今日も登山。 5時に目覚ましかけるが起きられず、6時起床ですぐに出発。 今日は愛媛の「下兜山」「上兜山」というところに行く。 山自体の位置は、東赤石山~西赤石山の間にある「物住の頭」という場所から北に行った箇所に、それぞれの山がある。 今まで存在は知っていたが、なかなか行く機会のなかった山。
最近、朝寝坊したり、道中で仮眠したり、ちゃんとした登山ができていなかった。 夜遅くまで起きているのも原因なのだけど、なんだか登山にたいしてワクワクというのがなくなってきてしまっているのかもしれない。
普段登山に行くとき「山と高原地図」の「石鎚 四国剣山」という地図を使っていて、ルートを考えるときもこの地図を参考にしている。 逆に言うと、この地図に載っていない山にはほとんど行っていない。 そして、この地図に山の名前は載っているけど、登山道が書かれていない山にもほとんど行っていない。 基本この地図で山行計画を立てるのだが、もうずっとこの地図のみを頼りに山行しているので、ほとんどの山とほとんどのルートを歩いてしまっている。 なので目新しいルートや山が無いのも、ワクワクを失う原因なのかもしれない。
なので、今回は、この地図に載っているけど、今まで行ったことの無い場所を選んだ。 そして選ばれたのが上記2つの山。 西赤石山登山口の日浦から物住の頭まではコースタイム通りだと4時間くらい。 東赤石山の筏津登山口から物住の頭まではコースタイム通りだと3時間半くらい。 どちらにしろ結構な時間をかけて物住の頭まで到着し、そこから北に向かって歩いて行かなくてはならない。 今はGWまっただ中。 西赤石、東赤石とも、人気の山なので、おそらくすごい人混みだろう。 あえて人混みの中、行く必要も無いので、それらの登山口を起点とするルートは考えなかった。
となると、北側の登山口から登るルートがいいのかな。 山と高原地図には下兜山の登山口が記されていない。 なので、国土地理院の地図で登山口を調べる。 こちらの地図はかなり細かい道まで書かれている。
この地図でばっと登山口を調べると、8箇所くらいありそう。 東から、「関の原の南のT字路」「市場側橋の東」「新居浜CC付近に2ヶ所」「大久保特別支援学校南に2ヶ所」「新居浜IC東」「新居浜IC西」。
インターネットで記録を調べると
・関の原の南のT字路
http://blog.goo.ne.jp/sipouzan-2009-goo/e/a7a89d35d03dc4bfb85c1467da4039ae
・新居浜CC付近
http://entotsuyama.hobby-web.net/boukyo15shitakabuto.html
http://homepage3.nifty.com/ishildsp/kikou/ehime3.htm
http://shimanamitai.sakura.ne.jp/h16nen7gatsu.html
というのが見つかった。
人の記録と同じ所を歩いても面白くなさそうだし、新居浜CCの登山口は林道を何度も横切るらしい。 天狗塚や一ノ森のコリトリコースがそんな感じで、あまり好まない。
なので、記録の見つからなかった一番西のルート、新居浜IC西からのルートを登ることに。
一応山と高原地図は持って行くが、国土地理院の地図も持っておきたい。 スマホから閲覧することはできるけど、圏外だと閲覧できないので、必要と思われるページのスクリーンショットを撮って、スマホに転送しておいた。 これで圏外でもきちんとみることができる。

そんなことで、新居浜ICを目指して、一般道で向かっていく。 2時間ほどで新居浜IC付近に到着。 地図で見た登山口付近を車で通ったが、どこだか全くわからず通りすぎてしまった。 Uターンしてもう一度探すが、登山口は見つからず。 地図に載っていた僅かな川みたいな青い線が、カーナビにも載っていたので、登山口の大体の場所は分かった。 路肩が広くなっている場所があったので、そこに駐車。 登山の準備をして出発。
なのだけど、どこから取りつこうか。 登山口はどこだかわからない。 目の前にそびえる山の上の方には電力会社の鉄塔が見える。 国土地理院の地図にも、その鉄塔が載っている。 道は分からないが、とりあえず目指す場所は分かった。
この川みたいなやつは、砂防ダムみたいな感じの設備なのだけど、水がチョロチョロしか流れていない。 とりあえず、これの東側から取りつこうか。

そのまま山に入っていく。 道はない…… 適当に上に登って行く。 少し進むと道らしきものは合ったのだけど、すぐに木々に覆われて歩けなくなったり、一面のシダ植物によって道を見失ったり、突然道らしきものが消えたりと、全く役に立たない……
仕方ない、大体の方角をはずさないよう、ひたすら歩けそうな場所を上に登って行くか。
山の斜面をひたすら上に登って行く。 顔には蜘蛛の巣がかかりまくり、草木が体にまとわりついてボキボキと折れていく。 シダ植物の枯れたものが大量にある地帯に踏み入れたら、花粉みたいなやつがブワッと飛び広がるし、なかなか苦戦する道を進んでいくこと30分くらい、ようやく下から見えていた鉄塔まで辿り着いた。 が、地図では鉄塔には辿り着かないようになっている……鉄塔の東側30mくらいの尾根をひたすら登って行くらしい。 ここまでの道が悪すぎて何度も靴紐がほどけたので、スパッツを着用することに。 足元も悪いし、顔の前にも障害物が迫ってきたりするので、ストックを使うことに。 ストックは常に携行しているけど、ほとんど使うことが無い。
スパッツつけてストック伸ばして、いざ出発。 地図を見ると、もうちょっと上にも送電線があるみたい。 尾根を外さないよう、送電線を見落とさないよう、ここから先も道無き道を歩いて行く。 腕とか傷だらけだ……
そして2つ目の鉄塔に到着。 ここも鉄塔にたどり着くのは不正解。 東の鉄塔と西の鉄塔が200mくらいしか離れていなく、その中間辺りに出るのが正解だったのだけど…… 東の鉄塔に出てしまったので、少し西に歩いて行く。 半分くらいのところの斜面の木の幹にピンクテープが巻きつけてあるのを発見。 ここも道なき斜面だけど、そのピンクテープを頼りに一気に50mくらい高度を上げる。 すると、道っぽいところに出た。

ここから先は地図通り、傾斜が落ち着いた状態でしばらく歩くことができる。 途中に432m地点があるのだけど、三角点とか見当たらず、大体の場所で時間を計測。 そこまで1時間20分近くかかっている。 ここから先は道ははっきりとしているので、それをひたすら歩いて行く。 途中で西から2番目、3番目の登山口に続いている分岐点があるはずなのだけど、それがどこなのかわからなかった。
しばらく歩くと、下から数えて3つ目の送電線を通過。 すぐに4つ目の送電線を通過。 この送電線は目印になる。 ここから先は送電線は無いみたい。
この先も道ははっきりわかっているのだけど、なかなか渋い上り坂が延々と続く。 途中、957.7m地点があるのだけど、その地点の3,400m手前くらいで道が二手に別れる。 片方は尾根のてっぺんへ登って行く不明瞭なルート。 もう片方は今までと同じような道筋だけど、尾根へ上がっていかず、ゆっくり高度を上げていきそうなルート。 なんだか、尾根のてっぺんルートの方が迷う心配がなさそうなので、そちらを歩いて行く。 最終的には、どちらのルートも957.7m直前で合流したのだけど……
957.7m地点で休憩。 ここまでなかなか疲れた…… スパッツはもう不要なので、ここで外す。

ここから先、1006m地点までもほぼ平坦な道っぽい。 道なりに歩いて行く。 目印はたまに、赤テープが出現するような感じ。 尾根ルートなので、目印自体不要なのかもしれないけど、目印があるのと無いのじゃ安心感が違う。
1006m地点はどこだかわからず、その先の4差路分岐みたいな場所のテープを発見。 これを下って行くと、新居浜CCや大久保特別支援学校のルートか?
そこから先はけっこうキツイ登り坂に変わる。 下兜山直前には大きな岩と、左に巻いて登るためのロープがかかっていた。 これを越えると三角点があり、下兜山直前の急な登りへ。 そして、下兜山山頂に到着。
当然だけど誰もおらず、ここで休憩をする。

