【愛媛】日浦登山口~ちち山~笹ヶ峰~冠山~平家平【縦走】

晴れのち曇り今日は登山。 長い縦走コースなので、早い時間から登りたい。 そのためには早い時間に家を出なくては……
というわけで、3時起床。 3時10分出発。 高速道路で新居浜ICまで。
マイントピア別子方面に走っていく。 マイントピア別子を通過し、山の中をグネグネと。 大永山トンネルを抜けて、下り坂を少し走ると、住友フォレスターハウスに到着。 新居浜からこのルートを通ってくるのは初めて。 川之江から法皇トンネル経由で来るより、早く来れるな。 次から西赤石付近に来るのなら、このルートを利用しよう。

フォレスターハウスからちょっと離れた路肩の広くなってる箇所に、自転車を止めておく。 ここが下山口となる。

そのまま車で走り、西赤石山の日浦登山口へ。
到着時刻は5時20分。 こんな早朝なのに、既に2台の車が止まっている。
オレが準備している間に、2台の車の2組3名の人たちは登って行ってしまった。

日浦登山口と、住友フォレスターパーク。 全く反対方向のように感じる、今回のコース。 その内容は、結構なロングコース。

日浦登山口からダイヤモンド水を経由して、銅山越まで。 そこから西山、ツナクリ山を越えて、笹ヶ峰の稜線まで。 笹ヶ峰方面に歩いていき、ちち山を経由して笹ヶ峰へ。 そこから稜線を戻ってきて、冠山を通過し、平家平まで。 平家平から住友フォレスターパークに下山する。
地図を見てもかなりの長距離コース。 踏破できるかかなり不安なところ。
エスケープポイントは、3時間ほど歩いた地点で、大永山トンネルに下山できる。 もう一か所は、冠山に向かう手前、一ノ谷越えから、住友フォレスターハウスに下りる道がある。

2週間前のエビラ山~権現山縦走の際、水分がギリギリだった。
今回はお茶を2Lと、昨日900mlのボトルを購入したので、空の状態でそれを持ってきた。 ダイヤモンド水で、給水していこう。

オレも準備をして出発する。
5時半とはいえ、周りはもう明るい。 半世紀ちょっと前までは、ここに村があったんだなぁ、と考えながら山道を歩いていく。 写真も残っており、当時の面影がかろうじて残っている。
日浦登山口 登山道

しばらく歩くとダイヤモンド水に到着。 先に出発した2人組みのパーティと会話。 なんと目的地は同じ笹ヶ峰。 話してみると、けっこういろいろなルートを歩いている様子。 方向が同じだから、何度か会うかもね。 オレが休んでいる間に出発して行った。
ダイヤモンド水

ダイヤモンド水で喉をうるおし、900mlのボトルに給水して出発。
次は銅山越。 この区間にも歴史を感じるポイントがいくつかあるけど、全て説明文までじっくり読んだことあるので、その辺りは素通り。 鉱山の跡地を経て銅山越に到着。 さて、ここから先の区間は歩いたことが無い区間。 下調べした感じでは、迷うようなところはなさそうだけど。
銅山越付近より 銅山越

まずは西山まで。 銅山越からのコースタイムは30分だし、目の前にそびえているし近く感じる。 あそこの山頂から、西赤石方面を見たら、綺麗に景色が見えそう。
東山~西赤石山方面 西山

先ほどの二人組とまた合流。 先に歩かせてもらう。
しばらく歩くと西山山頂に到着。 が、山頂直前では最高の景色だったけど、山頂は背丈の低い木々に覆われていて、景色がよく見えない。
反対側に歩いて行ったら、南側の景色が綺麗に見えた。
これから歩いていく方面が一望できる。
東山~西赤石山 谷 西山山頂 大展望

西山からの下りはけっこう急だった。 朝方まで降ったであろう雨で、足元が滑るので慎重に……

少し歩くと、銅山越から西山を巻いてくるルートと合流。 そこから先はツナクリ山へ向けての登りとなった。
ツナクリ山への登り、これが地味にきつい。 道は一直線なのだけど、一直線なので傾斜がきつい。 本当に一直線。 ひたすら真正面に突き進んでいく感じ。
少し歩くと、ツナクリ山山頂。 ここは景色が全く見えず。 銅山越から1時間くらい経過したので、休憩したかったのだけど、山頂は狭く、濡れた木々に覆われているため、しゃがむ場所さえなかった。
仕方がない、少し先に進んで、広そうな場所で休むか。 少し歩いた斜面の途中が広くなっていて、濡れる要素もなかったので、そこで休憩。
ツナクリ山へ ツナクリ山山頂

さて、ここから大永山トンネルの分岐までが1時間程度。 そこから1470m地点までが1時間程度、そこからちち山分かれまでが1時間程度。 合計3時間程度で、笹ヶ峰の稜線にたどり着けるはず。

大永山トンネルまでは緩やかな下りなのだけど、この道がけっこう悪かった。
時期的なものもあるのかもしれないけれど、草がすごい。 あっという間に、膝から下がビショビショになった。 草が邪魔をして思うように歩けないし…… 幸い迷うような場所ではないので、その点に関しては安心できるのだけど。
大永山トンネル分岐の「土山越」にたどり着いた時にはけっこう疲れていた。 ここでも休憩、しばらく休んでいたら先ほどの2人組が追い付いてきた。 さて、本番はここからだぞ。 この地点が標高1200mくらいのはず。 まずは1470m地点まで、その先のちち山分かれは1800mくらいあるように見える。
谷 土山越 土山越(林道)

1470m地点に向けて歩きだす。 1470m地点手前には「急坂」と書いてあったので警戒してあるいていたのだけど、急と思える坂はなく、獅子舞の鼻と看板のある1481m地点まで到着。 この辺りで気付いたのだけど、足周りがビショビショではないか。 靴の中までビショビショ。
靴下を脱いで、絞ったらボタボタと水分が垂れてくる。 両足とも靴下を絞ったのだけど、どこから浸水してきたんだ?
ざれた道 獅子舞の鼻

ここからちち山分かれに向かって歩き出す。 ちち山分かれまでは、綺麗な笹原が広がっているのが、この位置からでも見える。 あそこまで、けっこう標高差がありそうだ。
ちち山分かれ方面

樹林帯を抜けると、笹原へ。 この笹原が曲者だった。
余り歩かれていないためか、夏でグングン育つためか、腰くらいの背丈がある。 道は笹に埋もれてて、道がある場所は分かるのだけど、足元が全然見えない。 しかもけっこう急な登り。
笹に阻まれながら苦しみながら登る。 つらいなぁ…… 当然笹は濡れているので、下半身ずぶぬれ。 これが原因で、靴の中に浸水してきてるのかな……
すごい笹 すごい笹

かなり苦労しながらちち山分かれまでやってきた。 こんなに道が悪いとは……
ちち山分かれでも休憩。 また靴下を絞ったけど、これはキリがないかも。 この先の道を見る限り、同じように笹に阻まれている。 スパッツとレインコートの下半身を履くか。
濡れると分かってるなら、最初から履いておけばよかった。 いまさら感が満載だけど、下半身の装備を強化。
冠山方面 ちち山分かれ

さて、ちち山を目指そうか。 ここから先の道も結構苦労した。 傾斜はなく、けっこう平坦な道なのだけど、笹が深い。 笹に足をとられ、バランスを崩すことも何度か。 下半身の装備を強化しておいたのは正解だったな。
すぐにちち山方面に向かう分岐に到着。 ちち山の山頂を踏みたいので、そちらに歩いていく。 この道がさらに曲者だった。 ちち山に一直線に登って行くので、めちゃめちゃ傾斜がきつい。 瓶ヶ森の脇にある「西黒森」を思い出した。 あそこもこんな傾斜の道だったな。
傾斜が落ち着いたと思ったら、道が消える。 笹が深すぎ。
なんとか道らしいところを歩いていき、ちち山山頂に到着。 こんな厳しい山だったとは…… ここでも靴下を絞るが、下半身の防水はしたはず。 どこから入ってくるんだ?
稜線 ちち山山頂へ ちち山山頂

