【愛媛】瓶ヶ森【西之川ルート】

晴れのち曇り金曜の深夜24時40分くらいに家を出発。 近くのハローズで買い物をしてから山に向かう。 最初から目的地までたどり着ける予定もないので、明日の朝ごはんを西条の「なか卯」で食べることを前提に、高速のパーキングエリアで仮眠になるかな。
できれば、西条直前のパーキングエリアまで行きたいが…… 高速に乗って西条を目指す。 が、豊浜SAに着いた時はもう眠くてやばかった…… 豊浜SAでトイレに行って、無料のお茶を飲みまくって目を覚ます。 寝るには豊浜は早過ぎる……
そのまま、上分PAを通過し、西条直前の入野PAまでやってきた。 ここで朝まで寝よう。 仮眠中のトラックが大量に止まっていた。
朝7時半に目覚ましをかけて、エンジンを切って、ダウンジャケットを来て、毛布をかけて就寝。

寒くて何度も目が覚め、朝のアラームに起こされる。 眠かったが寒くて起きるしかなかった。
よく考えたらなか卯に行く時間もなさそうなので、コンビニでパンとおにぎりを買って、登山口に向かう。
石鎚山ロープウェイの駐車場を通過して、西之川へ。 そのまま直進して、林道へと入っていく。

今までは林道に入る直前にある空き地に止めていたのだけど、去年くらいから閉鎖されてしまって、止めることができなくなってしまった。 林道は悪路なので、あまり走りたくないのだけど…… しばらく走ると赤谷がある。 緑の森の中に茶色の岩がゴロゴロしている。 周りが緑なので、茶色じゃなく赤くみえるほど、色鮮やか。 そのすぐ先に、路肩が広くなっている場所があるので、そこに駐車して登山の準備をする。 今日は冬山フル装備で挑む。 てっきり雪はほとんど無いと思っていたのだけど、道中見えた石鎚山が思っていたよりも白かったので、上の方は雪がある模様。
駐車地点 赤谷

登山の準備をして出発。 まずは名古瀬登山口まで。 いつも止めていた広場からだと歩いて40分くらいかかるのだけど、ここからだったらもう近い。
すぐに登山口まで到着。 さて、瓶ヶ森に登って行こう。 登山口から急な道を登って、しばらく歩くとまた林道に合流。 林道を歩いて、また登山道へ。 ここからはずっと山道となる。
まだ雪は無いので、普通に歩いて行く。 だんだんと雪が出てきた。 十郎アレに新しい太いロープが設置されていた。 そして、そのロープを使わないと登れないほど斜面は崩落していた。 さて、ここから常住まで、グネグネと高度を上げていく。 一気に汗が噴き出してくる。 今日は暑い……
名古瀬登山口 林道合流 雪が出てきた

常住に到着し、少し休憩をする。 雪も出てきたし、ここでスパッツをつける。 アイゼンはいらないかな。
スパッツを装着して、次は鳥越までの道を歩いて行く。 途中で涸れ沢を登って行く道に変わる。 何度も歩いて見慣れた景色だ。
そしてすぐに鳥越まで到着。 ここまでは問題ない。 問題はここからだ。
常住 登山道 子持権現山 登山道 涸れ沢 巨大な岩に矢印 涸れ沢 鳥越 鳥越

ここから瓶壺までの区間、夏場のコースタイムが1時間となっている。 が、高低差は450mほどあり、谷の右側を歩く前半と、谷の左側を歩く後半で、内容ががらりと変わる。 谷の右側は比較的緩やかな上りがグネグネと続いていく。 谷を渡ると、今度は一直線に登る、ものすごい急な道へと変わる。 2年前の冬場に登っているが、この区間はかなり苦労した。

今回は雪はそれほどでもないから、なんとかなるか。 まずは右側の区間、雪で少し滑りながら登って行く。 途中にあった大木またぎがなくなっていたり、少し道が整備されているような感じだった。 そして谷の左側へ。 一直線に登って行く。 ところどころ立ち止まって休みながら。
鉄のはしごを通過して少し進むと、新しい木の階段が設置されていた。 それを使ってどんどんと登って行くと、また新しいロープが設置されていた。 誰かが整備してくれているのだな、ありがたい。 そして、思っていたよりは苦労せず、瓶壺まで到着。 水は想像していたよりは冷たくなかった。
石鎚山 通りやすくなっている 氷筍 鉄のハシゴ 木の階段 もうすぐ終わる 瓶壺 瓶壺

さぁ、これから男山経由で瓶ヶ森山頂を目指す。 瓶ヶ森駐車場と男山の分岐地点で、足跡がついているのを発見。 足跡はまだ新しいので、今日歩いたのかな? もう下山しているようで、人の姿は見えなかったが、2人くらいで歩いたような足跡だった。
伊予富士方面の素晴らしい景色を見ながら、男山に到着。
緑の景色 男山分岐 瓶ヶ森駐車場 緑の景色 男山山頂 西黒森~伊予富士

そのまま瓶ヶ森を目指す。 上の方は風がけっこう吹いていた。 そして、瓶ヶ森山頂に到着。 ここは休憩するには風が避けられず寒いので、少しおりてから休憩しよう。 瓶ヶ森ヒュッテはボロボロでもう閉鎖されている?? その少し先に木のベンチとテーブルがあったので、そこで休憩することに。 休む場所があるのはありがたい。 雪の上で休むよりしっかりと休めるしな。 さっそくインスタントラーメンを作って、お茶を沸かしておにぎりも食べる。 気温はそれほど低くないはずなのに、全然お湯がわかなかった……
瓶ヶ森山頂 緑の景色 瓶ヶ森ヒュッテ テーブル発見 休憩 緑の景色 インスタントラーメン

お腹もいっぱいになったし、下山しよう。 あまりゆっくりしている時間もない。
瓶壺を通過し、西之川に向かって下りていく、先ほど登ってきた道へ。 下りはかなり慎重に下りていく。 谷を越えて少し歩いたところで、足元が滑り転倒してしまった。 その際、岩角に脛から倒れて強打、ものすごい痛かった…… 30秒くらい痛みが引くのを我慢していたが、足は動くし骨とかは大丈夫っぽい、危なかった。
ブレスサーモの上に、冬用の分厚い靴下を履いて、ズボン、レインコートを履いているので、全部で4枚重ね。 それが脛を守ってくれたのだろう。 これが夏山の格好だったら本当にやばかったかもしれない。 これほど分厚い装備をしていたにもかかわらず脛は腫れ上がり、皮まで向けていた。
白石小屋 つらら 木の橋

鳥越、常住まで一気に降りる。 常住で休んでいたらいきなり雨がザーッと降ってきた。 雨か??
もうすぐ下山できるのに、ここで雨が降るとは…… 樹林帯の中に入れば雨はある程度はしのげるので、休憩を諦めて帰ることに。 雨はしばらくしたら止んでくれたので助かった。 そして、駐車地点まで下山してきた。
常住下の崩落地点 何かの骨 閉鎖された広場

