【徳島】剣山

晴れ4時起床なのだが、なかなか起きられず4時6分起床。 眠すぎてなかなか動けず、4時半に出発。 今日は剣山に登山。 先週雨が降ったので、雪が期待できる。
FR車だけどスタッドレス履いたので、見ノ越までいけるかもしれない。

途中腹痛に襲われて、道の駅琴南に避難。 トイレ超寒いし、便座超冷たいし…… 20分くらい苦しんだ後、出発。
しかし、腹痛の次は睡魔。 夕べ寝るのが遅くなって、1時くらいに寝たので、3時間くらいしか寝ていない。

このままではたどり着けないと思い、道の駅貞光ゆうゆう館に避難。 エンジン切ったら車内は寒かったが1時間ほど仮眠。

さて、剣山を目指すか。 438号線を走っていく。 なかなか雪は出現しない。 ヘアピン地帯に入り、ところどころ地面が凍り始めてきた。 第5ヘアピンあたりから雪が出現。 しかし雪は薄く氷のような個所が多い。 そして滑る。

なんとか先に進んでいくが、第6ヘアピン過ぎたあたりで、運転が怖くて断念した。 仕方ない、ここから歩くか……
道が細いので、もし立ち往生したら、車が一台も通れなくなってしまい、多大な迷惑をかける。 1月に、この道ではまったことがあるので、怖い。 先月も凍結で断念した個所があるし…… スタッドレス履いてるので大丈夫な気がするのだが… 雪道運転の経験がほとんどないので、どこまでが大丈夫なのかの判断が…
駐車地点 駐車地点から先の道 スリップ痕 第七ヘヤーピン先

とりあえず、準備をして出発。 剣山スキー場までは2.5kmほど。 そこからラフォーレ剣山までが2.7kmほど。 そこから見ノ越までも2.7kmほどだったと思う。
計8kmほど。 2時間あればたどり着くか。

けっこう歩く予定になってしまったが、仕方ない。 剣山スキー場を目指して歩いていく。 何台かの車に抜かされる。 なんで、こんなところ人が歩いているのだろう?と思われてしまったか?

30分くらいで剣山スキー場に到着。 ゲレンデにほとんど雪が積もっていないし、人もいない。
剣山スキー場を通り過ぎ、1月にはまった場所くらいまで歩いてきた。 ここで、徳島ナンバーのジムニーが通りかかった。 「どこまで行くの? 乗ってく?」と声を掛けてくれた。 まだここから1時間くらいかかる予定だったので、とてもありがたい。 乗せてもらうことに。

先日、新しいアイゼンを購入したので、それを試しに来たんだって。 ただ雪が少ない…
女性なのにミッションのジムニーを、雪の中快適に走っていく。

わずか7分ほどで見ノ越に到着。

助かりました、ありがとうございました。

さて、剣山に登るか。
登山道の雪は3cmほど、積もってないのと変わらないくらいの感じ。
西島まで一気に歩く。
登山道 登山道 西島 三嶺(西島より) 大剣神社方面の登山道

朝ごはんも食べてないし、林道から歩きとおしだったので、ここで少し休憩。 剣山山頂はもう目の前。
最近は最短ルートの刀掛の松経由ばかりなので、たまには大剣神社経由で行こうか。

大剣神社、久々だな。 剣と次郎笈が綺麗に見える。
大剣神社 剣と次郎笈

そこから山頂小屋まで20分ほど。 とりあえず山頂の看板を写真に撮ってから休憩にしようか。
山頂をおさめて、休憩しようと小屋まで戻ってきたが、風があって寒い。
別にここで休憩しなくてもいいか。 さっき西島はポカポカで暖かかったので、そこで休憩しよう。 山頂の温度計はマイナス1度を示していた。
剣山山頂 国道492号線方面

下山は刀掛の松経由で。 西島で暖かいコーンスープとおにぎりを食べる。
水も2Lあっても不要なので、100mlくらい残して、全て捨てた。 お茶が1700mlくらいあるし。
刀掛の松 登山道

見ノ越までは一気に下山。 右足小指に豆の気配が… まぁいいか、あとは林道歩くだけ。
国道439号線通行止めの案内

まずはラフォーレ剣山まで。 クネクネした眺めの良い道を歩く。 微妙な上り坂なので疲れる。

ラフォーレ剣山手前から日陰になり、雪が残っている。 ちょうどそこのところに、香川ナンバーのタクシーが止まっている。 運転手は車外に出て立ち尽くしている。 話はしてないが、タイヤ見たらノーマルタイヤだったので、雪で走れなくなったのだろうか? しかし、ノーマルタイヤで、どうやってここまで来たんだ? 来た道を帰れば帰れると思うのだけど…

来ると言っても、492号線経由で来るか、439号線経由で来るかしかないのだが… どっちも雪が心配な道路。 しかしここまで来てるしなぁ。

剣山スキー場に向かって歩いていると、前方より轟音が近づいてくる。 それはJAFのトラックだったのだが、後輪は鉄製のチェーンをつけていた。 チェーンって、こんなに音が鳴り響くのか。

そして、しばらくして、タクシーを積んだJAFのトラックに抜かされた。 タクシーの運転手は助手席にちょこんと座っていた。

剣山スキー場を通過し、あとは車を止めた場所まで歩くだけ。 朝歩いた感じと、地図を見た限り、車道からそれて山の中を直接下りて行ったらだいぶ近くなりそう。

なので、ここだ、と思う地点で下りてみた。 予定通りショートカットでき、これで15分分くらいは短縮になっただろうか?

無事車まで到着。 登山自体は大したことなかったけど、行きの運転が心臓に悪かったし、林道歩きも長かったので、以外に疲れた登山だった。
国道438号線

本日のコースタイム
08:25 第六ヘヤーピン先の駐車地点
08:59 剣山スキー場
09:17 徳島ナンバーの車に拾ってもらう
09:25 見ノ越
10:12~10:23 西島
10:42 大剣神社
11:01~11:25 剣山山頂
11:39 刀掛の松
11:49~12:12 西島
12:42 剣山登山口
13:19 ラフォーレ剣山
13:37 剣山スキー場
14:12 第六ヘヤーピン先の駐車地点

【徳島】三嶺~剣山【縦走】

晴れ今日は昨年からの目標であった「三嶺~剣山」の日帰り縦走を行う。
先日、折りたたみ自転車を購入し、ようやく縦走できる環境が整った。

この縦走にはいくつかこだわりがある。
まず「剣山~三嶺」の縦走ではなく「三嶺~剣山」の縦走であるという点。
剣山起点の場合、標高1500m地点から、2000m地点まで登り、アップダウンを繰り返しながら1800m地点を目指し、800m地点に下る。
三嶺起点の場合、標高800m地点から1900m地点まで登り、アップダウンを繰り返しながら2000m地点を目指し、1500m地点に下る。
どうみても、辛いのは三嶺起点の場合。
また、車を置いてあるところまで戻ることも考えなくてはいけない。 三嶺に下った場合は、車までずっと登らなくてはならない。 この場合、自転車はかなり無力だ。
そして、三嶺起点でも、登山口がいくつかある。
一般的な縦走コースで使われるのが「名頃登山口」。 だが、個人的にこの登山口はあまり好きではないので、疲れるが内容が充実してる「いやしの温泉郷」から登るルートを選択。

地図上でのコースタイムは11時間45分。 しかし、このコースタイムは疲労や休憩時間を考慮していない。
実際にはその時間よりだいぶ延びるだろう……

それを日帰りで実行するので、相当早くから登らないといけないな。

というわけで、前日の22時半に家を出発。 本当は夕方に出たかったのだが、いろいろあってこの時間にしか出られなかった。
深夜1時前に見ノ越に到着。 折りたたみ自転車を組み立てて、運動靴と自転車用のライトを自転車とともに置いておく。 下山してきたら、この自転車で車を目指すのだ。