ここから先は、上兜山を目指すのだけど、これがまたきつそうなルートに見える。 距離的には、957.7m地点から下兜山と同じくらいの距離がありそう。 正直、ここで引き返そうかと思ったが、もし引き返してしまったら、下兜山~上兜山の区間を歩くチャンスが無くなってしまう気がする…… 実際に距離を目の当たりにしてみると、物住の頭経由で来ても、距離が長すぎて下兜山まで到達できそうにない。 かと言って、下兜山起点にしても、ここまでどのルートを使っても同じくらいの距離があるので、今日断念したとして、次回も断念すると思う。 まだ時間は12時だし、やっぱり上兜山まで行こう。 見た目は結構遠いけど、距離的に考えたら1時間くらいで行けるのだろう。
上兜山に向けて、まずは強烈な下りから始まった。 ロープがかかっている下り、かなりの急傾斜がしばらく続く。 鞍部まで下ったら、そこからダラダラとした登りが始まった。 水の通り道のような場所をひたすら歩いて登って行く。 このあたりは尾根が広く、道を見失わないよう気をつけながら歩いて行く。

途中で足元が草に覆われて全く見えないような登りを登ったりで、1414mらしき三角点を発見。 ここで歩く向きが突然変わるので、帰りに気をつけなくては。 意識してないと、別の尾根へ下りてしまうかもしれない。
ここからも薄いマーキングを頼りに歩いて行く。 急傾斜が何度かあり、少し歩くと、「串ヶ峰← →上兜山」の看板が出現。 上兜山は目前。 さぁあと少しがんばろう。 ここから数分、胸くらいの笹漕ぎがあって、最後の急傾斜を登ったら、上兜山に到着した。 ここまで5時間、かなりクタクタだ……

座り込んでインスタントラーメンを作る。 ここからの眺めは素晴らしくて、南には先ほど立っていた下兜山。 東は赤星山~前赤石山まで。 西は西赤石山~伊予富士っぽいところまで見える。 もう30分くらいで物住の頭まで行けるのだけど、さすがにそこまで行ったら、帰りが不安。 正直、下兜山までもちゃんと歩けるか不安だ…… マーキングはかなり薄く、往路と同じ道を歩けるかどうか……

あまりゆっくりしている時間も無いので、ラーメンを食べて少し休憩をしたら帰ることに。 まずは下兜山まで。 今歩いてきた道を戻る。 しかし途中でアクシデントが発生。 序盤からずっとストックを使っていたのだけど、ここの下りで足を滑らせて転倒。 ザックが衝撃を吸収してくれたし、足元は笹だったので問題は無かったのだけど、ちょうど切り株みたいなやつがあり、ストックに変な負荷がかかってしまったらしい。 ボキッといい、ストックは折れてしまった…… まだ下りが始まって10分くらい、これから数時間の下りでストックが大いに役立ってくれるはずだったのに…… 折れてしまったものは仕方ない、片方のストックだけで、足の負荷を軽減しながら下りていくことに。

心配していた下兜山までの道のり、つい1~2時間前に歩いているので迷うこと無く到着できた。 が、初めて上兜山~下兜山に向かって歩く人はかなり注意しないと迷ってしまうと思う。 道はかなり悪いし、目印も少ない。 眺望は効かないし、違う尾根もある。
下兜山で休憩し、ここから一気に下っていく。 ここから先は、分岐点はあったけどだいたい道は覚えていると思う。 どんどんと片方のストックだけを使って下りていく。 1006m付近、957.7m地点、462m付近を通過し、下から2つ目の鉄塔まで。 さぁ、ここから道無き道の下りが待っている。 沢も無いし、崖もおそらく無いと思うので、迷っても大丈夫だとは思うが……
とりあえず、まずは200mくらい下にある、1つ目の鉄塔を目指そう。 送電線はここから見えるので、極端に外れないよう、送電線を通過しないよう意識して、道無き道を歩いて行く。
無事、下から1つ目の鉄塔まで到着。 後は高速沿いまで下るだけ。 幸いなことに、高速道路を走る車の音は聞こえてくる。 それが逆に安心感となる。 ちょっと景色が見渡せる場所なら、高速道路も見える。 あとあれだけの距離だもんな、もう少しだ。
道無き道を下りていく。 もうどこを登りに使ったのか、どこが正規ルートなのか全くわからない。 地図的には北北西に向かって下りていくようになっているので、真北にならないよう意識しながら下りていく。
無事高速沿いの車道まで下山。 が、降り立った場所は想定していた場所より東に150m程行った場所だった。 もう少し西に進路を取らないとダメだったか。 駐車しておいた車まで戻って一安心。

体やパンツの中にまで木々のかけらや雑草などが入り込んでいたため、一回服を脱いで叩いてから、また着なおす。
着替え持ってくればよかった……
本日の登山、結構変な基準で選んでしまったが、かなりキツイ山行だった。 ただもう少し頑張れて、もう少し気持ちが強ければ、西赤石まで到達して、魔戸の滝に降りて、車道を歩いて帰る、みたいなこともできたのかもしれない。 魔戸の滝ルートは一度しか歩いたことが無く、ここも道に不安が残っているので、もう一度道を調査した後じゃないと、恐ろしくて計画を練れないな。
今回みたいな地図に載ってるけど登山道のない山は結構あるので、そういうのもどんどん挑戦してみたいと思う。
帰りは面倒で高速で帰ってしまった。 新居浜ICから高松西ICまで1600円くらいで、1時間程で帰宅できた。
本日のコースタイム
08:16 駐車地点
09:33 433m地点付近
10:12 分岐??
10:50~10:58 957.7m地点
11:14 1008m地点付近
11:54~12:06 下兜山山頂
13:13~13:42 上兜山山頂
14:34~14:40 下兜山山頂
15:19 957.7m地点
16:04 432m地点付近
16:11~16:18 下から2つ目鉄塔
16:48 駐車地点
「スポーツ」カテゴリーアーカイブ
【徳島】三嶺
GW3日目、今日は登山に行く。 5時40分起床ですぐに出発。 今日は天気が悪そうだ。 香川は雨は降っていないが昨夜の雨で路面が濡れている。 どちらにしろ今日は天気が悪いとにらんでいて、お昼ごはんを屋根の下で食べられる三嶺に行こうと決めていた。
今日はGWのため、大歩危小歩危あたりから県外ナンバーが目立つようになってきた。 県外の人たちは県道32号線、国道439号線に悪戦苦闘することだろう…… 途中に遅い車がいたけど、いやしの温泉郷まで到着。 登山の準備をして出発。
とりあえず今は雨が降っていない。 天気は曇り、山の上には雲がかかっている。 レインコート必要になりそうだし、スパッツも必要になりそうだけど、必要になったら装着すればいいかな。 なるべく動きやすい格好で歩いていきたい。
登山道を横切るようにして工事されている林道を2度またぎ山の中に入っていく。 登り始めてすぐ、前方から青色レインコートの格好をした男性が下りてきた。 上で泊まっていて、もうこの時間に下りてきたよう。
GWのため観光モノレールは大人気で、モノレールのレールをくぐったり平行して歩いたりする場所では、何度もモノレールに出会った。 そのまま歩き続けて、すぐに旧造林小屋まで到着。 ここで少し休憩をする。
樹林帯の中にいるから気づかないけど、木々の上を見ると霧雨みたいなのが降っている。 上は雲の中だろうし、雨か……

自分の記録を見る限り、三嶺には14回登っている。 そのうち10回はいやしの温泉郷登山口を利用している。 なので、いまさら新しい発見とかもなく、あまり書くことがない…… ただ気になったのはあちこちにヤスデが動いていた。 ちょうど春になってきたし、虫達も活動する時期になってきたのかな? 前に自宅の庭にヤスデが大量発生したときがあったのだけど、原因は溜まった枯葉だった。 登山道も枯葉がたくさん落ちているので、ヤスデにとっては楽園なのかもしれない。

