応用情報技術者試験

晴れ今日は応用情報技術者の試験。 十分に勉強ができたとはいえないけど、一応準備して臨んだつもり。
昨年秋の基本情報受かった時点から、次の目標は応用情報と決めていた。
で、年末くらいに応用情報の本を買って、過去問アプリをダウンロードして、ちょこちょこと勉強し続けていた。 一日に長い時間は取れないけど、トイレは行ってるときとか、寝る前に数分アプリで過去問やるような生活が数ヶ月続く。
それだけやってると、問題見ただけで解答がわかるようになってるんだよね。
理解して解答を求めてるのではなく、この問題はこの解答と組み合わせを覚えてるような感じ。
合ってる問題も間違ってる問題も解説を見て、問題の意味を理解しようとする。

そんな生活が4月くらいまで続く。 4月に入ってから、ようやく試験の対策として、実際の過去問題を解く。 午前中は平均して、60問くらいは正解できるようになったかな。 あくまでも過去問なので、ほとんどアプリで解いたことあるようなやつなんだけど。
午後の勉強も4月くらいから。 午後の勉強って言っても、ひたすら過去問を解くしかない。 出題される分野は決まってるけど、内容は様々なので……

午後は、問1か問2をどちらか1問。 問3~問12のうち5問の選択式。
問1はマネジメント系の問題、問2はプログラム系の問題。
これはプログラム系の問題。
問3~問12は、技術系の問題を5問選ぶことにしている。
となると、午後でのマネジメント、ストラテジ対策はゼロとなる。

過去問をいくつも解いたのだけど、問2のプログラムがほとんど意味がわからない。 難しすぎる……
ネットワークも苦手分野で、なかなか思うように理解できない。
データベースは得意分野なのだけど、たまに難問が出題される。
組み込み機器は、やったことない分野なのだけど、比較的点数が取れる。

そんな感じで今日を迎えた。
試験は9時半から。 8時半くらいに着けばいいかな。 その前に朝ご飯食べて行きたいので、7時40分くらいに家を出る。

義実家に車を止めさせてもらい、そこから自転車で移動。 試験会場の香川大学まで、開いている喫茶店が無く、結局朝ご飯はコンビニのサンドイッチになってしまった。

試験会場に入り、時間まで最後の勉強をする。 そういえばこの教室、時計がないな…… 腕時計を持ってきてるわけではないので、試験中に時間を確認する術がない。
どうするか……
午前試験、試験開始一時間後に退出可能の合図、試験終了10分前に退出不可の合図。
午後試験、試験開始40分後に退出可能の合図、試験終了10分前に退出不可の合図。
これだけが試験中にわかる時間の流れ。

物をしまって、携帯の電源を切るように言われ、いよいよ試験が始まる。
そして問題用紙と答案用紙が配られた。
当然と言えば当然なのだけど、ほぼ初見の問題。 本当に知識を蓄えることができたかが試される。
全て回答し、3回見直ししても、まだ時間が余ってそう。 退出したら、試験終了の15分前だった。
午前試験が終わってから、教室に戻りお昼を食べながら午後の勉強をする。
午後が、最大の難関だな。
午後試験も開始。 問2のプログラムを解き、問5の問題をやっている途中で、40分の退出可能の合図。 まだ110分も残ってるので、ペース的には大丈夫だろう。
技術系の問題を攻め、2回ずつ見直し。 根本的にわからない問題はどうしようもないが、イージーミスなくせたと思う。

午後も退出し、時間は試験終了の20分前だった。 ITパスポート、基本情報の時は、時間ギリギリまで粘ったが、応用情報はあっさり終わった感じだなぁ。


今回の問題で印象に残った問題を。

問6 A,B,Cの順序で入力されるデータがある。各データについてスタックへの挿入と取りだしを1回ずつ行うことができる場合、データの出力順序は何通りあるか。
ア 3 イ 4 ウ 5 エ 6

単純に3つの組み合わせかと思って、3×2×1=6なので、エかなぁって思った。
が、よく考えたらスタックなので、Cを取りだした後に、Bより先にAを取りだすこと、できないじゃん、って思って、パターンも少ないので、全パターン羅列した。 で、答えはウ。


問9 相異なるn個のデータが昇順に整列された表がある。この表をm個のデータごとのブロックに分割し、各ブロックの最後尾のデータだけを線形探索することによって、目的のデータを存在するブロックを探し出す。次に、当該ブロック内を線形探索して目的のデータを探し出す。このときの平均比較回数を表す式はどれか。ここで、mは十分に大きく、nはmの倍数とし、目的のデータは必ず表の中に存在するものとする。
ア m+n/m イ m/2+n/2m ウ n/m エ n/2m