いやしの温泉郷登山口には深夜1時半くらいに到着。 とりあえず早く寝なくては…… 目覚ましを午前4時にセットし、狭いパジェロミニのトランクで就寝。

あっという間に目覚ましが鳴る。 眠い目をこすり、必死になって起きる。 外はまだ真っ暗。 そしてかなり寒い。
とりあえず朝食。 コンビニで買っておいた、レトルトの赤飯があるので、お湯を沸かして作る。
ご飯を食べ、コーンスープを飲み、登山の格好に着替え終わったのが5時くらい。 しかしまだ真っ暗だ… とてもこの暗闇では登ることができない。 計画では5時くらいに出発だったのだが、仕方ないな。 そして眠いので5時半くらいまで仮眠するか。 再び目覚ましをセットし30分ほど仮眠。 次に目が覚めたら、外は結構明るくなっていた。 これなら登れるな。

ゴソゴソといろいろしてたら、結局出発は5時50分になってしまった。

今日の山行は相当ハードになるので、気合いを入れていかなくては。
いやしの温泉郷登山口

出だしは地元の人か、有志によって登山道の草が綺麗に刈られていた。 が、少し進むと草ぼうぼう。 胸辺りまで丈があるので、下半身はビショビショだ。 だが、山の中に入ったらこんなのは無かったはずなので、すこしだけの我慢。
草ぼうぼう

少し進み、山の中の道に入る。 少し歩けばズボンも乾くだろう。 序盤はけっこう傾斜のきつい道が続いたと思う。 慎重に行かなくては…… しかし歩き始めて僅か10分ほど。 どうも右膝に違和感が…… 全然歩いていないのに、膝が痛くなる兆候が… なんでだ? 先週は登山に行ってないし、最近特に激しい運動をした覚えもない……

途中から痛くなるのは仕方ないが、こんな序盤で痛くなってもらっては困る…… もっと歩幅を狭くしてゆっくり歩かなくては。

モノレールと並行して歩く道に出て、急傾斜の道を歩き、モノレールのレールをくぐる。 そしてしばらく歩くと、旧造林小屋に到着。 コースタイムの区切り地点なので、ここで少し休もうか。
観光モノレール 観光モノレール 旧造林小屋

前回は1時間13分で到着したのだが、今回は1時間37分もかかっている。 地図のコースタイムは1時間40分なので、予定通りといえば予定通りなのだが、前回のタイムも計画の参考にしてるので、ここでも20分オーバーは影響が出そうだ。

前回、アイゼンを付けた個所を通過し、開けた樹林地帯へ。 ここから、ゴールとなる剣山が綺麗に見える。 そしてメチャメチャ遠い。 本当にあそこまで行けるのだろうか……?
前回、アイゼンを付けた場所 開けた広場 剣山、次郎笈

開けた場所を通過し、少し進むと1791m地点。 ここで少し休憩するか。 ここからは三嶺小屋や、山頂が見える。 少し下って、登りなおしたら三嶺小屋だ。 もう少しだ!
1791m地点より

そして、三嶺小屋に到着。 とりあえず、三嶺山頂で休憩するか。
三嶺小屋 三嶺山頂方面

すぐに三嶺山頂に到着。 ここでおにぎりを1つ食べて休憩。 ここまでも結構なコースなので、普通にピストンでも充実した感じがする。 が、ここがようやくスタート地点のような感じだ。 先はまだまだ長い。

最初の予定では、ここには9時くらいに到着する予定だった。 今の時刻は10時前。 だいぶ遅れてきてしまった。 ここから白髪避難小屋までが2時間。 白髪避難小屋から丸石避難小屋までが3時間。 丸石避難小屋から次郎笈までが2時間。 単純計算で、次郎笈に到着するのが17時… しかも疲労を考慮していないタイム。
最悪の場合は、丸石避難小屋から、二重かずら橋にエスケープするルートも考えてはある。 が、車まではとても歩いていきたい距離ではないので、何とかしないといけないが、とりあえず国道まで出たら安全というルート。

とりあえず白髪避難小屋まで頑張ろう。
天狗塚方面 三嶺山頂 カヤハゲ、白髪山方面 高ノ瀬方面

三嶺から白髪避難小屋へ向けて、急な下りが始まった。 下りは間違いなく膝が痛くなるので、今回は秘密兵器を持ってきた。 冬山以外では使わないようにしていたストック。 この時期なのだが持ってきてしまった。 ストックがあれば、下りで足への負担はかなり減らすことができる。 使うのは下り限定で。 登りでは使わないようにしよう。

ストックの効果は絶大で、全く足に負担がかからずカヤハゲへのコルまで下りてきた。 カヤハゲへの登りもそれほど大したことはない。 カヤハゲで少し休憩し、白髪避難小屋を目指す。 コルについたらストックをしまい、山頂についたらストックを準備する。 この手順がけっこう面倒だけど、手に持ったまま歩くわけにはいかないので。 少しの手間を惜しむだけで、体にはダメージが…
カヤハゲより三嶺 カヤハゲ カヤハゲより白髪避難小屋方面

白髪避難小屋への登りが始まった。 ここの登りはなかなか渋い。 けっこうな急斜面が続く。 まぁ、足場が草なので、歩きやすいのだが。

白髪山への分岐を通過し、白髪避難小屋に到着。 中で少し休もうかと思ったが、小屋は密閉されていたため微妙なにおいが充満。 そして薄暗いので、外で休憩することに。 が、あまり休憩している時間も無いので、すぐに歩きだす。
時刻は11時46分。 上に書いた大雑把なコースタイムよりは早いペースだが、ほんのわずかに早いだけ。 ここから先はアップダウンも少なくなるが、その分距離が長い。 頑張ろう。
白髪山分岐 白髪避難小屋

1700m地点、1736m地点を通過。
1700m地点 1736m地点 三嶺

石立山の分岐を通過し、高ノ瀬を目指す。 高ノ瀬直前で、前方からお遍路さんの格好をした人が歩いてくる。
すれ違いざまに話したのだが、なんと相手は外国人。 格好はお遍路さんだが、靴はきちんとした登山靴。 話をしてみたらオランダ人とのこと。 剣山から来て、大歩危駅を目指してると。 そして途中からはバスで移動するんだって。 水曜日には京都に行かないといけない。 という事を、相手のうまい日本語と、オレのへたくそな英語でやりとりして別れた。

石立山分岐

高ノ瀬で少し休憩し、丸石を目指す。 丸石の二重かずら橋の分岐の時点での時刻は重要だな。
剣山、次郎笈 高ノ瀬

高ノ瀬からの下りの途中で、女性2名のパーティとすれ違った。 この時間にここにいて、三嶺方面に歩いて行くという事は、今日は白髪避難小屋泊まりか? それともその付近に野営か?

二重かずら橋への分岐を通過し、丸石避難小屋に着いたのが14時22分。 大雑把なコースタイムより40分短縮。 このペースなら間に合いそうだ。
丸石避難小屋

足が非常にだるく、座って休憩をしたかったのだが、休んでいる時間は無い…… お腹も減っているので、丸石を目指す途中、歩きながらパンを食べることに。 緩やかな上り坂が続く地点なので、歩きながら食べるチャンスはここしかない。
丸石を目指す

丸石への道ではけっこう人とすれ違った。 単独の男性、10人程度の60歳前後のグループ。 二重かずら橋から登ってきたのだろうか? それとも三嶺を目指して、山泊まりだろうか?

