天気が悪くどこにも行けず

雨朝から三女に何度も睡眠を邪魔されながら、9時過ぎに起床。 今日は天気が悪い。 昨晩寝る前に見た天気予報では9時~14時位に雨は降るが降水量は1mmと書かれていた。 だが、今外を見ると、結構強い雨が降っている。 午前中は家にいたが、昼前から出かけることに。 行く場所はないのだが、とりあえずゆめタウンにでも行こうと思って出発したのだが、ゆめタウンは激混みで駐車場にすら入ることができなかった。 別にゆめタウンに用事はないので、行かないでもいっか。 代わりにイオン高松にでも行こうと思うが、途中でお昼ごはんを食べていこう。
鬼無の「根っこ
醤油うどん

高松イオンではやることがなく、子供たちとおもちゃ売り場を見たり、スライムやスクイズを見たり、二段ベッドを見たり、ジュースやお菓子を購入したりで、1時間ちょっと滞在したが、余計な出費をしただけだった……
帰宅してからは、雨が止んでいたので、8年位掃除してなかった駐車場のコンクリートをブラシでゴシゴシこすってこびりついた泥を落としたり、草抜きをしたり。 三女はトカゲのお家を作るといって、庭に穴ほったり網の罠っぽいものを作ったりして遊んでいた。

夕方は長男をスイミングに送っていかないといけないのだけど、今日は路線バスを使って行ってもらうことにした。 小学校4年生なのだが、多分一人でバスに乗れない、乗り方がわからない、下り方もわからない。
多分、これは地方の宿命だと思うのだけど、地方では公共交通機関を使うことが稀で、ほとんど車で移動する。 なので、子供も幼い頃から車しか乗ったことがなく、バスや電車の乗り方がわからないと。
なので、今日は乗り方をみっちりと教えて、家の最寄りのバス停から、スイミング最寄りのバス停までのバス停を全て紙に書かせて、この辺りで降車ボタンを押すように支持したのだけど、その紙を忘れて出ていこうとした。 田舎のバスなので、距離別運賃で、乗る時に整理券を取らなくてはならない。 その整理券を下りる時に料金箱に一緒に入れるのを理解してなく、整理券はもらえるものだと思っていたようだ。
バス停まで一緒に行って、整理券取るのと、もしわからないことがあった時に、すぐ運転手に聞けるよう一番前の席に座るように言ってあったので、そこに座ってバスは出発していった。 お金はぴったり持たせてあるので大丈夫だろう。 で、無事長男は初めてのバス旅に成功したようだった。 バス旅と言っても、10分くらいの乗車時間だと思うけれど。

今夜は走りに行こうかなと思っていたが、走りに行くのが面倒になってしまったのでトレーニングは3日連続休み。 良いように考えれば、これで丹後ウルトラの疲れが取れやすくなるだろう。 明日からはきちんと走っていきたい。

松ぼっくり拾い

晴れのち曇り午前中は三女のスイミング。 スイミング後は田村神社に松ぼっくりを拾いに。 学校でおもちゃを作るらしく、三女はけん玉を作るらしいのだが、「まつぼっくりを拾ってきてね」と言われていたらしい。 水曜日くらいからずっと「松ぼっくり拾いに行こう」と言われてたが、ようやく今日行くことができた。
松の木の下には大量の松ぼっくりが落ちていて、スーパーのビニール袋に入るだけ入れてきた。 多分200個以上は拾っていると思うが、全部学校に持っていくつもりらしい。 重さも容量も相当だが、こんなの持っていけるのだろうか。 使うのなんて、せいぜい2~3個くらいだと思うのだけど。

お昼ごはんはマクドナルドへ。
その後、かわなべスポーツセンターの横にある公園で遊んできた。 ここにはどんぐりみたいなのが大量に落ちていて「これまコマの材料になる」と言って、これまた50個くらい拾っていた。
遊具で遊んだり、芝生広場で体操教室ごっこをして遊んだり、16時くらいまで楽しく遊んできた。

今夜も走りに行かない予定なので、子供たちと早めに風呂に入って、子供たちが寝たあとはパソコンやったり英会話レッスンやったりで楽しんでいた。

ひさびさモーニング

曇りのち雨金曜日のモーニングに久々に行ってきた。 最近は朝も作業に費やしているので、なかなか時間が取れず、1ヶ月以上行ってなかったと思う。 昨日借りたばかりの「下町ロケット ヤタガラス」を読みながら朝ごはんを食べてきた。
モーニング

夜は雨が降っていたため、トレーニングは休みに。 火~木で溜まっていた作業等を一気に終わらせたため、今日は比較的暇だった。
友達から依頼されていたメールフォームを作ったのだが、メールフォームって久々に作った気がする。 動的部分がメールフォームだけなので、フレームワークとか使わず、昔の悪い形とも言えるPHP、HTMLの中に、PHPが混在する形のものを作ったり。
日々忙しかったのに、今日は特にやることがなく、1日が終わっていってしまった。

ざるうどん

晴れマラソンの疲れに追い打ちをかけるような感じで、昨日飲みに行ってしまったので、今朝はやばかった。 一応目覚ましで8時には起きたが、ゴミ捨てだけして、また眠る。 仕事が始まる10時までずっと寝ていた。

お昼ごはんは「ぼっこ屋」でざるうどん。 それから図書館へ。 取り置きしていた本「下町ロケット ヤタガラス」が届いたので取りに行ってきた。 先月くらいに読んだ「下町ロケット ゴースト」の続編に当たる作品だが、昨年10月から予約していてようやく届いた。 どうしても今すぐに読みたい本じゃないので、約1年待ってても予約してたのすら忘れるくらいだけど、本の値段はたった1,500円。 今すぐ読みたければ普通に買える値段だ。
ざるうどん

