【徳島】天狗塚~三嶺

曇りときどき雨今日は登山、4時50分起床、5時10分出発。
今日は天狗塚~三嶺の縦走を行う。 寝る前まで、どこに行こうか考えていた。 先週の富士山が不完全燃焼だったし、最近人と行ってばかりで、自分の登山があまりできなかった。
長い距離歩きたいと思い、その近辺の縦走を考えていた。
候補としては
・三嶺~剣山
これは距離がかなりあるので、本気でやらないといけないし
・丸石パークランド~剣山、もしくは丸笹山まで
・名頃~塔丸~剣山~丸石
この2つは距離的には十分だけど、丸石パークランドで料金がかかるのと、今日の天気があまり良い予報ではなく、雨が降るかもしれない。 その際、休める山小屋が無い

雨が降るかもしれないので、山小屋のあるルートを、ということで、天狗塚~三嶺の縦走に決まった。
このルートは「お亀岩避難小屋」「三嶺ヒュッテ」と2つの山小屋が、ちょうどいい場所に設置されている。 なので、ここで休憩できるかな。

そんなわけで、三嶺の癒しの温泉郷登山口に自転車止めて、国道439号久保付近の路肩の広くなっているところに車を止めて登山開始。 まずは西山林道登山口までの急な登りに耐えなくては。
車道を少し歩いて登山口に到着。 この登山口から登るのは4回目くらい? 道の特徴や様子はだいたいわかっている。 かなり急だということも。
川 久保登山口

歩き始めて廃屋を通過してからが本格的な山道になる。
傾斜が一気に急になり、一歩一歩上がっていく。 汗が噴き出す。 お腹のあたりに汗が流れているのがわかるし、額からも汗が流れおちてくる。
背中も暑すぎる……
廃屋 登山道

登山口から1時間ちょっと歩いて、ようやく西山林道登山口に到着。 ここの登山口には車が5台ほど止まっていて、岡山から来た4人組のパーティが準備運動をしていた。
これから登るらしい。 少し会話をして、4人パーティは出発していった。
オレは暑すぎるため少し休憩。
西山林道登山口

20分くらい休み、そろそろ出発しようかな。
ここからも結構急な道なのだけど、今まで登って来た道に比べたら、それと同じかそれよりも緩いくらいだと思う。

少し歩き、1486m地点に到着。 ここでも水分補給と休憩をして、山頂を目指す。
矢筈山方面 1476m地点 緑 景色

ここからはさらに急になる感じがするが、すぐに景色が開けてくる。 牛ノ瀬方面が綺麗に見える。 山頂はもうすぐだ。
樹林帯を抜け、笹原になり、最後の登り坂を登り切ったら、天狗峠。
ここから天狗塚が綺麗に見える。
牛ノ瀬 天狗塚

天狗塚への登りを登り、山頂到着。
ポツポツ雨が降ってるし、天気が微妙だ。 景色はまだ良い。
天狗峠 天狗塚山頂 牛ノ瀬

天狗塚山頂ではお昼を食べず、お昼はお亀岩避難小屋で、と考えてある。
ここからはそう遠くないので、出発しようか。
天狗峠に戻る途中に雨が降り出してきた。 レインコートなしで行けるかなぁ、と思ったけど、急に強くなりだしてきたので、慌ててレインコートを着込み、ザックカバーをつける。

天狗峠を通過し、綱附山方面の分岐を左に折れて、お亀岩避難小屋方面へ。
ここから少し下る。 一部ロープの張ってある区間もあり、お亀岩分岐まで到着。
登山道 お亀岩分岐

分岐から少し下に下っていくとお亀岩避難小屋。
既に2パーティ休んでいて、どちらも光石方面からきたらしい。
今日のお昼はラーメン。 39円の麺と、家からウェイパーと醤油を持ってきたので、スープも自分で作る。 お湯を沸かしてスープを作って、ラーメンに火を通すが、できたラーメンは全然味がしなくてまずかった…… 少し休憩して出発。
お亀岩避難小屋 鹿 鹿

さて、ここからは西熊山に登り、三嶺に行くだけだ。 西熊山は目の前。
登り坂を登り、西熊山に到着。 山頂の写真を撮ろうと思ったら、目の前に小動物が出現。 近づきながら鼻をブルブルさせて威嚇してくる。 2mくらいの場所まで近づいてきて、そのまま笹原に消えて行ってしまった。 この動物なんだろう?(アナグマらしい)
小動物 小動物 西熊山山頂

さて、あとはコルまで下って、三嶺に登る。 笹原が緑の絨毯みたいで綺麗。
笹原

大タルまで下り、三嶺に向けての登りが始まる。 このあたりから一面真っ白な世界に変わる。
三嶺へ

けっこう長い登りなので、先が見えないのはいいかもしれない。
山頂が近くなってきて、鹿除けのゲートが出現。 そして三嶺山頂に到着。
もう14時半くらいなので、誰もいないな…… 天気が悪く景色も見えないし。
鹿除け 三嶺山頂

少し疲れたので、三嶺ヒュッテで休もう。 中に入ったら男性1人の泊り客がいた。
今日が初日で名頃から三嶺に登ってきて、明日は剣山まで歩くらしい。 いいなぁ、縦走。
三嶺ヒュッテ

さて、オレは帰らなくては。
ここから癒しの温泉郷登山口に下る。 見晴らしのいい広場で、双子の木を見て、旧造林小屋を経由して、モノレールを何度かまたぎ、登山口まで到着。
双子の木 自転車

さぁ、自転車で車まで戻ろう。 ほとんど下り坂なので、軽くこぎながら車に到着。

今回の縦走、いつか実行したい天狗塚~剣山の試走も兼ねていたのだけど、どう考えてもこのコースタイムだと1日で剣山まで行くのは無理だなぁ。 歩いた感じ、かなり疲労感もあるし。 三嶺からまだ6時間位以上はかかる。
これは天狗塚~の縦走をする前に、もう一度、三嶺~剣山の縦走をしておかないといけないかなぁ。

本日のコースタイム
08:10 国道439号駐車地点
08:22 久保登山口
09:28~09:45 西山林道登山口
10:21~10:35 1476m地点
11:21 天狗峠
11:37~11:44 天狗塚山頂
12:03 天狗峠
12:28~13:05 お亀岩避難小屋
13:34 西熊山山頂
13:54 大タオ
14:36 三嶺山頂
14:46~15:01 三嶺ヒュッテ
15:14 1791m地点
15:54 急造林小屋
16:41 癒しの温泉郷登山口

ここから自転車でのコースタイム
16:43 癒しの温泉郷登山口
17:02 国道439号駐車地点

【徳島】天狗塚~三嶺【縦走】

曇りときどき晴れ今日は登山、4時40分起床、5時過ぎに出発。 今日からロンドンオリンピックで、朝TVを付けたら開会式前(?)の様子が写っていた。 開会式みたいなぁ、とか思い、録画のセットしていたら出発が遅くなってしまった。

