第14回しまだ大井川マラソンinリバティ

晴れ朝5時位に起床。 今日は2年10ヶ月ぶりに参加するマラソン大会「第14回しまだ大井川マラソンinリバティ」の日だ。 この2年間以上のコロナ期間に走るはずのレースは全て中止になり、ようやく今日、本当のレースに参加することができる。 参加できる喜びと、久々すぎて苦しみそうな恐怖を味わいながら、今日のレースを楽しみたいと思う。

昨晩コンビニで買っておいたおにぎり、サンドイッチ、バナナを食べて朝ごはんとする。 その後はお風呂に入って体を温めてから、着替えや荷物などを準備する。
藤枝駅から会場の島田駅までは電車で8分くらい。 電車は10分間隔で運行しているので、特に時間を合わせてホテルを出る必要はない。 会場での準備などの時間を逆算して、6時55分くらいにホテルを出発し、7時16分くらいに島田駅に到着。

駅から受付会場までは徒歩15分。 シャトルバスもないので、皆徒歩で移動している。 皆と同じ方向に15分ほど歩いて会場に到着。 会場は川沿いにある土の陸上競技場の横にある広場。 島田市陸上競技場はマラソンのゴール地点でもある。 受付会場で検温・体調チェックシートの同意書を提出しリストバンドをもらう。 このリストバンドが検温チェック証明となっており、これがないと荷物預けやスタート地点に入れないらしい。
そこでしか使わないので、走っている途中に無くしちゃっても大丈夫。 というか、結構地面に落ちているのを見た。
マラソン会場

荷物を預ける前にトイレ行列に並びながら、inゼリーを飲む。 トイレを済ませてから、上着を脱いで荷物を預ける。
今日は半袖Tシャツ、短パン、5本指ソックス、PUMAのスピードライト2、キャップ、ガーミンで臨む。 補給食などは一切持たない。 コンプレッションタイツも無し。 もうずっとコンプレッションタイツ履いてないな。 あれは暑いし、水をかけても肌まで届かないので結構不便だった。

8時30分くらいに整列する。 会場に着いてから、時間にゆとりがなかったので、もう1時間くらい早く会場に来ていれば良かったと思った。
今回の申告タイムは3時間29分59秒で出していたと思うので、前から2番目のBブロック。 Eブロックまであって、参加者が5,000人くらいなので、各ブロック1,000人くらいだろうか? 今回はタイムよりも、歩かず4時間切って完走を目標にしているので、Bブロックの真ん中より少し後ろくらいに並んだ。 開会セレモニーが始まって、すぐにスタートとなった。
久々の大会なのでワクワクするのと、不安が入り混じっているなか号砲がなって列が動き出した。

出だしの1.5kmくらいはかなり混雑していて思うように走れないなと思っていたが、それでも最初の1kmは5.23だったので、Bブロックにいる人たちは、ちゃんと申告してるタイムくらいの走力なのだろう。
4時間切るには、キロ5分40秒でいいのだけど、最初からそのペースで行くのではなく、自然な感じの走りで行けるところまで行って、結果的に4時間切れればいいかなと思って走る。

流れに任せて走っていき、3km過ぎたくらいで、先程の競技場が見える付近まで戻ってくる。 4km超えたくらいに最初の給水所があり、トイレもあった。 給水して、トイレが1人しか待っていなかったのでトイレへ。 スタート前に行ったばかりだけど、やはりいきたくなる。 トイレでのタイムロスは1分20秒だった。 すぐに5kmを通過。 5km毎に計測マットが置いてあるが、距離表示も5km毎にしかないようだった。
ガーミン持ってきて良かったと思った。 1km毎に距離表示があれば手動でもなんとかなるが、距離表示無いのは厳しい。
5km地点から川沿いの「リバティ」という遊歩道をひたすらと走っていく。 5km~19kmまでが河口に向かって走っていく。 河口に向かうということは下っているということ。 そして19kmで折り返して37kmくらいまでが上流に向かって走っていく。 32km地点が今通過した5km地点とほぼ同じ位置なので、一旦ゴール地点を通過し上流に向かって、37km地点で再び折り返してラスト5km走ってゴールに戻るという感じ。
なので、リタイアするのなら32km地点がちょうどいいということになる。 香住マラソンも30km地点でゴール地点を通過して、36km地点で折り返してゴールに戻るという感じなので、コースの作りは似ている。

今日は風がそこそこあって、河口に向かって走っていくのが向かい風となる。 自分と同じくらいの速さで体格が自分より大きい人を探して、ぴったりと後ろについて風よけにさせてもらいながら走っていく。
ちょうどいい人を見つけて、その人をひたすら20km地点くらいまでついていったのだけど、この人は給水が上手くなくて、コップを取る直前で急に止まる、速度を落とさず走りながら取れないようで、2度もぶつかった。 2度目は完全に背中を手で押したような感じになってしまった。

河口に向かって走っていくのはけっこう快適で、キロ4分37秒~4分47秒くらいで楽に走れている感じだった。 15km超えたところで給食が出てきた。 フルーツステーションみたいな名前で、紙コップにフルーツが入ったものを渡される。 メロン、バナナなど色々あったが、一番手前で取ったのがたまたまメロンだったので、メロンを美味しく食べながら走る。

