7時過ぎに起床。 今日は丸一日観光をする。
準備をして8時前には出発。
今日は「九份」「十分」に行く。
九份は、「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われている場所。
十分は台湾のナイアガラと呼ばれるような滝があったり、線路間際で、願い事描いた天燈を熱気球の要領で空に放つやつが有名。
まずは九份まで移動しないと行けないのだけど、移動するには電車での移動になる。
MTRで台北駅まで移動。
とりあえず朝ご飯を食べたいので、駅から出てみる。 が、店が見つからず。
交差点でバイクを眺めていたが、すごい量のバイク。 さすがバイク大国だなぁ。

朝ご飯は電車で移動した後食べることにして、電車に乗ろうと挑戦する。
台北駅の地上部分が普通の鉄道の駅になっているみたいなのだけど、どうやって電車乗ったらいいのだろう。
切符売り場みたいな所はあるのだけど……

とりあえず改札の前にいる駅員にICカードを見せて「入っても良い?」みたいな仕草を見せたら、入っても良いと。
ICカードをタッチして、駅構内に入る。
一旦地下に降りるとそこがプラットホームになっていた。
九份に行くには「瑞芳」まで電車で行き、そこからバスに乗り換える事になっている。
ちょうど瑞芳行きの電車はあるのだけど、どう見ても特急列車なのだけど乗ってもいいのだろうか?
駅のおばちゃんがいたので英語で聞いてみたが、どうやら英語が全く通じない様子。
男性駅員に聞いていたが結局わからずじまい。
しかたないので、「基隆」行きの普通列車に乗ってみる。 基隆と瑞芳はけっこう近いので、最悪タクシーで移動でもいいかな、とか考えていた。
最初、電車は混んでいたが、一駅目の「松山駅」でかなりの人が降りて座る事ができた。
座ったら座ったで、猛烈な眠気が襲ってくる…… 電車の中で寝るのは海外ではかなり危険な行為らしいけれど、ここは台湾。 治安も日本とほとんど変わらないような感じだし。
気づいたら寝ており、終点の基隆に着いていた。
ここは港町だと、ガイドブックには書いてあった。

駅から出てみて、まず目立ったのが山の上にある看板。 まるでハリウッドみたいだ。
港をぶらっと歩き、朝ご飯を食べる店を探す事に。

適当にうろうろしていたらお寺みたいなのを発見。 付近には警察官がぞろぞろ。 そして車からVIPが降りてきて、護衛されながらお寺の中へ。
どうやらこのお寺で、何かイベントがあるみたい。 政治的なものかな?
よくわからないので、それが始まる前にお寺を出てきた。

もうすぐ10時だというのに、ほとんどの店がしまっている。 台湾のお店は9時や10時オープンじゃないのかな?
小さな店が何軒か並ぶ道を発見し、そこでご飯を食べることに。
相変わらず中国語メニューがさっぱりわからないので、お互いに片言の英語で、ヌードルとスープを注文。 ヌードルはあまり美味しくなかったが、スープは普通だった。 ヌードルって言っても、ラーメンみたいにスープが入ってるわけじゃないのね。

さて、そろそろ九份に向かおうかな。
途中、コンビニで飲み物を購入して、一旦駅まで戻る。 電車で瑞芳まで移動してもいいのだけど、基隆から、九份行のバスが出ているみたいなので、それで向かおうか。

バスターミナルに到着しバスを待つ。 乗るバスは「金爪石」行きのバス。 そのバスに乗って九份を目指す。 20分ほど待っていたらバスがやってきた。 待っていた人みんな、そのバスに乗っていき、バスは満席。 座れてよかった。
しばらく走り、バスは瑞芳を通過して行った。 瑞芳まで移動しても結局同じバスに乗ることになるのか、手前で乗っておいて正解だったな!

道はだんだんと山道になっていく。 そして雨が降ってきた…… かなりの時間山道を登っていき、ようやく九份に到着。 外は激しい雨が……
バス停のすぐそばのお店で、傘が売っていた。 折り畳み傘が100台湾ドル。 270円くらい、激安! 傘を購入したら、店のおばちゃんが傘を開いて確認している。
1つ目を開いたら、新品のはずなのに傘のホネが折れているではないか! 別のを開いたらどこも壊れていなかったので、それを渡してくれた。 友達も傘を購入したが、開いてくれた傘は、またもやホネが折れている。 2つ目で普通の傘だった。
台湾の傘は、新品なのに50%の確率で壊れているのか!!