そんな中、どんどんと登っていく。 1791m地点を通過し、少し急な箇所を登ると、気持ちのいい広場へ。 今日は天気が悪く景色が見えないのが残念。

ここから先は笹が出現し始めた。 笹は濡れており、だんだんとズボンと靴が濡れ始めてきた。 スパッツはこの先でつけるか。 濡れないように気をつけながら歩いて、1791m地点に到着。 ここで休憩をしてスパッツをつける。 レインコートの下を履くほどではないだろう。 ここからも全く景色が見えない……
一旦下って、三嶺避難小屋に向かって登って行く。 途中で、鹿除けネットがあるのだけど、なんとネットの支柱がポキっとオレてしまっている。 鹿除けネットは意味をなさず…… 折れている箇所以外もネットはボロボロだった。
そして、避難小屋の見えるところまで登ってきた。 上に来ると霧雨と風で、あっという間に濡れてきてしまう。 だが、ここまでレインコート装着せずに登ってきたのに、ここで着けるのも…… 笹原をショートカットするルートは下半身が濡れそうなので、一旦避難小屋の前に行き、名頃から来た場合に山頂を目指す方のルートで登ることに。 さすがに上半身も濡れてしまうので、上着を出して着る。 下半身はこのまま耐えよう。 頭は坊主なので濡れてもすぐに乾く。 上半身は上着がぬれる前に山頂行って避難小屋まで戻ってこよう。

一気に山頂まで登って、写真だけ撮ってすぐに避難小屋に戻る。 山頂には男性が1人、女性が1人いた。 男性は霧雨の中、ご飯を食べていた。

避難小屋まで戻ってきて中に入る。 今日は賑わっていて、大学生5人組、50代の夫婦、40台くらいの男性が寝袋で仮眠中。
端っこのスペースを確保して、ここでお昼休憩。 靴と靴下を脱いでくつろぐ。 上着はあまり濡れずに済んだので、脱いで乾かす。 ここでお昼ごはん、インスタントラーメンを作って、おにぎりと一緒に食べる。 食べ終わったあとも少し休憩する。
大学生と夫婦は白髪避難小屋まで行くらしい。 大学生は1人25kgくらいの大荷物で、三嶺の時点でクタクタそうだった。 天気は悪いけど、白髪避難小屋まで2時間ほど、頑張って行ってほしい。

オレも休憩が終わり下山することに。 先ほどまで降っていた霧雨は上がっていた。 下山しているとだんだんと晴れてきた、そして気温が上がってくる。 旧造林小屋で休憩して上着を脱ぐ。 観光モノレールは午後も大盛況で何度も乗っている姿を目撃した。 そして登山口まで下山。

帰りも観光客の車がたくさんいて、なかなか思うように運転できなかったが、17時過ぎに帰宅。
家についてからは6kmジョギング。 登山後で、足があまり動かせなかったしすぐに息があがってしまったけど、良いトレーニングになったと思う。
今日登山したけど、なんと明日も登山に行くことができる。 2日連続登山なんてほとんど無いので、明日は疲労が心配だけど、楽しみだ。
本日のコースタイム
08:29 いやしの温泉郷登山口
09:29~09:43 旧造林小屋
10:44~10:55 1791m地点
11:21 三嶺山頂
11:30~12:16 三嶺避難小屋
13:18~13:22 旧造林小屋
14:08 いやしの温泉郷登山口
東京観光
何時だかわからないけど、朝方に目が覚める。 ベッドを横に使って、部屋に入ってきたときのまま、うつ伏せに寝ていた。 靴を脱いでちゃんとベッドに入って布団をかけて、再び眠る……
次は、10時くらいに目が覚めた。 同室の人が目覚めたらしく、シャワーを浴びていた。 眠すぎて動けず…… しばらくしてようやく動けるようになったので、トイレを使いにホテルのロビーに下りていく。
トイレ済ませて、部屋に戻ってきてからシャワーを浴びてスッキリ。 昨夜はかなり限界ギリギリまで飲んでしまって、あぶなかったな。 お酒は多少残っているけど、二日酔いとかそんなレベルではないので安心。
11時位にホテルをチェックアウト。 他のメンバーは、新宿御苑付近のホテルに泊まっていたらしく、近くの喫茶店でゆっくりしているらしい。 そこに合流することに。 新宿御苑前のターリーズコーヒーで合流。 ここで朝ご飯を食べる。 ホットドック+紅茶を飲んで、エネルギーをつける。
1人は新幹線で帰って行き、1人は実家が栃木にあるらしく実家に帰っていった。 残っている3人は築地に行くと言っている。 オレは帰りの飛行機まで一人で行動しようかな。 とりあえず、羽田空港で会いましょう、ということで、一人で行動する。 時刻はもうすぐ12時。 飛行機は20時の便なので、それまでいろいろ公道仕様。 まずは目の前にある新宿御苑に行ってみる。 名前や上空からは見たことあると思うけど、行ったことは無いな、多分。
入場料200円払い中に入る。 ちょうど桜のシーズンで、かなり賑わっていた。 外国人が多く、みんな写真を撮ったり芝生の上でくつろいだりしていた。 いろいろと歩きながら園内を散策する。 途中で1人で観光していた中国人のおばさんに写真をお願いされたり。

広すぎて全部見たら時間が無くなってしまうので、半分くらいしか歩けなかった。 新宿門から入り、反対側にある千駄ヶ谷門から出る。 さて、次はどこに行こう。 どこに行くかは決まってないのだけど、とりあえず駅だな。 千駄ヶ谷駅まで歩き、駅前の地図を眺める。 近くに神宮球場と国立競技場があるみたい。 国立競技場は2020年の東京オリンピックに備え、建て替えが始まっているはず。 駅の信号の反対側には東京体育館がある。 ここはバレーボールとかやる場所だよね、たしか。
見てみたいが、おそらく何もやってないと思うので、そのまま電車に乗ることに。 電車に乗っても、どこに行くかは決まっていないのだけど…… 駅の路線図を見る。 千駄ヶ谷は総武線と中央線が走っているらしい。 荻窪方面に行くか、上野方面に行くか。
上野の国立博物館にでも行こうかな、あそこはすごいらしい。
ということで、やってきた総武線に乗って、上野方面を目指す。

電車の中で路線図を見ながらいろいろと考える。
せっかく東京に来たのだから、どうせなら東京にしかないような場所に行きたい。 国立博物館も東京にしか無いが、なんか違う。 そうだ、宇宙関連の施設に行こう!! ということで、急いでスマホで、「東京 宇宙 博物館」とかのワードで検索する。 最初に見つけたのが「日本科学未来館」という場所。 だが、場所が江東区でけっこう遠い。 他のやつを調べる。 すると「宇宙ミュージアムテンキュー」というのがあった。 調べてると、水道橋にあるじゃないか。 水道橋はこの電車の通り道。 入場券が時間ごとの整理券らしく、売り切れてないか調べたら大丈夫そうだった。 ここに行くことに決めた。 水道橋で電車を下りて、テンキューに向かって歩いて行く。 テンキューは「黄色いビル」という、水道橋の目印にあるみたい。 黄色いビルの正体はJRAだったのでちょっとがっかりだったけれど、目印としてはいいのかな。
水道橋といえば東京ドーム。 ちょうどチケット屋とかもあって「14時試合開始 巨人VSヤクルト」みたいなのを発見した。 今日は14時から試合があるのか!? これはチャンス、野球も見られるかもしれない。 だけど、まずはテンキューへ。
当日券を購入し、13時~入れることに。

