【徳島】二重かずら橋~三嶺【縦走】

曇りときどき晴れ5時50分起床、友達を起こして6時半に出発。 今日は三嶺に登山に行くのだが、かなり睡眠不足でつらい。 それに長い距離を歩こうと思っているので、時間がけっこうきつい。 登山口までも結構時間がかかってしまった、途中で眠くて仮眠もしたし……
9時50分位に名頃駐車場に到着して登山の準備をして出発。 今日はかなりのロングコースを考えている。
名頃から二重かずら橋まで歩き、そこから山に入る。 登山道を歩き、丸石避難小屋付近の稜線にでる。 縦走路を通り白髪避難小屋を目指す。 そこから三嶺を目指す。 三嶺からは名頃に下山する。 このコースは2010/04/11に歩いているのと、三嶺~剣山の縦走でも丸石~白髪避難小屋間を歩いているので、道に迷うことはないだろう。 問題は時間だ……

まずは二重かずら橋までの車道歩きが2.6km。 今日はかなりの暑さになりそうだ。 山用の帽子が見つからず、ジョギング用の帽子を持ってきているので、それをかぶって歩いて行く。 しばらく歩き、二重かずら橋まで到着。 入場料を払わなくてはいけないので、550円払って中に入る。
男橋を渡って登山道へと進んでいく。 前回のちゃんとした登山が3月で、それから4ヶ月近くも空いてしまった。 今までこんなに長期間山に行かなかったことなんてないので、今日はきちんと歩けるか心配だ。 右足が靴ずれになりそうな、微妙な感じがここまでの車道歩きで感じていたので一旦靴を脱いで靴ずれおきないように調整する。
名頃駐車場 かずら橋 登山道へ

二重かずら橋から国体橋までは普通の森歩き。 アップダウンもあまり無く、川沿いの道なので涼しくて気持よく歩くことができた。 しばらく歩き、国体橋に到着。 右足の靴ずれ感はまだしている。 このままじゃまずいなぁ…… 一度靴下まで全て脱ぎ、足が当たる箇所に、予め予防で絆創膏を貼っておく。 これでなんとかなってくれるといいが……
国体橋

ここから稜線まではグネグネとした道が続く。 前半は右左右左のグネグネ、後半は前後前後のグネグネの道となっている。
時間があまり無くて焦りたいのだけど、前半でオーバーペースになって後半の体力がなくなってしまったら、さらに時間がかかるのは明白なので、焦る気持ちを抑えつつ、ゆっくりと息が上がらない程度のペースでじわじわと登って行く。
左右のグネグネが終わる地帯で一旦水分補給を。 気温が高くものすごい水分を消耗する。 今日はお茶を2L、水を900ml持ってきているが足りるだろうか。
さすがに2Lだけじゃ足りないと思って水も持ってきているので、まぁ大丈夫だろうけれど。 さすがに暑くても3Lも消費しないはず。
水分補給をしてから稜線を目指して残りの区間を歩いて行く。 そして稜線へ。
この区間では、剣山頂に泊まっていて朝から歩いてきている女性のパーティ、見ノ越からトレイルランニングしてきた、女性達のパーティや、同じく見ノ越から来たであろう男性達のパーティに遭遇した。 二重かずら橋のコースって、あまり人があるかないコースなのだけど、3組も遭遇したのが意外だった。
稜線の合流地点には、「調査員」みたいな名札を下げた人が、登山道の点検を行っていた。
ここにザックを置いて、丸石避難小屋を見に行ってきた。 扉の立て付けがさらに悪くなり、開けるのがかなり困難だった。
稜線合流地点 丸石避難小屋

ここでも水分補給だけにする。 お腹が空いて食料を食べたかったのだけど、もう1区間、高ノ瀬まで行ってから食料を食べよう。 ここではチョコで我慢するが、お腹の空いている時のチョコは厳しかった。

高ノ瀬までの道、あまり覚えていないのだけど、西から東に歩いてきた時は、岩場っぽいところを下りる時、登山道を外れてそのまま樹林帯の中を下りてしまいそうになったことを覚えている。 しばらくはほとんど勾配のない道を歩いて、前方に高ノ瀬を見ながら進む。 少し下ってから樹林帯の中へ、岩がゴロゴロしている地帯を通過して、樹林帯を抜けてから高ノ瀬への最後の上り。 高ノ瀬に到着してかるくご飯を食べることに。 本格的な休憩はもうちょっと先でしたい。 まだ全行程の3割程度しか終わっていないと思うので。
ここでおにぎりを食べるが、おにぎりがめちゃめちゃしょっぱくて美味しかった。 お腹が空いていたので、こんなにおにぎりが美味しいとは思わなかった。
高ノ瀬へ 高ノ瀬

