第30回 福知山マラソン

雨朝5時に起床。 シャワーを浴びて目を覚まして、荷物をまとめて6時くらいにチェックアウト。 これから福知山まで移動しなくてはならない。 距離は20kmくらい? 高速道路ですぐだ。
外は雨が降っているし、かなり寒かったので、コンビニで温かいほうじ茶を購入して、飲みながら福知山を目指す。

福知山ICで高速を降りて、いつも停めている福知山駅西側のコインパーキングに駐車。 24時に日付が変わり、1日の最大料金が700円だ。 マラソンの駐車券もあるのだけど、駐車場は由良川沿いで、そこから会場まで1.5kmくらい歩かなくてはならない。 歩くのは別にいいのだけど、車を出すのがいつも大渋滞で1時間くらいかかっている様子。 それだったら、700円払って駅前に停めて、駅からのシャトルバスで会場に向かえばいいかなと思っている。 しかも今日は雨だけど、傘を持ってきていないので。
JR福知山駅

車の中に忘れ物がないようにしっかりと確認して、シャトルバスに乗ってマラソン会場である「三段池公園」へ。 受付を済ませて参加賞などをもらってから体育館へ。 まだ7時過ぎなので体育館はガラガラ。 だけど、これが足の踏み場のないくらい混雑するのを知っている。 通路沿いは外が雨なので、皆濡れた靴で歩くだろうから濡らされると思って、なるべく奥の壁のほうにレジャーシートを敷いて陣取る。 レジャーシートはあると非常に心強いのを過去の経験から知っている。
シャトルバス 受付 体育館

開会式が9時半から、ランナー整列が9時45分〜10時15分、スタートが10時半となっている。 その為、10時くらいまでは時間をつぶすことができる。 約2時間半、ゼッケンをつけたり、パンフレットを見たり、着替えたり、5回くらいトイレに行ったり。
スタート地点

今日は最初から最後まで雨の予報。 あらかじめダイソーでポンチョ型のレインコートを買っておいた。 キャップも被る。 手が冷たくなりそうなので軍手+神戸マラソンの黄色い軍手もある。 防寒用に普段は履かないコンプレッションタイツもある。 参加賞に上半身をカバーする小さめのビニールポンチョもある。 参加賞のビニールを被った上に、ダイソーのレインコートを被って、二枚体制。 走ると暑くなるだろうから、どこかのタイミングでは脱がないといけないのだけど、スタート前に20分くらい待機しないといけないので、そこで濡れて体温を下げるのは避けたいので。

10時過ぎたので、最後のトイレに行ってから、スタート整列に並ぼうと思ったら、外は強い雨が降っている。 この雨の中30分も待つの嫌だなぁと思って、体育館の軒先にいた。 立っていてもやることないし、今トイレ行ったばかりだけど、もう一度トイレに行ってこよう。 もう一度トイレに行って、10時10分くらいに外に出たら、強い雨がポツポツと小降りに変わっていた。 さっき外に出ないでよかった。
今回の申請タイムは3時間29分59秒で、Cブロックだった。 Cブロックに入って待機する。 そしたら、ポツポツ降っていた雨が完全に止んだ!
10時20分くらいからスタートセレモニーが始まった。 セレモニーといっても、ゲストの紹介があったくらいで、挨拶などはなかった。 MCが「青空が見えてきました!」と叫んでいた。

10時30分になってスタート。 雨の中の厳しい走りだと覚悟していたけど、直前で止んでくれて良かった! ビニール袋+レインコートはまだ着ているけど、早い段階で脱がないと暑くて大変そうだ。
福知山マラソンの出だし1kmちょっとは下り坂。 周りのペースに合わせる感じで、特にスピードは意識しないで走る。 神戸マラソンが終わってから、色々歩き回ったのでウォーキング的なものはしたことになるが、ジョギングレベルでの運動を一切してないので、どれくらい足が回復しているかは、スタートしてみないとわからない感じだった。 出だしの下り坂で感じたのはお尻付近と太ももの裏が微妙な状態、それと左足首と右膝も、痛いというほど痛くはないが、違和感は感じる程度。

出だしは下り坂なので、意識しないで走ってても5分22秒だった。 次の1kmも特に意識しないで走ったのに4分58秒だった。 3km直前でゴミを回収しているスタッフがいたので、レインコートとビニール袋を脱いでスタッフの所に捨てる。 「後でまた着るかもしれない」と、ビニール袋を携行して走っている人もいるけれど、自分の場合はお尻に入れても邪魔になって気になって、集中できなくなってしまうので、捨てた。 後のことは考えずに。

3kmが4分46秒、4kmが4分50秒と走っていく。 体の状態は完璧ではないけれど、無意識でこのペースで走れているので、無理にペース調整せず、このまま行ってしまえと思って、同じ走りを続けていく。 どんなペースで行っても、途中で足が終わって、後半は苦しい走りになるだろうから、なるべく後半苦しむ時間を短くしたいので…… 5km通過が25分10秒だった。

