明日香村観光

晴れ朝6時半起床。 荷物は全て自宅に発送してあるので、身軽な状態で7時にホテルをチェックアウト。 今日は夕方まで奈良県を観光する。
今日向かうのは「明日香村」という所、奈良県中央部にある村。

近鉄新大宮駅まで1kmくらいなので、ホテルから歩いていき、そこから電車で。 一昨日下りた「大和西大寺駅」で橿原線に乗り換えて16駅目が橿原神宮前駅。 そこから吉野線に乗り換えて2駅目、「飛鳥駅」に到着した。 1時間半くらいかかった。
飛鳥駅

まだ朝ごはんを食べてないので、駅前にある「珈琲の館御園」という喫茶店で740円のモーニング。 値段の割に良いモーニングだった、PayPayも使えた。
喫茶店から出たら、目の前の産直にテレビカメラが来ていた、何かの取材しているのかな?
珈琲の館御園 モーニング

駅前の「明日香レンタルサイクル」という店で、電動アシスト自転車を借りる。 WEBクーポン表示で200円引きなので、1,300円で借りることができた。

奈良市からわざわざ1時間半もかけて明日香に来たが、ここには有名な古墳がある。 それを見に来たのだ。 坂がある場所もあるけれど、観光できる地域はそれほど広くないので、自転車で十分に回れる。 むしろ狭い場所や駐車場がない場所もあるので、自転車の方が車よりも便利かもしれない。

まずは「高松塚古墳」。 この古墳が何で有名なのかはリンク先を見た方が詳しくてわかりやすいけれど、国内に2つしか見つかってない石室に描かれた壁画が、日本で最初に発見された古墳。 誰が埋葬されていたのか、誰が描いたのかなど一切不明だが、描かれた年代は残っていた遺物などから「694年~710年」と特定されている。 1,300年も前に描かれて、地中でずっと眠っていた壁画。 古墳自体は元あった場所に復元という形で作られているので、今は綺麗に整備されてるので、古墳自体に価値はないかもしれないけれど、その場所を訪れて見たかった。
高松塚古墳、高松塚壁画館と見て、1,300年の歴史を感じた。
高松塚古墳 玄武 壁画

ついでに近辺にある「中尾山古墳」も見てきた。 その横にある「文武天皇陵」もついでに。
中尾山古墳 文武天皇陵

次は「キトラ古墳」。 この古墳が、日本で2例しかない、石室に描かれた壁画の発見2例目。 古墳の年代自体は高松塚古墳よりも前に作られたと言われている。 キトラ古墳には「玄武」「朱雀」「青龍」「白虎」と四神が描かれており、上には国内最古の天文図も描かれていた。
そしてこの古墳がすごいのは、その壁画を発見~保存するまでのプロセス。

高松塚古墳は国内最初の壁画発見だったし、発見された1972年には技術的な事も知識的な事も未熟で、普通に外気に晒してしまい経過観察してたが劣化していってしまった。
その経験も踏まえてか、キトラ古墳は高松塚古墳よりも厳重に発掘調査などが行われていたようだ。

1972年に高松塚古墳の壁画が発見されてすぐ、近所の村人から「似たような古墳がある」という情報が届く。
それから10年経った1983年、地表からドリルを使って地面に穴を開け、鎌倉時代に盗掘にあった際に破壊された石室に開いた穴の一部まで貫通させ、そこからマイクロファイバーのカメラを入れる。
この調査にはNHKが協力し、カメラはNHKが用意したようだ。 髪の毛より細いマイクロファイバーを1万本束ねた、解像度3万画素のカメラで、初めて石室の中が映し出される。 古墳の周囲には研究者などが十数名集まって、モニタに注目していた。 そしてカメラが石室の北面の壁に描かれた丸い形の動物を映した瞬間「玄武だ」と声が上がった。 この「玄武」は高松塚古墳にも描かれていたが、発見時既に劣化が激しく、玄武の中心部分がよくわからなくなっていた。 それが綺麗に残っている。

そこからさらに15年月日が流れた1998年、技術も進歩し上下左右に向きを変えられるデジタルカメラを、石室内に挿入し、まだ見ることが出来ていない、左壁、右壁、天井を映し出す。 その際に「青龍」「白虎」「天文図」を発見。

さらに3年経った2001年、今度は360度向きを変えられる、つまり真後ろを映し出すことができる機材で、真後ろの壁を撮ったら「朱雀」を発見。
奇跡的に盗掘の際に開けられた穴が、朱雀からズレていたので、残っていた。 高松塚古墳でも朱雀が描かれてたと言うが、盗掘の穴が朱雀を直撃したらしく、朱雀は残っていなかった。

この調査に18年もかかったのも凄いが、本当に凄いのはここから。 既にかなり劣化していて、このままだと壁画が崩壊してしまうので、崩壊する前に取り外すことが決まった。 ただ国内で2例しか壁画が発見されていないし、古墳から取り外すのは前例がない。 研究者や識者達が集まって調査や方針を決める。

まずは壁画を劣化させないために、温度や湿度などを管理しなくてはならない。 石室を丸ごと囲えるよう、回りに保護施設を建築する。 保護施設の中は空調完備。 さらに石室の前に「前室」を作成して、外界とは完全にシャットアウトする。 その状態で、まずは石室が保護された。

壁画を取り外すために方法、補強、外す為の道具作成など、外すまでに色々な準備がされる。 そして外すのは人の手で外す。 僅か1cmでも手元が狂ったら、手で支えている壁画の漆喰が突然割れたらなど、ものすごい緊張感の中取り外し作業が進められる。 この作業の一部は、キトラ古墳に併設されている「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で映像として見ることができる。

壁画を全て取り外すのに6年。 今度は、それらを補強して1,000以上のパーツに分かれたものを全てつなぎ合わせ、壁画を消さないよう汚れを除去していく作業が行われた。
そうして今、壁画は厳重に保管され、年に数回一般公開されて見ることができるし、気軽にデジタル化されたものを見ることができるようになっている。

高松塚古墳が発見されてから、「似たような古墳がある」という情報が寄せられた、と書いてあるが、キトラ古墳たった1つの情報が来たわけではなく、全国各地から何百、何千という、同じような情報が寄せられたのだろうということは容易に想像できる。
初めてカメラを入れてから、全方位撮影できるまで18年。 玄武発見でワクワクしたが、朱雀発見を待たずに亡くなってしまった研究者もいることだろう。
自分がこうして気軽に見ることができるのは、人生を古墳に捧げた人たちがいるおかげなんだなと、しみじみと感じた。
キトラ古墳 キトラ古墳壁画体験館 四神の館 キトラ古墳

自転車で移動して、続いて「マラ石」「石舞台古墳」を見る。 石舞台古墳では、朝見た取材の人たちが来ていた。 受付の人に「新聞の取材で~」と言っていたので新聞なのかな? 誰だかわからないけど若い女性が一眼レフカメラを片手に石舞台古墳の回りを歩いて写真を撮る、というシーンを2台のカメラで映像を映していた。 監督っぽい人?が女性に「じゃあここからは自由演技で、適当に歩いて写真撮って下さい」と言っていた。
マラ岩 石舞台古墳

そして「亀形石造物」「酒船石」と見て回る。 受付の人が教えてくれたのだけど、「酒船石」の50mくらい手前に倉庫みたいなのが建ってるけど、ぜひその中を覗いて下さいと。 平成4年に発見された石垣の跡を復元していて、この石垣は「日本書紀で斉明天皇条の『宮の東の山に石を累て垣とす』『石の山丘を作る』という記事に該当する可能性が強く~」と書かれてる物ですと。 2年前に和同開珎より古い可能性のある硬貨を作る工場みたいなのも見つかったので、まだまだ眠っている遺跡は多くあると教えてくれた。
亀形石造物 石垣 酒船石

お昼を食べる場所を探しながら「飛鳥宮跡」「亀石」を見て、再び飛鳥駅前に戻ってきた。 お昼は結局チェーン店の「まいどおおきに食堂」になってしまった。
飛鳥宮跡 亀石 まいどおおきに食堂 お昼ごはん

お昼食べてからは「欽明天皇陵」「猿石」「鬼のせっちん」「鬼のまないた」「天武・持統天皇陵」「菖蒲池古墳」「明日香村埋蔵文化財展示室」「大官大寺跡」「藤原宮跡資料室」「藤原宮跡」と見学する。
欽明天皇陵 猿石 鬼のせっちん 鬼のまないた 菖蒲池古墳 藤原宮跡 藤原宮跡

