【愛媛】平家平~冠山~ちち山

晴れ今日は登山。 5時起床、20分出発で、愛媛の平家平を登りにいく。
登山口は住友フォレスターハウス。 今日は道中眠くならず、7時40分くらいには到着した。

登山の準備をして出発。 今回のコース、フォレスターハウスから平家平に登り、縦走路を歩き冠山、ちち山へ向かい、そこから一ノ谷分岐まで戻り、ナスビ屋敷経由でフォレスターハウスに戻るコース。
この区間、全て歩いたことはあるのだけど、ちち山~一ノ谷分岐の区間以外は片道しか歩いたことが無い。 なので、フォレスターハウスから平家平経由の一ノ谷分岐までと、一ノ谷分岐からフォレスターハウスまでは今回の向きでは初めて歩くコースとなる。

フォレスターハウスで登山届を記入し、登山道に入っていく。 前は無かった鹿除けの鉄柵ができていて、そこを通って、銅山川を渡って山の中へ入っていく。
最後に下山で使ったのが結構前なので、どんな道か忘れてしまっている部分が多い。 出だしすぐに、丸木橋がある。 これが微妙に湿っていて滑りそうで怖い。
住友フォレスターハウス 登山道案内 鹿除け鉄柵 立派な橋 丸木橋

丸木橋を渡ってからは本格的な登山道に。 道は結構急なのかな。 ゆっくりと一歩一歩歩いていく。 途中で細い沢を渡り、その先の鉄の階段を上って行く。 3つ目の鉄塔のあたりでいったん休憩し、そこから先も急な道を登って行く。
しばらく歩いて、稜線に合流。 ここまで結構長かったけど、予定よりはだいぶ早く到着することができた。
先ほど休憩したばかりなので、水分補給だけして平家平を目指す。
鉄塔 徒渉ポイント&鉄の階段 稜線合流

少し歩くと、先行していた50代の女性2名グループに追いついて、少し話をして追い越しさせてもらった。
平家平はすぐ目の前に見えているのに、けっこう道が長かったな。 平家平山頂に到着。 誰もいないし景色も素晴らしい。
少し横になって目をつぶる。 風の音しか聞こえない。 気温もちょうどいいくらい。 気持ちがいいなぁ。
体力も回復したので、この先を目指そう。 次の目的地は冠山。
すぐ目の前に見えているのだけど、コースタイムでは50分もかかるらしい。
平家平 平家平 冠山 平家平

平家平を振り返ると、一面緑色の笹で覆われている。 緑が綺麗だなぁ。
そして、すぐに冠山山頂に到着。 ここでおにぎりを1つ食べて休憩。
冠山


さぁ、ちち山を目指そうか。 ここから一ノ谷越まで急な道を下っていく。 この道の途中で、60代夫婦と、40後半くらいの男性2名、女性1名のグループとすれ違った。 いずれもフォレスターハウスから一ノ谷越のルートで登って来たみたい。

しばらく歩き、一ノ谷越までやってきた。 今年の1月、冬季のちち山と笹ヶ峰を登って、帰りに欲張って、一ノ谷越からフォレスターハウスに下りようと思って、ちち山分れからここまで下ってきた。 ここからナスビ屋敷方面に下っていくのだけど、すぐに道を見失ったのと、1m以上の積雪で困難を極めたため、進むのを諦め、ちち山分れまで登り返したことがあった。

そんな苦い思い出のある一ノ谷越。 今日はここからちち山を目指して登って行く。 よく冬場に登り返せたなと思うような道だった。 一ノ谷分岐を超え、ちち山分れ手前はけっこう急な道だった。
一ノ谷越 笹ヶ峰 ちち山分れ 一ノ谷分岐

ちち山分れ手前で、40~50代夫婦に遭遇。 こんなところで人に会うとは珍しい。 話を聞いたら、大永山から笹ヶ峰まで行って、冠山方面に歩いているとのことだった。 一ノ谷越からフォレスターハウスに下りるのかな? この時点で結構な距離歩いているのだと思う。