7km地点くらいが最初の給水。 今回は途中でトイレに行きたくならないように、スタート前はそれほど水分を摂っていない。 喉が乾いている感じがしていたが、それは緊張とか興奮から来るものだと思ったので。
なので、今の時点で喉の乾きを感じているので、給水ポイントが待ち遠しかった。 給水して走っていく。 

しかし、給水してからすぐに、トイレに行きたくなってきた。 スタート前に何度も何度もトイレに行って、今給水しただけなのに…… 仕方ないので9km過ぎにあるトイレへ。 約50秒ロス。
今回は雨だと思っていたのでタイツを履いているが、ここまで走ってきてタイツが非常に暑くて厄介だった。 途中でタイツを脱ぎたいと思ったが、脱ぐのに時間かかるし、脱いだら捨てるしかないので、それはちょっともったいない。 ただ、13km地点くらいから、またポツポツと雨が降り出してきた。 路面は水が溜まっている所などあって、そこを避けようとランナーが密集したりするのがちょっと危ないが、まだあまり雨が降っておらず靴も濡れてない状態なので、自ら水たまりの中に突っ込んでいくのも躊躇ってしまう。 接触しないように上手く位置取りながら水たまりを避けながら走る。

この辺りになって、足がだいぶ重くて、走るのがきつくなってきた。 ここまで、キロ4分50秒くらいで走ってこれているが、どこまで保てるだろうか…… とりあえずハーフまでは頑張りたい……
自分の前方に青いTシャツで「必死のパッチ」と書いてあるウェアを着ている、お笑い芸人ロッチの中岡みたいな人のフォームが独特ですごい印象に残っている。 がに股みたいな感じで腕も横に流れるように振っていた。 その人を前方に見ながら徐々に追いついていって、どのくらいのタイミングで追いついたかは忘れたけど、途中で抜かしたのは覚えている。
その後は黒いTシャツに黒いキャップをかぶった、身長175cmくらいのCブロックゼッケンのおじさんが、ほとんど体を動かさず流れるように足を動かして、全然力を使ってない走りだなぁと思って、その人をターゲットにしながら走っていった。
そして、またトイレに行きたくなってきた。 我慢すれば最後までいけなくはなさそうだけど、どうするかなぁ……

20kmの給食では、前半にバナナがあって、後半に黒糖があった。 エイドポイントは、基本的には前半はランナーが密集して危ないので、後半で取るようにしている。 なので、バナナは取れずに、黒糖しか取れなかったが、黒糖が甘くて非常に美味しかった。

21.1kmの中間点通過が1時間43分23秒。 前々回のしまだ大井川マラソンより37秒ほど速く通過している。 このペースで後半いければ、3時間26分46秒くらいになるはず。

22km過ぎた先の給水の手前にトイレがあったので、そこに寄る。 しかし、仮設トイレが1つしかなく、前の人がトイレットペーパーを回す音が聞こえるが全然出て来ない…… 本当に全然出てこないのでトイレ行くのやめてコースに復帰しようかと思ったが、それだと単にただ立ち止まっていただけで、またどこかでトイレに行かなくてはならないので、非常に悩んだが、待つことにした。
待っている間、膝を上げたり、アキレス腱伸ばしたり、ストレッチをして待っていた。 1分半くらいでようやく前の人が出てきて、結局このトイレで2分くらいロスしてしまった。

このトイレ待ちで、黒いおじさんは先に行ってしまったし、必死のパッチの人にも抜かされたと思う。 2分立ち止まっていたので心肺も落ち着いたので、トイレに寄る前よりペース上げて走っていく。
この区間、6分54秒かかってしまったが、ペースアップしたことにより、25kmまでを4分34秒、4分37秒と、けっこういいペースで走ることができた。

24km過ぎで折り返し。 今走ってきた川沿いのコースを、40.5kmくらいまで延々と戻ることになる。 例年この折り返しポイント直後にJAの私設エイドがあるのだけど、コロナだからかな、今回はなかった。 あそこで配っているおにぎりやお汁粉がとても美味しかった印象がある。

折り返しての1km、25~26kmも4分43秒で走ることができた。 トイレ終わってからの4kmが非常に良い感じで走れている。 自分の鬼門は25km前後なのだが、ここをこのペースで走りきれてるし、さっきストレッチした影響か?スタート時より足が軽い感じもする。 何故かはわからないけど、直感で「このままゴールまでいける」と思った。 なので、一旦上げたペースを落とすことなく、ゴールまで突っ込むことにした。

ポツポツだった雨はやがて本降りに。 服も靴も全て濡れてきたが、もうどうしようもない。 幸いにも体が熱を出しているので寒さはない。 手はちょっと冷たいけれど。 軍手をしたり、外したりして走る。
26kmくらいで、自分より少し背が小さい、キャップと眼鏡とビニール袋をつけている黒いウェアのおじさんと横に並んで走る。 ずっと同じペースで並走する。 どちらが前に出るわでもなく、前方に遅い人がいたら、その人を挟んで両側から抜いていく、そんなイメージで。 カーブの関係などで、たまに自然に左右が入れ替わったりするが、ひたすらそのおじさんと同じペースで並走していく。