夏は瓶ヶ森林道から山頂まで1時間かからないくらいで登れるので、登山家以外にもファミリーで来ていたり、賑わっている瓶ヶ森は冬になると難易度が一変する。
瓶ヶ森林道は車両は入れないので、下から登らなくてはならない。 西之川、東之川コースとも、歩く人がそれほどいないので、だんだんとコースが荒れてきてしまう。 しかも山頂まで4時間ほどかかるので、決して楽なコースではない。
同じような条件で、徳島の三嶺もどの登山口から登っても3時間程度はかかるので、同じく決して楽な山ではないし、登山口までのアプローチもかなり悪い。 のだが、こちらはかなり人気の山で年中通して人が登っているし、ルートの荒廃も見られない。 三嶺は200名山で瓶ヶ森は300名山なので、人気はその差なのか? それとも僅か1km程度の場所に石鎚山の登山口があるので、そちらに人が流れてしまうのか? 瓶ヶ森は、実力が伴わない頃、夏季に友達と登って散々な目にあった山で、個人的にはかなり思い入れのある山なので、もっと通わないと行けないのと、荒廃しない程度に、もっと人が来てほしいなぁ。
6月の鳥越付近とか、緑がものすごい美しいのでぜひ登ってほしい。

本日のコースタイム
08:52 駐車地点
09:04 名古瀬登山口
09:54~10:08 常住
10:57~11:07 鳥越
11:54~12:03 谷を越えた地点
12:24 瓶壺
13:09 男山山頂
13:27 瓶ヶ森山頂
13:44~14:20 休憩
14:36 瓶壺
15:15 鳥越
15:45~15:48 常住
16:21 名古瀬登山口
16:31 駐車地点

【愛媛】瓶ヶ森

晴れ5時起床、5時20分出発。 今日は瓶ヶ森に登山に行く。 2014年初登り。 先々週、道中仮眠してしまって、瓶ヶ森に行けなかったので、今日は仮眠しないようにしなくては。 夕べはいつもより早く寝たので、大丈夫だろう。
高松西ICから高速に乗って西条ICまで。 コンビニでおにぎりを2つ購入して、石鎚山登山口のある西之川方面に走っていく。
石鎚登山口の西之川を越えて、1kmほど走った、左手にある広い空地に駐車。 この先、道は未舗装路になるため、この車で走るのはきつい。 いつもここに車を止めて登山をしている。
駐車地点

準備をして出発。 まずは登山口まで、30分ほどの林道歩き。
気温は0度くらいで結構寒い。 歩き始めは手袋と帽子を装着して歩いているが、すぐに暑くなってきて帽子を外す。 手袋は胸ポケットにしまう。 しばらく歩いて登山口に到着。
さて、ここから登山が始まるな。
林道 赤谷 名古瀬登山口

登山口から歩き始め、まずはグネグネと歩いて標高をあげていく。 いったん林道を横切って、ここから本格的な登山道に変わる。 この時点で、雪はほとんどない。 所々雪が出てくるのだけど、いったん融けて、また凍っていて、クラスト。
この登山道を往復したらしき足跡がついていた。 はっきりと残っているので、昨日か? 一昨日か?
こんな感じの道を歩きながら、十郎アレを越えて常住に到着。
ここで少し休憩しよう。 ここまでの登りで一気に汗をかいてしまった。 フリースを脱いで、ザックにしまう。 今日も気温高いのかなぁ。
林道横断地点 山 登山道 登山道 登山道 登山道 常住 常住

ここから先は、ずっと雪があるような感じの道だった。 山道を歩き、途中から枯れ沢に変わる。 枯れ沢は、結構雪が深くなっている場所があって、呼吸を荒げながら登っていく。 前日に歩いたらしき足跡ははっきり残っているので利用させてもらうが、固くて逆に歩きにくい場所もあった。 しばらく歩き、鳥越に到着。
子持権現山 登山道 登山道 石鎚山 登山道 登山道 登山道 登山道 鳥越

ここまでは50分、50分くらいで歩けているので、ほぼコースタイム通り。 問題はここから先だな。
2010/12/26にも、冬季の瓶ヶ森に登っているけど、その時の積雪量とはわけが違う。 その時ですら、ここから先の道に難儀したのに、今回は倍以上の積雪だ。

日当たりのいい斜面では、木々についている雪が落ちてきて、そのまま斜面を転がって行ったりして、軽く雪の斜面が崩れたような模様になっている箇所が多数あった。 この辺りになるとクラストしてなく、水分を含んでやわらかくなっている。
そしてメチャメチャ歩きにくい。 雪も通常の箇所で膝下くらい、夏の登山道を外れて背の低い樹木の中に入ってしまうと、腰くらいまで埋まってしまう。 なるべく夏の登山道を外さないように歩いているが、ルートファインディングが難しいな。 前日の人の足跡は、軽く雪崩れたような斜面で、すっかり消えてしまっている。
谷の雪 登山道 登山道 登山道 石鎚山

息をかなり荒げながら、谷の反対側に渡る場所までやってきた。 ここまで1時間もかかった…… だが、ここから先は、斜面がさらに急になる。 ここからが本番だ。
反対側に渡ったら、もうどこが夏の登山道なのかさっぱりわからない。 あちこち雪崩れたような雪の塊が転がっていて、歩ける場所を上に歩いていく感じ。 平時で膝くらいまでの積雪。 急斜面なので、足をぐいっと上げて、踏み込むが、また膝くらいまで埋まる。 足を置く場所が悪いと、そのまま腰くらいまで埋まり、次の一歩が踏み出せないので、別の方向に足を踏み出す。 一歩ごとに60cm以上の階段を上っているような感じだ……
かなり苦労しながら登っていく。 この谷の反対側の登山道、たしか鉄の梯子が2か所くらいあったと思うのだけど、全てが雪に覆われていて、梯子の場所すらわからなかった。 息を荒げながら、ようやく、この谷を抜け出した。 ここまでさらに1時間かかった。 瓶壺はもう少し。 だが、ここから先も相当積もっている。 膝くらいのラッセルをしながら瓶壺に向けて歩いていく。 50mくらいしかないはずなのに、ものすごい遠くに感じた……
谷直登 青空 男山 雪化粧 瓶壺

瓶壺は一面雪に覆われていて、凍り付いてしまっている。 すさまじい光景だ……
さて、目指す瓶ヶ森(女山の方)に行きたいのだけど、ここからどう行こうか。 女山→男山→瓶壺にするか、男山→女山→瓶壺か。 ここから直接男山に登ったことが無いので、反時計回りのルートで行こうか。
瓶壺から登山道に上がるのだけど、登山道が雪に覆われすぎてきつかった。 一歩踏み外すと笹地帯なので、腰まで埋もれる。 だが、登山道を歩いても、膝くらいまで埋まるときもあれば、雪が固まっていて全く埋まらない時もある。

とりあえず駐車場方面に向かって歩いていく。 が、思うように進めない…… 途中から登山道を見失い、だいたいの方角と、雪に埋もれなさそうな見た目の道を歩いていく。
この辺りで、お昼にしようかな。 既におにぎり2つ食べてしまって、残る食料はラーメンしかない。 しかもかなりお腹が空いている。 風の当たらない場所を探して、休憩。 温かいラーメンを食べるが、体は全く冷えていないし、気温もマイナス数度だろうから、そんなに寒くもない。 もう13時過ぎているし、瓶ヶ森山頂まで、このペースだと、まだ1時間以上はかかるだろうから、あまりゆっくりしている時間もない。 ラーメンだけ流し込んで、男山を目指す。
雪景色 雪景色 雪景色 雪景色 雪景色 雪景色 ラーメン