すぐに13時になり、中へ。 あまり詳しく調べてないので、ここが何の施設なのかあまりわかっていなかった。 最初にはプロジェクションマッピングの、不思議な映像を5分ほど見る。 次の部屋では、直径10mくらいのスクリーンが、4K画質で映像を映し出すらしく、その映像を10分くらい見る。 ここまでは写真撮影が禁止だった。 そしてここからが宇宙だった。 宇宙とは、惑星とは、イトカワとは、探査機とはなど、いろいろなテーマ毎に壁がわかれていて、かなり細かい説明までしてある。 テンキューはこれだけの施設なのだけど、ここからが本番みたいな感じ。
ミッションラリーといって、300円お金がかかるのだけど、宇宙の説明の部屋に隠されたヒントを頼りに、クロスワードパズルみたいなのを解くミッション。 難易度がかなり高く「大人でも30分~1時間はかかります」と書かれていた。 さっそく挑戦。 クロスワードは20問くらい。 ぱっと見るが全くわからない…… 壁に書かれた大量の資料のどこかに答えが書いてある。 「○○1号は人類初の人工衛星になった」という問題などあったが、これはかなり簡単な方で、人間が開発した探査機の年表に小さな字で書かれていた。 あっちの部屋をウロウロ、こっちの部屋をウロルオ、問題の答えを探して歩き続けること1時間半以上…… 残り5問くらいまではなんとか解けなのだけど、ここから先がどうしてもわからず、係員にヒントを求めた。 そして、なんとかクロスワードは完成したのだけど、完成したクロスワードに隠された文字が、更にミッションになっていて、クロスワード完成したあとも30分くらいかかった。
そんなで、ミッションクリア。 これに参加しなかったら、ただの映像見て、資料見て終わりなのだけど、これに参加することによって、密度が一気に上る。 逆に言うと、ミッションラリーやらなかったら、1,800円の入場料金は高すぎだし、30分もしないで見終わってしまうだろう。
ただ、ミッションやってしまったら、二度目はないかもしれない……
その後は、東京ドームへ。 巨人VSヤクルト戦を見に行く。 チケット売り場でチケットを購入するが、ほとんどの席が売り切れで、残っているのが特典付きC席2,800円と、立ち見の1,000円だった。 もう試合途中だし、最後まで観戦もできないと思うので、立ち見のチケットを購入。
東京ドームの中へ。 東京ドームに来るのは、記憶の中では3回くらい。 2回は、確か読売新聞の継続か何かでもらった巨人戦のチケットだったと思う。 小学生の頃、家族で見に来た記憶がある。
そして、1回はオールスターゲーム。 イチローが日本で大活躍していた頃、9回にピッチャーイチローとうシーンがあった。 それを生で目撃した記憶がある。 それが中学校で野球部に所属していた時の話。
そして、今回で4回目。 立ち見はかなり混んでおり、1塁側はかなりの人だったので、3塁側に回る。

今年のヤクルトはものすごい調子がよく、昨日までの開幕から14試合、いずれも3失点以内、59年ぶりの記録を破っている。 そして今日は15戦目。 5回途中から見始めたのだけど、0-0の均衡した試合。
6回も両チーム無失点で終わる。 そして7回。 どんな場面からだったか忘れてしまったけど、タイムリーヒットをで1-0と先制点を入れる。 ヤクルトの応援団はトレードマークのビニール傘がすごかった。
そして、7回裏、巨人はラッキーセブンの攻撃。 ここで投手陣が乱れる。 フォアボール出しまくりでピッチャーが次々と変わる。 押し出し、押し出し、でどんどん点数を入れられていき、1-4と逆転される。
8回の表の攻撃、ヤクルトは単調な攻撃で終わってしまった。 時間があまりないので、観戦はこのあたりで終了。 結局8回裏にも追加点を取られて、ヤクルトは敗戦したみたい。

時刻は17時過ぎ、そろそろ羽田空港方面に移動しておかないと行けないな。 鉄道の路線などが全然わからないので、東京ドームから一番近くにあった「後楽園駅」に行く。 後楽園駅は丸ノ内線と南北線が乗り入れているみたい。 路線図を見ていたら、新橋に行くのが、羽田空港に向かうのに便利だな。 新橋は丸ノ内線でも南北線でも1回乗り換えないと行けないみたい。 どちらでもいいのだけど、なんとなくで、丸ノ内線に乗った。
丸ノ内線に乗って何駅か通過し、銀座駅へ。 銀座駅で銀座線に乗り換えて、1駅目。 新橋に到着した。
新橋で何かご飯を食べよう。 ラーメンとかでいいのだけどなぁ。 電車の中で新橋のラーメン屋を調べていたら、福岡の一蘭があった。 けど、わざわざ新橋にまで来て、一蘭もないな。 しかも値段がめちゃめちゃ高いらしい。
適当に駅前を歩いていたら、「ラーメン北斗」という店があった。 ここに入ってみよう。
いろいろメニューはあったが「昭和の味噌ラーメン」の大盛りを注文。 出てきたラメーンは大盛りで、もやしが大量にのっていた。 味はしびれるような味がした。 ニンニクがきついのかわからないけど、なんか口がピリピリとする。 ピリピリするけど、味は美味しかった。
お腹もいっぱいになったので、羽田空港に向かわなくては。 都営地下鉄浅草線の新橋駅から、羽田空港直通の電車があるので、それに乗って羽田空港へ。 エアポート快速みたいなやつで、羽田まではあっという間に到着。 羽田で、午前中に別れた人たちと合流。 ここでまだ時間があったので、おみやげ買ったり、飛行機の写真を撮ったりして楽しむ。

そして20時発のANAで高松へ。 会議や観光に疲れ果て、帰りの機内ではドリンクの時間以外ずっと寝ていた……
今回の東京出張、会議漬けだと思っていたけど、観光できてかなりラッキーだった!
東京は見どころが多すぎるので、突然暇になっても、適当に電車に乗っているだけで、見るものがたくさんあるので面白い。 あいにくショッピングには興味が全く無いけれど、それでも十分に楽しめる。
【愛媛】ハネズル山【スマホ発見】
今日は登山。 昨夜は準備せずに寝てしまって、6時半に起床。
それから準備をするが、特に持っていくものが無い。 今日は登山とはいいつつ、目的は山登りではなく、先週紛失したスマホの捜索。 先週と同じ登山口から同じルートを使って登り、スマホを紛失した区間でひたすら探す作業となる。
天気はあいにくの雨…… 晴れでも探すだけはつまらないだろうけど、つまらないに加えて雨とは…… いろいろと辛くなりそうだ。
準備をして7時前には出発。 一般道で川之江を目指し、法皇トンネルを通り肉淵林道終点の登山口まで。
まさか2週連続でここに来ることになるとは思ってもいなかった。
準備をして出発。 雨が降っているので、最初からレインコートとザックカバーを装着していく。
今日は登山口には一台も車が止まっていない。 雨だし誰も登らないだろうな。

先週歩いたばかりの道を歩いて行く。 松林を抜けて渡渉ポイントを何箇所か通過。 天気が悪いため、先週は見えた景色が全然見えない。 すぐに峨蔵越まで到着。 さぁここから捜索が始まる。 探すのにザックは邪魔なのでどこかに置いておこうかなと思ったけど、峨蔵越は木々も無く、雨が直接当たるのでここに置いておくのはやめておこう。 少し進んだ、適当な場所に置こうと思って、ザックを背負いながら捜索を始める。

前回よりもゆっくりとしたペースで、地面を注意深く調べながら歩いて行く。 雨と笹でどんどんと手が濡れていく。 探しながら歩いて行くが見つからず。 途中で岩を乗り越えるのが2箇所くらいあり、そこで右足を高くあげるので、そのあたりも注意深く探す。 1週間経って、落ち葉とかが覆いかぶさっているかもしれないので、落ち葉や枝等もどかしながら探していく。 が、見つからず。
笹が深い地帯も懸命に探すが見つからず…… くまなく探すこと25分くらい。 また笹の深い地帯が出現して、そこを一生懸命探していたら、すぐ下に白い物体を発見!! これは落としたスマホではないか!! こんなところに落ちていたのか!! 落としていたのは普通の笹が深い地帯。 先週何度も探したのに、なぜ見つからなかったのだろうか。 とりあえずスマホを拾って、ザックのチャックの付いている場所に保管する。
雨で濡れたり泥がついたりしているが、それは下山してから綺麗にすればいいだろう。 とっくにバッテリーも切れて給電もされないので、電池パックはすぐにはずさないでもいいだろう。

