【愛媛】瓶ヶ森【西之川ルート】

晴れのち曇り金曜の深夜24時40分くらいに家を出発。 近くのハローズで買い物をしてから山に向かう。 最初から目的地までたどり着ける予定もないので、明日の朝ごはんを西条の「なか卯」で食べることを前提に、高速のパーキングエリアで仮眠になるかな。
できれば、西条直前のパーキングエリアまで行きたいが…… 高速に乗って西条を目指す。 が、豊浜SAに着いた時はもう眠くてやばかった…… 豊浜SAでトイレに行って、無料のお茶を飲みまくって目を覚ます。 寝るには豊浜は早過ぎる……
そのまま、上分PAを通過し、西条直前の入野PAまでやってきた。 ここで朝まで寝よう。 仮眠中のトラックが大量に止まっていた。
朝7時半に目覚ましをかけて、エンジンを切って、ダウンジャケットを来て、毛布をかけて就寝。

寒くて何度も目が覚め、朝のアラームに起こされる。 眠かったが寒くて起きるしかなかった。
よく考えたらなか卯に行く時間もなさそうなので、コンビニでパンとおにぎりを買って、登山口に向かう。
石鎚山ロープウェイの駐車場を通過して、西之川へ。 そのまま直進して、林道へと入っていく。

今までは林道に入る直前にある空き地に止めていたのだけど、去年くらいから閉鎖されてしまって、止めることができなくなってしまった。 林道は悪路なので、あまり走りたくないのだけど…… しばらく走ると赤谷がある。 緑の森の中に茶色の岩がゴロゴロしている。 周りが緑なので、茶色じゃなく赤くみえるほど、色鮮やか。 そのすぐ先に、路肩が広くなっている場所があるので、そこに駐車して登山の準備をする。 今日は冬山フル装備で挑む。 てっきり雪はほとんど無いと思っていたのだけど、道中見えた石鎚山が思っていたよりも白かったので、上の方は雪がある模様。
駐車地点 赤谷

登山の準備をして出発。 まずは名古瀬登山口まで。 いつも止めていた広場からだと歩いて40分くらいかかるのだけど、ここからだったらもう近い。
すぐに登山口まで到着。 さて、瓶ヶ森に登って行こう。 登山口から急な道を登って、しばらく歩くとまた林道に合流。 林道を歩いて、また登山道へ。 ここからはずっと山道となる。
まだ雪は無いので、普通に歩いて行く。 だんだんと雪が出てきた。 十郎アレに新しい太いロープが設置されていた。 そして、そのロープを使わないと登れないほど斜面は崩落していた。 さて、ここから常住まで、グネグネと高度を上げていく。 一気に汗が噴き出してくる。 今日は暑い……
名古瀬登山口 林道合流 雪が出てきた

常住に到着し、少し休憩をする。 雪も出てきたし、ここでスパッツをつける。 アイゼンはいらないかな。
スパッツを装着して、次は鳥越までの道を歩いて行く。 途中で涸れ沢を登って行く道に変わる。 何度も歩いて見慣れた景色だ。
そしてすぐに鳥越まで到着。 ここまでは問題ない。 問題はここからだ。
常住 登山道 子持権現山 登山道 涸れ沢 巨大な岩に矢印 涸れ沢 鳥越 鳥越

ここから瓶壺までの区間、夏場のコースタイムが1時間となっている。 が、高低差は450mほどあり、谷の右側を歩く前半と、谷の左側を歩く後半で、内容ががらりと変わる。 谷の右側は比較的緩やかな上りがグネグネと続いていく。 谷を渡ると、今度は一直線に登る、ものすごい急な道へと変わる。 2年前の冬場に登っているが、この区間はかなり苦労した。

今回は雪はそれほどでもないから、なんとかなるか。 まずは右側の区間、雪で少し滑りながら登って行く。 途中にあった大木またぎがなくなっていたり、少し道が整備されているような感じだった。 そして谷の左側へ。 一直線に登って行く。 ところどころ立ち止まって休みながら。
鉄のはしごを通過して少し進むと、新しい木の階段が設置されていた。 それを使ってどんどんと登って行くと、また新しいロープが設置されていた。 誰かが整備してくれているのだな、ありがたい。 そして、思っていたよりは苦労せず、瓶壺まで到着。 水は想像していたよりは冷たくなかった。
石鎚山 通りやすくなっている 氷筍 鉄のハシゴ 木の階段 もうすぐ終わる 瓶壺 瓶壺

さぁ、これから男山経由で瓶ヶ森山頂を目指す。 瓶ヶ森駐車場と男山の分岐地点で、足跡がついているのを発見。 足跡はまだ新しいので、今日歩いたのかな? もう下山しているようで、人の姿は見えなかったが、2人くらいで歩いたような足跡だった。
伊予富士方面の素晴らしい景色を見ながら、男山に到着。
緑の景色 男山分岐 瓶ヶ森駐車場 緑の景色 男山山頂 西黒森~伊予富士