夜はジョギングへ。 マラソンから4日経ってるが、まだ足は重くて痛かった。 今日も距離を走れる状態ではなかったので、無理ないペースで3.8kmを24分29秒で、キロ6分24秒ペースだった。
一昨日、レース2日後の状態よりは回復していて、キロ1分20秒も速いペースだった。 フルマラソンでもそうだけど、レース後に元の状態で走れるようになるのは2週間くらいかかっているので、来週ものんびり調整だな。

その後は英会話レッスン。 先週は出張やら、マラソンやら、家を空けていたのでその時にできなかったパソコン作業をしないといけなかったりで、全然レッスンができていなかった。
なので、今日はかなり久々、実に先週火曜日以来のレッスンとなる。 たった1週間半レッスンやってないだけだけど、ネイティブキャンプ内にはいろいろ動きがあって、例えば特定の講師を非表示にしたりできるようになった、いわゆるブラックリスト的な機能。 その直前にはスピーキングテストが追加されていたり、オンライン英会話業界は非常に競争が激しい分野なので、各社改善のスピードが早くて非常に良い。

ビジネスミーティングという名目の飲み会

晴れのち曇り夜は友達と3人で、サンメッセの近くにある「山鳥」に飲みに行く。 3人で集まるのは久しぶりな感じがする、日記読み返してみたけど、2019/03/25が最後かな?
19時半から始まって、ビール飲んだり、フライドポテト食べたり、ビール飲んだり、ラーメン食べたり、ビール飲んだり、で楽しく盛り上がってきた。
話の流れは忘れたけど、最後は何故か日本の農業の関税についての話になっていた。 他には中学校の部活に保護者が関わりすぎる問題とか、一攫千金かコツコツ稼ぐか、英語学習の話、エストニアや北欧の話など、様々なジャンルの話を楽しんできた。 とりあえずサイトを1つ作ることになったのだけど、完成するのだろうか?
生ビール フライドポテト ラーメン

店は24時45分くらいに出て、25時過ぎに帰宅。 高松南警察署の前を通ったのだけど、パトカーが路肩に止まっていた、大学生っぽい男性が警察官から自転車のチェックや職務質問っぽい事をされていた。 警察署の前だからかもしれないけど、深夜の田舎でも警察官は仕事してるのね。
家に帰ってシャワー浴びて、さすがに寄っていたのでパソコンはやらずに寝てしまった。

MGC マラソン・グランド・チャンピオンシップ

晴れマラソン終わってから2日目だが、体は非常に痛く倦怠感もひどい。 今週はこれに耐えないといけなさそうだ。
15日に開催された、東京オリンピックのマラソン日本代表を決める選考レースMGCの結果は、なるべくスマホを見ないように、ニュースも聞かないようにしていたため、男子の1位以外の結果を知らない。
なぜ男子の1位だけ知ってるのかというと、これはウルトラマラソンのレース中に知ってしまった。
第12エイドステーション「丹後王国」と、第13エイドステーション「弥栄地域公民館」の間にあった、施設エイドを通過する時の出来事だった。
丹後王国のエイドステーションの先には上り坂が待ち受けていて、その上り坂を下る途中で、前の方に長身の自分と同年代か少し若い6000~6099番台のゼッケンの人が走っていた。
その人が結構軽快に走っていくので、速いなぁと思いながら後を追いかけていたのだが、先の交差点で右折する箇所があって、そこの信号待ちで8人位の集団になって、その中にも含まれていた。
信号が変わったので走り出して、昨日立ち寄った「あしぎぬ温泉」があるのだが、その先の左側にあった施設エイドを通りかかるとき、その人が施設エイドの人に「MGCの結果どうなりました?」と聞いたのだ。
聞かれた男性は見てなかったらしく答えられなかったが「あそこにいるピンクのタオルかけた女の子に聞いてみて、ずっと見てたから」と。 その人は20mくらい前方にいたのだが、その人にも同じように聞いていた。 そしたら女性が「男子の優勝が~○○君で~」とう「○○君」がはっきりと聞こえてしまった…… 続いて「男子の2番目が~○○君で~」というのも聞こえたのだけど、距離が離れていたため「○○君」の部分はよく聞こえなかったけど「くん」と呼んでいたので、中本健太郎選手や岡本直己選手のような、ベテラン選手ではないことは想像できてしまった。

男子のレースを見たのは昨晩だけど、白熱したレース展開だった。 スタート直後の200mくらいから設楽悠太選手がいきなり飛び出し独走体制に。 設楽選手はキロ3分くらいのペースで、続く第2集団はキロ3分10秒くらいのペースで走っていくので、1km毎に10秒ずつ差が開いていく。 キロ3分で最後まで行った場合2時間6分35秒くらいになるので、16年間破られなかった日本記録ペースということになる。
冬でもその記録を16年間も突破できなかったのに、夏のレースで、いきなりそんなハイスピードで突入してくのにビックリした。

MGCでは上位2位までの選手が東京オリンピックのマラソン選手として出場できる。 枠は全部で3枠あり、あと1枠は、今後行われる3つの選考レースで、2時間05分49秒以下を出した選手のうち一番速い選手、該当者がいなかった場合は、MGC3位の選手が内定する。 女子の場合も基準は同じで、タイムが2時間22分22秒以下となる。 つまり、MGC選考レース中に樹立された最速タイムより速いタイムでなくてはならないということ。
女子のタイムでいえば、現在の女子選手でそのタイムはかなり厳しいが、1年に1人くらいは2時間22分台が出ているので可能性はありそだが、男子の場合は日本記録を超えるタイムとなる。 なので塗り替えるのは非常に厳しそうだ。