傘をさして、九份のメインストリートとなる、商店街を歩く。 千と千尋の神隠しの舞台になった街並み。 この映画は最初から最後までじっくりと見たことがないのだけど、なんとなく雰囲気はしっている。 赤を基調とした街並みと、階段や坂道が続く街並み。
そんな光景が広がっている。
左右にはお店が立ち並び日本語の看板や掛け声も結構見る。
途中で、ピーナッツをまぶしたアイスみたいなのがあったので購入。 けっこうもちもちして、アイスは甘く、ピーナッツはしょっぱく美味しかった。

一旦商店街を抜けて先まで歩いてみたが、特に何かありそうな感じはなかった。

先日「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」というTV番組で台湾編を見た。
その番組で九份のお茶が紹介されていた。 どの店だかわからないが、九份でお茶を飲んでみたい。
ガイドブックに載っている店が近くにあったので、行ってみる。
「九份茶房」というお店。 中は古い家具とかで構成されていて、テラス席もある。 が、外は満席だったので中に案内された。
ここのシステムは変わっていて、まず席料が1人100台湾ドルかかる。 お茶を注文しお茶の料金がかかる。 合計を支払うというもの。
お茶の種類がよくわからなかったので、おすすめのを頼んだら、梨山烏龍茶というものがおすすめとのこと。 そのお茶が800台湾ドルもしたが、とりあえずそれにしてみることに。
お茶菓子として、梅干しとパイナップルケーキも注文。
さすが中国茶というだけあって、入れ方とか結構本格的。 店員が日本語話せたので細かく教えてもらった。
まず、急須みたいなものにお茶の葉を入れ、熱湯を注ぐ。
最初の1回目は葉を蒸らすだけなので、すぐに熱湯を出す。
そして2回目の熱湯を注ぐ。 25秒待つ。 湯呑にお茶を注ぐ。
3回目からは、5秒ずつ待ち時間を増やす。 3回目なら30秒、4回目なら35秒という具合。
それでだいたい、7回目くらいまでは美味しいお茶が飲めるとのこと。
さっそく一回目のお茶を楽しむ。 味は正直美味しいのかよくわからなかった。
が、雰囲気で美味しく感じるんだろうな。
梅干しは酸っぱいのを想像していたのだけど、甘くてびっくりした。 こんなのが梅干しとは…… パイナップルケーキは美味しかったが、口の中がパサパサ。 お茶が合うなぁ。
お茶は4回目くらいまで楽しんだ。 7回飲むのはけっこうきついな。
ガイドブックに載っている店なので、日本人の姿も結構見えた。

お茶を楽しんだ後は、商店街の階段を一番上まで登ってみて、帰ることに。
一番上にはけっこう混んでいる店があった。

帰りは階段を一番下まで下っていく。
下っている途中に、皆が写真を撮っている建物があった。 「湯婆婆の屋敷」と書いてあったが、元ネタを知らないので、これがそうなのか。

もうちょっと下に下っていくと、鉄の門がしてある建物と、中国語&英語の看板が。
だが、全く文字が読めず、これが何なのかがわからない。 とりあえず写真を撮っていたら、通りすがりの観光ガイドが「昔、日本軍が病院として使っていた施設ですが、20年ほど前に閉鎖されてしまいました」と、説明してくれた。 なるほど。

車道まで戻ってきて、九份観光は終了。 この後、「十分」に移動する。
通常だと、バスで「瑞芳駅」まで戻り、そこから「平渓線」という路線に乗り、「十分駅」まで移動するというのが通常のルート。 平渓線はけっこう田舎の路線なので、1時間に1本くらいしか電車が無いらしい。 移動も結構大変なので、九份から十分まではタクシーで移動すると決めていた。
タクシーを拾い「十分まで行きたい」と紙に書いて渡す。 このタクシーは距離ごとの運賃じゃなく、「九份→十分 650台湾ドル」と書いたボードを見せてきた。
正直いくらくらいの料金がかかるのかわからないので、事前に料金を示してくれるのはありがたい。 これが妥当な料金なのかは別だけど。
タクシーの運転手は「十分駅? 十分瀑布?」と聞いてきた。 十分瀑布に行くつもりなので、そこまで行ってもらうことに。 料金は変わらないみたい。
タクシーに乗って30分ほどで十分に到着。