しばらく歩き、丸石に到着。 ようやくここまでやってきた。 次郎笈はすぐ目の前に見える!!
が、ここからスーパー林道の分岐付近まで一気に下る。  そしてそこから次郎笈までは標高差300mの登り。 これはかなりつらいだろう…… 丸石でも休みたかったが、ここでも休んでいる時間は無い…… ストックをしまう都合があるので、スーパー林道分岐まで行ったら休もう……
丸石 次郎笈への道

膝が痛くならないように、ストックに体重を乗せて下っていく。 序盤で痛くなりかけた右膝だが、たまに痛む程度で、ほとんど問題は無い。 左は痛くなる気配は無い。 このまま行ければ大丈夫そうだ。

丸石からの下りは、気持ちのいい笹原なのだが、今は疲労で、そんなことを考えている余裕があまりなかった。
クタクタになりながら、スーパー林道分岐まで到着。 ここでようやくしゃがみこむ。 お茶を飲み、チョコをむさぼる。
不思議なことに、お腹はあまり空かない。 出発してからここまで、おにぎり1個半、パン1個、チョコ4粒程度、ビスケット3枚程度しか食べていないのだが…… お茶の残りは500mlくらい。 コーンスープや紅茶を飲もうと真水が2Lあるのだが、とてもそんな時間は無さそうだ。 ここから先はあまり飲みたくはないが、水場もあるので不要な水は捨てて荷物を軽くしよう。 水を1.5Lくらい捨てて荷物が1.5kg軽くなった。 次郎笈への登りが少し楽になるかな……
スーパー林道分岐

剣山へのトラヴァースルート分岐までが前半、そこから山頂までが後半か。

ここも結構な急な登りが続く。 クタクタで辛い…… トラヴァースルート分岐までやってきた。
丸石方面 トラヴァースルート

ここから次郎笈の山頂までの標高差は100mちょっとなのだが、かなりの急傾斜だ。 正念場だな…… なんとか登り切り次郎笈山頂に到着。 時刻は16時20分。 残り体力もかなり少ない。 目指す山はあと1つ、剣山だけだ。 そして目の前には、その剣山が見える。
あとちょっと……
次郎笈山頂が見える 次郎笈 剣山

次郎笈を下り始める。 そういえば、何度も次郎笈に来ているが、いつも丸石方面に下るので、剣山方面に下るのは初めてだな。 そして、次郎笈方面から剣山山頂を目指すのは今日が初めてだ。
いつもは剣山から次郎笈を目指し、そのまま西島に向かうので。

次郎笈の下りで思ったより時間がかかった。 そして剣山への登り。 登りなのでストックはしまわないといけないのだが、体力的にもう限界。 ストックを使って登ることに。 足で登らないといけないのだが、腕で登っていたような気がする。 体力と気力が尽きる前に、なんとか剣山山頂に到着。 時刻は17時23分。 しかしここで終わりではない。 ここから見ノ越まで下りなくては。 まぁ暗くなっても下りられるようなルートだけど、最後の下り、頑張らなくては……
次郎笈 剣山

下りに使うルートは最短コースの、刀掛の松経由のルート。 このルートはけっこう階段が多いので膝だけはカバーしなくては。 剣山への登りで、ストックを使って登ってしまったので、膝にダメージを受けたかも。

この時間、誰もいない登山道を西島に向かって歩く。 丸石手前から誰にも会っていないな。 次郎笈でも時間が遅かったため誰もいない。 剣山山頂では、別の遊歩道にヒュッテ泊まりの様子の親子がいた。 ヒュッテ脇を歩いた時は、なかから笑い声が聞こえてきた。 孤独だ……

いつも一人で登っているので孤独は慣れているし、好きなのだが、疲労と孤独と、闇が重なるとなんとも言えない気分になってきた。
18時、西島到着。 当然だけどリフトの営業時間は終了している。 次郎笈山頂にいる時、「16時45分で終了です」という放送が聞こえてきていた。
まぁリフトが営業していても絶対に乗らないが。
西島

三連休なので、西島の野営場には誰かいると思ったが、テントが1つも見当たらない…… 野営場を越えたら樹林地帯に入るので、一気に暗くなってきた。 とりあえず、まだヘッドランプ使わずに歩ける明るさだな。 しかしこの時間、暗くなるのは非常に早い。 リフトの下をくぐる部分で、もう何も見えなくなりそうなのでヘッドランプを準備。 ここまで来たら、もうすぐだ。

真っ暗な中ライトを頼りに歩いていて怖いことがあった。 それは鹿。 ガサガサと音がして、突然目の前に現れる。 昼までも少しビクッとするのだが、夜はそれが怖い。
まぁ鹿は襲ってはこないだろうが。
途中、草を食べてる鹿に遭遇したし…
野生のシカ

そして、18時41分。 ついに下山した。 深夜に自転車を置きに来た見ノ越の駐車場に向かう。 自転車の場所に戻ったら疲労で座り込んでしまった。 座りながら登山靴から運動靴に履き替え、長袖を上からはおり、登山靴をザックの中にしまう。 さて、ここからいやしの温泉郷登山口まで、自転車で移動だ。 この自転車の移動は、真っ暗になる前に済ませておきたかった……

自転車のライト+ヘッドランプで、真っ暗な国道439号線を進む。 車で通った時計測しておいたが、いやしの温泉郷登山口までは15km。 最初の13kmが下り。 最後の2kmが登り。 深夜の車走行で30分ほどかかった。 自転車でもほぼ下りなので、同じくらいの時間でいけるだろうか? とりあえず、車にひかれないように、走行中に転倒しないように、鹿にやられないように、気をつけなくては。

こんな真っ暗のなか、18時58分、出発。 下り坂なので、快適に走行できる。 折りたたみ自転車で多少不安定なので、スピードはあまり出さないように気をつけて…… しかし高校卒業してから、自転車なんてまともに乗っていなかったので、めちゃめちゃ久しぶりだ。 先週4日ほど、折りたたみ自転車の乗り心地を確かめるために1日8kmくらい走っていたが。

リュック背負ったまま走ってるので、背中が重いが楽しい。 途中、対向車とすれ違ったが、車の人は、こんな真っ暗な中自転車で走ってる姿をみて、何を思ったのだろうか……
19時18分、名頃通過。 19時30分、いやしの温泉郷分岐までやってきた。 33分で13km、車とあまりペースは変わらないな。

そして地獄の2kmの上り坂。 最初は下り坂でつけた勢い+立ちこぎでなんとか走ったが、息が切れそれ以上こげなくなった。 自転車を押しながら歩き、緩やかな個所を見つけては乗って進む。 車で走った感じと、実際自転車で走った感じは多少違く、自転車でもそんなに押すことなく走行することができた。

19時40分、ようやく車まで到着。 

癒しの温泉郷登山口から、見ノ越まで、行程時間は12時間51分。 そのうち休憩が56分。 意識して休憩時間を短くしたが、1時間以下だったとは。 それにしてもよく歩けたなぁと感心。 膝は痛くないが足は非常に痛い。 リュックとストックのせいで、肩も痛い。 素手でストックを使っていたので、てのひらも痛い。

だけど、去年から目標に立てていたコースを走破できてとても満足。 たぶんこのコースを日帰りで挑戦することは、もう無いだろう…… もしまた、同じコースを歩くとしたら、山の中で1泊したい。