スタート直後に飛び出した設楽選手は順調に逃げ続け、一時2分以上、600m近い差をつけてトップを独走していた。 だが、徐々に疲れと暑さでペースが落ちてきて、37km付近で第2集団に吸収されるどころか、ついていくことすらできずに、一気に順位が落ちる。
ラスト3kmの争いが、非常に見ごたえがあった。 橋本選手が軽くスパートをかけて先頭に立つ。 だが、すぐに中村選手が左からすごいスピードで抜かしていく。 橋本選手は意表をつかれて、完全に顔が左を向く。 そしたら今度は右側から服部選手がすごいスピードで中村選手を追う。 橋本選手はさらに意表をつかれ、今度は右を向く。 それに大迫選手が追従する。 橋本選手もなんとか大迫選手の後ろについて追いかけていく。 鈴木選手や中本選手、竹野内選手はついていくことができずに脱落していった。
中村選手のスパートは凄まじく、キロ3分12秒くらいだったタイムを、一気に3分00秒くらいまで上げてきた。 しかも上り坂があるなかで。 橋本選手はついていくことができず。 だが、服部選手も大迫選手も歯を食いしばりながらついていく。 解説が「大迫選手がこんなに上半身を揺らしながら走っているのを見たことがない」と言っていたが、それほど大迫選手にとっても厳しい状況で力を振り絞っていたのだな。
そのまま1kmくらい走ったが、大迫選手が服部選手を抜かして2位に。 その勢いのまま中村選手に追いつき、41km地点で1歩だけ前に出た。 服部選手は2秒くらい後ろを走っている。 41km地点を越えて左に曲がり、ゴール前100mの右折を残すのみとなった。 ほぼラストの直線を全力で走っていくが、中村選手にはまだ底力が残っていた。 追従する大迫選手を一気に引き離す。 ラスト400mくらいで軽く後ろを振り返り、着いてこれないのを悟ったか少し余裕になったように見えた。 一方大迫選手は追うが体力の残りが少なく、スピードを落としてしまう。 ラスト400mで服部選手に追いつかれ、必死に追うが差がどんどん開いていく。
2位にはなれない、3位を維持したい、と気持ちが後ろも気になったシーンがあり、大迫選手が後ろを振り返ったのだ。 後ろには4位の選手、大塚選手が走ってるが50mくらいの差がある。
そこからそれぞれの選手が必死にゴールまで走り、中村選手、服部選手、大迫選手とゴール。 中村選手と服部選手の差が8秒、服部選手と大迫選手の差が5秒だった。

思い起こせば、2018年3月に開催された、MGC選考レースの1つ「びわ湖毎日マラソン」のことをブログに書いてるけど、このレースでMGC出場権を獲得したのが中村選手だった。 このレースも3月にしては非常に暑い中のレースで、日本人選手がどんどんと脱落していき、日本人先頭の中村選手ですら、ラスト5kmの地点でMGC出場タイムクリアするのが非常に難しいと思われていた。 ラスト2kmでもその状況は変わらず、もうダメかと思われていた。 だが、ラスト2kmのスパート、特にラスト1kmのスパートは凄まじく、2時間11分00秒以内でMGC出場権を得られるレースで、2時間10分51秒、ギリギリの所で権利を得たのだ。 暑い中のレース、ラスト3kmの争い、そのレースとオーバーラップする部分がある。

3枠目の争いは、指定された3レース「福岡国際マラソン」「東京マラソン」「びわ湖毎日マラソン」のどれかで、日本記録を超えるペースで走らなくてはならない。
びわ湖毎日マラソンは、風の影響を受けやすいのと、例年それほど強いランナーが出ないので、ここで日本記録を出すのはまず無理だろう。 国内で初めて2時間5分台が出た福岡国際マラソン、日本記録も出た東京マラソンが有力だけど、現実的なところだと東京マラソン一択だろうか。 ここで、日本記録を出せる可能性がありそうな設楽選手、井上選手、大迫選手が出るのかどうか。 大迫選手は3位なので、誰も日本記録を出せなかったらオリンピックには出場できるのだけど、自分から取りに行くのか、それとも待ちの姿勢になるのか。
他の選手は日本記録を出す以外に手段が無いので、生半可な覚悟じゃ望めないと思う。 今シーズンのマラソンレースは非常に楽しみだ。


一方女子のレース。 男子のスタートから20分後に開始される。 女子は10名による争いで、選考のルールは男子と同じ。 自分が注目していたのは実業団ではなくプロランナーとして活躍している岩出玲亜選手と、リオオリンピックの選考レース、わずか1秒の差で破れて代表になれなかった小原怜選手。 スタート直後に十八銀行の野上選手が遅れていく。 5kmも走らないうちに岩出選手も遅れていき、10kmすぎで松田選手も遅れる。 松田選手は遅れて、追いつき、また遅れて、というのを何度か繰り返す厳しい走りだった。
25kmくらいまでは一山選手が3分20秒くらいのハイペースで引っ張るのだが、本人の体力が無くなってしまい落ちていく。 そこで前田選手が先頭を引っ張る形になったが、引っ張るのではなく完全に自分のペースで走り出した。 そこで皆がばらけ、30kmの地点では、皆単独走になってしまっていた。 先頭が前田選手、22秒遅れて鈴木選手、さらに28秒遅れて小原選手、さらに29秒遅れて松田選手。 それより後ろは1分以上の差がついている。 その差は40km地点でも変わらず、もう勝負が付いたようなものだった。 前田選手が2時間25分15秒でゴール、だが2位争いが面白かった。 1秒の悔しさを知る小原選手が猛追。 ラスト500mくらいでは10秒くらいの差まで迫っていた。 鈴木選手は迫ってきているのを当然わかっていると思うがスピードが出ない。 ゴールテープ手前、ラストの直線100m、鈴木選手のすぐ右後ろには小原選手が迫っているのが見えた。 が、なんとか鈴木選手が逃げ切り、小原選手は4秒及ばずの3位だった。 1位の前田選手と2位の鈴木選手は3分47秒の差があった。 こんなレースだったので、前田選手は余裕でゴールなのかと思ったが、ゴール直後に動けなくなって、そのまま病院に搬送されてしまったため、優勝インタビューは無しだった。


