【徳島】石堂山~矢筈山~サガリハゲ山【ピストン縦走】

曇り今日は登山。 5時5分起床、5時20分出発。 徳島のサガリハゲ山に向かう。 サガリハゲ山に行くのは、3年ぶりくらいかな。 当時は結構悪路で、膝がやられた記憶がある。 あれから技術なども向上した今、歩いてみたらどうなるか……
通常、落合峠から登るのだけど、それだと距離も時間も短すぎて満足できないだろう。
ということで、石堂神社から石堂山、矢筈山を経由してサガリハゲ山に向かうルートを設定。 石堂神社から登るルート、今まで一度も歩いたことないので、登山口までの道のりの確認、登山道の確認に丁度いいかも。

国道438号線で徳島に抜け、貞光駅付近に差し掛かった時、会社の人からTELが。 サーバートラブルでページが見られないらしい。 ガラケーしかないがページ確認とIP直打ちで反応が無いことを確認。 サーバー会社の緊急の番号を電話帳に登録してあるので、そこに電話し状況説明など、技術者とやり取りして、その場で50分ほど止まってしまった。 Bluetoothのイヤホン持ってるので、運転しながらでも通話はできるのだけど、貞光から先はかなり山道になり、携帯の電波も所々途切れてしまうので、その場に止まるしかなかった。 無事トラブルも解消し、登山口に向かう。

国道438号線、一宇集落を左折するのだけど、そこを直進する道へ。 この道通るの初めてだな。 けっこう細い道をどんどん上って行く。 途中から民家もほとんどなく…… 分岐から10kmほど走り、広い空き地に到着。 登山口がすぐ手前にあったからここに駐車していいのかな。 神社までも車で上れるみたいだけど、ここでいいか。
駐車場 登山口

準備をして登山開始。 まずは石堂神社までかな。
山の中に入ってすぐ、廃屋の脇を通過して行く。 廃屋にはトイレ完備!? ただ丸見えだな…… 登山道はけっこう急な傾斜で、杉の造林帯を登って行く。 しばらく歩き石堂神社に到着。
さて、ここからが本当の登山道か?
廃屋 登山道 石堂神社 登山道

神社の脇から登山道に入る。 こちらは緩やかな登山道だった。 綺麗な森の中を歩く感じでどんどん進んで行く。 1kmほど歩いた地点くらいから傾斜がきつくなっていった。 しばらく歩き縦走路に合流。 ちょっと戻る形になるけど、白滝山がすぐそこなので、山頂だけ踏んでおこう。 ここから先は濡れた笹が腰くらいまであるのが見えたので、レインコートの下半身を装着。 白滝山まで100mなのでピストンし、石堂山に向かう。
登山道 縦走路分岐 白滝山

縦走路合流地点から石堂山までは1度歩いたことあるけど、その日雨だったし、どんな道か忘れてしまった…… こちらも道はけっこう緩やかで、すぐに石堂山まで到着。
笹に覆われた登山道 石堂山の岩 石堂山山頂

石堂山山頂で休憩にする。 おにぎり食べたりのんびりしたり。
ここまで3時間くらいかかってるけど、目的地はまだ遠い。 あまりのんびりしてる時間も無さそうなので、先を目指そうか。

次は矢筈山まで。 この区間も3年前に何度か歩いてるのだけど、最近は全然通ってないな… 水場の分岐を通過し、矢筈山へ向けて登って行く。 時期がまだ早いので、雑草もそんなに気にならなかった。 もう少し夏に近づくと、雑草が胸くらいまで伸び、メチャメチャ歩きにくい区間があったはず。

特に苦労せず矢筈山に到着。 矢筈山はけっこう人気があると思っていたのに、山頂には誰もいなかった…… レインコートの下半身は装着しているが、ズボンのすそ周りがけっこう濡れているので、このタイミングだけどスパッツも装着。
矢筈山へ 矢筈山山頂

さて、ここからサガリハゲ山分岐まで少し下る。
分岐に向かって歩いていたら、男2女1のパーティとすれ違った。 この日遭遇した唯一の人になった。
サガリハゲ山分岐まで到着。 そこからサガリハゲ山に向かう道を見るが、相変わらず激しい道だ。 ただ、見た目のインパクトほど悪い道ではなかった印象。
ムシカリ サガリハゲ山分岐 悪路

ここから先は光沢の赤と灰色のギラギラしたテープが一定間隔ごとに巻かれており、登山道自体が不明瞭だけど、道に迷う心配はなさそうだ。
悪路

ピーク付近の岩場を西側から巻くような感じで歩き、木の標のあるところまでやってきた。 ここがピークなので、ここから先は下る。 この下り道はめちゃめちゃ印象に残っている。 トラヴァースする箇所があるのだけど、足元が崩れるので何かにつかまりながら歩かなくてはならない。 だが掴むものが植物しかない。 木は生えておらず、雑草を掴むのだけど、掴む対象となるのが、アザミ。 アザミの茎や葉にはとげがある。 痛みに耐えながらトラヴァースした思い出が……
しかし、今日行ってみたら、その箇所にはロープが張られていた。 掴むべき雑草もまだ成長途中で掴めるほどは成長していなかった。
難所と思われた場所をなんなく通過。 そのまま一気に高度を下げた。