途中で男山への登山道を見つけ、そこを歩いていく。 瓶壺からこの辺りまではほぼ平坦だったのだけど、ここからは上り坂になる。 雪の条件はあまり変わらない、ラッセルがきつい……
駐車場や、伊予富士方面が綺麗に見える箇所もあり、心が癒される。 が、心臓はバクバク。
男山への登り始まってから、40分くらいかかって、ようやく男山に到着。 すごい景色だ!!
駐車場 雪景色 雪景色 伊予富士方面 雪景色 雪景色 雪景色 雪景色 雪景色 雪景色 白石小屋 男山山頂 男山山頂 男山山頂 伊予富士方面 笹ヶ峰方面

ここから瓶ヶ森山頂へ向けて歩いていくのだけど、どこが本来の登山道なのかさっぱりわからない。 あまり右側に行ってしまうと、崖で雪庇もあって危険なので、なるべく崖側にはいかないよう、かつ雪の固そうな場所を…… 目指す山頂は前に見えているので、適当にルートを考えつつ、歩いていく。

男山から30分くらいかかって、ようやく瓶ヶ森山頂に到着。 ここからの景色も素晴らしい。 だが、景色を堪能している時間が無くなってしまった。 もう14時半。 ここから瓶壺に戻るまでにも、だいぶ苦労しそうなので急がなくては。
雪景色 雪景色 雪景色 雪景色 雪景色 瓶ヶ森山頂 瓶ヶ森林道

ここからは、瓶ヶ森ヒュッテの方の登山道のあるらしき道を一直線に下りていく。 下りでかなり楽なのだけど、たまに腰まで埋まり、抜け出すのに苦労する。 だいたいの登山道の位置はわかるけど、もうどこがどこだかよくわからないな。 登山道を外すと、笹地帯なので、埋まりすぎる……
雪景色 雪景色 雪景色 雪景色 雪景色

しばらく歩き、瓶ヶ森ヒュッテまで到着。 ここから白石小屋を経て、瓶壺を目指す。
白石小屋までもだいぶ苦労した。 小屋は雪に覆われすぎていた。
瓶ヶ森ヒュッテ 雪景色 白石小屋 雪景色 雪景色 雪景色

小屋前から樹林帯を通って瓶壺に行くのだけど、樹林帯にかかる橋は雪に覆われていて、雪の重みで垂れ下がった枝が邪魔で、渡りづらかった。
そして、やっと瓶壺まで到着。 時刻は15時13分、思っていたより早くここまで戻ってこれて助かった。

ここから先、谷を下りていくのだけど、登りではメチャメチャ苦労したのに、下りは楽ちん。 1時間かかった登りを10分くらいで下りられた。
鳥越で少し休憩し、常住、林道へと一気に歩く。 かなりお腹が空いたな…… ザックの天蓋にチョコが入っていると思ったら入っていなかった…… 今日はチーズも持ってきていないし……

林道に着いたのは、17時14分、暗くなる前にここまで下りてこられたので一安心。 ヘッドランプは常備しているけど、やはり使う前に下りてきたかった。
ここから林道を30分歩いている間に、あたりは真っ暗に。 ちょっとの時間配分のミスが命取りだったな。

2014年初登山、かなり厳しい瓶ヶ森となった。 やっぱりラッセルは体力を使うし、冬季はルートを探し出すのも難しい。
雪は思っていたよりかなり多くて大満足、天気も素晴らしいし、綺麗な石鎚山も見ることができた。 今度から、ラッセルが見込める山は、もう少し食料を持ってこなくては…エネルギー不足に陥るところだった。

本日のコースタイム
07:25 駐車地点
07:56~08:09 名古瀬登山口
09:00~09:19 常住
10:08~10:23 鳥越
11:20~11:33 谷渡る手前で休憩
12:40 瓶壺
12:55~13:18 男山登山道付近で休憩
14:00 男山山頂
14:28~14:33 瓶ヶ森山頂
15:13 瓶壺
15:52~16:04 鳥越
16:37 常住
17:14~17:16 名古瀬登山口
17:45 駐車地点

【愛媛】瓶ヶ森

晴れときどき曇り今日は会社の人と瓶ヶ森登山。 富士山に向けた登山とレーニングの第二回目。 そして、会社の人にとって、富士山前最後のトレーニングになるであろう。
4時40分、会社の人の家の前待ち合わせなのだが、時間になっても出てこず。 10分くらい待ったが出てこないので電話したら、今起きたと…… 待ち合わせより20分遅れの5時出発。

今日は車を出してもらった。 高松中央ICから高速に乗って、西条ICまで。 そこからは国道194号線を通り、県道を走る。 石鎚山ロープウェイの前を通過し、2kmほど走ると広い空き地があり、そこが駐車場になっている。

出発してから約2時間かかった。
準備をして、登山開始。

まずは、登山口まで林道を歩く。 林道の奥の方まで車で入っていくことはできるのだけど、道が悪いのと、いつもぬかるんでいる箇所があるので、車が汚れるだろう。
まぁ、たいした距離じゃないのでウォーミングアップを兼ねていつも歩いている。

林道を30分ほど歩き、名古瀬登山口に到着。 さて、ここからいよいよ登山がはじまる。
西之川から、瓶ヶ森を目指すのは、これで3回目。 このルート、けっこうきついんだよね。

出だしはいきなり急登が待ち構えている。
出だしではペースが乱れ気味になるだろうけど、ここでペースを作れるかが大事。 オレは後方からついていくだけ。
10分ほど歩き、出だしの急登をクリア。 先ほど離れた林道に合流。 すぐに林道を離れて登山道へ。 ここからはずっと登山道。
まずは、常住まで頑張ろうか。 常住直前には、標高差100mほどのつらい登りが待ちかまえている。 まぁそんなところで音をあげたら、富士山なんて絶対登れないだろう。
出だし 登山道からの景色 橋を渡る

まぁそこは難なくクリア。 常住で少し休憩して、次は鳥越を目指す。
常住

途中から枯れ沢を登る道がある程度で、この区間は楽。
雨上がりなので、岩で滑らないように慎重に。 小さな徒渉地点みたいなのも、何ヶ所かあるので、気を付けて行こう。
鳥越までもすぐに到着。 さて、問題はここから先。 ここから瓶壺まで、コースタイムでは1時間なのだけど、この区間が一番つらい区間だと思う。
瓶壺までの標高差は、480mほどと地図から読み取れる。 で、道自体がけっこう急。 特に後半はかなり急になる。
この登りに耐えられるかな……? 登山の前も、出発してからも、散々この区間がつらいと脅しているので、どうだろうか…?
森を流れる沢 鳥越

出だしこそ、ここまでの登山道と変わらないような傾斜だけど、だんだんときつくなってきた。 大木をまたいで、谷の反対側に渡ってからが、このルートの真骨頂。 さらに傾斜がきつくなる。 鉄のハシゴを登った当たりから、さらに急に。 上を見上げるが、上は見えず。 谷側には高さ数十メートルはあろう、巨大な岩などがある。 下を見ると、谷底に吸い込まれそう。
そんなつらい道を歩き続ける。 足元が半崩落して、トラロープが張ってある箇所もある。
それらを通過して、ようやく笹原が広がってきた。 笹原に囲まれたら、傾斜は一気に無くなり、瓶壺もまで平坦な道が続く。 とりあえず、このコースの最大の難所はクリア。
登山道 登山道

瓶壺の冷たい水で、腕や顔を洗い、喉を潤す。 ここの水、冷たくて美味しいなぁ。 普段、湧き水はほとんど飲まないのだけど、ここの水は飲む。
瓶壺

瓶壺で休憩して、山頂を目指すことに。
白石小屋経由で、女山を目指す。 山頂への最後の登りが地味にきつい。
そして、瓶ヶ森山頂に到着。 360度の素晴らしい景色のはずなんだけど、ガスが出ていて、南~東側がほとんど見えず……
登山道 白石小屋 登山道 登山道からの景色 瓶ヶ森山頂

