紫雲山と六目山登山

晴れ今日は「紫雲山」「六目山」の2つの山を登りに行く。
「紫雲山」とは、あの有名な栗林公園の裏にある山。 そして「六目山」とは高松西インターの近くにある、綺麗なおわん型の山。 別名「御厩富士」と呼ばれるほど、綺麗な形の山。
どちらも家から15分くらいの距離なので、近くて楽チン。

まずは「紫雲山」に向かう。 近くのマルナカで2リットルのお茶を購入して準備万端。 先週の登山の時は、最後には飲み物はなくなるし、お腹がすき過ぎで倒れそうになるし大変だった。 今回はおにぎりも持ってきたので大丈夫。

栗林トンネルを抜けて、すぐ峰山の方に行く道に曲がる。 曲がってすぐの場所に登山口がある。 まぁ「登山口」というほど大げさな山でもないけれど……
さーて、登ろう♪ すぐに「紫雲の広場」という眺めのよい場所に着いた。 高松の町が一望できる。 うーん、最高!
紫雲の広場からの眺め

そのまま登っていくとすぐに「小鳥の泉」という小休止場に到着。 しかし全然疲れていないのでそのまま山頂を目指す。 すぐに「稲荷山姫塚」という山頂っぽい場所に到着。 しかし景色は見えず、看板もなく……
稲荷山姫塚

香川の登山の本は持っていないので、山の情報はだいたいインターネットと地図で集める。 どうやら「紫雲山」には「紫雲山」「稲荷山」の2峰があるらしい。 ここが稲荷山?
とりあえず北のほうに歩いていって見よう。

今歩いている場所がちょうど栗林公園の裏あたりだろうか? 高松市東部の景色がすごい良い!
サンフラワー・レインボー・川島方面 屋島方面

10分ほど歩いていたら、下り坂になってしまった。 これはこのまま下山してしまいそうだ。 「紫雲山」はどこだ!?
テレビのアンテナがあるところまで来て引き返す。 引き返してすぐ、微妙な踏み後があるところを見つけた。
そこに小広場みたいなのがあった。 ここが山頂か!?
ただ目印が何もなく不明。 まぁ高さが一番高いだろう…
テレビアンテナ 紫雲山山頂(多分)

さて、さっきの場所まで戻るか…… 「小鳥の広場」まで戻って、山の南のほうにいける道があるのを発見。 さっそく向かって見る。 だんだん登っていき、一番高くなってる場所を発見! ここが「稲荷山」山頂か!?
ホントに!??
南に向かう未知 稲荷山山頂(多分) ここが一番高い場所

ちょっと拍子抜けしてしまった… その先に歩いていったら、またテレビのアンテナがあって、下る道があった。 さて、もうこの山は帰るか。
とりあえず一通り歩いて1時間弱。 標高も低いし景色もいいし、道も悪くないしいいね、この山。 けっこう人がいて、みんなきちんとした装備だったのには驚いた。 かなり有名な山なのに人の手もあまり入っておらず、道に強制的に階段ができているとかはない。 気軽にこれる街中の山。 ここはおもしろいので、またこようと思う。

下山は正面に「峰山」を見ながら快適。
下山道

さて、今日はこれだけではない。 これから「六目山」に行かなくては。 高松西インターに向かってバイクを走らせる。 といっても、10分くらいの距離だけど……
六目山

高速の入口付近から裏に入って、霊園の方に向かう。 しかし、この山は登山口をよく調べてこなかったので、きちんとたどり着けるか心配。 とりあえず、六目山のすぐわき、高速道路沿いの道を走っていく。 しかし登山口らしいものが見当たらない……
そのまま「六目古墳」というのがあったので、見学してみる。
六目古墳
説明の看板があったのだが、ここの古墳に埋められた人はかわいそうだ…… この古墳自体は1700年ほど前のものらしい。 ある豪族が、見晴らしのいい場所にと、ここに墓を作った。 しかしだんだんとお墓参りに訪れる人が減っていき、しまいには忘れられてしまった。 これがおよそ1600年前と推定される。 そして1990年くらい、高速道路を通すために地質調査を行っているときに偶然この古墳を発見したとのこと。 1600年もの間、ずっと忘れられていた存在…… ここに高速道路が通らなかったら、さらに未来まで忘れられていたのだろう……かわいそうに。。。

そんな古墳はたいしておもしろくもなく……
相変わらず登山口がわからないので、山の周りをグルリと1週、20分ほどバイクで走ったが見つからず、また古墳に戻ってきた。
最初のほうに怪しい、粗大ゴミがたくさん捨てられてる場所があったんだよなぁ、あの辺りかなぁ??
その予想が見事的中、登山口を発見した。 ただ看板も何もなく踏み後があるのみ。 まぁきっと登山口だろう。 バイクが粗大ゴミと間違えられないことを祈りながら登山開始。

高圧線の鉄塔にそって歩き、ようやく看板が出てきた。 「左 変電所」「上 六目山」」。 ここからが本当の登山だな。 さーて、頑張ろう。
六目山の登山道の感じ

オレは六目山を甘くみていた。 標高わずか317メートル。 楽勝モードのつもりだった……
登り始めて5分ほど、本格的な登りに入った。 普通登山道というのは、右に行ったり左に行ったり、左右に蛇行しながら徐々に徐々に高度を上げていくものである。 しかしここは違う。 ひたすらまっすぐ直登するのだ。 そのため、傾斜がかなり急だ。
もちろん息も上がるし、足の筋肉も疲れてくる。 枝などを手でつかむため、腕も疲れてくる。
途中からさらに傾斜が増し、補助ロープがずっと張られている状態。 ひたすらまっすぐ突き進む……

そして登山開始から20分経過。 かなり息が上がったが、山頂到着。 しかし山頂から景色は望めない。
六目山山頂

はっきり言って「疲れた」。 ひさびさにこんな山登ったなぁ。 山頂でおにぎりを食べて休憩。 このまま「堂山」という方まで歩いていけるみたいだけど、それはまた今度にしよう。
とりあえず今登ってきた急坂を下りることを考えなくては。

登山技術としては、登りより下りるときの方が格段に難しい。 しかも心身にダメージを与えるのも下り。 補助ロープの本来の目的は登り用ではなく、下り用なのだ。
急坂すぎるので、ものすごいすべる。 一度滑ったらかなり滑り落ちるだろう…… ロープや枝を使って身長に降りていく。
そしてようやく登山口に到着。 ふぅ。 下りも20分かかってしまった……

今日は標高自体は低いが、内容の濃い登山だった。 しかし香川はいいね。 家からすぐの場所に楽しめる山がたくさんある。 標高は低いけど…… だけど、300メートルクラスの山だったら、千葉に住んでる頃は高速で1時間は走らないとその標高の山すらなかったからなぁ……ありがたい。

今度2連休のあるときも山に行きたいが、妻の許しは出るだろうか……??

そして、朝遅く起きても山で楽しめるので、誰か一緒に山に行かない?