帰宅部ボーイズ

晴れ朝は「トリッチトラッチ」でモーニング。 今読んでいる「帰宅部ボーイズ」という小説があるのだけど、この話の舞台となっている地域を描写するシーンで、

下総大地に位置する僕が生まれ育った人口約二十万人の街は、南北を川が横断し、自衛隊の駐屯地があり、やたらと団地が多かった。 市役所のホームページによれば、「充実した交通網、豊かな自然環境から首都圏のベッドタウンとして急激に発展してきた」そうだ。 住宅団地発祥の地ということは、最近まで知らなかった。
そして、街には大きな坂道がある。
一九五六年に開業した駅の改札を抜けて東口の階段を降りると、バス乗り場とタクシー乗り場のあるこぢんまりとしたロータリーに出る。 そのロータリーを半周回って左に折れると、東に向かってまっすぐに幹線道路が延びている。 駅前から立ち並んだ商店の途絶える二つ目の信号のある十字路に、七階建てのビルが建っている。 現在は輸入家具の専門店のほかに、パチンコ、パチスロ、カラオケなどの娯楽施設が入っているが、昔はこのあたりで唯一のボウリング場だった。
今も屋上の広告塔のてっぺんには、白地に赤い二本ラインの入った巨大なボウリングのピンが立っている。 そのボウリングのピンは、まるでコルドバの丘のキリスト像のごとく、このちっぽけな街を見下ろしているように、見えなくもない。
その巨大なボウリング坂のピンをスタート地点として、その先は切通しの道幅の広いなだらかなくだり坂となり、谷へたどり着くと、今度は急勾配の長い長いのぼり坂になっている。 坂道は短いほうで約百五十メートル、長い方は約三百メートルもある。 交差点から見ると、坂道の底は見えない。 坂の一番低い場所に架かっている歩道橋の欄干だけがわずかにのぞいている。 大きい方の坂は、まるで滑走路のように空へと伸びている。 地元の人は、その巨大な坂を「ボウリング坂」と呼んだ。 たぶんボウリング場があった当時に名づけられた名残だろう。

と描かれている。 思わず何回も読み直してしまった。 「下総台地」なので千葉の北西部~北東部にかけての事を指す。
南北に流れる川があって自衛隊があるって、これはもしかして……と思って、気になっていた「八千代市」を調べると、人口が19万人だった。 いろいろ調べた結果、舞台は千葉県八千代市八千代台だということに気がついた。 八千代台は住んでいたこともあるし、18~21歳くらいの活動の拠点だった場所なので、小説で描かれている風景が目に浮かぶ。 そんな知っているところが舞台となっている小説はい、意外にも内容も面白くてどんどんと読み進めていってしまった。

夜はロードバイクのトレーニングへ。 今日は32.6kmコースを走ろうと思い、心拍数は150前後、ケイデンスは90を目安に頑張って漕いでいた。
だが、ゴールしてみると、タイムは1時間22分19秒と、1時間17分台を目指していたのに5分以上も遅いタイムだった。 別に手を抜いたつもりはないのだが、なんでこんなに遅かったのだろうか……

その後はマインクラフトを頑張るが、途中で睡魔に襲われてしまい26時位に就寝。

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