山頂で昼食を食べる。 この時期で、人気のある山なので、けっこう混んでいるかと思っていたのに、山頂で出会ったのは1組2名だけ。 男山方面から歩いてきて、ほとんど休まずに降りて行った。
西黒森

さて、オレらも出発するか。 男山経由で下山するので、そちらに歩く。
男山は特に面白いものはなく、そのまま通過。 再び瓶壺まで下りてきた。 男山から降りるときに出会った人は2組2名。 瓶ヶ森で、たったこれだけの人とは……
男山 枯れた木 石鎚山

瓶壺で、先ほど山頂で合った人たちと会った。 少し会話をして、瓶ヶ森林道の登山口に戻って行った。 オレらはここから3時間以上の下りが待ち受けている。

再び瓶壺で休憩して、鳥越までの、急な下りに備える。
出だしの一番傾斜のきつい区間を、慎重に下山。 この辺りは滑ったり、足を踏み外したら、傾斜がきついので、相当痛いだろう。 「痛い」で済むかな……

鉄のハシゴを降りて、とりあえず一安心。 あとは鳥越までダラダラ歩くだけ。
下りは歩いても歩いてもつかない感じがするが、ようやく鳥越まで下山。 ここでも休憩し、常住を目指す。

常住でも休憩し、最後のワンピッチ、登山口まで歩こうか。
林道に合流してから、登山口までの最後の区間がけっこうつらい。 精神的に……

無事、名古瀬登山口まで下りてきた。 あとは、駐車地点まで林道を歩くだけ。

当初の天気では、今日は午後から雨だった。 雨も覚悟はしていたが、幸いにもほとんど晴れている天気だった。 山頂に滞在していたときは、曇ってきて怪しい天気だったけど、雨にも降られず。
しかし、今日は暑かった!
ペースは会社の人に作らせたのだけど、少し速かったかな。
もう少しゆっくりでもいいかもね。 全体的にコースタイムよりも早いペースできてしまったし。

オレは一人で、3連休の2日目か3日目に登山に行くかもしれないけど、会社の人は、おそらく今日が富士山前最後の登山。 富士山の山頂に立てるよう頑張ろうね。

本日のコースタイム
07:10 駐車地点
07:39~07:42 名古瀬登山口
08:28~08:38 常住
09:20~09:34 鳥越
10:29~10:46 瓶壺
11:23~11:50 瓶ヶ森山頂
12:01 男山
12:33~12:35 瓶壺
13:30~13:38 鳥越
14:16~14:23 常住
15:06 名古瀬登山口
15:38 駐車場

【愛媛】瓶ヶ森

雪今日は瓶ヶ森登山。 昨日からの雪で、山では雪が期待できそう。
4時半起床、4時45分出発。 高速道路で西条を目指す。 途中、仮眠する可能性も考えて、分厚い毛布は積んできた。

高速の案内標識には「伊予~大洲 雪通行止め」の案内が。 やはり雪は降っているのか。
西条で下り、コンビニに寄って、石鎚山ロープウェイを目指す。

県道12号線に入り、石鎚山ロープウェイまであと4kmくらいのT字路付近から、雪が積もり始めてきた。 ただ、この程度の雪ならスタッドレスも履いてるし安心して走れる。

石鎚山ロープウェイの駐車場を通過し、西ノ川を目指す。 だが、ロープウェイを過ぎたら車のタイヤ痕が残っていない。 ここから先は誰も行かないからなぁ…
スキー場駐車所前 スキー場駐車場先1 スキー場駐車場先2 雪景色

このまま雪が降り続くだろうし、行きは良いけど、帰りが……って可能性も考えて、ロープウェイの駐車場に駐車することに。 管理人のおじさんがおしゃべり好きなので、準備しながらいろいろと会話してた。 今年の初めに石鎚山に来た時もいろいろ話してたな、そういえば。

駐車料金500円かかるが仕方ない。
準備をして出発。 名古瀬登山口を目指す。 予定では工事現場の空き地に駐車する予定だったので、20分ほど多く歩くな。

工事現場の空き地を通り過ぎる。 雪道は続く。 ここから先は砂利道なのだが、雪が積もってるのでアスファルトなのか、砂利道なのかよくわからない。
本来の駐車場 登山口に向けて つらら 赤い谷

そして、名古瀬登山口に到着。 先日購入した12本爪アイゼンにもなれないといけないし、ここからアイゼン付けていこうか。
名古瀬登山口

さっそくアイゼンを装着して登山開始。 まずは少し急な道が15分ほど。 一度林道に合流して、またすぐ山道へ。
そこから先も普通の山道が続いて、十郎アレというところから、標高差150mほどのグネグネ道を登って、常住に到着。
木橋 常住

ここは風が吹き荒れているので、少し進んだ登山道の途中で休憩。 それにしても雪が凄いなぁ。 山頂まで上がれるのだろうか? 少し心配だ。 それと、アイゼンのカカトの部分のストッパー、それが当たって、左足のかかとが非常に痛い。 なんとかずらしたいのだが、靴の関係で無理だろうな。 急傾斜でめちゃめちゃ当たる。 なるべく、左足には頑張らないでもらおう。

少し休憩して、先に進む。 ここからは普通の登山道を少し進み、枯れ沢を少し進む道だったはず。
水場を通過して、枯れ沢の道に入った。 まぁアイゼンつけてるので滑ることもなく、すぐに鳥越に到着。
水場 枯谷 鳥越

ここでも休憩する。 ここから先はかなりの急傾斜だった記憶がある。 去年の夏、会社の人とこのルートから上がってるが、その時は1時間15分かかっている。 この道を歩くのは2回目。 前2回は、子持権現山方面に行ってしまったので…

さて、気合いを入れて登ろうか。
鳥越から先の道

出だしは、それほどの傾斜ではなく、順調に進んでいく。 途中、倒木が2か所あり、その辺りから歩きづらくなってきた。
雪の量が増えてきた。
登山道 登山道 登山道

しばらく歩き、鉄のハシゴが出現。 慎重に登ったあとから、このルートの真骨頂。 まさに谷を直登していくような感じ。 傾斜はかなり急。 雪で歩きにくい。
鉄のハシゴ

これは……息が上がるな……

苦しい山道に苦戦しながら、なんとか登り切り、笹地帯までやってきた。 ここから瓶壺まではすぐだ。
雪景色 雪景色 雪景色

瓶壺に到着。 少しくらい凍りついているかと思ったが、瓶壺からは元気よく水が流れていた。 寒すぎて、水に触れる気もせず……
瓶壺 雪景色 瓶壺

風と雪をしのげる場所も無くなってしまったので、その場で少し休憩。 エネルギー補給でチーズを食べた。 最近、山でチーズにはまっている。 味は美味しいし、カロリーもけっこう高いと思う。 1ピースあたりの単価を計算したら、普通のチョコとかに比べたら高いかもしれないけれど…

さて、山頂を目指そうか。 行きは白石小屋を経由して、東ノ川に向かう方面から登る。 前の1回に、同じルートで登っているはずだが、全く道を覚えていない。 まぁここまで来てしまえば、車で来る人も多いから看板は整備されているだろう。

