原付で日本一周の旅 – 27日目|再び網走 釧路

晴れのち曇り
走行距離:351km(合計:5,245km)
使用金額:3,193円(合計:100,568円)



北海道羅臼町~北海道浦幌町


6時に起床。 夕べは辺りが騒がしくて夜中に何度も目が覚めた。 多くの人が利用するキャンプ場なんだから、せめて21時くらいには静かになってほしい。 すぐに出発の準備をする。
このキャンプ場に来た日、隣のテントの30歳くらいの男性が言っていたのだが「ここのキャンプ場はすごいいいよ!」と。 8月の始めの3週間と、9月に入ってからずっと滞在してるらしい。 彼は熊本からやってきたと言っていた。 「だけど4週間近く滞在していて見るものあるのかな……?」と思っていた。 だけどそれはオレの思い違い。 彼はライダーではなくキャンパーだったのだ。 毎晩遅くまで宴会して、朝起きるのが昼前。 それからのんびりご飯食べて、街に出てみたり、温泉に入ってみたり。 また夜は宴会して…… それの繰り返しで毎日過ごしているらしい。 「すごくいいよ!」の中身は、無料キャンプ場・無料温泉があるからだと思う。 景色や自然を楽しむといった理由ではなかったのだ。 まぁ人それぞれ目的があるのでいいのだが。 ライダーとしては4週間も滞在することは不可能……

朝一番で知床峠を越える。 今日は荷物満載なのできつい。 先日、網走から開陽台に向かうとき通った道をひたすら引き返す。 途中で「斜里町」の中心部に行ってみた。 駅前なのでPHSが繋がるかと思い、パソコンを立ち上げてみる。 しかし繋がらなかった。 やっぱり「町」じゃ無理か……
目の前にセイコーマートがあったので、そこでアイスとパンを買う。 最近はまっているのが「ビスケットアイス」。 モナカがビスケットになったような感じのやつ。 とても美味しい♪ いつも同じアイスばかり食べてる。 地元で見たことないアイスだし、売ってるうちにたくさん食べておこう。

パソコンをしまい網走方面に向けて走る。 最初と追ったときは曇り空だったが、今日は晴れている。 気分さわやか!
海沿いの道を走っている。 よく「海産物産地直送」という看板を見る。 漁で取った海産物を直接販売しているらしい。 そこの看板の一つで「カニ食べれます」というのがあった。 看板なのに「ら抜き言葉」…… こんな看板出してるんじゃ、熟年の方は来ないんじゃないかな? きちんと「カニ食べられます」と書かないと。 何かで「ら抜き言葉」について読んだのだが、「正式な場」でなければら抜き言葉は問題ないとか、著名人が書いていたような気がする…… そんなんじゃダメでしょ。 やっぱりきちんとした言葉を使わないと。

しばらくして網走に到着した。 網走来るの3回目だなぁ。 いずれも100km以上走行して来ているし…… 最初はセブンイレブンから、2回目はセブンイレブンの隣のケンタッキーから、そして今日はセブンイレブンの向かいの公園からインターネットに接続する。 ホームページを更新して、しばらく見ていなかったいろいろなページを見る。 ニュースを見たのだが、ロシアの北オセアチア共和国の学校で武装グループが生徒・保護者などを人質にとって立ち込もった事件。 特殊部隊を突入させて犯人グループはみんな射殺にしたらしいけれど、人質1,200人中350人くらいが死亡、700人くらいが負傷しているらしい。 かなりの大惨事。 チェチェン紛争などいろいろな問題が起きている。 イラクばかりに目を向けているわけにもいかないのかなぁ。 北朝鮮やイスラエルとパレスチナの攻防もあるし。 そう考えると、やっぱり日本は平和だ。

無事HP更新も終わり「美幌峠」に向けて出発。 ここの峠はかなり有名な峠らしい。 どんなのだろう……楽しみ♪ 途中で本屋があったので寄る。 季節ごとに発売する雑誌があるのだが、毎回購入している。 それが先日発売になっているはずなので。 スポーツコーナーでその雑誌を発見した。 もちろん購入。 サイズが大きいので読み終わったら家に送ろう。
網走湖 黄金の水田

そして美幌峠に入る。 緩やかな上り坂、特に急なカーブもない。 走っているとすぐに峠のピークにたどり着いてしまった。 ん?? どこが有名な峠なんだ? 「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」というのがあるので寄ってみる。 自衛隊の人がたくさん休憩していた。 みんな焼きとうもろこしをかったり焼き鳥を買ったりしていた。 「自衛隊」っていうと固いイメージがあるのだが、やっぱり普通の人なんだなぁ。 食べたいものは食べるし、他愛無い話もしてるし。 携帯電話を持っている人もいる。 ここで「ポテト揚げ」というものを買った。 北海道産のジャガイモを使っているらしい。 あまりおいしくなかった。 なんだかジャガバター食べたくなってきちゃった…… しかし売っていないので食べることはできない。 ここには展望台もある。 さっそく上がってみる。 「屈斜路湖」が一望できる。 この前とは別のアングルなので、また違った楽しみ。
「有名な峠」とは、峠の道が有名なのではなく、峠から見える景色……というか、道の駅の展望台からの景色が有名なだけじゃん? てっきり素晴らしい峠道を走れるのかと思ったのに…… 期待はずれ。
自衛隊 自衛隊 屈斜路湖 屈斜路湖

そして釧路方面に向かって国道391号線を走る。 この道沿いには湖がたくさんある。 最初の頃は湖が珍しかったけれど、もうたくさん見たのでなんとも思わなくなってきた…… 「釧路湿原」を見ることができる展望台があるというので言ってみる。 しかしあまり良い景色ではなかった。 残念……今日は期待はずればかりだなぁ。
シラルトロ沼 釧路湿原

釧路市に到着したが、この前見たので素通り。 このまま「襟裳岬」の方へ向かおう。 途中で「モスバーガー」を発見。 他のバーガーショップに比べて割高だが入っちゃおう♪ さきほど買った雑誌を読みながらハンバーガーを食べる。 うん、美味しい♪ 一通り雑誌に目を通したのでバイクに戻る。 今日はどこまで行こうかなぁ。 この先道の駅が1つだけあるけれど、まだ時間早いかな。 無料キャンプ場は無いみたいだし、久々に「適当な所」で寝ることになりそう。 こうなったら走れるところまで走ろう。 気温がだいぶ下がってきて寒いのでレインコートを着用。 国道を南西方面に向かった走り続ける。 だいぶ走って18時くらいになってきた。 もう暗い。 日も短くなってきたな。 前までは19時くらいでも明るかったのに。 辺りをきょろきょろしながら走っていると、ちょうどテントを張ることができそうなスペースを発見。 林道への入口なのだが、けっこう広い。 ここにテントを張ろう。 国道沿いなので、車の騒音はあるが仕方ない。 水もトイレも無いけれど……
テントを張ってご飯を作る。 今日のおかずは無し。 「ワカメご飯の素」をかけてご飯を食べる。
久しぶりに「人の声」に邪魔されずにゆっくり寝られそうです。
テントの様子