スマホが無事見つかって一安心。 さぁ、あとは山に登って下山しよう。
今日は最初からスマホ捜索で来ているので、鍋とかガスとかは持ってきていない。 二ツ岳は先週登ったし、先週スマホ落としたために行けなかった、小箱越からのルートを使って下山しようかな。 ハネズル山も近いので、そこに登ってから下山しよう。
というわけで、ハネズル山に向かって歩いて行く。 すぐに赤星山・ハネズル山の分岐点まで来たのだけど、ここの分岐ポイントにあったはずの看板がボキッと折られている。 先週はあったのに、この一週間で何かあったのか?
動物とかが折れるようなものじゃないし、人間が折ったっぽいのだけど、誰が折ったのだろうか? 折れたはずの上の部分も見当たらないし…… これじゃ分岐点知っている人じゃないとわからないな。 赤星山へは道がある程度見えているのでいいけれど、ハネズル山方面には踏み跡すら見えないような感じになってしまっている。

ハネズル山方面に歩いて行く。 相変わらず道が不明瞭でわかりにくい。 わかりにくい道を歩いて、小箱越まで到着。 小箱越でも分岐を示す目印が無くなっていた。 前来たときは、白い細長い小さな目印があったはず。

そのまま山頂を目指す。 コンクリート小屋を通過し、ヌタ場を通過し、ハネズル山山頂へ。
雨なので、すぐにUターン。 コンクリート小屋の中で休憩をしよう。

雨だったため、ここまでまともに休憩ができていなかった。 小屋の中は汚くて薄気味悪いけど、雨がしのげるのがありがたい。
水分補給とおにぎりを食べて栄養を補給する。
さぁ、あとは戻るだけ。 小箱越からは、直接下りる道を選択。 初めて通る道だけど、大丈夫だろうか?
道自体は荒れてるけど明瞭で、どんどんと下っていく。 途中で杉林の中を急激に高度を下げる区間があり、渡渉ポイントへ。 雨で川の水が増えており、2歩の渡渉だけど、滑りそうで怖かった。 その後は沢を左下に見ながら歩いて行く。 細くて危なそうな箇所がいくつか。 そして2つ目の渡渉ポイントがあった。
それを越えて少し登ったら林道に合流した。 あれ? 予定では、登山口から少し上に出るはずだったのに、見当違いの場所にでてしまった。 そのまま林道を歩いて駐車地点まで戻ったけど、1kmくらい西にでたし、50m以上下りすぎていたみたい。
道を踏み外した覚えはないのだけど、どこで間違ったのだろうか……?
渡渉ポイントは一箇所だけが正解か? 二箇所目は間違いっぽい。 けれど、わからないなぁ。 今度このルートを使って下から登ってみて、調べないといけないな。

ただ、たまたま林道に出たからよかったものの、上に登り返さなかったら林道には合流せず、そのまま県道までひたすら降りて行ってしまったかもしれない。 さすがに距離感で気づくだろうけど、引き返していたかはその時になってみないとわからないし。
しかし、今回の登山でスマホが見つかってよかった。 これからはファスナー付きの場所に入れておかないといけないな。
スマホは防水だったので、乾燥と充電をしたら無事元通りに起動できました。
本日のコースタイム
09:27 登山口
10:32 峨蔵越
11:11 ハネズル山方面分岐
11:39 小箱越
11:52 ハネズル山山頂
11:58~12:10 コンクリート小屋
12:18 小箱越
12:55 渡渉ポイント
13:17 渡渉ポイント
13:28 林道合流
13:42 駐車地点
【愛媛】二ツ岳【スマホ紛失】
今日は登山。 5時起床しようと思ったが、起きられたのは7時…… 急いで準備をしてすぐに出発。 今日は愛媛の二ツ岳に行く。 二ツ岳自体は大した山じゃないので、その先のエビラ山まで行こうと思っていたのだけど、2時間オーバーしてしまったので、行けないかもしれない。
川之江方面に走っていたのだけど、途中で猛烈な眠気に。 なんとか耐えて運転していたのだけど、道の駅豊浜で限界。 道の駅に駐車して30分以上仮眠してしまった。 2時間オーバーが、さらに30分オーバー。 今日はダメだな……
二ツ岳の、肉淵登山口へ。 登山口すぐ下には、車が2台止められるスペースがある。 既に1台止まっていて、もう1台置けないことは無いのだけど、狭いので、100mくらい下のカーブで広くなっている所に駐車。
登山の準備をしていたのだけど、想像していたよりかなり気温が高い。 これはいろいろいらない道具を置いていこう。
オーバーグローブ、真冬用の手袋、ニット帽、12本爪アイゼン、ダウンジャケットを置いていき、代わりに6本爪アイゼンを持っていく。 日陰などでもしかしたら凍りついているかもしれないので。

だいぶ遅くなったが、10時28分に登山口を出発。 二ツ岳自体は3回目、この登山口は2回目なのだけど、前回ここから登ったのが3年半前なので、全然覚えていないや……
出だしの鉄の階段を登って山の中へ入っていく。 最初は松林を歩いて行き、途中から普通の山道に変わる。 最初の水場は水量豊富で、綺麗な水が流れていた。 2つ目の水場は水量自体はそれほどでもなかった。 3つ目はチョロチョロ。 そして、峨蔵越まで3分ほどの所にある水場はこの4つの水場の中では3番目くらいだった。
すぐに峨蔵越まで到着した。 ここで休憩。 今日は暑くて喉がすごい乾く。 水分をきちんと補充しておかないといけないね。

峨蔵越から先は急な傾斜だったり、岩場だったりの道に変わる。 まずは鯛の頭まで。 ここまでも結構苦労しながら歩いて行く。 途中にロープがあったり、鉄のはしごがあったり。
30分ほどで鯛の頭に到着。 ここから先も似たような道だったな。
だけど、今日はここから先には雪が出現。 雪といっても残雪期のベチョベチョな雪なのだけど、これが歩きにくい。 雪のせいで普段より歩く高さが1mくらい上がっている。 そのため、木々の枝などが容赦なく目の前に迫ってきている。 すごい歩きにくいなぁ…… 最後の方は、樹林帯の中の半分凍りついたような道を登っていたのだけど、下りが滑りそうで怖いかも。 二ツ岳名物の「ここから先は命がけ」の看板がどこかすらわからなかった。 雪の下に埋もれていたのだろうか?

しばらくして山頂に到着。 山頂には先客がいた。 登山口に止まっていた車の人らしい。 50~60歳くらいの単独の男性だった。 見晴らしのいい場所でお昼を食べていたので少し会話。 遠くに見える山が何か聞いてきたので、教えてあげて、その人は下山していった。
お昼はおにぎり2つとインスタントラーメン。 もう暖かいのに、厳冬期用のガスカートリッジを持ってきてしまった。 このガスは単価が高いので、冬以外使えるタイプのものに交換しよう。 値段が1.7倍くらい違う。

お昼ごはんも食べて下山することに。 下りは5分くらいだけど、半分凍りついた斜面があるので、そこを歩くために軽アイゼンを装着。 つけるの面倒だったけど、リスクを減らすためにしかたないか。 その区間はなんなく通過し、すぐに軽アイゼンを外す。 くだりも雪のある区間はグイグイと下りて行き、すぐに鯛の頭まで到着。 そこから先もグイグイと下りて行き、峨蔵越まで。

峨蔵越で再び休憩する。 帰りは来た道を下りるのではなく、ハネズル山方面に歩いて行き「小箱越」というところから林道らしき道を使い、登山口まで歩くコースを選択。
11月に歩いたばかりのコースなので、かなり記憶に残っている。 峨蔵越からは腰~胸くらいの高さの笹こぎが始まる。
冬の積雪期をまたいだので、笹は勢いを失っているかと思っていたのだけど、全くそんなことはなく、元気に生えていて歩くのを邪魔している。 このあたりも雪は積もっていたはずなのに、笹の生命力はすごいなぁ。
そんなことを思いながら、ハネズル山方面の分岐まで到着。