十分瀑布に最寄りに到着して下してもらう。 けっこう山道を走ってたけど、30分くらいで来れたのはありがたいなぁ、バス+電車で移動したら2時間くらいはかかりそう。
さて、滝を見に行くかな。 「十分瀑布」は台湾のナイアガラと呼ばれるような滝。
この滝に行く道が面白く、平渓線の線路沿いを歩いていく。
「Stand by me」みたいに、橋の上の線路脇を歩いたりで、10分くらい歩いて十分瀑布の入口に到着。

入場料は80台湾ドル。
さっそく中に入って滝を見るが、タイミングが悪く、雨が強くなってきた。 最初展望台から見てたのだけど、この位置は滝の横なので、前景が良く見えない。
滝の正面にある展望台まで移動。 ここからだと滝が綺麗に見える!

これが台湾のナイアガラか! 水量自体は大したことないけれど、横に広がる感じが似ている!?
滝観光が終わり戻ることに。 駅まではけっこう距離があった……
そして雨が強く降っているので、靴とかズボンの裾が濡れてしまった。
十分駅に到着。 さっそく天燈を上げたい! 店が立ち並ぶので、どこでやっても変わらないかな。 適当な店に入り4色の天燈を上げることに。
色によって書く願い事のテーマが決められており、オレはオレンジと黄色になった。 オレンジは学業に関すること、黄色はお金に関することを書く。
書くのは習字のように、筆と墨で書く。 各国の人がやっており、英語で書いてる人がいたり、中国語で書いている人がいたり。
横の人は「龍馬精神」とか書いていた。
願い事を書いた後は下部に設置された点火剤に火をつける。 そして蒸気で天燈が膨らんでいく。
雨の中、どんどん上に飛んでいき見えなくなってしまった。

天燈上げができたので、十分観光は満足。 さて、帰ろうか。
窓口で「瑞芳駅」までの切符を購入し電車に乗る。 電車は満員。 結構な観光地なのに、1時間に1本しか走ってないんだもんね。
電車の速度はかなり遅く、駅に着くまでだいぶ時間がかかった。
瑞芳駅から電車に乗り換えて、台北まで戻ってもいいので、それだと面白くないので、瑞芳で一旦外に出てみる事に。
特に栄えた感じもしない、普通の町だった。

駅前の通りを歩いてみると、揚げ物を打っている屋台を発見。 台湾っぽい揚げ物ではなく、フライドチキンとか唐揚げみたいなやつとかで、かなりおいしそう!
久々に普通の揚げ物を食べ美味しくて満足! ジュースの屋台もあったので、そこでもジュースを購入してみる。
普通のじゃ面白くないので、変なものを…… 「苦瓜」と書かれたジュースを頼んでみた。
苦瓜はやはりゴーヤで、ゴーヤの生絞りジュースという、すごい美味しくなさそうなものが出てきた。
味は……やはりゴーヤで苦い! 全部飲む事は出来ず……

瑞芳は特に他のものがなく、台北に戻る事に。 バス停があったので、バスで帰ってみよう。
台北行きのバスの時刻表はあったのだけど、なかなかバスに乗り込むのが難しかった。 次から次にバスがやってきて、一瞬で去っていく。
どのタイミングで乗ればいいんだ? しばらくバス停で苦戦していたら、地元のおばさんが「台北行きたいの?」と声をかけてくれた。
そして、乗るべきバスが来た際に教えてくれて、無事乗り込む事に成功。
バスの運転はかなり荒っぽかった。 急ブレーキ、割り込みは当たり前。 一度急ブレーキ過ぎて、前の座席の背もたれに吹っ飛んだり。 台湾では公共のバスでもこんな運転するのか…… バスには1時間ほど乗って、台北近くの「忠孝復興」に到着。 ここは昨日歩いた、SOGOとかある場所じゃないか。
SOGOの中にちょっと入ってみたが、特に何も買わず。
SOGOの横に、肉まんの店があったので、買ってみた。 1つ15台湾ドル。 安い!! で、熱くてめちゃめちゃ美味しかった!