ちち山分れから先は、この時期は歩きにくい笹に覆われた道だった。 笹の根に足を滑らせながら歩いていき、ちち山へ到着。
山頂には60くらいの単独男性と、20代か30台前半の男性2名グループがくつろいでいた。
男性2名グループはすぐに出発していった。 60くりあの男性は、丸山壮から紅葉谷経由でちち山に来て、これから笹ヶ峰に登って帰るとのこと。 オレも時間があったら、笹ヶ峰まで、とか思っていたが、ちち山到着時点で12時半くらい。 これからお昼も食べるので、順調に行っても、笹ヶ峰に到着するのは2時くらいになってしまうだろう。 そこから下山に4時間くらいはかかるかな。 笹ヶ峰まで行くと、行程が1.5時間増えるくらいの計算になる。 となると、暗くなる前には下山できそうだけど、けっこうギリギリの時間になってしまう。 今日はちち山まででいいかな、もともと目的地はここだったし。
ちち山分れ 冠山方面 笹ヶ峰 ちち山山頂 笹ヶ峰

インスタントラーメンを作って荷物をまとめて下山する。 一ノ谷越まではすぐに到着。 一ノ谷越の50mくらい手前で、謎の荷物を発見した。 ザックと上着、登山口、靴下が置かれていた。 ザックと上着くらいだったらトイレかなとか思うのだけど、登山靴と靴下?? あたりを見回したが人らしき影や物音は無い。 靴下まで脱ぐって、まさか首つりでもしてるんじゃないかと、あたりを見回したがそれらしきものも見当たらなかった。
一ノ谷越で休憩していたら、冠山方面から50代の男性が下りてきた。 話を聞いたら、その荷物はこの人の荷物で、トレイルランニングの練習をしているとのことだった。 だから登山靴や靴下があったのか。 変な気を起こした人じゃなくて一安心。
さて、下山しようか。
インスタントラーメン

冬場に道を見失った場所は、そのまま道沿いに下りていき、何度か折り返して行くのが正解だった様子。 しばらく歩いていると、崩壊しかけた谷間を抜ける箇所が何度もあった。 これは冬場道がわかってても、通るのは困難だな……
銅山川源流を通過し、ナスビ屋敷へ。
谷間崩落 谷間崩落 谷間崩落 銅山川源流 ナスビ屋敷 集落跡

そこから集落の跡地っぽいところを通過して林道まで下りてきた。 林道を30分くらい歩いて、住友フォレスターハウス方面への登山道に下りていく。 鹿除けの鉄柵を通り抜け、無事下山。
フォレスターハウスの登山届に、下山時刻を記入して、車に到着。 荷物をまとめて帰ろうか。
林道 林道から登山道へ

車で走り出してすぐ、一番最初に会った、女性2名組が、駐車地点の空地に向かって歩いていた。 平家平から三ツ森峠まで行き、そこから林道を下りてきたとのことだった。

西赤石山の日浦登山口を通過し、東赤石山の筏津登山口付近を走っているとき、足を引きずりながら歩いた登山者が日浦方面に歩いていた。 縦走してたのかな? あの足でたどり着けるのだろうか? 家とは全く逆方向だけど、筏津のちょっと先でUターンして、その人に声をかける。 やはり日浦まで行くらしく、送っていく申し出をしたら、ぜひお願いします、とのことだった。
40代くらいの男性で、西赤石山から、前赤石山くらいまで行って引き返す予定だったのに、すぐ目の前に東赤石山が見えてきたので、欲張ってそこまで行ってしまった。 そして筏津に下りてきたのだけど、何も考えていなかったので、日浦までは根性で歩くつもりだったらしい。 筏津~日浦は5km。 日浦に向かって上り坂になっているので、だいぶきつい、1時間ちょっとくらいかかる。 車で走れば10分くらいなので、家に帰るの多少遅くなるけど、まぁ全く問題ないくらいのロスだし。
登山の話をしたりしながら運転して、すぐに日浦に到着。 その人は車に戻って行った。

