台湾旅行一日目

晴れ今日から3泊4日で台湾旅行に行ってきます。 千葉に住んでいる小中学校の同級生と一緒に行く。
が、出発地がそれぞれ香川、千葉なので、合流は台湾で。

オレの出発空港は関西国際空港なので、そこまでの移動から旅は始まった。
午前3時半くらいに起床し、準備や荷物の最終確認など。 4時過ぎに妻に高速バス乗り場まで送ってもらう。
4時38分発の関西国際空港行きのバスに乗り込む。 車内では当然寝る…… 乗客が4人しかおらず、イスは倒し放題。 バス車内がけっこう寒かった。
淡路島の室津PAで一度休憩をはさみ、関西国際空港に到着。 バスの中はほとんど寝ていたな。
高速バス

バスは予定より早く着いて、関空に着いたのが7時半くらい。 集合時刻と書かれたのが9時10分、飛行機の出発が11時10分、かなり時間があるな……
関西国際空港

台湾の桃園空港で1時間くらい暇な時間がありそうなので、その間に使うお金を用意しておくか。 空港の両替所で、とりあえず1万円を台湾ドルに両替。 レートが良くなく、1万円で3200台湾ドルにしかならなかった。

出国審査を抜けて免税エリアへ。 しかし特に買う物も無く…… あっち行ったり、こっち行ったり、喫茶店でコーヒーじゃなく紅茶を飲んだりしながら時間をつぶす。
かなり暇な時間を過ごし、ようやく搭乗の時間になった。
発着の案内

今日乗る飛行機は「CATHAY PACIFIC」という、緑がメインカラーの香港の航空会社。 初めて利用するな。
まぁ他の国の会社でも、飛行機の作りはだいたい同じだった。
とりあえず眠すぎて、気がついたら離陸していた……
CATHAY PACIFIC CATHAY PACIFIC

ちょうど四国上空を飛んでいて、瀬戸大橋らしき橋が見えたり、愛媛の佐多岬半島が見えたりと、知っている地域が見えると、けっこう面白かった。

機内食はチキンかビーフが、普通は選ぶことができるのだけど、ビーフが大人気だったのか? CAが回ってきたときには、既にビーフは売り切れ。 まぁどちらでもよかったのだけど、チキンの機内食を食べる。 味は……まぁあまり美味しくなかったな。
機内食

3時間程の空の旅で、台湾桃園空港に到着。 入国審査を経て空港ロビーへ。
そこでガイドの人が出迎えてくれた。 成田から来る友達と合流してホテルに行くと聞いていたのだけど、そちらはそちらでガイドがいるので、ホテルまではバラバラで行って、ホテルで合流してくださいとのこと。
せっかく事前に両替したのに、不要だった…… しかもガイドさんは両替をしてくれないらしい。 他の国とか行った場合だと、ガイドがけっこういいレートで両替してくれるので、それに期待していたのだけど……
台湾に到着

迎えの車に乗り込みホテルを目指す。 ホテルまでは1時間くらいかかるみたい。
台湾は右側通行、日本とは逆、アメリカとかと同じ。 車はトヨタ、日産が多かった。 たまに外車もみかけるが、ほぼ日本車だった。
そして運転が非常に怖かった。 前の車との間隔ギリギリで車線変更してみたり、無理に割り込んでみたり、あちらこちらでクラクションが鳴り響いている。
そして、市街地に入ってきたら、スクーターがメチャメチャ走っている!
けっこういい速度で走っている車をスクーターが抜かして行ったり、その逆も。 すれすれで追い越したり、乗っているだけでかなり怖かった。
が、無事ホテルに到着。 チェックインの手続きをし、ホテル室内へ。
安いホテルなので、部屋はかなり狭かった。 が、ほとんど寝るだけの部屋なので、これでも十分だろう。 フロントのスタッフが日本語をある程度話せるのがありがたい。
山水閣大飯店 ホテル室内 ホテル室内

とりあえず1万しか両替してないので、どこかで両替しなくては。 ガイドブックには「銀行のレートがよい」と書いてあった。 今日は平日だし、まだ14時半なので、銀行も開いているだろう。 両替をしに、外に出てみることに。
ホテル目の前の交差点挟んだ反対側に、上海銀行という銀行があったので、そこに入ってみる。
入ったが手順がさっぱりわからない。 正面入口っぽいところに移動したら、警備員みたいな人がいたので「Exchange」と言ったら、なんかごちゃごちゃ話しかけられたが、何を言ってるのかさっぱりわからず。 ところどころ英語っぽいのが混ざっていて「Passport?」とか聞かれた、両替のためにパスポートは持ってきているので「Yes」と答えたら、またごちゃごちゃ話しかけられて「fee one hundred」みたいに言われた。 「fee」ってなんだっけ?? 手数料か? よくわからず困惑していたら、順番待ちの紙を渡された。
しばらくして、順番が呼ばれて窓口に通される。 窓口の女性も「fee」がどうたらこうたらと言っていたけど、困惑していたら紙に書いて説明してくれた。
日本円3万円を両替したら、11000台湾ドルくらいになって、そこから100引いた金額を渡すと。 やっぱり手数料みたいな意味だったんだ。 パスポートのコピーを取られ、書類に記入し両替してもらった。
1万円で3700台湾ドルくらい。 日本の銀行よりはるかにレートが良い。
これで、手持ちの台湾ドルは15000台湾ドルくらいになった。