今日のコースは天狗塚~三嶺の縦走。 天狗塚の登山口は久保登山口。 三嶺の下山口は名頃。 昨年秋くらいに台風の影響で、名頃登山道が使えなくなったらしい。 そして急遽新道が整備されたのだけど、その新道を確認する意味でも、歩いてみないといけないな。 三嶺はけっこう登ってるけど、名頃を利用したのは2回しかない。 初めて歩いた時に思ったんだけど、名頃の登山道は昔の人が作ったのではなく、最近の人がこの山を楽に登るように作った道、と言う風に感じられたため。 まぁ今では三嶺に登る一番の人気ルートになっているのだけど。
ちなみに今回のコース、7月1日に歩いて、途中で引き返してきたコース。
そして、同じルートを歩いた過去の記録は、2010年12月5日に一度だけ。
今年の秋に、天狗塚~剣山の縦走を企んでいて、三嶺までどれくらいの時間で歩けるか、を確かめるために今回のルートを設定。

前置きが長くなってしまったけど、国道438号線を走り、見ノ越経由で名頃に到着。 名頃に自転車置いて、久保を目指す。 いつも駐車している地点に車を止め、準備をして出発。

久保登山口まで15分ほど歩き、登山口から山道へ。 つい4週間前に来たばかりなので、道はほとんど覚えている。
廃屋が何軒かあるところがあるのだけど、最後の家が崩れている。 4週間前は崩れていなかった記憶があるのに……
久保登山口 廃屋がつぶれた?

急な登りを登っていく。 途中で行ったん水分補給を入れて西山林道登山口を目指す。 今日はものすごい暑いなぁ……
西山林道登山口に着いた時には汗ダク。 ここで水分補給して、まだ序盤なのに、既に700mlくらい消費してしまった。 今日はお茶2L+水1L持ってきているので、まだまだあるのだけど、序盤でこの消費量はやばい。
西山林道登山口

トイレに行こうと岩の陰に回ったらこんなものを発見! 焦った!! けど写真を撮りたい…… 写真だけ撮ってすぐに退散。 スズメバチだったらやばかったな。
蜂の大群

久保~西山林道登山口までの道から考えたら、西山林道登山口~1476m地点までの道は傾斜が落ちるので少しは楽になるのだけど、一般的な登山道から見ると、この区間も傾斜は急な方に入るかな。 とりあえず暑さに耐えなくては……

登って行くにつれ視界が開けてくるのだけど、今日は天気が微妙で薄く雲がかかっている。 下界も少しは見えるのだけど、かすんで見える感じ。

すぐに1476m地点まで到着。 ここでおにぎり+水分を補給。 さて、もうひと踏ん張りだ。

ここからもそこそこの傾斜の道が続く。 樹林帯を抜け、笹原に出る。 笹は微妙に濡れている…… 牛ノ背が見えるのだけど、やっぱり視界が良くないなぁ。
天狗塚~牛ノ背

天狗峠まで到着。 光石登山口から登ってきたおじさんと会話。 綱附森の尾根道を歩いてきたとのこと。
天狗峠 天狗塚

少しあるき天狗塚山頂に到着。 山頂には既に3名の先客が。 みんな単独っぽい。 1人は野菜炒めを作って優雅にご飯を食べていた。 1人はビールを飲んで優雅に過ごしていた。 1人は牛ノ背を眺める方向に座り、背もたれのあるイスに座っていた。 みんな思い思い山頂を楽しんでいるよう。
天狗塚山頂 天狗峠方面

ここでおにぎりと水分補給をして先を目指す。 天狗峠まで引き返し、お亀岩方面へ下っていく。
綱附森分岐 お亀岩方面 登山道

すぐにお亀岩分岐に到着。 いつもはお亀岩避難小屋を見ないが、今日は見て行こうと思う。 まだ見たことがないので、どんな設備なのかなど分からないため。
避難小屋まではすぐで、この避難小屋は綺麗でビックリした。 トイレが併設されていて、和式が2つ、男性用が1つ。 和式には木の蓋がしてあり、虫を寄せ付けなかったり、臭いが漏れないようになっていた。 避難小屋の入口の部屋には、薪ストーブがある。 2つ目の部屋は普通の避難小屋のように寝るスペースとロフトが設置されていた。
こんなに綺麗な小屋だったとは。
お亀岩分岐 お亀岩避難小屋 お亀岩避難小屋 お亀岩避難小屋

お亀岩分岐まで戻り、まずは西熊山を目指す。 ここの山頂でも少し休憩。 景色はほとんど見えず… 三嶺に向かって歩いていき、コルである大タオを通過し、三嶺への登りに入る。 見た目はけっこう距離もあってきつそうだけど、意外にきつくない登りだった。 せまりくる三嶺が美しい。
西熊山 三嶺 三嶺に向けて 鹿避けのゲート もうすぐ三嶺

そして三嶺山頂に到着。 この時間なんだけど、山頂は人でにぎわっていた。 女3のパーティは癒しの温泉郷方面へ、男2女1の高齢パーティは白髪山方面へ、女2のパーティも白髪山方面へ帰って行った。
さて、オレも帰らなくては。
三嶺山頂 三嶺ヒュッテ

三嶺ヒュッテ手前の池のところから名頃に向かって下りて行く。 名頃までの道はほとんど覚えていない…… が、三嶺のメインルートなので迷うような場所は無いはず。
登山道 巨大な案内板

しばらく歩きダケモミの丘まで到着。 ここから登山道が分かれて行く。
左手に折れると、今までの登山道。だが、秋の台風で通行することが困難になり、人が歩かないようになっていき荒廃したらしい。
真っすぐ尾根を歩いていく道が整備されたとのこと。 案内板もあり、まぁ大丈夫だろう。
ダケモミの丘の注意文 荒廃した登山道の注意文 尾根道

尾根道はけっこう辛そうな道だった。 ひたすら一直線で、傾斜も結構急。 道自体が一直線なのは、登っている人からするとけっこう堪える。 思っていたより道は長く、傾斜はきつく、途中で膝が痛い人を数人抜かして林道まで下山。
2011年11月にまっすぐ歩き遭難した事故があった 林道の入口

林道からは道が楽になるのかと思ったけどそうではなかった。 すぐにまた山道に入る。 傾斜は先ほどと同じくらいの道が続く。 そしてしばらく歩き、木々の隙間から駐車場が見えてきた。
名頃到着。 登山口はどこかと思ったら、名頃から林道に歩いていき、「一般車通行止め」のバリケードの手前から左に入っていく道だった。 こんなところに道あったんだね…… 全然気づかなかった。
登山口

