【徳島】三嶺(敗退)

晴れ今日は三嶺に登山に行く。 4時起床、4時15分出発。
財田から徳島県に入り、32号を南下。 かずら橋付近を通り、国道439号線経由で、癒しの温泉郷まで到着。
路面の積雪を心配していたが、439号線まで、雪が全くなし。 最後の癒しの温泉郷に向かう、国道439号線をそれるところから先は、積雪が数百mあった。 半分凍りついているような状態だったが、問題なく到着。
癒しの温泉郷の駐車場に車を止めたが、積雪で40台くらい止められるスペースに2台しか止められないような状況。 コンビニとか、雪かきしてあるのがすごいありがたいね。

準備をして7時くらいに出発。 旧小采家の前の道から積雪がある。 この当たりの積雪は10cm程度。 登山口から登山道に入り、民家の脇を通り山の中へ。
今日は積雪が凄そうだ。 しかもトレースがないので、ひたすらラッセルをしていかないといけない。 体力持つかな……

民家の脇を抜けた先からは雪の量が増えた。 積雪は20cm~。 樹林帯の中ではそれほど積もってないが、木々が無く斜面がむき出しのところは、膝くらいまで埋まる箇所もある。
積雪 積雪 積雪 足跡

これはしんどいなぁ。

1回目のモノレールの下をくぐる部分まででもけっこう消耗。 まだ超序盤だぞ、ここ。 2回目のモノレールをくぐる箇所までは、それほど雪が無かった。 モノレールをくぐり、再び斜面へ。 ここから傾斜が急になる。

積雪は40cmくらいだろうか? 埋まるのは足首の上くらいまで。 このくらいなら問題ないのだが…… ところどころ木々のない箇所があるのだが、そこはやはり膝くらいまで埋まる。 めちゃめちゃ消耗しながら、大汗をかきながら歩く。

ラッセルに苦労しながら歩いていく。 再びモノレールの線路が見え、並行してあるく辺り、小さな屋根のある小屋があるところまでやってきた。 もう少し登ったら再びモノレールをくぐって、少し行ったら旧造林小屋だ。

しかし、この小さな小屋。 見えてから小屋まで、たぶん100mもないのだけど、めちゃめちゃきつかった。 小屋で休もうかと思ったが、小屋の屋根の下もどか雪のため断念。 旧造林小屋まで頑張るか……

モノレールのレールの下をくぐり、ようやく旧造林小屋に到着。
旧造林小屋

夏なら1時間20~40分くらいでたどり着く距離。 なんと2時間もかかった。 めちゃめちゃ疲れた……
おにぎりなどを食べ、栄養補給。 お茶を大量に飲んで水分補給。 チーズを食べて気分もすっきり。

だが、ここから先がまだまだ長いんだよね。 過去の記録を付けているノートを持ち歩いているので、過去の記録を見てみるが、
2010.02.13 積雪10cmくらいのとき、1791m地点まで、ここから1時間20分
2010.09.19 快晴、1791m地点まで1時間30分。

いずれもその程度の時間で歩けている。
が、ここから先、けっこう急になるんだよね。

さて、先に進もうか。 出だしより雪は当然増えていて、この当たりだと、少なくて25cmくらい沈む。 深いところで膝くらいまで埋まるので50~60cmくらいか?

登りではあまりストックは使いたくなかったのだけど、足だけじゃけっこう限界っぽい。 ストックを使うことに。 スノーバスケット付けたけど、効果あるのか?これ。 付けても普通にストックが沈みこむ。

傾斜も急になり、息も上がるし、ふくらはぎがすぐ痙攣しそうになる。 ストックに頼りすぎたのか、腕も上がらなくなってきた。
まだ全然進んでいないのに、もう1時間経過。 休憩しようか…… 座り込んでおにぎりを食べる。 たぶん、通常だとここまで30分くらいで来れるんだろうな……
白い景色 積雪 積雪 積雪

そして、途中から道が完全に消えた。 雪が積もりすぎていて、正規のルートの方を歩けない。 去年来た時、斜面に雪が凍りついていてアイゼンを装着したあたりの道。

この場所、道が細く、山側はけっこうきつい斜面。 谷側は超急傾斜で落ちたら滑って死ぬだろう。
道のある場所はわかるのだが、そこを歩くのは危ないな。

なので、道のない斜面を直接上がることに。 まぁ道に迷っても、少し歩いたら、樹林帯から抜け出して、気持ちのいい広場がある。 そこまでは間違いなく行けるだろう、道がわからなくても。

斜面を直接登り始めるが、やはり雪が深い。 普通に一歩ごとに膝まで埋まる。 そして急傾斜。 とても立っては歩けないような個所もあって、膝で這って登ったりもした。

しばらく歩き、正規のルートに合流。 が、正規のルートがわからなくなってしまった。 まぁいいや、広場はもうすぐ。 このまま真っすぐ歩いていこう。

この辺りが一番きつかった。 1分で15mくらいしか進めない。 息を整えて歩き始める。 が、数歩歩くと息が切れる。 また整える。 また歩く。 思うように前に進めない…… この場合はわかんが有効なのか? 傾斜がきつすぎて、スノーシューは使えないような気がする。

傾斜が緩くなり、広場が近づいてきた。 が、相変わらずすぐに体力が無くなる。 そして、ようやく広場まで到着……
途中で15分くらい座り込んで休憩したが、旧造林小屋からこの広場まで、2時間10分もかかっている…… 通常の倍近くの時間。

ちょっとこれ、山頂まで行くのは無理っぽいなぁ…… 時刻はまだ11時20分なのだが、ここから先も雪が少なくなることはないだろう。 むしろ多くなるだろう。 通常の倍の時間かかるとなると、ここから山頂まで3時間はかかりそう。 倍の時間ですめばいいが、1分で20m程度しか進めないとなると、とても3時間じゃたどり着けない。 もしたどり着けたとしても、体力的に限界かもしれない。
今日は諦めるか……

とりあえず広場で休憩。 塔丸~丸笹山~剣山~次郎笈が綺麗に見える。 どの山も積雪がすごそう。
雪の上に寝転がって、おにぎり食べたりお茶を飲んだり。 30分ほど休憩したので、そろそろ戻ろうか。
気持ちのいい広場 雪紋? 広場 広場 広場 ストック 剣山~次郎笈 塔丸~丸笹山 広場 広場 広場 広場の足跡

1791m地点まで行ってみようかと思ったけど、もう心が折れてしまった。 1791m地点までもまだ30分くらいかかりそうだし……

積雪の下りはめちゃめちゃ楽しい。 一歩が通常の2歩くらい進むことができる。
先ほど休憩した場所まで、登りは45分かかった道が、下りは僅か15分。 これは楽しいなぁ。

膝にも全然負担がかからないし、スピードも出るし楽しいなぁ。
広場から旧造林小屋まで、僅か45分で下りてきた。 ここから登山口までも一気に下る。

旧造林小屋から50分程度で登山口に到着。

今日は山頂まで行けず、非常に残念。 だけど積雪の怖さとラッセル技術を学ぶことができたかな。 やっぱ一人でひたすらラッセルは体力が持たなかった……

次回は、わかんでも購入してから来るか。
登山口付近 癒しの温泉郷駐車場

本日のコースタイム
07:05 登山口
09:02~09:12 旧造林小屋
10:20~10:34 休憩
11:20~11:55 広場
12:38~12:39 旧造林小屋
13:23 登山口