いつもコースタイムをつけるときは、分岐や目印となるポイントで、スマホの時刻を見て、それをノートに記している。 同じように、現在時刻を見ようと、ズボンのポケットに手を入れるが、スマホが無い……? あれ?? いくらポケットに手を入れてもスマホがない。 ウエストポーチに入れたのかと思って、そちらも探すがない。
ザックの中にしまったのかも、と思い、ザックを探すがない。 これはまさか落としたというパターンか??
先ほど峨蔵越出発するときに時刻を確認しているので、そこまでは存在したのは間違いがない。 落としたとすると、この笹こぎの区間のどこかということになる。 けれど、ポケットに入れておいたものが落ちるとはちょっと考えにくいのだけどなぁ、実際なくなっているし…… またこの道を戻らないと行けないのかと思うと憂鬱だった。
ザックはここに置きっぱなしにして、ウエストポーチと通話用の携帯電話だけ持って、空身で探しに行く。
探すと行っても、歩いてきた道を戻り、足元に注意したり、笹が深い場所では笹をかき分けて足元を探したりという作業なのだけど。

峨蔵越まで戻ってきてしまったけど、スマホは見当たらなかった。 峨蔵越は電波が悪く、通話もできない。 少しハネズル山方面に進んだところで、妻にTELをする。 スマホを落とした旨を伝え、20分くらい、ずっとライン電話を鳴らしておいてもらうことに。 音が鳴ってれば、笹こぎのなかでも気づくかもしれない。
再び、ハネズル山方面に向かって、足元を探しながら歩いて行く。 音にも気をつけながら、途中で立ち止まったりしながら探していくが、見つからないままザックを置いた場所まで戻ってきてしまった……
時間の余裕もあまり無いし、もう一度峨蔵越まで探して無かったらもう下山しよう。
再度探しながら歩いて行くが、見つからないまま峨蔵越についてしまった…… 時刻は16時。 もう1往復探したら17時になってしまう。 ここから下山するのに1時間くらいはかかるので、時間的に厳しい。
スマホは諦めきれないけど、これ以上探すと、スマホ以上の損失を負うかもしれないので、残念だけど下山することに。 小箱越方面から下山する計画もダメになり、登ってきた道をそのまま下っていく。 帰りはずっとスマホのことを考えながら歩いていたので、気分がブルーになってしまった。
17時位に下山して、高松に向かって帰っていく。
しかしこんなことになるとは…… 今までもずっとスマホはポケットに入れて登山していたけど、一度も落としたことは無いし、落とすなんて考えてもいなかった。
家に帰ってから、GoogleのAndroidデバイスマネージャーで位置情報を検出しようとしたけど、どうやらスマホは圏外の位置にあるらしく、何も出来なかった……
とりあえず通信されないように、通信プランを停止して、次回オンラインになった際、自動で初期化されるように設定をしておいた。
来週、また探しに行く予定だけど、スマホのない生活に耐えられるだろうか?
本日のコースタイム
10:28 登山口
11:25~11:34 峨蔵越
12:03 鯛の頭
12:29~13:12 二ツ岳山頂
13:36 鯛の頭
14:01~14:05 峨蔵越
14:24 ハネズル山分岐
14:46 峨蔵越
15:14 ハネズル山分岐
15:59 峨蔵越
16:55 登山口
小学校卒業式
今日は小学校の卒業式。 式は9時半くらいからなのだけど、それまでに長男と三女を保育園と幼稚園に預けに行かなくてはならない。
朝は霧がすごくて、前方が全然見えなかった。 濃い霧の影響で、高速道路は鳴門IC~川之江ICまで通行止め。 かなり交通は混乱しているようだった。 保育園までの道もかなり混んでいた。
小学校に車を止めて、卒業式会場の体育館へ。 体育館は冷えきっていて寒かった……
9時20分くらいになって、在校生が着席して、来賓が着席して、いよいよ卒業式が始まった。
6年生が1組から入場してくる。
開会の挨拶があり、国歌斉唱、卒業証書授与と続く。 卒業証書は縦だった。 もらったら手を前に出した状態のまま横にスライド。 次の子が、校長先生の前に立って、お辞儀するのにあわせて、横にスライドした子もお辞儀をする。 証書を手前側になるように持って壇上から下りてくる。 というような流れだった。
6年生は120名いて、けっこう時間がかかった。
それから校長先生の挨拶、PTA会長の挨拶、来賓紹介、祝電紹介と続く。
在校生からの歌、卒業生からの歌があり、最後に校歌斉唱。
卒業式は終わっていった。
式後は、保護者もクラスに戻る。 先生から最後の挨拶があった。 最後は、学校の外にでるまでお見送りがあるらしい。 在校生が廊下に列を作り、拍手で送り出してくれる。 そこを保護者と卒業生が一緒に歩いて出て行く。
こうして、卒業式は終わっていった。 朝は霧で天気が悪かったけれど、外に出た時は快晴、いい天気。
先生と記念撮影をしたり、正門の前で記念撮影をしたり。 小学校はこれで卒業だけど、来週くらいにある離任式には出席するらしい。
小学校の6年間はあっという間だったのかな。 入学式がどんなだったか覚えてない…… 長女が3年生の時、教室内のガラスに突っ込んで大怪我をして、4年の夏くらいまではリハビリ。 それからバスケが忙しくなり、6年はほぼバスケ漬けだったような感じがする。
大人からするとあっという間だったけど、本人からすればものすごい長い時間だったのだろうな。
卒業式後はいったん帰宅して、私服に着替える。
お昼ごはんはくら寿司へ食べに行き、その後はボーリングをやりに行く。
3ゲームして、82、140、133だった。 1ゲーム目はものすごいボロボロだった。
それから本屋行ったり、車のタイヤ交換に行ったりして帰宅。
第33回 丸亀本島マイペースマラソン
今日は本島のマラソン大会の日。 目覚ましを6時10分と6時半にセットしておいたのでその時間に起きることができた。
昨夜、準備をちゃんとせずに寝てしまったので、朝慌てて準備をする。 長袖Tシャツを持っていこうかと思ったのだけど、見当たらず、半袖Tシャツしかなかった……
6時40分くらいに家を出発。 丸亀港に向かいながらコンビニでパンと赤飯のおにぎりとアクエリアスを購入し、運転していく。 パンと赤飯のおにぎりは、運転しながら食べていく。
しばらく走り、丸亀港に到着。 道路挟んで反対側にある、1日1,000円の有料駐車場に止めて、フェリーのチケットを購入。 大人往復で1,050円。
すぐにフェリーが来たので乗り込む。 フェリーは30分程で、本島に到着する。 フェリーの中では眠すぎたので、半分くらい寝ているような状態だった。

フェリーは本島に付き、島に上陸。 1年ぶり2度目の来島。 会場である本島中学校まで歩いて行く。 途中に受付の場所があるのだけど、受付は9時半から、時刻はまだ8時15分。 体育館が開放されているので、そこで時間になるまで待たなくてはならない。
1畳のレジャーシートを敷いて、時間になるまでゴロゴロしたりしてくつろぐ。 体育館はかなり冷えるので、ファンヒーターが4台くらい置いてあったが、家庭用ファンヒーターじゃほとんど意味ないだろうな……
寒いのは知っているので、ちゃんと暖かい格好をしてきたので大丈夫。

1時間ほどゴロゴロしていると、受付の準備が出来たらしいので、受付に。 ゼッケン、参加賞、お弁当を引き換えてくる。 時刻は9時半、走るのは12時5分から。 それまでに消化しないといけないので、すぐにお弁当を食べる。 先ほどおにぎりとパンを食べてしまったけれど、今しか食べるタイミングがないので。 かなりお腹いっぱいになってしまった。 お弁当は何種類かバリエーションがあるみたいだった。

