのがあるけど、その「院」には「正倉院正倉」しか無いから、それを通称して「正倉院」と呼ばれている、と教えてもらった。 本来「院」と「倉」は別のものである。

「復原事業情報館」「第一次大極殿」「遺構展示館」「第二次大極殿」「平城宮いざない館」と、広すぎて全部の施設は巡れなかったけど、それでも大半の施設は巡ることができた。 自転車移動だから良かったけど、平城宮跡内だけで、移動距離は5kmくらいになると思う。 移動だけじゃなくて見学もしてるので、徒歩だったらかなり疲れていただろう。
平城宮跡だけで2時間半くらい使ってしまい、時刻は13時40分くらいになった。
平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡

他にも見たいスポットはあるのだが、今回の主目的は奈良マラソン。 マラソンの受付に行かなくてはならない。
1時間ほど自転車漕いで、14時50分くらいに会場の「ロートフィールド奈良(奈良市鴻ノ池陸上競技場)」に到着した。 車での来場控えるようにチラシが入っていたが、付近は大渋滞していた。 自転車を止めて体育館で受付。 受付はすぐに終わった。 競技場前の広場で出店やステージがあるのでぶらりと見てきた。 お昼ごはんまだ食べてなかったので、出店で目玉焼き入りの焼きそばを購入。
奈良マラソン受付

さて、そろそろホテルに行こうかな。 今日泊まるホテルはJR奈良駅西口にある「ダイワロイネットホテル奈良」。 Yahooトラベルで予約してある。 素泊まりで、1泊目が15,670円、2泊目7,520円、合計23,190円だけど、なぜかじゃらんのポイントが5,300ポイントもあったので、それを全て利用した。 奈良マラソン前日はさすがに高いなぁ……
ホテルはとても綺麗で良かった。 大浴場もついているらしい。
ホテル ホテル

荷物を置いてレンタルサイクルを返しにいかなくてはならない。 返却は近鉄奈良駅。 JR奈良駅と近鉄奈良駅は1kmくらい離れている。 高速餅つきの店、奈良公園、大仏などいわゆる「奈良」と呼ばれる場所は近鉄奈良駅となる。 なので、奈良の中心部は近鉄奈良駅なのである。 そこまで自転車で行って、レンタルサイクルを返却してきた。

帰りは夕飯を食べる店を探しながら、付近の商店街をウロウロしたが、和モダンな感じでおしゃれすぎたし、夕方で閉まっている店が多くて、この付近で夕飯を食べることは出来なかった。
JR奈良駅の方に向かって歩いていたら「うどん」と書いた店があったので、夕飯はそこにしてしまった。 香川から奈良まで行ってうどんとは微妙かもしれないが、色々な地域のうどんを食べてみないとな。

重乃井 奈良店」という店で、釜揚げうどんと稲荷と瓶ビール。 「さぬき」を謳ってないから奈良ではこれが普通なのかもしれないが、うどんは細めで結構細切れだった。 釜揚げの出汁は最後、うどんを入れていた器に入れてスープのようにして飲むらしい。 そんなこと一度もやったこと無いがやってみた。 ちょっと薄い感じはしたが、まぁ飲める。 だけど、めっちゃ塩分入ってそうなので、あまり飲まなかった……
重乃井 釜揚げうどん ビールと稲荷


JR奈良駅に併設されている店で、日本酒やお土産や柿の葉寿司を購入、駅前のコンビニで明日の朝ごはんを購入してホテルに戻る。
柿の葉寿司

ホテルでは大浴場に行ってくつろいで、部屋でお酒を飲みながら、柿の葉寿司を食べてくつろいでいた。

明日の荷物の準備をして、22時15分くらいに就寝。

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