第2回 おかやまマラソン

晴れ今日は岡山マラソンの日。 4時50分から目覚ましをかけていたが、興奮かなにかで、4時20分に目が覚めて、もう一度寝たが4時45分に目が覚めて、目覚ましなしで起きてしまった。
妻の会社の社長と5時15分に待ち合わせをしていたので、合流して岡山へ出発。 岡山で会社の人と合流して、岡山駅西口のコインパーキングへ。 上限900円の場所があって、去年もそこに止めている。

会場までは裏道から徒歩で行き、ジップアリーナへ。 2Fの観覧席が更衣室代わりになっているので、そこでマラソンの準備をする。
ランニングタイツを履いて、上下共黄色のウェアで揃える。 携行品は時計とウィダーインゼリーのみ。 スマホは邪魔になるので、大会の時はいつも置いていく。 ウエストポーチも帽子もサングラスも無い。 ブロックへの入場時間の締め切りまではまだ1時間位あるので、残り時間は自分のために使う。 他の2名とはここで解散となって、各自頑張って走ってもらう、もちろん自分も。 ゴール時間が見えないので、それぞれが終わったタイミングで連絡を取り合うことになった。

1時間はトイレに何度も行って準備をする。 ブロックに入る直前でもトイレに行き、ブロックに入ったのは締切の2分前。 今回はCブロックだが、入ったのが遅いので、Dブロックの最前列と変わらないくらいの位置。 だが、号砲からゴールまでの記録「グロス」ではなく、自分がスタートラインを通過してからゴールまでの記録「ネット」でよいので、スタート位置はそれほど影響はない。 しいていうのなら、前方のほうが混雑が少ない可能性があるくらい。 ハーフマラソンくらいなら混雑の影響あるかもしれないが、フルマラソンでは混雑してなくて序盤からハイペースになってしまったら、後半持たないので、混雑していても問題はない。

スタート15分前から開会セレモニーがあって、いよいよスタートの時間となった。
号砲が鳴ってから、約3分後にスタート地点を通過。 思っていたよりも混雑していて、序盤はかなりゆっくりペースでのスタートとなる。 1km通過して陸橋を下っている辺りで右の方に「小島よしお」が走っていた。 裸ではなく、きちんとジョギングウェアを来てるけど。 後ろにはカメラマンがカメラをかかえたまま走っている。 こんな序盤で目撃できるとは。 芸能人は他のランナーに握手を求められたり、沿道からハイタッチを求められたりして大変だな。

序盤の混雑は、桃太郎通りを通過して、市役所付近の5km地点くらいまで続いた。 5km地点直前に給水ポイントがあったのだけど、混雑しすぎているのでパス。 今日は暑そうだが、まだ給水は必要ではない。 混雑でペース落としたり接触したりするので次のポイントまで待ったほうが良さそう。

7.5km地点の給水所では給水をした。 前のテーブル5つがスポーツドリンク。 後ろのテーブル3つがミネラルウォーターだった。 手前になるほど混雑しているので、スポーツドリンクはパス。 後方のミネラルウォーターで給水をする。 塩分などが必要なので、あとでスポーツドリンクは飲まないといけないのだけど、まだいいだろう。

ここまでだいたいキロ6分くらいのペースだったが、混雑もだいぶ解消して、ここからはキロ5分30秒~40秒くらいのペースで波に乗れた。 ひたすら真っすぐな県道30号線を南下していく。 延々と先の道が見える辛い道。 アップダウンはほとんど無いので、ペースが維持できる。
10km地点くらいからなのだが、左肩が妙に凝ってきた。 マッサージしたり、肩を回しながら走って凝りをほぐす。 左ポケットに入れているウィダーインゼリーが原因かもと思って、右のポケットに入れ替える。 しばらく走ったら右肩も凝ってきてしまった。 これはまずい。 この300gの物質があるだけで、体のバランスが崩れているのは明らか。 20km手前くらいで飲もうと思っていたウィダーインゼリーをもう飲んでしまった。 が、半分くらい残してゴミ箱へ。 後半のエネルギー切れが起こらないことを祈ろう……

15km地点で、折り返しコースと合流。 早いランナー達はもう折り返して、県道30号線から東の道路に走っていく。 15km地点のちょうど反対側が21km地点だったので、ここから3km進んで18kmくらいの地点で折り返して、3km走って21km地点。 そこから県道30号線に別れを告げるコースとなっている。
18km手前の折り返し地点までがけっこう長かった。 直前に橋があってそれが微妙に疲れた。 まだ序盤の18km地点を超えて、まずは21km地点まで頑張らなくてはならない。 21km地点までが結構長く感じた。 足もだんだん疲労してきたし。 足の疲労もそうだけど、右の臀部に違和感を感じるようになってきた。 いわゆる「お尻で走る」が実践できている証拠なのだと思うけど、ほとんど鍛えられていない箇所なので、違和感が出るのが早すぎる。 右臀部をグーで叩きながら走ってほぐそうとする。