家を出てからちょうど24時間後の、22時30分くらいに帰宅。

本日のコースタイム
05:50 いやしの温泉郷登山口
07:27~07:33 旧造林小屋
09:03~09:11 1791m地点
09:32 三嶺小屋
09:45~09:55 三嶺山頂
10:46~10:51 東熊山山頂
11:02 韮生越
11:30 白髪山方面分岐
11:40~11:46 白髪避難小屋
12:09 1700m地点
12:36~12:40 1736m地点
13:10 石立山分岐
13:35~13:38 高ノ瀬
14:22 丸石避難小屋
14:51 丸石
15:15~15:22 スーパー林道分岐
15:59 トラヴァースルート分岐
16:20~16:24 次郎笈山頂
16:45 トラヴァースルート分岐
16:58 西島方面分岐
17:23 剣山山頂
17:48 刀掛の松
18:00~18:03 西島
18:41 見ノ越

ここから自転車でのコースタイム
18:58 見ノ越
19:18 名頃
19:30 いやしの温泉郷分岐
19:40 いやしの温泉郷登山口

【徳島】剣山(つづろうルート)

晴れ今日は剣山登山。 前回の登山から3週間あいてしまったのだが、ちゃんと登れるだろうか?
今回選んだ山は「剣山」、しかし登るルートはかなり疲れそうなルートだ。
「つづろ堂」というところの裏から山の中に入るルート。
国道438号線で、第一ヘアピンなどが出現するあたりから登り始める。
その登山道はラフォーレつるぎ山まで続くのだが、その部分の標高差が約800m。

時間的な余裕があまり無さそうなルートなので朝は早い。 4時起床、4時半出発。 バイクですっ飛ばして、6時前につづろ堂に到着。 バイクは公衆トイレの前に止めておく。
バイクだとバイク用のパッキングをして、バイクに積み、登山口に着いたら荷物をすべて出して、登山用のパッキングにしないといけないので面倒だ…
つづろう堂

6時過ぎに登山開始。 お堂の裏から登山道に入る。
登山道

いきなり民家の入口にたどり着いた。 目の前に小さな橋があったのでそれを渡る。
すると目の前に廃屋が見える。 がそちらに進まず左手に折れる。 で、急な斜面を登っていくと、荷物用モノレールが出現。
レールをまたいで道がある。 レール沿いにも道があるが、そのまま進んで行ったら、民家に突入してしまいそうなので、レールをまたいで進んでいく。
民家の右手の斜面をずっと登っていき、杉林が見えてきた。
杉林の入口に、地元の人が作ったと思われる、「ラフォーレつるぎ山まであと○歩」の案内板がある。 ここからが本格的な登山道だろう。
歩数案内

しかし、ここに来るまでも、けっこうな斜面だった。

杉林の登山道に入り歩いて行くが、こちらも負けじとけっこうな急斜面。 なかなかペースが掴めない。 前回の登山では、たった3時間しか歩いていないし標高差も全然ないのに、膝が痛くなってしまったので、そうならないよう、ペースだけはゆっくり維持して歩く。
登山道 登山道

なかなか急な斜面は終わらない。 まぁ、等高線を見ても、終わりそうにはないのだが…
しばらく歩き、沢の流れる音が聞こえてきたあたりから、傾斜は落ち着いた。

そして1つ目の徒渉地点。 ここで休憩することに。
沢を流れる風はとても冷たくて気持ちがいい。 そして早起きなので眠い…… 水分補給とお腹を満たして、しばしウトウト。
あまり長い時間休んでいると、残り時間が不安なので出発する。
廃屋

数十分歩き、2つ目の徒渉地点。 渡った後に看板があり、沢を直登するルートもあるらしい? 看板には直登すると「二ノ沢」「三ノ沢」と書かれていた。 沢登りでもする人がいるのだろうか? しかし、この沢はだいぶ水量が少ない。

もう少し歩くと、3つ目の徒渉地点。 地図には水場は2つしか書かれていなかったのだが、この3つ目の徒渉地点が地図で言う2つ目の徒渉地点っぽい。 前後の等高線と地形的に。

そして少し進むと地元小学生の書いたであろう「落石注意」の看板が。 そこを越えて少し進んだら「ラフォーレつるぎ山」に到着。
休憩含んで2時間50分かかった。 やはりけっこう辛かった。
もうじきラフォーレつるぎ山 ラフォーレつるぎ山

ここから丸笹山に登る登山道がある。 しかし登ってる人は誰もいなかった。 まだ時間が早いだけか?
登山道入り口のベンチで少し休憩。

ここからは見ノ越まで車道を歩く。 この車道もけっこう長いかもしれない。
車道の看板には「見ノ越 2km」と書かれていたが…地図のコースタイムだと45分もかかってるので、2kmってことはないな…… 2kmと言っても、2.9kmだったり……

車道歩きが始まった。 しかし、ラフォーレ剣山から見ノ越に向かう方面は、ずっと緩やかな下り坂で歩くのが楽チン。 しかし帰りはずっと緩やかな上り坂ということか。
三嶺方面

ようやく剣山の登山口に到着。 さて、ここから1時間半くらいで山頂まで行けたっけ。
まずは西島まで、そこで休憩しよう。
剣山登山口

神社の脇から登山道に入るが、ここって、こんな木道あったっけ? リフトのトンネルくぐるまで、木道が整備されていた。 こんなのなかったような気がするのだが……
木道

そして記憶の中の道より、傾斜がきつく感じた。 疲労でそう感じてるだけなのかはわからないが、西島が遠い…

ようやく西島に到着。 ここで、休憩し、山頂を目指す。 疲れてるので、最短ルートの「刀掛の松」経由で行くことに。
刀掛の松

刀掛の松まで石段。 そこから先もけっこう急できつかった…… そして剣山山頂に到着。 夏の土曜日なので、かなりにぎわっている。

とりあえず、山頂の看板をおがんで、休憩することに。 テラスに寝転がり、少し仮眠。
剣山山頂 次郎笈 山頂広場 塔丸 丸笹山

12時過ぎたので、そろそろ動き出すか…
荷物をまとめて歩きだしたのだが、どうも右足の小指にまめができたようだ。 歩くと痛い… これはなんとかしないといけないなぁ。
常に救急道具は持ち歩いているので、まめの処理をすることに。 とりあえず中の液体を出せば痛みは取れるので、針で刺すか。 しかしまだまめが大きくなっていないので、針で刺しても痛いだけで、液体は出ず…
じゃあ摩擦を減らすか…ということで、まめ部分にテーピングを巻いた。 はがすとき、皮ごと剥がれるおそれがあるが…… これでまめの痛みはなくなった。 さて、下りるか。

刀掛の松までの下り、なるべくゆっくりと下りる。 すでに、右膝が微妙に痛くなってきた。
西島までもゆっくりと進み、そこから見ノ越までもゆっくりと… しかし徐々に右膝の痛みが強くなってくる。 まぁいつものことだから仕方がないか。

見ノ越到着。 水分補給して、ラフォーレつるぎ山を目指す。 ずっと緩やかな上り坂。
20分くらい歩いたところで、追い越して行った土浦ナンバーの車が止まり「どこまで行くの?乗せてくよ」と声をかけてきてくれた。 とてもありがたく、車に乗り込みたかったのだが、やはり自分の足で最後まで行かなくては意味がない。
親切はとてもありがたかったけど、丁寧にお断りした。 これが登山じゃなく、旅とかだったら乗せてもらったかなぁ。
声をかけてくれてありがとうございました。
剣山リフト

ラフォーレつるぎ山まで到着し、ここでも休憩。 ここから標高差約800mの下りなので、間違いなく膝がボロボロになるだろう。 この時点で、時刻は14時前。 時間的には余裕だ。 あせらずゆっくりと行こう。

最初に休んだ徒渉ポイントまでは意外と早く到着。 ただ、ここからがものすごい傾斜なんだよなぁ。

右膝が痛いが急傾斜もゆっくりと降り、無事つづら堂まで下山。 いやー、このコースきつかったなぁ。
計画を立ててる段階では「余裕があったら次郎笈まで」とか思っていたが、今のオレの体力じゃ次郎笈までは行けないな…
三嶺~剣山の縦走もできるか不安になるような登山だった。