「新道」と呼ばれているけど、道自体は昔からあった感じ。 確か、今までの名頃のルート「近道」って扱いだったよね。 林道を歩くかして、尾根道を歩くコースしか前はなかったはず。 「近道」が出来、そちらが新道扱いになり数年。 しかし「近道」が荒廃し、昔歩かれていた道が「新道」と呼ばれるようになった。
なんだか不思議な感じがする。

荒廃した登山道は通行禁止なのかと思ったけど、別に禁止ではなかった。 「荒れてるので気を付けて」みたいな感じ。 台風でダメージを受けたとはいえ、人気ナンバーワンだったルートが、1年弱くらい歩かれなくなっただけで、道が無くなるとは思えない。 今でも歩いている人はいるみたいなので、道自体は「悪路」にもならず残っていそうな気がする。
あまり歩きたくないけど、荒廃した名頃のルートも歩いてみないといけないな、これは。

三嶺山頂を出発したころからだったんだけど、雷がゴロゴロとなっている。 名頃まで下りてきたら雨がポツポツと降りだしてきた。 できれば雨が降る前に車までたどり着きたい。 急いで自転車の準備をして、久保に向けて走り出す。 車にとっては狭い道だけど、自転車にとっては十分な広さがあり、下り坂なので結構飛ばせる。
途中で、マイクロバスと、軽トラが道を譲ってくれた。 折り畳み自転車で車を抜かせるとは……

快調に飛ばしていたのだけど、癒しの温泉郷分岐の手前、広く新しく整備された道を下っていたら突然の土砂降り。 たった10秒くらいでビショビショに……
慌てて自転車を止め、木の下に避難。 これはやみそうにないなぁ…… 凄まじい雨だ。

山でレインコートを着なかったのに、帰りの自転車で着ることになるとは思わなかった…
レインコートを着込み、ザックカバーをつけ、もうゆっくりでいいので、久保を目指す。
少し走ったら雨はポツポツと、そして久保付近には水たまりすらなかった。 局地的な雨か…… 悔しいなぁ。

今日の縦走をして分かったことがある。 今の実力じゃ、天狗塚~剣山のワンデイ縦走は無理。 あと2時間くらい早く出られれば、三嶺には11時過ぎには着けるだろうけど、そこから6時間はかかる。 狙っている季節は秋なので、今より陽は短い。
正直、三嶺に着いた時点でけっこう疲れていた。 この目標とするコースの縦走は、来年に持ち越しになりそうだ。 長い距離あるける体力と、もっと早く歩くことに重点を置かないといけないな。

本日のコースタイム
07:40 国道438号駐車地点
07:54 久保登山口
09:06~09:24 西山林道登山口
10:04~10:13 1476m地点
10:57 天狗峠
11:16~11:30 天狗塚山頂
11:45 天狗峠
12:06 お亀岩分岐
12:09~12:11 お亀岩避難小屋
12:13 お亀岩分岐
12:36~12:42 西熊山
12:59 大タオ
13:42~13:56 三嶺山頂
14:40 ダケモミの丘
15:14 林道
15:35 名頃

ここから自転車でのコースタイム
15:38 名頃
16:08 国道438号駐車地点

【徳島】天狗塚

曇りときどき雪今日は登山、徳島の天狗塚に登りに行く。 金曜日に雪が降っていたらしく、雪山歩きが楽しめるかも。 昨日、香川の山を調査士に行ったら10cmくらい積もっていたので、徳島の山ならもっと積もっているだろう。 前日に、わかんの装着方法も勉強したので、ラッセルする羽目になっても平気かな。

国道32号を走り、大歩危のサンクスで仮眠。 前回もここで仮眠してしまった。 今日は布団を積んでくるのを忘れ、車内が寒すぎでエンジンかけながら寝てしまった。 1時間ほど仮眠し、天狗塚の登山口を目指す。

今回登るのは、久保登山口から。 西山林道を通って、西山林道登山口から登るルートが一般的なのだけど、そこからは一度しか登ったことがない。
過去2回は、国道439号線から歩いて久保登山口から登っている。

準備をして8時前に出発。 下界は全く雪の気配がない。 山の上は雲で見えないが、上の方は雪が積もっている様子。 だけど、そんなに積雪量も多くなさそう。 わかんは車内に置いていくか。
国道439号線駐車地点

久保登山口まで歩き、登山開始。 この登山口、めちゃめちゃ急なんだよね。
西山林道登山口から天狗塚に登るルート、全体を通して傾斜がきついのだけど、久保登山口~西山林道登山口間が一番傾斜がきついと思う。
登山口へ向かう途中 久保登山口

集落があった跡のある地帯を通り、どんどんと登っていく。
集落のあった付近

少しずつ雪が積もりだしてきた。 が、中途半端な状態なので、めちゃめちゃ滑る。 気をつけなくては。
登山道 登山道 登山道 西山林道登山口

1時間半ほどで、西山林道登山口に到着。 さて、ここから本格的な登山が始まる。 車が止まっているかと思ったが、誰もおらず。
ここでレインコートとスパッツを装着。 登ってくる途中、風が吹き抜けて寒いところがあったが、これでもう平気。
さて、山頂を目指そうか。

ここから先は、雪の上に足跡が付いていた。 ついちょっと前に、誰かが歩いた感じだ。 だけど車が止まってなかったし、登山口前にも足跡付いてなかったし、どこから来たのだろうか。

登っていくとどんどんと雪が積もってくる。 今シーズン初雪のため、かなりワクワクしている。
あっという間に1476m地点まで到着。 さすがにここまで来ると真っ白だな。 ここで少し休憩。
登山道 1476m地点

さて、ここから先はどうだろうか。 景色はより真っ白になる。 傾斜もきつくなるが、景色が綺麗なため、あまり疲れを感じない。 雪のある景色は美しいなぁ。
登山道 雪景色 雪景色

樹林帯を抜け、笹原に出たら雪はさらに積もっている。 風が強く、景色が全然見えないのが残念だけど……
笹原へ

天狗峠を通過し、天狗塚山頂を目指す。
笹原 天狗峠

ここから先は風が吹き荒れ、積雪も30cmくらいに。 ただ、先行者の足跡がついているため、特に苦労することなく天狗塚山頂まで到着。
先行者は牛ノ背の方に行ったのかな? そちらに下りる道に足跡がついていた。
天狗塚へ向かう 天狗塚山頂

天狗塚山頂からは、本来ならば素晴らしい景色が見えるはずなのだけど、今日は全く見えず…… 風が吹き荒れて寒いので、戻ることに。
天狗峠へ 天狗峠付近

天狗峠まで戻ってきた。 ここも風が吹き荒れているので、1476m地点まで下りてから休憩にしようかな。
ここから先は雪の量も少し減り、傾斜も急になるので、気を付けて歩かなくては。
天狗峠からの下り 青空になってきた

