今日は会社の人と登山。 6時5分起床、6時15分出発。 会社の人の家に7時に迎えに行く約束になっている。 家出るのだいぶ早いが、近くで仮眠でもして待っていよう。
6時40分くらいにはついてしまい、近くで20分くらい寝て7時に迎えに行った。
今日の登山は徳島の八面山。 この時期で、雪のない山を探したら、標高の低いこのあたりなら大丈夫だろうということで、この山を選んだ。 だが、一昨日、昨日と猛烈な冷え込み+雨だったので、雪が降っていないことを祈る……
2時間程度で八面山の九藤中の登山口付近に到着。 ここから登山口までは荒れた道路を入って行かないといけないので、車は手前の十字路に止めていく。
準備をして出発。 まずは登山口まで。
そこそこの傾斜の細い道をゆっくりと登っていく。 夕べ、雪が降ったようで、所どころ雪が見える。 この場所でこの積雪だと、上の方は大丈夫だろうか…… だんだんと気温が上がっていくだろうから、少しでも量が減っていればよいが……

登山口まで到着し、ここから山の中へ入っていく。 この時点での積雪は2cm程度。 雪がある場所もあるし、無い場所もある。 これくらいなら大丈夫なのだけど。 数十分歩いて最初の民家まで到着。 てっきり住人はいなくなっていると思っていたのだが、今日は奥さんとお爺さんがいた。 家の前にいた犬5匹くらいに吠えられまくり。

民家の裏から続く道で、再び山の中に入っていく。 最終民家を通り過ぎ、本格的な山の中へ。
平坦な道を歩き、2回渡渉する。 ここから、岩をグルリと回り込んでからが、この登山道の核心部へと入っていく。
ほぼ一直線に続く登山道。 傾斜は結構きつく、ひたすら登りが続いていく。 雪もだんだんと多くなって、積雪が10~15cmくらいに。 途中で休憩を2回入れて、ようやく奥大野方面との登山道と合流した。
ここから八面神社まではもうすぐ。 八面神社まで歩いて、そこでお昼休憩に。

ここは風もなく、太陽がポカポカで気持ちがいい。 インスタントラーメンを食べ、おにぎりを食べ、ゆっくりと休憩する。 さぁ、目指す山頂はもう200m先だ。 最後にちょっとした岩登りがあり、山頂に到着。 山頂からは、天神丸や赤帽子山、丸笹山まで一望できる。

さて、山頂も踏んだし、戻ろうか。 帰りは雪がだいぶ緩くなっていて、かなり滑りながら下りていく。 急な区間を通過し、そこを超えたら雪はほとんど無くなっていた。
犬がいた民家は、無人になっていた。 雪解け時期なので、家の様子を見に来たのだろうか?
無事登山口に下りて、車まで到着。

3月末の今回の登山、雪が無い前提だったのに、前日に降ったらしい雪があって、ビックリした。
ただ、この雪ももう最後だろう。 これからは春山に。 緑の美しい季節へと変わっていく。 気温もどんどんと上がっていき、装備もがらりと変わるけど、春は春で景色が綺麗なので、もっと楽しもう。
本日のコースタイム
08:58 駐車地点
09:11 登山口
09:55~10:04 最終民家
10:59~11:05 山頂まで1kmの看板
11:44 奥大野方面分岐
11:55~12:34 八面神社
12:47~12:55 八面山山頂
13:40 山頂まで1kmの看板
14:05~14:10 休憩
14:58 登山口
15:04 駐車地点
「登山」カテゴリーアーカイブ
【徳島】二重かずら橋~丸石避難小屋まで
今日は登山。 4時20分から目覚ましが鳴っていたが、起きられずに5時10分起床、5時20分出発。
今日は次郎笈に行く。 冬場はいつも登っているコース。 丸石パークランドの二重かずら橋から山に入り、丸石稜線まで上がり、次郎笈を目指す。 そこから剣山に移動し、見ノ越に下り、国道439号線を7km歩いて帰ってくるコース。 結構時間がかかるので、朝は寝坊できなかったし、移動中に仮眠もできないはずだった。
車で登山口を目指すが、かずら橋を過ぎたあたりで、どうしても眠くなって、目覚ましを掛けて22分だけ仮眠。 8時半くらいに、ようやく二重かずら橋の駐車場に到着した。 ここの景色はいつもとは違かった。 駐車場は雪に覆われていて侵入できない。 路肩にも止めるスペースがない。 ちょっと先まで進んだが、止められそうな場所がないなぁ。 無理矢理駐車場に侵入するしかないか。
駐車場に突っ込んだり出たりを繰り返して、雪を固めて、なんとか駐車できた。
登山の準備をして出発。 かずら橋に下りていく道も雪が積もっていて、階段が全く見えず。 やはり今回の大雪はすごかったのか。 改めて雪の多さを実感する。

かずら橋を渡って登山道へ。 登山道は雪に覆われていて、序盤からすねくらいの積雪があった。 歩くのに結構苦労しながら登っていく。 巨大なつららの地点を通過し、危なっかしい細い地点があったので、そこは迂回。 一旦斜面を登って、また下りていく。 道が細すぎて、雪と一緒に崩れそうだった。
そのまましばらく歩いて、国体橋まで到着。 国体橋のベンチを見れば積雪量が凄まじい事がわかる。 今までベンチが埋まっているのを見た事がなかった。 ベンチの上にキノコみたいに雪が積もっているだけだったな。

ここまでクラストしている地点があって歩きにくかったし、ここからは斜面になるので、クラストしていたらさらに危ない。 積雪量は多いけど、アイゼンをつけていこうか。 ここからは歩きにくい斜面に鳴った。 ジグザグに斜面を歩いていく。 コースを示すピンクテープはまばらで、経験と勘だけで道を外さないように歩いていく。 最悪はずれても、このルートだと尾根まで登れば、そこが登山道なので大丈夫だが。

雪が多く思うように進めないな。 横のジグザグから縦のジグザグにコースが変わる。 そこまで1時間もかかってしまった。 ここから縦のジグザグだが、傾斜がさらにきつくなる。
深い所でも膝上くらいの雪なので、先週の黒笠山に比べればかなり少ない。 が、やはり辛い。
歩き続ける事さらに50分くらい、ようやく稜線までたどりついた。 稜線は風が強くて寒い。 空いてないだろうけど、丸石避難小屋に行ってみよう。 毎年ここは閉まっている。

ここまで3時間近くかかってしまったし、最後はペースが一気に落ちた。 今日は次郎笈どころか、丸石まで行くのもきついな。 この辺りでお昼食べて帰ろうかな。
風をしのげる場所を探して、お昼ご飯を食べる。 ラーメンを作って体を温める。