本日のコースタイム
06:04 つづろ堂
06:24 杉林
07:30~07:45 1100m付近の水場
08:18 1200m付近の水場
08:55~09:05 ラフォーレつるぎ山
09:42 見ノ越
10:30~10:42 西島
10:55 刀掛の松
11:20~12:05 剣山山頂
12:28 刀掛の松
12:39 西島
13:12 見ノ越
13:49~13:55 ラフォーレつるぎ山
14:22 1200m付近の水場
14:44~15:01 1100m付近の水場
15:41 杉林
15:52 つづろ堂

【徳島】一ノ森~剣山~次郎笈

晴れ今日は久々の登山。 4時15分起床、4時半出発で一ノ森を目指す。
すっかり春らしい陽気だけど、国道492号線はコリトリ~見ノ越は冬季通行止め。 今回登る一ノ森は「コリトリ」から登るので、ぎりぎり登山口までは行くことができる。
走ること約2時間、コリトリ登山口に到着。

じつは今回のコース、2年前にも登ったことがある。 その時は精神的にも体力的にもボロボロになった。 そのリベンジも兼ねて、その時以上のコースを練ってある。
装備も技術も2年前とは比べ物にならないはず。

国道沿いの空き地に車を泊めて準備&出発。
神社の方に向かう林道を少し歩くと登山口。 さて、厳しい登山道の始まりだ。
しょっぱなからかなり急な道が続く。 ウォーミングアップくらいの道がいいのだが、激しすぎる。

しばらく歩くと造林小屋っぽい廃屋が見えてきた。
廃屋

その直後、林道に合流するのだが、除雪車代わりに使ったとみられる重機が。 そしてタイヤには超巨大チェーンが。
巨大チェーン

このタイヤ、何インチなんだ?

何度か林道を横切り、ようやく神社まで到着。 林道が工事と化してなければ、ここまでは車で来ることもできる。
神社入口

さて、ここまではほんの一部にすぎない、本当の登山はここから始まる……
コースの由来となる「冨士の池」を見て、神社の脇から登山道に。
冨士の池

少し斜面を登ると、辺りが一気に白くなった。 火曜か水曜に降ったとみられる雪だね。 しかしシャーベット状でとても歩きにくい。 体重をかけると、辺り50cm四方くらいが崩れる。
体力を消耗しそうだ…
シャーベット状の雪

登山道は相変わらずとても急。 道は全然手を抜いてくれない。 ひたすら急な道が続くだけ…
しばらく歩き「追分」に到着。 いやー疲れたなぁ。
追分

追分で少し休憩して、一ノ森を目指す。 ここからの標高差は400mほど。 もうひと踏ん張りだな。
体感的には、神社~追分間より傾斜は緩んだ感じがする。 雪質もシャーベット状からサラサラに変化して、歩きやすくなってきた。
しばらく歩き、樹林帯を抜けて笹原に出たら、ヒュッテはすぐ近く……と思っていたのだが、笹原に出てから15分くらい歩いたな… ようやくヒュッテが見えてきた。
一ノ森ヒュッテ

ヒュッテの前には木のテーブルとイスが用意されていて快適に休める。 さすがに疲れたなぁ……
ヒュッテは営業期間外なので、扉は固く閉ざされている。 近くに冬小屋というのがあったので、覗いてみた。
一ノ森冬小屋 一ノ森冬小屋

入口の扉が一重だったけど、中にはストーブや着火剤が準備されていて、快適に過ごせそう。 けど狭いか… 普通で4人、がんばっても6人程度のスペース?

さて、剣山に向けて出発するか。 一ノ森の山頂を経由して剣山に向かう。
一ノ森山頂

山頂からは剣山と次郎笈がとても綺麗に見える、特に次郎笈は素晴らしい。
剣山 次郎笈

小さな登りを2つ越えて剣山は目前!
剣山

頂上付近のなだらかな場所に着いたのだが、人が誰もいない……けっこう人気の山なので、誰かしらいると思ったのだが…
剣山

まぁ、一人で山頂を満喫しました。
剣山山頂

さて、ここはまだまだ通過地点。 目指すはもう一山先の次郎笈。
この雄大な景色を見て、あそこに登りたくならないはずがない。
次郎笈

剣山を下り、次郎笈の上りに入ったあたりで、後ろを振り向くと素晴らしい姿の剣山が見られる、と以前来た時、写真家のおじさんに教わったことがある。
剣山

次郎笈の登りを登り切り、ようやく山頂! ここで60前後の夫婦に出会う。
高ノ瀬、丸石 一ノ森 剣山 次郎笈

その夫婦と少し会話し、夫婦は発って行った。 山頂にはオレ一人。 気温も10度前後あり風も遮れるのでとても暖かい。 コーンスープとおにぎりを食べお腹もいっぱい。 少し横になるか……
気持ちがよく、ついウトウト。 15分くらい眠ってしまったようだ。
もっと寝ていたいけど、ここから4時間の下りが待っている。 あまりゆっくりしている時間もないな。

今回の山行を決めるとき、ここからどのルートを通って帰るかが悩んだ。 一番無難なのが、来た道をそのまま戻るルート。 だけどそれだとなんだか面白みがない。
ということで、いったん西島まで向い、そこから少し登り返して刀掛まで、そこから行場方面に向い、お花畑経由で追分まで。
行場~追分は2年前と同じルート。

さて、まずは西島までか。 見ノ越から登って帰る時にいつも通るルート。 剣神社の大岩の下を通って行った。
剣の岩

西島にもいいベンチがあるので、休んでいった。 ここから刀掛まで標高差100mほどの登り返し。 ここにきての登り返しはきついだろうな。
西島

時刻はまだ13時。 この時間くらいならまだ登ってる人もいるかと思ったけど、誰もいない…
で、刀掛に到着。
刀掛

ここから誰も歩いていないだろうルートに入っていく。 日中も日蔭らしく、さらさらの雪が残っていた。
さらさらの雪

穴吹川源流を渡り、追分を目指す。
穴吹川源流

しばらく歩きお花畑に到着。 が、季節はずれのため何も無い……
お花畑

地図には「キレンゲショウマ」と書いてあるのだが、植物には全く興味がないため、どんな花が咲くのかすら知らない…
あちこちに鹿よけがあって、鹿との闘いが大変そうだ。

お花畑を越えてからは道が狭くなり、どんどん標高を下げながら歩いて行く。
追分へ向かって

しばらく歩き追分に到着。 足がだるく、右膝が痛い。 ここから、コースタイムで90分の下りで駐車場だ。 このルートで最も急な箇所だ。

しかたない、ラッセル時以外は使わないようにしていたストックを使って、膝の痛みを和らげながら歩くか。 登りは苦だった雪も下りは、スピードを出すのにちょうどよい。 ストックも膝をカバーしてくれるので、思ったより早く神社まで降りてこられた。

神社から林道を歩いていると、正面の斜面から何かがオレを見ている……見た瞬間はイノシシかと思った。
ニホンカモシカ

しかしよく観察してみると、鼻が小さい。 なんだこれ? ストック同士をぶつけて、音を出し、反応をうかがってみてもひたすらこちらを見つめているだけで、動こうとしない。
しばらく見つめあっていたが、まぁ襲ってはこないだろう。 そのまま横を素通りしたけど、それでもこちらを見つめているだけ。

林道をそれて山に入って急な道を下山する。 ようやく車まで到着。 あとは2時間の家までのドライブ。

先ほど出会った動物、家に帰ってから調べたら「ニホンカモシカ」という特別天然記念物らしい。 四国ではとても生息数が少なく、剣山周辺の一部山域にしか生息していないとのこと。 生息密度は0.71匹/1km平方メートルらしい。
偶然こんな貴重な動物に出会えて超ラッキー。
写真は4枚ほど撮ったのだが、きちんと撮れてるのがこれしかなかった。

