第5回 おかやまマラソン

晴れ朝6時位に起床。 ドミトリーなので仕方がないが、朝4時位からゴソゴソしている人や、荷物の準備をしている人が多くて、目覚ましをセットした6時40分よりも早い6時過ぎに目が覚めてしまった。 ベッドでゴロゴロしていても仕方がないので、予定より少し早いけれど、準備をしておかやまマラソンの会場に移動することに。 会場は昨日の受付と同じ、ZIPアリーナ周辺の運動施設。 レンタルサイクルでも借りていこうかと思ったけど、返す場所が岡山駅近くしかなく、それだったらここから歩いても大して変わらないので歩いていくことに。
途中のコンビニで朝ご飯として、おにぎり2つとバナナを購入して、食べながら会場を目指す。

7時15分くらいにZIPアリーナに到着、既にすごい人混みだった。 ZIPアリーナの2階席は男性の更衣室となっていて、いつもそこに一旦荷物置いたり着替えたりして時間を潰しているので、今回もそこで。
荷物を置いて着替えてからは、トイレへ。 おかやまマラソンのトイレは大混雑するので、早めに行っておくのがよい。 この時間なら5分も待たずに順番が回ってきたのでのんびりと。
トイレ後は、ZIPアリーナに戻って靴に計測チップをつけたり、Twitterに意気込みを書いたり。
8時くらいに荷物預け、自分はZIPアリーナが荷物預け場だったので、1Fに降りて荷物を預ける。 それからもう一度トイレへ。 この時間のトイレは大混雑。 小用の列に並んだのだが、それでも10分くらいはかかったと思う。 各ブロックへの整列は8時半まで。 8時20分くらいに並ぶ、今回の自己申告タイムは3時間29分59秒で出したのかな、詳しいタイムは忘れてしまったがサブ3.5のタイムだったと思う。 それで割り振られたブロックはAブロック。 Sブロックが先頭なので、2番目のブロックだ。 AブロックはBブロックより人数が少ないらしく、締切10分前でもあまり混雑していなかった。
ZIPアリーナ前

開会セレモニーが始まり、豪華なゲストランナーが紹介されていく。 有森裕子さん、山口衛里さん、坂本直子さん、中村友梨香さん、重友梨佐さん、元サッカー選手の加地亮さん、茨城県知事、大森市長、スポンサーの社長からの話があった。 あっという間にスタートの時間となり、会場の緊張感が高まっていく。

スタートの号砲が鳴り響き、ランナーが続々とスタートしていく。 さすがにAブロックはスムーズで、すぐにスタートラインを通過して、おかやまマラソンが始まった。
今回の目標は3時間24分59秒以内(キロ4分50秒)、それがダメでも3時間29分59秒以内(キロ4分59秒)の、サブ3.5は達成したいと思っている。 なのでキロ5分は死守するラインとなる。
スタート直後の1kmは5分16秒と、混雑もほとんどなく、快適な出だしだった。 人は多いもののスペースはほどほどあって、回りのランナーも並列しておしゃべりしながら走る邪魔な人とかおらず、AブロックとBブロックでこうも違うものなんだなぁと実感しながら走っていく。 2km目を4.56、3km目を4.45で走る。 4km目で4.40だったので、これはちょっと速すぎると思ったが、その流れで走っていたら5km目が4.35ともう少しペースが上がってしまった。 最初の5kmを24分12秒、ほぼタイムのロスが無しで通過することができた。

昨日会った元同僚は6km過ぎ、「かつや」というお店が見えるくらいの場所にいると言っていたので、6kmを越えてから、歩道寄りに位置を変えて沿道の群衆を見ながら走っていく。 で、元同僚を発見して声をかけたが、キロ4分40秒くらいのペースで走っているので、声が届くのはほんの一瞬だった。 元同僚は不意を突かれたようで、家族ぐるみで応援している中、子供が自分のことを見つけられずにベソをかいていた、とレース後に教えてくれた。
国道2号線を超えてからは、国道30号線を延々と南下していく。 太陽が丁度南の方にあり、正面から日差しを受ける感じで非常に暑さを感じる。 各給水所に立ち寄り、スポーツドリンクやミネラルウォーターを飲んでいく。 11kmくらいの給水所では岡山名産の「シャインマスカット」が配られていた。 「1人1つ」と張り紙がされていたが、人気だから品切れになってしまうのだろう。 これは美味しくいただきながら先を目指す。
10km~折返しのある17kmまでは、ほぼ一定のペース、4.54, 4.50, 4.51, 4.52, 4.50, 4.55, 4.55と走ることができた。 16km地点にある倉敷川を越える倉敷川橋では時計を止めるのを忘れてしまって、16~18kmまでの2km分で9.50というタイムだったので、平均して4.55としてしまったが。