明日は襟裳岬に行って、苫小牧方面に向かう予定。

原付で日本一周の旅 – 26日目|羅臼岳

晴れ
走行距離:6km(合計:4,894km)
使用金額:1,286円(合計:97,375円)



北海道羅臼町


今日は羅臼岳に登る。 キャンプ場から徒歩で登山道まで行けるので、起きるのは遅くてもいいや。
6時に起床。 昼食に持っていく食パンが5枚しかないので、軽く朝何か食べていこう。 だけど食べるものと言ったら米しかない。 コーンスープだけでいいや。 コーンスープを飲んで出発。
登山口まで歩いて5分。 そこからコースタイムでは5時間の予定。 さて、どれくらいかかるのでしょう…… ここもヒグマの生息地なので気をつけなくてはならない。 しかしラジオの電波が通じず雑音しか聞こえない。 これじゃ意味ないかなぁ。 ラジオを切って何もせずに進む。 まぁ大丈夫でしょう。
木かくれの滝

1時間くらい歩き、見晴らしのいい場所にたどり着いた。 国後島がよく見える。 森の中をしばらく進み、硫黄の臭いのする川に着いた。 川を上流に向かって歩いていくのだが、途中でぬかるみに右足がはまってしまった…… 右足泥だらけ…… あぁ。。。 もう濡れてしまったので、諦めよう。 川の綺麗な部分で靴を丸洗いして、右の靴下を洗った。 右足ビショビショ。 冷たい靴下と靴に足をとおした。 けっこうショックを受けて歩く。 再び森の中を歩く。
無名滝 硫黄の臭いのする川 万年雪

そこで前を歩いているおじさんんがいた。 入山届けに5時くらいに名前を書いていた人かなぁ? オレを含めて2人しか入山してない。 ルートを見たら硫黄山の方に縦走するらしい。 大きな荷物を背負って大変そう……
そして「屏風岩」という場所にでてきた。 高さ50mくらいの岩壁が山に沿って200mくらい続いている。 かなりいいクライミングエリアになりそう……アプローチが近ければ…… ここまで3時間。。。
屏風岩 国後島 屏風岩 国後島 国後島

ここから傾斜が急になる。 岩の間を縫って歩くような感じでどんどん高度を上げていく。 勾配100%を越えるような勢い。 多分越えている…… そこを40分くらい歩いて「お花畑」と呼ばれる地帯にやってきた。 7月だとたくさんの花々が咲いているらしい。 今は時期が遅くてほとんど咲いてなかった。 そして急な傾斜はまだまだ続く。 ここからはすごい不安定な地面で落石が起こりそう。 一歩踏み出すと岩が転がるような感じ…… 登っていたら途中から雪が残っているところに出てしまった。 この時期で解けてないってことは万年雪かな。 だけど、ここからどういうコースを取ればいいのだろう…… 一歩踏み出してみたが、普通のスニーカーではとても上がれるような場所ではない。 たちまち滑ってしまうだろう。 普通の場所で滑るのなら、転んで痛いだけだからいいのだが、ここで滑ったらガケを転がり落ちていくこと間違いなし。 この傾斜がなくなる、300mくらい下まで転がっていきそう。 そうなったら命はないな。 いろいろ悩んだ末、恐怖のトラバースをすることにした。 雪がない限界のところまで上がって、そこから右にトラバース。 雪の上を4mほどトラバースすると、普通の岩の地帯がある。 少し登山道からはずれるが、そこを登っていくのが安全だろう。 さて、どうやってトラバースするかな……
とりあえず、足元に落ちている20cmくらいの石を雪の上において、踏み場を作る。 直接雪の上に靴を置くとすぐに滑る。 石を雪にめり込ませて踏めばかなり安定している。 あと、もし滑ったときのために手にもなにか欲しい。 あたりを見回したら、ロープを固定するペグみたいなのが転がっていた。 よし、これを雪に刺してバランスをとろう。 恐怖のトラバース開始…… 恐怖核心5.10bくらいか。 なんとか6歩のトラバースに成功! 無事雪のない地帯に渡ることができた。 これで安心して急傾斜を登れる……
万年雪

急傾斜を登りきり、ウトロ側からの登山道と合流する。 ここから山頂まで600mらしい。 ラスト頑張ろう! 最後を登っている途中、前からぞろぞろと人が降りてくる。 団体が2組くらい、あと個人で登ってる人が何人もいた。 全部で30人くらいすれ違ったかなぁ。 けっこう登ってるんだなぁ。 やっぱり百名山だからかな。 それとウトロ側からの方が登山時間が1時間も少ないらしい。 つまり楽ってこと。 羅臼側からは2人しか登ってないっていうのに、反対側からは数十人も…… まぁツライ方で登ったほうが満足感があるかな。
そして山頂到着! 羅臼岳1,661m制覇!! しかしガスっていて景色が全然見えない…… それと風が強すぎてとても寒い…… 山頂で10分くらい休んですぐに下山する。
羅臼岳山頂

登るのにかかった時間は4時間50分。 コースタイムが5時間なので、ほぼタイム通り。 下りのコースタイムは3時間30分。 これもほとんど同じくらいかなぁ。 急傾斜を下りるのはかなり苦労した。 すぐ滑ってしまう。 なんとか急傾斜を下りることができた。 そこから森を少し歩き、硫黄の臭いのする川へ。 来るときにはまったぬかるみは落ちずに通ることができた。 しかし…………途中で川を渡るところで右足が石からすべり、川についてしまった。 あぁまた濡れた…… 今度は直接川なので泥は付いていない。 そのまま歩き続ける。 かなり疲れてきた。 途中で何度も座り込んで休憩した。 そしてようやく見覚えるある場所まで戻ってくることができた。 登山道の入口まであとちょっと…… 頑張ろう!
頂上から4時間かかって下山した。 かなり疲れた…… やっぱり2日連続は無茶だったか。 ここも標高差が1,500mくらいある。 2日間で3,000m登り、3,000m下ったのか。 もしかしたら縦走の方が楽っぽかったかも……

とりあえずお腹が空いたので何か食べなくては…… 町まで出て行くことに。 コンビニで弁当とポテトを買って食べる。 おいしい! 夕飯のおかずにと、近くの肉屋で豚肉を200g買う。 これを焼いて食べよ♪ テントに戻ってきて温泉に向かう。 とりあえず汗を流さなくては。 今日はお湯がいつもよりぬるくて(それでも普通に比べたらだいぶ熱い)快適に入ることができた。 しかしハプニングがあった。 石鹸や剃刀を横に置こうと持った瞬間、剃刀の刃キャップが取れて、右手親指がスパッと…… かなり出血した。 幸いにも衛星用品セットを持ってきてあったのでバンドエイドで血を止める。 血を止めないと湯船の中に入れないし。