橿原駅に到着したのは16時。 明日香駅で借りたレンタルサイクルは+200円払えば別の営業所で返却できる。 帰りは橿原駅からの方が都合がいいので、こちらでレンタルサイクルを返却。
楽しい明日香村観光は、かなり満足して終えることができた。

帰りは近鉄南大阪線で「橿原」~「大阪阿倍野橋駅」まで特急に乗る。 乗車券の他に特急券が必要で、特急券は520円だったが、各駅停車だと27駅がるが、特急だと僅か3駅なので、非常に快適だった。
大阪阿部野橋駅は「あべのハルカス」ある場所。 少し時間があるので大阪観光してもいいかなと思ったけど、主目的は奈良マラソンで、大阪は関係ないのでやめた……
地下鉄で「天王寺」~「難波」まで3駅。
特急

時刻は17時10分、帰りのバスは19時半出発なので、2時間ほど時間がある。 お昼が遅かったので全然お腹空いてないが、何か食べなくては。
「なんばウォーク」という場所で「珉珉」という中華料理屋でビール2杯と酢豚、餃子、ピータンなどを食べた。
餃子 酢豚 ピータン

19時半の高速バスで高松へ。 途中、淡路島の「室津PA」でトイレ休憩。 駐車場は結構混んでいたが、空いている場所があって、最初バスを止めようとしていたのに、止めずにもっと先の駐車場に移動していた。
トイレ行く時その理由が分かったのだが、空いているスペースの隣には「京都~高松」のバスが止まっていた。 目的地が同じ「高松」。 間違える人がいるから、目的地が同じバスの横には止めないんだな。

22時20分くらいにゆめタウン高松前のバス停に到着し、ココスに移動。
帰りは妻が迎えに来てくれるらしいので、コーヒーとプリンを食べてくつろぐ、流石にもうビールはいいや。
プリン

2泊3日で奈良マラソンと奈良観光に行ってきたが、奈良は歴史がすごくて、個人的には戦国や江戸時代の武将たちの時代よりも面白いんじゃないかなと思ってしまった。
その辺りの歴史を勉強して、また訪れたいと思う。

奈良マラソン2023

晴れ朝5時半に起床。 今日は奈良マラソン2023当日。 前日に準備はほぼ完了しているので、朝はエネルギー補給に専念し、42kmのレースに備える。
昨夜コンビニで買っておいた今日の朝ごはんは、ツナマヨおにぎり、カステラ、三色団子。 カステラは半分、三色団子は1本残してしまった。

今泊まっているJR奈良駅の横のホテルから、スタート会場の鴻ノ池運動公園までは2kmほどある。 歩けない距離ではないが、できることなら歩きたくない。
JR奈良駅からだと、西口に臨時の路線バスが出ているので、それで行くことができる。 料金は220円かかるけど、歩くよりはマシだろう。 路線バスは大量に待機していて、5分も待たずに乗ることができた。
7時20分くらいにJR奈良駅を出発。

鴻ノ池運動公園までは10分ほどで着くはずなのだが、渋滞していて15分ほどかかったと思う。 バスに乗っているとき、お腹が痛くなってきた。 会場には7時45分くらいに到着、着いてからすぐにトイレに並ぶ。
奈良マラソンは初出場なので、トイレの状況などわからないが、今並んでいる感じだと、大も小も結構待つので、もう一度は行けないかもしれないな。 だが、前回の福知山のように、今回もできるだけ朝の水分は摂らないようにしている。 本当はあまり良くないと思うのだが、マラソン中のトイレ問題にいつも悩まされているので……

手荷物預けは場所によっては8時半まで。 場所によってというのは、自分で棚に置くパターンと、係員に渡すパターンがあるようだ。 自分はBブロックなのだが、男子ABブロックと、10kmの部の男子LMブロックは自分で置くパターン。 それ以外は係員に渡すパターンのようだ。 なので、手荷物預けの時間は気にしないで良かった。 手荷物は武道館、入るのに靴を脱がないといけない。 1Fが手荷物預けと待機スペースだが、8時20分くらいに荷物預けに行ったら、1Fの棚はいっぱいで、2Fに案内された。 2Fの観客席に荷物を置く。 武道館に入る度に靴を脱ぐのが少々面倒だな。

手荷物を預け、スタートブロックへと向かう。 スタートブロックは8時45分締め切り。 もう一度トイレに行けるかな?と、トイレ行列を見たが、メチャメチャ並んでいて、これは無理だと諦める。
Bブロックに整列、自己ベストなど狙っているわけではないので、Bブロックの後ろの方でも問題はない。

スタート直前、横にいた人がサンダル履いていたので話しかけてみた。 サンダルには2種類あって、踵がフリーなやつと、踵がロックされてるタイプがあって、この人は踵がロックされてるタイプだから、フリーのより走りやすいらしい。 ジョギングシューズを履いてもタイム的にはあまり変わらないと言っていた。 疲労度はジョギングシューズの方が少ないと…… 練習でもサンダル履いてて、たまにジョギングシューズを履くんだって。 「裸足や革靴の人もいたから、サンダルはまだ楽な方ですよ」と言っていた、凄まじい世界だ……

スタートセレモニーがあり、号砲がなり、奈良マラソンが始まった。 奈良マラソンのコースは坂が多いのが有名で、自分の実力+10分くらいのゴールタイムになると言われている。 2週間半前の福知山で痛い目にあっているので、「今日は前半は絶対に飛ばさず、坂と後半に備えて脚を残す」、「目標タイムは3時間25分」というのを掲げている。 特に前半飛ばさないのは最重要。 気分が良くてもペースが良くても、絶対に飛ばさない。

そう思って走り出した。 そしてトイレ問題、やはりスタートする前からトイレに行きたくなってしまって、1km地点の手前にあるトイレへ。 何人か並んでいて、ここで1分半ほどロスした。 トイレからコースに戻ってきたら、すぐ後ろにサブ4のペースメーカー達が。 1kmの通過タイムが6.27。 いきなり大幅な出遅れ。 だけど、今日は自己ベストを狙っているわけではない、これくらいのタイムでも問題ない、と言い聞かせて、遅れを取り戻すような走りをしないよう気をつける。

奈良マラソンは参加者が14,000人もいるらしく、コースはかなり混雑している。 3km過ぎるくらいまでは、このペースでも思うように走れなかった。 そして今日は体が重く感じる。
平城宮跡前が折返しで、折り返した直後に5kmなのだが、折返しに向かって、コースマップには載ってないような微妙な上り坂となっていた。 コースマップでは明らかな上り坂はわかりやすいが、例えば1kmで10m上がるような僅かな坂は見えてこない。 折り返してしばらく走っていたら、前方に風船が見えたので、あれが3時間半のペースメーカーだということに気づいた。 目標タイムは3時間25分なので、まずはペースメーカーより前に出ないと。 だけどペースアップせずジワジワと距離を詰めて、8kmくらい、近鉄奈良駅付近かな? ペースメーカーの後方に着いた。 奈良はコース幅が狭く、ペースメーカーの後ろには大量の人がいるので、中々抜かせない。 この集団を抜かすときだけ、ちょっとだけ意識的にペースアップして抜かしていった。 前に出たら景色はスッキリ。 さて、ここから落ち着いて走っていこう。

県庁前の通りを奈良公園に向かって上り坂を走っていく。 途中で10kmの部のランナーも合流。 奈良公園を右折する付近の広場に鹿が歩いていて、珍しいなと思って見ていたのだけど、右折した先の左側の芝生広場には何十頭という鹿が群れでくつろいでいた。 普通にこんな所に鹿がいるんだな…… この付近で10km、アップダウンがあったが、これは終盤でも出現するアップダウンなので覚えておかなくてはならない。
その後、10kmの部は左折していった、フルマラソンの部は直進する。

スタート直後にトイレに行ったばかりなのに、また行きたくなってきた。 12km地点くらいのトイレへ。 ここで30秒ロス。 トイレから戻ってきたら、すぐ後ろに3時間半のペースメーカーが迫っていた。 抜かれたら、抜き返すのが大変なので、抜かれないようコースに復帰して走っていく。