食べ終わったので、さぁ帰ろうか。 帰りはあっという間だった。 縦のジグザグの道も早く下りる事が出来たし、横のジグザグの道は、一直線に下りていく。 登りは2時間かかったのに、下りは30分もかからなかった。
そしてそのまま駐車場まで到着。
本日のコースタイム
08:53 駐車場
09:54 国体橋
12:26 丸石避難小屋
12:31~12:47 休憩
13:23 国体橋
14:04 駐車場
【徳島】黒笠山【敗退】
今日は登山、3時50分起床、4時出発。 徳島の黒笠山~矢筈山に登りに行く。 矢筈山は、冬季は近い登山口までたどり着けず、かなり難易度が上がる山。 一度冬の矢筈山に登ってみたい。
今回は黒笠山経由で矢筈山まで歩くルート。 黒笠山までも冬場は相当苦労するけれど、3年くらい前にけっこう積雪のある時に登っているので、そこまでは行けるだろう。
国道438号線を通り、途中から小島峠方面の県道を走って行く。 この県道は雪がだいぶ残っていて、発電所付近でタイヤが空回りしまくるようになったので、4WDに切り替え。 快適にグイグイと登っていく。
登山口まではたどり着けないので、手前の路肩に駐車。 6時前に到着することができた。 この時間からなら、たっぷり時間があるので、山を楽しめそうだ。
準備をして出発。 登山口までゆっくりと歩いていく。 この時点で雪がかなり多い。 くるぶしの上くらいまでの積雪。
登山口では、靴が埋まるくらいの雪が積もっていた。
登山口までは、車もたまに来るので雪は多少少ないのだけど、ここからは誰も歩かない領域だ。
途中にある橋では、雪が50cmくらい積もっている。 橋が半分埋まってしまっている。
民家の横を登っていくのだが、こんなところからラッセルが始まるとは……

民家の裏から山に入る。 急傾斜の道を登っていく。 序盤からつらいな。 なかなか鳥居までもたどり着かない。
苦労しながらあるいて、40分かけてようやく神社まで到着。 通常の2倍くらいの時間がかかってしまっている。

次の目標地点は「黒笠山まで2km」と書かれた看板のある場所。 この時点で、膝くらいまでの積雪なので歩みは遅いし、体は汗だく。 今日は風が強く、木々に積もった雪が落ちてくるので、帽子は外せないな。
ここの区間も苦労して、看板まで到着。 看板の前で休憩するのだが、雪がすごい落ちてくる。 写真じゃあまり伝わらないけど、すさまじい景色だ。

さて、ここから傾斜がきつくなり、黒笠山っぽい登りが始まる。
まずは枯れ沢みたいなところを登っていくのだが、全然進まない…… ラッセルに苦労しながら歩いてく。

しばらく歩き、沢沿いに平行に進む道に変わる。 だが、積雪量がさらに増え、膝上くらいになる。 ますます進まない…… ものすごい汗だくになり、足の筋肉もきつくなりながら、歩いていく。
1時間半ほど歩いたところで、ようやく1つ目の沢を渡る箇所がでてきた。 沢は当然雪の中で、ただの雪の積もった谷にしか見えない。 ここでスペースを作って休憩をする。 疲れたなぁ……

ここからが難所だった。 ピンクテープを頼りに歩いていくのだが、5分ほど歩いて振り返っても、今休んだ場所が30mくらい先に見える。 太ももくらいまで積雪があり、次の一歩が踏み出せない。 膝で押しつぶして、一歩出すが、30cmくらいしか前に進めず、反対の足も同じように。 ちょっとでも段差があると、次の一歩が胸の前とかで、進めない……
そんなことを繰り返すこと50分近く。 先ほど休んだ場所から、まだ100mくらいしか進めてない……
これはもうダメかな…… 時間的にはまだまだ余裕だけど、看板~神社の半分も歩いていない。 なのに、もう2時間半くらい経過している。 神社まで順調に行っても2時間くらいはかかりそう。 そこからもまだ長いので、黒笠山にすらたどり着けなそうな感じ。 潔く撤退することに。
50分かけて歩いた道は、わずか5分くらいで戻ることができた……
帰りは早いなぁ。 途中で、雪崩れの箇所に遭遇した。 行くときは雪崩れてなかったのに、帰りは雪崩れていた。 タイミング悪かったら、襲われてたかもしれないな。

あっという間に登山口まで下りてきて、帰宅。 今日の雪山はハードすぎた。 もっとラッセル技術を磨かなくてはいけない…… スノーシューは買う予定はない。

本日のコースタイム
06:00 駐車地点
06:13 登山口
06:52~06:57 鳥居
07:49~08:01 山頂まで2kmの看板
09:24~09:35 休憩
10:40 撤退
11:09 山頂まで2kmの看板
11:32 鳥居
11:49 登山口
12:00 駐車地点
【徳島】津志嶽
今日は登山、4時50分に目覚ましセットしておいたが、起きられず、5時半に起床。 夕べ帰ってきたのが遅く、風呂にも入っていないので、早朝から風呂に入って目を覚ます。 いつもより遅い、6時前に家を出発。
外はみぞれみたいな雪が降っていた。 夕べからずっと雪が降っていたみたい。 路面には多少の積雪が。
高松空港の裏の方を走っていくが、雪の重みで、道路に倒れこんでいる木が大量にあったりして、片側車線がつぶれているところを何か所も見た。 思っていたより降っていたみたいだな。
国道438号線に出ても、除雪されておらず路面には雪が。 事故らないように気を付けなくては。
三頭トンネル抜けて、徳島側に行っても積雪は変わらず。 吉野川あたりで、いったん落ち着いたのだけど、ここからまた山道だしなぁ。 いつもよりだいぶ時間をかけて走っていく。

今日は黒笠山に行こうと思っていたのだけど、出発が遅く到着も遅くなるので、諦めよう。 雪も多そうだし、剣山と一ノ森でも行こうかなと思っている。
国道438号線をどんどんと山の中に向かって走っていく。 だんだんと積雪量が多くなってくる。 ヘアピン地帯が、どれくらいの積雪あるか心配だなぁ……
そのまま走っていき、つづろ堂までやってきた。 ここまで登ってくるのに、既に4WDモードに切り替えてしまった。 これ、今日は道走るのきついかもしれない。 ここから本格的な山道になっていき、ここから積雪量が一気に増える。
そのまま走っていくが、もう滑りまくり。 かろうじて四駆なので前には進めているが、タイヤが空回りしすぎている。 なんとか第一ヘアピンまでたどり着いたが、もう無理かもな。 傾斜はきつくなるし、しっかりとした轍もない。 路面の積雪は15cmほど。 これ、間違いなく見ノ越までたどり着けないな。 途中で動けなくなってもイヤだし、もうここで諦めよう。 第一ヘアピンで、あっさりとUターンして戻ってきた。