そして夕飯を作る。 ご飯を炊いて、豚肉を炒めて、味噌汁を作って。 さっき食べたばかりなのでかなり満腹♪♪

とりあえず羅臼付近で見るものは見たって感じかな。 明日は移動。 それと登山の件なのだが、北海道で30個くらいの山を登ろうと思っていた。 しかし1日1つのペースではとても体がもたない。 2日で1つのペースで登りたい。 しかし日数的に厳しくなってしまう。 一応「無期限」の旅だが、「お金」という問題と「冬」という問題がある。 寒いのは大嫌いなので、年内には帰りたい。 「百名山」も制覇したいなぁと思ったけれど、これも同じ理由で難しい。 明日からは登山と少しはなれて、バイクの旅を楽しみたいと思います。
テントの様子

とりあえず、明日は網走に行き(HP更新のため)、そこから美幌峠を越えて釧路方面に向かいます。

原付で日本一周の旅 – 25日目|カムイワッカの滝 硫黄山

晴れ
走行距離:99km(合計:4,888km)
使用金額:1,302円(合計:96,089円)



北海道羅臼町


携帯のアラームで午前3時に起床……だけどとても眠い…… もう少しだけ寝かせて。。。 もう一度眠りにつく。 起きたのが4時20分。 あぁ、もうこんな時間だ。 早く出発しなければ「カムイワッカの滝」に人が来てしまう。 登山の準備をしてすぐ出発。 朝一番で「知床峠」を越える。 途中から日の出が見えた。 今日も一日晴れそう♪
知床峠からの朝日

峠を越えて20kmくらい走り、砂利道を10kmくらい走り「カムイワッカの滝」の入口に到着した。 原付を止めて、タオルを持って滝に向かう。 ここから滝まで沢を20分くらい歩くらしい。 滑るらしいので、先日買った新しい靴を履いていく。 しかし……新しい靴はものすごく滑る。 靴底がゴムだと思っていたら、プラスチックだった…… なんども滑って川に落ちそうになりながら歩く。 途中、滝を越える場所があって、横から回り込むのだが、クライミングで5.4くらいのグレードはあったんじゃないかなぁ…… 落ちるところではない(小学生でも登れる)が、靴が滑るので少し怖かった。 そして滝に到着。 時間は6時。 しかし先客が2組7人もいた…… いずれも家族連れだった。 まぁいいや、入ろう。 みんな水着を着用してるけれど、持って来ていないので裸になって滝つぼに入る。 なんだこれ、ぬるい。 てっきりもっと温かいのかと思っていた。 水温は36度くらいだろうか。 けっこう寒いなぁ。 温泉は滝の左上から沸いているのが見える。 そこより上流の水は冷たい。 それが混ざり合ってちょうどいい温度を作ってる。 温泉をなめてみたらものすごくしょっぱかった… 「飲用」すると体が健康になる温泉もあるが、ここのを飲んだら逆効果っぽい。 塩分の取りすぎ…… しばらく入っていると男性2人やってきた。 1人は水着を着用して、もう1人は裸で入ってきた。 おぉ、同志よ! その人と少し話をした。 東京在住で、仕事を3日間だけ休んで北海道にやってきたらしい。 道北と道東、どちらに行くか悩んだが、みんなが「絶対道東の方がいいよ」というのでこちらにやってきたらしい。 羽田から女満別まで飛行機で、そこからレンタカーで来た。 今日で2日目らしい。 すこし話をしていたら、24歳くらいの女性2人、27歳くらいのカップルがやってきた。 入るのかなぁ……? 裸だからすごい気まずい。 規則ではないが、ここは人がたくさんくるので、水着着用が常識らしい。 少し気まずいので、もう東京から来た人と一緒にすぐにあがって服を来た。 あぁもっと入っていたかったなぁ。 だけど、今来た人たちは温泉に入らずに帰っていってしまった。 誰もいなかったら入るつもりだったのかな? 服を着てしまったので、このまま降りることにする。 恐ろしい沢下りをして、原付まで戻ってくる。
カムイワッカ湯の滝 野生のシカ

さて、硫黄山(1,562m)でも登るかな。 滝の入口のもう少し先に、硫黄山への登山道がある。 すぐに到着した。 そして登山準備をしていざ入山。 一応入山ノートに名前を書いておいた。 登山の本でも、看板にも書いてあるが、知床半島は最大のヒグマの生息地らしい。 かなり遭遇報告もあるみたい。 ヒグマは人間を恐れているらしい…… 人間もヒグマを恐れているが…… なので「人間がいる」とわかっていながら、目の前に出てきたりはしない。 なので、熊鈴があると役に立つのだが、あいにく持っていない。 「人の話し声も効果がある」と書いてあったので、ラジオをつけて歩くことにした。 けっこう大き目のボリュームでラジオを流して歩く。 ここの山では標高600mをすぎると、ヒグマの生息できない地帯になるらしい。 そこまで遭遇しませんように……
歩くこと1時間。 ようやく森の中を抜け、ヒグマの生息できない火山地帯にやってきた。 一安心♪ 電池がもったいないのでラジオを消して先に進む。 「硫黄山」という名前だけあって、硫黄ガスがあちこちで見られる。 1920年頃噴火した、新火口を歩いて標高を稼いでいく。 火山地帯が終わり、低い松の道を歩く。 火山地帯が道なき道だったので、けっこうしんどかった。 そして枯れ沢に出た。 ふぅ、ここでようやく半分くらいか。 けっこう疲れるなぁ。 今日はかなり呼吸が乱れる。 何度も休憩した。 帽子を忘れてきてしまったので、頭が暑い。 それとショッキングなことが一つ起こった。 今朝、ポリタンクに作ってきた麦茶の中に何かがたくさん浮いている。 よく見てみると「お茶パック」の中身だった…… 袋が破れてしまったらしく、麦がたくさん浮いている。 飲むと口の中に麦が入り込む。 このまま飲むわけにもいかず、水分だけを流し込んで、麦は全部吐き出す。 あぁ、これじゃ思いっきりゴクゴク飲めないよ…… やっぱり一気に飲みたいしなぁ。
硫黄山の岩 硫黄山よりカムイワッカ湯の滝方面 硫黄山の岩 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山より

ようやく山頂に到着した。 登山時間3時間20分。 登山口から山頂までの標高差は1,500mくらいかな。 ガイドブックのコースタイムが3時間50分だったので、ほとんど変わらないくらい。 とりあえず疲れた~ 山頂で食パンを食べてしばし休憩。 けっこう見晴らしがよくて、遠くに「羅臼岳」も見える。 あれも登るんだ~
硫黄山山頂 硫黄山山頂より 硫黄山山頂からみる羅臼岳 硫黄山山頂より 羅臼岳