ちち山~笹ヶ峰の稜線に戻る道も、笹が深い。 途中で、一瞬だけ樹林帯に入り笹がなくなった時は、最高に歩きやすかった。 濡れた岩がゴロゴロしてる道の方がいい、ということか。 すぐに稜線まで復帰。 笹ヶ峰を目指そうか。
紅葉谷分岐を通過し、笹ヶ峰直前になって、ようやく笹の攻撃から解放された。
そして笹ヶ峰山頂に到着。
ちち山~稜線への道 笹ヶ峰山頂

1組のパーティが休んでいたのだけど、第一声が「ビショビショじゃないですか」だった。 その人たちはスパッツしか装着してない。 1人はスパッツすら装着してないけど、全然濡れていない。 桑瀬峠方面から来たのかな? あっちは綺麗に笹が刈られているのだろう。

さすが200名山だけあって、笹ヶ峰は次から次へと人がやってくる。 出発するころには4組12名ほど、山頂で休憩していた。

さて、これからちち山分かれまで戻る。 また、苦しい笹の道を歩かなくてはならない。
笹ヶ峰出発 紅葉谷分岐

ちち山山頂を巻く道を歩いてきたのだけど、この道もひどかった。 笹ヶ峰から東はあまり人が行かないのか…… 地図でしかこの辺りのエリアは見たことがなかったので人気度まではわからなかった…… 有名な山の稜線だから、もっと整備されてると思っていた。

苦労してちちやま分かれまで到着。 靴の中までビショビショで、靴下を絞りたかったけど、キリがないので諦める。 靴を脱ぐのは結構手間がかかる。

ここから先は、住友フォレスターハウスへエスケープする「一ノ谷越」を通過し、冠山に上がり、平家平を通過し、住友フォレスターハウスへ下りるだけ。
一ノ谷分岐 一ノ谷越へ 一ノ谷越へ

ここから先も道の状態はあまり変わらず……
一ノ谷分岐を通過し、一ノ谷越までやってきた。 ここから冠山にかけては登り。 だが、笹の登りは体力を消耗しそうだ……
一ノ谷越

笹はいっそう深くなった感じがする。
冠山までは思ったより距離があった…… しかも樹林帯の中で、笹が胸くらいまであるような箇所を無理やり突っ切ってみたり、ルートは結構厳しかった。
冠山に到着したが、景色が真っ白で何も見えず……
冠山へ 冠山山頂

あとは平家平まで歩くだけ。 高低差は少なくなるので、だいぶ楽になるだろうか? 笹だな、問題は。

相変わらず笹に阻まれながら歩くが、無事平家平まで到着。 もう疲れたな…… だが、ここからまだ2時間程度の下山が待っている。 だけど、この区間は歩いたことがあるため、少しだけ安心。 気が緩みそうだけど、そこはきちんと引き締めて……
平家平山頂

まずは巡視路分岐まで。 ここから先は、笹が綺麗に刈られていて、とても歩きやすい。 しかし歩きやすい代わりに別の問題が…… それはヘビ。
僅か6分くらいの間に、ヘビに5匹遭遇。 ヘビはすぐに逃げて行くが、あの姿は気持ち悪いし、出会った瞬間はドキッとするのでイヤだなぁ……
平家平より下山路

巡視路分岐で少し休憩。 ずっと靴下を絞っていなかったので、ここで絞り、重ね履きしてる1枚を脱いだ。
ついでにスパッツとレインコートも外す。 ここから先は道も安定してるしもう不要。
足元が多少快適になったので、下山が楽しくなるだろうか。
巡視路分岐

ここからの下山は一気に標高を下げる。 けっこうグネグネとした道。
鉄塔の真下を通り、鉄パイプでできた立派なはしごを降り、渡渉。 少し登り返すけど、また立派なハシゴを下ると、川の音が大きくなって、ゴールが近いのを感じる。
登山道 シダがすごい

しばらく歩くと、木の橋が出現。 微妙に濡れていて、これが滑る滑る。
ここまで来たら、フォレスターハウスはもう目前。
木の橋

最後の立派すぎる橋を渡り、無事フォレスターハウスまで戻ってきた。

が、ここに最後の難関が。
フォレスターハウスの目の前に犬が2匹座っているではないか。 しかも2匹とも首輪をしていない。 野犬か!
白っぽい犬と黒っぽい犬。 白い方が大柄で、黒い方が小柄。
「ワンワン」吠えながら近づいてくる。 これはやっかいだ。
ちょうど手にストックを持っていたので、それを振り回したりして威嚇するがあまりひるまず。 白い犬は臆病っぽいのが分かったけど、黒い犬はものすごい形相で吠えて近づいてくる。 これは怖い……
ストックで殴ってしまったらいいのだろうけど、それはちょっと気が引ける…
ストック同士をたたいて大きな音を鳴らすと、一瞬ひるむ。
歩きながらそれを繰り返して自転車まで300mほど犬に背を向けないようにして歩いてきた。 自転車に乗る準備をしたいのだけど、犬はまだ襲おうとしてくる。
仕方ない…… 道路脇に細かい砂と砂利の混ざったようなのがあったので、白い犬に向かって投げつけた。 そしたら2匹とも退散していった。
さて、無事野犬にも勝利したし、あとは日浦まで自転車。 ちょこっと上り坂があって、疲れた記憶がある。
自転車

まぁそこさえ乗り切ればあとは下りなので……
上り坂は疲れたけど、無事日浦まで到着。 朝いた2台の車はいなくなっており、別の車が1台止まっていた。 この時間になっても下りてきていないとは……

しかし今日は疲れた。 けれど、このコースが歩きとおせるとは思わなかった。 けっこうなロングルート+悪い道だった。
このコースを歩き切ったってことは、自身につながるな。
しかも2011年の目標コースの1つだった。

あとは狙っているコースで、天狗塚~剣山の縦走があるのだけど、こっちはさらに辛いし、さらに長い。 今シーズンは日が短くなってしまったし、もう無理かな…… 笹の少ない、来年5月くらいに挑戦するのが良いかもしれない。

本日のコースタイム
05:32 日浦登山口
06:12~06:18 ダイヤモンド水
07:09~07:13 銅山越
07:34 西山山頂
08:02 ツナクリ山山頂
08:10~08:20 休憩
09:10~09:18 土山越
09:59~10:06 獅子舞の鼻
10:58~11:11 ちち山分かれ
11:34 ちち山山頂方面分岐
11:47~11:59 ちち山山頂
12:13 稜線合流
12:33~12:53 笹ヶ峰山頂
13:08 紅葉谷分岐
13:49~13:53 ちち山分かれ
14:03 一ノ谷分岐
14:22 一ノ谷越
14:53~15:01 冠山山頂
15:40~15:45 平家平山頂
16:14~16:23 巡視路分岐
17:45 住友フォレスターハウス

ここから自転車でのコースタイム
17:53 住友フォレスターハウス
18:08 日浦登山口

【徳島】中尾山~赤帽子山~丸笹山

曇りときどき雨今日は登山。 天気が悪い予報なので、近場の山をぶらりと歩く。 徳島の中尾山~丸笹山まで歩いて、見ノ越まで行き、時間があれば剣山を登る。 時間が無ければそこで終了。 見ノ越に自転車を置いておき、自転車で中尾高原まで戻る。

4時50分起床、5時10分出発。
国道193号線を南下する。 しかし走る事15分、ものすごい眠気に襲われる。 これはヤバイと思い、道の駅塩江に退避。 少し横になっていたらそのまま眠ってしまったよう。 途中で何度か目が覚めたが、最終的に動けるようになって、時計を見たら、7時20分!! 2時間近く仮眠していたみたい…… しかも場所は塩江。 まだ家からすぐの場所だし……

微妙に雨も降っているので、今日の登山やめようかとも考えた。
が、せっかく準備も計画もしたのにな……

遅くなってしまったが見ノ越を目指そう。 時間的に2時間遅れになったから、剣山は無理だな……
コリトリ経由で、見ノ越まで登って行く。 見ノ越に自転車を置いて、中尾高原に向かう。 冬季以外の中尾高原には初めて来た。 コテージもグラススキー場もあるので、けっこうにぎわっていた。