そして、その近辺にあるご飯を食べるお店に入ってみた。 相変わらず言葉は全く通じないが、もう慣れた。 適当に漢字メニューから注文し、ビールも頼む。
あまりお腹が空いていなかったので、「筍」という漢字が使われた、おかずだけを頼んだ。 まさに筍だった。

その後は表通りから外れた裏通りを歩いて、MTRの「忠孝新生」に向かう。 裏路地はけっこう怪しい店が並んでいた。 不思議な楽器屋があり、1軒挟んで別の楽器屋があったり、中身丸見えのデザイン事務所っぽいものがあったり、不動産屋が立ち並んでいたりと。
そんな店を見ながら、忠孝新生に到着。 帰りはMTRで乗り換えなしで帰る事ができるのだけど、手前の「行天宮」という駅で降りることに。 ここには「行天宮」というお寺があり、三国志で有名な「関羽」が祀られている。 関羽と言っても戦いのことじゃなく、商売の神様らしい。 三国志でしか知らないが、そういう一面もあったのか。
中に入ったらビックリ、かなりの人が熱心にお参りしているではないか。 線香を頭の上に掲げて目をつぶり祈りをささげ、赤い2つに分かれた小さな物を地面の上に放り投げる。 表裏があるのかな? 投げたものを拾い上げ、また投げる。 皆、何度もそれを繰り返している。
お供え物をささげるテーブルには、乗りきらないほどのたくさんのお供え物が。
日本は仏教国だとは言うけれど、無宗教と言われる理由がよくわかった。
こんなに熱心にお参りしている人なんて見たこと無いし。 やっぱり形だけの仏教国なんだね、日本は。 そいういうオレも無宗教だけど。

行天宮の目の前の交差点には地下道がある。 この地下道に「占い横丁」といい、占い屋が軒を連ねている場所がある。 「日本語OK」も店も何軒かある。
オレは占いには全く興味ないのでやらなかったが、友達が占ってもらっていた。
10分で1000台湾ドルくらいとられていた。 占いなので、その言葉をどう受け止めるかは本人の自由だけど、いい方向で受け止められるといいね。

ホテル方向までは歩いて戻る。
さて、今日はマッサージでも行こうかなぁ。 ホテル近くにマッサージ屋があり、昨日客引きのおばちゃんとちょっと話していたので、そこに行ってみるか。
2日間歩きっぱなしで、荷物も持っていたのでかなり全身が疲れている。 全身マッサージをしてみるか!
90分で1500台湾ドルで、割引で1350台湾ドルに。 さっそくマッサージをしてもらう。 気持ちよく、全然眠くならずにあっという間に90分経ってしまった。
マッサージ後は、目の前の屋台に行く。 今日は何を食べようかなぁ、とうろうろしていたが「大腸麺」というやばい名前のものを発見! これを食べてみる事に。
春雨みたいな麺に、ホルモンっぽいのが入っている。 この部分が大腸か。 麺が大腸なのかと思った。 味はけっこうまずかった……

その後は屋台街を北に抜けてみたら、そちらにもマッサージ屋があり声をかけられた。 その先にはキャバクラみたいなのがあり声をかけられた。
大通りまで出て、ホテルに戻る。
2日目もあっという間に終了してしまった。 かなり歩いて疲れたなぁ。

「海外旅行」カテゴリーアーカイブ
台湾旅行一日目
今日から3泊4日で台湾旅行に行ってきます。 千葉に住んでいる小中学校の同級生と一緒に行く。
が、出発地がそれぞれ香川、千葉なので、合流は台湾で。
オレの出発空港は関西国際空港なので、そこまでの移動から旅は始まった。
午前3時半くらいに起床し、準備や荷物の最終確認など。 4時過ぎに妻に高速バス乗り場まで送ってもらう。
4時38分発の関西国際空港行きのバスに乗り込む。 車内では当然寝る…… 乗客が4人しかおらず、イスは倒し放題。 バス車内がけっこう寒かった。
淡路島の室津PAで一度休憩をはさみ、関西国際空港に到着。 バスの中はほとんど寝ていたな。