15km地点、ここまでキロ4分50秒ペースくらいで走り続けているが、まだ体が重い、というか今日はあまり調子が良くなさそうな感じがする。 まだ15km、この先27kmもあるが、今からこの状態で耐えられるだろうか…… 少々不安になるが、もう前に向かって走るしかない。

15kmくらいから上り坂が始まった。 両脇が畑の一直線の道を東に向かって走っていく。 交差点を右折してからが本格的に上り坂。 だけど、上り始めてすぐ、奈良マラソンの応援で名物の忌野清志郎に扮した人が応援してくれているスポットがある。 そこでハイタッチをして元気をもらう。 上りは思っていたより大したことなかった。 上りきった辺りで、天理教の私有地へと入っていく。 ここにも軽いアップダウンがあった。
景色の良い橋の上を通過した辺りで先頭ランナーとすれ違う。 先頭ランナーは30km付近だろう。 橋を越えて下りに入る。 そして中間点。 中間点の通過が1時間44分23秒。 3時間半のペースで1時間45分ジャストなので、ギリギリ3時間半を切るくらいのタイム。 中間点でこのタイムで、この疲れ具合だと、今日は3時間半も無理かもしれないと、弱気になりかける。 弱気になっている時、左右にいきなり人が多くなってきた。 3時間半のペースメーカーに追いつかれたのだ。

ペースメーカーに追いつかれた場合、追い抜かされないように頑張るか、後ろにつくか、どちらかになる。 ここはまだ中間地点。 後ろについたら、残り21km絶対についていくことができない。 これはきついけど吸収されないように頑張るしかない…… そう思って追いつかれないくらいまでペースを上げる。

一連のアップダウンが終わって、コースは天理市へと入った。 天理市に足を踏み入れるのは初めて。 天理市は天理教というのは知っているが、初めて入った天理市は少々不気味だった。 どこを見ても宗教施設、中心部には巨大は煙突みたいなのが何本か見える。 沿道で応援している人は「天理教」と書いてあるジャケットを羽織っていたりする。 コース近辺しかわからないが、宗教の街なんだなと実感した。
この辺りで再びトイレに行きたくなってきたが、トイレに行くということは3時間半のペースメーカーに抜かされるということなので、トイレに行った時点で自分のレースは終わる。 だけどトイレに行きたい……

23km地点くらいだろうか、反対側にトイレがあるのが見えた。 反対側は26km地点くらい。 あそこのトイレに寄ろうか……と考えながら走る。
この区間は僅かにアップダウンがあって、天理教本部の前の直線道路は僅かに下り坂。 25kmで折り返し、数百メートル走ったら右折、天理教本部の敷地内へと入っていく。 天理教本部の真ん中辺りで善哉が振る舞われていた。 食べたかったが食べたらレースが終わる、それとけっこう体がきついので、固形物を食べたら、お腹をくだしそうな予感がしたので、善哉の誘惑には負けず素通り。
天理教本部を出て再び車道に戻ってきて26km地点。 先程のトイレがあったが、この近辺の折返しで、すぐ後ろ、わずか5秒差くらいの所に3時間半のペースメーカーがいるのがわかっていたので、トイレはパス…… さっきよりは行きたい欲がなくなっているので、このままゴールまで静まっていてほしい。

天理市を走り抜き、28kmから先程のアップダウンに再突入。 2kmくらいのアップダウンの道なので、なんとか乗り切らないといけない。 この手前で反対側には4時間のペースメーカーがいた。
この辺りで、背中に「MIT」と書かれているランニングウェアを来ている男性が目につくようになってきた。
「MIT」ってマサチューセッツ工科大学かなぁ、絶対違うようなと思いながら走っていて、「M」はマサチューセッツのM、「I」はIndustryかな? 「T」ってなんだろう、大学の「U」とかは入らないのかな?とか考えながら走っていた。 家に帰ってから調べてが「Massachusetts Institute of Technology」でMITらしい。

坂道を上り切って、天理教敷地内を通過して、あとは下り。 MITの人は上りはそんなに速くないけど、下りと平地は速くてどんどんと離される。 坂の最後の方で、忌野清志郎がいて、再び応援してもらう。

35km過ぎに短いけれど強烈な上り坂「デイリー坂」があって、再びMITの人の背中が近づいてきた。 上りきった辺りで、いろんなランナーにポジティブな声がけをして応援してくれてる人がいた。
自分は「いい前傾、その調子!」と応援してもらうことができた。

37kmくらいだろうか、右手にキリン堂がある辺りが一番きつかった。 ペースはギリギリでキロ5分を切れるくらいのタイムになってしまっている。 ペースは落とせない、だけど非常に苦しい。
キリン堂の200mくらい手前ではランナーが倒れていて、スタッフが無線でどこかに連絡していた。

その先の交差点の角にはボランティアの帽子をかぶった中学生がいた。 往路でも見たが、復路でもボランティアを頑張ってくれていた。
奈良公園付近のアップダウンを乗り切り、レースは終盤へ。

40km地点、このあたりは民家の立ち並ぶ路地を抜けていく。 微妙に下り坂なのが助かったが、最後競技場までは上り坂が待ち受けている。
競技場前の道路まで戻ってきて、あとは1.5kmくらい競技場めがけて走っていく。 41km地点を通過し、あとは上り坂を頑張るしかない。

まだ力は残っているので、あと1kmくらいなんとかなる。 上り坂でスパートしてグイグイと上っていく。 競技場直前のスターバックスのある辺りでMITの人に追いついた。 MITの人は「あぁ」と嘆きが漏れいたので「ファイト」と声をかけながら抜かしていく。 坂を上り切って競技場の敷地内へ。 第3コーナーから競技場の中に入り、ラスト200m。 ようやく競技場まで帰って来ることができた、ラスト200mを頑張って走りゴール。

タイムはネットで3時間27分14秒、グロスで3時間28分01秒だった。 中間点では3時間半切れないかも、と思っていたが、ゴールしてみたら意外に余裕があった。

目標タイムには及ばなかったが、走り終わってみて、最後までよくもったなと思った。 15km地点での調子、20kmで3時間半のペースメーカーに追いつかれる。 前半でトイレに行ったのもあるけど、タイム的にはネガティブスプリット。 5km毎のタイムを見てもかなり安定している。 こういう走りを他のレースでもしたかった。
タイムは最近のタイムと比較すると平凡だけど、やりきった感とタイムの満足度は非常に高い大会となった。

次のマラソンは、来年の福知山マラソンの予定。 いつもは3月くらいまで出続けるけど、今年は奈良がシーズンラストレース。

武道館に荷物を取りに行く。 普段なら暖かい格好に着替えるのだけど、今日は暑すぎるので半袖半ズボンでも余裕。 濡らしたタオルで汗を拭いて、別の半袖半ズボンに着替えだけした。
それからマッサージを受けて、JR奈良駅のバス乗り場に向かう。

JR奈良駅にバスが到着し、駅前のローソンでLチキと温かいお茶を購入。 会場では昨日と同じく出店があるが、早くホテルに戻りたいのと混んでいるので、食べる気にならなかった。
レースでかなり消耗しているので、Lチキで肉類と余分を補充したのだ。 温かいお茶は、ホテルの立体駐車場の管理人に差し入れしようかなと思っていたが、今日はいなかった。 昨日チェックイン前に、駐輪場がないホテルで、親切に立駐の前の空きスペースに止めさせてくれたので、そのお礼にと思って。 だが、あげられなかったので自分で飲んでしまおう。

ホテルに戻りシャワーを浴びる。 湯船にも浸かりたいが、この後行きたい所があって、時間があまりないので手短に。

シャワーを浴びて着替えてからは、すぐに出発。 JR奈良駅の東口にあるレンタルサイクル「駅リンくん」で電動アシスト自転車を借りる。 借りたのが14時50分くらいで、返却期限が18時。 電動アシスト自転車は4時間までなのだが、返却まで3時間しかないので時間的には問題ない。 係員は「1時間少ないのでもったいないよ」言ってくれたが、マラソン走り終わった後で、普通の自転車漕ぐのは無理だ。 しかも結構ハイペースでそこそこの距離移動しなくてはならないので。
レンタルサイクル

