初めての茶事

晴れ朝9時起床。 今日は茶道教室の茶事があるので、それに参加する。 亭主や水屋は9時集合。 自分は客なので11時開始だけど、30分くらい前に集合するのが習わしらしい。 お酒を飲むので電車で行く。

教室の前で初対面の他の客と会って、皆ベテランなので色々と教えてもらう。 門の前に水が撒かれていなかったのだが、水が撒かれてないということは準備ができてないということなので入ってはいけないらしい。
水が撒かれてから中に入る。 待合室みたいな部屋で各々準備をする。 今日の会費は6,000円で、それらを正客がまとめて封筒に入れて渡すのだが、これは「新札を使うように」と注意をされた。
荷物を部屋の角に置くのだが、この時カバンは風呂敷に包んで置かなくてはならないようで、次からは風呂敷が必須である。
待合室には煙草盆というのがあって、火と水しかない。 待合室では自分の煙草を吸うとのこと。

準備ができたら亭主から挨拶があり、亭主の補佐役の半東とう人が白湯を配る。 それを飲んだら玄関から草履を履いて表に出て、露地を通って外待合に座る。 草履は最初は1つ準備されていて正客がその草履を履き、次客のために草履を出す。 次客は正客が出した草履を履き、三客のために草履を出す。 三客はその草履を履き、四客の為に草履を出す。 そのような感じで用意された草履を履き、次の人のために出していく。
外待合にも煙草盆があるが、こちらには煙管と煙草の葉も置いてある。 自分の荷物は煙草を含め全て待合室に置いてきているはずなので、ここでは亭主が煙草を用意するようだ。 竹みたいなので編んだ円座も置いてあり、そこに腰掛けて待つ。

しばらくすると、亭主が蹲の水を大きな音を立てて撒く。 この音を聞いて客は中門の前まで行きしゃがんで亭主を待つ。
亭主は中門を開けてしゃがんで一礼して下がっていく。 この間、一言も発しない。

客は中門をくぐって、蹲で手と口を清める。 柄杓を持ってまずは左手、次に右手。 再度左手に水を掛けて水をすくい口をすすぐ。 時期的に生水は危ないので口をすすぐ動作をするだけ。 柄杓に残った水は、両手で柄杓を持ち縦にして柄を清める。

躙口で草履を脱いで茶室の中に入る。 ここまでは今まで一度も稽古でやったことがなかった。

躙って茶室に入り、まずは掛け軸の拝見、次に釜の拝見。 自分の位置に座って他の客の拝見が終わるのを待つ。 末客が釜の拝見を終えて立ち上がる瞬間に全員が立ち上がり、正しい位置に移動して座り直す。
その後、亭主が茶室に入ってきて挨拶をする。 基本的に茶室の中で亭主と会話ができるのは正客のみである。 正客は茶事に誘ってもらったお礼を言い、玄関・待合・露地・茶室などで見た道具や掛け軸について、見た順番に質問していき亭主がそれに答えていく。 その後亭主による炭点前&香合の拝見。