樹林帯に入ったら風が無くなって下り坂の歩きでも暑くなってきた。
しばらくして1476m地点に到着。 さて休憩するか。

空には青空が見えてきた。 お湯を沸かしてコーンスープを飲む。
買っておいたおにぎりも食べる。 たっぷり30分ほど休憩して、出発。
温かいコーンスープ 矢筈山

さて、あとは西山林道登山口まで下りて、そこから久保登山口まで下りるだけ。

西山林道登山口まではすぐに到着。 このあたりの雪は、もう溶けていた。
久保登山口までは一時間程度だろうか。

一番急な区間、雪もなくなってるし、慎重に行かなくては。
すっかり雪がなくなった

しばらく歩き、久保登山口まで到着。 ここからは10分程度の車道歩き。

下界と山頂では1000mほどしか変わらないのに、景色が全く違かった。
今シーズンの雪山が始まった。

帰りは、国道439号線で土砂崩れ工事のため数十分立ち往生。
この工事区間、20時~6時まで全面通行止めのよう。
次から行く際は、道路情報を調べなくては。
通行止め区間

本日のコースタイム
07:54 国道439号線駐車地点
08:05 久保登山口
09:24~09:41 西山林道登山口
10:29~10:37 1476m地点
11:34 天狗峠
11:57~12:05 天狗塚山頂
12:25 天狗峠
13:03~13:32 1476m地点
13:55~14:00 西山林道登山口
14:45 久保登山口
14:59 国道439号線駐車地点

【徳島】天狗塚

曇り今日は会社の人と天狗塚に登山に行く。 4時半に我が家に集合。

オレの車で天狗塚を目指す。 財田方面から国道32号線を走り、かずら橋方面へ。 そこから県道を抜けて国道439号線へ。 冬季に通るルートと同じ。
2時間半くらいかかって、久保まで到着。

今日の天狗塚は、西山林道登山口からではなく、久保から登る。 そのうち、天狗塚~剣山の縦走を行いたいと思っており、縦走となると、歩くのは当然国道からとなる。
久保~西山林道登山口の区間の登山道が少しあやふやだったので、それの確認のため。
去年12月に一度歩いているのだけど、1ヶ所迷った箇所があった。 今回はその箇所ははっきり覚えているので、他の箇所で迷いそうな部分がないかどうか。
と、どれくらいの時間で歩けるのか。
だいたいの歩行時間がわかれば、縦走の全体像が見えてくる。

そんなわけで久保から歩く。 車は久保バス停から東へ200mほど行ったヶ所、道幅が広く長いので、そこに止めておく。
駐車地点

まずは登山口まで。 前回は登山口までの車道歩きで迷った……
道なりに車道を歩いていく。 15分ほど歩くと、川を渡って左に曲がる道と、真っすぐに坂を上って行く道に分かれる。 真っすぐ登って行く道には、気の看板で「天狗塚」と書いてある。
前回は真っすぐ行ってしまった。 が、左に曲がって川を渡るのが正解。 曲がって1分ほど歩くと登山口がある。
大宮橋 登山口

ここから登山が始まる。 西山林道登山口までの登山道。 あまり人が歩かれていないためか、2011年度の地図では「登山道」から「悪路」にグレードアップしていた。

出だしから道が悪いが、歩き始めて数分で、いったん開けた場所に出る。
そこを抜けると、造林された杉林を歩く。
登山道

しばらく道なりに歩いていくと、廃屋が何軒か見えてくる。 前回はここで迷った。 結論から言うと、一番奥の廃屋の裏手から登山道が伸びている。
廃屋の入口付近から道がなくなって、どこでも歩けてしまうような感じなので、登山道を見つけるのに苦労した覚えがある。
廃屋

そこから先は傾斜がきつくなる。 上を見上げるようにして登って行く。 足元は決してよくない。 なかなか苦しい登りだ。
登山道から 登山道

途中で一回休憩を入れて、西山林道登山口を目指して歩いていく。
最後の最後、傾斜もかなりきつくなって、足元も緩く、大変だった。

ようやく西山林道登山口に到着。
車が2台止まっていて、3台目がやってきた。
ここで少し休憩して、天狗塚を目指す。 本来はここまで車で来るから、ここが始まりなんだよな。
西山林道登山口

ここから先、道はよくなるけど、傾斜自体はあまり変わらない。 天狗塚自体がけっこう急な道だった記憶がある。
登山道

しばらく歩き、1476m地点へ到着。 歩いているとかなり暑いが、標高が上がってきたせいか、止まって風に吹かれていると肌寒いくらい。
1476m地点

ここから天狗峠まではもうひと踏ん張り。 途中にロープが張ってある箇所があったはず。
ロープの箇所を通過すると、樹林帯の道から、笹原の道へ変わる。 そして、一面がガス。 天気が悪い…
登山道 登山道 笹原の登山道

思ったより笹原の道が長かったけど、天狗峠まで到着。 いつもはここから雄大な天狗塚の姿が見えるのだけど、今日は全く見えず…
天狗峠

さて、天狗塚山頂を目指しますか。 天狗塚方面に向かって歩いていく。 天狗峠から先は稜線みたいなところを歩くのだけど、ものすごい強風に襲われた。 ガス混じりの強風なので、あっという間に服が濡れてくる。
慌ててレインコートを着こみ、山頂を目指す。
風が強くて歩きにくい……
最後の登りを登りきって、天狗塚山頂に到着。
天狗塚山頂

風が強かったので、あまり休むことは出来なかった。
さて、牛ノ背の三角点まで歩こうか。

風が強いので下りは慎重に…
慎重に歩く

牛ノ背の道は、ガスで先が全然見えない。 青空に緑の笹原、それが遠くまで広がる景色が見たかったのだけど……
牛ノ背 牛ノ瀬

黙々と歩き三角点に到着したが、風をしのげる場所もなく、ゆっくり休めそうにないので、そのままUターン。 天狗峠辺りまで戻ったら風が無くなるので、そこまで戻ろう……

帰りも無言で黙々と歩く。 山頂は迂回して、天狗峠まで到着。
風が無いと全然違く、このまま1476m地点まで行くことに。
そこでお昼にしよう。
1476m地点に向かって

帰りに、数少ない名前のわかる花が咲いていた。 これはアザミのはず。 細かい種類はわからないけど…
アザミ

1476m地点でお昼ご飯。 コンビニのおにぎりとパンだけど…
お昼ご飯

お昼ご飯を食べていたら、初老の夫婦と思われる人が降りてきた。 少し話をしたけど、四季美谷温泉で働いているみたい。
「寝袋持参で素泊まり1000円!」とか「私は地下足袋王子、それで検索してね」とか言われた。 あとで調べて分かったのだけど、四季美谷温泉って、国道193号線が通行止めで、迂回するために西に走ったところの先にあるっぽい。
そういえば看板があったような……
素泊まり1000円は魅力的だけど、高松から行くと、ひと山越えた反対側だな。 国道193号線で越えた先にあるので、微妙に利用しにくいかもしれない。
けど、スーパー林道側からの登山道は、どれも歩いたことがないので興味がある。