ポケットにナビをセットしたスマホを最大音量にした状態で入れて、ナビの指示通り自転車で目的地に向かう。
漕ぐこと50分、距離にして13km。

15時45分くらいに「法隆寺」に到着した。 冬季の法隆寺の参拝時間は16時半まで。 16時半に門が閉まるので、16時20分くらいには出なくてはならない。 時間との勝負だった。
明日は別の場所を観光したいので、法隆寺に来ることはできない。 どうしても今日来ておかなくてはならない場所だった。
奈良から電車でも来られなくはないのだが、法隆寺駅からお寺までが1km以上あり、電車のタイミングによってはかなり際どくなりそうなので、それだった時間の確度がより高い自転車の方がいいと思って、レンタルサイクルを選択したのだった。

参拝料は1,500円なのだが、閉まる直前なので1,200円で入らせてくれた。 HPなど見てもどこにもそんな記述なかったのだが、ラッキー。
建造の歴史やお寺の特色など、詳しいことはよくわからないが、名前くらいは誰でも知っているくらい有名なお寺。
日本最古の五重塔、日本最初の世界文化遺産、所蔵している大量の国宝・重要文化財など。
ものすごい歴史を感じながら、たった40分しか時間がなかったけど、見学することができて良かった。
法隆寺 五重塔 金堂

法隆寺観光が終わって、またJR奈良駅まで戻る。 レンタルサイクルが18時までなので、あと1時間半だが、帰りは急がないでも余裕だな。
行きとは違うルート、郡山駅の前を通るルートで帰ってきて、レンタルサイクルを返却。

その足で、夕飯を食べに行こうと思ってウロウロしていたのだが、結局JR奈良駅1Fにある魚民になってしまった。 この選択は失敗だった。 魚民に行くくらいなら、同じく駅前にある大阪王将に行ったほうが満足度が高かったかもしれない。 魚民で7,000円くらい使ってしまった…… 大阪王将なら同じくらい食べても、3,000円くらいで済んだだろう……

19時位にホテルに戻ってきて、フロントで荷物発送用のダンボールを購入。 部屋に戻って、明日使う小さなカバンとスマホバッテリー・ケーブル以外、全ての荷物とお土産をダンボールに詰め、ホテルのロビーから自宅に発送した。
大浴場で疲れを癒やし、部屋で追加のビールを飲んでいたが、眠くて全部飲みきれず、22時50分くらいに就寝。

奈良マラソン前日 平城宮跡観光

晴れ朝5時半起床。 今日は奈良マラソンの移動と奈良観光をする。
奈良までは、高松~大阪まで高速バス、大阪~奈良を鉄道で移動する。 当初、高速バス乗り場までは琴電の始発で行こうと思っていたが、妻がバス乗り場まで送ってくれるというので、送ってもらった。 元々電車で行くつもりだったので、バス乗り場は栗林公園前にしていた。 高松駅まで行くより手前にあるので、わざわざ遠い高松駅まで行って、早いバスの乗るよりも良いと思って。
栗林公園前のバス乗り場でバスが来るまで待つが、朝は寒かった……

バスに乗り込み大阪難波へと向かう。 バスを降りる場所も、難波と大阪駅と選べるのだが、奈良へ行くことを考えると、奈良に近い難波の方がいいので、そちらを選択した。
大阪行きのバスは満席だった。 自分はネット予約が始まった直後に席を指定したので、後方の窓際の席だった。 隣には小学生の女の子が座ってきた。 お母さんと乗ってきたが、バスのチケットを取るのが遅かったからだろうか、お母さんは結構前方の席に座っていて「何かあったらLINEして」と言っていた。 お母さんと席を代わってあげてもよかったけど、おせっかいだし止めておいた。
バスの中はほぼ寝ていた。 途中室津PAでトイレ休憩をはさみ、9時40分くらいにJR難波駅のバスターミナルに到着した。
高速バス

大阪自体も数えるほどしか来たことがないので、見る場所はたくさんあるのだが、今日の目的地は奈良。 難波から脇目も振らず、奈良に行くために、近鉄の駅に向かった。
近畿日本鉄道というのに初めて乗る。 「急行」というのに乗ったが、大阪難波、近鉄日本橋、大阪上本町、鶴橋、布施、石切、生駒、学園前、大和西大寺と、たった35分ほどで到着した。 大和西大寺で降りたが、次の駅が新大宮、終点が近鉄奈良だ。

大和西大寺で降りたのは成り行きだった。 奈良での見どころを、出発時点ではよく調べてなくて、バスの中もほとんど寝ていたため、奈良に向かう電車の中で調べていた。 平城宮跡には行こうと思っていて、JR奈良駅でのレンタルサイクルや、金沢でつかった「まちのり」の奈良バージョンもあるので、それの登録までしておいた。 だけど地図をよく見ると奈良駅まで行って、平城宮跡を見て、奈良駅まで戻ってくるのはルート的に無駄がある。 それだったら、手前の大和西大寺で降りて、平城宮跡を見て、奈良駅に向かったほうが移動に無駄がない。 なので、ここで降りてしまった。

名前の通り「西大寺」という寺があるようなので、その寺に行ってみた。 あまり大きな寺ではなかったけど、国宝や重要文化財の像を多数見ることができる。 拝観料800円払って本堂・四王堂・愛染堂の3つを見学し、像を見ることができた。 像はいずれも写真撮影禁止なので撮ることはできなかった。
西大寺 西大寺

大和西大寺駅に戻って、駅に隣接している駐輪場でレンタルサイクルを借りる。 普通と電動アシストが選べるが、もちろん電動アシストを選ぶ。 料金は1,500円で少々高いなと感じたが、電動アシストの快適さを知ってしまっているので、普通車にはもう乗れない。
ここで借りたレンタルサイクルは、JRではなく、近鉄奈良駅前のレンタルサイクルの場所で返却できる。

この付近には前方後円墳が多数ある。 それらを見てみたいと思っているので、近くにあった「五社神古墳 (神功皇后陵)」という所に行ってみた。 当然古墳には入れないし、柵がされていて近づくことすらできなかった。 天皇の墓なので「宮内庁」が管理しているらしく、宮内庁の看板が建ててあった。 それから「佐紀石塚山古墳」「佐紀陵山古墳」を見てから平城宮跡へ。 北側はすぐ側だけど、正面から入りたかったので南側まで自転車を走らせる。
神功皇后陵

南側は復元遣唐使船が出迎えてくれた。 すぐ側に駐輪場があって、一旦そこに自転車を止めたのだが、平城宮跡は巨大すぎて、徒歩での移動は無理だと思って、すぐに自転車に戻る。 一部自転車が入れない場所があるけど、ほとんどの場所に自転車で行けるので、平城宮跡を自転車で移動する。 平城宮跡はものすごい巨大で、南北1.1km、東西1kmくらいの大きさで、ほとんどが芝生広場になっている。
まずは「朱雀門」へ。 ここが平城宮の入口だったらしい。 平城宮跡内には近鉄奈良線が走っているので、線路や踏切がある。 踏切を通過して、「第一次大極殿院大極門」を見る。 ここからが平城宮の主要部となる。 今はないけど、ここを入口として、宮殿を囲うように回廊があったらしい。 この中に入れるのは平城宮に住んでいた7,000人の役人のうち、たった200人だけだったらしい。 貴族や貴族の家族など、ごく限られた人だけ中に入ることができ、「大極殿」に立った天皇からの言葉を聞くことができたようだ。

第一次大極殿院大極門は2022年3月に復元工事が完成したばかり。 すぐ右側には「東楼」を復元工事中で、あと5年くらいかかるらしい。 その工事が終わったら、足場をそのまま西へスライドさせて、「西楼」の復元をするらしい。 奥には「第一次大極殿」が2010年に復元工事が完了してそびえ立っている。 この「第一次大極殿」は遷都1,300年を記念して復元されたらしい。 平城京へ遷都されたのが西暦710年、その1,300年後である西暦2010年になるように。 その時の遷都1,300年を記念して誕生したキャラクターが、あの気持ち悪いフォルムの「せんとくん」である。

「西楼」を作った後はそれらをぐるりと囲う「回廊」を復元するようだ。 これはスタッフに教えてもらったのだけど、回廊で囲まれた場所を「院」と呼ぶらしい。 なので回廊で囲われてなかったら院ではない。
「正倉院」というのがあるけど、その「院」には「正倉院正倉」しか無いから、それを通称して「正倉院」と呼ばれている、と教えてもらった。 本来「院」と「倉」は別のものである。