30kmを通過しても並走。 並走を続けること6km、32km地点を過ぎたあたりでおじさんが限界になったのか、後ろの方に下がっていって、その後姿を見ていない。 知らないおじさんだけど、6km以上並走していたので、約30分も隣同士で走っていたことになる。 ラスト10kmで後ろに下がっていったけど、このまま耐えられれば3時間半切れるのでなんとか達成してほしい。

自分はずっと同じペースで耐える。 何キロ地点か忘れたけどセキスイハイムの大応援団がいて、バナナとチョコレートをもらった。 途中のエイドでは、また黒糖をもらった。 エイドで補給しながら頑張って走っていく。

34kmくらいから徐々にペースが落ち始めてきた。 残り距離は8km、8kmってピンとこない距離だけど、残り7kmになったら具体的にイメージできる。 普段練習で走っている距離になるので。
34~37kmまでは、約10秒ペースが落ちて、キロ4分45~50秒くらいで走っていく。

神戸マラソンでロングスパートをかけた38kmに到達した。 ここでペースアップするが、よく考えたら22km過ぎからペース上げたので、さすがに少々厳しい。 この1kmは4分39秒にペースが上がったが、またすぐに戻ってしまう。

そして40km通過。 もうサブ3.5は間違いないので、あとはどれくらいタイムを縮められるか。 ラスト2kmならスパートかけられる。 残っている力を振り絞ってスパートをかける。 が、福知山のラスト1kmちょいは上り坂になっている。 なので、最後の力はそこで振り絞らないといけないので、もう一段階ギアを上げられるくらいの余力を残してスパートをかける。
41kmがキロ4分43秒。 そして、ラストの坂へ突入。 これはもう頑張るしか無い。 あと5分でゴールできる、あと5分しか苦しめない。 頑張って腕を振ってスピードを上げる。 ここまではキツかったのは主に足だが、最後の坂は足よりも心肺がキツい。 最後の300mくらいで水色のウェアの人に抜かされて、必死になってついていこうとするが、その人のスパートの方が速くてついていけず。 だけど、自分なりに最後まで頑張ってゴール。
タイムは3時間26分20秒だった。

ゴール後は誘導にしたがって、ドリンク、完走Tシャツをもらって、計測チップを外す。 係員がやってくれるが、計測チップは自分で外したいので、自分で外した。 豚汁、しょうが湯、熱いお茶をもらって、ようやく雨が当たらない体育館の中へ。 上から下まで全身ずぶ濡れなので、着替えないといけないが、ゼッケンのついているウェア姿で写真を撮っておかないといけないので、着替えとスマホを持って、また雨の中へ。 近くのスタッフに写真を撮ってもらってから、着ていたものを全部脱いで、乾いているものへ着替えた。

靴はレース用以外の靴とサンダルを持ってきているが、靴履いても濡れるので、サンダルにした。 体育館で少し休んでから、温かいものを食べに行く。
飲食ブースがあるので、そこでうどんとおでんを500円ずつで購入。 汁まで飲んで体を温める。 外は強い雨で、今日は傘持ってきてないので、福知山駅に向かうシャトルバスに乗るのにかなり濡れてしまった。
うどんとおでん

福知山駅まで戻ってきて、車に乗ってホテルまで移動。 移動といっても、200mくらいしか離れてないけれど。
今日泊まるのは「ホテルサンルート福知山」。 始めて福知山マラソンに参加したときだったかな? このホテルに泊まった覚えがある。 料金は、1,300円の朝食が込みで、9,150円だった。
ホテルの部屋 ホテルの浴室

風呂で冷え切った体を暖める。 ゴールしてからだいぶ時間が経っているので、もう寒さは感じないけれど、風呂で暖まるのは最高だな。

17時半くらいになって、夜ご飯を食べに行く。 福知山マラソンの後にいつも行っている「地下酒場」というお店。 ここで、いつも飲んでいるおじさんと会っていたのだけど、おじさんは昨日来たばかりで今日は来ていなかった。 店主は金髪になっていてビックリした。 コロナ中止が2年あったので、3年ぶりなので見た目くらいは変わるよね。 お腹が空いたので食べまくって、6,400円くらいかかってしまった。 店主は自分の事を覚えてくれていて、また来年も来る約束をした。
地下酒場

今夜はサッカーワールドカップの日本VSドイツがあるのだが、さすがに今日は疲れすぎたので、22時前には寝る。

今回の福知山マラソン、神戸マラソンから中2日なので、どうかんがえても無理だろうと思っていた。 いかに苦しまずに終われるかをスタートする前までは考えていた。 だけど結果を見ると6大会ぶり・2019年4月以来のサブ3.5、今シーズンベスト、ネガティブスプリットだった。 神戸マラソンは、あれはあれできつかったので、いい刺激になったというか、刺激になりすぎた感じはあったけれど、もし神戸走ってなかったら、この結果はついてこなかったと思う。 守るものがなく、攻めるしかない状況だったので、それが結果的に良かった。 あと、22km過ぎのトイレでのストップ。 トイレ寄ってなかったら・前の人がすぐに出てきたらストレッチしてなかった、あのストレッチが効いたと思う。 だけど、やっぱり体がきつすぎるので、来年は神戸・福知山の2連戦はないかなと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です