そんなことを話して、地下足袋王子は去って行った。

オレらもお昼ご飯を食べて、西山林道登山口まで下山。
しかし、ここから久保まで、まだ1時間ちょっと、山の中を歩かなくてはならない。 標高差はここでちょうど半分くらい。 まだまだ下る。

帰りはけっこう滑るんじゃないかと心配していたが、思ったほどは滑らず。
無事下山。

今回のコース、縦走の予習には十分だった。 だけど、思ったよりきつかったのと時間がかかったので、今のままじゃ剣山までの縦走は無理だなぁ……
あと一ヶ月ほど慣らせば行けるだろうか……
9月に縦走ができなければ、日没時間の関係で、今シーズンは無理っぽい。

帰りは国道439号線、438号線と、見ノ越経由で帰ってみたが、こっちの方が距離は短いが時間はかかった。
やっぱり遠くても32号経由だな。

本日のコースタイム
07:05 国道439号駐車地点
07:20 登山口
08:07~08:17 休憩
08:43~08:57 西山林道登山口
09:35~09:52 1476m地点
10:38~10:42 天狗峠
11:02~11:11 天狗塚山頂
11:43 牛ノ背三角点
12:24~12:26 天狗峠
13:07~13:37 1476m地点
14:11 西山林道登山口
15:16 登山口
15:31 国道439号駐車地点

【徳島】天狗塚~三嶺【縦走】

晴れ4時起床、4時20分出発。 今日は天狗塚~山嶺に登山をしに行く。
岡田駅の方から、国道32号線へ。 猪鼻トンネルを抜けて徳島県へ。
吉野川沿いの道に出て、高知方面を目指して南下する。

大歩危を過ぎたあたりで、かずら橋方面に左折。
国道439号線を目指す。

電光掲示板の温度表示は0度。 凍結していないか心配だったが、無事439号線まで抜けることができた。

まずは下山口に自転車を置きに行く。 癒しの温泉郷の三嶺登山口に、折りたたみ自転車を置いてきた。
癒しの温泉郷登山口

国道439号線を10kmほど戻り、久保バス停の200mくらい東、100mほど道路が広くなっている個所があったので、そこに駐車。
駐車地点

登山の準備をして7時35分出発。 まずは天狗塚を目指す。
天狗塚に登る、一般的なコースは西山林道の西山林道登山口から山頂を目指すコース。 天狗塚ノピストンならそれでいいのだけど、西山林道登山口の標高が1080mほどあるので、439号線に戻ってきた場合、600mほど登り返さないといけない。 それは辛すぎる。 自転車もあまり意味がない。
というわけで、国道に車を止めて、西山林道登山口までも歩くコースを設定した。
地図上のコースタイムだと、国道から西山林道登山口まで1時間50分となっている。

久保バス停の前から大宮橋という橋を渡る。
登山口へ 川

少し歩くと「→天狗塚」という看板があるので、道なりに進んでいく。 が、15分ほど歩き気付いた… これ、ずっと車道なのだが、あってるのか?
間違えた林道分岐

手元の地図で確認するが、川を回り込むところから、道が伸びているように見えるので合っていそうだ…… だが、車道のはずがないな… いったん右に曲がってきたところまで戻る。 で、曲がらずに川にかかる橋を渡って50mほど。 登山口の看板発見……
出だしでつまづくとは…… ここで30分ほどのタイムロス。
本当の登山口

気を取り直して登山道を歩く。 あまり歩かれていないので、踏み跡が薄いという前情報はあった。
確かに踏み跡は薄いが、かろうじて残ってるし、古い赤テープも巻かれているのでそれを頼りに歩いていく。

しばらく歩き、竹がなぎ倒されている個所があった。 そこから道が消えた。 テープも見当たらない……
竹の先には廃屋が何軒か。 とりあえず、先に進んでみるか。 竹を左から回り込んで、まっすぐ進むとチョロチョロ流れる沢に出くわした。 道は無い…… 竹がなぎ倒されているところまで戻ってきて、今度は竹を右に回り込んで行くか…… 廃屋の裏手を歩いて行くと、道発見。
杉林 倒れている竹

道は真南を向いて急な登りになった。 ここから先は目印のテープも整備されており、環境省の杭もあって大きく道を外れることはなかった。
めちゃめちゃ急だな、この道…… 一ノ森の富士の池コースを思い出す。
登山道 登山道

杉かヒノキ林を抜けると、広葉樹林帯になった。 葉っぱは落ちているので、落ち葉の絨毯が一面に。 すごい綺麗で、一歩ごとのサクサクという音が気持ちいい。 が、道は急だけど。

苦しい登りを歩ききり、西山林道登山口に到着。 出だしでロスした30分も含めて、2時間5分で到着。
峠に車は3台止まっている。 ここまでのけっこうな標高差で疲れたので、長めの休憩を…… 西山林道、癒しの温泉郷につながる道は崩落で通行止めらしい。
西山林道登山口 通行止めの案内

ここから先もけっこう急な道が続いたはず。
出だしは造林地帯。 木々の隙間から矢筈山方面が綺麗に見える。
しばらく歩き、1476m地点に到着。 ここでも休憩し、先を目指す。
矢筈山方面 1476m地点

地面の土がカチカチになっており、霜柱も立っていた。 やっぱ山は寒いんだね。
霜柱

樹林帯を抜け、笹に覆われたところになると、牛ノ背が綺麗に見える。 天気が良いため、愛媛の方の山も見える!
展望が開けると、寒峰~矢筈山~黒笠山まで一望できる。 眺め良すぎ!
牛ノ背 笹原の登り 山々

天狗峠まで歩き、天狗塚山頂はもう目前。
天狗峠と天狗塚 天狗塚~牛ノ背

最後の登りを登って、天狗塚山頂に到着。 実に4時間15分くらいかかった。 疲れたなぁ……
今日は風が無く、とても暖かくて気持ちがいい。 さっそくインスタントラーメンを作り、素晴らしい景色を見ながら味わう。
牛ノ背 太平洋も見える 天狗峠~三嶺 ラーメン 天狗塚

今日もあまりゆっくりしている時間はないので、ラーメンだけ食べて出発。 これから三嶺を目指す。 天狗峠で三嶺方面に進み、綱附森の分岐を通り過ぎ、お亀岩を目指す。 この時間にすれ違った人が2名。 天狗塚を目指すのかな?
西熊山~三嶺

お亀岩を通り過ぎ、西熊山に向かう。 西熊山まで30分程度の登り。 足がだるいなぁ……
お亀岩分岐 お亀岩避難小屋

西熊山山頂でも少し休憩。 あとは三嶺だけだ! 三嶺が目の前にそびえたつ。
天狗峠方面 西熊山 天狗峠~天狗塚 三嶺 三嶺

大タオまで下りた。 大タオが標高1780mくらいだと思う。 三嶺は1893mなので、110mの登り。 最後の試練だ。
三嶺 三嶺

途中で、シカ避けのロープなどを通り過ぎ、ようやく三嶺山頂に到着。 15時前なので、誰もいない。 山頂独占!
鹿避け もうすぐ三嶺 三嶺山頂 西熊山~天狗塚 東熊山~白髪山 剣山~次郎笈

ここでも休憩し、チーズなどを食べる。 こんな景色を独り占めしてしまって良いのだろうか?

