台湾旅行三日目

曇り7時過ぎに起床。 寝不足すぎて朝が辛い……
今日は「国立故宮博物院」に行き、夜は台湾最大の夜市「士林」に行く。 時間的に夜、士林にいればいいので、博物院は昼過ぎからいけばいい感じ。
なので、午前中は別の場所に行こう。

まずは「総統府」を見に行くことに。 日本統治自体に作られた建物で、今でも使用されている歴史ある建物である。
MTRで「台大醫院駅」で降りる。 駅を降りた目の前には「二二八和平公園」というのがあった。 台湾では1947年2月28日に歴史的な大事件の始まりとなる事件が勃発した。 その事件を語り継ぐために公園として整備されている。
公園の敷地内に「国立台湾博物館」というのがあるので見に行ってみた。 10時開館なので、まだ8時くらいなので開いてはいない。
博物館の前には特設テントなどが建てられ、何かのイベントの準備をしていた。 博物館の正面がよく見えず、残念。
公園内 公園内 公園内 博物館 公園内

公園内をのんびりと歩く。 祈念碑があったり、丸くとがった石が敷き詰められて、素足で歩く「健康歩道」などがあった。 健康歩道の上では、巨大数珠のフラフープのようなものをやっているおばさんや、寝っ転がって全身を鍛えているおじさんなどがいた。
素足で歩いてみたが、ツボが刺激されて痛い痛い!
健康歩道 禁止事項

公園を出て「総統府」へ向かう。 総統府目の前の道路はめちゃめちゃ広かった! そして総統府ではイベントの準備が行われていた。 10月10日が、国慶節といい、中華人民共和国が誕生した日とされている。 建国記念日のようなもの。
今は中国と独立でもめている台湾だけど、国慶節は同じく10月10日となっている。
総統府は厳重に警備されており、ライフルを持った警察官が数人立っている。
建物をよく見たかったが、イベントの準備の建物のに邪魔されて、あまり見ることができなかった。
台湾創立101年目 総統府 総統府

そのまま裁判所、司法院、法務部などの前を通り、「南門」という所を通り、「中正祈念堂」にたどり着いた。
法務部 南門 交差点

自由広場と書かれたところは巨大で、みな思い思いの時間を過ごしている。 太極拳をするもの、ダンスをする学生、吹奏楽の練習をする学生など。
同じ敷地内に「国家音楽丁」「国家戯劇院」が立っている。 どちらも立派すぎる建物! そして中正祈念堂へ。 正面の階段は老朽化工事のため通ることができず、横の入口へ回る。
喉が渇いたので自動販売機でキウイのジュースを購入。 なんか薄いキウイだった。
国家音楽丁 自由広場 国家戯劇院 国家戯劇院 中正祈念堂 国家戯劇院 中正祈念堂 キウイジュース

祈念堂の中は博物館みたいになっているのだけど、とりあえずお腹がすいたのでご飯を食べることに。 こんな祈念館の中に入っている食事を食べる店は、とても高そうな感じがするけれど仕方ない。 まぁ味は保証されているだろう。
ここは特殊なシステムで、1人が使う最低料金が定められていた。 いくらか忘れてしまったのだけど、120台湾ドルくらいだったと思う。
麺類を頼み、それを超えていたので問題なし。
麺はうどんのような麺だけど細い。 味は…… 不味くは無かったけど、美味しくは無かったな…… 台湾で美味しいラーメンみたいなのを食べたいのだけど、なかなか当たらない。 そもそもラーメンなんてないのだろうか? 一度も目にしてないな。
レストラン 麺類

博物館には台湾建国の父「蒋介石」の生誕~死没するまでのいろいろな資料が展示されていた。 小学生のころからよい意味での問題児であったり、普通の人とは違う一面を感じることができた。
博物館 博物館 おさる 博物館 博物館 博物館 博物館 博物館 博物館

そして最上階へ。 ここには蒋介石の巨大な像が立っている。 そして像の脇には衛兵が立っており警備している。 この衛兵がすごい。
ピクリとも動かない。 最初見た時、蝋人形かと思った。 それほど全く動かない。
毎正時には衛兵交代をするので、それを見ることができる。 20分以上時間はあるが、これは見てみたい。 交代の準備がされ、衛兵が入場してきた。
なんだか見世物になっているような感じだけど、お客さんが一人もいなくても、毎回きちんと交代の儀を行っているよう。
それほど蒋介石は偉大な人なんだろうな。
蒋介石像 衛兵 像と衛兵 衛兵交代 衛兵交代 衛兵交代 衛兵交代 衛兵交代 衛兵交代