30分くらい休憩して下山を始める。 やっぱり下山は膝にくる。 膝がガクガク…… 新火口付近まできたら空が曇ってきた。 よかった~あと1時間遅かったら曇り空の山頂だった…… 「早起きは三文の得」ってことかな♪ 2時間かかり下山した。 あぁ疲れた…それとお腹すいた。 食パン1斤持っていったのだが、全部食べてしまいまだお腹が空いている。 登山はそれほどエネルギー使うのかな。

来るとき通った道を戻る。 途中で「室蘭ナンバー」のおじいさんに道を尋ねられた。 「知床峠」に行きたいらしい。 通ってきた道なので、詳しくわかる(曲がるところ1箇所しかないけど)。 教えてあげたらおじいさんが「ホタテ貝柱のおかし」をくれた。 けっこう高いらしい。 さっそく食べてみる。 すごい味が濃くておいしい!
知床峠を越えてキャンプ場に戻ってくる。 あぁ疲れた……
ガソリンも残り少ないし、お腹すいたし「羅臼町」に買出しに行こう。 ここから2kmくらいなので近い。 ガソリン入れて、コンビニでうどんとモヤシとアイスを購入した。 さっそくアイスを食べる。 冷たくて甘くておいしい! 戻ったらうどん作ろう。

キャンプ場に戻りさっそくうどんを作る。 醤油で味付けをして食べる。 うん、おいしい!
お腹もいっぱいになったので、お風呂でも入ろうかな。 さっそく「熊の湯」に向かう。 今日は人がたくさんいる。 15人くらいはいるのじゃないか。 熱い温泉を堪能してテントに戻る。 さて、夕飯だ。 今日のメニューはモヤシ炒めと味噌汁。 ご飯を炊いて、モヤシを炒めて塩と醤油で味付け。 味噌汁はインスタントのを作った。 さっき食べたばかりだけどまた食べる。 うん、これもおいしい! あとは寝るだけだなぁ。

予定変更して、明日羅臼岳に登ります。 往路5時間、復路3時間の予定。 かなりハードな一日になりそうです。

原付で日本一周の旅 – 24日目|野付半島 羅臼町

曇り
走行距離:65km(合計:4,789km)
使用金額:1,190円(合計:94,787円)



北海道中標津町~北海道羅臼町


6時に起床。 長い間滞在した「開陽台」ともお別れ。 テントを撤収して7時には出発準備ができた。
だけどまだ出発できない。 ごみがかなり大量にある。 これをゴミ箱に捨てなければ……
しかし有料ゴミ袋を購入しないといけない。 店が9時に開くのでそれまで待ってないといけない。
ゴミ袋に入れずに捨ててる人もいるが、こんな素晴らしいキャンプ場を無料で開放してくれてるんだから最低限のマナーは守らないとね……
新プレートで出発 開陽台 開陽台付近の直線道路

店が開いてからゴミ袋を購入して出発。 だけどまた西標津町で足止め。 エンジンオイルを買わないといけない。 これから田舎の方に行くので、ホームセンターもバイク屋もないと思う。 あと400km走行したらエンジンオイルを補充しないといけないので。 ホームセンター前の歩道でしばらく待つ。 ホームセンターが開店して一番目のお客さんになってしまった…… エンジンオイルを購入して「野付半島」に向かう。 ここは不思議な形をしている半島だ。 海水によって陸地が削られてるのだが、おもしろい形に削られている。 先端までいけるらしいので行ってみよう。
右も左も海 野付半島 トド原 野付半島 トド原 気持ち悪い実

車が進入できるところギリギリのところまで進む。 ここからは「進入禁止」の看板があるので、徒歩で行かなくてはならない。 水分を補給して、手ぶらで進む。 ツーリングマップルには「往復3km」と書いてあったのだが、見る限りかなり遠く見える。 どこまでも続く電線……先が見えない。 ホントに往復3km? ここから見える限りで、片道最低でも3kmはあるように思えるが…
「まぁいいや」と思い進み始める。 しかしいくら歩いても景色が変わらない。 進めど進めど先は見えず… 歩くこと1時間、ようやく砂利道が終わった。 ここから先端まで砂浜の道に変わる。 ようやく先端が見えてきたのだが、歩いても全然近くならない。 先端にたどり着いたときには、出発から1時間30分経過していた…… あぁ疲れた…… 今歩いてきた道をずっと歩いて帰らないといけないのか…… 帰りの道は、長さを知っている分、よけいに長く感じる…… 歩いても歩いても近くならない景色。 途中で座り込んで休憩して、少し早歩きで歩いてみたり…… ようやく駐車場まで戻ってこれた… 往復3時間…… ものすごく疲れた。 あぁ。。。
野付半島 野付半島 野付半島先端 野付半島

ちょうど先端まで行こうとしている年配のグループがいた。 「一番奥まで往復3時間かかりますよ」と言ったら「えー」と驚きの声が。 みんな「じゃやめようか」と行くのを取りやめた。 ホントキツイから。

予想外に体力を消耗してしまった。 今日の目的地は「羅臼町の国立羅臼温泉キャンプ場」。 ここは無料のキャンプ場があり、無料の露天風呂まである。 ここまでは60kmくらい。 頑張ろう。
運転していてけっこう眠かった…… 眠くなったのは久しぶりだなぁ。 スタートしたばかりの頃はよく眠くなっていたっけ。 なんとか目を覚まし、運転を続ける。 キャンプ場のすぐ手前にある「道の駅 らうす」でホッケを購入。 なんと1枚105円。 激安!! これで今日の夕飯は決まりだね。
すぐにキャンプ場に到着した。 駐車場に行ってビックリ。 ものすごい数の車とバイクがある。
みんな来てるのかぁ。 とりあえずテントを張れる場所を確保して、テントを設営。 そしてすぐ近くにある無料露天風呂「熊の湯」に向かう。 無料露天風呂なので柵などない。 覗こうと思えば、通りから丸見えだが、誰も覗かないでしょ……
お湯はかなり熱い。 源泉がパイプから出ているのだが、看板に「熱湯注意」と。 触ってみたら80度くらいはあるのじゃないかと思った。 かなり熱い。 一応水でぬるくしてあるのだが、それでもお湯は46度くらいはあるのじゃないか。 すごい熱くて入るのも一苦労。
体を温めてテントに戻る。 さて夕飯でも作るか。 さきほど買ってきたホッケを焼く。 利尻島で食べたのと同じような感じ。 だけど今日はうどんではなくご飯だ! やっぱ魚とご飯、日本人だし。
けっこう美味しかった。 ちょっと油っぽかったかなぁ…… あとご飯が硬かった……
人を恐れないシカ