ここからは、癒しの温泉郷の登山口に向かって下りる。 ここから登ったことは2回あるが、下りたことは一度もないな。
ヒュッテの横を通り、鹿の防護ネットを通り抜け下山していく。
三嶺避難小屋 凍りつく池 1791m地点 鹿避け 塔丸

1791m地点を過ぎて、本格的な下り。

登ってくるときは、それほど意識してなかったが、この道、けっこう急だねぇ…… ひたすら歩いて、旧造林小屋に到着。
登山道 旧造林小屋

ここで少し休憩して、登山口まで一気に歩く。 モノレールのレールを3度くぐって、登山口へ。
登山口には、朝置いてきた自転車がある。
杉林と太陽 登山道

ここから久保バス停まで、約10km。 ずっと下り坂なので、すぐに着くだろう。

早くしないと、暗くなってしまう。
自転車を走らせる。 ずっと下りなので楽チン。 たまに対向車が来たり、後ろから来た車に抜かされたり。
17時16分、車まで到着。

今日は疲れたなぁ。 久々に太ももがだるくなった。 全体的に急傾斜だったからかなぁ。 しかし17時半で真っ暗になるとは、日が沈むのも早くなったものだ。

本日のコースタイム
07:35 439号線駐車地点
07:47 林道分岐
08:13 道を間違えて、ようやく登山口
09:40~10:00 西山林道登山口
10:40~10:45 1476m地点
11:31 天狗峠
11:49~12:20 天狗塚山頂
12:35 天狗峠
12:39 綱附森方面分岐
12:58 お亀岩
13:21~13:34 西熊山山頂
13:52 大タオ
14:31~14:47 三嶺山頂
14:57 三嶺小屋
15:13 1791m地点
16:02~16:06 旧造林小屋
16:55 癒しの温泉郷登山口

ここから自転車でのコースタイム
16:58 癒しの温泉郷登山口
17:16 439号線駐車地点

【徳島】三嶺~天狗塚【縦走】

晴れ今日は三嶺に登り、そのまま天狗塚まで行く予定。
4時10分起床、4時半出発。 先週も通った道を2時間ほど走り、いやしの温泉郷付近の三嶺登山口駐車場に到着。
予想はしていたが、かなり雪が少なそうだ。 剣山はもう白くない…

準備をして7時登山開始。 ここから三嶺までってけっこう遠いらしい。 コースタイムを見たら、3時間50分となっている。
地図から読み取れる標高差は1110m。 かなり激しい道のようだ…
まずは登山道というか、田舎の道みたいなところを登っていく。
三嶺登山道

民家の脇を通り、そこから山の中の道へ。 いきなりけっこうな斜面の道だ。 太ももがやられそうだ。
観光モノレールがあり、その下を2度くぐる。
観光モノレール 観光モノレール

モノレール2度目をくぐってからがこの道がつらくなった。 一気に傾斜が上がり、忍耐の道が続く。 おそらく登山道としてではなく、林業者用の道として整備されてる道なのでこんな急傾斜なんだろうな。 一気に標高を上げていき、だんだん地面も白くなってきた。
白くなってきた

で、ようやく旧造林小屋に到着。 既に使われておらず、廃墟になっている。
旧造林小屋

この小屋を越えてからしばらく歩いたらいきなり景色が変わった。 まばらな雪だったのが、一面の雪に変わった。
木々にも雪がついていて、視界も茶から白に変化。
白い道 白い道 樹氷 白い道

そして、ついにその時がやってきた。 突然登山道が消えた。 そして目の前に立ちふさがる凍りついた雪。 斜度は30度ほど。 左は急傾斜なので滑ったらそのまま数十m転げ落ちていくだろう。 アイゼンつけるか。
斜面の雪

アイゼン付けて、この先続く同じような数か所は問題なく乗り越えられた。

さらに高度を上げていき、一面の雪野原に出た。
雪野原

ほとんど平らでとても美しい。 今日は空気が澄んでいて遠くの山々もとても綺麗に見える。
塔丸、丸笹山、剣山 落禿、落合峠 剣山、次郎笈

はやく三嶺山頂に到達して、360度の景色を眺めたい!
そんなことを思いながら歩いていると、標高1791m地点に到着。 目の前には三嶺小屋と山頂が見える。 いったんこの谷を降りて、最後の上りを登れば三嶺小屋だ。
1791m地点より

最後の上りに入って、後ろを振り返ってみると、愛媛の山まできれいに見えた。
愛媛の山 見の越方面

最後の上り、雪のない季節だったらけっこう辛いのかもしれないけど、景色もいいし雪もあるし、楽しくてあっという間に登りきってしまった。
三嶺小屋への上り 見ノ越方面 寒峰~剣山パノラマ

わずかに遠くなるが、三嶺小屋の前から山頂を目指すか。 池も見たいし。
三嶺小屋 三嶺小屋 凍りついた池

池が全面凍っているので、乗ってみようかな? 乗っても大丈夫かな? 突っついて試してみようと思って池のほとりに降りてみたら、そこは既に水だった場所らしく、足元は氷で、体重をかけた瞬間氷が割れて右足が水没。 あわてて左足も踏ん張るが左足も同様に水没。 もう一歩右足も水没し、急いで脱出。 危なかった… 登山靴なので浸水はしなかったが。

少し歩いて三嶺山頂に到着。 360度の大パノラマ。 この素晴らしい景色、最高だね!
東熊山~白髪山 西熊山~天狗塚 高ノ背~丸石~次郎笈~剣山~丸笹山~塔丸 三嶺山頂 寒峰~落合峠~矢筈山

本来、この登山道から登ってきたらここで引き返すのだが、今日は天狗塚まで足をのばす。 あまりゆっくりしている時間はないな…… そのまま天狗塚を目指す縦走路へ。
巨大カリフラワー!? 三嶺 樹氷