衛兵交代を見ることができたし、そろそろ出ようかな。
別の門からでてタクシーを拾う。
門

次の目的地は「林森北路」という場所。 昨日のマッサージ屋の人に、おみやげ買うならここがいいよ、と教えてもらったので。
林森北路の南端に「康楽公園」というのがあると地図に乗っているので、タクシーの運転手にそこまで行ってほしいと伝えた。 が、場所がわからないよう。 地図を見せてそこまで連れていってもらった。 コンビニで飲み物としてピーナッツジュースを購入するが、これが不味かった。
ピーナッツジュース

林森北路は普通の通りで、特にお土産屋らしいお土産屋はみつからず。 お土産と言っても、宝石とか珊瑚とか、そういうお土産屋はあったけれど。
「民権東一路」という大通りまで抜ける付近まで歩いた、求めるようなおみやげ屋が見つからず。 ガイドブックを見て、スーパーヶあるらしいのでそこに入ってみることに。
スーパーだけど、ここにもお土産っぽいの売っているではないか。
ホテルまで近いし、ここで全てのお土産を買う事に。 カゴに入りきらないほど買い、とりあえずのお土産は終了した。
いったんホテルに戻り荷物を置いて、次は「国立故宮博物院」へ。

最寄駅がMTR「士林駅」なのでそこまで移動。 もうお昼の時間帯なので、何か食べようかな。 うろうろしていたら、怪しい商店街を発見。 ここはかなりレベルが高かった。 食べ物を売っている店もあるのだけど、食べる場所がどこにもない。 食べ物以外の物も多く、あちこち見てしまう。 結局この商店街では何も食べられず。 商店街の北側の通りに入れそうな店があったので、そこに入る。
士林 士林の商店街

そういえば台湾に来て、ずっと麺類しか食べてなかったので、米類を食べようか。
ということで「海産粥」というのを指さして注文。 ついでにビールも。
海産粥は、まぁ名前の通りお粥なのだけど、あまり美味しくなかった……
お昼を食べたお店 海鮮粥

このお店でお客さんとして来ていた台湾人夫婦と少し会話をした。
日本人だという事を話すと、片言の日本語で話しかけてきた。 この後、博物院に行きたいと話すと、駅前でバスに乗る、とかタクシーで行っても距離は近いとか教えてくれた。
電車の中でも日本語勉強のノートを見てる人とかいたし、親日国家と言われている理由がわかった感じがする。 全員が全員、親日だとは思わないけれど。
バスに乗る

お店を出て、いったん駅まで戻った。 バス停でバスを待ち、故宮博物院行きのバスに乗り込む。 バスは大混雑。 運転手が常に大声でしゃべっている人で、慣れてるのかな、こういうの。 前の出口から降りられない人は、後ろの出口から下ろして、前の出口から再び入ってもらい、ICカードをタッチする。 その辺の乗客とかが、代わりにカードを受け取ってタッチしてたりした。
そんな状態で、故宮博物院に到着した。
この博物院はめちゃめちゃでかい!! 世界四大博物館に入るらしい。
博物院の中は写真撮影は禁止で、手荷物の持ち込みも禁止らしい。
荷物は全てコインロッカーに預ける。
故宮博物院 故宮博物院

入場チケットを購入し中に入る。 1F~3Fまでありかなり貴重なものまで展示してあるらいし。 だが、展示してある仏像とか、陶器とか、絵などにはあまり興味がなく、ただ眺めて回るだけの作業になってしまった。
しかも館内がメチャメチャ広く、1F回るだけでかなりくたびれた。 途中で休み休み見学していたのだけど、全て回らずに3Fの少し見ただけで終わりにすることに。
もっと文化も学ばないと面白くないかもしれない。 また、日本語で説明してくれるウォークマンみたいなものをレンタルしてないので、展示してある品が、どんなものなのかよくわからなかった。 次来る時は、それレンタルしよう。

かなりクタクタになって博物院を後にする。 この次は「天母」に行く。 ここは台湾では珍しく、外国人が多く住む地域で、ファッションの店などが立ち並ぶらしい。
タクシーでここのSOGOまで連れていってもらう。 SOGOをちらりと見たがすぐに出てきた。
中心部は高島屋のある付近らしいのだけど、SOGOから高島屋はどうやって行けばいいのだろうか。 付近を歩いて探すが、雨が降ってきてしまった。
傘をさしながら探すが見つからず。 結局かなりの時間歩いたが見つけられず。
「Ikariコーヒー」という店で休憩をする。 もういい時間になってしまった。
そろそろ夜市に行きたいので、天母は諦めて、タクシーに乗って夜市を目指そう。
Ikariコーヒー