さて、遅くなってしまったけど登山開始。 時刻は10時前。 丸笹山までは4時間程度で歩けそう。

グラススキー場の横を登って行き、登山道へ。
グラススキー場

中尾山まではけっこう太い道。 所々に朽ちているけど看板もあった。 このルート、去年の冬に来たのだけど、その時より道が開けてる感じがした。 こんなに伐採が進んでいたか?
登山道 登山道

すぐに「天望台」の看板が見えてきた。 天望台には行かず、中尾山山頂方面に行きたいので、道なき樹林帯を突き進む。 まぁ100mほどで薄い道に出る。 この辺りは一度歩いているので平気。
中尾山へ

そして、中尾山山頂に到着。 とりあえずここは見るだけ。 天望台まで戻ってきた。 まだ50分くらいしか歩いてないし、そのまま先を目指そうか。
中尾山山頂 天望台

ここから先も気持ちのいい樹林帯を歩いていく。 ブナの原生林らしく、巨大なブナが何本も見える。 前回はこの辺りから雪が出てきて、けっこうきつかった記憶がある。
ブナ林 ブナ

しばらくすると樹林帯を抜け、見晴らしの良い道へ。 赤帽子山が僅かに見える。 剣山方面も見えるのだけど、雲が多く、景色がそれほど綺麗ではない…… 赤帽子山への登りを登りきって、到着。 ここからの景色は結構良い。 目の前には一ノ森、剣山、丸笹山。 後方を振り返ると八面山。 雲が厚くて見えないけど、黒笠山、津志嶽も見えるはず。
樹林帯を抜けた 登ってきた道 赤帽子山山頂 丸笹山

いつ雨が降り出すかわからないような天気なので、ここでお昼ご飯を。
コンビニおにぎりを食べ、先を急ぐ。

丸笹山への下りに差し掛かったところで、前方より50歳前後の夫婦が登ってきた。 少し話をしたけど、ラフォーレ剣山より登ってきたみたい。 徳島の山の話などをたくさんした。

さて、丸笹山を目指すか。 前回、コルから先の登りがけっこうきつかった記憶があるが、果たして……

すぐに国道439号線分岐までやってきた。 これ、国道の方に降りて行ったらどこに出るのだろう。 国道は何度も走ってるのだけど、登山口を見たことがない… 小ピークを越えて、下って、丸笹山への登り。
国道439号方面分岐 赤帽子山

きつかった記憶はどこのことやら…… あっという間に、ラフォーレ剣山への分岐まで到着した。 ここ1年半で実力が上がったってことか。 それとも無積雪期だからだろうか。
ラフォーレ剣山方面分岐

丸笹山への最後の登りを登りきって、山頂到着。
目の前には剣山が! のはずなのだけど、雲に覆われている……
丸笹山山頂 見ノ越

さて、全然疲れてないので、水分だけ補給して下るか。

尾根を通って、剣山の見ノ越登山口から登ったところにある、神社見たいな小屋の裏に出られるはず。

目の前に薄い踏み跡があるので、それをたどってみるか。 長めの良い岩の上に立つ。 しかし、そこから先の道が不明……

岩の下に、薄い踏み跡みたいなものが見えるのだけど……行ってみるか。

そのまま樹林帯に突入していくが、どうも道が怪しい。 踏み跡っぽいのはあるのだけど、その踏み跡上には、あちこちに糞が落ちているので、鹿の道かもしれないな。

よく地図を眺めてみると、丸笹山から一直線の尾根ではなく、少し東側にある尾根っぽい。 そのまま樹林帯を横切る。

すると、さっきよりはっきりとした踏み跡発見。 こっちの尾根だったか。
所々にボロボロの白いビニール紐が巻きつけてあったり、境界の杭が刺さっていたり、明らかに人が入った跡がある。
薄い尾根道 薄い尾根道

そのまま薄い道を頼りに下って行き、無事神社みたいな小屋の裏から、剣山の登山道に合流。
神社のアンテナ 建物の裏に出た

分かりにくい道だったなぁ。 上から下るより、下から登ったほうが知らない道はわかりやすいかもしれない。 今度登ってみるか。 けど、けっこう急な道だったので、苦労するかもしれない。 まぁ距離も標高差も短いから大丈夫か。

そのまま見ノ越に下山。 自転車に乗って中尾高原を目指す。 数百メートルだけ登り坂があり、苦労した。 また、見舗装路も数百メートルあったけど、下り坂だったので大丈夫だった。
剣山登山口

20分ほどかけて中尾高原に到着。

今日は仮眠しすぎたために、剣山に行けなくなってしまった。
が、天気が怪しすぎたので、行かないでもよかったかもしれない。
丸笹山~見ノ越の道を、とりあえず知ることができたので、名頃起点の、塔丸~丸笹山~剣山~次郎笈~丸石~かずら橋~自転車で名頃、の周遊ルートも歩けるかもしれない。 まぁこちらはけっこう距離があるので、計画を練ってから。

本日のコースタイム
09:49 中尾高原 平成荘
10:36 中尾山山頂
10:41 天望台
11:39~11:47 赤帽子山山頂
12:21 国道439号線郷めん分岐
12:51 ラフォーレ剣山方面分岐
13:03 丸笹山山頂
13:50 見ノ越

ここから自転車でのコースタイム
13:54 見ノ越
14:18 中尾高原 平成荘

【愛媛】二ツ岳~エビラ山~黒岳~権現山【縦走】

晴れ今日は登山。 3時50分起床、4時15分出発。 愛媛の二ツ岳~権現山まで縦走する。
この縦走コース、地図には「危険」とか「初心者は引き返すこと」とか書かれている。 あらかじめ下調べはしたけど、行けそうな感じだったので挑戦することに。
縦走なので、登山口と下山口が異なってしまう。 下山口に自転車を置いて、車まで戻る。 車は川沿いの県道に止めておく。 が、そこから登山口までが1時間半くらい車道を歩くようになってしまう。
登山口まで車で行ったら、帰りがずっと登り坂なので、かなり辛いだろう。

登山の準備をして、さっそく出発。 まずは登山口まで…
歩き始めて早々、木材工場みたいなところから出てきたおじさんと話した。 二ツ岳から権現山まで縦走することを伝えて、道が崩落している旨のアドバイスをもらった。 登山口まで遠いって…
二ツ岳の一部 登山口に向かって

車が一台も通らない道を、ひたすら歩いていく。 思っていたより長いな… 車道だけど標高はどんどんと上がっていく。 さっきまで走っていた県道が遥か彼方に、そして見えなくなる。
田舎の景色

道はまだまだ続いている… 
だいぶ歩き、ようやく登山口に到着。 疲れたなぁ……
ここがようやくスタート地点なのに、もうクタクタ。 ゆっくり休憩してしまった。
肉渕林道登山口

さて、ここから登山道になる。 まずは峨蔵越まで1時間20分、そこから山頂までが1時間半となっている。 ここから山頂までの標高差は900mくらい。

登山道はけっこう急に感じた。 あまり歩かれてないのか、足場が緩い箇所もあった。 が、全体的に道はしっかりしている。 迷うような箇所はないな。
小さな沢をいくつか越えて、峨蔵越まで到着。 なんだあ今日、ものすごい疲れる… 車から、まだ3時間ほどしか歩いていないのにクタクタ。 しかもメチャメチャ喉も乾く。 もう700mlほど飲んでしまった。 水分はお茶が2Lと、水が500ml。 このペースで消費していったら足りないかもしれない…
めちゃめちゃ疲れるのは、お腹が空いているのが原因っぽかったので、おにぎりを2個食べる。 さらに水分を採ってしまったが、疲労感は取れてきた。 体調もいつも通りになったかな。
登山道 登山道 登山道 登山道 峨蔵越

ここから先の道は一気に傾斜がきつくなる。 目の前にはピークがいくつか見え、豪快な岩場が見える。 この山、格好いいなぁ。 こんなスケールの山に登れるのは幸せ。 道は急できついけど、楽しみながら歩ける景色だな。
登山道 ハネズル山、赤星山? 豪快な岩 登山道 峨蔵越方面 二ツ岳山頂方面 立派なハシゴ

半分くらい歩いたところで「鯛の頭」と書かれた岩があった。 なるほど、確かに鯛の頭に見えないことはないな。
鯛の頭

そこから先も傾斜はあまりかわらず。 大げさな看板が登場したり、岩場を登ったりしながら、だんだんと山頂に近づいていく。
ここから先は命がけ 登山道 ハネズル山方面 登山道