今日は会社の人もマラソンに参加する。 9時位の臨時便でやってくるみたいで、しばらくしてから合流した。 その臨時便は人がたくさん乗っていて、体育館が一気に埋まる。 まだ2時間ほど時間があるので、ゴロゴロしたり雑談したりして時間をつぶす。
11時半、ようやく開会式が始まった。 大会実行委員長、丸亀市長、島出身の市議会議員などの挨拶があり、コース説明などが行われた。 さぁ、いよいよ走る時間だ。
上着を脱いで走れる格好になる。 ちょっと寒いので、手袋と帽子は装着して走ることに。
そして12時5分、花火と同時に号砲が鳴り響いた。 去年は出だしで思っていたよりスピードが出すぎて、直後から辛かったので、前半は少し抑え気味でレースに入る。
本島マラソンは、距離表示の看板が、不定で置かれているので、距離が計りにくい。
まず1kmの看板があり、次が5km、残り7km、残り5km、残り3km、残り1kmがある。
なので、出だしの1kmでペースを計って、次に計れるのが5km地点なので、この間でペースが狂ってしまうと結構面倒なことになる。 最初の1kmは重要な指標となる。
周りのランナーにつられないよう、呼吸の早さを意識して1km通過。 タイムは5分1秒。 これくらいなら大丈夫だろうか。 これくらいのペースを意識しながら走って行くことにする。
すぐに坂道の区間に突入。 600mで40mも上る上り坂に突入。 ピッチを狭めてグイグイと登っていく。
下りでは重力に身を任せて一気にスピードアップ。 あまり下りで体に振動を与えると、脇腹が痛くなることがあるので、それだけ注意しなくてはならない。 アップダウンを何度か繰り返し、5kmの地点が見えてきた。
ここでタイムを計る。 1~5kmの4kmで17分21秒。 キロ4分25秒ペース。 ペースだけ見ると、かなり早く感じるが、去年もこの区間は想定より20秒以上も速かった。 距離が間違ってるのかもしれないけれど、このタイムは想定内。
5kmのあとに軽い上りがあって、その後の下りを走り終えたら、9.4kmコースとの分岐がある。 9.4kmコースはここを左折していく。 14.4kmコースはそのまま直進。 ここからしばらくは海沿いの平坦な道だった記憶がある。 いかにこの区間でペースを上げて走れるかでタイムが変わってくるだろう。 後半にまたきついアップダウンがあるので、体力は温存しておかなくてはならない。
前を走るランナーの目標を定め、背中を追いかけて走って行く。 追いついたら徐々に抜かしていく。 そして、また次の背中に目標を定める。 そんなことを繰り返しながらどんどんと走って行く。
残り7kmからの2kmを8分45秒で通過、キロ4分23秒ペース。
残り5kmからの2kmを9分49秒で通過、キロ4分55秒ペース。
この区間には1.5kmで50mのアップダウンがあって、かなり苦しかった。 この後半でこのアップダウンは堪える。
このあたりで、残り7km地点くらいからずっと前の方を走っていた、水色のTシャツの人に追いついた。 この人の後ろについてしばらく粘る。 そして追い越す。 ただ、追い越した瞬間、その人が真後ろについた。 これはこの人との勝負になりそうだな。 足あとですぐ真後ろにいるのはわかっているのだけど、まだラストスパートするには距離が長過ぎる。 ここからのスパートじゃ最後まで持たない。 だが、後ろの人は引き離したい。
そんななか、チャンスが訪れた。 ゴールまで残り2.2kmくらい。 今まで走ってきたアップダウンが終わりになる時が。 ここから200mくらいの区間で一気に20m以上下るところがある。 そこで一気に加速。 肺は破裂しそうだし、足もガクガクだが、この200mで引き離すことに成功。 だが、下りが終わったあとの平地がものすごい辛かった。
あと2km……
残り1.5kmのところで、9.4kmコースと合流。 給水所もあるが、飲む余裕はない…… そのままひたすら走って行く。 引き離したはずの足音がだんだんと近づいてくるのが聞こえる…… そのまま頑張って走り続ける。
残り1kmの看板。 ラストスパートをかけたい。 だが、呼吸はギリギリだし、足もこれ以上動かない…… 気持ちばかりのラストスパートをかける。 ものすごい苦しい中、残り500mの看板を迎える。 もうちょいだ…… さらにスパートをかけるが、全然ペースが上がらない。 残り500m耐えられるか……
足音はすぐ真後ろに聞こえる。 そのまま中学校のグラウンドに入る。 グラウンドを半周してゴールとなる。 ラストの半周、全力で走る。 そしてなんとか追いつかれずにゴールすることができた。
ゴール時の速報タイムでは、後ろの人とのタイム差は1.6秒だった。 本当にギリギリ勝てた感じだったな。
マラソン自体のゴールタイムは1時間2分51秒だった。 目標としていたのは、1時間7分台。 去年の記録は1時間12分4秒なので、7分台でも限界かと思われたけど、限界よりさらに5分も速いペースで走ることが出来た。
キロ4分22秒ペース。 アップダウンがあり、ものすごい辛かったが、7km地点くらいにいた水色Tシャツの人のおかげでここまでのタイムが出たのだと思う。 真後ろからの追走が無ければ、後半で失速したのは間違いないし、あのペースアップは出来なかったと思う。 1人じゃ絶対に出せなかった記録だな。
ゴールした瞬間は吐きそうな程、煮えくり返っているような状態だった……
ゴールして少しは動けずにグッタリと。 少し動けるようになったので、暖かい格好に着替えてからストレッチをしておく。 ストレッチをしていたら、ポツポツと雨が降り出してきた。 天気が心配だったが、なんとか雨には降られずにゴールできてよかったなぁ。
会社の人はけっこう遅れてゴールしたのだけど、アップダウンで膝がやられたらしい。
着替えて帰りのフェリーに向かう。 外はもう雨になっていた。 屋台のたいやき屋で、カレーたいやきという奇妙なものを購入。 味はカレーパンの味しかしなかった。
フェリー乗り場についたが、大行列ができている。 待つしかないので、ここに並ぶ。 並ぶこと50分程、ようやくフェリーに乗ることができる。 乗れるのは臨時船だった。 臨時船は高速艇で、フェリーより10分程早く丸亀港に到着する。 今更10分くらい早くなっても何も変わらないけれど、モーターボートみたいな形の臨時船に乗れてラッキー。
丸亀港についてからは、車に戻って帰路につく。 しかし、今日のマラソン大会、かなり疲れたなぁ。 筋肉や骨より、心臓が限界に達した。
長距離をいかに省エネで走れるかも大事だけど、距離の短いレースでは、全力でどこまで耐えられるか、というのも大事だと感じた。
もっといろいろなレースに出て、経験を積んでそれに合わせたトレーニングをしていくしかないな。
【徳島】剣山
午前2時過ぎに家を出発。 寝てない状態なので、どこまで行けるか……… 行けるところまで行って、仮眠して、本日の登山に備えよう。
今回登りたい山は、丸石パークランドからの、丸石~次郎笈。 雪の状態に寄っては丸石まで、次郎笈~剣山へは、おそらく行かないと思う。 なので、国道32号線の池田町に行く方面に向かって走って行く。
のだけど、岡田付近で猛烈な睡魔に襲われる。 まだ家から20kmちょっとくらい。 こんなところで仮眠するわけにはいかない。 なんとか睡魔と闘いながら、まんのう公園近くの新しいデイリーに避難。 ここでパンとガムを買って、眠気を覚ます。 もう少し進んでから仮眠しないと、なんのためにこんな時間に家を出てきたのかわからない。
そのまま頑張って走って行くが、限界が訪れた。 「道の駅 たからだの里さいた」で限界だった。 道の駅の駐車場に着いて、助手席に移動してシートを目一杯倒す。 家から持ってきた毛布をかけてそのまま目覚ましかけずに眠りへ……
寒すぎて何度も目が覚めたが、眠くて動けずエンジンをかけることができない。 そのまま朝を迎えて、ようやく起きられたのが7時過ぎだった。 外は明るくなってきている。 そして、仮眠で寝てしまった…… ここから丸石パークランドまでまだ2時間くらいかかる。 着いたら9時か、時間的に厳しいなぁ。 目的地を変更しなくては。
とりあえず徳島県に入らないと行けないので、32号線を南下して、猪ノ鼻峠から徳島県へ。 運転しながらどこの山に変更するか考えていた。 時間的に祖谷方面だと、天狗塚、三嶺。 三嶺な気分じゃないし、天狗塚も冬にあの真っ直ぐなルートは登りたくない。 なので祖谷方面は選択肢から消えた。
192号線を東へ走って行くことを考える。 風呂塔とかそのあたりの山は、昨年末に登っているのでパス。 となったら、国道438号沿いしかないな。 黒笠山、八面山もこの前上ったし、津志嶽の気分でも無い。 となると、ヘアピン地帯を登って行くしかないな。 終点の剣山、これも12月に登っているけど、手応えのありそうな山がここしか無くなってしまったので、剣山にするか。
目的地は決まった。 剣山に向かって走って行く。 国道438号線も第4ヘアーピンあたりまではほとんど雪も無い。 そこから先は凍りついた雪の道が続くが、凍っているだけなので、ゆっくり走れば問題なく走れた。 凍っている方が怖いのかもしれないけど、新雪フカフカの道より走っていて不安が少なかった。
見ノ越到着したけど、駐車場までは入れないらしく、近くに路上駐車がたくさん。 オレもそこに並びで止める。
急いで登山の準備をして出発。 かなり遅くなってしまった。