男女のレースを見たが、誰かが「東京オリンピックは夏のレースなので、スピードが無い日本人でも優勝の可能性がある」とか言っていたが、夏のレースでも冬と遜色ないスピードで走っていいたので、外国人選手もきちんとトレーニングすれば、それくらいで走れそうな気がする。 もちろんオリンピックの時期は、9月よりも暑いのだが、それでも男子で2時間5分台、女子で2時間21分台のレースとか見ることが出来るんじゃないだろうか? 今日のレースも懸念があったのだけど、一番面白くない展開としては、みな牽制しすぎてスピードを出さず、ラスト5kmで30人くらいの集団で、そこからのラストスパート合戦とかになったらやだなぁと。

京丹後市観光

晴れときどき曇り7時半くらいに起床。 朝までグッスリと寝ることができた。 そして体はバキバキ。 両脚全体が筋肉も骨も痛く、お尻や背中も筋肉痛。 肩周りは日焼けが痛い。
8時位から朝食を食べる。 昨日消費したエネルギーが全然回収できていないので、寝起き30分に関わらず茶碗でご飯を2杯も食べることができた。 朝から食欲旺盛だった。
朝食

10時にホテルをチェックアウト。 さて、今日1日は京丹後市をウロウロして過ごそう。
まずは目の前の久美浜湾の東側にそびえる「兜山」へ。 ナビ見たら車で行けそうだったので行ってみたら「道路が狭いので車は通行禁止、登る場合は登山道を」と書かれていた。
標高191mの低い山だけど、今の体の状況で登れるだろうか…… 山の久美浜湾側が登山口になってるので、そこまで車で移動して、500mlの水のペットボトルとスニーカーで登山開始。 「20分くらいで登れる」と書いてあったのだが、最初は坂、途中からは階段になっていて、今の足の状況には非常に厳しかった。 20分どころか30分くらいかかって、ようやく山頂に到着。 山頂からは久美浜湾と小天橋が見える素晴らしい景色。 苦労して登ってきて良かったと思った。
が、上りよりも下りが地獄で、膝がメチャメチャ痛かった……
兜山登山口 久美浜湾と小天橋

その後は、昨日走った60kmのコースを車で巡ることに。 走っている途中で気になった場所があったので。 レースの内容を思い出しながらコースを巡る。
10km地点くらいだろうか、さつまいも畑が広がるところに突如出現した看板「遺物包含地」と書かれているのが何か気になったので見に行ってきた。
国指定「史跡函石浜遺物包含地」という名称らしく、縄文時代後期~室町時代に至る数多くの出土遺物が発見された地域らしい。 現在は草むらになっていて、そこに石碑が立つだけだった。
函石浜遺物包含地

続いて15km地点くらいだろうか、七竜峠への上り坂が始まる海辺に、謎の階段があるのを発見していた。 そこには何があるのだろうか……と思って、車を止めて歩いていったが、最終的には五色浜という海水浴場に出るだけだったので、20分くらい歩いて、また戻ってくるだけだった。
五色浜へ

続いて19kmくらいかな。 「日本中央標準時 子午線最北の塔」というのがあったので見に行く。 日本標準時刻は東経135度、明石天文台が基準となっている。 そこから真北に進んでいき、本州最北端がここに鳴るので。 記念の塔が立っていた。
子午線最北の塔

この時点で、時刻は13時半。 そろそろお昼ごはんを食べようかな。 温泉の無料券もあるし。 温泉は「弥栄あしぎぬ温泉」と思うので、そちらに向かおうか。 途中に「遠處遺跡群」というのがあったので見てきたが、ただの丘だったり草むらだったり……
遠處遺跡群

道の駅 丹後王国「食のみやこ」」というのがあり、ここは遊ぶのはお金かかるが、子供連れて来るにはなかなか良さそうな場所だなと思った。
ガソリンも無いし、お昼ごはんも食べてないしで、あしぎぬ温泉は後回しにして、峰山という栄えている地域でガソリンスタンドを発見したのだけど「先程停電があって、今は電力復旧したけど、機械のセットアップをし直さないといけないので、別のガソリンスタンドに行って下さい。 マインの方にあります」と言われたが、マインというのがわからなかったので聞いたら、マインという名前のショッピングセンターがあるらしい。 そちらの方に向かっていったら「ラーメン藤」というお店を発見した。 定食屋が良かったが、もう15時だしここでいっか。 醤油ラーメンと餃子を食べたが、醤油ラーメンはけっこう美味しかった。
ラーメン

それからガソリン入れて「あしぎぬ温泉」へ。 お風呂で汗を流して、休憩室で1時間位休憩して、17時過ぎに出発する。
あしぎぬ温泉

香川に帰る前、最後に「郷村断層」というのを見てきた。
郷村断層 郷村断層 郷村断層

郷村断層を18時位に出発して、途中で休みながら、淡路島SAでそばを食べて、帰宅したのは23時位。 京丹後市は遠かった……
山菜そば

第19回 丹後ウルトラマラソン 60km

晴れ朝6時半くらいに起床。 同じ部屋の他の4人は既に起きていて、表に出て100kmの部の選手を応援したりしていた。 自分も旅館の前の道に出て数分応援する。 100kmの部は、朝4時半にアミティ丹後をスタートしている。 この旅館の前は22~23kmくらいの地点だと思う。 今、目の前を走っている選手たちは、22kmを2時間で走れる選手ということになる。 22km2時間って、サブ4のペースよりちょっと速いペースなので、キロ5分30秒台で走っていることになる。 100kmのレースをそのスピードで走るということは、かなり速い人たちなのだ。 皆らくらく走っているので勘違いしてしまいそうだが……

朝食の前に大浴場で体を温めて、7時過ぎから朝食を食べる。 夕食に続き、朝食も献立がランナーの為に考えられているような内容だった。 消化がよくエネルギーの付きやすいもの、なおかつ日本の朝食っぽいメニューが揃っていた。 目の前に香港人の夫婦が座っており、少しだけ英語で話すことができた。
朝食