前回の登山のリベンジを兼ねた今回の登山は、まぁ上出来だったと思う。 前回より重い荷物を背負って、前回より長いコースを歩き、前回より疲労が少ない。
剣山~三嶺まで縦走するのもいいけど、一ノ森~天狗塚までの縦走はもっと魅力的に思えてきた。 遙かに長いけれど…
まぁテント背負った縦走は装備の関係もあり、来年以降になりそうだ。

本日のコースタイム
06:31 492号コリトリ
07:27 剣山龍光寺入口
07:32~07:40 神社で休憩
08:30~08:42 追分
09:30~09:45 一ノ森ヒュッテ
10:33~10:43 剣山山頂
11:27~12:11 次郎笈山頂
12:41 二度見展望
13:03~13:09 西島
13:21 刀掛
13:41 穴吹川源流
14:33~14:46 追分
15:14 剣山龍光寺
15:57 492号コリトリ

【徳島】剣山

晴れ今日は剣山に登山をしに行く。 4時50分起床、5時10分出発。
いつものように三頭トンネルを抜けて美馬に到着。 国道438号線を通って剣山へ。 今日が事実上のスタッドレスタイヤデビューの日になるだろう。

吉野川を越えて、国道438号線はどんどん山に入って行く。 途中から道路が雪面に変わった。 運転は慎重にしなくては、今日が雪道初めてなのだから。
国道438号線沿い

スタッドレスタイヤの効力は高く、雪道の上り坂でも全然滑らず登っていく。
剣山スキー場まであと10kmと看板がでてきた。 だんだん雪も深くなり、だんだん不安になっていく。 本当に行けるのだろうか?
残り4kmくらいになり、さらに雪が深くなってきた。 ますます不安に…… そしてなんとか剣山スキー場までは到着。 一応スキー場とは名ばかりで、リフトやロッジは動いてないけど、どうぞご自由に滑ってください、というような感じのところ。 なので、車は全く止まっていない。

見ノ越までは、ここからさらに4kmほどある。 スキー場を超えてからは積雪がさらに激しくなっている。 タイヤも滑り出した。 カーブなどではわだちが深いところがある。

そして、ついにやってしまった。 轍から外れタイヤが新雪の中に落ちてしまった。 ほんの30cmくらい左にずれただけなのだが、タイヤは空転するだけでまったく動けなくなってしまった。
スタッドレス履いていても、2輪駆動だからチェーンは必須か!?

偶然にも後ろに徳島ナンバーの軽自動車が走っており、脱出するのを手伝ってくれた。 男性2人組で、車を後ろから押したり、前から押したり、タイヤの通り道を作ってくれたり。
最終的には雪面に長男のタオルケットを敷いてなんとか脱出できた。
スキー場まで引き返したかったがUターンする場所もなく……時速10kmくらいの速度で轍から絶対に外れないよう慎重に運転する。 運転するときにここまで緊張したのはいつ以来だろう…… 免許の試験依頼か!?
で、なんとか無事に見ノ越まで到着した。 徳島の2人は何度もお礼を言った。 もし後ろにいなかったらレッカー車を呼ばないといけなかったな。
2人も登山に来たので、また一緒になるだろう。
そんな思いをしながらたどり着いた見ノ越はメチャメチャ寒い。 車の外気温計は、マイナス8度を指していた。
マイナス8度 丸石かな?


見ノ越は雪がすごかった。 こんなに積もるんだね。
ロープウェイ 駐車場 お店が並ぶ道

さて、雪の剣山に登りますか。
神社までは雪かきされていて登りやすい。 まぁ50mほどの距離だけど。
神社へ 神社 神社から登山道

登山道には全くトレース跡がない。 いつ雪が降ったのかわからないけど、誰も歩いていないのか… さっそくトレース。 スノーシューを持っていないためつぼ足で。 1歩踏み出すと、埋まらない時で膝くらいまで、埋まる時は又まで一気に埋まる。 これはかなり体力を消耗しそうだ…
登山道

歩き始めてから20分くらい、ロープウェイをくぐり、2回くらい折り返したあたりで、車を助けてくれた2人組が先頭に行きトレースを代わってくれるとのこと。 2人ともスノーシューをつけているので、快適に歩いて行く。 あっという間に引き離されてしまう。 スノーシューのトレースをたどっても膝くらいまでは埋まってしまう。
スノーシューのトレース跡

かなり息を荒げながら、ようやく西島が見えるあたりまでやってきた。 山頂ヒュッテも見える。
山頂ヒュッテ 三嶺方面

西島に着いた時はかなり体力を消耗…… それと右足のスパッツの止めゴムが壊れているため、靴の中に雪が入ってきてしまう。 この新雪だったら、まったく効果がないけれど、軽アイゼンを付けることに。 軽アイゼンのバンドがスパッツと靴を固定してくれるため、スパッツがめくれない。
西島 大剣神社方面の登山道 樹氷 木屋平方面

さて、山頂を目指しますか。
刀掛方面から山頂を目指す。 息は上がり、体力もつらいがこの景色が最高だね。
山頂ヒュッテ 雪原 樹氷 樹氷の道 山頂へ… 樹氷

ここから先もかなり埋まりながら登っていく。 そして大剣神社との合流地点まで到着。 山頂ヒュッテは目前だ。
登山道 山頂ヒュッテ 樹氷 大剣神社方面

ここまで来たらヒュッテはすぐだ。 一気に登る。 そして、ヒュッテ到着。 一ノ森も、次郎笈もオレの技術じゃいけないので、今日は剣山山頂まで。 なので、ザックを置いて、山頂を拝んできた。
山頂の笹広場 塔丸方面 三嶺方面 剣山山頂 一ノ森方面 次郎笈 三嶺方面

山頂を満喫したかったがすごい寒さと、強い風で、寒くてすぐに引き返してきてしまった。 雪に閉ざされた山頂ヒュッテ付近には温度計があるので、見に行ってみた。
マイナス11度

気温はマイナス11度。 太陽が昇ってこの温度だ。 寒いなぁ…

お昼におにぎりを食べて、下山する。 下りは楽だ… 山スキーとかやる人は、こんなところも滑って降りられるのだろうか? スキーに関しての知識は全くないのでわからないが…
青空と真っ白な雪がとても気持ちいい。
樹氷と青空 樹氷と青空

西島を越えて、無事神社まで帰り着いた。 神社の階段の脇に、オスの鹿がいた。 鹿は臆病なはずだけど、オレの方を振り向いてもすぐに草に夢中で食べていた。 鹿は寒くないのだろうか…
オス鹿

さて、あとは無事に雪のない道まで、車で帰るだけ。 これが一番不安だ…… 来る時よりもさらに慎重に車を運転する。 オレがハマった跡のある個所を通過し、轍が深い個所が2か所あり、そこも通過し、なんとか剣山スキー場までやってきた。 ここまでくれば一安心だ。 まだ雪道は続くけれど。

夏だったら1時間もかからないような道、今日は2時間もかかった。 まぁ時間より安全第一だしね。
しかし、シーズン中にもっと雪山に遊びにきたいが、車が不安過ぎる。
やっぱり4輪駆動+スタッドレス+チェーンが必要か? 石鎚くらいだったら、登山口の標高が低いし、車も多いからいけそうだな。
その前にスパッツの右足を直すか買うかしなくては。
しかし今回の登山では体力不足が露呈した。 雪山とはいえ、たかが3時間ほどの登山でここまでばてるとは。 今シーズンはもっと慣らして、来シーズンまでに体力強化が課題だな。

