今日は三嶺に登り、そのまま天狗塚まで行く予定。
4時10分起床、4時半出発。 先週も通った道を2時間ほど走り、いやしの温泉郷付近の三嶺登山口駐車場に到着。
予想はしていたが、かなり雪が少なそうだ。 剣山はもう白くない…
準備をして7時登山開始。 ここから三嶺までってけっこう遠いらしい。 コースタイムを見たら、3時間50分となっている。
地図から読み取れる標高差は1110m。 かなり激しい道のようだ…
まずは登山道というか、田舎の道みたいなところを登っていく。
民家の脇を通り、そこから山の中の道へ。 いきなりけっこうな斜面の道だ。 太ももがやられそうだ。
観光モノレールがあり、その下を2度くぐる。
モノレール2度目をくぐってからがこの道がつらくなった。 一気に傾斜が上がり、忍耐の道が続く。 おそらく登山道としてではなく、林業者用の道として整備されてる道なのでこんな急傾斜なんだろうな。 一気に標高を上げていき、だんだん地面も白くなってきた。
で、ようやく旧造林小屋に到着。 既に使われておらず、廃墟になっている。
この小屋を越えてからしばらく歩いたらいきなり景色が変わった。 まばらな雪だったのが、一面の雪に変わった。
木々にも雪がついていて、視界も茶から白に変化。
そして、ついにその時がやってきた。 突然登山道が消えた。 そして目の前に立ちふさがる凍りついた雪。 斜度は30度ほど。 左は急傾斜なので滑ったらそのまま数十m転げ落ちていくだろう。 アイゼンつけるか。
アイゼン付けて、この先続く同じような数か所は問題なく乗り越えられた。
さらに高度を上げていき、一面の雪野原に出た。
ほとんど平らでとても美しい。 今日は空気が澄んでいて遠くの山々もとても綺麗に見える。
はやく三嶺山頂に到達して、360度の景色を眺めたい!
そんなことを思いながら歩いていると、標高1791m地点に到着。 目の前には三嶺小屋と山頂が見える。 いったんこの谷を降りて、最後の上りを登れば三嶺小屋だ。
最後の上りに入って、後ろを振り返ってみると、愛媛の山まできれいに見えた。
最後の上り、雪のない季節だったらけっこう辛いのかもしれないけど、景色もいいし雪もあるし、楽しくてあっという間に登りきってしまった。
わずかに遠くなるが、三嶺小屋の前から山頂を目指すか。 池も見たいし。
池が全面凍っているので、乗ってみようかな? 乗っても大丈夫かな? 突っついて試してみようと思って池のほとりに降りてみたら、そこは既に水だった場所らしく、足元は氷で、体重をかけた瞬間氷が割れて右足が水没。 あわてて左足も踏ん張るが左足も同様に水没。 もう一歩右足も水没し、急いで脱出。 危なかった… 登山靴なので浸水はしなかったが。
少し歩いて三嶺山頂に到着。 360度の大パノラマ。 この素晴らしい景色、最高だね!
本来、この登山道から登ってきたらここで引き返すのだが、今日は天狗塚まで足をのばす。 あまりゆっくりしている時間はないな…… そのまま天狗塚を目指す縦走路へ。
天狗塚に行くには、いったん100mほど標高を下げ、西熊山まで100mほど登り返す。 その後120mほど標高を下げ、お亀岩を通過し、天狗塚まで120mほど登り返す。
まずは西熊山。
しばらく歩き西熊山に到着。 南側斜面は雪がほとんど溶けているが、北側斜面はかなり残って凍りついているな。
次のピークを越えれば天狗塚は目の前。
しばらく歩き、お亀岩の分岐に到着。 少し下れば避難小屋があるのだが、面倒なので避難小屋は見ないでいいか……
先ほどまでいた、三嶺がもうあんなに遠くなっている。
天狗峠への上りを登り、天狗塚はもう目前。
天狗塚直前の上りは少し凍りついていたが、無事到着。
しかし、これから牛の背まで行ってみるので、ゆっくりしている時間はない。 おにぎりを1つ頬張って、牛の背を目指す。