けっこう苦しい登りを登り切り、二ツ岳山頂に到着。
これから歩く、エビラ山、黒岳が遠くに見える。 こうやって見ると、けっこう遠いなぁ。 山頂は日が当たるので、10mくらい引き返した樹林帯の中で休憩。 休んでいると、ハエがものすごい集まってくる。 大きなハエが5匹くらい、小さなハエが40匹も50匹も集まってくる……
二ツ岳

さて、ここまでもけっこう辛い道だったけど、ここからがこの縦走路の真骨頂。 あまり歩かれてないうえに、崩落箇所が2ヶ所もあるらしい。
最後の権現山まで、4時間くらいかかるコースタイムになっている。
エビラ山

以前、このあたりで遭難した人がいるらしく、ここから先の道について注意を促す看板が掲げられていた。
注意の看板

二ツ岳~エビラ山の中間あたりに「危険」と書かれた箇所がある。 まずはここまで、注意して行かないといけないね。

エビラ山に向かって歩き出す。 想像していたより道が悪い。 あまり歩かれてないのは分かっていたが、もう少しはっきりとした道だと思っていた。
登山道 二ツ岳方面 エビラ山方面 登山道

たまに見晴らしのいい場所に立つので、前後がはっきりと見える。
そして、見晴らしのいい場所に立つということは、たいていの場合、道を外れていた。 前を見ても崖。 右を見ても崖。 左を見ても崖。 仕方なく引き返す。 すると、見晴らしいのいい場所に向かわずに、下に降りて行く道が見つかる。 見晴らしのいい場所に向かって、薄い踏み跡はあるのだけど、みんな間違えるから道になっていったのか、それとも見晴らしのいい場所で写真でも撮ろうと踏み跡をつけていくのか、どちらかはわからない。

そんな見晴らしのいい断崖に立つこと2回。 危険地帯がどこだかわからないまま、エビラ山に到着してしまった。 断崖を無理やり降りようとしたらかなり危険だけど、そうでなければ危ない箇所はなかった気がするなぁ。
道が薄かったり、藪こぎだったりはあったけど。
エビラ山直前 エビラ山山頂

さて、次は黒岳。 目の前に見える、ちょこんと付きだした峰なのだけど、あそこまで一時間もかかるのか? もっと早くたどり着けそうな距離感だけど。
黒岳

黒岳に向かって歩き出す。 すぐに断崖にたたずむ…… これで3度目。 これらの断崖は降りようとしたら間違いなく転落する。
少し引き返したら、南側に向かって降りるルートがあった。 が、踏み跡薄いなぁ。 古いテープだけが目印。
断崖の下を回り込んで再び稜線へ。 黒岳が近づく。 が、藪こぎがひどい。 なかなかペースが上がらないし、スパッツ着用してないため、靴の紐がすぐにほどける。 きつく結んでるのだけど、藪で引っかかってるらしい。
断崖の下 登山道より 登山道より 登山道 エビラ山方面

そんな事をしながら、黒岳に到着。 けっこう疲れたなぁ…… あとは権現山だけなのだけど、黒岳直後に危険地帯があり、その先には「笹こぎ」となっている。 目視の距離もけっこうあるし、コースタイムも1時間20分となっている。
これはなかなか手ごわそうだ……
黒岳

黒岳を出発してすぐ、「これが危険地帯か!」という場所に出くわした。 崖が崩落している。 その崩落したど真ん中を斜めに縦断するのだ。
まぁ実際歩いてみると、危険な感じはしないのだけど。 崩落も現在進行形なわけではないし。
しかし、通り過ぎてから眺めてみると、けっこう危険に見える。
権現山方面 危険地帯 危険地帯全容

ここからの道は、黒岳直前よりもきつかった。 胸くらいまでの高さの藪や笹がずっと続く。 足元はほとんど見えない。 道もあまりわからない。
古いテープと薄い踏み跡を頼りに進んでいく。 が、ここでも靴ひもがほどけすぎ。 3分おきくらいに、靴ひもを結んでいたな…… これくらいの頻度で結ばないといけないのなら、不快を覚悟でスパッツ着用した方が良かったかもしれない。 だけど「いまさら…」って思ってしまい、けっきょく付けずに歩く。
黒岳方面

悪戦苦闘しながら、権現山到着。 権現山ってこんなに展望わるかったっけ……
権現山 東赤石山

ここから四国電力の鉄塔まで、鉄塔から権現越えまでは、それぞれ15分程度の道。
権現越えまで行ったら、あとは安定した道を下るだけ。 鉄塔~権現山もかなり道が悪かったはず。 後半戦で気が緩みがちだけど、気を付けて行かなくては。

予想通り、鉄塔までは藪こぎ状態。 道はほとんど見えず。 アザミの針に攻撃されたりしながら、突き進む。
登山道 鉄塔巡視路分岐

鉄塔を通過し、権現越えが見えてきた。 あそこまでちょこっとの下り。 この下りは、それほど藪や笹は無かったけど、相変わらず足元はよく見えない。

権現越えに到着。 クタクタだ……
ここでお茶を全て飲み干し、水も300mlほど飲んだ。 途中で徒渉ポイントがあったので、最悪そこの水を飲めばいいだろう。
おにぎりとパンで栄養補給していたら、床鍋から犬を連れた男性が登ってきた。 時刻は既に15時。 こんな時間に? と思って、話を聞いたら、今夜はここでテントを張るみたい。
明日はこの辺りの山をゆっくり楽しむんだって。 そんな優雅な楽しみ方があったとは、テント泊も楽しそうね。
男性の相棒 権現越

男性はせっかく登ってきた道を「水を汲みに行ってくる」とまた降りて行った……

さて、オレもそろそろ下山しなくては。

ここからの道は歩いたことのない区間が含まれている。 前に調査のために、床鍋ルートを歩いたのだけど、途中から鉄塔巡視路に迷い込んでしまった。
そのため、このルートの半分くらいの区間が未踏となっている。
まぁ道もしっかりしてるし、これまで歩いてきた道と比べたら全然平気だろう。

枯れ沢に岩がゴロゴロした道を歩く、赤石っぽい道。 こういう道好きだなぁ。
1時間ほど歩き、鉄塔巡視路との分岐地点。 前回はここで間違えたのか。 上に登って行かないといけないんだね。 次は間違わないぞ。
登山道 落ちた橋 登山道 徒渉ポイント

造林地帯に入り、だんだんと標高が下がってきた。 樹林帯の中は薄暗くなってきた。

そして登山道まで到着。 最後はけっこうあっけなかったな。
床鍋登山口 自転車

登山口に置いておいた自転車に乗って、車を目指す。 車までは下り坂が3kmちょっと。 6分程度で到着。 こんなに近いとは!

今年の目標の一つでもあった、この縦走ルート。 道は厳しかったけど、歩きとおせてよかった。
しかし、2008年の地図だと、悪路ではない普通のみちになっている。
黒笠山~矢筈山の道より明らかに悪い。 黒笠山のルートが悪路なら、こちらも悪路のような感じがするのだけどね。 2011年の地図では悪路になっているのだろうか…
そして、日が短くなっているのを感じた一日だった。 長いルートは早めに歩いておかないといけないね。

本日のコースタイム
06:25 県道6号、131号分岐点
07:45~08:00 肉渕林道登山口
09:07~09:28 峨蔵越
10:35~10:45 二ツ岳山頂
11:45~11:50 休憩
12:15 エビラ山山頂
12:40~12:48 休憩
13:12 黒岳山頂
14:09~14:14 休憩
14:28 権現山山頂
14:41 鉄塔分岐
14:53~15:10 権現越
16:10~16:24 徒渉ポイント
17:12 床鍋登山口

ここから自転車でのコースタイム
17:15 床鍋登山口
17:21 県道6号、131号分岐点

【徳島】天狗塚

曇り今日は会社の人と天狗塚に登山に行く。 4時半に我が家に集合。

オレの車で天狗塚を目指す。 財田方面から国道32号線を走り、かずら橋方面へ。 そこから県道を抜けて国道439号線へ。 冬季に通るルートと同じ。
2時間半くらいかかって、久保まで到着。