この旅館はスタート会場まで徒歩2分くらいなので、かなりギリギリまでいることはできる。 スタートは9時、荷物預けは8時半まで。 なので、8時20分くらいに出発しても悠々間に合うのだが、早めに会場に行って気分を盛り上げたいので、8時前には会場に向かうことに。 今夜もここに泊まるので荷物は特にいらないのだけど、一応着替えや財布等をリュックサックに入れて、持っていく。 これをスタート会場で預けて、ゴール会場まで運んでもらう。 レース中に写真とか撮りたいので、スマホは持っていきたいのだが、レース時はいつも持たないと決めている。 なので、スマホも預ける荷物に含めて預けてきた。

今日は気温がかなり高くなることが予想されており、今までに経験したことのない60kmという距離なので、水分不足、脱水症状、熱中症にならないよう、十分に対策しなくてはならない。
装備はかなり身軽で、上は半袖Tシャツ、下はハーフパンツ、パンツはボクサータイプの、靴下は5本指ソックス、靴はプーマのスピードライト。 フルマラソンを走る時の靴と同じものを履く。 足の指はマメ防止のため、マメができやすい右小指、右薬指に絆創膏を数枚貼って保護。 マメでは無いけど、擦れやすい右親指にも絆創膏を貼っておく。 帽子は普段はかぶらないのだけど、さすがにこの暑さと直射日光に帽子無しで挑むのは勇気がいる。 ポケットには熱中症対策の塩飴みたいなのを5個。 あとは、もし給水所まで持たなかったことを想定してジョギング用の財布に1,500円いれてある。
ジョギング用タイツも、かなりの暑さなので着用しない。 今回のレースは本当に、自分の力のみで行く感じだ。
回りの人を見ると、トレランザッグを背負っている人とか、ウエストポーチにペットボトルを挿している人などが多く、荷物を何も持っていない人の方が少ないかもしれない。

会場では水分を摂るコップを持って飲みながら、トイレに並びまくる。 絶対に脱水症状になったらいけないので、昨晩からかなり水分を摂っており、今も喉は全然渇いてないけど飲み続けているような状態。 そのため、すぐにトイレに行きたくなるので。 トイレは結構混んでいて、5分くらい並ばなくてはならない。 なので5分並んでトイレに行って、数分ウロウロして、またトイレに並んで、というような感じで10分おきにトイレに行っている。 その間、ずっと水分は摂りっぱなしで。

スタート10分前になり、スタート地点へ並ぶ。 並ぶ場所は特に決められていなく、ランナーも1,000人くらいしかいないので、それほどの混雑ではない。 軽いセレモニーみたいなのがあって、3分前、1分前、30秒前、20秒前、10秒前、とアナウンスがあり、いよいよ丹後ウルトラマラソン60kmの部がスタートした。

会社の社長からは「キロ5分のペースで行け」と言われているが、スタート直後は大混雑でキロ5分どころか、キロ8分を超えるようなペースだった。 今回は記録狙いではなく、完走が目標なので、自分も焦らずに流れにのって走っていくことを心がける。 車両通行規制をかけているわけではないので、基本的には左側と歩道を走らなくてはならない。 歩道は狭い箇所もあり、抜かすに抜かせないが、序盤で抜かすのに力を使ったら後半撃沈するのが見えているので、しばらくはこの流れにのって走っていく。 走り出して感じるが、とても暑い。 普段の練習では夜走っているので、日差しの下を走ることがあまりなく、今日は厳しい戦いになりそうだ。
給水所もフルマラソンより出現頻度が少なく、45kmまでは4kmに1度、45km以降は2.5kmに1度のような感じ。
4.1km, 8.1km, 12.6km, 16.8km, 22.0km, 25.9km, 29.3km, 32.5km, 36.5km, 40.1km, 44.9km, 47.4km, 49.5km, 51.4km, 53.1km, 56.6km地点に給水所がある。
また、距離表示は2.5km毎と42.195km地点にあるのみ。 細かい1km毎のラップはわからなくなるが、それは仕方がない。

順調に走って、4.1kmの給水所へ到着。 メチャメチャ暑くて水を2杯も飲んでしまった。 巨大なバケツの中に柄杓が入っていて、それで自由に水をかけられるようになっていたので、それを使って腕や太ももに水をかけて冷やす。 最初のエイドだけど、キャンディ、梅干し、塩、氷砂糖などが置いてあった。
再び走り出して先を目指す。 ちょうど前に背が高くて、自分と同じくらいのペースで走っている人がいたので、その人の斜め後ろにピッタリとくっついて走る。 日差しは前方右側から差してきて、うまい具合にその人の影に入ることができたので。 次のエイドは「海山園」というところで、老人ホームみたいなところがエイドになっていた。 ここでトイレに行って、水をたっぷり飲んで体にも水をかける。 何だかレースというより、次のエイド、次のエイドと、エイドを目指すスタンプラリーみたいなイメージだな。 エイド毎に立ち止まって飲んだり食べたりする感じで。 ここでは小袋に入ったバームクーヘンがあったので、それを食べた。

3つ目のエイドを過ぎてからは山の中に入っていくような感じだった。 集落の中のクネクネとした道を下っていき、港を通過したら上り坂に。 ここから16.8km地点までは2kmくらい続く長い上り坂で「七竜峠」と呼ばれている。 60kmコースの最大の難所だけど、序盤で出てきてくれるのが助かる。 これが終盤だったら厳しすぎる。 だが、序盤とはいえ、この峠越えはかなりきつかった。 歩かないのを目標にしているので、ペースはかなりゆっくりでもいいので、走る動作を続けた。
運営車両が結構頻繁に走っていて「気温が30度を超えています、水分しっかり摂って走って下さい」とアナウンスしていた。 苦しい苦しい上り坂を走りきり、七竜峠のエイドステーションで給水や水をかぶったり。 もう全身ビショビショなのだが、ウェアは走っていると乾く、だが靴もビショビショになり、靴は乾かないので、雨の中のレースのような感じで、足元は不快だった。

