高知に移動

曇り朝7時半くらいに起床。 昨夜のうちに高知龍馬マラソンの準備をしておいたので、朝バタバタせずに安心。 8時位に家を出発。 三女は土日とも野球があるので、必要なものや時間などメモを書いておいた。(日曜日は天候不良で中止になった)

高松西ICから高速道路に乗り、途中で立川PAにトイレ休憩に寄った以外はノンストップで高知に到着。 そのまま受付会場の高知中央公園に向かい、近隣で駐車場を探していた。 近くにあった30分100円の場所に止めたのだが、中央公園地下の市営駐車場が1時間200円だったので、おとなしくそこにすればよかったと思った。 この付近は繁華街なので意外に駐車料金が高くて、30分100円の場所ですら探すのに苦労したので……

まだ10時なのに受付会場はランナーで賑わっていた。 ナンバーをもらって、参加賞のTシャツをもらって受付は終了。 会場ではランニングショップが出ていたのでちょこっと見ていく。 先日買ったハイパースピード2が6,900円で売られていた。 買うつもりがないので、自分と同じサイズがあるかチェックしてはいないが、これくらいの価格だったら練習用に履きつぶせるので、今後重宝しそうな感じがする。
受付会場 受付会場

受付は終わったが、ホテルにチェックインできるのは15時位だと思うので、あと5時間位どこかで時間を潰さないといけない。 来るときに道路標識で「高知県立美術館」というのがあったので行ってみようかな、あまり芸術には興味がないけれど。
常設展だと370円、企画展も見るとしたら、1,200円になる。 最初、常設展だけでいいかなぁと思ったけれど、企画展のチケットに常設展の値段も含まれているので、せっかくなので、と思って企画展のも見ることに。
結果的に、企画展のも見て非常に良かったと思う。
初めの部屋は「シャガール・コレクション展」というやつで、「マルク・シャガール」という人の作品が5展飾られていたのと、他の人が書いたエッセイに描いた挿絵みたいなやつが紹介されていた。
正直、絵の良さがわからないので、「ふーん」という感じで眺めるだけで終わってしまった。 シャガールの年表を見たけれど、幼少期から絵を習ったりしているので、「貧しいユダヤ人の家庭に生まれた」と書いてはあったが、それでも一般の人たちに比べたら裕福だったのかなぁと思ったり。

次の部屋が「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」という企画展。 版画が飾られていて、これが最初意味がわからなかった。
自分の知っている版画って、木の板を彫刻刀で削って、墨を塗って紙を貼り付けて墨を移して、紙を剥がして完成、というような感じ。 当然色は白黒。 だが、ここに飾られているのはカラフルで、自分の知っている版画とは全く違うものだった。 とりあえず、ひたすら作品が展示されていたので、それらを見ていくが、どれを見ても描かれた絵のように見える。 意味がわからないまま、とりあえず全作品を見て次の部屋へ。
ここで疑問が解決した。
この版画の作り方は、まず絵師が下絵を描いて、それを元に彫師が木の板を掘る。 小学校でやるような1枚の木の板を掘るのではなく、絵によって15枚くらい掘るらしい。 輪郭だけの板、屋根だけの板、壁だけの板、庭の木だけの板、のように。 それぞれの板に色を付けて何回も紙に色を移して作品が仕上がっていくらしい。 絵師だけではなく、描かれた絵を元に版画で完成させるために「版元」というのがあるのだなと知った。 彫師や色師は専門家らしい。
それが明治後期~大正初期にはできていたと考えると凄まじい。 素人考えだと、色を移すときに、普通に数mmくらいはずれそうだし、毎回同じ色にもならなさそう。 そもそも板を掘るのすら無理だ。
絵にはあまり興味がなかったが、技術の方の事が見れて、この企画展は非常に見て良かったと感じた。 今では全て機械化されてるのだろうか?
高知県立美術館

その後は、高知龍馬マラソンのコース42kmを、車で走る。 2019年に出場しているので走ってはいるが、もう4年も前なので記憶も怪しい。 結果的にコースを下見できてよかった。 なんとなく覚えている印象では、アップダウンは浦戸大橋くらいしかなかったが、実際通ってみると、国道の7~9kmくらいはずっと緩やかに上っているし、国道右折してからも小さなアップダウンがあったり、2つ目のトンネルは大きなアップダウン。 浦戸大橋への道も細かいアップダウンがあり、花街道の26km~トンネルまでが緩やかに上っていて、その後は下りになったり、そういう細かい部分を再確認できたので良かった。
大した記録は出せなくても、コースを知っているのと知らないのでは、気持ちに余裕ができるというか、断然知っている方が良い。