21km地点を右折したら、すぐに中間地点。 ここでハーフの距離となる。 ハーフ通過タイムは、2時間5分32秒。 単純に倍すると4時間11分だが、後半はペースダウンするので、それよりもかかってしまう。 21kmから先は両脇に田んぼを見ながら走る田園風景となる。 21.6kmの給水所では「千両なす浅漬」が配られていて、これがとても美味しかった。
田んぼの道を左折して、岡山南区役所方面へと進んでいく。 このあたりからかなりきつくなってきた。 まだ半分を通過したばかりなのに、早くもペースが落ち始めてきた。 キロ5分50秒台になり、25km地点はキロ6分4秒になってしまった。 足がかなり辛く、もう歩きたいと思った。 が、去年は30km地点の岡南大橋手前くらいまでは走り通している。 せめてそこまでは走らなくては、去年よりいいタイムは出せない。 歩きたいのを必死になって我慢して走る。
なんとか6分10秒前後を維持して走っていく。 もう歩く寸前まで気持ちが傾いていたのだけど、28km地点くらいに有森裕子さんがいて、私設エイドのコカコーラをおすすめしていた。 普段、ビール以外の炭酸飲料は飲まないのだけど、ここでは飲んでしまった。 飲む時、自分でペットボトルで注いだので完全に立ち止まってしまったが、そのコカコーラがよかったのか、立ち止まったのがよかったのか、なんとか走れる気力が復活。 6分30~40秒くらいのペースだが走っていく。
高低差17mの難関、岡南大橋の上りを必死になって走る。 下りは惰性で走れるのだけど、足がかなり疲労しているので、惰性でも辛い、フラフラになりそう。 31km地点で折り返して旭川沿いに出る直前、31.5km地点の給食ではらーめんが振る舞われている。 去年はもうここでは歩いていてラーメン食べてトイレも行ったのだけど、今日はまだなんとか走れている。 が、ラーメンは食べたい。 完全に立ち止まることになってしまうが、ラーメンを食べることに。
今回は屋台が4つ出ており、左から2番目のこってりみたいなラーメンを食べる。 ラーメンの濃いスープで体力が回復した気がする。 食べながら足のストレッチをしたりしていたので、足も少し復活しただろうか。

ゴールまではまだ10kmもあるが、10kmしかないと考えるべきだと思い、なんとか走り出す。 奇跡的に足は復活して、35km地点くらいまでの4kmはキロ6分10秒くらいにタイムを戻すことができた。 35kmまで来たら残り7km。 普段走っている6kmコースにたった1km足すだけ。 6kmコースなんて走るのあっという間じゃないか。
旭川沿いの道は40km地点くらいまでで、残りの1kmは西へ、ラスト1kmは北へなので、そこまで行けばあとはなんとかなりそう。 この川沿いの道さえクリアできれば……

もう左臀部も痛く、何度もグーで叩いて刺激する。 右臀部もわけがわからないくらい痛いし、両膝も、両足首も、両肩も痛い。 全身が悲鳴を上げているが、ここまで来たのに立ち止まるわけには行かない…… 左側に岡山城を見ながら37km、38kmと走っていく。 そしてついに遠くに東西に走る道路が見えた。 あそこまで行ければなんとかなる。 苦しいが走り続けて、ついに40km地点まで到達した。 体に鞭打ちまくりで、もう気力との勝負。 この時点でタイムは4時間3分24秒。 ペースはキロ6分40秒くらいまで落ちている。 ラストの195mはなんとかなるとして、このペースで2km走ったら13分20秒。 足すと4時間16分44秒。 頑張っても4時間15分は切れないな、こうなったら20分切りを目指そう。 もう力は残ってないけれど、ちょっとでもペースを緩めると20分は切れない。 ラスト2kmを頑張って走る。
序盤に通過した陸橋はものすごい苦しいアップダウンへと変わっていた。 陸橋を通過し右折すると、スタート地点へと続く道路になる。 ラスト1kmの看板が見えてラストスパートをかける。 が、全然スピードが上がらないし、最後まで持たないかもしれない…… それでも走ってなんとかスタジアムの中へ。 半周したらゴールなのでラスト200m。 手を抜かず、ラスト200mだが出来る限りの全力で走る。 そしてゴール。 ゴール直後は座り込みたくなったが、座り込める場所もなくフラフラになりながら誘導路へと進んでいく。 タイムは4時間17分2秒。 自己ベストを20分更新、4時間20分も切れた。 が、あと2秒縮められたら4時間16分台だったと思うとちょっと悔しい。

完走証をもらって、ジップスタジアムまではたどり着けなかった。 途中の公園の芝生広場で力尽きて、そこに寝込む。 20分くらい横になって水分補給もして、ようやく動けるようになった。

妻の会社の社長は制限時間ギリギリで、会社の人は36.7km地点の関門に引っかかってしまった。
帰りは社長と「大家族の湯」で汗を流して、早島IC付近のロイヤルホストでご飯を食べて、20時頃高松に戻ってきた。 夜は疲れすぎて21時過ぎには寝てしまった。
パスタ

今回のマラソン大会、初めて本当の意味でフルマラソンを完走できた。
過去に5回出場して、4回完走しているのだけど、いずれも歩いてしまった区間がある。 今回、給水などで立ち止まった区間はあったけど、歩いた区間は全くない。 常に走ることができた。 そういう意味での「完走」。 タイムも自己ベストを20分更新したし、今までのどの大会よりも疲労度が高い。 が、サブ4はあと17分も縮めなくてはならない。 とても今の状態で17分縮められる気がしない。 30kmくらいまでは普通に走れて、ラスト12kmを辛い思いするのならなんとかなりそうだったが、25kmくらいまでは普通に走れて、ラスト17kmを辛い思いをした今大会では、辛い距離が長すぎた…… 本当に心が折れそうだった。 有森裕子さんのコカコーラと、ラーメンがなかったら絶対に無理だった。 次のフルマラソンは、念願の東京マラソンなので、しっかりとトレーニングを積んで、サブ4を目指したい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です