4等三角点があり、樹林帯の中の笹原に出た。 この笹原も覚えているな。 胸くらいまで背丈があり、登りの胸くらいまでの笹原なのですごい苦労した覚えがある。
が、今日は笹も成長してなく、腰下くらいまでしかない。 ここも特に苦労せず。
4等三角点 笹原

そのままサガリハゲ山山頂に到着してしまった。 なんだかあっけなかったな、もっと苦労するかと思った。
矢筈山方面 落合峠 サガリハゲ山山頂 サガリハゲ山 落合峠

サガリハゲ山からは落合峠方面が見えるが、三嶺とか剣山の方は雲がかかり見ることができなかった。 山頂で少し休憩し、矢筈山に戻ることに。

矢筈山を通過し、石堂山を通過、石堂神社方面の分岐まで戻ってきた。 ここでレインコート下半身とスパッツを外す。

石堂神社までは緩やかな森林の中を歩く。 石堂神社から登山口までは「こんなに急だったか?」というほど急だった。

そしてようやく下山。
今日はそれほど暑く無かったのだけど、持っていったお茶2Lのうち、1.8Lほど飲みほした。 こんなに水分が必要だったとは……


悪路と思われたサガリハゲ山への道。 ただでさえ歩く人が少ない道だから、季節によって雑草や笹の長さがだいぶ変わるよう。 この時期はまだ成長しきっておらず歩きにくくは無かった。 歩いて感じたが、あれはやはり悪路に入るのだろう。
3年前とはいろいろ向上していて、今回は全く苦じゃなかったことに、3年間の成長を感じ嬉しく思った。 四国はもうじき梅雨入り。 面白くない登山が続きそうだ。 雨の日にのんびり歩くコースも策定しないといけないな。

本日のコースタイム
08:03 登山口入口
08:38 石堂神社
09:25~09:31 縦走路分岐(石堂神社方面)
09:34 白滝山
09:38 縦走路分岐(石堂神社方面)
10:08~10:23 石堂山山頂
11:16~11:28 矢筈山山頂
11:48 サガリハゲ山分岐
12:08 木の標
12:28 4等三角点
12:52~13:05 サガリハゲ山山頂
13:22 4等三角点
13:44 木の標
14:02 サガリハゲ山分岐
14:23~14:32 矢筈山山頂
15:20 石堂山山頂
15:47~15:53 縦走路分岐(石堂神社方面)
16:29 石堂神社
16:55 登山口入口

【徳島】サガリハゲ山

くもりときどき晴れ今日は徳島にあるサガリハゲ山という山に登山をしに行く。
5時40分起床。 外を見ると薄暗い。 窓を開けたら雨が降っている…… 雨じゃ山に行けないじゃん……
残念だが二度寝する…… そして8時20分に目が覚めた。
外を見たら快晴……!
急いで山に行かなくては! すぐに準備をして8時30分出発。
サガリハゲ山は落合峠から登る。 7月の初めに行った「矢筈山」と同じ場所から登る。 もうコンビニもガソリンスタンドも寄るべきところは分かっているので。
塩江から県境を越えて徳島脇町へ。 吉野川沿いの国道192号を走り、三加茂のミニストップで朝ごはん。 さぁこれから峠へ向かう山道だ。
そこから、距離にして27km、時間にして40分ほどで落合峠に到着。 家を出たのが遅かったので着いたのが10時半になってしまった。
矢筈山登山道

急いで準備をして登り始める。 サガリハゲ山へは、矢筈山と同じルートを登る。 途中からサガリハゲ山分岐があるので(看板にサガリハゲ山方面とは書いてないが…)、そこから分岐した方向jに進む。 地図を見ると「悪路」と書かれている。 コースタイムは分岐から1時間40分。 登山口から分岐まではコースタイムだと1時間40分なのだが、矢筈山の時は50分ほどでそこまで到達できたので、1時間くらいでいけるだろう。
朝方は雨が降っていたので、笹が深いこの登山道では相当濡れるだろうな。 レインコート下とスパッツをあらかじめ装着した状態で登り始める。
落合峠

兵庫から来て矢筈山を目指しているという3人パーティを抜かして、あっという間にサガリハゲ山分岐へ。 やっぱり相当濡れたな。 しかもこのレインコート、登山用じゃないのでとても蒸れる。 蒸れて、内側が結露し、それがズボンにつき、ズボンが濡れる。 しかもかなり不快。 脱いだらズボンがびしょぬれになるだろうけど……レインコート脱ぐか。
右がサガリハゲ山 サガリハゲ山 名前がわからない花 落合峠方面