バスは予定より早く着いて、関空に着いたのが7時半くらい。 集合時刻と書かれたのが9時10分、飛行機の出発が11時10分、かなり時間があるな……

台湾の桃園空港で1時間くらい暇な時間がありそうなので、その間に使うお金を用意しておくか。 空港の両替所で、とりあえず1万円を台湾ドルに両替。 レートが良くなく、1万円で3200台湾ドルにしかならなかった。
出国審査を抜けて免税エリアへ。 しかし特に買う物も無く…… あっち行ったり、こっち行ったり、喫茶店でコーヒーじゃなく紅茶を飲んだりしながら時間をつぶす。
かなり暇な時間を過ごし、ようやく搭乗の時間になった。

今日乗る飛行機は「CATHAY PACIFIC」という、緑がメインカラーの香港の航空会社。 初めて利用するな。
まぁ他の国の会社でも、飛行機の作りはだいたい同じだった。
とりあえず眠すぎて、気がついたら離陸していた……

ちょうど四国上空を飛んでいて、瀬戸大橋らしき橋が見えたり、愛媛の佐多岬半島が見えたりと、知っている地域が見えると、けっこう面白かった。
機内食はチキンかビーフが、普通は選ぶことができるのだけど、ビーフが大人気だったのか? CAが回ってきたときには、既にビーフは売り切れ。 まぁどちらでもよかったのだけど、チキンの機内食を食べる。 味は……まぁあまり美味しくなかったな。

3時間程の空の旅で、台湾桃園空港に到着。 入国審査を経て空港ロビーへ。
そこでガイドの人が出迎えてくれた。 成田から来る友達と合流してホテルに行くと聞いていたのだけど、そちらはそちらでガイドがいるので、ホテルまではバラバラで行って、ホテルで合流してくださいとのこと。
せっかく事前に両替したのに、不要だった…… しかもガイドさんは両替をしてくれないらしい。 他の国とか行った場合だと、ガイドがけっこういいレートで両替してくれるので、それに期待していたのだけど……

迎えの車に乗り込みホテルを目指す。 ホテルまでは1時間くらいかかるみたい。
台湾は右側通行、日本とは逆、アメリカとかと同じ。 車はトヨタ、日産が多かった。 たまに外車もみかけるが、ほぼ日本車だった。
そして運転が非常に怖かった。 前の車との間隔ギリギリで車線変更してみたり、無理に割り込んでみたり、あちらこちらでクラクションが鳴り響いている。
そして、市街地に入ってきたら、スクーターがメチャメチャ走っている!
けっこういい速度で走っている車をスクーターが抜かして行ったり、その逆も。 すれすれで追い越したり、乗っているだけでかなり怖かった。
が、無事ホテルに到着。 チェックインの手続きをし、ホテル室内へ。
安いホテルなので、部屋はかなり狭かった。 が、ほとんど寝るだけの部屋なので、これでも十分だろう。 フロントのスタッフが日本語をある程度話せるのがありがたい。

