【徳島】剣山~ほら貝の滝~次郎笈

曇りのち雨5時起床、5時20分出発。 今日は剣山に登山に行く。 天気は昼から、台風の影響で悪くなるみたい。
ビッツで初めての登山。 あっという間に車内に泥だらけになってしまうだろうけど、それは仕方ないか。 定期的に掃除をしよう。

国道438号線で美馬に抜け、そのまま剣山見ノ越方面に走って行く。 さすがに軽とはパワーが違うな。 軽だとアクセルべた踏みだったような道も、加速しながら登ることができる。

見ノ越到着。 まだ雨は降っていないが間違いなく降るので、屋根の下に駐車した。
通行止めの案内

準備をして出発。 ここ最近、あまり登山に行けてないので、しっかり歩けるだろうか。
まずは西島まで、ゆっくりと歩いていく。 結構肌寒いが、歩いているとだんだんと暖かくなってきた。 天気はあまりよくないが、景色はけっこう遠くまで見える。 三嶺とか矢筈山の方まで綺麗に見える。
三嶺 塔丸方面

しばらくして西島に到着。 今日は天気悪いからか、あまり登山者がいないなぁ。
ここまですれ違ったのが2組、追い越したのが2組。
山頂小屋 西島

お腹が空いていたので、西島でさっそく休憩。 パンを食べてゆっくりと休む。 とりあえず剣山山頂を目指そう。 今日は最短ルートでいっか。 刀掛けの松経由の最短ルートを進んでいく。

途中、コリトリ方面へ走る国道438号線が見えた。 見ノ越まで行く途中「崩落通行止め」の看板を何度も見てきたけど、ここから崩落した地点が見えるではないか。
見事に道路が土砂に埋もれている。 あれ直撃してたら、数百メートルの崖を落ちていたわけか……
12月から冬季通行止めになる区間なので、復旧は来年の春以降になるだろうな……
崩落箇所 刀掛の松

そのまま剣山山頂に到着。 気温は13度。 じっとしていると結構肌寒い。 とりあえず山頂の看板まで行ったが、誰もいない……
剣山山頂 次郎笈

さて、これから「ほら貝の滝」というところまで下る。 これは剣山の南側の登山口。
剣山は見ノ越という超有名登山口があり、登山客の90%くらいはそこから登ってくると思う。 残りの5%くらいは一ノ森側からだろうか。
その他の5%は三嶺からの縦走だったり、丸石からだったり、剣山スーパー林道からだったりだと思う。

剣山スーパー林道からこの近辺の山に登るには、「林道→槍戸山」「林道→ほら貝の滝経由剣山」「林道→次郎笈」「林道→、丸石側の鞍部経由次郎笈」と4本のルートがある。
今回はほら貝の滝経由のルートを下山する。 そのまま林道まで下山してしまおう。
その後、林道をしばらく歩き、次郎笈に登るルートで、次郎笈に登り、そのまま見ノ越まで下山するというコース。
ここから先は初めて歩く道。 どんな道なのだろうか。
ほら貝の滝方面へ

あまり人が歩いていないと思っていたけど、道自体はしっかりと整備されている。 どんどんと標高を下げる。 普段見ることのない角度から次郎笈を眺めることができる。

どんどん下っていき、ほら貝の滝っぽいポイントを発見。 滝を見に行こうと、ザックを置いて沢の方に下りていくが滝が見つからず。 そのまま20分以上探したが滝は見つからず……
場所が違ったのか??
登山道

とりあえずザックを回収し、もう少し下っていくと案内板が出現。
もっと下だったのかー! 余計な時間を食ってしまった。
案内板

ほら貝の滝はなかなかよかった。 滝のすぐ真下まで行けるので、滝の音と水しぶきを感じることができる。 滝の音は大きいけど、人のいない静かな時間をゆっくりと過ごすことができた。
ほら貝の滝

さて、林道まで下りなくては。 そこから先の傾斜はだいぶゆるくなった。 ただ、沢沿いの道で、けっこう雑な道だった……
登山道 登山道

1時間ほど歩き、スーパー林道の登山口に下山。 さて、ここから「山の家」という場所まで歩かなくては。
おおぼら橋登山口

林道を1時間くらい歩くっぽい。 地図で見てるだけなのだけど、この地点から山の家まで、標高差が100mほど。 ずっと登りなのか……

林道を歩き始めたら、すぐにポツポツと雨が降ってきてしまった。
レインコートを着込み、今回は忘れずに持ってきたザックカバーを装着。
林道を歩き続ける。 歩いてもなかなか着かない。 遥か遠くに建物っぽいのが見えるのだけど、それがなかなか近づいてこない……