「復原事業情報館」「第一次大極殿」「遺構展示館」「第二次大極殿」「平城宮いざない館」と、広すぎて全部の施設は巡れなかったけど、それでも大半の施設は巡ることができた。 自転車移動だから良かったけど、平城宮跡内だけで、移動距離は5kmくらいになると思う。 移動だけじゃなくて見学もしてるので、徒歩だったらかなり疲れていただろう。
平城宮跡だけで2時間半くらい使ってしまい、時刻は13時40分くらいになった。
平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡 平城宮跡

他にも見たいスポットはあるのだが、今回の主目的は奈良マラソン。 マラソンの受付に行かなくてはならない。
1時間ほど自転車漕いで、14時50分くらいに会場の「ロートフィールド奈良(奈良市鴻ノ池陸上競技場)」に到着した。 車での来場控えるようにチラシが入っていたが、付近は大渋滞していた。 自転車を止めて体育館で受付。 受付はすぐに終わった。 競技場前の広場で出店やステージがあるのでぶらりと見てきた。 お昼ごはんまだ食べてなかったので、出店で目玉焼き入りの焼きそばを購入。
奈良マラソン受付

さて、そろそろホテルに行こうかな。 今日泊まるホテルはJR奈良駅西口にある「ダイワロイネットホテル奈良」。 Yahooトラベルで予約してある。 素泊まりで、1泊目が15,670円、2泊目7,520円、合計23,190円だけど、なぜかじゃらんのポイントが5,300ポイントもあったので、それを全て利用した。 奈良マラソン前日はさすがに高いなぁ……
ホテルはとても綺麗で良かった。 大浴場もついているらしい。
ホテル ホテル

荷物を置いてレンタルサイクルを返しにいかなくてはならない。 返却は近鉄奈良駅。 JR奈良駅と近鉄奈良駅は1kmくらい離れている。 高速餅つきの店、奈良公園、大仏などいわゆる「奈良」と呼ばれる場所は近鉄奈良駅となる。 なので、奈良の中心部は近鉄奈良駅なのである。 そこまで自転車で行って、レンタルサイクルを返却してきた。

帰りは夕飯を食べる店を探しながら、付近の商店街をウロウロしたが、和モダンな感じでおしゃれすぎたし、夕方で閉まっている店が多くて、この付近で夕飯を食べることは出来なかった。
JR奈良駅の方に向かって歩いていたら「うどん」と書いた店があったので、夕飯はそこにしてしまった。 香川から奈良まで行ってうどんとは微妙かもしれないが、色々な地域のうどんを食べてみないとな。

重乃井 奈良店」という店で、釜揚げうどんと稲荷と瓶ビール。 「さぬき」を謳ってないから奈良ではこれが普通なのかもしれないが、うどんは細めで結構細切れだった。 釜揚げの出汁は最後、うどんを入れていた器に入れてスープのようにして飲むらしい。 そんなこと一度もやったこと無いがやってみた。 ちょっと薄い感じはしたが、まぁ飲める。 だけど、めっちゃ塩分入ってそうなので、あまり飲まなかった……
重乃井 釜揚げうどん ビールと稲荷


JR奈良駅に併設されている店で、日本酒やお土産や柿の葉寿司を購入、駅前のコンビニで明日の朝ごはんを購入してホテルに戻る。
柿の葉寿司

ホテルでは大浴場に行ってくつろいで、部屋でお酒を飲みながら、柿の葉寿司を食べてくつろいでいた。

明日の荷物の準備をして、22時15分くらいに就寝。

充実した晴れの休みの日

晴れ7時半くらいに起床。 今日は野球が休みなので、久々に1日休みで晴れの日だ。 野球が休みになるのは雨で練習が中止になった日ばかりなので……
昨日から予定を立てていて「吉野川の渓流下りの船と、かずら橋」に行くつもりだったが、三女には大雑把に「徳島の船と橋に行く」としか伝えておらず、朝になっても三女は全然乗り気じゃなかった。 「家にいる方がいい」という。 8時位に出発するが、車の中で「行きたくない」とぐずり出す。 「じゃあ行くのやめる?」となり、野球の5年生以下の大会が小山で開催されているので、「まだそれのほうがいい」というので、一旦家に帰り暑さ対策の準備とスコアブックを持って小山球場に野球を見に行くことになった。

小山球場では第1試合の終盤だった。 自分たちが敗れた丸亀郡家VS宇多津。 宇多津が2-0とリードしていたが丸亀郡家が2-6と逆転して最終回裏の宇多津の攻撃。 丸亀郡家の投手が崩れフォアボール連続で出して、ヒットも打たれて6-5と迫られる。 まだ1アウト満塁。 打者の打った打球はレフト前へワンバウンドの打球。 1者生還、レフトが打球を弾いている間に2人目が生還して、最終回に5点入れ劇的なサヨナラ勝ちとなった。 正直、丸亀郡家を応援していたのでちょっと残念だったが、小学生では5点差くらい余裕で逆転できるんだな、というのを感じた試合だった。

2試合目は善通寺タイガースVS古高松ブルースターズ。 この試合は最初から最後まで見たのでスコアをつけていたが、結果的には古高松ブルースターズの完勝だった。
善通寺タイガースには知っている子が出ていて、3塁打とホームランを打って大活躍だったので、善通寺タイガースに勝ってほしかったが、残念。

野球観戦してからは西村ジョイで買い物して、どこかにお昼ごはんを食べに行こうかと話していた。 国道32号線を綾川方面に走っていたが、行く店が決まらず…… そしたら三女が「前にママとばーちゃんと行った海鮮丼の店が美味しかった」という。 色々聞いたが、どこにあるなんて店なのかがわからない。 三女が妻にLINEして「さぬきマルシェ」だということがわかった。 三女が「海鮮丼」の話を出した時点で、妻と義母の行動範囲から綾川方面は無いなと思って、国道32号線の岡本付近から下りて、県道39号線で国分寺方面に向かって、そのまま国道11号線を突っ切って、県道33号線を北東に向かって走っていて、店が判明した時点でちょうと鬼無あたりだった。 なので、そこからさぬきマルシェまで5分くらいで行ける場所にいて、自分の直感が素晴らしいと思った。

それぞれ好きな海鮮丼を選んで、ヤマダ電機の駐車場で食べた。 食べながら「やっぱり徳島の橋行かない? 前に校外学習で四国村に行って怖い橋なかった? あれの本物だよ」と行ったら、普通の構造物の「橋」じゃないことがわかったらしく「行く」と。 もう14時なのだが。 ヤマダ電機に入って、電気やなのに飲料やお菓子が売っているので、ドライブ中に食べたりするものを購入して、徳島に向けて出発。

レオマとか岡田駅の前を通る道から満濃公園の西側の門の方を経由して、財田付近で国道32号線に合流する。 道の駅財田で休憩してから、2年くらい前に開通したトンネルを抜けて徳島県へ。 国道32号線をひたすらと走り、大歩危小歩危渓へ。 もともと、大歩危の「まんなか」という施設の観光遊覧船に乗る予定で、時間的に乗っても間に合うので乗っていくことに。
この遊覧船は12年前の真冬「2011/2/20」に乗ったことがあるが、その時の日記を読むと大人1,000円、子供500円と書かれていた。 だが今は値段が1.5倍になっており、大人1,500円、子供750円だ。 今日は海の日ということで子供は無料で乗れるのと、カラフルペンセットをもらった。 30分くらいの川下りを楽しんできた。
大歩危観光遊覧船

それから祖谷のかずら橋へ。 色々安い駐車場はあるが面倒なので公式の駐車場へ、500円。 着いたのが17時位なので色々閉まりかけている。 一応この時期はかずら橋は18時半までは通れるみたいだけど。
かずら橋に向かって歩いている途中にあった茶屋で、鮎の塩焼きを購入、とても美味しかった。 橋渡ってから再び店の前通ったときは、焼き物はもう片付けられていたので、先に食べておいて良かった。
鮎の塩焼き

料金を払ってかずら橋を渡る。 人間は落ちるような隙間じゃないけど、スマホは余裕で落ちる、ここからスマホを落とした人、何人もいるんだろうな……落としたら下は急流だし回収不能だ。
かずら橋 かずら橋

帰りは小便小僧経由で帰ってきたが、三女が車酔いしたため、小便小僧には立ち寄らず、それだったら西祖谷の方から国道32号に出たほうが、車酔いしなかったかもなと思った。
池田まで戻ってきたが、三女は微妙に車酔いしているし、池田ICから高速で脇町ICまで走った。 脇町で夜ご飯を食べようと思ったが、ラーメン屋くらしいかなく、「國丸」というお店で夜ご飯。
味噌ラーメン