天狗塚に行くには、いったん100mほど標高を下げ、西熊山まで100mほど登り返す。 その後120mほど標高を下げ、お亀岩を通過し、天狗塚まで120mほど登り返す。
まずは西熊山。
西熊山 縦走路

しばらく歩き西熊山に到着。 南側斜面は雪がほとんど溶けているが、北側斜面はかなり残って凍りついているな。
西熊山

次のピークを越えれば天狗塚は目の前。
天狗塚方面 三嶺

しばらく歩き、お亀岩の分岐に到着。 少し下れば避難小屋があるのだが、面倒なので避難小屋は見ないでいいか……
お亀岩避難小屋 お亀岩分岐

先ほどまでいた、三嶺がもうあんなに遠くなっている。
三嶺

天狗峠への上りを登り、天狗塚はもう目前。
天狗塚 天狗塚

天狗塚直前の上りは少し凍りついていたが、無事到着。
天狗塚

しかし、これから牛の背まで行ってみるので、ゆっくりしている時間はない。 おにぎりを1つ頬張って、牛の背を目指す。
牛の背

普段あるのか、雪解け水でできたのかわからないが、巨大な池が凍りついていた。 先ほど見たいになったらいけないので、近づかなかったが…
巨大な池

こちらはほとんど雪がなく、牛の背に到着。 ここも展望が素晴らしい場所らしいのだが、三嶺での展望が素晴らしすぎたので、こちらの展望が霞んでみえる。 雲も出てきたし。
牛の背

さて、戻るか。 天狗塚への上りの直前に、巻き道があり、天狗塚ピークをパスして天狗峠への道に合流できる。 当然そちらの道を選び、天狗峠へ。 あとは西山林道を目指して下るだけ。

ここの下りはかなり急なんだよな。 去年の4月末に来たので少し覚えている。
雪が凍りついていて危ないので、再びアイゼンを装着。 1476m地点まではアイゼンで歩き、そこでアイゼンを外し降りてきた。

で、ようやく西山林道の登山口に到着。
西山林道登山口

本来はここまで車で来て、天狗塚に登って降りるのが一般的なのだが、今日は三嶺から来たので、そこまで戻らなくてはならない。 しかしここで大きなミスを犯していた。
昨日、どのくらい林道を歩くのか調べたのだが、だいたい5.6kmくらいで、1時間20分くらいと見ていた。 しかし実際歩いてみたら……10km、1時間45分もかかった… オレが測った距離と全然違うな……

まぁ無事に車まで戻ってきた。 あとは家まで3時間の運転~

本日のコースタイム
07:00 いやしの温泉郷登山口
08:13~08:23 旧造林小屋
09:41~09:51 1791m地点
10:21~10:36 三嶺山頂
11:15 大タオ
11:38~11:45 西熊山山頂
12:06~12:10 お亀岩分岐
12:31 地蔵の頭分岐
13:01~13:08 天狗塚
13:41~13:47 牛ノ背
14:12 天狗峠への道合流
14:25 天狗峠
14:59~15:03 1478m地点
15:30 西山林道登山口
17:16 いやしの温泉郷登山口

【徳島】天狗塚

雪今日は剣山の近くの「三嶺」という山の近くの「天狗塚」というところに登りに行く。 時間があったら、近くの西熊山にも行ってみたい。

毎回コンビニで食料を買っていたらけっこう馬鹿にならない金額になってしまうので、おにぎりを作った。
おにぎりなんて人生で数回しか作ったことがないのでいびつな形になってしまった…
おにぎり

朝6時出発。 風がすごい強い……天気は曇り…… 国道193号線を南に向かって走り徳島へ。 吉野川をわたり国道492号線を走る。 いつものコース。 しばらく走り、国道492号線は国道438号線になった。 けっこう寒いしそろそろ休憩しようか。
トイレと自動販売機のある休憩所があったので、そこで休憩。 ちょうどバイクの人がやってきて少し話をした。 その人はなんと木更津からきてるらしい。 出発してから今日で3日目。 昨日は和歌山からフェリーでやってきて、この近辺に泊まっていたらしい。 このまま愛媛に抜けて、フェリーで九州を目指すらしい。
バイク旅か、いいな~

そのおじさんと別れを告げて、剣山を目指す。 剣山まであと20kmほど。
ガスがすごい

しかしあと8kmほどの場所でバイクに異常が…… 止まってみてみたら、ザックから水が漏れているではないか…… 慌てて積荷をほどき、ポリタンクを確認する。 キャップが微妙に開いていた…… きつく閉めてまたパッキングして走り出す。 しかしまたすぐに……今度はすさまじい「ひょう」が降ってきた。 ポツポツと雨みたいなのは降っていたのだが… これはまずいと思ってヤッケを着る。 また積荷をほどきザックからヤッケを出してまたパッキングして……めんどい…… ひょうが降るくらいだから、寒さは相当だ。 指先も冷たいし、つま先も冷たい。 ホッカイロを出して、手袋の中に入れて、とりあえず剣山の見ノ越を目指す。 ここに駐車場と自販機やトイレがあるので、ここでも休憩するか、さっき休んだばかりだけど。

さて、とりあえず三嶺を目指すか。 ここから国道439号線になり走ること20kmほど。 三嶺の「名頃登山口」に到着。 ここから登る人もけっこういた。 登山口は見たが、ここから登るわけではないのでそのまま国道に戻り西へ走る。
久保付近

さらに5kmほど走り「久保」という地名に到着。 ここから橋を渡り山の中へ。 標高を上げて行き、ようやく天狗塚登山口に到着。 ここまで130km、かかった時間は3時間50分…… 思ったよりも時間がかかってしまったな…… しかしこんなに寒いとは思わなかった。 登山口はポツポツと雨が降っている。

車が1台止まっていて、60歳くらいと見られる男性がいた。 天気が悪いので登ろうかどうか悩んでいるらしい。 オレが登ることを伝えたら一緒に登ることになった。

レインコートを着て、手袋をして、さぁ出発。 バイクに残してある上着とズボン、靴、ヘルメットなどが雨ざらしになってしまうが、バイクで登山の宿命なのでしかたないか……

10時05分、登山開始。
天狗塚登山口

前情報で急登が続いてかなりきついという情報がある。

情報どおりの急登がひたすら続く。 最初は谷の方の景色が見えていたのだが、だんだん景色も見えなくなり…… 足元はどろどろだし、坂道はきついし。 ただ同行者がいるので、それほどのペースでは歩かなかったけれど。
登山道 登山道から 雪がちらほら

10時41分、第一ピークに到着。 35分でここまで来てしまったか。 コースタイムだと1時間なのだが、だいぶ早かったな。
ここで小休止。 最近はまっている行動食はアーモンドチョコレート。 これを食べてお茶を飲んで5分ほど休憩。 寒くて鼻水が止まらない。
第一ピーク