とりあえず1万しか両替してないので、どこかで両替しなくては。 ガイドブックには「銀行のレートがよい」と書いてあった。 今日は平日だし、まだ14時半なので、銀行も開いているだろう。 両替をしに、外に出てみることに。
ホテル目の前の交差点挟んだ反対側に、上海銀行という銀行があったので、そこに入ってみる。
入ったが手順がさっぱりわからない。 正面入口っぽいところに移動したら、警備員みたいな人がいたので「Exchange」と言ったら、なんかごちゃごちゃ話しかけられたが、何を言ってるのかさっぱりわからず。 ところどころ英語っぽいのが混ざっていて「Passport?」とか聞かれた、両替のためにパスポートは持ってきているので「Yes」と答えたら、またごちゃごちゃ話しかけられて「fee one hundred」みたいに言われた。 「fee」ってなんだっけ?? 手数料か? よくわからず困惑していたら、順番待ちの紙を渡された。
しばらくして、順番が呼ばれて窓口に通される。 窓口の女性も「fee」がどうたらこうたらと言っていたけど、困惑していたら紙に書いて説明してくれた。
日本円3万円を両替したら、11000台湾ドルくらいになって、そこから100引いた金額を渡すと。 やっぱり手数料みたいな意味だったんだ。 パスポートのコピーを取られ、書類に記入し両替してもらった。
1万円で3700台湾ドルくらい。 日本の銀行よりはるかにレートが良い。
これで、手持ちの台湾ドルは15000台湾ドルくらいになった。
さて、両替も終わったし、初めての買い物でもしてみるかな。 まずは敷居の低いコンビニで……
地下道を通って、ホテル側に戻った。 地下道にはホームレスが住んでいた……
ホテルを越えてしばらく歩くと、セブンイレブンがあった。 さっそくそこで買い物。 何買ってもよいのだけど、とりあえず飲み物でも買っておこうか。
日本で見ない「蜜茶」というのを購入。 台湾のものは甘い、という予備知識があったので、なんとなく味は想像できる。
ついでに、隣にパン屋があったので、そこで小さなパンのお菓子をいくつか購入。
ホテルに戻る途中に、「春光市場 」という怪しい商店街みたいなのを発見、ちょっと歩いてみることに。
怪しすぎて、何も買えず、何も食べられず…… 難易度がかなり高い……
抜けた先には屋台が広がっていたが、こちらはさらに難易度が高かった。 臭いもかなり強烈……

何も買えずそのままホテルまでぶらっと戻ってきてしまった。
ホテル待っていたら友達が到着。
5月、7月と会ったばかりなので、全然久々感がしないけれど。
友達と行きたい場所の打ち合わせをして、さっそく出かけることに。
今日はもう時間があまり無いので、遠くへは行けない。
「台北101」という高層ビルに行くことに。
MTRという地下鉄で行くのだけど、地下鉄に乗るのは初めて。 最寄りの駅まで歩いて5分くらい。 まず路線図を眺める。 なるほど、乗り換えは1回で行けそうだ。
台湾の地下鉄では切符の代わりにトークンというICチップのコインみたいなのを使うらしい。 だが、毎回お金を払うのも面倒なので、Suicaみたいな、チャージできるICカードにすることに。 窓口でICカードが欲しい旨を伝えてICカードを貰った。
デポジットが100台湾ドル、チャージされてるのが100台湾ドルで、200台湾ドルで購入できた。
さっそく地下鉄に乗ってみる。 改札にタッチするだけなので楽チン。
地下鉄の座席の配置は日本と違って変な配置だった。 通勤ラッシュみたいに、乗れるだけ押しこむ、みたいなのがないので、こんなかたちでもいいのかな?

台北101の最寄り駅の「市政府」で下車。
駅の地下街を歩いていたら音楽がなっている。 その音楽がどこからなっているかと言うと、消火栓から鳴っていた。 非常ベル辺りの扉が開かれ、その中から電源を取っているよう。 日本でこんなことしたら間違いなく怒られるのだけど、台湾では許される。
普段ほとんど使う事のないものなので、それ以外の時には音楽を流す、という素晴らしいアイディアだね。

ここはMTRの駅名の通り「市政府」があったので、通りすがりに見ていく。 市役所のような意味合いで、中では戸籍とかの管理を行っていたのだけど、通路のど真ん中で仕事しているので、背後からPCの画面とか丸見えだけど、大丈夫なのだろうか。

市政府を通り抜けたら、目の前に台北101が! 508mの巨大ビルがそびえる!
台北101の下層はショッピングモールみたいになっていた。 世界中で名前を聞くような有名ブランドの店が、ずらりと立ち並ぶ。 吹き抜けのロビーのど真ん中には、全てが高そうな、ラウンジみたいなスペースが。 とりあえず目的は展望台に上ることなので、そちらに向かう。

チケットは1人450台湾ドル、約1100円くらい。
チケット購入後はエレベータの列に並ぶ。 けっこう混んでいたが、だいたい30分くらいでエレベータに乗ることができた。