サガリハゲ山分岐直後、激しい悪路が始まった。 出だしがこれとは…… しかし少し歩いたら、道はマシになった。 が、あまり人が歩いていないためしっかりとした踏み跡はないし、笹が深くて歩きにくいし…… ピンクリボンを目指して適当に歩けそうな場所を歩いて進む。
サガリハゲ山分岐 サガリハゲ山登山道

分岐から約10分、左手に巨大な岩が出現。 その岩の上に登ったら景色がよさそうだな~、と思い岩のうえに登ってみる。 すると石標がある。 どうやら、ここは名も無き山のピークらしい。 地図の等高線を見る限り標高は1780m~1800m。
石標

そこから尾根道を進むこと15分。 またまた石標が出現。 ここも地図的には1780m~1800m。
深い草の道 サガリハゲ山 2つ目の石標

ここから先は急な下り道だ。 地図的に1650m付近まで降りる。
草木の種類は全然わからないのだが、胸の高さくらいのつつじみたいな木がたくさん生えている道なき道を無理やり降りる感じ。 西側は断崖絶壁。 その断崖絶壁ぎりぎりを歩く箇所があった。
サガリハゲ山

そこを越えたらロープが張られているものすごい急な下り道。 足元はぬかるみまくり、傾斜もすさまじい。 ロープなしじゃ無理だなこれ。 ロープの終端まで行って、そこからはトラバース。 しかしここがまた道が悪い。 道というか、道がない…… 急傾斜な斜面を無理やり横切る感じ。 足を滑らせたら下に落ちそうだ。 しかもそのトラバースでさらなる試練が…… 両手を離しては歩けないような急斜面を横切るのだが、手がつかむものは草。 しかし頑丈な笹はなく、ひ弱そうな草と、オニアザミらしきトゲのついた草が生えているだけ。 トゲのついた草は痛すぎて当然素手じゃ握れない。 ひ弱そうな草を頼りになんとか恐怖の5mを進む。 いやー、恐ろしかったなここ。

そこを越えた後もはっきりしない道の急な下りが続く。 これさ、今下るのはいいけれど、あとで登るんだよね…… ほんと急だなぁ。

そして、ようやく下りきったような雰囲気。 ここから緩やかな登りが始まるのだが、あたり一面に見えるのは胸の辺りまで背丈のある笹。 これもまた道なき道だ。 ピンクリボンを頼りにひたすら進む。 踏み跡はほとんどないに等しい。 1分で30mほどしか進めない。 これは時間かかるなぁ…… 当然ズボンはビショビショ。 靴も泥だらけ。 スパッツも泥だらけ。
そんな道を進むこと数十分。 落ち着いた森の広場みたいなところにたどり着いた。 ちょっとここで休憩するか。
深すぎる笹の道 深すぎる笹の道

少し休み出発。 苔むした岩の道を進み、いきなり急な登りになった。 左手には岩壁。 これもまた滑りそうだが、木が生えているのでそれらを頼りに登っていく。 この登りを登りきったら尾根っぽいところに出た。 山頂は近い!?

ピンクリボンを頼りに1分ほど歩いたら山頂の看板が見えた。 最後はあっけなかったなぁ。
サガリハゲ山山頂 サガリハゲ山山頂

しかし悪路とはこういう道のことをいうのか……今朝雨が降っていなかったら、また道の様子が変わっていたのかもしれない。
時間的には2時間半くらいしか経っていないけど、かなり疲れたなぁ。

山頂でおにぎりを食べて休憩。 しかしだーれもいない。 分岐からすれ違った人は0人。 時間的にこれから来る人もいないだろう。 寂しい山だ……
ご飯を食べた後しばらく休憩し、下山することに。

来た道を戻るのだが、笹が深い地帯は同じ道を通ってるつもりだが別の道になってしまっている。 登りよりは楽だけど、下りでもこの笹はきつい。
1650mくらいの地点まで戻り、ここから厳しい登り返しが待っていた。 まぁ実際に厳しかったのはその登り返しよりも、恐怖のトラバースの復路だったけれど。 帰りもここはきつかった……

石標のある地点まで戻ってしまえば、もう気が楽だ。 20分ほどで、矢筈山との登山道と合流。 落合峠を目指す。 ここからはたいした道じゃないので。
アップダウンの少ない道を落合峠に向かって歩く。 けっこうガスが出てきたなー 全然山が見えない。
で、16時、無事下山。 今回は往復で6時間も歩いていないのだが、両膝が痛み出していた。 悪路だったからかな?

しかし、徳島の行ってみたかった山の1つが登れてよかった。

コースタイム
10:42 登山口
11:42~11:52 サガリハゲ山分岐
12:00 1780~1800m、1つ目の石標
12:15~12:20 1780~1800m、2つ目の石標
13:09~13:15 山頂直下で休憩
13:20~13:45 サガリハゲ山山頂
14:45 1780~1800m、2つ目の石標
14:58 1780~1800m、1つ目の石標
15:05 サガリハゲ山分岐
16:01 登山口