高ノ瀬から白髪避難小屋までの区間はどんな道だったかほとんど覚えていないのだけど、地図を見る限りアップダウンは少ない。 草原を歩いて行くようなイメージだったっけ? そう思って歩いて行ったのだけど、草原を歩くような区間はわずか数分くらいしかなく、普通のアップダウンのある道だった。 矢筈山の落合峠からのルートのようなかんじだった。
途中で、60歳くらいの男性を追い抜き、白髪避難小屋まで一気に歩く。 白髪避難小屋についたのでここでしっかりと休んでいくことに。 この区間、歩いていてかなり眠かった…… おにぎりを食べてお茶を飲んで、寝転んで、疲れを癒やす。 先ほど抜かした男性も到着。 この男性、三嶺ヒュッテまで行きたかったみたいだが、もう体力的に限界とのことなので、今晩はここに泊まっていくとのこと。 そうとうクタクタの様子だった。
石立山 白髪避難小屋へ向かって 白髪避難小屋

40分くらいゆっくりと休んで、三嶺を目指す。 オレたちもあまりゆっくりしている時間はない。 暗くなる前に下山しなくてはいけないので。

白髪分岐まで少し上って、いざ三嶺方面へ。
韮生越まではかなり急な下りを歩いて行く。 左斜面には黄色い花が咲いていて綺麗なのだが、ガスの中なのであまり遠くまで見えず。 韮生越からは逆に上りとなる。 そのままカヤハゲ(東熊山)まで到着。 水分補給して先を急ぐ。
またまたしばらくの区間は下りとなる。 そして三嶺へ向けての最後の上り。 出だしは緩やかで途中から険しくなって。
そして突然目の前に巨大な岩が出現した。 ここから一気に傾斜が急になる。 じわじわと登って行き、ついに三嶺山頂に到着。 ここまで実に7時間かかっている。 
黄色い花 大きな岩 三嶺山頂

ひとまずヒュッテ前まで移動。 ここで少し休憩をする。
さて、暗くなる前に下山しなくてはならない。 名頃ルートを歩いて行くのだけど、この新ルートは今までに1度、旧ルートでも2度しか歩いたことがなく、道があまりよくわからない。
数年前に旧名頃ルートで13名くらいの遭難事故があったと思うのだけど、それから看板が大量に建てられていたはず。 まぁ迷うことはないだろう。 ここから先はストックを出して、ショックを吸収しながらグイグイと下りていく。 暗くなる前に下りなくてはいけないので……

一気に下りて、尾根道をひたすら下りて、林道までたどり着いた。
ここで道を間違えてしまった。 林道から再び山に入っていく道があったのだけど、気付かずひたすら林道を歩いて帰って来てしまった。 林道を50分くらいあるいて、ようやく名頃駐車場に到着。 着いたのは19時半で、もうライトを使わずに歩ける限界の暗さだった。

さぁ、ここから高松までは遠い…… 時間的には20分も変わらないだろうけど、池田ICから脇町ICまで高速に乗って高松に戻ってくる。
10時半くらいに高松到着し、「天然温泉きらら」で風呂に入って汗を流す。
すっかり時間が遅くなってしまったが、これから飲みに行きたい。 友達をお店の前で下ろして、オレは車を置きに家へ。 自転車に乗ってお店を目指す。
一宮の「花宝」へ。 深夜3時まで営業しているので、この時間から飲むにはここくらいしかお店がない。
お腹が空いていたのでたっぷり食べて。 お酒もたっぷり飲みたかったが睡眠不足と疲労で、そんなに飲まないうちから眠くなってしまう……
何時までいたのかはっきり覚えていないが、多分2時過ぎには帰宅。 友達と帰りは自転車押しながら帰ってきたが、いい感じによって10分くらい歩けて気持ちがよかったなぁ。

本日の登山、まず時間に追われる登山だったのが残念。 さすがに朝10時開始じゃ厳しかった。 が、友達が前日に到着したのが遅かったので、仕方ないといえば仕方ないのだが…… コース的にはひさびさにこのコース歩けて楽しかった。 高ノ瀬~白髪避難小屋の区間を歩くことは殆ど無いので。
高ノ瀬から見えた石立山。 この区間7時間かかるらしいが、実際に歩いたことないので本当にそんなかかるのだろうか?と思ってしまう。 そのうち歩いてみようかな。 せっかく白髪避難小屋までの道の様子もわかっているし。
しかし久々の登山でこのルートは長かった……

本日のコースタイム
10:07 名頃駐車場
10:40 二重かずら橋
11:16~11:25 国体橋
12:25~12:34 稜線合流地点
13:16~13:29 高ノ瀬
13:48 中東山方面分岐
14:13 1732m地点
14:56~15:31 白髪避難小屋
15:39 白髪山方面分岐
16:09 東熊山
17:01 三嶺
18:38 林道
19:26 名頃駐車場

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