さて、両替も終わったし、初めての買い物でもしてみるかな。 まずは敷居の低いコンビニで……
地下道を通って、ホテル側に戻った。 地下道にはホームレスが住んでいた……
ホテルを越えてしばらく歩くと、セブンイレブンがあった。 さっそくそこで買い物。 何買ってもよいのだけど、とりあえず飲み物でも買っておこうか。
日本で見ない「蜜茶」というのを購入。 台湾のものは甘い、という予備知識があったので、なんとなく味は想像できる。
ついでに、隣にパン屋があったので、そこで小さなパンのお菓子をいくつか購入。
ホテルに戻る途中に、「春光市場 」という怪しい商店街みたいなのを発見、ちょっと歩いてみることに。
怪しすぎて、何も買えず、何も食べられず…… 難易度がかなり高い……
抜けた先には屋台が広がっていたが、こちらはさらに難易度が高かった。 臭いもかなり強烈……
色違いのポスト バイクが多い 台湾の交差点 台湾の街並み 蜜茶 パン屋で購入したお菓子

何も買えずそのままホテルまでぶらっと戻ってきてしまった。
ホテル待っていたら友達が到着。
5月、7月と会ったばかりなので、全然久々感がしないけれど。

友達と行きたい場所の打ち合わせをして、さっそく出かけることに。
今日はもう時間があまり無いので、遠くへは行けない。
「台北101」という高層ビルに行くことに。
MTRという地下鉄で行くのだけど、地下鉄に乗るのは初めて。 最寄りの駅まで歩いて5分くらい。 まず路線図を眺める。 なるほど、乗り換えは1回で行けそうだ。
台湾の地下鉄では切符の代わりにトークンというICチップのコインみたいなのを使うらしい。 だが、毎回お金を払うのも面倒なので、Suicaみたいな、チャージできるICカードにすることに。 窓口でICカードが欲しい旨を伝えてICカードを貰った。
デポジットが100台湾ドル、チャージされてるのが100台湾ドルで、200台湾ドルで購入できた。
さっそく地下鉄に乗ってみる。 改札にタッチするだけなので楽チン。
地下鉄の座席の配置は日本と違って変な配置だった。 通勤ラッシュみたいに、乗れるだけ押しこむ、みたいなのがないので、こんなかたちでもいいのかな?
MTR切符売り場 ICカード

台北101の最寄り駅の「市政府」で下車。
駅の地下街を歩いていたら音楽がなっている。 その音楽がどこからなっているかと言うと、消火栓から鳴っていた。 非常ベル辺りの扉が開かれ、その中から電源を取っているよう。 日本でこんなことしたら間違いなく怒られるのだけど、台湾では許される。
普段ほとんど使う事のないものなので、それ以外の時には音楽を流す、という素晴らしいアイディアだね。
消火栓から音楽が鳴る

ここはMTRの駅名の通り「市政府」があったので、通りすがりに見ていく。 市役所のような意味合いで、中では戸籍とかの管理を行っていたのだけど、通路のど真ん中で仕事しているので、背後からPCの画面とか丸見えだけど、大丈夫なのだろうか。
市政府

市政府を通り抜けたら、目の前に台北101が! 508mの巨大ビルがそびえる!
台北101の下層はショッピングモールみたいになっていた。 世界中で名前を聞くような有名ブランドの店が、ずらりと立ち並ぶ。 吹き抜けのロビーのど真ん中には、全てが高そうな、ラウンジみたいなスペースが。 とりあえず目的は展望台に上ることなので、そちらに向かう。
台北101 台北101

チケットは1人450台湾ドル、約1100円くらい。
チケット購入後はエレベータの列に並ぶ。 けっこう混んでいたが、だいたい30分くらいでエレベータに乗ることができた。
台北101入場チケット