そして亭主が「粗飯を差し上げます」と言い下がっていく。 字の通り「粗飯」なのでへりくだった言い方というか、日本文化らしさを感じる。

そしてお盆に乗った懐石料理が出てくる。 正客へは亭主から四方回しでお盆が渡される。 正客は「半東をお使いください」と言う。 それまで半東は勝手に茶室の中に入ることができないようだ。
次客より後は半東がお盆を運んできて受け取る。 受け取った時、畳の縁の向こう側に置いてから何かをして自分側に引き寄せたのだけど、何をしたのかを忘れてしまった。
全員に行き渡った後、正客の合図で食べ始めるが、まずはご飯の蓋と味噌汁の蓋を重ね合わせて右側に置く。 味噌汁の蓋は食べる時以外常に閉めるのがルールらしい。
ご飯を半分食べ味噌汁を飲み干し蓋をする。 少ししたら亭主がやってきて、皆にお酒をついで回る。 これがあるので電車で来たのだ。 日本酒をついでもらい、あとは日本酒の入った薬缶ととっくりが置かれるので、自由に飲んでいいのだが、基本的に自分で入れるのはNGなので、横の人に「もう一杯いかがでしょうか?」と声を掛け、横の人に入れるか断るかしたあと、返しで入れてくれる流れである。
料理を食べる時は、常に左手で器を持たなくてはならない。 しばらくしたら煮物が出てくる。 その後吸物が出てくる。 吸物の後は八寸というのが出てくるのだが、これは「海のもの、山のもの」の2種類ある。 下側が海のの、上側が山のもの。 取る時は山のものから取らなくてはならない。 先程の吸物の蓋を取り皿として、山のもの、海のものを取り、器を次の人に回す。
作法が難しすぎて忘れてしまったが、途中でお櫃や日本酒が出てくる。 最初のお櫃は「取り切り」といって、全員でお櫃を空にしなくてはならない。 2回目のお櫃は取り切れないくらい盛られてくるので残すのがルールらしい。 最後の方で茶色い米の入ったお湯が出てくる。 そのすぐ前に漬物が回ってくる。 茶色い米とお湯をご飯に掛け、味噌汁の器にはお湯のみを掛ける。 ご飯はお茶漬けみたいな感じらしい。 ご飯を食べ、味噌汁の器は、沢庵か茄子を使って綺麗に拭き取る。 そのお湯をご飯の器に入れ、再度ご飯を食べきって、漬物を使って綺麗にする。 そして漬物も食べきる。
これで食べ物は全て食べたので、あとは器を懐紙を使って綺麗に拭き取る。 お盆の右に茶碗、汁椀、茶碗の蓋、汁椀の蓋、盃の順番で重ねて、すべてを持って茶碗をお盆の定位置に置く。 汁椀から上を全て持って、茶碗の右に置く。 最初から入っていた刺身の皿をお盆の中央奥に置く。
全員が箸を持ち、正客の合図でお盆の上に落とす。 その音を聞いて亭主が下膳しに入ってくる。 正客のを亭主が下膳するが、次客以降は2人分を重ねて置いたほうが下膳回数が少ないので良いらしい。
そして主菓子が出てくるので、作法にしたがって食べる。

その後、一旦外待合に出る。 正客が一番茶室側で待機し、他の客は門の方へ移動して、亭主からの挨拶を正客が受け、皆で門を出て外待合へ。 この時、トイレに行きたい人はトイレに行くことができるらしい。

およそ10分後、茶室の掛け軸の右に設置されている鐘が鳴らされる。 これが準備ができた合図らしい。 客はその場にしゃがんで鐘を聞く。 鐘が鳴り終わったら、再度蹲で手を清めて茶室に入る。
先ほどとは違って掛け軸がなくなっていてお花が飾られていた。 最初と同じように、花の拝見、釜の拝見をして定位置に。

濃茶を飲み、薄茶を飲み、茶室から出る。 茶室から出た所で亭主から挨拶があり、正客が「お見送りはけっこうです」みたいな言葉を言い、中門から出て玄関から待合室に戻る。
ここで客同士で最後の挨拶をして終了。

という流れだった。 「お見送りはけっこうです」と言わなかった場合、再度亭主が玄関までやってきてお見送りをするらしい。
全部で4時間程度の時間がかかり、途中であぐらをかいたり、膝立ちしたり、足を楽にしていたが、それでも今日は足がかなりきつかった……

そして現代では茶事に呼ばれることなんてまずないので、今回勉強したことが、次いつ実践できるのか、その時まで覚えていることができるのかがわからない。
体験してみてわかったが、亭主は非常に大変だし、半東も大変である。 だけど、客の前には一切姿を見せない水屋の人たちもいるので、おもてなす側は非常に大変なのだなというのがわかる。

茶道ではほとんどの場合、声で合図をすることがなく、音で合図をする。 料理が終わった時の箸を落とす音、畳の上を歩く音、お茶を飲み切るときに啜る音。 亭主にも客も、教養や作法を知っていないと成り立たない。
茶道をやって改めて感じているが、お茶を飲む以外に、様々な事を勉強しなくてはならない。

茶事あ終わった後はゆめタウンへ。 ゆめタウンまで歩くのもかなり暑くて、着いたらすぐにフレッシュネスバーガーに行き、瓶ビールを2本飲んでしまった。
妻と三女が車でゆめタウンに来て合流。 ゼビオを見てから、スポーツデポに移動して、三女のジョギングシューズとテニスシューズを購入。
夕飯はスシローで。

帰ってから日本酒飲んだりして、今日は朝から飲みまくりだなぁと思いながら24時くらいに寝た。

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