雪景色 雪景色

誰もいない白石小屋を通過し、東ノ川分岐を通過し、山頂に向かう道に。 これがけっこう長い… 雪+風で、前方があまり見えないのが唯一の救いか?
白石小屋 登山道

しばらく歩き山頂が見えてきた。 山頂が見えると、距離がわかって逆につらい。 そして山頂到着。 山頂の看板は風になぎ倒されていた。 風が寒くて看板を直す余裕は無し…
瓶ヶ森山頂

山頂の写真だけ撮って、男山を目指す。 こちらから下りて、また瓶壺を目指そう。
凍てつく看板 壮絶な世界

男山までは、木々が多い茂って、膝をついて歩かないと通れないような個所が2か所くらいあっただけで、問題なく到着。
男山山頂

瓶壺先の、風がしのげるところで休憩したかったのだが、予想外に体力を消耗したので、ここで休憩。 立ちながらだけど、パンを食べて栄養補給。 この寒いのに、もうお茶を1Lくらい飲んでしまった。

そして、そろそろ手袋が限界に。 今は、インナー用として、薄い手袋、アウターとして、防滴の手袋の2枚重ねなのだが、瓶壺への登りで、結構手を使って登ったし、木々に積もった雪を手でよけたりしていたので、防滴の手袋ではそろそろ限界。 インナーが湿ってきた。 そして湿ってくると、指先が凍りつきそうになる。 冬は、指先には特に気を配らないといけないし…

ということで、3つ目の手袋を装着。 これが最後の手袋、というか、最初からこれ付けてればいい話なんだよね。
スノボで使うような、登山の手袋を持ってきているので、それを装着。 指先の温度も一気に回復。
指先の器用さは失われるけど、暖かいなぁ。

林道分岐まで下りてきて、瓶壺を目指す。 少し歩き、瓶壺に到着。 そのまま通過し、急な下りに入る。 下りは、より慎重に歩かなくては。
貴重な晴れ間 クリスマス1日後だけど 瓶ヶ森

1時間程度で、鳥越まで到着。 かなり疲れたので、ここで休憩しよう。 時刻は15時前。 登りに、予想外に時間を使ってしまって、下りてくるのが予定より1時間ほど遅くなった。 あと2時間もかからないで、登山口までは下りられるので大丈夫だろう。 登山口から先は、車も通れる道なので、まぁ大丈夫だろう。 そんな時間までかかりたくないけど、ライトも持ってるし。

まずは常住まで。 枯沢を下っていき、普通の登山道へ。 すぐに常住には到着。 さっき休憩したばかりなので、ここはそのまま通過。 十郎アレを下っていき、林道まで到着。 行きより、雪が少なくなってきていて、アイゼンが非常に歩きにくい。 もうはずしたかったのだが、外す=休憩になるので、登山口まではこのまま行くか。 あと15分ほどだし。

そして、16時5分、登山口に到着。 足が疲れたなぁ…… アイゼンを外して、今は雪も止んでいるので、手袋も帽子も外してザックの中にしまう。 あとは1時間弱の林道歩き。

林道を歩いていき、もう少しで本来の駐車地点というところで、凄い雪が降ってきた。 風も吹き荒れてとても寒い。 手袋はさっきしまってしまったのだが、インナー手袋を胸ポケットに入れてあったのでそれを装着。 帽子はないが、上着のフードがあるので、それをかぶって歩く。 車まではもうすぐだ。

ちょうど、最終のロープウェイが到着したばかりで、人がたくさんいた。
止めておいたオレの車は雪が積もっていた。
石鎚山方面の小ピーク 誰かが作った雪だるま 雪の積もった車

なるべく車の中を濡らしたくなかったので、そとで着替えて車に乗り込む。
今日は1人も登山者と会わなかったな…

休憩含めて、往復10時間の山行。 予想外に時間がかかって、あと30分ほど遅かったらヘッドランプが必要になった。 時期的にも時間の遅れは命にかかわることになると思うので、もうちょっと綿密にスケジュールを練らなくてはいけないな。

帰りは、T字路過ぎて2kmくらいの所までは雪が積もっていたが、そこから先は、ただの濡れた路面。

しかし帰りの高速がひどかった。 松山から西が完全に通行止め。 高松方面は、川之江から先が雪のため50km規制。 先頭には除雪車か、凍結防止の作業をしてるのかわからないけど、両車線を作業車がふさいで、50kmくらいで走行している。帰りに時間がかかり19時半くらいに帰宅。

これで年内は登り納め。 次の登山は1月3日の石鎚山の予定。 あくまでも、予定ね。

本日のコースタイム
07:11 石鎚山スキー場駐車場
07:31 本来の駐車地点
08:04~08:21 名古瀬登山口
09:25~09:35 常住
10:27~10:35 鳥越
11:54 瓶壺
12:43 瓶ヶ森山頂
12:59~13:04 男山山頂
13:43~13:48 瓶壺
14:45~14:52 鳥越
15:30 常住
16:05~16:20 名古瀬登山口
17:05 石鎚山スキー場駐車場

【愛媛】伊予富士~瓶ヶ森【縦走】

くもりのち雨今日は旧寒風山トンネルから伊予富士~瓶ヶ森の縦走を行う。
4時起床、4時20分出発。 今日は天気が悪い。 午後からは確実に雨が降ってくる。 まぁ縦走と言っても距離が短いし、車道にエスケープできるポイントが何箇所もあるので大丈夫だろう。

高速で西条ICまで走り、国道194号線で寒風山トンネルを抜け、旧寒風山トンネルに向かって走っていく。

6時20分くらいに、旧寒風山トンネルに到着。
今回の計画では、瓶ヶ森に降りてきたあと、自転車でここまで戻ってくる。 なので、瓶ヶ森の駐車場に自転車を置きに行かなくては。

瓶ヶ森までの案内標識は17kmと書かれている。 意外に時間がかかり、40分ほどかかってしまった。
登山口下の駐車場に自転車と、リュックを置きざりにしてきた。 リュックの中には自転車のライト、運動靴が入っている。 雨に備えて、中のものはビニールに入れて防水してきた。
瓶ヶ森駐車場は強風でとても寒かった。

走ってきた道を戻り、旧寒風山まで戻ってきた。
登山の準備をして7時55分出発。
登山口

まずは桑瀬峠までの登り。 出だしがかなりの急傾斜。 ここから登るの、今回で4回目かな? もう慣れた道だ。

この時期、このあたりの山はとても綺麗な紅葉に包まれている。 景色を楽しみながらゆっくり歩こうと思ったのだが、紅葉の赤や黄色や茶色も見えることは見えるが、白い景色が多い。
伊予富士登山道の大崩落地点すら見えないくらい。
緑の中の赤 秋の登山道 紅葉 白い景色 紅葉 紅葉

50分ほど歩き、桑瀬峠に到着。 樹林帯を抜けてしまったため、すさまじい強風。 雨自体は降っていないが、風の中にだいぶ水分が含まれているので、すぐに濡れてくる。
桑瀬峠

出発する時点でそれはわかっていたので、レインコートは着込んである。 上着のファスナーを閉め、フードをかぶった。 ザックカバーはまだいいか。

伊予富士へ向けて歩き出す。 伊予富士は今年の初めに初めて行ったな。
登山といえる程度の雪山デビューのときだ。 寒風山に行って、伊予富士に行ったっけ。 雪は少なかったが…

懐かしみながら歩いていたのだが、風が強すぎて… 気を入れていないと足元がふらつくくらいの風。
伊予富士への登山道 落ち葉のじゅうたん

尾根の登りが終わり、一瞬樹林帯の中に入り、伊予富士を正面に見る、笹原の登山道までやってきた。 ここから雄大な伊予富士が見えるはずなのだが…… 目の前には笹原と白い景色のみ。 そして猛烈な風。
伊予富士が眼下に広がるはずの場所