明日は3時くらいに起きて「カムイワッカの滝」に行こうと思います。 ここは滝つぼが湯船の天然温泉です。 だけど人気がありすぎるため、みんな(男も女も)水着を着て入ってるみたい…… 水着を持ってきてないので、誰もいない時間に楽しもうという作戦。 その後「硫黄山」に登る予定!
ここには3泊するつもりです。

原付で日本一周の旅 – 23日目|釧路 納沙布岬

晴れ
走行距離:448km(合計:4,724km)
使用金額:5,889円(合計:93,597円)



北海道中標津町


携帯のアラームで4時20分起床。 昨日の台風は通過して、とてもよい天気。 台風一過。
なぜこんなに早く起きたのかというと、水平線から昇る日の出を見るため。 おそらく明日には移動するので…… 展望台で待つこと20分。 4時41分、太陽が水平線から顔を出した。 一応デジカメで撮るが上手く撮れてるかなぁ。 たぶん微妙……
朝日 朝日 朝日 朝日 朝日 朝日 朝日 朝日

日の出も拝んだし今日の行動開始。 食パンで朝ごはんを済ませて、パソコンや衛生用品、タオルを持って出発。 まずは釧路に向かう。 「ミルクロード」とも言われている国道272号線を南下する。 最初のほうは牧場ばかりで、「なるほど」と思ったが、10kmくらい走った辺りから森のみになる。 民家が全然ない。 たまにある交差点でちらほら店があったが、ほとんど何もない道路。 最後のほうはバイパスになっているので走りやすかった。 平日の早朝なので、トラックがたくさんいた。 きちんと対向車線まで避けて抜かしていくトラックもいるが、50cmくらいの間隔で抜かしていくトラックもいる。 かなり怖い。 トラックが横に並んだ瞬間、原付付近の風がなくなり、トラックが少し前に出ると、気流の流れでトラックの方に引き込まれる。 なのでせめて1mは間隔をあけて抜かして…… 怖いから…
キャンプ場から120kmくらい走り釧路市に到着した。 ここはけっこう都会だった。 きちんと二段階右折しないと捕まりそう…… それと一方通行が多いような気がした。
ちょうど良さそうな公園を発見! 溜まっていた分のHPを更新する。 そこで朝のおやつを食べる。 テントから持参した食パン。 ハトが近くに寄ってきたので塊をあげた。 最初はハトがつっついて食べていたのだが、途中でカラス参上! あっという間に奪っていってしまった…… かわいそうに。 もう少しパンをあげる。 すると今度は何十羽ものハトが集まってきてしまった。 超うっとうしい。 足で威嚇して蹴散らした。 ハトじゃま。 パソコンの上に乗ってくるし。 遠くのほうでおばあさんが餌をやりはじめたので、みんなそちらに行ってしまった。 HPの更新も終わり出発。
公園のハト 公園のハト

目的地は本土最東端の「納沙布岬」。 ここから150kmくらい。 ずっと海沿いを走っていくことにしよう。 「尻羽岬」というのがあるので行ってみる。 駐車場から草原をテクテク歩くこと20分。 岬の先端に到着した。 海を挟んで対岸が見える。 「あとであそこを走るんだ」と思いながら眺める。 海を突っ切れればおよそ7kmの距離、しかし道を走っていくと30km…… あぁ海を走りたい。
町並み 尻羽岬 尻羽岬 尻羽岬 尻羽岬からみる愛冠岬

帰りも草原を20分歩く。 風をさえぎるものが何もないのでけっこう風にあおられた。
しばらく走り対岸に見えていたところの駐車場に到着。 ここから岬まで、また歩く…… 森の中をテクテク歩くこと10分。 「愛冠岬」に到着。 ここは「海の摩周湖」と言われているらしい。 小島が数個見えて、いつもは並が穏やかで「男性的神秘さ」があるらしい。 しかし台風が通り過ぎたあとのせいか、海は大荒れ…… 「男性的たくましさ」を見ることができた…… 帰りも林道をテクテク歩く。
厚岸の町並み 愛冠岬 愛冠岬

今日はかなりの距離を移動するのであまり寄り道してる暇はないなぁ。
納沙布岬に向かって再度走り出す。 しばらくすると「琵琶瀬展望台」というのがあった。 そこから「霧多布湿原」を眺めた。 なんだかカバがいそうな雰囲気。 あそこは野生動物がたくさんいるのかなぁ。
霧多布湿原

しばらく走り「落石岬」という場所があるので寄ってみる。 なんだか字がイヤだなぁ。 「おちいし」と読むらしいのだが、まちがえて「らくせき」と読んでしまったら…… 不吉だ……
ここも車両が進入できないので、駐車場から草原と丸太の道を20分くらい歩く。 岬があったのだが、海が泡立っていて汚かった…… 灯台はなかなか立派だった。 チャリダー(自転車ライダー)がいたので、少し話をしてみる。 なんと同じ千葉県から来たらしい。 大網白里町と言っていた。 ずっと自転車で走って3ヵ月も走ってるって…… 千葉から新潟まで行き、日本海側を青森まで北上。 北海道に渡り、時計回りに回っているらしい。 函館に戻ったら青森までフェリー、そこから太平洋沿いを南下して関西方面を目指すらしい。 日本一周すると言っていた。 おぉ、同志よ! 「また会うかもしれませんね」と言っていた。 確かにまたどこかで出会いそう。 別れ際に「お互い日本一週頑張ろう」と握手した。 自転車はかなり大変だと思うけど頑張って!
落石岬に続く丸太の道 落石岬灯台 落石岬 落石岬

納沙布岬まであと80kmくらい。 一気に行っちゃおう! 根室市に入り、太平洋沿いの道を東に向かって進む。 しばらく走っていると後ろの方に何かいることに気づいた。 赤いランプが回転してる。 白と黒の車…… パトカーだ! およそ100m後方。 時速50kmで走っていたので、時速45kmまで速度を落として走る。 一応この道路は制限40km。 さらに原付の法廷速度は30km…… だんだんパトカーとの距離が縮まっていく…… そして後ろにぴったりつかれた。 だけど速度を落とすことも上げることもできない。 するとパトカーは反対車線に飛び出し抜かしていってしまった…… この道路オレンジのセンターラインで追い越し禁止なのに…… ちゃんとセンターラインをはみ出さないで抜かせるようにかなり左に寄っていたのに、車体全部がセンターラインからはみ出るほど間隔をあけて抜かしていった。 あぁパトカーなのに、追い越し禁止違反、スピードオーバーか…… 時速50kmくらいで抜かしていったしなぁ。
ロシア語の看板