同行者のおじさんは、「歩くのが遅いので先に行く」とオレより1分ほど早く出発していった。 しかし全然遅くないんだよね、その人のスピード。 オレも山のスピードはけっこう速いほうだとは思っていたが、そのおじさんもほとんど同じ速度で着いてくる。 第一ピークに着いたのも、オレより1分くらい遅いだけだったし。

というわけで、オレがおじさんを追いかけて歩く。 ここから先も当然急登が続く。 先ほどよりきつい気がする……
雪と笹

しばらく歩いておじさんに追いついて、今度はオレが先導することに。 しばらく歩き森林限界を突破。 笹とコメツツジだけの景色になる。 それと同時に強風が吹き荒れる。 今までは樹木が風をさえぎってくれていたが……

しかも雪も降っているので吹雪。 この程度で吹雪と言ってしまったら大げさすぎるが…… まぁ雪が吹き荒れているくらいにしておこうか。

森林限界を超えたら、急登は少し緩やかに。 少しだけね。
樹氷はけっこうきれいだった。 ただカメラがぬれてしまうのであまり写真が撮れなかったな。
樹氷 あまり視界がよくない 視界70mほど 樹氷

11時34分、天狗峠に到着。
風をさえぎるものが全くないため、笹の陰にうずくまって休憩する。 ここまでは70分のコースタイムだから、ここもけっこうなハイペースだったのか? 寒すぎてあまり休憩できないまま天狗塚に向けて出発する。
天狗峠 視界不良

本来はここからすばらしい景色が見えるはずなのだけど、視界は100mほど。 真っ白い景色がよく見える。

少し下って、平坦な道を歩いた後、最後の登りがやってきた。 先ほどの急登から考えると、軽い登りだ。
12時10分、天狗塚山頂に到着!
天狗塚山頂

すばらしく真っ白な景色! しかし寒い……
山頂より 山頂より

ここも風をさえぎるものがないので、風下の斜面の方に少し降りていって休憩する。 寒い寒い…

元気の源、チョコレートを食べ、20分ほど休んで山頂を後にする。 本当の予定ではこのまま50分ほど歩き「牛の背」に行きたかったのだが、同行者もいるし天気も悪いので今日は引き返すことに。
12時30分、山頂出発。

吹き荒れる雪の中、天狗峠を目指す。
12時55分、天狗峠到着。

ここから駐車場まで急斜面が続くので、靴の紐をしっかりと結びなおす。
同行者のおじさんは、手袋がビショビショで指先の感覚がないといっていた。 ホッカイロを貸してあげたのだが、遠慮気味なのか、10秒ほどしか使わず返してきた。

先ほど登ってきた急斜面を慎重に降りる。 雪が積もっているためすごい滑る。 こけたら泥だらけになるな。 まぁ山に来て汚れを気にするのは間違っているけれど……
雪がかなり積もっている

強風がさえぎられるので、早く森林限界までたどり着きたかった。 しばらく下ると、ようやく森林地帯に。 風もおさまって寒さもかなり和らいだ。

下りはらくちんで13時25分、第一ピークまで戻ってきた。 ここからはもうすぐだね。
5分ほど休憩し、駐車場を目指す。

ここまできたら雪も降っていないので、同行者のおじさんと山についていろいろ話しながら下山した。

13時55分、駐車場到着。

いやー下山はあっという間だったな。 しかしもう5月というのにこんな天気になるとは、やはり山は甘く見てはいけないな。 レインコートないと凍死するだろうし、ザックカバーがないと荷物が全部水没するだろうし、手袋ないと凍傷になるだろうし。

おじさんにオロナミンCをご馳走になり、別れを告げる。 尾道に住んでいるらしく、けっこう四国にもくるらいし。
また山で会いそうだ。


オレは……ここから高松までバイクで帰らなくては…… 来るとき通ってきた剣山経由の道は、思った以上に時間がかかるため、大歩危小歩危の方に抜けたほうが早そうだな。 地図をみていたら、県道44号線、「落合峠」というところを通過するルートが一番近いように見える。 そこ通って帰ろうか。

国道439号線まで出てきたら、本格的な雨に変わった。 レインコートをきたが、既に靴とズボンの裾はビショビショ。 手袋も浸水してくるのは時間の問題だろう。 カメラは濡れないようにザックの中心部にしまいこんだ。

439号線を西に少し走ったら、「落合峠」への道があった。 そちらに向かい、だんだんと標高を上げていく。 この道すさまじい…… 落石もけっこうあるし、あまり整備されていないな。

峠付近で雨は雪に変わった。 斜面には雪が積もっているし、路面にも雪が…… 峠を越えたら雪はさらにひどくなっている。 路面の雪もけっこう積もっている…… オフロードバイクではじめての雪道、てっきりタイヤがでこぼこだから、滑らないと思ったのに、思いっきり滑ってこけそうにもなった。
ブレーキが掛けられないので1速でトロトロと峠を下っていく。 靴もビショビショでつま先の感覚がない……「痛い」はとっくに通り越したな… 手袋もビショビショで、指先も痛い。 早く降りなくては……

しかし危険なため速度も出せず。 20分くらい走ったら雪が雨に変わり、路面の雪もなくなった。 とりあえず危険地帯は通り越したな…… あとは狭い県道をこけないように慎重に走る。 風呂塔との分岐点を越したら吉野川が見えた。 あ~あそこまで行ければもう家は目前だ。 しかし吉野川までが遠かった……

そこから数十分はしり、ようやく民家が見えてきた。 寒すぎて眠いので、自販機で暖かいものを……

ホットミルクセーキを飲んで体力回復。 山を降りきったため、気温も12度くらいまで戻ってきたので、もう寒さは感じない。 よかった~

吉野川沿いの国道に出て、高松を目指す。 こっちは雨がやんでいる。 東の空に綺麗な虹が見えた。

193号線を通り、17時に帰宅。 いや~とりあえず今日は寒かった。

すぐに風呂に入って体温回復。

距離は120kなのだが、家まで3時間もかかったな。

さて、これからやらなくてはいけないことが。 それはオリンパスに文句の電話をすること。
修理した部分は直ったのだが、別の場所が壊れて帰ってきたことを20分くらい電話でバトルした。 けっきょく、明日修理に出してもGWまでには戻ってこないので、GW終わったら修理の引き取りに来てもらうことになった。

そして夜、遠い関係だが、香西にある美容室の人がタダで髪を切ってくれることになっている。 ので、閉店後の20時に美容室に向かう。 FFの話をしたり山の話をしたりで、21時半くらいに終了。 髪がけっこう短くなった。

今日は朝早く起きたし、疲れたし、で、もう目が充血している。 早く帰って寝なくては……