久々の1日休み、たっぷり満喫出来たし、当初の予定の船にも橋にも行くことが出来て良かった。

今夜もジョギング無しで、これでジョギング無しは4連休? 夜は昨日の練習試合の写真編集をしていたが、全部終わったのが25時位になってしまい、流石にこの時間にLINEに投稿するのは非常識なので、明日朝にしようと思って寝た。

安芸市観光

晴れ朝6時40分くらいに起床。 昨夜は21時位には寝たのに、疲れが全然取れた感じがしない。 体は背中の腰付近が非常に痛い、足は膝が痛いのが気になるくらいで思っていたよりはダメージはなさそう。

7時10分からホテルの朝食バイキングを予約してあるので、たっぷりと食べてきた。 普段は朝からカレーを食べることはないが、今日はカレーをがっつり食べた。 しかもここのカレー美味しかった。
朝ごはん終わってからは荷物をまとめて、9時位にチェックアウト。

高知県は何度か観光で訪れたことがあり、高知市内の目ぼしいところは大体見終わっている。 今日はどこへ観光しに行こうかなと考えていて、最初は四万十の方へ行こうかと思ったが、意外に距離があるのと、四万十は行ったことがあるので、行ったことがない東の方に行ってみることに。 高知県の太平洋側の海沿いは、「道の駅やす」のちょっと先までしか行ったことがないはず。 室戸岬まで行ってみたいが、そこは一人で行くのはもったいないので、いつか家族と行きたい。 なので、今日は高知市から東へ40kmくらいのところにある「安芸市」という場所に行くことにしている。

東に向かって運転している途中「高知龍馬空港」という看板が見えてきたので、用はないけど行ってみる。 空港巡りってわけではないが、こういうのは意外に楽しい。
高知龍馬空港は高松空港と同程度かもう少し小規模な感じがした。 屋上に展望デッキがあったので空港を眺める。 左手の方には海が見える。 2007年、高知空港に前輪が出ないまま不時着したボンバルディア機の事故を思い出す。
高知龍馬空港 高知龍馬空港

空港を見終えて、安芸市に向かって車を走らせる。 この辺りは高速道路を作っている途中で無料区間があったり、一旦一般道に出たりしながら走っていく。 1時間もかからないくらいで安芸市の中心部に到着。
安芸市にはいくつか歴史的な見どころがあるが、今日は月曜日なので、歴史資料館と書道美術館は休館日となっている。 マラソン翌日に観光することが多いが、公共の施設は月曜休みが多いので、そういう施設に行けないのが残念だ。

まずは「野良時計」というのを見る。 大きな駐車場が整備されていて、ここに車を止めて時計を眺める。 時計のすぐ横に和風の「高園茶屋」という喫茶店みたいなのがあったので、寄っていく。 さっき朝ごはん食べたばかりだけど、この喫茶店でモーニングセットを食べる。
野良時計 高園茶屋 モーニング

それから街を散策。 この付近は安芸城の城下町で、昔ながらの建物などが残っていて観光できる場所がある。 江戸時代の武家屋敷で「野村家住宅」というのが公開されているので、見てきた。 まさに昔ながらの建物で、気密性などは今とは比べ物にならないほど悪い。 武士の家なので、突然敵が襲ってきたりする(?)らしく、その対策のために玄関が狭くなっていたり、玄関のすぐ横に壁があって覗けるようになっていたり、居間の扉の上に槍が隠されていたり。 この武家屋敷は身分が高い人の屋敷なので、一般民家がどんな感じだったのかも見てみたい。
城下町 野村家住宅 野村家住宅 野村家住宅

そして安芸城跡へ。 1569年くらいに、長宗我部元親に攻め込まれ戦に敗れた城。 その後、高知の山内一豊支配下となったが、戦で破れていなかったら別のストーリーがあったかもしれない。
安芸城跡 安芸城下町

駐車場に戻って、次は車で「岩崎弥太郎生家」に行く。 三菱創業者の岩崎弥太郎。 こんな田舎町出身だったのか。
岩崎弥太郎像 岩崎弥太郎生家

時間は12時半くらいになったのでお昼ごはんを食べに行く。 安芸名物のしらす丼を食べる。 海の方まで戻って「安芸しらす食堂」というお店へ。 平日だというのに4組待ちだった。 しらす丼と刺し身を食べる。 しらすは大量に乗っていて美味しかった。
安芸しらす食堂 しらす丼

続いて、すぐ近くにある「安芸ドーム」に併設されている野球場へ。 ここは阪神タイガースの秋季キャンプ地のようで「安芸タイガース球場」と命名されている。
安芸タイガース球場 阪神タイガース歓迎

再び、岩崎弥太郎生家に戻る。 生家のすぐ横には、岩崎弥太郎が幼少期に頻繁に上っていた山と、その山の上に「星神社」というのがある。 せっかくなので、歩いて星神社まで登ってみようと思って。 岩崎少年は30分くらいで駆け上がっていたらしい。 ザックにお茶と防寒着を入れていざ出発。 2時間かからないくらいで往復でき、途中から見えた景色は絶景だった。
登山道 安芸市 星神社

これで、今日行こうと思っていたところは全て回ることができた。 まだ16時位なのだが行く場所もないので香川に帰ろうかな。 どこかでお風呂に入ってもよいが、2時間ちょいで帰れるし、正直ちょっと面倒……
なので、寄り道せずに帰ることに。 高速道路で高松西ICまで戻ってきて、19時過ぎには帰宅。

2泊3日の高知龍馬マラソンの旅は楽しかったなぁ。 来年は日程が重なって出られていない京都マラソンとか、愛媛マラソンにも出てみたいなぁと思ったり。
色々やっていたら、夜は、寝たのが26時になってしまった。

藤枝市観光

晴れマラソン翌日、昨夜早く寝たので7時過ぎに起床。 思っていたより筋肉痛は来ていなくて、今日は元気に観光ができそう。
チェックイン時に予約しておいた本日の朝ごはんを食べに1Fの会場へ。 バイキング方式で地元の食材がたくさん使われていた。 普段、朝はあまり食べられないが、マラソン翌日は特別。 めちゃめちゃ食べられるので、ほとんどのメニューを取って美味しくいただく。 この写真の物に加えて、卵かけご飯をお代わりしてしまった。 まだ食べられそうだけど、昼も美味しいものを食べたいのでこれくらいで。
朝ごはん

今日は藤枝市観光をする。 レンタルサイクルが10時から借りられるので、それまでホテルでのんびりとくつろぐ。
9時半過ぎにホテルをチェックアウトして出発。 まだ少し時間があるので、駅の1Fにあるドトールで抹茶ラテを飲んでくつろぐ。
10時になったので、駅の1F、ドトールのすぐ横にある観光案内所でレンタルサイクルを借りる。 自転車は電動アシスト自転車。 1,100円払って、自転車返却時に500円返金されるので、実質600円。 荷物は駅のコインロッカーに預けて軽装で行く。
観光案内所の人に「自転車で行動できる範囲で富士山が見える場所はありますか?」と聞いたら、「富士山ビューポイント」のマップをくれて、それは広範囲だったので自転車で行ける場所をピックアップしてもらった。
蓮華寺池公園の「ジャンボすべり台頂上付近」と「富士見平」という場所をオススメされた。 だが、日によってはみられないかも、とのことだった。 空気が澄んでるので冬のほうが見られる可能性が高いと。 もともと蓮華寺池公園には行こうと思っていたので、ついでに寄ってみようかな。

初めて電動アシスト自転車乗ったのだけど、けっこう快適だった。 漕ぎ出しの低速時にアシストされるので非常に楽だった。
蓮華寺池公園は思っていたより大きな、きちんと整備されている公園だった。 散歩してる人とか、ベビーカー押してる人とかが多かった。
園内マップを頼りに富士見平の方に歩いていく。 しばらく行くと「古墳の広場」というのがあり、そこが山の山頂? 富士見平とは違う場所だったけど、すごい眺めがよくて、バッチリ富士山を見ることができた。
途中、歩いている人に話しかけて聞いたのだけど、富士山の左の方に連なる山々は、安倍川という川の源流らしい。 「安倍川がわからない」と言ったら「どこから来たの?」と言われて「香川」と答えたら驚かれた。
蓮華寺池公園をぐるりと歩いて、次の目的地に自転車を走らせる。
蓮華寺池公園 古墳の広場 富士山