さて、予定が狂ったな、どうしよう。 この近辺で近い山は、黒笠山、津志嶽、八面山。 少し走ってもいいのなら、赤帽子山くらいならいけるかもしれない。
黒笠山はパス。 八面山も気分じゃないのでパス。 赤帽子もパス、となったら、津志嶽しか残っていないではないか。
津志嶽、何度か登っているが、最初から津志嶽に登ろうと思っていったことが1回しかないかもしれない。 あとは他の山がダメになって仕方なく行くパターンがほとんどな記憶が。 津志嶽は、片道3時間もかからないで登れるし、家から登山口が比較的近いので、けっこうお手軽な山。 なので、そういう時に登ることが多くなってしまっている。 そして今日も……
とりあえず津志嶽の登山口まで行こうか。 国道438号線からそれて、大きな鳥居の道を登っていく。 こちらには車の走った後が全く無く、積雪もあるが、4cm程度。 このくらいの積雪なら、急な道でも問題なく登ることができた。
アジサイ祭りをやる広場に着いたのが、8時50分くらい。 今日はめちゃめちゃ眠いし、ちょっと仮眠しようか……
1時間ほど仮眠して、10時過ぎに目覚める。 さて、準備をして登らないと。
雪はずっと降り続いていて、1時間前に走ってきたタイヤ跡が消えかけている。
まずは登山口まで。 アジサイ祭りの広場に止めているので、登山口までは少し歩く。 登山口前に広いスペースがあるのだけど「駐車禁止」と書かれているので、ここに止めるしかない。

登山道を歩いていく。 荷物用モノレールの横を進んでいく。 津志嶽でこれくらいの積雪って、けっこう珍しいのかもしれない。 貴重な雪山になりそうだ。 しばらく歩き廃屋まで到着。 雪は降っているけど、暑いなぁ…… フリースを脱いで水分補給をする。 さて、ここから急な登りに入っていく。

樹林帯の登り、なぜかピンクテープがメチャメチャついている。 ほぼ10m間隔くらいで右ルートと、左ルートみたいな感じで別れている。 津志嶽といえばシャクナゲが有名なのだけど、それを見に来る人の為の、往路と復路? わからないけれど、途中まで左側のルート、途中から右側のルートを歩いて、木の橋まで到着。 木の橋も真っ白だ。

そこからも急な地帯を登っていき、しばらく歩くと尾根道に合流した。 右に行くと秋葉山、左に行くと津志嶽神社。 とりあえず津志嶽神社まで行こう。
すぐに津志嶽神社に到着し、ここで少し休憩。 神社の横に屋根のある荷物置き場みたいなスペースがあるので、ここでおにぎりを食べたりお茶を飲んだり。

さて、ここからはどんな世界が待っているのだろうか。 標高も上がってきたので、積雪量が多くなる。
真っ白い景色の中を歩いていく。 けっこう積もっているように見えるのだけど、雪自体は脛程度。 ラッセルというほどのものでもない。
シャクナゲ地帯の看板を過ぎて、どんどんと歩いていく。 巨大なツララがある崖があったり、雪の小道みたいな場所を通過したり、急な傾斜の地帯を滑らないように手足を使って登って行ったり。

そしてあっという間に山頂に到着してしまった。 山頂からは全く景色は見えず…… 雪も降っているし、休む場所も無いので、そのまま下りていく。 下りは高速で下りられるので楽チン。 2か所くらい、油断したら危ない箇所があったので、そこだけは注意して……凍てつく徒渉地点を通過して、奥之院付近を通過して、神社まで戻ってくる。

ここでパンを食べ、水分補給して、一気に登山口まで下っていく。 雪の日の下りは楽しいなぁ、きつい傾斜も苦にならない。
駐車地点に戻ってきたとき、雪はもう止んでいて、路面の積雪も出発したときと変わらない程度だった。
今日は全国的に大雪だったらしい。 こんな積雪は、2年に一度くらいしか体験したことが無いので、貴重な一日だった。
本日のコースタイム
10:29 駐車地点
10:39 登山口
11:04 廃屋
11:59 尾根道合流
12:14~12:25 津志嶽神社
13:55~13:59 津志嶽山頂
14:50~14:52 津志嶽神社
15:22 廃屋
15:36 登山口
15:44 駐車地点
【愛媛】ちち山~笹ヶ峰
今日は登山、5時20分起床、5時半出発。 夕べ山のことを考える時間がほとんどなく、どこに行くか決まってなかった。 ガソリンがあと160km分くらいしかないので、徳島はNG。 山の帰り道にガソリンスタンドが無いので。 なので、必然的に愛媛方面になってしまう。
東赤石山の気分でもないし、石鎚の気分でもない。 年末に敗退した、ちち山にでも行こうかな。
高松西IC~新居浜ICまで高速で。 新居浜IC前にあるコンビニで朝ご飯を買って、大永山トンネルを目指すのだが、途中でお茶が無いことに気付いた。 いつも家には2Lのお茶をストックしてあって、それを山に持って行っているのだけど、ストックが切れてしまっていて、途中で買わないといけないんだった。 コンビニまで戻って、2Lのお茶を購入。 再び大永山トンネルに向かう。
今日は雪があまりないのかな? 路面の雪は、年末よりはるかに少なくなっていた。 大永山トンネルを抜けた先に駐車。
登山の準備をして、7時半くらいに出発。

他に車はいなかったのだけど、登山道にはスノーシューのトレースがついていた。 往復分あったので、昨日登っていたのかな? スノーシューのトレースを利用しながら登っていくのだけど、歩幅が全然合わないな…… オレは壺足なので、トレースを踏み抜く回数もかなりある。 まぁ何もないよりは歩きやすいか。