今日の天狗塚は、西山林道登山口からではなく、久保から登る。 そのうち、天狗塚~剣山の縦走を行いたいと思っており、縦走となると、歩くのは当然国道からとなる。
久保~西山林道登山口の区間の登山道が少しあやふやだったので、それの確認のため。
去年12月に一度歩いているのだけど、1ヶ所迷った箇所があった。 今回はその箇所ははっきり覚えているので、他の箇所で迷いそうな部分がないかどうか。
と、どれくらいの時間で歩けるのか。
だいたいの歩行時間がわかれば、縦走の全体像が見えてくる。

そんなわけで久保から歩く。 車は久保バス停から東へ200mほど行ったヶ所、道幅が広く長いので、そこに止めておく。
駐車地点

まずは登山口まで。 前回は登山口までの車道歩きで迷った……
道なりに車道を歩いていく。 15分ほど歩くと、川を渡って左に曲がる道と、真っすぐに坂を上って行く道に分かれる。 真っすぐ登って行く道には、気の看板で「天狗塚」と書いてある。
前回は真っすぐ行ってしまった。 が、左に曲がって川を渡るのが正解。 曲がって1分ほど歩くと登山口がある。
大宮橋 登山口

ここから登山が始まる。 西山林道登山口までの登山道。 あまり人が歩かれていないためか、2011年度の地図では「登山道」から「悪路」にグレードアップしていた。

出だしから道が悪いが、歩き始めて数分で、いったん開けた場所に出る。
そこを抜けると、造林された杉林を歩く。
登山道

しばらく道なりに歩いていくと、廃屋が何軒か見えてくる。 前回はここで迷った。 結論から言うと、一番奥の廃屋の裏手から登山道が伸びている。
廃屋の入口付近から道がなくなって、どこでも歩けてしまうような感じなので、登山道を見つけるのに苦労した覚えがある。
廃屋

そこから先は傾斜がきつくなる。 上を見上げるようにして登って行く。 足元は決してよくない。 なかなか苦しい登りだ。
登山道から 登山道

途中で一回休憩を入れて、西山林道登山口を目指して歩いていく。
最後の最後、傾斜もかなりきつくなって、足元も緩く、大変だった。

ようやく西山林道登山口に到着。
車が2台止まっていて、3台目がやってきた。
ここで少し休憩して、天狗塚を目指す。 本来はここまで車で来るから、ここが始まりなんだよな。
西山林道登山口

ここから先、道はよくなるけど、傾斜自体はあまり変わらない。 天狗塚自体がけっこう急な道だった記憶がある。
登山道

しばらく歩き、1476m地点へ到着。 歩いているとかなり暑いが、標高が上がってきたせいか、止まって風に吹かれていると肌寒いくらい。
1476m地点

ここから天狗峠まではもうひと踏ん張り。 途中にロープが張ってある箇所があったはず。
ロープの箇所を通過すると、樹林帯の道から、笹原の道へ変わる。 そして、一面がガス。 天気が悪い…
登山道 登山道 笹原の登山道

思ったより笹原の道が長かったけど、天狗峠まで到着。 いつもはここから雄大な天狗塚の姿が見えるのだけど、今日は全く見えず…
天狗峠

さて、天狗塚山頂を目指しますか。 天狗塚方面に向かって歩いていく。 天狗峠から先は稜線みたいなところを歩くのだけど、ものすごい強風に襲われた。 ガス混じりの強風なので、あっという間に服が濡れてくる。
慌ててレインコートを着こみ、山頂を目指す。
風が強くて歩きにくい……
最後の登りを登りきって、天狗塚山頂に到着。
天狗塚山頂

風が強かったので、あまり休むことは出来なかった。
さて、牛ノ背の三角点まで歩こうか。

風が強いので下りは慎重に…
慎重に歩く

牛ノ背の道は、ガスで先が全然見えない。 青空に緑の笹原、それが遠くまで広がる景色が見たかったのだけど……
牛ノ背 牛ノ瀬

黙々と歩き三角点に到着したが、風をしのげる場所もなく、ゆっくり休めそうにないので、そのままUターン。 天狗峠辺りまで戻ったら風が無くなるので、そこまで戻ろう……

帰りも無言で黙々と歩く。 山頂は迂回して、天狗峠まで到着。
風が無いと全然違く、このまま1476m地点まで行くことに。
そこでお昼にしよう。
1476m地点に向かって

帰りに、数少ない名前のわかる花が咲いていた。 これはアザミのはず。 細かい種類はわからないけど…
アザミ

1476m地点でお昼ご飯。 コンビニのおにぎりとパンだけど…
お昼ご飯

お昼ご飯を食べていたら、初老の夫婦と思われる人が降りてきた。 少し話をしたけど、四季美谷温泉で働いているみたい。
「寝袋持参で素泊まり1000円!」とか「私は地下足袋王子、それで検索してね」とか言われた。 あとで調べて分かったのだけど、四季美谷温泉って、国道193号線が通行止めで、迂回するために西に走ったところの先にあるっぽい。
そういえば看板があったような……
素泊まり1000円は魅力的だけど、高松から行くと、ひと山越えた反対側だな。 国道193号線で越えた先にあるので、微妙に利用しにくいかもしれない。
けど、スーパー林道側からの登山道は、どれも歩いたことがないので興味がある。

そんなことを話して、地下足袋王子は去って行った。

オレらもお昼ご飯を食べて、西山林道登山口まで下山。
しかし、ここから久保まで、まだ1時間ちょっと、山の中を歩かなくてはならない。 標高差はここでちょうど半分くらい。 まだまだ下る。

帰りはけっこう滑るんじゃないかと心配していたが、思ったほどは滑らず。
無事下山。

今回のコース、縦走の予習には十分だった。 だけど、思ったよりきつかったのと時間がかかったので、今のままじゃ剣山までの縦走は無理だなぁ……
あと一ヶ月ほど慣らせば行けるだろうか……
9月に縦走ができなければ、日没時間の関係で、今シーズンは無理っぽい。

帰りは国道439号線、438号線と、見ノ越経由で帰ってみたが、こっちの方が距離は短いが時間はかかった。
やっぱり遠くても32号経由だな。

本日のコースタイム
07:05 国道439号駐車地点
07:20 登山口
08:07~08:17 休憩
08:43~08:57 西山林道登山口
09:35~09:52 1476m地点
10:38~10:42 天狗峠
11:02~11:11 天狗塚山頂
11:43 牛ノ背三角点
12:24~12:26 天狗峠
13:07~13:37 1476m地点
14:11 西山林道登山口
15:16 登山口
15:31 国道439号駐車地点

富士山登山

曇りのち晴れ21時、いよいよ登山開始。 高度順応は3時間たっぷりした。 これで高山病になってしまう人がいたら、もう諦めてもらうしかない。
今回は、高松3名、東京7名の計10名。 結構な大所帯だ。
富士宮登山口

オレが先頭で歩くことになったので、ペースを乱さぬよう気を付けて歩かなくては…
まずは六合目までの歩き。 六合目は近いからな、軽いウォーミングアップになるかな。

六合目まではすぐに到着。 高山病を防ぐために、各山小屋でゆっくり休憩して登ろう。 と思っていたのだけど、休み始めてすぐに、突然ボタボタと雨が降りはじめてきた。 レインコートを着こまないと濡れてしまう程度の雨。
とりあえず、みんなレインコートを着こんで出発。

が、一時的なものですぐに雨は止んだ。 まぁガスの中で常時濡れてるような状態だから、服が濡れる前にレインコートを着てしまうのはいいことだね。
六合目

さて、六合目が、ようやく登山口のような感じ。 ここからいかにも富士山っぽい登りが始まる。 次の目標地点は七合目。 登山口でもらったコースタイム票には60分と書いてある。
暗くて、山小屋までの道が見えないのが幸いか。 山小屋の電気が見えるだけなので、距離的にはそう長く感じないだろう。
砂利の道を、右に行ったり左に行ったりウネウネ歩きながら登る。 ペースは極力ゆっくりを維持するように。 途中で一回休憩をはさみ、七合目に到着。
七合目