ここからは下り坂になるので、少し気持ちが楽だった。 重力にまかせて走っていると足にダメージを受けてしまうので、そうならないよう歩幅を縮めながらゆっくりと下っていく。 ただ下りだけではなく、また上り坂になったりと、コース図には載ってないが、意外にアップダウンがあるコースだなと思った。
22kmのエイドでは中学生が足のマッサージをしてくれるテントがあったが、まだ疲れてないのと、イスに座ってしまうと後が辛くなりそうなので、マッサージは受けなかった。
食べ物ではうどんがあったので食べて、エネルギーを補給する。 暑さが厳しいが、暑さ以外は今の所なんとかなっている。

ここからは海沿いの綺麗に整備された地帯を走っていく。 左手側にはグランドが整備されていて野球をやっているチームがあったりした。 このあたりで、反対車線に先導車やランナーが見えてきた。 100kmの部のトップの選手が戻ってきたようだ。 100kmの部だと、反対側は96kmくらいだと思う。 ゴールが目前で、タイムは7時間台という凄まじいスピードだ。
少し走り、信号を左折すると国道178号線。 歩道の無い狭い国道の路側帯を走っていくのだけど、すぐ横に車が普通に走っているのは、マラソン大会じゃなかなか経験できないな。 工事中の箇所があり追い越し禁止になっていたり、上り坂を上りきった三本松という交差点では反対側に渡るために信号待ちがあったりと。

三本松からは長い下り坂で快適だったのだけど、次のエイド「丹後王国前」から先には長い上り坂が見えて気持ちが落ち込む。 各エイドで水を浴びまくっているが、暑さがだんだんダメージとして蓄積されてきているのがわかる感じだ。 丹後王国前のエイドステーションは29.3km地点。 フルマラソンでも、そろそろ厳しくなってくる位の距離だ。

次のエイドは「弥栄地域公民館」という場所で32.5km地点。 ここのエイドが一つのポイントになっていて、スタート地点からこのエイドに向けて荷物を送ることができる。 例えば、ここでシューズを履き替えたいとか着替えをしたいとか、スタート地点でその荷物をまとめてトラックに乗せておけば、ここでその荷物を受け取れる。 また、ここで荷物を置いていくこともできるようになっている。
自分は何も送ってないし何も置いていくものもないが。
スタート地点からここまで、100kmの部と、コースは同じだったが、ここから100kmは「碇高原」と呼ばれるコース最難関の峠に向かって行く。 碇高原は71.8km地点で、高低差400m以上の厳しい上りがあり、ここの関門を突破できずにかなりの人が脱落する。 自分は60kmなので、そちらには行かないが……

ここから田んぼ沿いを走るような道になり、かなり体がきつくなってきた。 次のエイドは36.5km地点。 そこまでとりあえず歩かずにゆっくり走っていくが、この辺りになると、歩いている人も目立つようになってきた。 なんとかそのエイドまでたどり着き、ここで2度目のトイレへ。 だが全然出ず、明らかに水分が足りてないのが実感したので、ここではいつもより多く水分を飲む。
このエイドには冷凍パイナップルみたいな商品があり、それがとても美味しかった。

この先もかなり厳しい戦いで、次の3.6km先のエイドがものすごく遠く感じた。 途中で42.195kmポイントを通過。 通過タイムは4時間54分06秒。

44kmくらいの地点で国道178号線に再合流。 ここは100km地点との合流点でもあり、右側からは坂を下って100kmの部の選手たちが走ってくる。 100kmの部の選手たちは84kmくらいの地点、凄まじい……
ちょうど一緒になった100kmの部の選手と並んで走っていて会話したのだけど「今ペースどれくらい?」と聞かれ「キロ7分~7分半くらい」と伝えたら「今日は自分のペース遅いけど、1時間くらい早くここにたどり着いたとき、60kmの人たちみんなペース速いんだよね」と。 「ここまで来たらあとは平坦なので楽だ」と言いながら、その人は軽快に走り去っていった……
44.9km地点のエイド「丹後庁舎」についたとき、内臓がかなりやばかった。 途中から水分多く摂るのを意識したのもあると思うけど、胃が気持ち悪くて吐きそうだった…… 各エイドで食べてるけど、梅干しがとても美味しい。 酸っぱいタイプの梅干しで、それが口の中にじわりと広がり、あとから酸っぱさが襲ってくる。 ここまでで、もう20個以上は食べていると思う。 このエイドにはつみれ汁があったが、胃が微妙だったので食べず。 水分補給と梅干しをたくさん頬張り、体や頭に水をかけて、次のエイドを目指していく。

この先は左右に古い民家が立ち並び、ところどころに商店が出現するような、田舎の中央通り的なイメージの道を走っていく。 沿道に結構人がいて応援してくれて元気が出てくる。 三度国道178号線に出る手前に「除雪車庫」というエイドステーションがあり、ここで3度目のトイレへ。 疲労はピークだが、ここから先は2.5kmくらい毎にエイドステーションがあるので、頑張れそうだ。 この地点で47.4kmだた、距離が50kmになれば、ラスト10kmというイメージになり、もうちょっと頑張れるかもしれない。

国道178号線に戻ってからは、国道沿いを走っていく。 歩いている人も走っている人も、100kmの人も60kmの人も、抜かす人も抜かされる人も、皆自分のゴールに向かって走っていく。
49.5kmのエイドポイントに立ち寄ってから、ついに50km地点までやってきた。
50km地点でのタイムが5時間53分44秒。 ここまで、だいたい10kmを1時間10分ペースで走ってきている。 残り10km、頑張れば7時間切れるかもしれない。 7時間切るには10kmを1時間06分で走らなくてはならない。
キロ6なら1時間00分、キロ7なら1時間10分、つまり、キロ6分半くらいで走らなくてはいけないことになる。 それに加えてエイドでも時間を使うので、現実的にはキロ6分20秒くらいだろうか。
ラスト10km、メチャメチャきついが頑張ることにした。