少し歩き、土山越まで到着。 さて、まだまだ序盤。 前回は、ここから20分くらい歩いた地点から、きつい登りのラッセルが始まった。 今日はトレースもあるし行けるか? ここから先もトレースを利用しながら歩く。 ここはまだ平坦なので、それほど負担にならないのだけど、踏み抜くのがつらいなぁ。
そして、前回苦労した登りに突入。 ここも踏み抜きはするが、あるのとないのでは全然違う。 かなり楽だ。 どんどん登っていき、あっという間に、獅子舞の庭付近までやってきた。 夏のルートだと、獅子舞の庭を抜けて、獅子舞の鼻に回り込むのだけど、トレースは庭を通過せず、鼻に向かって直登している。 そこを追従する。 そのまま獅子舞の鼻の数十メートル先に出た。
この辺りで少し休憩。 前回はここで断念したが、ほとんど体力を使わないでここまで到着できたのは大きいな。
前は土山越からここまで、1時間40分もかかったが、今日は58分くらいで来れた。

さて、ここから先は冬場は歩いたことがないので、未知の領域だ。 ちち山分れ直前に、笹原の登りがあるのだけど、そこは夏場に登った時はけっこう辛かった記憶がある。
ちち山分れに向かって歩き始める。 小さなアップダウンを繰り返しながらどんどん歩いていくのだが、樹木が邪魔すぎる。 体に樹木が引っかかって、そのまま歩いていくと、しなった枝が顔に当たったり耳に当たったり。 小学生のころ、冬の縄跳びで、耳に当たるような、あの痺れた感じが蘇ってくる。

樹林帯の尾根道に苦労しながら歩いていく。 そして、夏だと笹原の箇所が近づいてきたが、その直前で、スノーシューのトレースが無くなっている。 ここで引き返したんだな。 さすがのスノーシューでもきつかったか……
ちち山分れまでで、つらい区間であるところにトレースが無い。 まぁ最初から全部ラッセルするつもりで来ているので、ここからようやく本気で歩けるな。 距離にして300~400mくらい。 1時間くらいで登れるだろうか?
だが、登り始めてあまり苦しくないことが分かった。 けっこう雪が固くて、埋まってもすねくらいまでなので、40cmくらい? 膝くらいまで埋まるのを覚悟していたので、思っていたよりは楽だな。 それでも息は上がるし汗だくになるし、心臓はバクバク。 こんな時に会社から仕事の電話がかかってきたが、電波が悪すぎて全然まともに話せない。 そしてあっという間に電池が消耗していく…… もうちょい登ったら、電波が繋がるだろうから、今は諦めよう。
途中で、表面が氷の違いがあり、キックステップも効かないような箇所があった。 アイゼンつければ行けるが、ここは一面広い斜面。 その区間は迂回してやり過ごす。 そしてちち山分れまで到着。 予定よりだいぶ早く、40分くらいで登ることができた。 それでも40分かかってるんだな。 よくよく考えたら、夏に比べるとかなり遅いペースだ。

さて、ここから笹ヶ峰までは、ちち山の下をトラヴァースしていくような道。 なのだが、雪が積もっていて、斜面が滑りそうだし、とても怖くてトラヴァースルートは歩けないな。 トラヴァースルートの途中、ちち山に登る分岐のところにザッグをデポして、ちち山山頂のピストンしようとたくらんでいたが、それはできそうにもない。 ここから、稜線を歩いていくしかないな…… 予定外に、強制的にちち山に登らなくてはならないことになってしまった。 樹木の中に突っ込んだり、北斜面に行かないよう意識しながら、稜線を歩いていく。 意外にあっさりと、ちち山山頂までは到着。

もうちょっとで笹ヶ峰だ。 ちち山から笹ヶ峰の方に稜線を歩いていく。 それは突然に起こった。 よそ見をして歩いていたわけでもなく、いつも通り歩いていたのだけど、突然足元を取られる。 そして、そのまま滑る。 前方に植え込みがあったので、そこの幹に着地するような感じで足を出して止まった。 滑落というほど大げさなものじゃなかったけど、4mくらい滑ったのか? こういう経験は初めてだな。 なるほど、これは止まらないな、と身をもって体感した。
滑った瞬間、何が起こったのか理解し、着地するまで1~2秒くらい。 滑り台のような感じで滑っていた。 いい斜面を見つけて、シリセードしたことが何度もあったけど、そこで滑ったよりもスムーズに滑った。 気を付けないといけないなぁ……

気を取り直して稜線を歩いていく。 正規の登山道は、途中で右手の樹林帯に入っていくのだけど、入る場所が分からなく、稜線が岩場に変わるギリギリの場所までやってきてしまった。 30mくらいの岩場なので、このくらいなら、道なき樹林帯でも迂回できるかな。 トラヴァースルートが使えないので、帰りもこの道を歩くことになる。 なので、なるべく小幅で、なるべく真っ直ぐ下りないように、登り返しやすいように道を作りながら下りて行った。 岩場は上手く迂回できた。
さて、目の前は紅葉谷分岐。

ここからは景色がガラリと変わった。 今までは岩や樹木が見えているルートだったが、ここから先は、真っ白な世界。 岩も雪に埋もれ、木もほとんどなく、あるはずの笹は全て雪の下。 もうどこが道だかわからないので、自由に歩ける場所を歩いていく。 この辺りも脛くらいまでしか沈み込まないのでそれほど疲れないで行けそうだ。

真っ白な景色を楽しみながら歩き、笹ヶ峰山頂に到着。 13時くらいだったので、誰かいるかな、と思ったけど誰もいなかった。 2名ほどのスノーシューの跡があったが、今日のものなのかは不明。 山頂は結構風が強く、ここじゃ休めないな。 紅葉谷分岐まで戻って休憩にしよう。

今歩いてきた、真っ白な道を下っていく。 気持ちがいいなぁ。
紅葉谷分岐に着き、休憩スペースを作り、お昼ご飯を食べる。 ここはほぼ無風、今日は気温も高いし、全く寒くないな。
いつもはインスタントラーメンを食べるのだが、家に在庫が無く、インスタントうどんになってしまった。 そしてこのうどんがあまり美味しくなかった。 やっぱり運動したら油っこいものが食べたくなる。 うどんじゃなくて、ラーメンが最高だな。 もう13時半くらいなので、あまりゆっくりしている時間もない。 これからちち山に登り返さないといけないし。