パトカーが去った後、後ろのほうから怪しいバイクが走ってきた。 ものすごい轟音を鳴らしながら走ってくる。 乗ってる人は角のあるヘルメットをかぶっている。 なんだこいつは!?
そのバイクが抜かしていく。 なんと50ccのスーパーカブだった。 かなり改造してあるみたいだけど。 手を上げて抜かしていった。 納沙布岬まであと2km、多分会うな。
納沙布岬に到着したら予想通りそのバイクがいた。 「日立市ナンバー」だった。 茨城県か。 少し話をした。 ほとんど同じルートをたどっているらしい。 台風のせいで2日間足止めされて、ライダーハウスに篭っていたと。 お互いのカメラで写真を撮りあって別れた。
さて、本土最東端にも来たし、あとは開陽台まで帰るだけ。 すでに時間は15時30分。 ここから100kmくらい距離がある。 けっこうきついなぁ。
納沙布岬灯台 本土最東端 夕日

国道44号線をひたすら西に。 途中から国道243号線に入りひたすら北へ。 19時くらいに西標津町に戻ってこれた~ あぁ疲れた。 思ったよりも早く帰ってこれた。 さて、温泉でも行くかな。
標津町方面に3kmくらい行ったところに温泉があるのでそこに向かう。 入浴料500円。 シャンプー類が用意されているので安心♪ 3日間の汚れと疲れを洗い流した。 露天風呂があったのでひさびさに長湯してしまった。 外の寒さとお風呂の暖かさが絶妙。 すごい気持ちよかった。
そして本屋に向かう。 昨日台風でそうとう暇で暇で…… 北海道の山の本があったのだが、何度も繰り返し読むようなところもないし。
そのうち「100名山」を制覇しようと思っているので、100名山の本を買った。 上中下の3巻で4,100円。 けっこう高いなぁ。 まぁいっか。 本を買って気分よくテントに戻る。
そしてご飯を炊いて納豆で夕飯を済ませる。 今日はかなり疲れた。 走行距離も400km越えたし。

明日は野付半島に行った後、羅臼町に戻ります。 「羅臼岳」「硫黄山」「カムイワッカの滝」が目的。 おそらく3、4日はいると思います。

原付で日本一周の旅 – 22日目|台風16号北海道直撃

雨
走行距離:0km(合計:4,276km)
使用金額:0円(合計:87,708円)



北海道中標津町


夜中目が覚めた…… まだ暗い。 何時だろうと思って時間を見たら23時20分だった。 まだ日付変わってないじゃん…… 今のところ風はなく弱い雨が降っている。 また眠りにつく。
5時前に目が覚めた。 まだ寝られるなぁ…… 起きたのが6時30分。 まずは朝ご飯か。 食パンを食べて朝ごはん終了。 ちょっと横でテントを張ってる人がいる。 この人も台風と格闘すると言っていた。 共に頑張ろう!
9時くらいになった。 ラジオで情報を得ることにした。 FMを聞いてみる。 千葉だと「3チャンネル(NHK教育テレビ)」に周波数を合わせたら、北海道の民放が流れていた。 画面がないのでよくわからないが、とりあえずの情報は入ってくるからいいや。 AMは全然聞こえない。
今のところ新潟県と山形県の沖合いにあるらしい。 今日のお昼過ぎに北海道上陸…… あぁ。
時間がたつにつれてだんだん風が出てきた。 雨は今のところまだ強くない。 13時頃になり、かなり風が強くなってきた。 テントにもボツボツと雨粒の当たる音が聞こえる。 展望台のお店の人がやってきた。 「役場(中標津町役場)から避難勧告がきたのですがどうしますか?」と。 役場から「避難してください」と言われたらしく、本来は17時まで営業してるはずの展望台のお店ももう閉店してみんな帰るらしい。 しかしこの風と雨じゃテントを撤収してバイクを運転するのも危ない。 しかも行く場所ないし…… ここにとどまることを伝える。 お店に食堂もあって、閉店するためご飯が余ってしまったらしい。 おにぎりを作って持ってきてくれた。 かなり巨大なおにぎり。 梅干とおかか。 お昼過ぎに食べた。 とても美味しかった!
そして14時に台風が苫小牧に上陸。 ものすごい風と雨がやってきた。 テントが崩れそうなほど歪んでいる。 フライシートからも雨が染込んできてテントの屋根の内側が湿ってきている。 たまにポツ……ポツ……と雨粒が落ちてくる。 あぁ耐えてくれ…… ポールも折れそうなほど曲がっている。 フライも破れそうなほどあおられている。 開陽台にやってきた日に「ここには長く滞在するな」と思ったので、各所のペグは地面に埋まるほど打っているので抜けることはないだろう。 通常はフライシートのゴムにペグを打つのだが、高校生のころ、富士山にテント張ったとき強風でそのゴムが切れてしまったという経験があった。 なので、ゴムにはペグを打たず、ゴムを出している紐に直接ペグを打っている。 この紐は切れることはないだろう。
ひたすらテントの中に篭っている。 やることもなくとても暇。 携帯もいじっているのにも限界がある。 iアプリの「スペースインベーダー」で遊ぶ。 1970年か1980年頃に大ブームしたらしい。 単純だがとてもおもしろいゲーム。 考えた人はすごいなぁ。
ものすごい風でテントの中の空間が半分くらいになった瞬間もあった。 ニュースでは夜までには台風は通過すると言っていた。 少し眠ることにした。 寝袋に頭まですっぽり入り丸くなって眠る。 16時くらいに目が覚めた。 相変わらずの強風は続いている。 だけど雨はだいぶおさまってきてみたい。 そして17時くらいに雨がやんだ。 外に出てみる。 強風だが、とりあえず雨が降っていないのでいいか…… 顔を洗って、食器を洗って、麦茶を作ってテントに戻る。
とりあえず台風は通過したみたい。 あとは強風がやむのを待つだけ。 明日の天気はよさそう。
今日も無事に終えることができそう…… よかった~
台風16号 台風16号

明日は釧路に向かい、根室、海岸線を北に向かってみたいと思う。 明日もここに泊まる予定。 明後日移動かな。

原付で日本一周の旅 – 21日目|台風の準備

雨
走行距離:33km(合計:4,276km)
使用金額:5,715円(合計:87,708円)



北海道中標津町


朝4時30分に目が覚めた。 とても眠い…… だけどこの時間なら朝日を見ることができる。 眠い目を擦りながらテントから出て展望台に向かう。 しかし……すごい深い霧がかかっている。 全然景色が見えない…… せっかく早起きしたのに。
霧の開陽台 望遠鏡をのぞく

