【愛媛】瓶ヶ森

晴れ今日は瓶ヶ森に登山をしに行く。 丸亀6時集合なので、5時20分くらいに家を出発。 無事合流し、6時出発。

高速道路で新居浜まで行き、朝ごはんを食べてから登山口に向かう。 本日の登山口は「西之川」。 瓶ヶ森林道から登山する道があるのだが、そこからだと1時間程度で山頂まで上がれてしまう。 しかし西之川からだと、軽く4時間はかかる。 標高差も1400m近くある。 けっこうハードなルートだ。 地図で見る限り、急な登りが2回はある。

石鎚ロープウェイを通り過ぎ、しばらく進んだら広場みたいな場所があった。 そこに車を止めて準備をする。 この先は舗装されていない道路になってしまう。

今日は天気が悪い予定だったのだが、天気予報が変わって天気がよくなった。 やっぱり登山は晴れていないとね。
登山口に向けて、舗装されていない道路を歩く。 しかし直射日光が当たる箇所があって、かなり暑い…… 道路を歩くこと25分、ようやく瓶ヶ森登山口に到着。 さて、ここからが本番だ。 と、その前にスパッツを装着し、少し休憩。 登山口までもけっこう歩くんだね… 舗装されていない道路、所々車を止められそうな場所はあるのだが、道が悪いからな~ バイクだったら間違いなく入ってきていたけど。
林道より 赤茶の岩 登山口

登山道はいきなりけっこう急な登りで始まった。 あまり人が歩いていないためか、草が多い茂っていて足元が全然見えない場所もあった。 15分ほど登ったら、道が平坦になり先ほど歩いてきた舗装されていない道路と合流。 また道路を200mくらい歩き、山の中へ入っていく道へ。
だんだん高度を上げていき、どんどん山の中へ入っていく。 しかし今日は暑い。 木陰を歩いている分にはそれほど暑さは感じないのだが、日なたを歩くと汗が噴出す。
40分ほど歩いて、ものすごい急坂の下までたどり着いた。 上を見上げても、先が見えず。 道はクネクネ折り返し徐々に高度を上げていくような道。 これを越えれば「常住」だ。 さて、がんばるか。 地図を見る限り、ここの標高差は200mほど。
グネグネと歩き急登を登っていく。 耐えて歩くこと20分、ようやく常住に到着した。
常住

ここは名前の通り昔は人が住んでいたらしい。 小屋の廃材が残っていた。 しばらく休憩したのだが、風の通り道になっているらしく、ものすごい強風が吹き荒れる。 さっきまで暑かったのに少し寒いくらいだ。

体力も回復したので、先に進もうか。 ここからは緩やかな道が45分くらい続くらしい。 しばらく歩いていると沢があったので、手と顔を洗っていった。 山の水は冷たくて気持ちいい。
沢

この沢を越えたら、道は枯れ沢を上る道に変わった。 苔むしている岩や、湿った岩があって滑りそうで怖いな。 雨の日はこの沢を水が流れるだろうから、危なすぎて歩けないな。
枯れ沢の道 もうすぐ鳥越
沢を上り、沢から外れたらすぐ「鳥越」に到着。

鳥越の岩という面白い形の岩が出迎えてくれた。
先端にぶら下がったら折れそうだ……
鳥越の岩

ここで長めの休憩を取って、瓶壷を目指す。 ここが最後の急登。 地図を見る限り500m近く一気に上がる。 相当つらそうな道だ。 鳥越のすぐそばに「子持権現山」への修験道がある。 この道は相当ハードらしい。 今度行ってみたいなぁ。

こちらの道は、長い間隔でグネグネしながら登っていく道。 最初は思ったより緩やかだったのだが、途中から厳しくなってきた。 たまに草木に覆われて道がよく見えない部分も。
瓶壷へ向けて

30分くらい歩いた辺りから、視界が開けてきて石鎚方面が見えるようになってきた。
たぶん岩黒山方面 石鎚山

しかし険しい道はまだまだ続く。 途中からグネグネが短くなりより急に、より足元が悪い道になる。
途中で、洞窟みたいな岩の隙間があったので入ってみたのだが、奥行きは2mほど、しかし真っ暗で全く見えない。 虫がすさまじい。 ヘッドランプ出すのも面倒だったので、ちょこっと入っただけだったが。