51.4kmのエイド「三津塩工場」はダラダラと続く上り坂の途中にあり、この上りが非常に苦労した。
53.1kmのエイド「琴引浜鳴き文化館」では飲み物だけ飲んで、30秒くらいで出発する。 だが、このエイドの先に長い上り坂が見えて、しかも傾斜も結構ある感じだった。 正直ここを歩きたかった…… だが、ここで歩いてしまったら7時間切るのは絶望的になるし、53kmも歩かず走ってきたのに、ここで歩いてしまうのももったいない。 だが、体は非常に重く、坂を上るのが死ぬ思いだった。
坂を上りきったら、そこには見たことのある景色が。 往路で通った三本松の交差点だった。 信号を超えたら、長い下り坂へ。 下り坂を超えたら55km地点。
時計を見たら6時間27分23秒だった。 残り5kmを33分36秒。 キロ6だと30分、キロ6分半だと33分、キロ7だと35分。 ペースを上げたつもりだったのに、ペースはあまり上がってなく、ここから先も今のペースを維持しないといけないことが判明。 非常にきつい…… 信号を横断して、往路で通った海沿いの綺麗な道へ。 長いけど、この辺りからロングスパートをかける。 このまま意識を変えなかったらキロ6分半は軽くオーバーする。 ラスト5km、体が持つだろうか、わからないが勝負に出ることに。

気持ちを切り替え、フォームを直し、腕振りを意識して、ぐいっとペースを上げて走っていく。 ここから先は1km毎に看板があって、時計を止めるのを忘れていたのだけど、最初の55-56kmは5分40秒くらいで走れたと思う。
56.6km地点に最後のエイドがあったが、もうエイドに寄る時間もないので、初めてエイドをスルー。 腕振りを意識して走っていく。 56-57kmは5分20秒くらいまで上がったと思う。 残り3kmの看板を見て、細かいカーブや橋を通過し、大きな広い綺麗な道路を左折。 残り2kmの看板が見えてきた、タイムは見る余裕がなかった…… 残り2kmということは、ここは58km地点。 だが、ここまできて絶望するような坂が目の前に見えていた…… この坂を上る途中で、どうしてもペースが落ちてしまった…… なんとか上りきって、下りはもう重力にまかせて走っていく。 ラスト1kmも時計を見る余裕がなかった……
綺麗な道路に別れを告げ左折する。 左折したら川を超える橋があり、そこが上り坂に…… 上り坂と言っても、多分距離は30mくらい、高低差は4mくらいだと思うのだけど、それすら絶望だった……
橋を超えた先では大応援団が待ち受けていて、その前を通過して右折。 左手にアミティ丹後が見えてきた。 多分、残り400mくらい。 300mくらい先に見える信号を左折したら、アミティ丹後の入口だ。
あと一踏ん張り…… 信号を左折し、アミティ丹後の正面から、ラストの直線50mくらい。 ゴールする人、一人一人の名前と意気込みコメントを読み上げてくれていた。 申込時になんて書いたか忘れてしまったのだけど「香川県から参加の○○さん、いよいよゴールです。 42.195km以上の距離走るの初めてだけど頑張りますとのことでした、お疲れ様ー」みたいな感じで名前などを読み上げてくれて、感動のゴール。

ゴール後は完走メダルをかけてもらい、パイプ椅子に案内されて、ボランティアの中学生が計測チップを取り外してくれた。 すぐに会場に出られるので、給水でスポーツドリンクをもらって、体育館の方へ。
記録証を発行してもらえる場所があったが、それよりもトイレに行きたかったのでトイレへ。 55km地点くらいからすごいトイレに行きたい感じだったが、寄ったら7時間切れなくなるので我慢していたのだ。
ようやくトイレで解放されると思ったのだが、今にも漏れそうな感じなのだが全く出ず…… どうやら体の感覚と膀胱の具合がズレているようだ…… トイレに行きたい感じはするのだが、出ない、ということは行く必要がないとのことなので……

記録証をもらってタイムを確認したら、6時間55分48秒だった。 ラスト5kmがかなり上げられたことになる。 そして嬉しい7時間切り。 社長に言われた「キロ5分」だと5時間00分、キロ6分だと6時間00分、キロ7分だと7時間00分なので、ペース的には6分55秒くらいのペースだったみたい。 ただ、エイドで止まった時間は、合計で20分くらいはあると思うので、実質キロ6分半くらいだったのだろうか。

荷物を受け取って、そのままゴロリと転がって休憩したかったのだけど、レース後の写真をいい場所で撮ってもらいたかったので、なんとか動いてステージで写真を撮ってもらった。
それからようやくジョギングシューズを脱ぐことができた。 ジョギングシューズは終始ビショビショで足はふやけていた。 絆創膏で予防しておいた箇所、特に小指にはマメができていたので、予めやっておいて良かったと実感した。 右足の親指と小指の爪が死んでおり紫に変色していた。 親指はよく死ぬのだけど、小指は初めてだな。 これでも、この靴は合っているのだけど、もっとフィットする靴を探さないといけないな……

ゴール地点のアミティ丹後から、スタート地点である久美浜の浜公園へはバスで戻ることができる。 バスの時間を調べたら、15時45分、17時40分、18時15分、19時10分発のバスがあるようだ。 ゴールしたのが15時55分で今は16時20分くらいなので、17時40分までバスがないな。 ここから久美浜浜公園に戻る人は多そうなので、バスが満席になってしまったら困ると思って、時間よりかなり早いがバスが発着する場所で待っていることに。 途中で、昨日もらった金券チケットでカルピスウォーターを購入して体を潤わせたり、タオルを濡らしにいって体を拭いてリフレッシュさせたり。
バスが到着して皆続々と乗り込み、あっという間に満席に。 補助席も使っているけど、もう人が乗れなくなってしまった。 早めに準備しておいてよかった。
バスは浜詰という地域を経由したのだけど、途中に「夕日ヶ浦」という場所を通過し、そこから見えた海と夕日がとても綺麗だった。
バス 夕日ヶ浦