本日の登山は、かなり調子よく歩くことができた。 今日歩いた区間の7割くらいが、歩いたことない向き(登りで利用、下りで利用)だったので、より知識をため込むことができたかな。 フォレスターハウスから一ノ谷越までのルートも再確認できた、ただ、このルートは不安定すぎて冬場には使えなさそうだ。
思っていたより人が多かったが、静かな登山を楽しめて最高だった。 今日は三連休初日だが、明日明後日は台風の影響で天気が悪そうなのが残念。 登山者も今日に集中してるのかな。

本日のコースタイム
07:55 駐車地点
08:42 徒渉地点&鉄の階段
09:12~09:24 3つ目の鉄塔で休憩
09:45 稜線合流
10:21~10:31 平家平山頂
11:02~11:11 冠山山頂
11:31 一ノ谷越
11:47 一ノ谷分岐
11:58 ちち山分れ
12:27~12:56 ちち山山頂
13:20 ちち山分れ
13:29 一ノ谷分岐
13:43~13:57 一ノ谷越
14:31 ナスビ屋敷
14:54 徒渉ポイント
15:16 林道合流
15:43 林道から登山道へ
15:56 駐車地点

【愛媛】日浦登山口~ちち山~笹ヶ峰~冠山~平家平【縦走】

晴れのち曇り今日は登山。 長い縦走コースなので、早い時間から登りたい。 そのためには早い時間に家を出なくては……
というわけで、3時起床。 3時10分出発。 高速道路で新居浜ICまで。
マイントピア別子方面に走っていく。 マイントピア別子を通過し、山の中をグネグネと。 大永山トンネルを抜けて、下り坂を少し走ると、住友フォレスターハウスに到着。 新居浜からこのルートを通ってくるのは初めて。 川之江から法皇トンネル経由で来るより、早く来れるな。 次から西赤石付近に来るのなら、このルートを利用しよう。

フォレスターハウスからちょっと離れた路肩の広くなってる箇所に、自転車を止めておく。 ここが下山口となる。

そのまま車で走り、西赤石山の日浦登山口へ。
到着時刻は5時20分。 こんな早朝なのに、既に2台の車が止まっている。
オレが準備している間に、2台の車の2組3名の人たちは登って行ってしまった。

日浦登山口と、住友フォレスターパーク。 全く反対方向のように感じる、今回のコース。 その内容は、結構なロングコース。

日浦登山口からダイヤモンド水を経由して、銅山越まで。 そこから西山、ツナクリ山を越えて、笹ヶ峰の稜線まで。 笹ヶ峰方面に歩いていき、ちち山を経由して笹ヶ峰へ。 そこから稜線を戻ってきて、冠山を通過し、平家平まで。 平家平から住友フォレスターパークに下山する。
地図を見てもかなりの長距離コース。 踏破できるかかなり不安なところ。
エスケープポイントは、3時間ほど歩いた地点で、大永山トンネルに下山できる。 もう一か所は、冠山に向かう手前、一ノ谷越えから、住友フォレスターハウスに下りる道がある。

2週間前のエビラ山~権現山縦走の際、水分がギリギリだった。
今回はお茶を2Lと、昨日900mlのボトルを購入したので、空の状態でそれを持ってきた。 ダイヤモンド水で、給水していこう。

オレも準備をして出発する。
5時半とはいえ、周りはもう明るい。 半世紀ちょっと前までは、ここに村があったんだなぁ、と考えながら山道を歩いていく。 写真も残っており、当時の面影がかろうじて残っている。
日浦登山口 登山道

しばらく歩くとダイヤモンド水に到着。 先に出発した2人組みのパーティと会話。 なんと目的地は同じ笹ヶ峰。 話してみると、けっこういろいろなルートを歩いている様子。 方向が同じだから、何度か会うかもね。 オレが休んでいる間に出発して行った。
ダイヤモンド水

ダイヤモンド水で喉をうるおし、900mlのボトルに給水して出発。
次は銅山越。 この区間にも歴史を感じるポイントがいくつかあるけど、全て説明文までじっくり読んだことあるので、その辺りは素通り。 鉱山の跡地を経て銅山越に到着。 さて、ここから先の区間は歩いたことが無い区間。 下調べした感じでは、迷うようなところはなさそうだけど。
銅山越付近より 銅山越