ここではたっぷり休憩をとる。 この次は元祖七合目。 いよいよ3000mを越えてくる。 その辺りから、高山病の症状を訴える人が出そうな気が……

元祖七合目までは50分のコースタイム。
道はほとんど同じような感じの道。 ペースをもうちょっとだけ落として歩く。
登りはあっという間だな。 すぐに元祖七合目に到着。
元祖七合目 元祖七合目

さて、ここからはより慎重に歩かなくてはいけないね。
ただ、山小屋の間隔が短くなるので、少しは楽になるかもしれない。

しばらく歩き八合目に到着。
八合目ではたっぷり休憩。 コーヒーと紅茶を沸かして冷めた体を温める。 人数が多い割には、水の量が少なかったので、みんなに行きわたっただろうか……
八合目 八合目

ここまで来たら、あとは九合目と九合五勺だけ。 九合五勺から十合目、それぞれの区間が30分なので、まぁすぐだろう。

日の出の時間にあうよう、休憩時間を調節。
しばらく歩き、九合目に到着。 暗いので道の状態がよくわからない。 六合目~ここまで、ずっと同じような道だしね。
九合目 けっこうな人 気温5度

そして、最後の山小屋、九合五勺へ向けて歩きだす。 この辺りから傾斜がきつくなってきた。 ペースはゆっくりなのに、呼吸が弾む。
九合五勺

ここでの休憩はほどほどに、十合目を目指す。 あまり休みすぎて日の出に間に合わなかったら残念すぎる。 というか、天気が悪いけど、日は出るのだろうか……
最後の最後がけっこうきつい登りだった。 が、全員無事十合目まで到着。
十合目

あとは日の出を待つのみ。 みんな日の出を待っているのだけど、みられるのだろうか…… 天気は悪い。
日の出待ち 日の出待ちの人

そして太陽が昇る時間になった。 が、太陽は姿を現さず…… 辺りがだんだん明るくなってきた。 風が強く、時折太陽が見えそうになるがなかなか見えない。
風が強く吹き、一瞬ガスが飛び、太陽が顔を出した瞬間が何度かあった。
その度に歓声が起こる。
かろうじて日の出

さて、そろそろ3776m地点に向かおうか。 あまりゆっくりしてると、山頂が混んでしまう。 3776m地点までは20分弱の歩き。 最後の最後がめちゃめちゃ急傾斜なのはご存じの通り。
3776m地点へ

まだ5組くらいしか、写真の順番待ちができていなかった。
無事、3776m、日本一の高さを踏んできました。
3776m地点

裏にある展望台から景色を眺める。
ガスがかかっているのだけど、ここも風が強いので、たまに景色が見える。
壮大な山脈と、影富士が一瞬見えた。
影富士

山頂を楽しんだので、十合目に戻る。 ガスも晴れてきて、富士山の火口も綺麗に見える。
十合目へ 火口

さて、そろそろ下山するみたいだ。 下山時にはガスはほとんど晴れて青空が広がっている。
十合目方面 九合五勺方面

雲がすごい綺麗。 青空になってよかった。 最高だね!
青空と雲 下山はあっという間

下山はあっという間だし楽だなぁ。
九合五勺

歩く時間的にも短いのだけど、いつまでも下が見えているのが精神的にきついかもしれない。
下は長い 下は長い2 下界も遠い

どんどん降りて行く。 いつの間にか宝永山の方が高い高さまで下りてきている。 宝永山も行きたかったなぁ。 あそこの火口は素晴らしい。
宝永山

元祖七合目、新七合目と順調に通過していく。 新七合目~六合目区間が一番長い所。 ここさえ歩き切れれば五合目は目前。
元祖七合目 青空 七合目 六合目が見えてきた

そして、六合目到着。 皆さんはクタクタのようだ。
六合目

六合目から15分ほどで、無事、五合目まで下りてきた。 10人のメンバー全員十合目まで登り、下山出来た。 これは奇跡とでもいうべきだろうか。
当初の想定では、脱落者が5名程度出る予定だった。

帰りに富士宮にあるスーパー銭湯に立ち寄り、汗を流しお昼ご飯を食べてきた。
お風呂もご飯も出してもらった。 ごちそうさまでした。

東京組とはそこでお別れ。
オレらは新富士駅前でレンタカーを返し、新幹線に乗って岡山を目指す。
名古屋で乗り替え。 1時間半ほどで乗り替えなので、ゆっくり眠ることができなかった……
新幹線

岡山から高松のマリンライナーは混んでいて座ることができなかった……

帰りの電車がメチャメチャ疲れたけど、無事帰宅。
とてもよい富士山だった。

本日のコースタイム
20:58 五合目
21:15~21:30 六合目
22:14~22:34 新七合目
23:10~23:40 元祖七合目
00:11~01:15 八合目
01:45~02:30 九合目
03:02~03:38 九合五勺
04:18~06:10 十合目
06:27~06:39 九合五勺
06:55~07:04 九合目
07:22~07:38 八合目
08:02~08:21 元祖七合目
08:48~08:54 七合目
09:26~09:35 六合目
09:55 五合目

【徳島】剣山

晴れときどき雨今日は有給。 妻が沖縄に行っていて、子供たちの送り迎えをしないといけないので、有給使って会社を休んでる。
長女が一番に出て行く。 朝6時過ぎに起床。 55分くらいに出て行った。
続いて長男と次女に食事をあげて、洗濯干して出発。
幼稚園&保育園に送り届けて帰宅。

さて、これからお迎えの時間まで自由だ。
特にすることはないので、山でも行こうか。

すぐに準備してバイクで出発。 時間は9時過ぎ、お迎えに行かないといけないので、遅くても17時までには帰ってこなくてはならない。 剣山まで、バイクで往復4時間。 登山は3時間もあれば終わるだろう。 ということで、時間もギリギリかもしれない。

さっそく出発。 近所のうどん屋でうどんを食べて剣山に向かう。
今日は平日なんだよね。 なんだか気分がいいなぁ。

国道438号線を走り、剣山へ。 ヘアピン地帯に入ってから、突然雨が降り出してきた。 下界はとてもいい天気。 山の上の方は雲がかかっていたので、降っているとは思っていたけれど…… 登山用のレインコートを来て、見ノ越到着。
ここは駐車場に屋根が付いているので、雨でも安心。

登山の格好に着替えて登山開始。 時刻は既に11時半。 まぁ剣山だし、大丈夫だろう。
見ノ越 登山道入口

雨が降っていたので、レインコートを来て歩きだす。 しかし、レインコート、めちゃめちゃ暑い…… モノレールの下をくぐって、しばらく歩くと西島。 平日だけど、けっこうにぎわっているな。
登山道 西島付近 西島

とりあえず、最短ルートの刀掛の松経由で山頂を目指す。
刀掛の松

ペースを上げると、暑すぎる。 所々ペースを調整しながらヒュッテまで到着。 山頂広場はガスでほとんど見えないが、とりあえず山頂まで行くか。
山頂の写真だけ撮ってすぐ戻ってきた。
もうすぐヒュッテ 山頂広場 剣山山頂 真っ白

さて、下山するかな。
帰りは、大剣神社経由で帰ろう。
神社で巨大な岩を見て、西島まで戻ってきた。
塔丸方面 丸笹山 大剣神社

そのまま通過して、登山道へ。
あっという間に、登山口に到着。

見ノ越から往復でちょうど2時間。 思ったよりだいぶ早く降りてきてしまった。 途中休憩はゼロ。 まぁ2時間くらいなら通しで歩けるな。

帰りも国道438号線を走る。 途中工事で、時間通行止めがあったので、そこで15分くらいひっかかり、吉野川までやってきた。

お昼御飯を食べて帰ろうと思って、貞光で店を探したのだけど、何もなく…… ほんと何もなかった。 小さな店でもどんな店でもよかったのだけど、店が2件しか見当たらなかった。 しかも2軒とも長い間営業してないような感じ……

仕方なく、脇町経由で帰ってきたが、食べたいものも無く、会社からも電話がかかってきたので、そのまま帰ってきた。

夜は妻をバス停まで迎えに行って、ステーキガストで夕飯を。
初めてきたけど、もう来ないな、この店。 肉がまずい。
サラダバーもスープバーもたいして魅力無いし……
これなら普通のガストで、ガストバーガー食べた方がマシだ。

本日のコースタイム
11:33 見ノ越
12:09 西島
12:21 刀掛の松
12:39 剣山山頂
12:56 大剣神社
13:07 西島
13:33 見ノ越

【高知】石立山

曇りのち雨今日は石立山登山。 2週間前にバイクで行ったが、雨で諦めた山。 そして高松から登山口までがメチャメチャ遠い山。
前回失敗した点を、今回はカバーするプラン。
まず登山口までは車で向かう。 もし雨に降られても、登山口に着くまでにモチベーションが下がらない。 そして、家を早く出る。 これに尽きる。 登山口に着くのが9時とかだったら遅すぎる。

ということで、午前3時半に目覚ましをセットし、3時50分に出発。 4時起きの4時半出発の時は「朝だなぁ」と感じるけど、4時前はまだ「夜」と感じる。
この季節の夜と朝の境目はこの辺りの時間なのかな?