19kmの折り返し地点にはゲストの佐野千晃さんがいた。 20km通過が1時間38分57秒くらい。 ハーフ通過の中間点は計測がなかったのではっきりとはわからないけど、1時間44分00秒くらい。 サブ3.5のキロ5ペースだとハーフ通過が1時間45分00秒なので、前半で1分しか貯金できていなかった。 後半は2分遅れてもいいことになるが、これはかなり厳しそうだな。

そう思って弱気になってから、急にペースが落ちた。 ここまでキロ5分以内で走っていたのだけど、ここからの区間は一度も4分台を出せなかった。 最初は5分一桁を維持してたのだけど、途中からそれも無理になった。
折り返し地点から次の折り返し地点までの18kmは、50mくらい上るのだけど、1kmで2~3mしか上らない。 ということは、100mで20cmほどなので、ほぼ上りとは言わないような感じなのだが、それでも上りという意識だからだろうか、足も疲れてきたしどんどんダメになっていく。 折り返して風が逆向きになったので追い風のはずなのだが、風は全然力になってくれてないように感じた。 ただ、追い風なのは間違いないので、走っていても前からの風を感じず、非常に暑くなってきた。 エイドで水を取って、背中や腕や頭に何度か水をかけながら走っていく。

なんとか30kmまでたどり着いたが、もうキロ5分40秒台。 あと12kmだが、まだ12kmもある。 だけど、個人的には26km~30kmがどのマラソン大会でも、ゴールまでまだ16kmとかあると思って苦しい区間なので、そこを乗り越えてゴールまでの距離が現実的なものになってきたので、もうちょっと頑張れば……

32km地点に大エイドステーションといって、チキンラーメンやおでんなど、いろいろな食物を配っているエイドステーションがあるのだが、ここはスルーした。 というか、スルーしなかったら、絶対に歩いてしまうので、スルーせざるを得なかった。 本当はおでんとか食べたかったが、取るのにも食べるのにも、走りながらは無理で、ここで立ち止まったら最後。 この先は200m走って、200m歩いてという感じになってしまうのは間違いなかった。

ここからは気力との勝負。 このまま歩かなければサブ4は間違いないけれど、歩いてしまいたい誘惑に何度も襲われる。 キロ5分台を死守しようと頑張って走っていたが、折り返した区間の37kmが6.10、38kmが6.02になってしまった。 キロ6に突入すると、ジワジワとペースが落ちてくるので必死にペースを上げて5分台を取り戻す。 そこからはなんとか5分台で頑張れた。

40km地点を超えると気持ちも楽になって、あと2kmだと思えるようになってきた。 41kmを超えて少し走ってから島田市陸上競技場の土のトラックへ。 トラックを時計回りに走るので逆走するので変な感じになるがラストスパートをする。 ラストスパートしたら、今までの足の疲労は何だったのかと思えるくらい、きちんとスパートできて走れた。 で、そのままゴール。
さすがにゴールした直後はきつくて座り込みそうになったが、給水ペットボトルをもらって、計測チップを外してから、ようやく芝生に座り込んだ。

タイムは3時間42分36秒。 サブ3.5は遠かったが、ほぼ3年ぶりのマラソン、さらにシーズン初戦でこのタイムは上出来ではないだろうか。 シーズン初戦でサブ4取れたことは、今までに一度も無い。
このタイムは歴代5位のタイムで、サブ3.5を逃したタイムでは最速。 コロナ直前に走った最後のマラソン大会、2019年12月の防府読売マラソンでは、かなり苦しみながら3時間48分だったので、今回はそれに比べたら楽だったかもしれない。

11月はマラソン2連戦があるので、それに向けての試金石になったのでよかった。
ゴール地点

レースが終わってからは会場で少し休憩、マラソン会場で使える500円分の金券があったので、それでマグロラーメンというのを食べる。
マグロラーメン

それから、「伊太和里の湯」という入浴施設へ。 マラソン会場から温泉までのシャトルバスが出ている。 バスで25分くらいで温泉に到着。 汗を流して体を癒やして、上がってからはセブンティーンアイス食べたり、普段は飲まないカルピスウォーター飲んだり、体の内側を癒やす。
伊太和里の湯

帰りはシャトルバスで島田駅まで。 島田駅から鉄道に乗って藤枝駅に戻ってきて、一旦ホテルに荷物を置きに戻る。
荷物を置いてからは、すぐに外出。 夕飯を食べに、駅の南口にあるホテルオーレの中にある「流れ鮨 藤枝駅南口店」で夜ご飯。 「魚がし握り」というセットと、イカの漬物みたいなやつ、炙り秋刀魚の寿司、ビール1杯、日本酒1本で、お腹がいっぱいで苦しかった。
魚がし握り

もう疲労困憊なので、まだ18時過ぎだがホテルに戻って風呂に入って20時くらいには寝ようかなぁと思っていた。 が、日本シリーズを最後まで見てしまって、寝たのは23時前になってしまった。

レースの記録

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