そのまま瓶ヶ森を目指す。 上の方は風がけっこう吹いていた。 そして、瓶ヶ森山頂に到着。 ここは休憩するには風が避けられず寒いので、少しおりてから休憩しよう。 瓶ヶ森ヒュッテはボロボロでもう閉鎖されている?? その少し先に木のベンチとテーブルがあったので、そこで休憩することに。 休む場所があるのはありがたい。 雪の上で休むよりしっかりと休めるしな。 さっそくインスタントラーメンを作って、お茶を沸かしておにぎりも食べる。 気温はそれほど低くないはずなのに、全然お湯がわかなかった……
瓶ヶ森山頂 緑の景色 瓶ヶ森ヒュッテ テーブル発見 休憩 緑の景色 インスタントラーメン

お腹もいっぱいになったし、下山しよう。 あまりゆっくりしている時間もない。
瓶壺を通過し、西之川に向かって下りていく、先ほど登ってきた道へ。 下りはかなり慎重に下りていく。 谷を越えて少し歩いたところで、足元が滑り転倒してしまった。 その際、岩角に脛から倒れて強打、ものすごい痛かった…… 30秒くらい痛みが引くのを我慢していたが、足は動くし骨とかは大丈夫っぽい、危なかった。
ブレスサーモの上に、冬用の分厚い靴下を履いて、ズボン、レインコートを履いているので、全部で4枚重ね。 それが脛を守ってくれたのだろう。 これが夏山の格好だったら本当にやばかったかもしれない。 これほど分厚い装備をしていたにもかかわらず脛は腫れ上がり、皮まで向けていた。
白石小屋 つらら 木の橋

鳥越、常住まで一気に降りる。 常住で休んでいたらいきなり雨がザーッと降ってきた。 雨か??
もうすぐ下山できるのに、ここで雨が降るとは…… 樹林帯の中に入れば雨はある程度はしのげるので、休憩を諦めて帰ることに。 雨はしばらくしたら止んでくれたので助かった。 そして、駐車地点まで下山してきた。
常住下の崩落地点 何かの骨 閉鎖された広場

夏は瓶ヶ森林道から山頂まで1時間かからないくらいで登れるので、登山家以外にもファミリーで来ていたり、賑わっている瓶ヶ森は冬になると難易度が一変する。
瓶ヶ森林道は車両は入れないので、下から登らなくてはならない。 西之川、東之川コースとも、歩く人がそれほどいないので、だんだんとコースが荒れてきてしまう。 しかも山頂まで4時間ほどかかるので、決して楽なコースではない。
同じような条件で、徳島の三嶺もどの登山口から登っても3時間程度はかかるので、同じく決して楽な山ではないし、登山口までのアプローチもかなり悪い。 のだが、こちらはかなり人気の山で年中通して人が登っているし、ルートの荒廃も見られない。 三嶺は200名山で瓶ヶ森は300名山なので、人気はその差なのか? それとも僅か1km程度の場所に石鎚山の登山口があるので、そちらに人が流れてしまうのか? 瓶ヶ森は、実力が伴わない頃、夏季に友達と登って散々な目にあった山で、個人的にはかなり思い入れのある山なので、もっと通わないと行けないのと、荒廃しない程度に、もっと人が来てほしいなぁ。
6月の鳥越付近とか、緑がものすごい美しいのでぜひ登ってほしい。

本日のコースタイム
08:52 駐車地点
09:04 名古瀬登山口
09:54~10:08 常住
10:57~11:07 鳥越
11:54~12:03 谷を越えた地点
12:24 瓶壺
13:09 男山山頂
13:27 瓶ヶ森山頂
13:44~14:20 休憩
14:36 瓶壺
15:15 鳥越
15:45~15:48 常住
16:21 名古瀬登山口
16:31 駐車地点

【愛媛】瓶ヶ森【西之川ルート】」への2件のフィードバック

  1. こんばんは、先週石鎚山~笹ヶ峰の縦走を計画し、あまりの藪道に途中で諦め瓶ヶ森からこのルートで下山しました。
    苔で何度も滑るわ急峻だわでかなり難儀しました。
    そんなルートを冬季に往復されるのは凄いですね。
    また四国を訪れたらチャレンジしたいです。

    • コメントありがとうございます。
      瓶ヶ森のこのルート、あまり人気がないので、それもあって歩きにくいのもあります。
      このルート初めて登ったのは夏場でしたが、休憩含め往復10時間くらいかかったような記憶があります。
      それから何度も何度も登っているので、ある意味慣れてしまったのかもしれません。

      確かに冬場はきついですが、また四国に来た際は挑戦してみてください。
      ただ、他にもいい山はいっぱいあるので、他の山も挑戦してみてください!

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