平均比較回数はlognとかlog2nとかlogn^2とかいろいろあって、正直覚えてない。
が、線形探索は先頭から順に探索していく方法なので、最短で1回。 データが必ず存在するとのことなので、n-1回目まで比較すればどこにあるか絶対にわかるので、最悪の場合でn-1回。 それの平均なので、n個の半分の時点=n/2 ただ、これは全データを検索する場合。 与えられてる条件では、n個のデータをm個に分割するとなっている。 なので、分割後はm/2。 分割された親の数はn/mで、それの半分だからn/2m。 分割された親の数+子の数を足せば出るはずなので、m/2+n/2mで、イ。


問19 あるクライアントサーバシステムにおいて、クライアントから要求された1件の検索を処理するために、サーバで平均100万命令が実行される。1件の検索に着き、ネットワーク内で転送されるデータは、平均1×10^5バイトである。このサーバの性能は100MIPSであり、ネットワークの転送速度は、8×10^7ビット/秒である。このシステムにおいて、1秒間に処理できる検索要求は何件か。ここで、処理できる件数は、サーバとネットワークの処理能力だけで決まるものとする。また、1バイトは8ビットとする。
ア 50 イ 100 ウ 200 エ 400

まず1回の検索=100万命令。 サーバ性能は100MIPS。 1MIPSは100万命令/秒、100MIPSなので、1億命令/秒。 1階の検索は100万命令なので、理論的に1秒に100回の検索までしかすることができない。 よって、ウエは違う。
次にネットワークを考える。 データと転送速度で単位が違うので合わせる。
2×10^5バイト=200000バイト
8×10^7ビット/秒=1×10^7バイト/秒=10000000バイト/秒
比率で考えると
200000:10000000=2:100
よって、転送速度的に50回分のデータしか転送できない。 答えはア。


問30 トランザクションが、データベースに対する更新処理を完全に行うか、全く処理しなかったように取り消すのか、のいずれかを保証する特性はどれか。
ア 一貫性(consistency)
イ 原子性(atomicity)
ウ 耐久性(durability)
エ 独立性(isolation)
データベースのACID属性に関する問題。 これ、それぞれの意味を覚えてなかったので難問だった。 名前的にウエは違うっぽい。 アイのどちらかなんだけど、どちらだろうか。
一貫性の意味はよくわからないけど、原子性の原子物質の最小の単位だよね。 よく考えたらそれは、0or1しかない。 まさにコンピュータ。 完全に行うか、全く処理しないか、まさに01。 よってイを選んで正解。


問32 CSMA/CD方式のLANで使用されるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)hs、フレームの蓄積機能、速度変換機能や交換機能をもっている。このようなスイッチングハブと同等の機能をもち、同じプロトコル階層で動作する装置はどれか。
ア ゲートウェイ イ ブリッジ ウ リピータ エ ルータ

OSI7階層に関連する問題。 OSI7階層は無理やり覚えた。 アプセトネデブという謎の暗号文をひたすら覚え、
アプリケーション
プレゼンテーション
セション
トランスポート
ネットワーク
データ
物理
と、関連付けた。 で、ゲートウェイは、基本全階層にまたがるのだけど、教科書的には、トランスポートより下の階層。 ルータはネットワーク層、スイッチ、ブリッジはデータ層、ブリッジは物理層と記憶している。 で、スイッチと同じ階層で動作する者なので、イ。


問52 システム開発のプロジェクトにおいて、EVMを活用したパフォーマンス管理をしている。開発途中のある時点で、EV-PVの値が負であるとき、どのような状況を示しているか。
ア スケジュール効率が、計画より良い。
イ プロジェクトの完了が、計画より遅くなる。
ウ プロジェクトの進捗が、計画より遅れている。
エ プロジェクトの進捗が、計画より進んでいる。

大嫌いなマネジメント系の問題。
先日分からなくて調べた、アーンドバリュー分析に関連する問題。
PV=予定の作業量
EV=実際の作業量
アイは選択肢から除外される。 ウエのどちらかだけど、予定より実際が進んでいるばあいはEV-PVが正の値になる。 逆に負の値ということは、遅れていることを示す。
過去問では、PV、EVの意味がわからず手も足も出なかったが、調べて覚えておいたから解けた。


過去問からも数問出たが、過去問と全く同じ問題でも解けない問題も何問かあった。
結果発表は6月中旬なので、忘れてしまいそうだけど、少しでも勉強を怠ると、どんどん知識から消えていってしまう。 受験するしないにしろ、過去問解くのを習慣にしていれば、知識は維持できるかもしれない。