このエレベータは超高速エレベータで、40秒ほどで、一気に400m程上る。 エレベータを降りると、目の前には台湾の町が一望できる景色が! ちょうど夕日の沈む時間でそれも綺麗だった。 四方が見えるようになっているので、全部を見て回る。 すごい景色だ。 そしてなんと、屋外にも展望台があるので、そちらも見に行ってみる。 この高さの屋外ってすごいよね。
さすがにここは警備が厳重で、警備員も狭いスペースに常時2名いるし、柵もかなり高く、あまり景色は覗きこめない感じだった。
帰りにはサンゴとか宝石の売っているフロアを経由してエレベータに乗り込む。
帰りのエレベータは結構混んでおり、その間に夜景の撮影をすることができた。
夜はものすごい綺麗!
台北101より 台北101より 台北101より 台北101より 台北101より 国父紀念館 台北101より 台北101より ダンバーベイビー サンゴ 台北101より 台北101より 台北101より

いい時間になったので、そろそろ夕飯かな。
近くに「臨江街観光夜市」というのがあるので、そこに向かう。 歩いて行ったけど、微妙に遠かった……
台北101 台北101前のオブジェ 台北101

夜市はかなり盛り上がっていた。 右にも左にも店が並び、いろいろなものが売っている。 食べ物もいろいろなものが売っており、臭いがきつい。
臨江街観光夜市

適当な店に入ってみたが、メニューがさっぱりわからず。 丁度お客さんで英語の喋れる地元の人がいて、「これはスープヌードル、これはヌードル、これはライス」とか説明してくれた。 で、注文までしてくれて、オレは「シーフードのヌードル」を注文。
で、でてきたのがこれ。 見た目は焼きそばっぽい。 台湾の飲食店は基本的には飲み物は無い。 水すら無い。 外で買ったものを持ち込むのが当たり前なのだけど、この店にはお茶が置いてあった。 お茶を飲んだが、予想通り甘かった…… 甘くて食事中に飲めたものじゃないので、ビールを飲むことに。
ビールも2種類あり、どちらがどちらかわからないので適当に選んだのだけど、どうやらこれは発泡酒に当たるものっぽい。
味は薄かったが、まぁお茶よりは美味しく飲むことができた。
夕飯を食べた店 メニュー シーフードのヌードル 台湾ビール

それから夜市に戻り、飲み物を買ったり、怪しい貝を買ってみたり。
貝はどうやって食べるのか分からず、店員に「Eat?」と聞いたら見本を見せてくれて、どうやら貝がらを食べるのではなく、口で中身だけを吸い出すらしい。
少しでよかったのだけど、袋にたっぷりと入れてくれた。
夜市付近 貝を売る店

近くにお寺があって、イスが設置されていたので、そこで休憩しながら貝を食べる。 味は不味くはなかったのだけど、量が多すぎ。 手もベタベタ。
お寺には水の機械が設置されており、自由に飲むことができる。
が、「冷水」を押したのに、めちゃめちゃぬるかった。
お寺 冷水機

夜の街を適当に歩きMTRの「忠孝復興駅」まで歩く。 これまた結構遠かった……
そこから地下鉄に乗ってホテルまで帰ろうと思ったが、途中「台北駅」で乗り換えがあったので、駅の外に出てみることに。 だが、夜なので、よくわからなかった。
台北駅

ホテル付近まで戻ってきたので、再びホテル付近の屋台に行ってみることに。
鶏の足っぽいものがあったので、それを食べてみる。 食べたいものを自分で器に取って、渡すと焼いてくれる、そういう店だった。
鶏の足と、黒い餅みたいなものを焼いてもらい、さっそく食べる。
が、鶏の足は、食べる所がほとんどなく、餅みたいなのは微妙な食感と味だった。
屋台 好きなのを自分で取る 鶏の足

コンビニでビールを買って、公園のベンチで飲んでいると、50~60くらいの地元の人っぽい夫婦らしき人が登場。 いきなり「ヨロシク」とか話しかけてきた。
最初はちょっと横に座って、旦那っぽい人が体操を始めたのだけど、途中から女性が話しかけてきた。 「日本人?」とか「仙台に紅葉を見に行く」とか「阿里山、陽名山のお茶が美味しい」とか「士林の夜市がいい」など、いろいろ教えてくれた。
が、途中から「マッサージ行かない? 女性高生、女性大生のアルバイトいるよ。 普通なら一万円だけど、二千円でいいよ」とか、どう考えても怪しい内容に変わってきた。
男性の方は途中で、謎のデザートを差し入れで持ってきたり、しかしそれがまた不味かった…… 適当に話して、デザート代で100台湾ドルだけ渡して別れてきた。 ぼったくりや売春か??

今日の行動はこれでおしまいでホテルに戻る。
ホテルのTVはチャンネルが豊富で、100チャンネルくらいある。 日本のプロレス番組があったので、それを見ながら明日の予定決めたり、ビール飲んだり。
さて、初日はあっという間に終わってしまったが、明日からは丸一日行動できる。
いろいろ動かなくては!