普段あるのか、雪解け水でできたのかわからないが、巨大な池が凍りついていた。 先ほど見たいになったらいけないので、近づかなかったが…
こちらはほとんど雪がなく、牛の背に到着。 ここも展望が素晴らしい場所らしいのだが、三嶺での展望が素晴らしすぎたので、こちらの展望が霞んでみえる。 雲も出てきたし。
さて、戻るか。 天狗塚への上りの直前に、巻き道があり、天狗塚ピークをパスして天狗峠への道に合流できる。 当然そちらの道を選び、天狗峠へ。 あとは西山林道を目指して下るだけ。
ここの下りはかなり急なんだよな。 去年の4月末に来たので少し覚えている。
雪が凍りついていて危ないので、再びアイゼンを装着。 1476m地点まではアイゼンで歩き、そこでアイゼンを外し降りてきた。
で、ようやく西山林道の登山口に到着。
本来はここまで車で来て、天狗塚に登って降りるのが一般的なのだが、今日は三嶺から来たので、そこまで戻らなくてはならない。 しかしここで大きなミスを犯していた。
昨日、どのくらい林道を歩くのか調べたのだが、だいたい5.6kmくらいで、1時間20分くらいと見ていた。 しかし実際歩いてみたら……10km、1時間45分もかかった… オレが測った距離と全然違うな……
まぁ無事に車まで戻ってきた。 あとは家まで3時間の運転~
本日のコースタイム
07:00 いやしの温泉郷登山口
08:13~08:23 旧造林小屋
09:41~09:51 1791m地点
10:21~10:36 三嶺山頂
11:15 大タオ
11:38~11:45 西熊山山頂
12:06~12:10 お亀岩分岐
12:31 地蔵の頭分岐
13:01~13:08 天狗塚
13:41~13:47 牛ノ背
14:12 天狗峠への道合流
14:25 天狗峠
14:59~15:03 1478m地点
15:30 西山林道登山口
17:16 いやしの温泉郷登山口
「三嶺」タグアーカイブ
【徳島】三嶺
今日は会社の人2人と徳島の三嶺という山に行く。
朝5時会社集合。 国道438号、県道44号を経由して名頃登山口に到着。 高松からここまで約3時間。
今日はすごいいい天気で楽しい山登りになりそうだ。 会社の人1名は本日が初登山。 山の知名度も天気も申し分ない。
さっそく出発。 三嶺は、どの登山道から歩いても3時間近くかかるため、四国のなかではけっこうたどり着きにくいとされている山らしい。 前に白髪山経由で登ったが、そのときも3時間半近くかかってるな。
はじめは林道を2kmちょっとあるく。 林道歩きが終了してからが登山開始だ。 初めからけっこうな登りが続く。 知名度、人気の高い山だけあって、けっこう人がいるな。
歩くこと1時間ほど、ダケモミの丘に到着。 ここで少し休憩しようか。 ずっと登りっぱなしで景色も全然見えない道だった。 さっきの林道をさらに進むと、ダケモミの丘から30分くらいの登山道入口があるみたい。 ただ林道を歩く距離がかなり長くなるので、そっちの方が疲れそうだ。
ここから山頂まではコースタイムだと1時間20分。 もうすぐだな。
少し歩いたら森林地帯を抜けて、とても景色のいい場所にでた。 上を見上げると赤く色づいた木々と岩が見える。 左手には剣山への縦走路、後ろを振り返るとはるか遠くに剣山が!
このあたりから傾斜が急になってきたが、景色がとてもすばらしいので全然疲れを感じさせない。 どんどん高度を上げて行き、視点の高さもどんどん上がっていく。
最後の登りを登りきったところで、ヒュッテ方面と山頂方面の分岐。
ここから山頂までは10分ほど。 もうひとふんばりだね。
そして山頂到着。 けっこう人がいるなぁ。 そして360度晴れ渡っていて景色が最高!