右手に大きな岩が見え始め、少し歩いた辺りから笹が出現し始めた。 ということは、ゴールは近い!?
瓶壷へ向けて

そしてようやくこの急登が終わった。 いやーつらかったな。 ここから瓶壷まで5分ほど、笹の道を歩いて到着。
瓶壷 瓶壷

ここでボランティアか何かで山のゴミを拾っている2人組の人と少し話をした。 この瓶壷の深さは140cmくらいあるらしい。 上から見るとすごい浅く見えるけど、実際入ってみると深いんだって。 実はここ、瓶ヶ森林道の駐車場から20分くらい歩いたらたどり着ける場所。 なので、水汲みに来ている人がいっぱいいた。 この水は、一応飲める水なのだけど、オレはとても飲む気がせず……

さて、瓶壷が目的地ではなく、山頂が目的地なのだから、あと1時間がんばって歩こうか。
白石小屋を素通りし、瓶ヶ森ヒュッテを素通りし山頂を目指す。 山頂手前には最後の登りが待ち受けている。 同行の人はかなり膝がやられたらしい。 痛そうだ。
石鎚山 笹原 瓶ヶ森ヒュッテ 松山方面

そしてスタートから5時間経った13時40分、ようやく瓶ヶ森山頂に到着。 東~南東方面はガスがすごすぎて景色が全く見えない。 北は新居浜、北西~西は今治~松山、南西には石鎚が見える。 ガスが出ていなかったら360度の展望だな。 素晴らしい。
瓶ヶ森山頂 松山方面

山頂でお昼ご飯を食べて、1時間ほど休憩。 もう時間も遅いのでそろそろ帰らなくては……
すぐ横に、通称「男山」と呼ばれる、瓶ヶ森第2の地点があるので、そこを経由して降りていった。
男山

歩いていたら蝶々がいたので、珍しく写真に撮ってみた。 いつも景色しか撮っていないからなぁ。
蝶々 蝶々

瓶壷まで戻り、そこから誰も歩いていない西之川方面に向かって歩いていく。 さて、すさまじい下りを降りるとするか。 降りはじめの道が一番悪い。 転ばないように慎重に降りなくては。
同行の人は、もう膝がピークに来ている感じだ…しかも下りだからさらに酷使する。 ストックがあったら下りは楽なんだけどね、ないのでよさそうな木の枝を渡して使わせたが、使い慣れないためか杖がないほうがいいらしい。
1時間10分くらいかけて登ってきた道を、1時間20分くらいかけて下る。
登山道

とりあえず鳥越までは戻ってきた。 あときつい下りは1箇所だが、登りで20分程度だったので、下りでも同程度だろう。 あとは精神力勝負かな。

枯れ沢の道を慎重に降り、途中の水場で一息入れて、常住を越え、ようやく林道まで戻ってきた。 あとは再び山の中へ入って、登山口まで歩くだけ。 既に19時を過ぎているのでかなり暗い。 もうじきヘッドランプが必要だな。

19時21分、ようやく登山口まで戻ってきた。 あとは林道を2.5kmほど、車まで戻るだけだ。 さすがに暗すぎるのでヘッドランプを装着。 車まで戻ってきた~

今日のコースはけっこうきつかったかな…
標高差は1400mほど、やっぱきついか。
帰りは「湯之谷温泉」という温泉に入って帰って来た。 丸亀に帰って来たのが22時50分。 さて、家に帰るか…… 家に着いたのが23時25分。

全行程で18時間。 眠いぜ。

コースタイム
8:25 駐車場
8:52~9:05 西之川登山口
9:55~10:07 常住
10:54~11:23 鳥越
12:36~12:54 瓶壷
13:39~14:35 瓶ヶ森山頂
14:48 男山
15:23~15:32 瓶壷
17:07~17:18 鳥越
18:07~18:15 常住
19:21~19:25 西之川登山口
19:55 駐車場

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