まずは西山まで。 銅山越からのコースタイムは30分だし、目の前にそびえているし近く感じる。 あそこの山頂から、西赤石方面を見たら、綺麗に景色が見えそう。
東山~西赤石山方面 西山

先ほどの二人組とまた合流。 先に歩かせてもらう。
しばらく歩くと西山山頂に到着。 が、山頂直前では最高の景色だったけど、山頂は背丈の低い木々に覆われていて、景色がよく見えない。
反対側に歩いて行ったら、南側の景色が綺麗に見えた。
これから歩いていく方面が一望できる。
東山~西赤石山 谷 西山山頂 大展望

西山からの下りはけっこう急だった。 朝方まで降ったであろう雨で、足元が滑るので慎重に……

少し歩くと、銅山越から西山を巻いてくるルートと合流。 そこから先はツナクリ山へ向けての登りとなった。
ツナクリ山への登り、これが地味にきつい。 道は一直線なのだけど、一直線なので傾斜がきつい。 本当に一直線。 ひたすら真正面に突き進んでいく感じ。
少し歩くと、ツナクリ山山頂。 ここは景色が全く見えず。 銅山越から1時間くらい経過したので、休憩したかったのだけど、山頂は狭く、濡れた木々に覆われているため、しゃがむ場所さえなかった。
仕方がない、少し先に進んで、広そうな場所で休むか。 少し歩いた斜面の途中が広くなっていて、濡れる要素もなかったので、そこで休憩。
ツナクリ山へ ツナクリ山山頂

さて、ここから大永山トンネルの分岐までが1時間程度。 そこから1470m地点までが1時間程度、そこからちち山分かれまでが1時間程度。 合計3時間程度で、笹ヶ峰の稜線にたどり着けるはず。

大永山トンネルまでは緩やかな下りなのだけど、この道がけっこう悪かった。
時期的なものもあるのかもしれないけれど、草がすごい。 あっという間に、膝から下がビショビショになった。 草が邪魔をして思うように歩けないし…… 幸い迷うような場所ではないので、その点に関しては安心できるのだけど。
大永山トンネル分岐の「土山越」にたどり着いた時にはけっこう疲れていた。 ここでも休憩、しばらく休んでいたら先ほどの2人組が追い付いてきた。 さて、本番はここからだぞ。 この地点が標高1200mくらいのはず。 まずは1470m地点まで、その先のちち山分かれは1800mくらいあるように見える。
谷 土山越 土山越(林道)

1470m地点に向けて歩きだす。 1470m地点手前には「急坂」と書いてあったので警戒してあるいていたのだけど、急と思える坂はなく、獅子舞の鼻と看板のある1481m地点まで到着。 この辺りで気付いたのだけど、足周りがビショビショではないか。 靴の中までビショビショ。
靴下を脱いで、絞ったらボタボタと水分が垂れてくる。 両足とも靴下を絞ったのだけど、どこから浸水してきたんだ?
ざれた道 獅子舞の鼻

ここからちち山分かれに向かって歩き出す。 ちち山分かれまでは、綺麗な笹原が広がっているのが、この位置からでも見える。 あそこまで、けっこう標高差がありそうだ。
ちち山分かれ方面

樹林帯を抜けると、笹原へ。 この笹原が曲者だった。
余り歩かれていないためか、夏でグングン育つためか、腰くらいの背丈がある。 道は笹に埋もれてて、道がある場所は分かるのだけど、足元が全然見えない。 しかもけっこう急な登り。
笹に阻まれながら苦しみながら登る。 つらいなぁ…… 当然笹は濡れているので、下半身ずぶぬれ。 これが原因で、靴の中に浸水してきてるのかな……
すごい笹 すごい笹

かなり苦労しながらちち山分かれまでやってきた。 こんなに道が悪いとは……
ちち山分かれでも休憩。 また靴下を絞ったけど、これはキリがないかも。 この先の道を見る限り、同じように笹に阻まれている。 スパッツとレインコートの下半身を履くか。
濡れると分かってるなら、最初から履いておけばよかった。 いまさら感が満載だけど、下半身の装備を強化。
冠山方面 ちち山分かれ