高松から、別府まではけっこう行きにくい。 高速使うにしろ、いったん愛媛まで走ってそこから、高知道を南下するようになる。 そして、高速を降りてからも60km弱は走る。
別府に東から回り込む道もあるけど、そちらは国道193号、195号を走る。 195号はいいとして、193号はめちゃめちゃ細い。 438号よりも悪路だと思う。 しかも土砂崩れで通行止めの迂回路は更に細い。 日中なら通ってもいいけど、早朝は通りたくはない……
ということで、西から回り込むルートに決定している。
高松西ICから高速に乗っても、あまり意味が無さそうなので、一般道で三好まで抜ける。 1時間ほどで三好到着。 井川池田ICから高速に乗って、南国ICまで。 この区間、約60km。 トンネルが多く、全然車も走っていないのでメチャメチャ眠かった……
南国ICで高速を降りて、道の駅南国で一休み。
さて、ここから国道195号に出て、あとはひたすら東に走るだけ。 走るだけだけど、これがまた長い……
アンパンマンミュージアム前を通り、だんだんと山道になって行く。

今日は別府側から登って、日和田側に降りる。 別府~日和田は5kmほどの距離がある。 そのうち2kmがトンネル。 日和田の方が標高が高いので、日和田に自転車を置いておく。 下山したら、これで別府まで走るのだ。
トンネル区間がちょっとイヤだけど、トンネル抜けちゃえばずっと下り坂なので楽ちん。

自転車置いて、別府登山口の駐車場に着いたのが、7時過ぎ。 丸3時間以上かかったな…… やはり別府は遠い……
清流 別府峡 駐車場

準備をして出発。 駐車場には車が2台止まっているけど、登山してるのかな?
赤い橋を渡り、登山道へ。 出だしから急な傾斜が待ち構えている。
赤い橋 別府峡 登山道

まぁこれは事前に情報を調べてるので既知。 最初がきついだけじゃなく、最初は序の口らしい。 まぁ1200m一気に上がるんだもんな、気合いを入れて歩こうじゃないか。
石灰岩の山だからだろうか、所々に岩があるのだけど、どれも白い。 地面に転がっている破片も白いものが多い。
登山道 登山道 カエル 登山道 登山道 登山道

登りは結構きつく、ペースを落とさなくては…… しばらく歩くと水の音が聞こえてきた。 竜頭谷まで、もう少しかな?
沢の音が大きくなって、下の方に竜頭谷が見えてきた。 ここまでは序の口。 けっこうきつかったなぁ…… 沢は渡らないといけないのだけど、結構水量が多く、足を置く場所も少ない。 滑らないように、と。
沢を渡った反対側で休憩することに。 水が冷たくて気持ちがいいなぁ。
竜頭谷 竜頭谷 竜頭谷

さて、ここから先の道は…… 登山道を見上げてみると、なかなかの傾斜。 そして、細かい石がたくさん散らばっていて、道が白く見える。 さて、登山が本格的になってきたかな。

少し休んでから出発。 しばらくは岩で白くなった道を歩いていたのだけど、途中で道の内容がガラリと変わる。 大きな岩石が出現。 それの合間を縫って行ったり、手や足をかけて登るような道になる。 これはけっこうな運動量になりそうだ。
登山道 登山道 岩場 登山道 登山道 登山道と巨大な木

途中で、60歳くらいの夫婦に出会った。 挨拶して先に行かせてもらう。 こんなきつい山を登るとは…… 見晴らしのいい岩場を通過。 次のコースタイムの区切りは「岩場 危険」というポイントなのだけど、それはどこなのかな…… さっきあった見晴らしのいい岩場がポイントかと思ったけど、危険ではなさそうだし。
見晴らしのいい岩場 登山道 登山道

少し歩いていくと、ここだ!、というポイントがあった。
右は谷。 左も谷。 岩場が細くなっている。 危険な岩場はここのことだな。
まぁ慎重に歩けば危険は少ないので。 ここを越えて少し広くなってる所で休憩することに。
危険な岩場

先ほどの夫婦が追い付いてきた。 少し雑談。 徳島の藍住からきたみたい。 今日で石立山は三回目だけど、今回が一番きついと。 竜頭谷の水もいつもより多いと。
そして、なぜこんなきつい山を選んで来るのか聞いてみた。
そしたら「達成感があるのと、花が見たい」とのこと。 花の名前は忘れてしまったけど、今年はまだ一度も見てないんだって。 それを見るために登ってきたらしい。
すごいなぁ。

ここから先、岩場は無くなり樹林帯を歩くような感じ。 だけど、傾斜は全然変わらず。 いや、多少楽になったかな?
しばらく歩くと前方から大きなカメラを持った男性が下山してきた。 挨拶しかしてないけど、カメラ持ってるってことは、花とかが目当てかな?
登山道 登山道

そして、ガスの中に入ったのか、体が濡れ始める。 けど目に見える雨粒はないし、しばらくはこのまま歩き続けよう。
危険な岩場から「西峰」まで1時間40分となっていたので、けっこう歩くと思っていたけど、1時間かからずに到着。 西峰は「捨身ヶ嶽」とも言われるほど険しい岩場があるらしい。
が、当たりは真っ白で険しい岩場がどこにあるのかわからず……
西峰 西峰

このまま山頂目指そうか。 山頂まではもう僅か。
そして、山頂到着。 低い背丈の木々に覆われていて何も見えない。 さらにガスの中で白いものしか見えない。
山頂は何もないし、そのまま日和田方面に下山しようかな、と思っていたらポツポツと雨が降ってきた。 けど、ガスの中でさっきからこんな感じだからどうしようかなぁ。
山頂付近 石立山山頂 石立山山頂 石立山山頂 石立山山頂

まぁいいや、一応レインコート着ておくか。 スパッツ+レインコート+ザックカバーを装着。
さて、日和田方面に向かおう。

歩き始めて数分。 突如ものすごい雨が降り出してきた。 レインコート着こんでおいてよかった。 この雨、1分ほどで全身ビショビショになるぞ。

少し歩いたら避難小屋があった。 とりあえず雨が強すぎるので中に避難しよう。 手袋出したいし。 避難小屋はボロボロで、床は抜け落ちている。 ドアも崩壊してる。 天井に穴が空いている箇所もあるけど、とりあえず雨はしのげるな。
中に入ると、突然ノックの音が。 振り返ると、ビニール傘をもったおじさんが立っていた。 日和田方面から登ってきたっぽい。 この雨で~と話をした。
避難小屋 避難小屋

オレは手袋出すのと水分補給だけだったので、すぐに別れて下山に向かう。
日和田側の登山道は、岩場こそ少ないけれど、傾斜自体は変わらないなぁ。 どっちから登っても苦労しそうだ。
登山道 登山道 登山道

途中から土砂降りの雨は小降りになった。 少しでもおさまってくれてよかった。 防水カメラも大活躍だなぁ、今日。

しばらく歩くと沢に出た。 登山口までもうちょっとだな。
小さな沢

そして登山口に到着。 車が一台止まっている。 さっき避難小屋であったおじさんの車かな。 ここは上の登山口。 自転車は下の登山口に置いてあるので、そちらまで5分ほど歩く。
上の登山口

ようやく下山。 時間自体は5時間半くらいしかかかってないけど、けっこう登り応えあったなぁ。
日和田登山口 自転車

さて、ここからキャンプ場までは自転車で走る。 トンネルまで300mほど登り坂だけど、あとはずっと下り坂なので楽しそう。 トンネル走るのがちょっと怖いけどね。
トンネル トンネル 高知県

1800mのトンネルを抜け、再び高知県に戻ってきた。
駐車場に到着。 凄い雨のせいで、レインコートは泥だらけ。 目の前に清流があるので、ここで泥だけ落として帰ろう。

むかしむかし、あることろにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ登山に、おばあさんは川へ洗濯へ……という気分。
だけど、水冷たすぎ!