18時10分くらいに旅館に戻ってきて、すぐにお風呂へ。 疲れ切って汗まみれでボロボロになった体を綺麗にして、湯船に浸かってのんびりと過ごしていた。
今日の夕飯は19時半からで、5人部屋だったのだが3人は1泊なので、今日は2人でこの部屋に泊まる。 その人はまだ戻ってきてないし、とりあえず19時半まで寝るか。 だが、体が疲れすぎて逆に全然眠ることができずに、19時半を迎えてしまった。

今日の夕食もみんなでテーブルを囲んで食べたのだけど、11人しかいなかった。 朝会話した香港の夫婦もいたので、どうだったか聞いたけど、20km地点でリタイアしたとのことだった。 頭が暑すぎてダメだったと…… 「帽子かぶってた? 水飲んでた?」と聞いたけど、それでもダメだったって。 暑い中での練習をもっとして、来年また来ますと言っていた。
この夫婦とマラソンのことについて色々話したのだけど、頻繁に来日していて、次は12月の大阪マラソンの為に来ると、来年は東京マラソンで来て、オリンピックも観戦すると言っていた。 東京オリンピックでは卓球を見るらしい。 日本国外にもあちこち行っていて、マラソン目的だと、ニューヨークシティマラソン、ボストンマラソン、ベルリンマラソン、ロンドンマラソンに出てると。 ボストンマラソンは大雨の中の大会で気温は0度。 翌週がベルリンマラソンで、それは25度くらいあったらしい。 気温の変化が激しすぎて辛かったと言っていた。 LINEとFacebookのアカウントを交換して友達になった。
こうやって、英語でコミュニケーションできるのって素晴らしいと思った。 今回夕食会場にいた人は誰も英語が喋れなかったのだけど、ちょっと踏み出すだけで、こうやって世界が開いていくのを実感できる。
喋れないのではなく、間違いが怖くて喋らないのかもしれないが、自分の英語もかなりの割合で文法エラーとかあるだろうけど、それは相手が理解してくれるし、いちいちそんな事を指摘されることもない。 発音は日々の悩みだけど、発音もきちんと意図を汲み取ってくれるし、どうしても聞き取ってもらえないときはスペルを言ったらいいだけだし。 これがビジネスの場になると、そういうわけにはいかないかもしれないが、日常のコミュニケーションなら十分だった。

夕食のメンバーはキャラの濃い人が多くて、75歳のおじいさんは「健康の秘訣は?」と69歳の人に聞かれて「ウルトラマラソンに申し込むこと」と言っていた。 申し込んだら、イヤでも練習しないといけないので、まずは申し込めばいいんじゃないですか?と。 75歳のおじいさんは妻と息子と来ており、妻は応援、息子は60kmを完走したとのこと。 その69歳の人は福島で生まれ育ち高校卒業と同時に関東に出てきて、今では千葉に住んでいる。 丹後には10年くらい連続で出ていて、今日はリタイアしてしまったが、ビールを飲んで上機嫌だった。 戦後生まれだけど、マッカーサーの話とか真珠湾攻撃の話、原爆の話をしていた。
岡山から来た夫婦も10年くらい連続で丹後に出ている。 奥さんは応援だけ、ご主人が走るのだけど、今日は30km地点でリタイアしてしまったらしい。 過去に100kmに4回出て、2回完走、2回リタイアと言っていた。 ただ今日は60kmでリタイアするとは思ってなかったと言っていた。 同室の部屋の人は三重県から来て、趣味は乗馬とのことだった。 乗馬が趣味の人と初めて出会った。 乗馬といっても馬に乗ってトコトコ散歩するのではなく、障害競技をやっているとのことだった。 オリンピックの乗馬競技のチケットが当選しており、来年が楽しみだと言っていた。 今日のレースは関門突破してゴールはしたが、制限時間の9時間半には間に合わなくて記録証はもらえたがメダルはもらえなかったと残念がっていた。 来年リベンジすると言っていた。 もう1名は愛知県の人で、愛知県には男子が参加できるフルマラソンの大会が無いと嘆いていた。 その人は60kmを完走して、多分一緒のバスで帰ってきて、風呂でも会話したと思う。

夕食食べながらビール2杯飲んで、夜は22時過ぎには寝てしまった。
夕食

初めての42.195kmを超える大会、そして丹後は3年連続エントリーしていて、今日初めて走ることができた。 こんなに暑い中での大会は初めてだったし、60kmの長さもとてもしんどかった。
ただ京丹後市という田舎のエリアで19回も開催されているマラソン大会で、地元にはしっかり根付いていて、応援や私設エイドが充実していた。 コースは思ったよりも坂があって厳しかった。 他の人のガーミン計測による獲得高低差は1,000mだった。
ペース的には、大体10km1時間09分くらい。 40-45kmだけ極端にタイムが落ちてしまったが、だいたい平均的なタイムで走れたのではないだろうか。 10km区切りで見ると、50-60kmのラスト10kmが一番ペースが速く、ラスト5kmはキロ5分40秒まで上げることができた。 前半30kmと後半30kmのタイム差は1分24秒。 疲れの溜まった後半でも粘りの走りができていたことがわかる。

自分の中では、マラソンシーズンが始まる前に挑戦できたのは非常に大きく、これを経験しているので42kmが短く感じられる日が来るかもしれない。 次に42km走るのは11月のおかやまマラソンが最初だが、それに向けて非常にいいトレーニングにはなったと思う。 来年どうするか?と聞かれたら、出場するかは今の所不明。 正直出たくない気持ちが強い。 それほど今日の60kmのレースは厳しかった。 仮に今の実力で100kmに出たとしても、間違いなく完走はできないだろう。
公式HP発表によると、100km男子の完走率が54.32%、女子が50.00%、60km男子が67.20%、女子が73.31%とのことだった。 思っていたより完走率が低いし、100kmが50%の完走率というのはよほどコースが厳しいことを物語っている。