さて、ちち山を目指そうか。 ここから先の道も結構苦労した。 傾斜はなく、けっこう平坦な道なのだけど、笹が深い。 笹に足をとられ、バランスを崩すことも何度か。 下半身の装備を強化しておいたのは正解だったな。
すぐにちち山方面に向かう分岐に到着。 ちち山の山頂を踏みたいので、そちらに歩いていく。 この道がさらに曲者だった。 ちち山に一直線に登って行くので、めちゃめちゃ傾斜がきつい。 瓶ヶ森の脇にある「西黒森」を思い出した。 あそこもこんな傾斜の道だったな。
傾斜が落ち着いたと思ったら、道が消える。 笹が深すぎ。
なんとか道らしいところを歩いていき、ちち山山頂に到着。 こんな厳しい山だったとは…… ここでも靴下を絞るが、下半身の防水はしたはず。 どこから入ってくるんだ?
稜線 ちち山山頂へ ちち山山頂

ちち山~笹ヶ峰の稜線に戻る道も、笹が深い。 途中で、一瞬だけ樹林帯に入り笹がなくなった時は、最高に歩きやすかった。 濡れた岩がゴロゴロしてる道の方がいい、ということか。 すぐに稜線まで復帰。 笹ヶ峰を目指そうか。
紅葉谷分岐を通過し、笹ヶ峰直前になって、ようやく笹の攻撃から解放された。
そして笹ヶ峰山頂に到着。
ちち山~稜線への道 笹ヶ峰山頂

1組のパーティが休んでいたのだけど、第一声が「ビショビショじゃないですか」だった。 その人たちはスパッツしか装着してない。 1人はスパッツすら装着してないけど、全然濡れていない。 桑瀬峠方面から来たのかな? あっちは綺麗に笹が刈られているのだろう。

さすが200名山だけあって、笹ヶ峰は次から次へと人がやってくる。 出発するころには4組12名ほど、山頂で休憩していた。

さて、これからちち山分かれまで戻る。 また、苦しい笹の道を歩かなくてはならない。
笹ヶ峰出発 紅葉谷分岐

ちち山山頂を巻く道を歩いてきたのだけど、この道もひどかった。 笹ヶ峰から東はあまり人が行かないのか…… 地図でしかこの辺りのエリアは見たことがなかったので人気度まではわからなかった…… 有名な山の稜線だから、もっと整備されてると思っていた。

苦労してちちやま分かれまで到着。 靴の中までビショビショで、靴下を絞りたかったけど、キリがないので諦める。 靴を脱ぐのは結構手間がかかる。

ここから先は、住友フォレスターハウスへエスケープする「一ノ谷越」を通過し、冠山に上がり、平家平を通過し、住友フォレスターハウスへ下りるだけ。
一ノ谷分岐 一ノ谷越へ 一ノ谷越へ

ここから先も道の状態はあまり変わらず……
一ノ谷分岐を通過し、一ノ谷越までやってきた。 ここから冠山にかけては登り。 だが、笹の登りは体力を消耗しそうだ……
一ノ谷越

笹はいっそう深くなった感じがする。
冠山までは思ったより距離があった…… しかも樹林帯の中で、笹が胸くらいまであるような箇所を無理やり突っ切ってみたり、ルートは結構厳しかった。
冠山に到着したが、景色が真っ白で何も見えず……
冠山へ 冠山山頂

あとは平家平まで歩くだけ。 高低差は少なくなるので、だいぶ楽になるだろうか? 笹だな、問題は。

相変わらず笹に阻まれながら歩くが、無事平家平まで到着。 もう疲れたな…… だが、ここからまだ2時間程度の下山が待っている。 だけど、この区間は歩いたことがあるため、少しだけ安心。 気が緩みそうだけど、そこはきちんと引き締めて……
平家平山頂

