護衛艦いせ

晴れ金曜の朝刊に、15~16日に、坂出の林田港に自衛隊の「護衛艦いせ」がやってくる、という記事が載っていた。
全然興味なかったのだけど、三連休に行く場所もないし、子供たちを連れて行くことに。

専用の駐車場が作られておりそこに止めるが、かなりの車の量だ。
駐車場~港往復のシャトルバスが出ているのを知らず、港まで歩いて行ったが、20分くらいかかった…… この炎天下の中…暑い……

護衛艦いせは、思っていたよりもかなり巨大だった。 そして、甲板から海面までも、ものすごい高さがあった。
驚いたのが、エレベータみたいなやつ。 20m×20mくらいの床が、丸ごと昇降する。 ゲームとかでこういう設備はみたことあるけど、実際に見たのは初めてだ。 正直これはすごいと思った。
で、自衛官の人に聞いたのだけど「昇降の際に物が挟まったりする事故は起きないのか? 床が下に下がっている状態で、甲板から物を落としたりすることはないのか?」と。 挟むパターンの方は、荷物を小分けにして中央付近に固めるし、挟まらないよ安全装置みたいなやつもついているらしい。 上から物を落としてしまう事は、あるとは言わなかったけど、昇降機が下がっている時は、甲板にロープが張られ、下に落とさないよう注意している、と。 はっきりとした回答じゃなかったので、落としたことがあったりするんだろうな。

そして、ミサイルについて聞いた。 全長6~7mのミサイルを16発発射できる、「Mk41 VLS」というやつについて質問した。
「実際に使用したことあるか?訓練ではしょっちゅう打つのか?」と。
すると「自衛隊として実戦で使ったことは一度もない。 訓練でも一発撃てばいい方。 模擬弾でもけっこういい値段がするので」と言っていた。
専門用語でよくわからなかったけど、Eなんちゃらってタイプだと4発まで同時に打てるので、16×4で、64発撃てるみたい。 もう一タイプあったので、それだと、16×1で、16発しか撃てないみたい。
艦自体に予備のミサイルは積んでなく、16発か64発撃ちきったら終わりらしい。 全長6~7mあるので、人だけの力でミサイルをセットするのは無理、みたいなことを言っていた。

降りるときに、岸と艦の間に直径3mはありそうな巨大ブイが浮いているのを発見した。 近くにいた人に「あのブイは艦に積んでるのか?」と聞いたら、「艦には積んでいない。 今回のは呉から車両で運んできた。 接岸する場合には、港にブイを用意してもらう」と言っていた。
艦が巨大すぎるからブイも巨大なんだね。 緊急事態が発生し、この護衛艦がかけつけても、ブイを用意しなきゃ接岸できないらしい。 まぁ接岸することなんてないのか。 中に小さな船とか入ってそうだし。

自衛隊の人は訓練の他に、接客もしないといけないのか、と思った一日だった。
護衛艦いせ