お昼は食べる場所が見つからず「得得」という店になってしまった。 高知に来てうどんっていうのもあれだけど、コンビニで食べるよりはマシか。 釜揚げ天ぷらうどんを食べたのだが、この店の付け出しは濃すぎた。 うどんの色が変わるくらい濃くて、めちゃめちゃしょっぱかった。
得得 釜揚げ天ぷらうどん

ちょうどいい時間になったので、ホテルにチェックインしに市内中心部に戻る。 今回泊まるホテルは「ホテルNo.1 高知」というホテル。 高松にも同じ系列のホテルがあり泊まったことがある。 今回は、高知龍馬マラソンのオフィシャルツアーでホテルを予約した。 本当は自分で取ったほうが安いと思うけれど、市内中心部のホテルはほとんどが公式ツアーでおさえられてしまっていて、自分では探しきれなかった。 1泊8,100円。 2泊で16,200円だが、支払いは9月中にしてある。 直近になってから、2泊じゃなくて1泊でもよかったかなぁと思ったけれど、今更変更もできなかったので仕方ない。
駐車場が2泊で800円×2の1,600円、月曜朝だけ朝食をつけて800円、合計2,400円を追加で支払い。
ホテルの部屋 ホテルの風呂

ホテルに荷物を置いた後は、すぐに出かける。 すぐ近くに「オーテピア」とう市の施設があって、ここの5Fに「高知みらい科学館」というのが併設されている。 市の施設はだいたい月曜日が休みで、前回も来ることができなかったので、今回は土曜のうちにと思って。 ここの科学館は入場無料で、どちらかというと小学生低学年向けな施設だけど、プラネタリウムがあり、ぜひ見たいと思っていた。 昨年神戸マラソンに行ったときも、明石のプラネタリウムに行っている。 だが、住んでいる高松市にもプラネタリウムが2つ(こどもの国、ミライエ)あるが、どちらも見たことがない……ミライエは行ったこともない……
プラネタリウムは「ワンダフル・プラネット~火星~」という番組で、非常に面白かった。 前半は火星じゃなくて星空や星座の話で、そこはあまりおもしろくなくてウトウトしていたけれど、後半は火星の話。 2021年に火星に降り立った「パーサヴィアランス」という無人探査車について。 先代は「キュリオシティ」という名前で、まだ活躍しているらしい。
無人探査車を火星に下ろすための映像がCGで流れていたのだけど、それがすさまじくて、よくそんなミッション成功させたなと思った。

はやぶさ2が採取したリュウグウの土のカプセルを地球に送った時の映像がYoutubeとかで見ることができるけれど、時速数万キロで突入してくる。 それは隕石と同じようにものすごい高温で光り輝いている。 それの探査車バージョン、重さや質量が全然違う。 さらにこれから火星を探査するので、無傷で降ろさないといけないという。
パーサヴィアランスの場合は、時速19,000kmで火星の大気圏に突入したらしい。 火星は地球に比べて空気が薄く、100分の1しかないらしい。 なので熱も地球ほどは発生しないのか? 途中で一部切り離して落下させ、そこからパラシュートを開いて減速し、さらに切り離して、ジェット噴射で着陸位置を微調整しながら、最後は紐でおろして、ジェット噴射の装置はどこかへ飛び去った? 宇宙空間に帰還は無理だと思うので、探査機にぶつからない安全な場所に落下させたのかな? 100分の1しかない場所でパラシュート使うとか、ジェット噴射で位置微調整とか、地球↔火星間は光の速度で片道8分かかるはずなので、リアルタイムに操縦は無理なので、自動操縦なのだろうな。 自動操縦のテストはできるだろうけれど、100分の1の大気とか、数万度の熱とか、どうやってテストを繰り返したのか、全く想像ができない。
そんな凄まじい映像を見て、プラネタリウムを満喫してきた。

その後は夜ご飯を食べるお店を探して、高知駅の方に行ってみた。 途中でコンビニによって、明日朝食べる梅干しのおにぎり、バナナ、inゼリーを購入。 高知駅まで来たがいい店がなく、もう駅に併設されている餃子の王将でいいやって思ったけど、まだ17時過ぎなのに待ち行列ができるほど混んでいたので諦める。 が、雨が降り出してきたので、早足で商店街に戻って、たまたま見つけた「とんかつ源三」という店に入る。 三元豚ロースかつ御膳と生ビールで2,000円くらい。 レース前日なのでビールはどうしようかなと迷ったけれど、1杯だけ飲んでしまった。
三元豚ロースかつ御膳

ホテルに戻って、明日の荷物を準備。 14Fの屋上には露天風呂があるみたいなので行ってみた。 洗い場も外だったのでちょっと寒かったが、お湯は熱くて気持ちよかった。 ただ、すぐ横がマンションで、普通に2mくらいしか離れてないので、覗こうと思ったら男子風呂だけど覗けてしまうな。

今夜は22時位に就寝。 明日のアラームは朝5時半。