帰りは国道195号線を東に進み、国道193号線へと走って行く。 先日バイクで走ったコースと同じ。 国道193号線の通行止め区間の迂回路も熟知してるので安心だな。

途中に大釜の滝があったので、写真に撮ってきた。 いつかバイクで来たことがあるな。
紅葉の時期なら綺麗そう。
大釜の滝

17時過ぎに帰宅。 5時間半の登山時間に対して、運転が6時間以上。 今日は運転が疲れたなぁ。


四国一きついと言われる石立山。 天気はあまりよくなかったけど、登り切れて満足。 今度は天気の良い日に、中東山の方まで歩いてみたいな。
ただ、登山口まで遠すぎるのが難点。

本日のコースタイム
07:23 べふ登山口駐車場
08:08~08:15 竜頭谷
09:18~09:38 危険な岩場
10:27 西峰
10:41~10:52 石立山山頂
11:15~11:20 避難小屋
11:56 尾根分岐
12:29 徒渉点
12:51 日和田登山口

ここから自転車でのコースタイム
12:55 日和田登山口
13:20 べふ登山口

【愛媛】瓶ヶ森

晴れときどき曇り今日は会社の人と瓶ヶ森登山。 富士山に向けた登山とレーニングの第二回目。 そして、会社の人にとって、富士山前最後のトレーニングになるであろう。
4時40分、会社の人の家の前待ち合わせなのだが、時間になっても出てこず。 10分くらい待ったが出てこないので電話したら、今起きたと…… 待ち合わせより20分遅れの5時出発。

今日は車を出してもらった。 高松中央ICから高速に乗って、西条ICまで。 そこからは国道194号線を通り、県道を走る。 石鎚山ロープウェイの前を通過し、2kmほど走ると広い空き地があり、そこが駐車場になっている。

出発してから約2時間かかった。
準備をして、登山開始。

まずは、登山口まで林道を歩く。 林道の奥の方まで車で入っていくことはできるのだけど、道が悪いのと、いつもぬかるんでいる箇所があるので、車が汚れるだろう。
まぁ、たいした距離じゃないのでウォーミングアップを兼ねていつも歩いている。

林道を30分ほど歩き、名古瀬登山口に到着。 さて、ここからいよいよ登山がはじまる。
西之川から、瓶ヶ森を目指すのは、これで3回目。 このルート、けっこうきついんだよね。

出だしはいきなり急登が待ち構えている。
出だしではペースが乱れ気味になるだろうけど、ここでペースを作れるかが大事。 オレは後方からついていくだけ。
10分ほど歩き、出だしの急登をクリア。 先ほど離れた林道に合流。 すぐに林道を離れて登山道へ。 ここからはずっと登山道。
まずは、常住まで頑張ろうか。 常住直前には、標高差100mほどのつらい登りが待ちかまえている。 まぁそんなところで音をあげたら、富士山なんて絶対登れないだろう。
出だし 登山道からの景色 橋を渡る

まぁそこは難なくクリア。 常住で少し休憩して、次は鳥越を目指す。
常住

途中から枯れ沢を登る道がある程度で、この区間は楽。
雨上がりなので、岩で滑らないように慎重に。 小さな徒渉地点みたいなのも、何ヶ所かあるので、気を付けて行こう。
鳥越までもすぐに到着。 さて、問題はここから先。 ここから瓶壺まで、コースタイムでは1時間なのだけど、この区間が一番つらい区間だと思う。
瓶壺までの標高差は、480mほどと地図から読み取れる。 で、道自体がけっこう急。 特に後半はかなり急になる。
この登りに耐えられるかな……? 登山の前も、出発してからも、散々この区間がつらいと脅しているので、どうだろうか…?
森を流れる沢 鳥越

出だしこそ、ここまでの登山道と変わらないような傾斜だけど、だんだんときつくなってきた。 大木をまたいで、谷の反対側に渡ってからが、このルートの真骨頂。 さらに傾斜がきつくなる。 鉄のハシゴを登った当たりから、さらに急に。 上を見上げるが、上は見えず。 谷側には高さ数十メートルはあろう、巨大な岩などがある。 下を見ると、谷底に吸い込まれそう。
そんなつらい道を歩き続ける。 足元が半崩落して、トラロープが張ってある箇所もある。
それらを通過して、ようやく笹原が広がってきた。 笹原に囲まれたら、傾斜は一気に無くなり、瓶壺もまで平坦な道が続く。 とりあえず、このコースの最大の難所はクリア。
登山道 登山道

瓶壺の冷たい水で、腕や顔を洗い、喉を潤す。 ここの水、冷たくて美味しいなぁ。 普段、湧き水はほとんど飲まないのだけど、ここの水は飲む。
瓶壺

瓶壺で休憩して、山頂を目指すことに。
白石小屋経由で、女山を目指す。 山頂への最後の登りが地味にきつい。
そして、瓶ヶ森山頂に到着。 360度の素晴らしい景色のはずなんだけど、ガスが出ていて、南~東側がほとんど見えず……
登山道 白石小屋 登山道 登山道からの景色 瓶ヶ森山頂

山頂で昼食を食べる。 この時期で、人気のある山なので、けっこう混んでいるかと思っていたのに、山頂で出会ったのは1組2名だけ。 男山方面から歩いてきて、ほとんど休まずに降りて行った。
西黒森

さて、オレらも出発するか。 男山経由で下山するので、そちらに歩く。
男山は特に面白いものはなく、そのまま通過。 再び瓶壺まで下りてきた。 男山から降りるときに出会った人は2組2名。 瓶ヶ森で、たったこれだけの人とは……
男山 枯れた木 石鎚山

瓶壺で、先ほど山頂で合った人たちと会った。 少し会話をして、瓶ヶ森林道の登山口に戻って行った。 オレらはここから3時間以上の下りが待ち受けている。

再び瓶壺で休憩して、鳥越までの、急な下りに備える。
出だしの一番傾斜のきつい区間を、慎重に下山。 この辺りは滑ったり、足を踏み外したら、傾斜がきついので、相当痛いだろう。 「痛い」で済むかな……

鉄のハシゴを降りて、とりあえず一安心。 あとは鳥越までダラダラ歩くだけ。
下りは歩いても歩いてもつかない感じがするが、ようやく鳥越まで下山。 ここでも休憩し、常住を目指す。

常住でも休憩し、最後のワンピッチ、登山口まで歩こうか。
林道に合流してから、登山口までの最後の区間がけっこうつらい。 精神的に……

無事、名古瀬登山口まで下りてきた。 あとは、駐車地点まで林道を歩くだけ。

当初の天気では、今日は午後から雨だった。 雨も覚悟はしていたが、幸いにもほとんど晴れている天気だった。 山頂に滞在していたときは、曇ってきて怪しい天気だったけど、雨にも降られず。
しかし、今日は暑かった!
ペースは会社の人に作らせたのだけど、少し速かったかな。
もう少しゆっくりでもいいかもね。 全体的にコースタイムよりも早いペースできてしまったし。

オレは一人で、3連休の2日目か3日目に登山に行くかもしれないけど、会社の人は、おそらく今日が富士山前最後の登山。 富士山の山頂に立てるよう頑張ろうね。

本日のコースタイム
07:10 駐車地点
07:39~07:42 名古瀬登山口
08:28~08:38 常住
09:20~09:34 鳥越
10:29~10:46 瓶壺
11:23~11:50 瓶ヶ森山頂
12:01 男山
12:33~12:35 瓶壺
13:30~13:38 鳥越
14:16~14:23 常住
15:06 名古瀬登山口
15:38 駐車場