17km過ぎの折返しポイントを超えてからは「ちょっと疲れたなぁ」と感じるようになって、少々ペースを落として、4.59、4.59、4.55、5.04とギリギリ5分くらいのペースで走っていく。
21.1km地点の中間地点でのタイムは、1時間42分36秒。 目標では1時間42分~43分台としていたので、ちょうどピッタリなタイムだった。
中間地点を通過後の給水所ではナスの浅漬が配られていて、いつもそれを食べるのだが、今回はパス。 スポーツドリンクも取らず、最後のテーブルにあるミネラルウォーターだけを飲んで走っていく。
先を左折し、狭い田園風景の道へと入っていく。 岡山マラソンには過去3回出場していて、この道がいつも鬼門となっている。 南区役所までの5kmくらい続くこの道、そこで非常に苦しむことが多い。
22kmが5.01、23kmが5.12というタイムだったが、24kmでかなり疲れを感じて5.28。 25kmにある「笹ヶ瀬新橋」くらいで限界がきた。 そこの橋の手前にあるトイレに駆け込んでしまった。 そこで少々タイムをロスして、この区間は6.16かかる。 だが、ここで完全に終わった感じがした。 それから走り出しても全然走れず。 右脇腹が痛く、胃の中も非常に気持ち悪く嘔吐こそはしないものの、吐き気がこみ上げてきたり、非常に不快な感じがする中走っていく。

はっきり位置を覚えてないけど、笹ヶ瀬新橋を越えた直後くらいに、サブ3.5のペースメーカーに追い抜かれた。 それでも、26~28kmは止まることなく、6.02, 5.40, 6.05で走れたのだが、28.5km付近にあるトイレに再び行く。 トイレに行った直後は、胃の中も脇腹も調子良くなった感じがして走り出せるのだが、その後給水を取ったり、口の中に何か入れるとまたすぐに吐き気や脇腹痛が襲ってくる。
正直、この辺りで棄権しようかなと思ってしまった。 ただ、棄権した場合収容バスに乗ることになるのだけど、最後尾をバスが走ることになると思う。 なので、競技場に戻るのは最後尾の後になるので、スタートから6時間を越える、つまり15時をすぎる可能性が非常に高い。 帰りの電車は15時42分に乗らないといけないので、収容された場合は電車に間に合わなくなってしまう。 なので棄権するのは選択肢としてなくなった。 なんとかして、自力でゴール地点まで戻らないといけない。

そんなことを考えていたが、30km地点、岡南大橋直前のトイレにも再び行く。 トイレに行った直後に出現する岡南大橋は、逆に全く止まらずに走ることが出来てしまった。 当初の予定では、タイムを狙っていたので1分1秒が惜しい状況でのレースを想定していたので、31km地点のラーメン給食は食べないつもりだったが、もうタイムは関係なく、完走することが目標になってしまったので、ラーメン給食に立ち寄る。 5種類のラーメンが選べるのだが、あっさりしてそうな「隠岐島ラーメン」をいただく。 ラーメンを食べてとても美味しく、白桃ジュースも飲んで体は潤ったのだけど、食べたことによる反動で、この直後も全然走れず、ラーメン広場を出て数mのところにある救護所のスタッフに「大丈夫ですか?いけますか?」と立て続けに声をかけられてしまった。

31~39kmは旭川沿いの道路となる。 この区間はいつも非常に苦しくて1回を除き、毎回歩いたり走ったりの区間なのだが、今日もそんな感じだった。 32~33km地点くらいでサブ4のペースメーカーに追い越される。
32km地点でのタイムが2時間58分くらい。 ここまでかなりボロボロになった感じだけど、ここからのラスト10kmをキロ6で走れれば、それでもまだサブ4のタイムなのかと思って、ちょっと意外だった。 もっとボロボロなタイムなのかと思っていた。 だが、当然キロ6どころか、1km続けて走るのも難しかったので、歩いたり走ったり。 旭川沿いの道が長いこと長いこと。 途中で32kmくらいでは坂本直子さんに抜かれ、35km付近では重友梨佐さんに抜かれたが、ついていく気力も、走り出す気力も出ず。

36.7km地点のトイレに立ち寄り、これでトイレに4度も立ち寄ったことになる。 トイレに立ち寄ったから何かでるわけでもないのだけど、立ち寄ったことによって完全ストップするので小休止になるのかな、それから少しの間は口に何かを入れるまで意外に走ることはできる。
39kmを越えて、後楽園の北側にある大通りまで戻ってきた。 ようやくゴール出来るイメージがつかめてきた。 この旭川沿いが非常に長かった。 だが、ゴールするイメージは出来たとはいえ、半分走って半分歩くのは変わらず…… 39kmが7.08、40kmが11.07、41kmが9.16とかなりタイムが落ちている。 新幹線の下を通る下り坂から最後の走りをして、ここからゴールまでは走ると決めた。 ラスト500mくらいで元同僚が応援してくれており、途中経過を「応援navi」というアプリで見てくれていたので、大丈夫かと心配してくれていたようだ。 ラスト500mは走りはしたがラストスパートとかも出来ず、そのままゴールラインにたどり着いた。
非常に厳しい42.195kmだった……