まだ起きるには早いのでもう少し眠ることに。 そして7時30分起床。 今度は小雨が降っている……
あぁ、今日は動くの無理かなぁ。
隣のテントの人が撤収を始めてバイクに荷物を積んでいる。 ナンバーを見たら「野田ナンバー」だった。 千葉県じゃん!
「千葉から来たんですか?」と話しかけてみる。 すると松戸に住んでいる大学生らしい。 休みを利用してツーリングに来ている。
あと4日で帰ってしまうらしいが… 地元の地名を言っても通じる。 素晴らしい!
少し話した後、そのライダーは小雨の中出発していった。 お気をつけて~ 今日は摩周湖経由で富良野までいくらしい。 かなりの大移動。
そしてテントの中でラーメンを食べ、ごろごろする。 10時過ぎになって雨がやんだ! いつ降りだしてもおかしくないような天気だけど。 今が町に行くチャンス! すぐに準備をして原付を走らせる。 今日は洗濯をしよう。 昨日コインランドリーを見つけておいたのでそこに向かう。 久しぶりに洗濯する。 洗濯機で洗うのは盛岡の翌日以来かなぁ。 洗濯をしてる間、携帯をいじっていたり備え付けの本を読んでいたりした。 テレビがついているのでニュースを見る。 「台風16号」情報をやっている。 九州全土がすっぽり覆われるほど巨大な台風。 しかもかなり強い。 最大風速55mを記録したところもあるらしい。 豪雨の被害も出始めている。 なんと、その台風が明日のお昼過ぎに北海道を暴風域に含めるらしい。 やばい…… だけどどこにも逃げようがない。 唯一逃げるとしたら、お金を払って宿泊するしかないし。 こうなったら台風と真っ向勝負。 さっそく準備を始める。 まず必要なのが食料。 テントから一歩も外に出ずに、水も火も使わずに食べられるものがいい。 食パンを3斤購入した。 ついでにりんごジャムも。 もしかしたら最後の晩餐になるかもしれない(冗談……)ので、豪華なディナーを食べたい。 鮮魚コーナーで「キハダマグロ」の刺身を買う。 100g158円。 安いなぁ。
400円くらいの刺身を買った。 これで体力が消耗して負けることはない。
明日はトイレ以外にテントの外に出ないと思うのでパソコンや携帯の充電ができない。 今使っている携帯(NTT DoCoMo P504i)はもう2年以上も使っている。 そのためバッテリーが弱ってきている。 満充電で電源をつけているだけ(メールや電話、iモードやiアプリをしない状態)でも1日半しかバッテリーがもたない。 テントの中は暇なので、携帯をいじっているしかない。 だけど絶対に電池が切れてしまう。
なので乾電池で充電できる充電器を購入。 乾電池も多めに買っておいた。 これで明日一日中携帯で遊んでいても大丈夫だな。
最後に「100円ショップ ダイソー」に。 昨日「日本放浪中」のプレートを作ろうと思ってホワイトボードを買ったのだが、あまりよろしくない。 なので新たに作り直さなくては。 やっぱり最初から作られている文字を板に貼り付けるのがいいかなぁ。 ダイソーで必要な文字と板を購入。 これで必要なものはすべて揃った。 あとは決戦の日を迎えるのみ……

外に出ると雨が降り始めてきてしまった。 やはり降ってきたかぁ。 本屋で立ち読みをしていこうと思ったのだが、この雨では本屋に寄る気力がない。 レインコートを着てキャンプ場に引き返す。 ちゃんと雨が降るだろうとおもい、ザックカバーも持ってきておいた。 これで洗濯したものが濡れずに、ザックも濡らさずに持って帰ることができる。 靴も昨日買った新品のを履いてきた。 一応防水らしいし。 最強装備のおかげで衣類はほとんど濡れずにキャンプ場まで戻ってこれた。 だけど顔面に雨粒が当たって痛かった。
トイレでレインコートを拭いて綺麗にたたむ。 テントの中に持っていくのはイヤだからバイクの中にしまう。
無事にテントに戻ってくることができた。 さて……「日本放浪中」のプレートでも作るか。 本当は明日やろうとおもっていたのだが、雨のため早く帰ってきてしまい暇なので。 作業すること10分。 立派でかわいいプレートが完成した。 あとはバイクの後部ボックスにつけるだけ。 ちゃんと貼り付けるための強力両面テープも買ってきたし、完璧♪
新プレート

お昼ごはんはさっきかった食パンを食べる。 安い上に美味しい、さらに量がある。 かさばるのをのぞけば完璧な食品のような気がする。 もう外に出ることはできないので、テントのなかで山の本を読んだり、クライミングの本を読んだり、地図を見たり、携帯をいじったり…… 今朝まで11張りあったテントも今は2張り。 みんな帰ってしまった。 台風だから? それとも月曜だから? どちらかわからないけれど、静かなキャンプ場に戻った。

夕飯の時間になったのでご飯を炊いて刺身を食べる。 醤油もあるし、美味しそう~ 切るのは面倒なので、そのままかぶりつく。 筋がなくてやわらかくて美味しい! 地元で食べるのとは大違い。 美味しいよぉ~!
あっという間に食べ終わってしまった。
豪華な夕食

あとは寝るのみ。 明日の戦闘のために体力を温存しておかねば……

原付で日本一周の旅 – 20日目|中標津町でのんびり

雨
走行距離:171km(合計:4,243km)
使用金額:13,740円(合計:81,993円)



北海道中標津町


朝7時30分起床。 夜、寒くなくてかなりぐっすり眠れた。 なんだか妙な夢を見た。 とつぜん「義兄さん(おにいさん)」ができた。 年齢は24歳くらい。 なぜできたのかわからなかったが…… 義兄さんを駅まで送っていくことになっていて、車で送っていく。 初めての対面、それが送迎だなんて…… 義兄さんは今から仕事に行くらしい。 なんの仕事をしてるか聞いたら「ホスト」をしていると言っていた。 もうすぐ駅前なのだが、駅前はお祭りをやっていて車が進入できない……と思いきや、警備員が人をどかして車を通らせてくれた。 義兄さんは「改札の目の前まで行って」というので急な斜面を車で上る。 義兄さんを降ろして、帰りは斜面を下らず歩道橋を降りる。 その途中で事故ってしまった……
そんなわけのわからない夢を見た。 まぁ夢だからわけわからないのはあたりまえか。 だけど義兄さんはなんだったんだろう……

起きたのがその時間だったので、日の出なんて見ることができなかった…… また明日……
今日は特にどこに行こうか決めていない。 中標津の町をぶらぶらしてみようかな……
普通のお店は10時開店、まだかなり時間がある。 朝ごはんを食べようと思い、テントから出てラーメンを作る。 豪華に玉子2個入り。 まだ6個もある……
まだ時間があるのでテントの中で地図を見たり携帯をいじっていたり…… ようやく9時になった。
そろそろ出発しようかな。 町に出る途中空港があったので寄ってみる。 しかし普通の地方の空港。 とくに面白いものもない……
そのまま町の中心部に向かう。 一昨日来た町と同じだ! 2日間じゃ何も変化ないか、変化してるほうが怖いし…… 30分くらいで到着してしまった。 すこし時間が余ってるなぁ。
中標津空港