伊予富士直前の急登も風と戦いながら登る。 雪の時期は、この登りがすごい怖かった覚えがあったが、この時期ならばそうでもないな。 すぐに伊予富士山頂に到着。
伊予富士山頂

山頂なので当然風は吹き荒れている。 休める場所も無いので、山頂の写真だけ撮って素通り。 ここから西は未知の領域だ。
まずは西側の伊予富士登山口付近まで35分程度の歩きらしい。
ここから先も風が吹き荒れている。
途中、黄色のレインコートのおじさんと、紫のレインコートのおばさんの夫婦と思われるパーティとすれ違った。 伊予富士山頂に向かっているみたい。
人のこと言えないが、こんな日に登ってる人がいるとは……

少し歩き、道の右側が3mほど開けてるポイントを発見。 そこは風が全くなく、休憩するのにもってこいの場所ではないか。 腰を下ろして、お茶とおにぎりを食べる。 ここで、ザックカバーを装着。 地図上ではここから3時間程度で瓶ヶ森までいけるらしい。
休憩していたら、先ほどすれ違った夫婦がもう戻ってきた。 オレもそろそろ行かなくては。

しばらく歩くと、伊予富士登山口分岐に到着。 ここからだったら山頂まで50分もあれば登れるだろうか?
伊予富士登山口分岐

そのまま縦走路を進んでいく。 すぐ登り坂になり、しばらく歩くと東黒森に到着。 ここの山頂で先ほどの夫婦と遭遇。
落ち葉のじゅうたん 東黒森山頂

そのまま瓶ヶ森方面に歩いていったのだが、瓶ヶ森まで行くのか?

相変わらず風は激しいが、そのまま瓶ヶ森方面に歩いていく。 笹原、風、白い景色、たまに樹林帯。 そんな道を歩いていく。 そして瓶ヶ森林道に降り立った。 次の登山口までは3~400mくらい車道を歩く。 先ほどの夫婦は、車道を伊予富士方面に戻っていった。 伊予富士登山口にでも車を止めてあるのだろうか?
車道の分岐

そのまま車道を歩いていきジネンゴノ頭方面の登山口に入っていく。 ここからは笹の背丈が伸びてきた。
登山道入口

相変わらずの強風の中、ジネンゴノ頭に到着。
雨が強くなってきたのと、なぜか左お尻あたりから浸水し始めてきた。 カメラが壊れそうなので、ここでザックの中にしまう。
ジネンゴノ頭

ここも休めそうな場所がないためそのまま歩き続ける。
ジネンゴノ頭を越えた後は、笹原の割合が減った気がする。 比較的樹林帯の中だったので、風もおさまっていた。 歩くこと約1時間、「神鳴池」付近で車道に合流。
車道分岐

そのまま登山道を歩いていき、西黒森を目指す。 そろそろどこかで休憩をしたいが……風が防げて、できれば雨も防げる場所はないだろうか…… だが、登山道には広い場所が無く、なかなか休む場所がない。 こんな日に誰も登りにこないだろう、と思うので、登山道の真ん中に座ってもいいのだが……
そんなことを考えながら歩いていたら、西黒森山頂方面の分岐に。 とりあえず山頂に行ってから考えよう。
ここから山頂まではものすごい急斜面だった。 笹を持ちながら歩かないと滑る滑る。
わずか100mくらいの距離だろうけどかなり時間がかかった。
西黒森山頂

山頂は行き止まりなので、再び急斜面を歩き、分岐まで戻ってくる。 ここまで来たら瓶ヶ森山頂は近い。 30分ほど歩くとまた車道に出る。 そこから40分ほどで瓶ヶ森だ。

樹林帯の中を歩いていたら、なんとか休憩できそうなスペースと、雨が防げそうな大岩を発見。 この岩に寄りかかって休むか。

とりあえずお腹が空いたし、手が寒い。
今日もインスタントラーメンを持ってきてるので、それを作ろうか。
とりあえずお湯を沸かしてコーンスープを飲み、インスタントラーメンをゆでる。

ラーメンはとても温かく幸せだった。 ザックカバーをしてから、ここに来るまで何度かザックの中を開けてるのでザックの中もけっこう濡れてきている。

雨の中30分ほどゆっくり休憩し、瓶ヶ森を目指す。 すぐに車道に合流。 そして山頂への最後の登りへ。
半分ほど登ったところで、上から人の話し声が。 先ほどの夫婦ではないか。 どうやら、車でこっちまで走ってきて、ここから瓶ヶ森をピストンした様子。 すれ違いの際に会話しただけ。 しかしあの夫婦もよくこの天気の中登ってるな。 遠くから来たのだろうか?

少し歩き、瓶ヶ森山頂に到着。 この時期ならめちゃめちゃ混んでそうな人気の山なのに、人の影は全く見えない。 山頂独占! が、雨が強いため写真だけ撮って退散。 男山方面から下りよう。
瓶ヶ森山頂

男山も写真に収めて駐車場を目指す。 ところどころ岩場があるので、そこだけ滑らないように注意して……
男山山頂

そしてようやく駐車場に到着。 けっきょくあの夫婦にしか出会わなかった。 駐車場には車が1台止まっているだけ。
自転車は無事かな…… リュックは何時間も雨に打たれているためビショビショ。 とりあえず、上のトイレで荷造りをするか。 自転車と荷物をそこまで運び、ようやく屋根のあるところへ。

靴は防水してるので濡れてないだろうけど、どうするかなぁ。 履き替えても一瞬で濡れるだろうし……
スパッツ取ったりするのも面倒なので、このまま登山靴で自転車に乗ろうか。

ザックの中にビショ濡れのザックをビニールにくるんでしまう。 けっきょくこのザック使わないことになるな。 最初から持ってこなきゃよかった。

荷物をまとめ、雨の中の自転車走りが始まった。

出だしでいきなり試練が…… 緩やかな上り坂が続く…… しかも意外に長い…… けっきょく先ほどの車道と登山道が合流するところまで上り坂が続いた。 そこからは少し下ったりしたけど、上り坂の時間の方が長かった…… 太ももがパンパンだ…… 登山とはまた別の筋肉を使う。 肺も苦しい…… 山歩きより自転車の方がつらいとは……

地図上で見たより、上り坂が多く何度もこげなくなって、自転車を押して歩いた。 一番つらかったのは伊予富士の登山道(水場のあるところ)を越えた先。 傾斜がきつくなってきて、上り坂がかなりの距離続いた。 一直線で真っ暗なトンネルもあったし、もちろん上り坂で太ももがパンパンで自転車こげないので押して歩いた。

その試練を越えた後は一気に標高を下げる。 で、旧寒風山トンネル直前あたりでまた上り坂。 距離は17kmなのだが、時間は1時間10分もかかった。 出発地点から標高は550mくらい下がっているはずなのだが、平地を17km走るよりも時間がかかっている。 どれほど上り坂が多く長かったかを物語っている。

東屋でレインコートなどを脱ぎ、帰る準備をする。 レインコート着てたのに、けっこう衣類はビショビショ。
ズボンには穴など空いていないのだが、左お尻あたりから浸水。 原因は不明。 家に帰ったらお風呂で探してみよう。
腕を上げると手首周りから浸水。 ここからの浸水は肘あたりまで衣類を濡らしていた。
靴下はけっこう濡れていた。 これは足首あたりからか?