次は「飽波神社」。 西暦318年に建てられたかなり古い神社らしい。 見た目は普通の小さな神社だったのでお参りだけした。
飽波神社

次は「明治のトンネル」という場所に向かうのだけど、10km以上離れている。 途中「田中城址跡」という場所を見てきた。 昔「田中城」というのがあったらしいのだが、今では城があった場所は学校になっている。 町中のところどころに「○○門跡」みたいなのがあって、歴史を感じることができる。
この付近には「田中城下屋敷」とか、さっきの蓮華寺池には資料館があるのだけど、藤枝市の公共の施設は月曜日が休みのため今回の観光ではそういう施設に立ち寄ることができなかった。

明治のトンネルに向かって自転車を走らせている途中「うなぎや」という、まさしく鰻の店を発見。 静岡は鰻が有名なので、ぜひ鰻を食べたいと思っていた。 土曜日の夜に蕎麦屋で鰻を食べたが、やはり鰻屋のうなぎを食べたい。 見せに入ったらお客さんが誰もおらず。 高かったが、こういう場面でケチってもダメなので、3,950円もするうな重を注文。
鰻はとても美味しく、疲れた体が癒えた。 デザートの珈琲ゼリーみたいなのもとても美味しかった。
うな重

食べ終わってから、明治のトンネルに向けて自転車を走らせる。 途中から坂道になって、最後は山道になったが、電動アシスト自転車なので、それほど苦労せずに上ることができた。
明治のトンネルの近くには、今の国道1号線のトンネル「平成のトンネル」、それが出来るまで使われていた「大正のトンネル」があり、さらにその前の「明治のトンネル」となっている。 ここは東海道の峠越えで、明治のトンネルは名前の通り明治にできたのだけど、江戸時代に参勤交代で東海道でこの峠を超えるために開拓された道が「旧東海道」として残っている。 旧東海道が作られたのが1600年代前半に開拓された。
1600年より前は「蔦の細道」と言われる、さらに旧道が歩かれていたみたい。 そんな歴史を感じるこのトンネル付近を楽しむ。
明治のトンネル

明治のトンネルを静岡市方面に抜けた跡は、江戸時代に開拓された「旧東海道」を歩いて峠を超えてみる。 距離は1kmほどしかないので、一瞬で終わってしまったが、江戸時代は大変な旅だったのだろうな。
こういうのを歩くと、東海道を自力で走破してみたくなってしまう。 「東海道五十三次」と言われるように、東海道には53の宿場があり、昨日の「島田」、今日の「藤枝」「岡部」など宿場町として栄えて現代に至る土地が多々ある。 江戸時代については全然詳しくないけれど、浪漫を感じる。
旧東海道

明治のトンネル入口に戻ってきたら、もう14時15分くらいだった。 この近くに「岡部殿コスモス畑」というのがあるので、それを見て戻ろうかな。 近くといっても、ここから5.4kmある。 自転車飛ばして15分くらいで到着。 駐車場は有料だったけど、自転車は「その辺に止めていいよ」と言われたので邪魔にならない歩道の隅の方に止めてコスモス畑を見学。
多くの人で賑わっていて、鮮やかなピンクのコスモスは綺麗だった。 500円払えば25本くらい持って帰れるみたいで、コスモスを持って帰っている人が多かった。
コスモス畑

さて、自転車を返しに藤枝駅に戻るか。 ここから駅まで15kmくらい。 スマホの音量を最大にして、ポケットに入れたスマホでGoogleMapのナビを使って、藤枝駅まで誘導してもらう。 駅に到着したのは15時40分くらいで、自転車を返却して、富士山がバッチリ見られたことを報告した。

帰りは新幹線で岡山まで帰る。 藤枝は新幹線の駅がないので、行きと同じように掛川から乗るか、東京方面の静岡から乗るか。 藤枝からだと掛川に行くのも静岡に行くのもほとんど変わらない。 帰る料金が少し上がってしまうが、静岡駅に寄ってから帰ろうかな。

静岡駅で外に出たが、静岡はかなり都会だった。 やっぱり県庁所在地だし、新幹線が止まる駅だからな。
お土産を購入したり、新幹線の中で食べる夕飯を購入したりして、17時過ぎの新幹線に乗って高松を目指す。 18時過ぎに名古屋で乗り換えて、20時前に岡山に到着。 20時過ぎのマリンライナーに乗って21時過ぎに高松に着き、21時半のことでんに乗って、22時過ぎに帰宅。
静岡駅 夜ご飯

帰って荷物を片付けて、昨日開催された全日本大学女子駅伝を見てたら眠くなって3区でダウン。

大井川マラソン前の名古屋観光

晴れ金曜日の22時50分にゆめタウンバス停から、名古屋行きの高速バスに乗る。 24時半くらいに淡路島の緑PAに立ち寄る。 ここで念のためトイレに行っておく。 次は名古屋までノンストップ。 一応車内にトイレはあるが、自分は一番左の窓側で、トイレは一番右側の列にあるので、もしトイレに行くとしたら、真ん中の列の人をまたいで行かなくてはならないので。
バスの中はそれほど寝やすいわけでもなく、1時間おきくらいに目が覚めて、また寝て、というのを繰り返して、朝6時前に名古屋に到着。
高速バス

名古屋に来るのは6年1ヶ月ぶり。 前は仕事で1時間くらい観光しただけだった。 今回の目的地は名古屋ではなく静岡県の藤枝市。 ここから新幹線などを使って1時間ちょい。 今日はホテルに行くだけなので、午前中は名古屋を満喫しようと思っている。 事前に行きたい場所をピックアップしておいたので、いろいろ回ろう。
名古屋駅前

まずは「熱田神宮」へ。 有名な神社なのだけど、ここは「全日本大学駅伝」のスタート地点。 熱田神宮をスタートして伊勢神宮までの106.8km走る駅伝が、来週開催される。
名鉄という電車で神宮前駅まで移動したら、熱田神宮は目の前。 まだ6時なので誰もいないと思ったのに、付近をジョギングしている人はけっこういるし、神社の中も散歩で毎日歩いていそうな人が多くいた。
お参りしてから、国道22号線の方のスタート地点を見に行く。
熱田神宮 熱田神宮 全日本大学駅伝スタート地点

次は名古屋城。 地下鉄で神宮西駅から市役所駅まで移動。 名古屋城は天守閣とかは9時オープンかなと思っていたが、敷地自体が9時からしか入ることができないらしい。 天守閣は4年前から入ることができないらしい。 せっかく来たのに出直すことになる。 じゃあ朝ごはんでも食べようかなと思って、名古屋城の東門から時計回りに歩いて行くが、ご飯を食べるような店が見つからず。 そのまま名城公園まで行ってしまい、結局名古屋城~名城公園をぐるりと一周して4kmくらい歩いてしまった。
名古屋城堀

時間をずらして来るので、地下鉄の市役所駅からナゴヤドーム前矢田駅まで移動する。 駅前に「星乃珈琲店」があったので、もうここでいいや。 高松にもあるチェーン店で、つい最近行ったばかりだが。 時間は9時くらいなのに、待ち行列が。 自分は3組目だったが、さすが愛知県。 モーニング文化があるので、土日の朝はみんな外に食べに行くのかな。 星乃珈琲店で待つことになるとは思わなかった。 「愛知限定」と書かれた生クリームと小豆のパンがあったので、それにした。
モーニング

朝ごはんを食べてからはナゴヤドームを見学。 中日ドラゴンズの本拠地、今は日本シリーズ中だが、ドラゴンズは出場していないのでもうシーズンは終わっていて入ることはできない。
外から見るだけで十分なので、外観を見学する。 それとここは、毎年3月に行われている「名古屋ウィメンズマラソン」のスタート・ゴール地点となっている。 ゴールはドームの中なので見ることができないがスタート地点は路上なので見ることができる。 スタート地点を見学。
ナゴヤドーム前のファミリーマート 名古屋ウィメンズマラソンスタート地点 ナゴヤドーム ナゴヤドーム

再び地下鉄で名古屋城に戻って500円払って入場する。 ちょうど11時から「忍者ショー」というのが始まるので見ていった。
名古屋城は思っていたよりは広くなかったが、天守閣を下から見上げることができて迫力があった。 「本丸御殿」というのも見ることができて、豪華さを実感できた。
名古屋城 本丸御殿 本丸御殿