先ほど作ってきた、樹林帯の道を登っていき、滑った地点を通過し、ちち山山頂に戻ってくる。 そのままノンストップでちちやま分岐までやってきた。 さて、これからどうしようか。
このまま歩いてきた道を戻ってもいいのだけど、年末も獅子舞の鼻までピストンしているし、あまり同じ道は歩きたくないなぁ。 このまま冠山の方に歩いていくと、一ノ谷越というのがあり、そこから住友フォレスターハウスに出る登山道がある。 去年の4月くらいに、その道を登って笹ヶ峰に行ったな。 来た道戻っても、一ノ谷越の方から降りても、時間的にはあまり変わらなさそう。 ということで、一ノ谷越から下りることに。 そのまま稜線を歩いていく。 ここから先は誰も歩いていないみたいで、トレースが無い。 といっても、下りなので、苦痛ではない。
一ノ谷分岐まではすぐやってきた。 けっこう雪が深い。 ここから一ノ谷越までは、平坦な区間や樹林帯の中の区間があり、ラッセルで苦労しながら歩いていく。 ちち山分れを越えてから30分くらい、一ノ谷越に到着した。 ここで少し休憩し、住友フォレスターハウスの方の登山道に歩いていく。

が、ここから先がやばそうだった…… 数分歩いたが、まず雪が深すぎる。 膝上くらいの雪が続く。 そして目印が全く見つからないのと、谷を越える場所があるのだが、そこの積雪量がすさまじかった。 5分くらい下りて行ったが、これ、暗くなる前に下りられるか?? 一度歩いているし、地図も方位磁石もあるので、なんとなくで下りられるとは思うけれど、この積雪量だと、暗くなる前に下りられるか不安だ…… 下まで行ったら、雪の量も減るし、道も明瞭になると思うけれど、暗くなってからあまり把握してない道を歩くのも怖いなぁ…… 時刻は15時半くらいなので、暗くなるまであと2時間。 夏山のコースタイムだと1時間35分。 ギリギリだな…… 正直、暗くなるまでに、安全に下りられる自身が無くなってきた…… 判断を迫られる。
いいや、戻ろう。 戻ると判断した決め手は携帯電話のバッテリーが無かったこと。 携帯2台持っているのだが、1台は既に電池切れ、もう一台はあと9%位しかない。 もともと電波がほとんど届かないけど、バッテリーが無いのは心細すぎる。 それと、今は夏ではなく冬ということ。 一晩くらいならビバークできる準備はしているけれど、するようなことになってはいけない。
せっかく下りてきたのを登り返すのは非常につらいが…… このルートは時間的にも知識的にもまだ無理だったということだ。
さっき通過してきた、ちち山分れを目指し登り返す。 この登り返しが非常につらかった…… ちち山分れから先は、往路で使用した道だけど、できるなら暗くなる前に下りたい。 今が15時半で、30分かけてきた道を登るのに、どんなに早くても40分はかかるだろう。 となったら、16時10分、そこから獅子舞の鼻までが1時間、そこから土山越が40分、登山口まで40分、となったら、休憩無しでも、18時半くらいになってしまう。 正月の瓶ヶ森で車に着いたのが17時45分くらいで、その時はもう真っ暗だった。 今は日が少し伸びているけど、18時くらいが限界だろう。 こちらのルートでも暗くなるのは必至。
とりあえず、ちち山分れまで頑張ろう…… つらい登りを登っていく。 一ノ谷分岐からは傾斜もきつくなりきつい…… ガスも出てきて、景色も見えなくなってきた、そして薄暗くなってきた。 なんとかちち山分れまで到着したのは、16時05分、さぁ獅子舞の鼻を目指そう。 ここから先は一気に視界が悪くなった。 10mくらい先までしか見えない。 トレースが残っているので、視界が悪くても安心して歩けるけれど、トレースなかったら、迷いそうだ……

40分かけて登った箇所は8分くらいで下りることができた。 そこから木々の生えた尾根道はかなり苦労した。 気温が上がってトレースが残っているのに深く沈む。 30cmぐらい沈みながら一歩一歩出していく。 木々が邪魔してなかなか思うように進めない。 獅子舞の鼻直前の登り返しも非常につらかった…… 50分くらいで獅子舞の鼻まで到着。 ここで休憩、疲れたなぁ…… 時刻は17時、暗くなる前にできるだけ下りておきたい。 明るいうちにヘッドランプの場所を確認、すぐ取り出せるように準備。
ここからは急な区間。 スピードアップできるので、一気に下りていく。 土山越えまでは30分で到着した。 もうかなり暗くなってしまった。


登山口へ向けて、最後の下り。 途中でもうヘッドランプ使わないと歩けないほど暗くなってしまった…… 明るいうちに下りられなかったので、今回の登山は失敗だな。 そして、無事17時54分に下山。 外は雪ではなく小雨が降っていた……
今回の登山、往路の内容的にはかなり充実していた。 スタート地点からラッセルして笹ヶ峰を目指すつもりだったが、途中までトレースがあったので、それを利用させてもらったが、それでも笹ヶ峰は遠かった。 判断を誤り無駄なピストンしてしまったし、暗くなる前に下りられなかった。 冬山シーズンもあと1か月、3月は残雪期なので、残り4週間で、たくさん山を登っていきます、今シーズンこそ、伯耆大山にも行きたい!
本日のコースタイム
07:05 駐車地点
08:17~08:31 土山越
09:28~09:39 獅子舞の鼻付近
11:05~11:16 ちち山分れ
11:55~12:12 ちち山山頂
12:35 紅葉谷分岐
12:58 笹ヶ峰山頂
13:12~13:34 紅葉谷分岐
14:07 ちち山山頂
14:35 ちち山分れ
14:47 一ノ谷分岐
15:07~15:14 一ノ谷越
15:23 引返す判断
15:46 一ノ谷分岐
16:05 ちち山分れ
16:56~17:01 獅子舞の鼻付近
17:29 土山越
17:54 駐車地点
【高知】石立山
5時10分起床、5時20分出発。 今日は高知の石立山に登山に行く。 石立山は、四国の山でもハードな山。 石灰岩の山で、一部岩場があり、めちゃめちゃ急傾斜になっている。 数年に一度、死亡事故も起きていて、最近起こったのでは2011年に死亡事故があったらしい。 道迷いからの、岩場転落というパターン。 昨年、ピッケルを購入して、まだ一度も使ってないのでぜひ使ってみたい、そして岩場の雪山にも挑戦してみたい、ということで、この山を選んだ。 2011/07/03にこの山登ってるけど、岩場がすごかったポイントとか、印象的な部分しか覚えていないや。
高松西ICから高速に乗って、南国ICを目指す。 高知道は雪のため50km/h規制がかかっている区間があった。
少し眠くなりながら、南国ICで下り、道の駅南国でトイレ休憩。 地名とは似合わず、めちゃめちゃ寒く、マイナス一度だった……
さて、ここからべふ峡まで行くのだけど、これが遠い…… 40~50km一般道を走って、ようやく到着。 途中で何度も眠くなってしまった……
駐車場に車を止めるが、当然誰もいない。 登山の準備をして出発。 赤い橋を渡って登山道へ。 出だしはめちゃめちゃきついじゃないか…… 数分登ると、周遊ルートとの分岐があり、山頂方面に向かって歩いていく。 途中でロープの張られている区間があり、足を滑らせないように張ってあるのかな、前は無かったような気がする。 しばらく歩くと、竜頭谷に到着。 川渡った反対側で少し休憩。 お茶を飲んだりおにぎり食べたりしていたのだけど、対岸(登山口側)から、ゴロゴロと岩が落ちてくる。 頭より少し小さい程度の岩場すごい勢いで斜面を転がっていた。 さすが危険な山だ……

ここから先はざれた斜面をワインディングしながら登っていくのだけど、ここにもロープがビッシリと張られていた。 これも前は無かったなぁ。 滑り落ちないようにするためか??