今日はけっこう濡れてしまったが、オレは装備の防水をかなり信用している。
靴を洗ったり、レインコートを洗ったりするとき、シャワーやホースで水をドバッとかけるのだが、内側はまったく濡れていない。 どれくらい水を浴びたら濡れるのか、とか思い、10分くらいシャワーの水圧をかけたりしたこともあるが、全く濡れない。
なので、衣類が濡れる原因は生地から浸水するのではなく、首周りや手首周り、レインコートからはみ出した衣類などが原因なんだよね。
短時間の日帰り登山だったからいいものの、何日もかかる縦走や、もっと冷えた日だったらこれだけ衣類が濡れたら命取りになるかもしれない。 ザックの中の防水も全然ダメだったし、もっとしっかりやらないといけないな。

本日のコースタイム
07:55 旧寒風山トンネル
08:46 桑瀬峠
09:59 伊予富士山頂
10:13~10:23 休憩
10:33 伊予富士登山口分岐
10:47 東黒森山頂
11:07 主谷分岐
11:28 ジネンゴノ頭
12:06 神鳴池付近の車道
12:50 西黒森
13:08~13:36 休憩
13:50 吉野川源流案内付近車道
14:17 瓶ヶ森山頂
14:30 男山山頂
14:44 瓶ヶ森登山口

ここから自転車でのタイム
15:02 瓶ヶ森登山口
16:12 旧寒風山トンネル

【愛媛】子持権現山~瓶ヶ森

晴れ今日は、前回敗退した、子持権現山に行く。 もう雪もないし、上まで登りきってやろう。
5時10分起床、5時半出発。

高速で西条まで行き、石鎚ロープウェイ前を通り、西之川のいつもの空き地に車を止める。 7時半、出発。

まずは、登山口まで2kmちょっとの林道歩き。 途中赤谷と言われる、真っ赤な岩が突然出現する場所を通る。 岩の成分に何か含まれているのだろうか?
赤谷

名古瀬登山口から、瓶ヶ森に向けて歩き出す。 この道を通るのももう3回目か、しかし最初に通ったのが去年の7月なので、けっこうな頻度で来ているな。
新緑の緑と地面の苔が混ざりあい、目の前の光景が全て緑に見える。 太陽光さえも木々に吸収されて緑に見える。
緑の光景

すぐに常住に到着。 ここで少し休憩した。
常住

そこから少し歩くと、涸れ沢を登る道になる。
鳥越に向けて

すぐに鳥越に到着。 ここから先は険しい道なので、ここでも休憩。
鳥越

さて、ここから先の道はつらい。 一ノ鎖に行くまでに、激しい登りがあったはず。 前回はここから一ノ鎖まで、1時間半もかかっている。 十分に休憩し、子持権現ルートへ。
雪で道が全く分からなかった斜面は、こんな道だったのか。
子持権現ルート

地面が緩い。

一ノ鎖への急登に突入。 この時期なら道ははっきりしてるのだが、それでも結構な傾斜で呼吸がつらい。 何度か休みながら一ノ鎖に到着。 今回は46分しかかからなかった。 前回の半分だ。

一ノ鎖を登り、上部は崩壊しているため、途中から右側に巻く。 巻き道から本道に合流したところは、二ノ鎖の上らしい。
前回もここまでは来た。 さて、この先は初めて歩く道だ。 少し歩くと、鎖が出現。 これが三ノ鎖か? 鎖がなくても登れそうな感じだ。
三ノ鎖

そして、二ノ鎖上から見えていた鎖に到着。 これが四ノ鎖。 景色がすごいよく見える。 逆に言うと、鎖を登りながら、遥か1000m下まで見える。
四ノ鎖

そして五ノ鎖。 こちらは樹林帯の中にあり、景色は見えない。
五ノ鎖

鎖を登りきったら山頂かと思っていたが、かなり急な笹原を10分くらい歩く。 ようやく、本堂に到着。
子持大権現

山頂からの景色は素晴らしい。 360度綺麗に見える。 ただ、すぐ下に林道が走っているのが少し残念。 観光バスまで来ているし。
子持権現山 瓶ヶ森林道

さて、そろそろ瓶ヶ森に向かおうか。 瓶ヶ森はすぐ目の前なのだが、まずは子持権現山から降りなくては。
下りの鎖は長く急だった。 80mもあるらしい。
下りの鎖

下りの方が技術は必要だけど、これの登りも相当きついね。 両手を離して休めそうな場所がなく、気が抜けない。
手を滑らせたら…死だな。
無事、鎖を降りきって瓶ヶ森に向かって歩き出す。 振り返ると、今降りてきた鎖場も見える。
子持権現山

瓶ヶ森の登山口にはたくさんの人がいた。 ここから山頂まで40分程度。 観光気分で来ている人が大多数。 ある意味つらい登山になりそうだ。

まずは男山から登る。
石鎚山 男山

そして女山。
女山

山頂には団体客が来てとても騒がしかった。 コーンスープとおにぎりを食べて、20分ほど横になる。
さて、そろそろ帰るかな…

ヒュッテ方面に降りていき、ヒュッテ分岐から「東之川」に向かって歩いて行く。 しばらく下っていくと「台ヶ森」の鞍部に到着。 台ヶ森まで100mらしいので、行ってみた。
山頂の案内はなく、三角点があるだけだった。 展望は無し。
台ヶ森

そこから先はけっこうな急傾斜になった。 ひたすら樹林帯の道を降りていく。
さらに30分くらい歩いたところで、新道と旧道の分岐に到着。 新道は崩落のため通行止めらしい。 もう何年も通れないのかな? 新道の踏み跡は消えていて、どこが新道なのかすらわからないような状態だった。

ここから先はさらに傾斜がきつくなったように感じる。 今は下りなのでいいが、登りだったら、名古瀬ルートよりもきついかもしれない。

しばらく歩きようやく車道に到着。
東之川登山口

さて、ここから車を止めた空き地まで歩かなくてはならない。 と言っても、1時間程度だから、4kmくらいか。 ずっと下り坂だし楽チンかな。

3月に敗退した山、無積雪だけど、登れてよかった。 歩いたことのない東之川ルートも歩けたし、瓶ヶ森の一般客の混雑以外は大満足。

本日のコースタイム
07:30 駐車場
08:03~08:05 名古瀬登山口
08:57~09:11 常住
09:53~10:00 鳥越
10:46 一ノ鎖
11:05~11:08 四ノ鎖
11:13 五ノ鎖
11:36 子持権現山山頂
11:47 子持権現山登り口
12:01 瓶ヶ森登山口
12:23 男山
12:36~13:18 瓶ヶ森山頂
13:33 瓶ヶ森ヒュッテ分岐
14:05 台ヶ森鞍部
14:07 台ヶ森
14:36~14:39 新道分岐
15:29 東之川登山口
16:05 西之川分岐
16:18 駐車場

【愛媛】瓶ヶ森

晴れ今日は瓶ヶ森に登山をしに行く。 丸亀6時集合なので、5時20分くらいに家を出発。 無事合流し、6時出発。

高速道路で新居浜まで行き、朝ごはんを食べてから登山口に向かう。 本日の登山口は「西之川」。 瓶ヶ森林道から登山する道があるのだが、そこからだと1時間程度で山頂まで上がれてしまう。 しかし西之川からだと、軽く4時間はかかる。 標高差も1400m近くある。 けっこうハードなルートだ。 地図で見る限り、急な登りが2回はある。