まずは巡視路分岐まで。 ここから先は、笹が綺麗に刈られていて、とても歩きやすい。 しかし歩きやすい代わりに別の問題が…… それはヘビ。
僅か6分くらいの間に、ヘビに5匹遭遇。 ヘビはすぐに逃げて行くが、あの姿は気持ち悪いし、出会った瞬間はドキッとするのでイヤだなぁ……
平家平より下山路

巡視路分岐で少し休憩。 ずっと靴下を絞っていなかったので、ここで絞り、重ね履きしてる1枚を脱いだ。
ついでにスパッツとレインコートも外す。 ここから先は道も安定してるしもう不要。
足元が多少快適になったので、下山が楽しくなるだろうか。
巡視路分岐

ここからの下山は一気に標高を下げる。 けっこうグネグネとした道。
鉄塔の真下を通り、鉄パイプでできた立派なはしごを降り、渡渉。 少し登り返すけど、また立派なハシゴを下ると、川の音が大きくなって、ゴールが近いのを感じる。
登山道 シダがすごい

しばらく歩くと、木の橋が出現。 微妙に濡れていて、これが滑る滑る。
ここまで来たら、フォレスターハウスはもう目前。
木の橋

最後の立派すぎる橋を渡り、無事フォレスターハウスまで戻ってきた。

が、ここに最後の難関が。
フォレスターハウスの目の前に犬が2匹座っているではないか。 しかも2匹とも首輪をしていない。 野犬か!
白っぽい犬と黒っぽい犬。 白い方が大柄で、黒い方が小柄。
「ワンワン」吠えながら近づいてくる。 これはやっかいだ。
ちょうど手にストックを持っていたので、それを振り回したりして威嚇するがあまりひるまず。 白い犬は臆病っぽいのが分かったけど、黒い犬はものすごい形相で吠えて近づいてくる。 これは怖い……
ストックで殴ってしまったらいいのだろうけど、それはちょっと気が引ける…
ストック同士をたたいて大きな音を鳴らすと、一瞬ひるむ。
歩きながらそれを繰り返して自転車まで300mほど犬に背を向けないようにして歩いてきた。 自転車に乗る準備をしたいのだけど、犬はまだ襲おうとしてくる。
仕方ない…… 道路脇に細かい砂と砂利の混ざったようなのがあったので、白い犬に向かって投げつけた。 そしたら2匹とも退散していった。
さて、無事野犬にも勝利したし、あとは日浦まで自転車。 ちょこっと上り坂があって、疲れた記憶がある。
自転車

まぁそこさえ乗り切ればあとは下りなので……
上り坂は疲れたけど、無事日浦まで到着。 朝いた2台の車はいなくなっており、別の車が1台止まっていた。 この時間になっても下りてきていないとは……

しかし今日は疲れた。 けれど、このコースが歩きとおせるとは思わなかった。 けっこうなロングルート+悪い道だった。
このコースを歩き切ったってことは、自身につながるな。
しかも2011年の目標コースの1つだった。

あとは狙っているコースで、天狗塚~剣山の縦走があるのだけど、こっちはさらに辛いし、さらに長い。 今シーズンは日が短くなってしまったし、もう無理かな…… 笹の少ない、来年5月くらいに挑戦するのが良いかもしれない。

本日のコースタイム
05:32 日浦登山口
06:12~06:18 ダイヤモンド水
07:09~07:13 銅山越
07:34 西山山頂
08:02 ツナクリ山山頂
08:10~08:20 休憩
09:10~09:18 土山越
09:59~10:06 獅子舞の鼻
10:58~11:11 ちち山分かれ
11:34 ちち山山頂方面分岐
11:47~11:59 ちち山山頂
12:13 稜線合流
12:33~12:53 笹ヶ峰山頂
13:08 紅葉谷分岐
13:49~13:53 ちち山分かれ
14:03 一ノ谷分岐
14:22 一ノ谷越
14:53~15:01 冠山山頂
15:40~15:45 平家平山頂
16:14~16:23 巡視路分岐
17:45 住友フォレスターハウス

ここから自転車でのコースタイム
17:53 住友フォレスターハウス
18:08 日浦登山口