この地帯を抜けると、いよいよ石立山の真骨頂に突入していく。 傾斜が一気にきつくなり、岩がむき出しになっている。 これらの岩をつかみながら登っていく。 とても足だけじゃ登れないような道。 この辺りでピッケル使う予定で来たのだけど、雪は全く無く…… 手足を使ってどんどんと登っていく。 しばらく登って、いったん樹林帯の中に入る。 さらに登ると、見晴らしのいい岩場に出た。 ここから景色が綺麗に見えるなぁ。
北には白髪山など。 南の山はなんて名前かわからなかった…… 今日は太平洋が見えないなぁ……

そこからもほとんど雪が無い状態で登っていく。 地図上で「危険な岩場」という地帯を通り過ぎて少し登ったところで休憩。

ここから先の道を全然覚えていないのだけど、地図を見ると一直線に登っていき、結構急なように見える。 この辺りから、雪が常に出現しているような感じ。 ただ、数センチしか積もっていない。 全体的に岩の多い道で、数センチの積雪だと、逆にメチャメチャ滑る。 たまにくるぶしが埋まるくらいまで積もっていることがあるが、これくらい積もってくれないと、足が取られてしまうな……
ここからは滑る足元に苦労しながら登っていく。 アイゼンつけるのもなぁ…… あいにく今日は12本爪のアイゼンしか持ってきていない…… こういう時に6本の系アイゼンがあると、気軽につけられるのになぁ……

苦労しながら上がっていく。 そして、捨身ヶ嶽まで到着。 ここから素晴らしい崖の景色が見える。 この辺りになると、積雪も多いな。 さて、ここから石立山山頂まで、もうひと歩き。 この辺りで、すねくらいまで埋まる積雪だった。 角度を変えて捨身ヶ嶽を眺める。 すごい崖だなぁ。 石灰岩がむき出しになっているのだろうか。 まさしく岩山って感じがする。 綺麗な景色を見ながら歩き、山頂に到着。
山頂には誰もいなく、平べったい山頂なので、雪景色が綺麗だった。 山頂から、北方面の山は全然見えないな……
ここは少し風があるので、ちょっと戻ったところで休憩することに。 ラーメンを食べて体を温める。

さて、ここから下山するのだが、下山が怖いなぁ…… 登りなので、滑りにも耐えられたけど、下りはさらに滑るだろう。 気を付けなくては…… 捨身ヶ嶽まで戻って、そこから一気に下っていく。 やはり足元は滑りまくり。 ストックを活用して、ゆっくりと下りていく。 危険な岩場を越えて、ひと段落。

あとは、手足を使って登った岩場だな。 ここは雪は無いので、まだマシだった。 捨身ヶ嶽~危険な岩場までが、一番怖かった。 そのまま竜頭谷まで下ってきた。 さぁ、駐車場は近い。 今日はそんなに長くなる予定じゃない登山なので、気持ちもしっかりと入っておらず、まだ6時間程度なのだけど、けっこう疲れてしまった。 登山口に着いた時はクタクタだった……
帰りは国道193号線で帰ろうかと考えていたのだけど、車の中で道路状況調べたら、国道193号線の山間部は、冬季通行止めだったので、仕方なく来た道を帰っていった。 べふ渓は遠い…… 家まで約3時間、往復6時間の長旅だった。
今回の登山、雪が思っていたより無く、ピッケルの出番が無く残念だった。 冬の石立山に登ったのは初めてだったので、この積雪量が普通なのか少ないのかはわからないけど、以前に三嶺から見た石立山は、もっと雪に埋もれていたような気がした。 冬季の石立山は目標の一つでもあったけど、ちょっと拍子抜けで残念だった。
本日のコースタイム
08:22 駐車場
09:06~09:19 竜頭谷
10:40~11:00 危険な岩場の先で休憩
12:20 捨身ヶ嶽分岐
12:37~13:09 石立山山頂
13:20 捨身ヶ嶽分岐
14:50~14:52 竜頭谷
15:21 駐車場
【愛媛】瓶ヶ森
5時起床、5時20分出発。 今日は瓶ヶ森に登山に行く。 2014年初登り。 先々週、道中仮眠してしまって、瓶ヶ森に行けなかったので、今日は仮眠しないようにしなくては。 夕べはいつもより早く寝たので、大丈夫だろう。
高松西ICから高速に乗って西条ICまで。 コンビニでおにぎりを2つ購入して、石鎚山登山口のある西之川方面に走っていく。
石鎚登山口の西之川を越えて、1kmほど走った、左手にある広い空地に駐車。 この先、道は未舗装路になるため、この車で走るのはきつい。 いつもここに車を止めて登山をしている。

準備をして出発。 まずは登山口まで、30分ほどの林道歩き。
気温は0度くらいで結構寒い。 歩き始めは手袋と帽子を装着して歩いているが、すぐに暑くなってきて帽子を外す。 手袋は胸ポケットにしまう。 しばらく歩いて登山口に到着。
さて、ここから登山が始まるな。

登山口から歩き始め、まずはグネグネと歩いて標高をあげていく。 いったん林道を横切って、ここから本格的な登山道に変わる。 この時点で、雪はほとんどない。 所々雪が出てくるのだけど、いったん融けて、また凍っていて、クラスト。
この登山道を往復したらしき足跡がついていた。 はっきりと残っているので、昨日か? 一昨日か?
こんな感じの道を歩きながら、十郎アレを越えて常住に到着。
ここで少し休憩しよう。 ここまでの登りで一気に汗をかいてしまった。 フリースを脱いで、ザックにしまう。 今日も気温高いのかなぁ。