石鎚ロープウェイを通り過ぎ、しばらく進んだら広場みたいな場所があった。 そこに車を止めて準備をする。 この先は舗装されていない道路になってしまう。

今日は天気が悪い予定だったのだが、天気予報が変わって天気がよくなった。 やっぱり登山は晴れていないとね。
登山口に向けて、舗装されていない道路を歩く。 しかし直射日光が当たる箇所があって、かなり暑い…… 道路を歩くこと25分、ようやく瓶ヶ森登山口に到着。 さて、ここからが本番だ。 と、その前にスパッツを装着し、少し休憩。 登山口までもけっこう歩くんだね… 舗装されていない道路、所々車を止められそうな場所はあるのだが、道が悪いからな~ バイクだったら間違いなく入ってきていたけど。
林道より 赤茶の岩 登山口

登山道はいきなりけっこう急な登りで始まった。 あまり人が歩いていないためか、草が多い茂っていて足元が全然見えない場所もあった。 15分ほど登ったら、道が平坦になり先ほど歩いてきた舗装されていない道路と合流。 また道路を200mくらい歩き、山の中へ入っていく道へ。
だんだん高度を上げていき、どんどん山の中へ入っていく。 しかし今日は暑い。 木陰を歩いている分にはそれほど暑さは感じないのだが、日なたを歩くと汗が噴出す。
40分ほど歩いて、ものすごい急坂の下までたどり着いた。 上を見上げても、先が見えず。 道はクネクネ折り返し徐々に高度を上げていくような道。 これを越えれば「常住」だ。 さて、がんばるか。 地図を見る限り、ここの標高差は200mほど。
グネグネと歩き急登を登っていく。 耐えて歩くこと20分、ようやく常住に到着した。
常住

ここは名前の通り昔は人が住んでいたらしい。 小屋の廃材が残っていた。 しばらく休憩したのだが、風の通り道になっているらしく、ものすごい強風が吹き荒れる。 さっきまで暑かったのに少し寒いくらいだ。

体力も回復したので、先に進もうか。 ここからは緩やかな道が45分くらい続くらしい。 しばらく歩いていると沢があったので、手と顔を洗っていった。 山の水は冷たくて気持ちいい。
沢

この沢を越えたら、道は枯れ沢を上る道に変わった。 苔むしている岩や、湿った岩があって滑りそうで怖いな。 雨の日はこの沢を水が流れるだろうから、危なすぎて歩けないな。
枯れ沢の道 もうすぐ鳥越
沢を上り、沢から外れたらすぐ「鳥越」に到着。

鳥越の岩という面白い形の岩が出迎えてくれた。
先端にぶら下がったら折れそうだ……
鳥越の岩

ここで長めの休憩を取って、瓶壷を目指す。 ここが最後の急登。 地図を見る限り500m近く一気に上がる。 相当つらそうな道だ。 鳥越のすぐそばに「子持権現山」への修験道がある。 この道は相当ハードらしい。 今度行ってみたいなぁ。

こちらの道は、長い間隔でグネグネしながら登っていく道。 最初は思ったより緩やかだったのだが、途中から厳しくなってきた。 たまに草木に覆われて道がよく見えない部分も。
瓶壷へ向けて

30分くらい歩いた辺りから、視界が開けてきて石鎚方面が見えるようになってきた。
たぶん岩黒山方面 石鎚山

しかし険しい道はまだまだ続く。 途中からグネグネが短くなりより急に、より足元が悪い道になる。
途中で、洞窟みたいな岩の隙間があったので入ってみたのだが、奥行きは2mほど、しかし真っ暗で全く見えない。 虫がすさまじい。 ヘッドランプ出すのも面倒だったので、ちょこっと入っただけだったが。

右手に大きな岩が見え始め、少し歩いた辺りから笹が出現し始めた。 ということは、ゴールは近い!?
瓶壷へ向けて

そしてようやくこの急登が終わった。 いやーつらかったな。 ここから瓶壷まで5分ほど、笹の道を歩いて到着。
瓶壷 瓶壷

ここでボランティアか何かで山のゴミを拾っている2人組の人と少し話をした。 この瓶壷の深さは140cmくらいあるらしい。 上から見るとすごい浅く見えるけど、実際入ってみると深いんだって。 実はここ、瓶ヶ森林道の駐車場から20分くらい歩いたらたどり着ける場所。 なので、水汲みに来ている人がいっぱいいた。 この水は、一応飲める水なのだけど、オレはとても飲む気がせず……

さて、瓶壷が目的地ではなく、山頂が目的地なのだから、あと1時間がんばって歩こうか。
白石小屋を素通りし、瓶ヶ森ヒュッテを素通りし山頂を目指す。 山頂手前には最後の登りが待ち受けている。 同行の人はかなり膝がやられたらしい。 痛そうだ。
石鎚山 笹原 瓶ヶ森ヒュッテ 松山方面

そしてスタートから5時間経った13時40分、ようやく瓶ヶ森山頂に到着。 東~南東方面はガスがすごすぎて景色が全く見えない。 北は新居浜、北西~西は今治~松山、南西には石鎚が見える。 ガスが出ていなかったら360度の展望だな。 素晴らしい。
瓶ヶ森山頂 松山方面

山頂でお昼ご飯を食べて、1時間ほど休憩。 もう時間も遅いのでそろそろ帰らなくては……
すぐ横に、通称「男山」と呼ばれる、瓶ヶ森第2の地点があるので、そこを経由して降りていった。
男山

歩いていたら蝶々がいたので、珍しく写真に撮ってみた。 いつも景色しか撮っていないからなぁ。
蝶々 蝶々

瓶壷まで戻り、そこから誰も歩いていない西之川方面に向かって歩いていく。 さて、すさまじい下りを降りるとするか。 降りはじめの道が一番悪い。 転ばないように慎重に降りなくては。
同行の人は、もう膝がピークに来ている感じだ…しかも下りだからさらに酷使する。 ストックがあったら下りは楽なんだけどね、ないのでよさそうな木の枝を渡して使わせたが、使い慣れないためか杖がないほうがいいらしい。
1時間10分くらいかけて登ってきた道を、1時間20分くらいかけて下る。
登山道

とりあえず鳥越までは戻ってきた。 あときつい下りは1箇所だが、登りで20分程度だったので、下りでも同程度だろう。 あとは精神力勝負かな。

枯れ沢の道を慎重に降り、途中の水場で一息入れて、常住を越え、ようやく林道まで戻ってきた。 あとは再び山の中へ入って、登山口まで歩くだけ。 既に19時を過ぎているのでかなり暗い。 もうじきヘッドランプが必要だな。

19時21分、ようやく登山口まで戻ってきた。 あとは林道を2.5kmほど、車まで戻るだけだ。 さすがに暗すぎるのでヘッドランプを装着。 車まで戻ってきた~

今日のコースはけっこうきつかったかな…
標高差は1400mほど、やっぱきついか。
帰りは「湯之谷温泉」という温泉に入って帰って来た。 丸亀に帰って来たのが22時50分。 さて、家に帰るか…… 家に着いたのが23時25分。

全行程で18時間。 眠いぜ。

コースタイム
8:25 駐車場
8:52~9:05 西之川登山口
9:55~10:07 常住
10:54~11:23 鳥越
12:36~12:54 瓶壷
13:39~14:35 瓶ヶ森山頂
14:48 男山
15:23~15:32 瓶壷
17:07~17:18 鳥越
18:07~18:15 常住
19:21~19:25 西之川登山口
19:55 駐車場