タクシーの運転手に見せる紙に「士林観光夜市」と書いて「ここに行きたい」と伝えた。
10~15分ほどで到着。 タクシーの道中、高島屋の目の前を通った。 さっき休んでたIkariコーヒーからすぐの場所だった。
夜市に近づくにつれ、人が多くなってきた。 歩道にはメチャメチャ多くの人が歩いている、そしてお店もたくさんある。

タクシーで夜市の前に下ろしてもらい、さっそく夜市を楽しむ。 ここも食べ物屋以外の店が多かった。 何個か夜市や屋台街に行ったけど、さすが最大規模の夜市。 今まで行ったところとは全然違う!! 人もすごい多い!!
とりあえずぐるりと回りたいので、どんな店があるのか見ながら夜市を歩きまわる。
99台湾ドルショップみたいなやつもあった。
士林夜市 士林夜市 士林夜市

屋台で「杏仁茶」と書かれた屋台があった。 臭いは油性マジックのようなきついにおいがしたのだが、注文して飲んでみたら杏仁豆腐の味がして、めちゃめちゃ美味しかった!
杏仁茶

そして別の店で、ものすごい行列の店を発見。 肉まんみたいなのを作っている。 よくわからないけど並んでみた。 漢字的に肉と野菜、2種類あるのだけど、肉だけ注文する方法がわからなかったので、両方注文した。
2つで24元、約60円、安い!!
これはけっこう油がすごかったけど、肉のはめちゃめちゃ美味しかった。 野菜のは普通かな。 似たようなものを売っている店は他にもあるんだけど、混み具合からいって、ここが有名なのだろうか?
肉まんみたいなやつ

そして、今夜着る寝巻がないので、台湾Tシャツを買った。 いろいろな柄や文字が書いてあるのだけど「I LOVE 台湾」のシャツを2種類購入。 2つで360台湾ドルと激安。 1枚400円くらいかな。 これで今夜着る服が用意できた。
今夜着ると言う事は、明日の日中も着ると言う事なのだけど、I LOVE 台湾でいっか。
写真撮っていいか聞いたら、なんかダメそうだったけど、「いいよ」って言ってくれたので撮らせてもらった。 柄をまねされるからだろうか?

そして、屋台の地下に移動。 地下はフードコーナーになっていて、これまたすごい数の人が。 全部が飲食店なのでどこで食べればいいのか、何を食べればいいのかがすごい悩むし、注文するのにも勇気がいる。
士林夜市地下

ぐるりと一通り回って「臭豆腐」を食べることに。 屋台でけっこうこの看板みるのだけど、名前的にまずそうなので敬遠してきた。
が、夜は今夜が最後なので、食べてみることに。
味は思っていたほど強烈な物じゃなかったし、臭いもたいしてしなかった。
だが、美味しくないことには変わりなく…… 結局2つしか食べられず残してしまった。
臭豆腐

口直しにと、飲み物を購入する。
適当に頼んだ飲み物が、これまた不味い飲み物で、ほとんど飲めず処分することに……
屋台の入口の方では美味しそうなイチゴのお菓子が売っていたので買ってみたのだけど、りんご飴みたいな感じだった。 もっとフルーティーなのを想像していたのに、飴っぽいものだとは…… けっこう屋台でははずれを多く引いてしまっている。
イチゴ飴

その後は駅まで戻ろうと思って歩いていたのだけど、気付いたらどこ歩いているのかわからなくなった…… 歩き疲れているンどえ、GoogleMapを頼りに駅まで戻るのをやめ、タクシーで帰ることに。
ここは結構遠く、タクシーで20~30分くらいかかったのかな。
チップで50台湾ドル渡してきたけど、台湾の人からすると、50台湾ドルってどのくらいの価値があるのだろう。

最後の夜なので、飲みに行きたかったが、飲める店を見つけられず。
セクシーキャバクラみたいなのはあって、話だけ聞いたのだけど、「女の子が横に座って歌ってくれます」「女の子に触り放題」で、値段は2時間で、2000台湾ドルとか言われたような気がした。 はっきりとした値段はわすれてしまったが。
そんな店しかなく、結局外で飲むことはできず。 コンビニでお酒とデザートと怪しいドリンクを買って帰ってきた。
買ったドリンクは「アスパラガスジュース」、どう考えてもまずそう。
だが、こんなのが普通にコンビニに売っているのだ。

味は想像通り、マズイ!! 繊維っぽい味がして、アスパラガスを食べているような感じに……
デザートで購入した、ミルクプリンは美味しかった!
3日間歩き続けでかなり疲れた。 だが、明日が最終日、名残惜しい。
アスパラガスジュース ミルクプリン