ここから先は、ずっと雪があるような感じの道だった。 山道を歩き、途中から枯れ沢に変わる。 枯れ沢は、結構雪が深くなっている場所があって、呼吸を荒げながら登っていく。 前日に歩いたらしき足跡ははっきり残っているので利用させてもらうが、固くて逆に歩きにくい場所もあった。 しばらく歩き、鳥越に到着。

ここまでは50分、50分くらいで歩けているので、ほぼコースタイム通り。 問題はここから先だな。
2010/12/26にも、冬季の瓶ヶ森に登っているけど、その時の積雪量とはわけが違う。 その時ですら、ここから先の道に難儀したのに、今回は倍以上の積雪だ。
日当たりのいい斜面では、木々についている雪が落ちてきて、そのまま斜面を転がって行ったりして、軽く雪の斜面が崩れたような模様になっている箇所が多数あった。 この辺りになるとクラストしてなく、水分を含んでやわらかくなっている。
そしてメチャメチャ歩きにくい。 雪も通常の箇所で膝下くらい、夏の登山道を外れて背の低い樹木の中に入ってしまうと、腰くらいまで埋まってしまう。 なるべく夏の登山道を外さないように歩いているが、ルートファインディングが難しいな。 前日の人の足跡は、軽く雪崩れたような斜面で、すっかり消えてしまっている。
息をかなり荒げながら、谷の反対側に渡る場所までやってきた。 ここまで1時間もかかった…… だが、ここから先は、斜面がさらに急になる。 ここからが本番だ。
反対側に渡ったら、もうどこが夏の登山道なのかさっぱりわからない。 あちこち雪崩れたような雪の塊が転がっていて、歩ける場所を上に歩いていく感じ。 平時で膝くらいまでの積雪。 急斜面なので、足をぐいっと上げて、踏み込むが、また膝くらいまで埋まる。 足を置く場所が悪いと、そのまま腰くらいまで埋まり、次の一歩が踏み出せないので、別の方向に足を踏み出す。 一歩ごとに60cm以上の階段を上っているような感じだ……
かなり苦労しながら登っていく。 この谷の反対側の登山道、たしか鉄の梯子が2か所くらいあったと思うのだけど、全てが雪に覆われていて、梯子の場所すらわからなかった。 息を荒げながら、ようやく、この谷を抜け出した。 ここまでさらに1時間かかった。 瓶壺はもう少し。 だが、ここから先も相当積もっている。 膝くらいのラッセルをしながら瓶壺に向けて歩いていく。 50mくらいしかないはずなのに、ものすごい遠くに感じた……

瓶壺は一面雪に覆われていて、凍り付いてしまっている。 すさまじい光景だ……
さて、目指す瓶ヶ森(女山の方)に行きたいのだけど、ここからどう行こうか。 女山→男山→瓶壺にするか、男山→女山→瓶壺か。 ここから直接男山に登ったことが無いので、反時計回りのルートで行こうか。
瓶壺から登山道に上がるのだけど、登山道が雪に覆われすぎてきつかった。 一歩踏み外すと笹地帯なので、腰まで埋もれる。 だが、登山道を歩いても、膝くらいまで埋まるときもあれば、雪が固まっていて全く埋まらない時もある。
とりあえず駐車場方面に向かって歩いていく。 が、思うように進めない…… 途中から登山道を見失い、だいたいの方角と、雪に埋もれなさそうな見た目の道を歩いていく。
この辺りで、お昼にしようかな。 既におにぎり2つ食べてしまって、残る食料はラーメンしかない。 しかもかなりお腹が空いている。 風の当たらない場所を探して、休憩。 温かいラーメンを食べるが、体は全く冷えていないし、気温もマイナス数度だろうから、そんなに寒くもない。 もう13時過ぎているし、瓶ヶ森山頂まで、このペースだと、まだ1時間以上はかかるだろうから、あまりゆっくりしている時間もない。 ラーメンだけ流し込んで、男山を目指す。

途中で男山への登山道を見つけ、そこを歩いていく。 瓶壺からこの辺りまではほぼ平坦だったのだけど、ここからは上り坂になる。 雪の条件はあまり変わらない、ラッセルがきつい……
駐車場や、伊予富士方面が綺麗に見える箇所もあり、心が癒される。 が、心臓はバクバク。
男山への登り始まってから、40分くらいかかって、ようやく男山に到着。 すごい景色だ!!

ここから瓶ヶ森山頂へ向けて歩いていくのだけど、どこが本来の登山道なのかさっぱりわからない。 あまり右側に行ってしまうと、崖で雪庇もあって危険なので、なるべく崖側にはいかないよう、かつ雪の固そうな場所を…… 目指す山頂は前に見えているので、適当にルートを考えつつ、歩いていく。
男山から30分くらいかかって、ようやく瓶ヶ森山頂に到着。 ここからの景色も素晴らしい。 だが、景色を堪能している時間が無くなってしまった。 もう14時半。 ここから瓶壺に戻るまでにも、だいぶ苦労しそうなので急がなくては。

ここからは、瓶ヶ森ヒュッテの方の登山道のあるらしき道を一直線に下りていく。 下りでかなり楽なのだけど、たまに腰まで埋まり、抜け出すのに苦労する。 だいたいの登山道の位置はわかるけど、もうどこがどこだかよくわからないな。 登山道を外すと、笹地帯なので、埋まりすぎる……