じっとしていると結構風があって寒かったが、おいしいおにぎりと温かい紅茶を飲んで昼休憩。 次から次へと人が登ってくる。 ほとんどの人が名頃から、次に多いのが白髪山方面から、西熊山方面から来る人は1組しかいなかった。
たっぷり1時間ほど休憩し、下山することに。 帰りにちょっとヒュッテをのぞいてみよう。
まぁただの避難小屋なので、何もないのはわかっているが、想像していたものよりはるかに立派だった。 こんなに整っているのか。
帰り道、鹿に遭遇した。 最初は気づいて逃げられてしまったが、しばらくしたらまた戻ってきた。 カメラを構えるとカメラ目線でサービスしてくれた。
あっという間に林道まで下山してきたが、林道歩きが長かったなぁ。
会社の人、今日が始めての登山だったが、もう来ないだろうなきっと……こんなに天気に恵まれて景色も最高だったので、デビューにはぴったりだっただろうけど。
本日のコースタイム
8:53 名頃駐車場
9:34 登山口入口
10:26~10:40 ダケモミの丘
11:00 標高1600m地点
11:44~12:50 三嶺山頂
13:47~13:56 ダケモミの丘
14:37 登山口入口
15:12 名頃駐車場
【徳島高知】白髪山~三嶺
今日は高知の「白髪山」から登り始めて、徳島の「三嶺」に行く予定。 県をまたぐが、コースタイムにして片道3時間半くらいの予定。
白髪山の入口までのアプローチが長かった。 剣山系があり、ぐるりと山を越えて、南側から回り込まないといけない。
朝5時半に出発。 国道32号をひたすら走り、南国手前から国道195号へ。 先週来たばかりのアンパンマンミュージアムが併設されている道の駅で朝ごはん。
そこからさらに40kmほど山道を走り、ようやく白髪山登山口に到着。
距離にして188km、なんと4時間もかかった。 高知側の剣山系は遠い……
今日は天気も怪しいので、早く登ってしまおうか。 今回の登山では目標を2つ立てている。
1つ目は「膝無痛登山」。
やはり膝を鍛えても、痛くなるときは痛くなる。 今回は膝を全く痛めずに帰ってこようというもの。
2つ目は「60分で10分休憩を取る」
一人で行くときはだいたい通しで歩いてしまうため、6時間くらいの登山に対して、休憩が30分くらいしかないことがよくある。 足の疲れと膝の痛みは直結してそうな感じがするので、意識的に休憩時間を増やそうというもの。
白髪山登山口の看板の脇から山に入る。 白髪山……道が…… 短い時間で山頂まで上がれるため、初心者の人がたくさんくるためだろうか? ずっと木の階段が整備されている。
そんな道を登ること40分ほど、白髪山山頂に到着。
景色は……ガスに包まれて全く見えない……
約束どおり、きちんと10分の休憩を取って、三嶺を目指すか。 ここからは緩やかな道が続く。 この道も歩くこと40分ほどで、「白髪山分岐」というところに到着。 剣山から縦走してきたら、ここに出る。
ここから200mほど、急な道で標高を落とし、そこから「東熊山」山頂まで一気に登る。
下っている最中、ガスで全く見えなかった景色が、ようやく晴れてきた。
韮生越を通過し、東熊山の山道へ。 道は5cmほどの雑草が生えている土の道なのでとても歩きやすい。
すぐに「カヤハゲ(東熊山)」へ到着。
まだまだここは通過点。 ここからコースタイムで1時間10分らしい。 さて、ラストの歩きがんばるか。
平坦な道がしばらく続き、徐々に緩やかな登りの道に変わる。 たまに木々の切れ間から三嶺の姿が見える。
木々が全く見えなくなった辺りから、登りが急になる。 鎖も見えてきた。
鎖場はわずか3mほどだし、巻き道もあるので安心。
鎖場を越えたら、もう山頂だと思っていたのに、まだこんなにあった……
天気は悪いがガスもなくなってきたので、景色がすごい。
そして三嶺山頂に到着。
天気が悪いせいか、誰もいない…… けっこう人気のある山なんだけどなぁ……
景色を見ながらお昼ご飯のおにぎりを食べ、休憩する。
けっきょく山頂で人に出会うことはなく下山することに。 最後の登りが急だっただけに、下りもかなりの急だな。 膝を痛めないよう慎重に下りなくては。
帰りはあっという間で、すぐにカヤハゲに到着。 韮生越まで行ったら休憩しようと決めていたので、カヤハゲの下りを一気に降りる。 そこで一休み。
さて、あとは白髪分岐までの200mほどの急な登りか。 だが、思ったよりも全然楽で、すぐに分岐に到着。 平坦な道を歩き、白髪山まで戻ってきた。
あとは最後の難関、白髪山の下りだけか。 全て木の段差が整備されているので…… 暇だったので何段くらいあるのか数えてみた。 笹に埋もれているものや壊れているものもあり、多少の誤差はあるかもしれないけど、登山口~白髪山山頂まで、706段の木の段差があった。 これはつらい……
無事、下山した。 今回はかなり歩き方を意識したので、膝は全く痛くならなかった。 次からこのペースで登ろう。
さて、ここから香川までどう帰るかが問題だな。 同じ道で帰ったら同じくらい時間がかかるだろう…… ちょっと西に、峠道があるのでそこから帰るか。
矢筈峠、西祖谷林道、国道493号、落合峠、とずっと峠道で吉野川までやってきたが、こっちのほうが距離は30kmほど短いのだが、時間は30分ほど多くかかってしまった。
本日のコースタイム
9:36 登山口
10:18~10:28 白髪山山頂
11:07 白髪山分岐
11:35 韮生越
11:48~12:05 カヤハゲ(東熊山)山頂
13:00~13:25 三嶺山頂
14:08 カヤハゲ(東熊山)山頂
14:17~14:28 韮生越
14:54 白髪山分岐
15:27~15:35 白髪山山頂
16:03 登山口