名古屋での予定はこれで終わりなので、お昼ごはんを食べて移動しようかな。 お昼ごはんを食べる店を探すために、名古屋城から名古屋駅まで歩くことにした。 いい店がなくて、結局どこにでもありそうな中華料理屋になってしまった。 「中華ダイニング 栄」というお店。 レース前にはエネルギーを蓄えておかなくてはならないので、ランチセットで「台湾ラーメン」「マーボー飯」のセットを頼み、さらに餃子も。 かなりお腹がいっぱいになって苦しい。 1,270円だった。
中華ダイニング 栄 台湾ラーメン マーボー飯 餃子

名古屋駅で新幹線と鉄道の切符を買う。 名古屋~掛川が新幹線、掛川~藤枝が東海道線。 新幹線指定席で6,140円。
新幹線

藤枝に到着し、まずはダイソーに行く。 今日思ったより歩いてしまって、右足の薬指に水ぶくれができてしまった。 これを針で潰しておかないと、今歩くのにも、明日走るのにも支障が出る。 針を購入してホテルに移動。 今回泊まるのは「藤枝パークインホテル」。 6月の初めにBooking.comで予約して、素泊まり1泊6,300円。 明日は時間の都合が悪く朝ごはんはホテルで食べられないが、月曜日は食べてもいいので、朝ごはん1食追加して、+800円。
ウェルカムドリンクが飲み放題なのと、アルコールもあって2杯まで飲んでいいとのことだった。 ウェルカムドリンクは飲んだが、明日走るのでアルコールはいいや。
ホテル ホテル ウェルカムドリンク

部屋でシャワー浴びて少しくつろいでから、夜ご飯を食べる店を探す。 藤枝駅前は結構栄えていて、商店街というかメイン通りはスピーカーが設置されていて常時音楽が流れている。 居酒屋や食事食べる店も数多く並んでいて、夜の無料案内所やバーなども立ち並んでいた。 静岡県の地方都市だが、こんなに栄えているとはビックリだった。
夜ご飯は「大村庵」という蕎麦屋へ。 うな丼+たぬきそばのセットと、こんにゃくの味噌田楽を注文。
この時はよくわからなかったけど、実は静岡はおでんが有名で、甘い味噌が特徴的。 この味噌田楽が非常に美味しかった。 昼けっこう食べたのに、夜も結構食べてしまった。
1,350円+400円で、1,750円だった。
大村庵 うな丼+たぬきそば 味噌田楽

帰りはセブンイレブンで明日の朝ごはんに、おにぎりとサンドイッチとバナナを購入。 レース前に飲むinゼリーも準備した。

もう一度風呂に入って、明日の準備をして、22時過ぎには寝る。 明日は9時スタートだけど、早めにご飯食べないといけないので5時位に起きる。
結局今日は30,000歩以上歩いてしまって、少々足が疲れたので、明日はやばいかもしれない。

太宰府天満宮

晴れ朝6時に起床。 アラームを6時15分と20分にセットしておいたが、旅先での興奮もあり、早く目が覚めてしまった。 朝はジョギングをしようと、ランニングできる道具を持ってきている。 着替えて朝のジョギングに向かう。 目的地は「平和台陸上競技場」。 工事で閉鎖されているので、昨日は寄りもしなかったけど、やはり一目見ておきたい。 それと数々のランナーを苦しめてきた41km過ぎにある、最後の上り坂を見てみたい。 ここから平和台陸上競技場まで、Google Mapsによると3.8kmとのことだった。 マップを見ながら走るわけにも行かないので、大体の方角と目印を覚えておき、走ってきた。 ペースはゆっくりでいい。 博多、中洲、天神を抜けていったのだけど、この辺りの交差点はほとんどが歩車分離式になっている。 そして待ち時間が結構長い。 走ってる時間よりも信号待ちの時間が長いんじゃないか?と思うような感じで走っていく。 福岡市役所の前を通り、「森になるビル」で有名なアクロス福岡を見ながら走っていく。 写真撮っておけばよかった。
平和台陸上競技場直前の上り坂は50mの距離で3m上る程度なのだが、最後の最後でこれはきびしい。 平和台陸上競技場は当然入ることができないので、外から写真だけ撮って、宿泊所まで走って戻ってきた。
千年門 平和台陸上競技場直前の坂 平和台陸上競技場 平和台陸上競技場

8時前に宿泊先を出発して、朝ごはんを食べる店を探して車でウロウロ。 福岡には「ウエスト」という名前の24時間営業のうどん・そば屋があり、その系列で1店舗だけカフェも運営している。 その「ウエストカフェ」で朝ごはん。
店の方式がわからず、そのまま席に座ろうとしたら「先に注文をしてから席を選んでください」と言われた。 「スペシャル定食」という焼鯖の朝ごはんが650円で、それにコーヒー+150円でつけたのだが、ものすごいボリュームだった。 食べきるのにかなり苦労した、朝ごはんは軽く食べて、これから太宰府に行くのでそこで何か食べようと思っていたのだが。
朝ごはん

食後は太宰府へ。 駐車場があちこちにあったが、市営駐車場に止めた、1回500円。 近隣には3時間400円の民間の駐車場などたくさんあった。
太宰府天満宮に来るのは初めて、学問の神様で有名な藤原道長が祀られているらしい? 参道をブラブラ歩いて、境内へ。 奥の院まで歩いて、更に奥に竈門神社というのがあるらしいので、そこに向かって歩いていったが、車道に合流した地点で行くのを諦め引き換えしてきた。
帰りは、一番初めに出現した店で「梅ヶ枝餅」という太宰府の名物を購入。 参道、境内など、至る所で130円で販売されている。 店によって味が違うと思うので、駐車場から考えて一番奥の店、つまり奥から歩いてきたので、一番初めの店で購入することにしたのだ。 熱々の焼き餅の中にあんこが入っている。 名前に付いている「梅」は味とは関係がない。
何店舗もあるので、食べ比べしてみたかったが、朝ごはんを食べ過ぎたせいで全然お腹が空いておらず…… この店と、妻が「かさの家」というところで購入したので、その2店舗でしか食べ比べができなかった。 かさの家の方が少し甘いような感じがした。
太宰府天満宮 太宰府天満宮 太宰府天満宮 太宰府天満宮 一番奥の店 梅ヶ枝餅


そして、お昼ごはん。 太宰府で食べていこうと思ったのだが、自分は全然お腹が空いていない。 妻と長男は、太宰府駅前にあった一蘭でラーメンを食べてきた。 昨日のラーメンがあまり美味しくなかった長男は、一蘭のラーメンは絶賛していた。 三女もお腹が空いておらず、わざわざ太宰府に来たのに、ローソンのからあげクンを食べていた。
揚子江という店の肉まん、福太郎という店の明太焼きおにぎりを食べて、太宰府天満宮を後にする。

他に行く場所がなく、イオンモール筑紫野で子供たちが買い物をする。
時刻は15時半くらい。 そろそろ帰ることを考えないと行けない。 他に行く場所もないが…… と思っていたが「糸島」に行ってから帰ることに。 帰る方向とは違う方向なのだが、この機会に糸島に行っておかないと、二度とこない可能性もあるので。 高速道路を乗り継いで50分ほどで、糸島の「二見ヶ浦」に到着。 いわゆる映えスポットなので、かなり賑わっていた。 ここで写真を撮ったり、撮影をお願いされたり。
二見ヶ浦 夫婦岩

17時過ぎに糸島を出発し、香川に向かって帰ることに。
高速道路の「古賀SA」で夜ご飯。 特に食べたい物がなかったのだが、最後にとんこつラーメンを、ということで、フードコートのだけど、とんこつラーメンを食べる。
とんこつラーメン

帰りは頑張って運転していたのだが、眠くて宮島SAに寄った後、すぐ先の沼田PAか奥屋PAにも連続で立ち寄って、ここで妻に運転を変わってもらって、助手席で眠る。
眠すぎて全然起きれず、25時40分くらいに自宅に到着し、そのまま風呂に入って寝て、26時40分くらいにベッドに移動して寝る。

福岡楽しかったが、1泊だとけっこうきつい。 行きはいいけど、帰りは山口の東部か広島付近でもう1泊してから、香川まで帰ってきたい。
もしくは時間考えないといけないけど、大分に抜けてフェリーで愛媛に戻ってくるか。