しばらく歩き、瓶ヶ森ヒュッテまで到着。 ここから白石小屋を経て、瓶壺を目指す。
白石小屋までもだいぶ苦労した。 小屋は雪に覆われすぎていた。

小屋前から樹林帯を通って瓶壺に行くのだけど、樹林帯にかかる橋は雪に覆われていて、雪の重みで垂れ下がった枝が邪魔で、渡りづらかった。
そして、やっと瓶壺まで到着。 時刻は15時13分、思っていたより早くここまで戻ってこれて助かった。
ここから先、谷を下りていくのだけど、登りではメチャメチャ苦労したのに、下りは楽ちん。 1時間かかった登りを10分くらいで下りられた。
鳥越で少し休憩し、常住、林道へと一気に歩く。 かなりお腹が空いたな…… ザックの天蓋にチョコが入っていると思ったら入っていなかった…… 今日はチーズも持ってきていないし……
林道に着いたのは、17時14分、暗くなる前にここまで下りてこられたので一安心。 ヘッドランプは常備しているけど、やはり使う前に下りてきたかった。
ここから林道を30分歩いている間に、あたりは真っ暗に。 ちょっとの時間配分のミスが命取りだったな。
2014年初登山、かなり厳しい瓶ヶ森となった。 やっぱりラッセルは体力を使うし、冬季はルートを探し出すのも難しい。
雪は思っていたよりかなり多くて大満足、天気も素晴らしいし、綺麗な石鎚山も見ることができた。 今度から、ラッセルが見込める山は、もう少し食料を持ってこなくては…エネルギー不足に陥るところだった。
本日のコースタイム
07:25 駐車地点
07:56~08:09 名古瀬登山口
09:00~09:19 常住
10:08~10:23 鳥越
11:20~11:33 谷渡る手前で休憩
12:40 瓶壺
12:55~13:18 男山登山道付近で休憩
14:00 男山山頂
14:28~14:33 瓶ヶ森山頂
15:13 瓶壺
15:52~16:04 鳥越
16:37 常住
17:14~17:16 名古瀬登山口
17:45 駐車地点
【愛媛】ちち山【敗退】
今日は登山。 4時50分、5時と目覚ましをかけていたが、起きることができず、5時40分起床で50分出発。 今日は早くから登ろうと思っていたのに寝坊してしまった…… 瓶ヶ森に行こうと思っているので、高松西ICから高速に乗って西条ICを目指す。
が、豊浜SAに着くころにはかなり眠くて運転が危なくなってきた…… これは仮眠しなくてはいけない……
豊浜SAに入ったのが6時半くらい。 7時に目覚ましセットして眠るが、当然起きられず…… 結局起きたら8時半だった……
そしていつも通り、もうこんな時間になってしまった。 まだここから1時間はかかるし、瓶ヶ森はどう考えても無理だな。
別の山に変更しよう。 こうなってしまったら、西条ICまで行くのが面倒だ。 川之江ICか新居浜ICで下りて、別の山にしよう。
東赤石山はパス、東光森とか大座礼山もパス。 できたら登ったことのないルートがいいなぁ、と思っていた。
西赤石山の東平ルートを見つけた。 ここって結構なメジャールートだけど、今まで一度も利用したことがないや。 ここにしよう。
ということで、新居浜ICで高速を下りて、マイントピア別子方面へ走っていく。
県道を南に走っていき、途中で東平への分岐がある。 のだが、分岐の入口にはゲートがしてあり、東平には行けないようになっていた。
12月~3月くらいまで、施設閉鎖のため通行止めらしい……
仕方ない、このまま大永山トンネルに上がっていこうか。 ここまで来てしまったら、大永山トンネルから笹ヶ峰を目指すルートにしようかな。
他は時間的に厳しそうだ。
県道をどんどんと登っていくと、途中から雪景色に変わった。 道路にはまだ雪があると思っていなかったので予想外だった。
まぁスタッドレス履いているので全く問題はないけれど。

大永山トンネル出たところのスペースには車が一台止まっている。 誰か登っているのかな?
準備をして登山開始。 先行者のトレースがあるため、結構雪が積もっているけど、そんなに苦しくなく歩けるな。
大永山トンネルから登ったことは一度もないが、前に笹ヶ峰付近を周回したときに、このルートで下りてきたことはあった。 大永山トンネルの真上あたり、ツナクリ山方面へ分岐するところから先は、往路も復路も歩いたことがある。 まずはそこまで頑張ろう。

昨日降ったのか、けっこう雪が降っていて歩くのが面白い。 気温もそんなに寒くないし。
しばらく歩いて、ツナクリ山方面の分岐まで到着。 少し左手に行ったら、林道に出るので、そこで一休みしようかな。
林道まで歩いて行ったら、先行者がいた。 もう下りてきたのかと思っていたら、これから登るとのことだった。
ここまで1時間20分くらいかかったらしい。 やっぱりラッセルはきついしなぁ。

ここで先頭を変わって、オレがラッセルしていくことに。 途中まで話しながら歩いてたけど、いつの間にか結構差が開いて、そのうち見えなくなってしまった。 このあたりの積雪は30cmくらいかな。 一歩ごとにすねくらいまで埋まる。 傾斜がそんなに急じゃないので、それほど苦しくはないか。
だが、登山地図で急登の付近に来たら、一気に苦しくなった。 積雪量が一気に増え、一歩ごとに膝くらいまで埋まる。 傾斜がきつく、全然進めない。 そろそろストックを使うか、と思って、ストックを取り出して愕然とした。 スノーバスケットを忘れてきてしまった……
ストックはいつもの長さまで伸ばして、ついて歩くが、スノーバスケットがないため、そのまま持ち手まで埋まってしまう…… ほとんど役に立たないではないか…… ストックがあまり使い物にならない以上、腕と脚で登っていくしかない…… 急なところは膝を使ったりして、雪を崩したり固めたりしながら登っていく。 北風が吹き荒れる地点は、少し東に回り込んで、雪が積もりすぎているところを避けて歩いたり。
かなり苦労しながら登っていく…… いつかの三嶺みたいに、1分で15mくらいしか進めない区間がだいぶ続く。

大汗をかきながら、ようやく獅子舞の庭と看板の出ているところまで到着。 獅子舞の鼻はもう近い。 だが、この庭を抜けるのも苦労した。
雪は相変わらず深く、傾斜は少し緩やかになったが……
なんとか獅子舞の鼻まで到着したが、ここから先は無理だなぁ。 出発が遅かったせいで、もう12時半になってしまう。
ここから先、夏場で1時間のコースタイムで、ちち山別れまでたどり着ける。 だが、その分岐の手前にはすごい傾斜の一直線の道が待ち受けている。 そこ、この装備じゃ登れないだろう…… 潔く諦めることに。

もと来た道を下りていく。 急傾斜の道の下りは楽ちんで、1時間半くらいかかった道を、わずか5分で下りてきてしまった。 だいぶ下りてきたところで休憩することに。 雪を踏み固めて、小さなスペースを作り、そこに荷物を広げてお昼ご飯。
おにぎり食べたり、ラーメン作ったり、してくつろぐ。

お昼ご飯を食べ終わったら、あとは下まで下りるだけ。 トレースをたどっていくだけなので楽ちん。
すぐに登山口まで到着。
今日の登山、やはり寝坊+仮眠してしまった。 結果的にスノーバスケットを忘れていたので、瓶ヶ森にはいかないでよかったかもしれなかった。
が、ちち山くらいまでは登りたかった。 もう2時間くらい時間に余裕があれば、なんとかたどり着けたかもしれない。
2013年の登山も今日が最後。 年始に立てた目標はあまり達成できなかったが、2014年も引き続き頑張っていきます。
本日のコースタイム
09:50 登山口
10:29 ツナクリ山方面分岐
12:12 ししまいの鼻
12:35~12:58 休憩
13:19 ツナクリ山方面分岐
13:54 登山口