【徳島】サガリハゲ山

くもりときどき晴れ今日は徳島にあるサガリハゲ山という山に登山をしに行く。
5時40分起床。 外を見ると薄暗い。 窓を開けたら雨が降っている…… 雨じゃ山に行けないじゃん……
残念だが二度寝する…… そして8時20分に目が覚めた。
外を見たら快晴……!
急いで山に行かなくては! すぐに準備をして8時30分出発。
サガリハゲ山は落合峠から登る。 7月の初めに行った「矢筈山」と同じ場所から登る。 もうコンビニもガソリンスタンドも寄るべきところは分かっているので。
塩江から県境を越えて徳島脇町へ。 吉野川沿いの国道192号を走り、三加茂のミニストップで朝ごはん。 さぁこれから峠へ向かう山道だ。
そこから、距離にして27km、時間にして40分ほどで落合峠に到着。 家を出たのが遅かったので着いたのが10時半になってしまった。
矢筈山登山道

急いで準備をして登り始める。 サガリハゲ山へは、矢筈山と同じルートを登る。 途中からサガリハゲ山分岐があるので(看板にサガリハゲ山方面とは書いてないが…)、そこから分岐した方向jに進む。 地図を見ると「悪路」と書かれている。 コースタイムは分岐から1時間40分。 登山口から分岐まではコースタイムだと1時間40分なのだが、矢筈山の時は50分ほどでそこまで到達できたので、1時間くらいでいけるだろう。
朝方は雨が降っていたので、笹が深いこの登山道では相当濡れるだろうな。 レインコート下とスパッツをあらかじめ装着した状態で登り始める。
落合峠

兵庫から来て矢筈山を目指しているという3人パーティを抜かして、あっという間にサガリハゲ山分岐へ。 やっぱり相当濡れたな。 しかもこのレインコート、登山用じゃないのでとても蒸れる。 蒸れて、内側が結露し、それがズボンにつき、ズボンが濡れる。 しかもかなり不快。 脱いだらズボンがびしょぬれになるだろうけど……レインコート脱ぐか。
右がサガリハゲ山 サガリハゲ山 名前がわからない花 落合峠方面

サガリハゲ山分岐直後、激しい悪路が始まった。 出だしがこれとは…… しかし少し歩いたら、道はマシになった。 が、あまり人が歩いていないためしっかりとした踏み跡はないし、笹が深くて歩きにくいし…… ピンクリボンを目指して適当に歩けそうな場所を歩いて進む。
サガリハゲ山分岐 サガリハゲ山登山道

分岐から約10分、左手に巨大な岩が出現。 その岩の上に登ったら景色がよさそうだな~、と思い岩のうえに登ってみる。 すると石標がある。 どうやら、ここは名も無き山のピークらしい。 地図の等高線を見る限り標高は1780m~1800m。
石標

そこから尾根道を進むこと15分。 またまた石標が出現。 ここも地図的には1780m~1800m。
深い草の道 サガリハゲ山 2つ目の石標

ここから先は急な下り道だ。 地図的に1650m付近まで降りる。
草木の種類は全然わからないのだが、胸の高さくらいのつつじみたいな木がたくさん生えている道なき道を無理やり降りる感じ。 西側は断崖絶壁。 その断崖絶壁ぎりぎりを歩く箇所があった。
サガリハゲ山

そこを越えたらロープが張られているものすごい急な下り道。 足元はぬかるみまくり、傾斜もすさまじい。 ロープなしじゃ無理だなこれ。 ロープの終端まで行って、そこからはトラバース。 しかしここがまた道が悪い。 道というか、道がない…… 急傾斜な斜面を無理やり横切る感じ。 足を滑らせたら下に落ちそうだ。 しかもそのトラバースでさらなる試練が…… 両手を離しては歩けないような急斜面を横切るのだが、手がつかむものは草。 しかし頑丈な笹はなく、ひ弱そうな草と、オニアザミらしきトゲのついた草が生えているだけ。 トゲのついた草は痛すぎて当然素手じゃ握れない。 ひ弱そうな草を頼りになんとか恐怖の5mを進む。 いやー、恐ろしかったなここ。

そこを越えた後もはっきりしない道の急な下りが続く。 これさ、今下るのはいいけれど、あとで登るんだよね…… ほんと急だなぁ。

そして、ようやく下りきったような雰囲気。 ここから緩やかな登りが始まるのだが、あたり一面に見えるのは胸の辺りまで背丈のある笹。 これもまた道なき道だ。 ピンクリボンを頼りにひたすら進む。 踏み跡はほとんどないに等しい。 1分で30mほどしか進めない。 これは時間かかるなぁ…… 当然ズボンはビショビショ。 靴も泥だらけ。 スパッツも泥だらけ。
そんな道を進むこと数十分。 落ち着いた森の広場みたいなところにたどり着いた。 ちょっとここで休憩するか。
深すぎる笹の道 深すぎる笹の道

少し休み出発。 苔むした岩の道を進み、いきなり急な登りになった。 左手には岩壁。 これもまた滑りそうだが、木が生えているのでそれらを頼りに登っていく。 この登りを登りきったら尾根っぽいところに出た。 山頂は近い!?

ピンクリボンを頼りに1分ほど歩いたら山頂の看板が見えた。 最後はあっけなかったなぁ。
サガリハゲ山山頂 サガリハゲ山山頂

しかし悪路とはこういう道のことをいうのか……今朝雨が降っていなかったら、また道の様子が変わっていたのかもしれない。
時間的には2時間半くらいしか経っていないけど、かなり疲れたなぁ。

山頂でおにぎりを食べて休憩。 しかしだーれもいない。 分岐からすれ違った人は0人。 時間的にこれから来る人もいないだろう。 寂しい山だ……
ご飯を食べた後しばらく休憩し、下山することに。

来た道を戻るのだが、笹が深い地帯は同じ道を通ってるつもりだが別の道になってしまっている。 登りよりは楽だけど、下りでもこの笹はきつい。
1650mくらいの地点まで戻り、ここから厳しい登り返しが待っていた。 まぁ実際に厳しかったのはその登り返しよりも、恐怖のトラバースの復路だったけれど。 帰りもここはきつかった……

石標のある地点まで戻ってしまえば、もう気が楽だ。 20分ほどで、矢筈山との登山道と合流。 落合峠を目指す。 ここからはたいした道じゃないので。
アップダウンの少ない道を落合峠に向かって歩く。 けっこうガスが出てきたなー 全然山が見えない。
で、16時、無事下山。 今回は往復で6時間も歩いていないのだが、両膝が痛み出していた。 悪路だったからかな?

しかし、徳島の行ってみたかった山の1つが登れてよかった。

コースタイム
10:42 登山口
11:42~11:52 サガリハゲ山分岐
12:00 1780~1800m、1つ目の石標
12:15~12:20 1780~1800m、2つ目の石標
13:09~13:15 山頂直下で休憩
13:20~13:45 サガリハゲ山山頂
14:45 1780~1800m、2つ目の石標
14:58 1780~1800m、1つ目の石標
15:05 サガリハゲ山分岐
16:01 登山口

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です