登山口前にも雪が積もっているのだけど、雪はガチガチだ。 木曜日に香川では雨だったので、こちらは雪かと思っていたのだけど、どうやら雪は降っていない様子。 こちらも雨だったのかもしれないな。
階段を上って神社の脇から登山口へ。 もう一面がガチガチ。 すぐのところで、アイゼンを装着中の同年代っぽい2人組がいたが、オレはまだアイゼンつけないでいいかな、足さえちゃんと置いていけば滑らないで行けそうだし。
と思っていたのだけど、少し進んだ所の小屋の先の道を見て、これはアイゼンつけないと無理だなと思った。 夏に歩いていると普通の道に見えるのだけど、雪がかなり積もっている今、道は斜めになっている。 そこに足跡がついていて、それをたどっていくのだけど、メチャメチャ滑りそうだ。 滑ったら右の斜面を滑り落ちていくことになる。 滑落で死亡するような場所じゃないけど、止まれずに20~30mは滑り落ちそうだ。 西島くらいまでアイゼン付けずにいけるかな、とか思っていたけど、打ち砕かれた。
おとなしく、アイゼンを装着して先に進んでいく。

リフトを潜る場所は埋没している。 今シーズンは雪の量自体はものすごい多いのね。 ただ、降った時期が早すぎて、今は雪質が悪いので、この時期はなんだか物足りない気がする。

ガチガチの道を滑り落ちないように気をつけながら歩いて行く。 少し歩いて西島まで到着。 ここで休憩をしよう。
剱山に来たのはいいけど、このまま山頂目指しても面白く無いな。 かと言って、大きな岩のある神社の方も、昨年末に行っているので、どうしようかな。 刀掛けの松から、行者ルートの方に行ってみようかな。 鎖場があるので、冬季のそこはどんなになっているか見てみたいし、あわよくば鎖も登ってみたい。

刀掛けの松ルートを登って行き、刀掛けの松まで到着。 松は雪に埋没していて、どこが松かわからなかった。 何度もこの道通っているのに……

確か最初は横にトラヴァースして、少し下って、また横にトラヴァースするような道だったはず。 だが、どこが道でどこが道じゃないのかさっぱりわからない。 下りすぎるのだけは怖いので、歩けそうな場所を横にトラヴァースしていく。 が、谷が出現して、谷を越えるのに苦労する。 1つ目の谷、2つ目の谷は越えたのだけど、3つ目の谷が越えられなさそうだった。 谷なので、傾斜は結構きつく、雪がガチガチに凍っている。 アイゼンつけてるが滑り落ちそうで怖い。 こういう時にピッケルでもあれば心強いのだけど、ピッケルは車においてきてしまった。 この谷を越えたら、巨大な岩壁の下に建物のある位置くらいのはずなので、その上が鎖場なのになぁ。 ただ行くのも危なさそうなので、鎖場は諦めるか。 しかし、ここまできちゃったしどうしようかな…… 元の道に戻るのも、2つ谷を越えないと行けないし、このまま直上してしまおう。
夏場だったら急傾斜だし、足場も悪いのでとても登れるような道じゃないが、この時期なら全ては雪に埋もれている。 そして、雪はガチガチ。 体力を消耗するけど、ゆっくり歩んでいけば、元のルートに戻ることができる。
ゆっくり直上して、刀掛の松ルートの鉄の階段がある直前に合流した。

山頂はもう近い。 鉄の階段を越えて、雲海荘の真下まで。 山荘手前の鳥居が雪に埋もれているので、そちらから山頂広場に向かう。 こんなに雪積もってるんだなぁ…… 今日は風もほとんどなく暖かい。

山頂を踏んだ後は、見晴らしのいい所に座ってお昼ごはん。 ラーメンを作って、お腹いっぱいになったあとは横になって少しお昼寝。 めちゃめちゃ眠いし、日差しも暖かくて気持ちがいい。 少し寝てしまい、山頂には1時間以上も滞在したな。 さて帰ろうか。

帰りもこのまま帰っても面白くないので、誰も歩いていない大剣神社の方に歩いて行こう。 斜面は綺麗に雪が積もっている。 道はもうどこだか見えないな。 大きな岩が見えたらそれが目印なので、下りすぎないようにするため、ほぼ真横に歩いて行く。 少し行くと下に岩が見えてきた。 岩に向かってまっすぐ下っていく。 あっという間に到着だな。 大剣神社は雪に埋もれていた……

ここから西島までももう道がどこだかわからないような状態だし、わかったとしてもそこは歩けないので、下りすぎないように真横に歩いて行く。 途中で谷を越える場所があるので、そこは一旦登山道の場所まで下って、谷を越え、また真横に歩いて行き、西島まで到着。

西島からは尾根ルートを歩いて行こう。 左手がみよし市、右手が美馬市。 市の境界がこの尾根に引かれている。 境界を示す杭があるので、それを目印に、尾根を下っていく。 尾根ルートを歩くのは初めてだったのだけど、この道はもう歩きたくないなぁ。 正式な登山道じゃないので荒れているのは仕方ないけど、一直線の道なので傾斜がかなりきつい。 歩いていても全然おもしろくない道だった。
そのまま登山口まで到着。 車に戻って帰る準備をしようと思っていたら、下の方からエンジンの唸る音が聞こえてくる。 すぐ5mくらい下が国道439号線で、1/13~3/31は冬季通行止めとなっていた。 そこで車が雪にはまっているではないか。
女性1人と男性2人が脱出しようと苦労している。 手伝うことに。 車は女性の物で、男性2人は手伝っているだけだった。
この女性は、通れると思い、国道439号線に侵入したが、先の道が雪で通れなかったので、Uターンして戻ってきたのだけど、雪に阻まれて国道438号線にも戻れなくなってしまっていた。 雪はほんの5mくらい。 押せばすぐ脱出できるだろうと思っていたけど、雪は高い気温でベチャベチャになって、まったく押せない。
スコップ2つに、ピッケルみたいなやつがあったので、全員でこれを使って雪を掻きだしたり、車で助走を付けてその5m区間に突入してみたりを繰り返して、30分もかからないくらいで脱出することができた。
脱出用の道具とか持っていないといけないなぁ…… 今回の場合、牽引ロープとかあったら脱出できたのだろうか?
雪の区間が短かったので、ブルーシートとか敷いてもいけたかもしれない。 けど、持ってなかったので、それくらいの道具は車に積んでおいてもいいかもしれない、と思った。
家に帰ってからはジョギング9km、これで月間目標の120kmに達した。 月間120kmはなかなか厳しいなぁ…… だけど、来月も頑張って走らなくてはいけない!
本日のコースタイム
09:39 登山口
10:33~10:52 西島
11:07 刀掛けの松
11:57~13:19 剣山山頂
13:29 大剣神社
13:54 西島
14:30 登山口