タイムは4時間23分58秒で、サブ3.5どころか、サブ4も達成できなかったのだけど、23km付近で潰れた割には、思っていたよりもいいタイムだった。 5時間越えるのではないかと思っていたので……
今回が16回目のフルマラソンで、今日のタイムは歴代11位のタイムだったが……

ボロボロの体でZIPアリーナに荷物を取りに行き、今日は銭湯にも入れなさそうなので、体を濡れたタオルで拭こうと思ってプールサイドに作られている男子更衣室の仮設テントへ。
ここで、偶然にも同じトライアスロンチームの人が着替えていた。 16,000人も参加するこの大会で、偶然更衣室で知人に会うとはすごい偶然だった。 今日のレースの話をして盛り上がった。 この人は「岡山の知人とこれから飲む、その前にマッサージを」と意気込んで帰っていった。
体をスッキリさせてから、元同僚と合流して、会場を後にする。

駅まで15分くらいは歩くのだけど、42km走ったので足は疲れたといえば疲れたが、足が原因の大失速じゃないので、普通に歩くのとか階段の上り下りは問題ないんだよな。
電車は15時42分のマリンライナーに乗るので40分くらい時間があったので、岡山駅地下街のサンマルクコーヒーで談笑してきた。 本当はエネルギー補給するのにガッツリ何か食べたいのだが、マラソンレース後にものを食べると、そのままお腹を下すことが多く、特に今日は内臓酷使されて不調なので、より下す可能性が高いと思う。 さらに車ならまだしも、電車で帰らないといけないので、途中でそんなことになったら大変。

15時半くらいに改札に戻ったが、券売機は長蛇の列だった。 が、自分は昨日到着した時点で切符を発券しておいたのでスムーズに改札内に入ることができた。
さらにマリンライナーも激混みだったが、指定席券を4日前に購入しておいたので、混んでても全然関係ない。 マラソン後の疲労で、混雑したマリンライナーに1時間乗ってるのは地獄だろう……
そんなマリンライナーだったが、乗り継ぐ特急八雲が2分遅れで到着したらしく、乗り継ぎ待ちで2分遅れて発車。 さらに、早島付近を走っている時に緊急停止、減速中に車内アナウンスがあり「列車内で非常ボタンが押されたため緊急停止します、車掌が状況確認するまでお待ち下さい」と。 数分で電車は走りだしたが、茶屋町駅で数分停車する。 「急病人が出たため対応していました」のようなアナウンスがあり、結局10分遅れでの運行になってしまったみたい。 まぁ時間に追われてないのでいいのだが。
急病人がどんな人だったのかわからないが、ランナーの可能性はあるな。
マリンライナー 指定席券

16時40分くらいに高松駅に到着。 当初バスで帰ろうと思っていたのだけど、妻が迎えに来てくれると言うので、ありがたく車に乗って家に帰る。
家について、風呂に入って、夕飯を食べる。 お腹がペコペコなのと、家だったらお腹を下しても全く問題がないので、かなり大量に食べてしまった。 が、お腹を下す事はなかったので良かった。
今日は疲れすぎて19時40分くらいには寝てしまった……

今回のマラソン、なぜこんなに大撃沈だったのか。 序盤のペースは確かに速かったが、決してオーバーペースではないし、暑かったとはいえ大騒ぎするほどの暑さでもなかったし。
8月9月と練習内容は不安だったが、9月下旬~レース直前まではきちんと練習は積めていた。 2点ほど過去と違う試みはしていて、1つはランニングタイツを履いてない。 ただ、これは4月の香住マラソンでも履いておらずサブ3.5だしているのであまり関係がなさそう。 もう1つは靴を変えている。 レースで初めて使うPUMAの「スピードライト2」。 これは練習で2度履いており、まだ26kmしか履いてないシューズだ。 だが、シューズの感じは悪くなく、むしろ初代のスピードライトより足にフィットしていると感じている。 となると、岡山の呪いというか、岡山マラソンのコースと相性が悪いのだろうか? 過去3回とも非常に厳しいレースだったので先入観でもあるのだろうか? 2週間後に福知山、さらに3週間後に防府読売マラソンが控えているので、それらのマラソンに出場するのが非常に怖い。 しかも防府読売マラソンはグレードの高い大会で、制限時間が4時間となっているので、今日のような走りをしていたらゴールまでたどり着けずに関門で収容となる。 それは避けたいが、あと5週間程で、今回の原因を突き止めて、改善することができるだろうか。 最悪、福知山は捨てレースになってしまってもよいので、防府読売マラソンで結果を出したい。

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