この町に何があるのか散策してみた。 スーパー、電気屋、バスターミナル、紳士服屋…… 普通の町じゃん。
先日より「山に登りたい」と思い始めた。 そこで今履いている靴じゃ数々の山を登るにはきつすぎる。 もう4年も履いていて底の溝はほとんどない。 この靴で400km以上は歩いているような気がする。
苦しいときも楽しいときもともに過ごした靴をそろそろ引退させなくては…… というわけで、靴屋に行く。 トレッキングシューズが欲しかったのだが、あいにく売っていない。 仕方ないので「トレッキングシューズみたいな靴」を購入。 一応防水、滑りにくい加工がされている。 これからはこの靴と共に歩もう……
そして目の前に電気屋があるので行く。 デジカメに使う「リチウム電池」が欲しかった。 だけど電池単体での販売はなく、充電器とセットになってしまう。 あぁ充電器は持っているのに……
だけど必要なものなので充電器セットで購入。 電池も4本ついていたので、リチウム電池が6本に……
デジカメで写真が1100枚くらい撮れる勢い。 これだけ余裕があれば、ヘッドランプに使っちゃおうかな。
そしてホームセンターに行く。 「積丹町」で遭った暴風雨によって「日本放浪中」のプレートがダメになってしまった。 なのでそれからずっとつけないで走っていた。 その代わりになるものを作らなくては…… 最初「木の板がいいかなぁ」と思っていたが、字を書くのが苦手なのでやめる。 失敗したらそれでおしまいだから…… いろいろ悩んだ末「ホワイトボード」を購入。 これなら何度でもやり直しできる。 だけど水がついたらどうなるのだろう…… まぁいっか。
そして本屋に。 北海道旅行の本を何冊か立ち読み。 けっこう行ってない場所がある…… 「山コーナー」によって「日本百名山」の本を探した。 しかし売っていなかった…… 「北海道百名山」というのがあったが、サイズがA4のため買うことができない。 大きいのを買うと収納に困る。 似たような本で「分県登山ガイド 北海道の山」という本が売っていた。 北海道を代表する山を52個収録してある。 けっこう細かく載っているのでそれを購入。 それと「地図コーナー」で北海道のツーリングマップルを見てみる。 すっごい詳しく載っている。 旅に出る前に「ツーリングマップルシリーズ持って行ったほうがいいよ」と言われていたのだが、全巻そろえるとけっこうな出費になってしまう。 なので全国地図を購入してそれで周っていた。 だけどツーリングマップルにはキャンプ場・温泉などかなりの情報が載っている。 やっぱ買っておくべきだった~
少しの出費を抑えて、見所を逃す、キャンプ地探しに苦労するなどマイナス面もある。 総合的に考えたら「ツーリングマップルを買ったほうがお得」ということか。 やられた…… 迷わず北海道版を購入した。 本州に戻ったら別の版も買おう。
今日はかなりお金を使ってしまった…… お昼ごはんはチープなコンビニのパン。 近くに公民館みたいなものがあったので、そこのベンチを借りてご飯を食べる。 ついでに「HP更新」と思い、パソコンを起動する。 しかし……インターネットに繋がらなかった。 やっぱ田舎だぁ。
公民館のベンチ

今日の予定はこれにて終了…… まだ12時過ぎ…… これから何するかなぁ。 昨日ダメだった「裏摩周」でも行ってみようかな。 さっそく裏摩周に向けて出発する。 ここから45kmほど。 昨日往復した道をまた走る。 知ってる道だと先が長い…… 1km1km距離を稼いでようやく裏摩周に到着した。 昨日は曇っていたのに今日は晴れている。 これなら霧もないかな!? 期待に胸膨らませて展望台に駆け上がる。 そして湖の方面を見てみる。 なんと……霧一つないとてもいい景色。 第一・第三展望台とは違ったアングル(反対側方面)。 人もあまりいないし。 素晴らしい!!
たっぷり景色を堪能して駐車場に戻ってきた。 すると……キツネがいる!
野生のキツネは初めて見た。 思っていたよりもずっとかわいい。 だけど寒い地方に生息しているキツネは寄生虫を持っている可能性が高い。 「エキノコックス」というやつ。
キツネ 裏摩周 裏摩周

エキノコックスとは、体長4mmほどの多きさでキツネの小腸に寄生して卵を作る。 フンと一緒に卵を体外にだす。 卵は直径0.03mmほどの大きさで肉眼では見ることができない。
その卵がついた木の実や植物をネズミが食べる。 ネズミの肝臓で卵が孵化して幼虫になる。
そのネズミをキツネが食べて、幼虫が成虫になる。 このようにして食物連鎖の中にエキノコックスは上手く入り込んでいる。
で、キツネの毛に卵がついている可能性もある。 なのでキツネには絶対触ってはならない。 キツネのフンを触ったり(しないと思うが)、生えている木の実や山菜を食べることも危ない。
もし食べるとしたら、生では食べずに、かならず煮沸してから食べなくてはならない。
肝心のエキノコックスの症状なのだが、これがまた厄介だ。感染してから発病までに数年~十数年かかる。 しかも自覚症状が出てきたときには、かなり悪化している。 あまりにも発見が遅すぎると死に至る可能性もある。
「肝臓」に寄生するので、肝機能障害を引き起こす。
もし感染してしまって、直すには薬物では直すことができない。 直接患部を切除するしか方法がないらしい。 なので絶対に感染したくないし……

感染を防ぐためにもキツネには触ってはいけない。 もちろん触らなかった。 あぁ恐ろしい。 だけど近づいて写真は撮ったけれど……

裏摩周も3度目にして見ることができたので満足。 まだ時間はあるなぁ、「神の子池」の先に「男鹿滝」という看板があった。 それを見に行こう。
さっそく向かう。 看板にしたがってわき道に入る。 しかし途中から舗装されていない道に変わってしまった。 その道を走ること12km、ようやく駐車場に到着した。 ダートはきつい……
駐車場から山道を歩いて5分ほどで滝に到着した。 落差が30m弱しかないので、あまり迫力はなかった。 だけど人気が全然ないのがいい! 滝見物も終わり開陽台キャンプ場に帰ろう。
男鹿滝 男鹿滝

さっき買ったばかりのツーリングマップルを見てみると「養老牛」という温泉地付近に、無料の温泉があるらしい。 道路沿い、川沿いにある。 試しに見に行ってみることに。 しかし……ワンボックスカー数台に占拠されていた。 仕方なくそのままキャンプ場に引き返してきた。
朝よりも雲がはれていて景色がよく見える。 360度パノラマ写真に挑戦してみることに。 20枚くらい写真を撮ったので、暇なときつなげてみよう。 上手くできるかなぁ……
夕飯の塩ラーメンを作りテントの中で食べる。 外は風が冷たい……
開陽台 開陽台

明日は……どうしよっかなぁ。 まだここを離れるつもりはありません。
開陽台