本日のコースタイム
8:55 見ノ越登山口
10:15~10:25 西島
11:30~12:10 剣山山頂
12:37~12:42 西島
13:22 見ノ越登山口

【徳島】剣山

晴れときどきくもり今日は会社の人と剣山に登山をしに行く。 会社の人は夕べから家に泊まっている。 夜は盛り上がりすぎて寝たのが2時くらいだった……
今朝は5時半起床。 眠い…… 準備をして車で出発。 車だとよぶんな荷物が持っていけるからいいね。 そういえば車で登山をしに行くのなんてすごい久しぶりだ。
県境の山を越え、脇町に着いた。 ここが最後の町。 ここで買い物をしておかなくては。 お昼ごはんと朝ごはん代わりのものを食べた。

吉野川を渡り国道492号線を走ること2時間。 ようやく見ノ越に到着。 やっぱ家から3時間くらいかかるなぁここ。 距離的には100kmくらいしかないのに。
見ノ越

準備をして9時6分登山開始。
出だしは神社に向かう急な石段から始まる。 これが疲れる……
石段

神社の脇から山道に入って、リフト道と交差してグネグネ高度を上げて登って行く。 しばらく歩くと視界が開け、野営場が見えてくる。 もうリフト駅の西島は近い。
9時46分、西島に到着。 3分くらい休憩をし、すぐに出発。 もう山頂ヒュッテが見えている。 やっぱ剣山のこのコースは近いなぁ。
次郎笈 西島

そこから歩くこと20分。 剣山神社に到着した。 ここには剣山の由来となる剣のような岩がそびえている。 ただこちら側からじゃあまりよく見えないので、帰りに拝むとしようか。
剣やmajinじゃ もうすぐ山頂

神社を出発して25分。 山頂一帯に到着した。 ここから最高点までは遊歩道をてくてく歩く。
今日は人が少ないなぁ。 そして、西日本2番目の高さ、1955mに到着。
山頂遊歩道 剣山山頂

とりあえず今日は次郎笈まで行く予定なので、山頂ではあまり止まらずにそのまま次郎笈方面へ。
次郎笈の姿、とてもかっこいい。
次郎笈 剣山を振り返る 丸石方面 剣山を振り返る

剣山山頂から50分。 次郎笈山頂に到着!
次郎笈山頂

出発してから2時間20分。 とりあえず本日の登りコースはこれで終了。
ここでお昼にすることに。 今日はガス類を持ってきているので、会社の人のカップラーメンを作り暖かいコーヒーを入れた。 やっぱりガス類はあると便利だけど、荷物になるんだよなぁ… コッヘルが微妙にでかいし重い…

山頂でたっぷり1時間ほど休憩し、帰ることに。
鳥

丸石方面に向かう道から次郎笈を降り、トラヴァースルートを歩いてきた。 途中に湧き水があり、手と顔を洗ったのだが、ものすごい冷たくて気持ちがよかった。
トラヴァースルート

二度見展望で、次郎笈を振り返り、剣山神社の岩を見てきた。
二度見展望 剣の岩

西島まではほぼ平坦な道なのでらくちん。
13時45分、西島到着。 最後の5分間休憩をして、見ノ越を目指す。
帰りにすごい膝が痛そうな男性が歩いていたが、がんばって最後まで歩いていた。

14時21分、駐車場到着。
トータルで4時間20分くらいの山歩きだったのかな。 まぁ剣山もおもしろかった。
この次に富士山というと、差が激しすぎるので、もう一つくらい連れて行ってあげたいな。 ただ手ごろな山がないなぁ。

汗をたくさんかいたので、祖谷にある「癒しの温泉郷」に行くことに。 ただ温泉の入湯料が1000円もしてビックリした。 他にお客さんが1人しかおらず、ほぼ貸しきり状態。 気持ちよかった~

帰りは国道438号線で帰ってきたが、492号線の方が早く帰れるような気がした。

梅雨時期だけど雨が降らずに登山ができてよかった。 欲を言えば曇り空ではなく青空がよかったかな。
では、本日のコースタイム。
09:06 登山口
09:46~51 西島
10:07 剣山神社
10:34 剣山山頂
11:25~12:30 次郎笈山頂
13:13 二度見展望
13:45~51 西島
14:21 駐車場

【徳島】剣山~次郎笈

晴れ今日は登山の日。 午前6時に起きて6時半出発。
本日の目的地は「剣山」、「見ノ越」から登って剣山山頂を経由して「次郎笈(じろうぎゅう)」に向かう予定。

通りなれた国道193号線をひたすら南下。 思ったよりもかなり寒い……冬用の手袋ともう一枚上着を持ってくればよかった……
香川・徳島の山越えをして徳島県美馬市に到着。 吉野川を越えて国道438号線に入ったら、全くガソリンスタンドもコンビニもなくなるので、ここで準備をしていかなくては。 セルフのガソリンスタンドを見つけたのでそこで給油。 これから剣方面に行く時は、このガソリンスタンドを拠点にしよう。 あと、コンビニで朝昼ご飯を購入して、剣山に向けて再出発。

何度目か忘れたけど、国道沿いにある「閑定の滝」を眺めていく。
閑定の滝

そして見ノ越に向けて走り続ける…… だんだん山に向かっていき……寒い…… 道路にある温度表示は12度…… どんどん進んで行き、見ノ越に到着。 リフト乗り場があって、そこの駐車場に止める。 気温は……8度…… 寒すぎる。
寒い中、原付で2時間半走り続けたので体の芯まで冷え込んでいる。 とりあえず朝ごはん食べていないので、日のあたる暖かい場所でご飯でも……と思ったが風が寒すぎる…… パンを1つ食べたが震えが止まらない。

これはまずいと思い、すぐに準備して登り始めることに。

この山はリフトで途中まで上がることが出来る。 リフトは片道1000円、往復1800円。 オレはもちろん歩いて登る。
登山口入口

どんどん登っていき、目指す「次郎笈」が見えてきた。
次郎笈

歩くこと30分……体もポカポカ、リフトの降り口に到着した。 ここからはみんな歩いて登る。 水場経由で行く道と、山頂に直接向かう道がある。 もちろんオレは山頂に直接向かう道。 山頂ヒュッテが見えてきた。
山頂ヒュッテ 紅葉が綺麗

だんだん標高が上がっていき、景色が綺麗に見えるようになってきた。 今日は快晴。 最高の登山日和。
紅葉と山 登山道からの景色 登山道からの景色 登山道からの景色

ようやく剣神社上に到着。 ここに剣山の由来の剣のような岩がある。
剣のような岩 次郎笈

上り始めて60分。 剣山山頂に到着。
山頂からの景色 山頂からの景色 剣山山頂

ここで一休みしようかと思ったが、人が多すぎるので休まないでいっか。 そのまま次郎笈に向かう。
次郎笈 綺麗な空と山

剣山からの下りが終わり、次郎笈への登りに変わる。 直登ルートと、西側からトラバースして登るルートがある。 もちろん直登る。 そのうち三嶺の方まで行ってみたいが、テントが無いと無理だな、これは。
剣山 三嶺へ……

だって14kmもある……山の14kmは軽く9時間くらいかかるだろうな……

登り終わって次郎笈山頂に到着。
次郎笈山頂

剣山からここまで50分。 さて、登り始めてから休憩しないでここまで来たので、そろそろお昼休憩にするか。
コンビニで買ったおにぎりとパンとお菓子で休憩。 ちょっとのんびりしたし、そろそろ帰るかな。