歩き続ける事1時間10分、ようやく山の家まで到着した。
林道 林道 山の家

てっきりここは無人の小屋みたいなのかと思っていたら、有人の休憩所みたいなやつだった。
雨も降ってるし休憩したいので中に入る事に。 外でレインコート脱いで中に入る。 温かいものでも食べようと思い、きつね蕎麦を注文。
この小屋はとても綺麗だった。 台風の後とかには、小屋の中が泥だらけになってしまうらしい。 毎回掃除をしてるから常に綺麗な状態なのかも、と小屋の主人は言っていた。 小屋の主人と言ってもまだ若く、35歳くらいに見えた。

きつね蕎麦の他に小ライスと海老フライをサービスしてくれたのだけど、ここまで既に、パン1つ、おにぎり2つ食べているのであまりお腹が空いていない。
しかしサービスしてくれたものを残すのは……と思い、頑張って食べたが、どうしてもご飯だけが食べきれずに残してしまった。

食べた後は主人と雑談。 剣山の南側はやはり登山客が少ない。 登山客よりバイクの方が多いけど、今年は週末の度に雨が降っているので、例年の5分の1くらいしかお客さんがこないとのこと。
つい先日、石立山で死亡事故があったこと。 ここから次郎笈へ登る道、ほぼ一直線なのだけど、けっこう迷う人がいること、今日熊が捕獲された事など話した。
やっぱりこのあたりの山域には、まだ熊がいるんだね。 ただ、他の地域の熊よりは小振りだと言っていたが、それでも人間よりは遥かに強いだろうし気をつけなくては。
スーパー林道は12月から3月末まで閉鎖されるので、この小屋も11月いっぱいくらいまでらしい。
なかなか剣山の南側に来る事はないけど、また利用したいと思います!

さて、ゆっくり休憩したので、次郎笈を目指そうか。 濡れたレインコートに袖を通し、いざ出発。
次郎笈へ

次郎笈まではどんな道だろうな。 ここもそれほど歩かれている道ではないだろう。
ただ、ほとんど一本道で迷うような箇所もなく。 所々見晴らしの良さそうな場所があったのだけど、景色は真っ白になってしまっている。
1時間ほどで、次郎笈山頂に到着。 案内の看板が途中で折れてしまっていて、めちゃめちゃ小さくなっていた。
人は誰もいなかった……
登山道 次郎笈山頂

雨のため、休憩せずにそのまま進む。 剣山方面に降りていき、西島方面の分岐を曲がる。 剣の巨大な岩の下を通り、東屋までやってきた。 ここで休憩しようか。 西島には雨がしのげて休める場所がない。
あまり寝てないためめちゃめちゃ眠い。 うとうとしていたのだけど、だんだん体が冷えてきてしまった。 ここからだったら、もう40分くらいで降りられると思うので、早く戻ろうか。
剣山 巨大な岩 東屋

西島を通過し下山する。 西島からすぐのところに分岐が。 直接帰ると1100mくらい、遊歩道を通っていくと1700mくらい。 せっかく歩いた事のない道を今日歩いたので、ここから先も歩いた事のない遊歩道で帰ろうかな。 ここまできたら600mなんてほとんど誤差の範囲。

遊歩道の方に歩いていく。 こちらも道は整備されていて安心。 途中で、見ノ越第二駐車場との分岐があった。 が、第二駐車場とは名ばかりで、止める場所こそあるものの、車が止まっているのを見た事がない。 それに駐車場から上がる道、老朽化で閉鎖されていたような気がするのだけど…

第二駐車場方面には行かず、見ノ越方面に降りていく。 しばらくして、正規のルートと合流、そして見ノ越到着。

久々の登山で、けっこう歩いた感じがする。 天気もよくなかったし、ただ有人の小屋があることを発見できたのはよかった。
登山じゃなく、ドライブとかであの辺りに行っても利用できるしね。

もうすぐ紅葉が美しい季節、それを見にも行きたいな!

本日のコースタイム
07:30 見ノ越登山口
08:10~08:23 西島
08:36 刀掛の松
08:59 剣山山頂
09:38~10:02 ほら貝の滝を探す
10:18~10:30 ほら貝の滝
11:21~11:25 おおぼら橋登山口
12:31~13:25 山の家
14:34 次郎笈山頂
14:59 西島方面分岐
15:18~15:25 東屋
15:33 西島
16:15 見ノ越登山口