帰りは、西側から降りてトラバースルートを戻ろう。
山頂からの景色 山頂からの景色

トラバースルート中に水場があり、ちょっと飲んでみた。 冷たくておいしい。
そして、剣山からは剣神社に向かうルートを選択。
人があまりいなくていいね。
紅葉 紅葉と次郎笈 クマザサ

しばらく歩いて剣のような岩が見えてきた。
剣のような岩

こちら側から見るとすごい立派だね。

そのまま下山していき、リフト乗り場に到着。 普通の格好をしてリフトで登ってきた人が多すぎる……
リフト乗り場 リフト

次郎笈を出発して1時間40分。 登山口に戻ってきた。 ちょっと歩いた時間は短かったけど、なかなか楽しかったな。
駐車場が悲惨なことになっていた。
悲惨な駐車場

【徳島】剣山へ

晴れ前から待ちに待っていた剣山へ、今日ようやくいける。
前回は行く途中雨に降られて帰ってきた。

その前に……今週撮った写真。
プレイマット 両手で指しゃぶり おやすみ

朝5時に起床して、次女にミルクをあげて、6時くらいに出発。 まずは国道193号線を徳島方面に向かって走る。 しかし5分くらい走ったらガソリンランプが点灯し始めた。 残りガソリンは0.8Lくらいか。 吉野川を渡る前に入れておかないと、その先はガソリンスタンドがないので、マズイ。 ただ、ここで入れていったら、吉野川の手前で入れるときに1Lくらいしか入らないだろう。 それは……
なのでそのままのガソリンで行くことに。 ガス欠にならないことを祈ろう……
無事徳島県入りした。 しかし……美馬インターの手前でバイクが減速していくではないか……まさか……そのまさかだった……… そうガス欠だ。
うー、これは困った…… 仕方ない押すか。。。
押すこと約3km。 ようやく昭和シェルを発見した。 しかしまだ開店していない…… 近くにモービルがあるのを知っていたので、そちらも見に行く。 しかしここもやっていない。
昭和シェルが8時開店だったので、それまで待つか。 近くのサンクスでご飯を買って、しばらくバイクの上で眠る…… 30分くらい眠って7時55分になったのでガソリンスタンドに向かう。 レギュラー満タンになって、気を取り直して出発。
国道492号線を剣に向かって進む。 ガス欠のせいで1時間のタイムロスになってしまった……
今回登るルートは「富士ノ池コース」。 インターネットで調べた山行記録では、このルートを登った人は見つかってない。
先日、徳島の滝めぐりをしたとき見た「閑定の滝」の前を通ったので見てみる。
閑定の滝
前はこんなだったのに……
登山口がどこにあるのかかなり不安だった。 登山口の入り口さえわかれば、その後のルートはわかるのだが……
国道438号線に入り、だんだん剣山が近くに見えてきた。
剣山

国道438号線をひたすら走って、見ノ越まであと12kmくらいのところで、「富士ノ池登山口入り口」という看板が見えてきた。 心配するほどでもなかった、すぐわかってよかった。
月と森 登山口の入り口
さっそく準備をして登り始める。 まずは林道が続く。
小さな滝
林道からすぐに登山道の入り口が見えてきた。 しかしこの登山道がすごいきつい。 急登で、林道をなんども横断する。 というか、傾斜がすさまじい。 足場もものすごい悪い。 1時間ほどあるいて、ようやく富士の池神社に到着した。
剣山 香川方面 富士の池神社 富士の池 富士の池神社

しかし、登山口の名前にもなってる「富士の池」って小さいなぁ。 しかも看板には「藤の池」と書いてある。 いつの間に漢字が変わったのだろう……
しかしこの山の本当の登山はここからだった。 すでに足はクタクタ。 神社の裏から登山道に入る。 この登山道がまたすごい。 先ほどの登山道よりはマシだが、ここも傾斜が激しい。 足場も悪い。 しかもものすごい暑い……
神社の登山口入り口
この山道はひたすらキツイ。 ホントにキツイ。 傾斜がずっと急。 景色も全く見えない。 休憩できそうな場所もない。 ただひたすら急傾斜を登っていくのみ……
看板 登山道

そしてようやく「追分」に辿り着いた。 ここで「剣山山頂」と「一ノ森」の分岐。 もちろん一ノ森を目指す。 ここから60分かかる…… しかし今はかなりペースが落ちてきている……
追分

そしてフラフラになりながら一ノ森ヒュッテに到着……
景色 一ノ森ヒュッテ

ここでかなり休憩した。 そして一ノ森山頂へ。
次郎笈 剣山山頂方面 一ノ森山頂 一ノ森ヒュッテ

山頂で写真を撮って剣山を目指す。
一ノ森 二ノ森 次郎笈
あまり上り坂がなくて、それほど苦労はしなかった。 歩くこと60分、ようやくここまでやってきた。 これが最後の登り……
最後の登り

ついに到着……
剣山山頂 次郎笈 山頂 山頂 一ノ森方面

とりあえず目標は達成した……ものすごい疲れた~あとは降りるだけ…… ただこの下りが3時間くらいかかるんだろうな…… 剣山はロープウェイを使えば30分ほどの登山で山頂までくることができるらしい。 そのため子供やすごい弁当を持った人がたくさんいた。 こういう観光地は嫌いだ…… まぁ富士の池登山口を選んだのはそれが理由だけど。
下りでお鎖を体験した。 石鎚のより高さはないが、不安定で怖いな……
はしご お鎖 お鎖登り口

ここからはひたすら忍耐勝負。 足の疲労はピーク。 体力も限界に近い…… その状態で道をひたすら歩く……
下山道 下山道 下山道
こんな道を歩くこと1時間……つらすぎる……そして、ようやうく追分まで到着した。 ここから、さらに1時間半の下りがある…… しかも傾斜が急になる…… ここで別パーティと遭遇した。 このパーティも富士の池登山口から登ってきたらしいけれど、神社まで車で登ってきたので、オレより登りの時間が1時間短く、下りの時間も1時間短い…… はぁつらい。。。

フラフラの状態でひたすら歩く。 ひざの骨がもう痛すぎる。 このままじゃ明日すごい痛くなりそうだ…… だけど歩かないと下には降りられないし……
そしてようやく神社まで降り立った…… あと1時間…… もう足が痛すぎてイヤだ…… だけど降りなくては。。。。。。
だが、ここからが一番の急傾斜な場所。 この足でこの傾斜はつらすぎる。。。
何度も何度も休憩を入れて、ついに原付までたどりついた……
だがここで終わりではない…… ここから原付で2時間走って家まで帰らなくては行かない。。。 なんでこんなにつらいことしてるんだろうと思った……
まぁ帰りのバイクはけっこう快適だったけれど……
とりあえず、剣山登頂成功!

では登山のまとめ。
原付走行距離:164km
家出発:6時20分
ガス欠:7時06分
バイク押す時間:25分
再出発:8時00分
富士の池登山口到着:9時11分
富士の池神社到着:10時10分
追分到着:11時06分
一の森ヒュッテ到着:11時59分
剣山山頂到着:13時06分
鎖場到着:13時45分
追分到着:14時41分
下山:16時06分
帰宅:18時00分

では感想を……
とりあえずこのコースはとてもつらい。 神社まで車で行くこともできるが、正式な登山口はオレの登り始めたところ(国道沿い)
一ノ森までの3時間弱の登りのうち95%がきつい登り4%が緩い登り、1%が平坦な道。
ロープウェイがあるので、人はすごい。 一ノ森までやってくる人もたくさんいる。 しかし鎖場方面に行く人はあまりいない。
富士の池コースは人がほとんどいない。 静かに黙々と登りたいなら富士の池コースがいいが、とにかくつらい。

家に帰ってから、昨日できなかったお食い初めをする。
お食い初め
元気に育ちますように。