このエレベータは超高速エレベータで、40秒ほどで、一気に400m程上る。 エレベータを降りると、目の前には台湾の町が一望できる景色が! ちょうど夕日の沈む時間でそれも綺麗だった。 四方が見えるようになっているので、全部を見て回る。 すごい景色だ。 そしてなんと、屋外にも展望台があるので、そちらも見に行ってみる。 この高さの屋外ってすごいよね。
さすがにここは警備が厳重で、警備員も狭いスペースに常時2名いるし、柵もかなり高く、あまり景色は覗きこめない感じだった。
帰りにはサンゴとか宝石の売っているフロアを経由してエレベータに乗り込む。
帰りのエレベータは結構混んでおり、その間に夜景の撮影をすることができた。
夜はものすごい綺麗!

いい時間になったので、そろそろ夕飯かな。
近くに「臨江街観光夜市」というのがあるので、そこに向かう。 歩いて行ったけど、微妙に遠かった……

夜市はかなり盛り上がっていた。 右にも左にも店が並び、いろいろなものが売っている。 食べ物もいろいろなものが売っており、臭いがきつい。

適当な店に入ってみたが、メニューがさっぱりわからず。 丁度お客さんで英語の喋れる地元の人がいて、「これはスープヌードル、これはヌードル、これはライス」とか説明してくれた。 で、注文までしてくれて、オレは「シーフードのヌードル」を注文。
で、でてきたのがこれ。 見た目は焼きそばっぽい。 台湾の飲食店は基本的には飲み物は無い。 水すら無い。 外で買ったものを持ち込むのが当たり前なのだけど、この店にはお茶が置いてあった。 お茶を飲んだが、予想通り甘かった…… 甘くて食事中に飲めたものじゃないので、ビールを飲むことに。
ビールも2種類あり、どちらがどちらかわからないので適当に選んだのだけど、どうやらこれは発泡酒に当たるものっぽい。
味は薄かったが、まぁお茶よりは美味しく飲むことができた。

それから夜市に戻り、飲み物を買ったり、怪しい貝を買ってみたり。
貝はどうやって食べるのか分からず、店員に「Eat?」と聞いたら見本を見せてくれて、どうやら貝がらを食べるのではなく、口で中身だけを吸い出すらしい。
少しでよかったのだけど、袋にたっぷりと入れてくれた。

近くにお寺があって、イスが設置されていたので、そこで休憩しながら貝を食べる。 味は不味くはなかったのだけど、量が多すぎ。 手もベタベタ。
お寺には水の機械が設置されており、自由に飲むことができる。
が、「冷水」を押したのに、めちゃめちゃぬるかった。

夜の街を適当に歩きMTRの「忠孝復興駅」まで歩く。 これまた結構遠かった……
そこから地下鉄に乗ってホテルまで帰ろうと思ったが、途中「台北駅」で乗り換えがあったので、駅の外に出てみることに。 だが、夜なので、よくわからなかった。

ホテル付近まで戻ってきたので、再びホテル付近の屋台に行ってみることに。
鶏の足っぽいものがあったので、それを食べてみる。 食べたいものを自分で器に取って、渡すと焼いてくれる、そういう店だった。
鶏の足と、黒い餅みたいなものを焼いてもらい、さっそく食べる。
が、鶏の足は、食べる所がほとんどなく、餅みたいなのは微妙な食感と味だった。

コンビニでビールを買って、公園のベンチで飲んでいると、50~60くらいの地元の人っぽい夫婦らしき人が登場。 いきなり「ヨロシク」とか話しかけてきた。
最初はちょっと横に座って、旦那っぽい人が体操を始めたのだけど、途中から女性が話しかけてきた。 「日本人?」とか「仙台に紅葉を見に行く」とか「阿里山、陽名山のお茶が美味しい」とか「士林の夜市がいい」など、いろいろ教えてくれた。
が、途中から「マッサージ行かない? 女性高生、女性大生のアルバイトいるよ。 普通なら一万円だけど、二千円でいいよ」とか、どう考えても怪しい内容に変わってきた。
男性の方は途中で、謎のデザートを差し入れで持ってきたり、しかしそれがまた不味かった…… 適当に話して、デザート代で100台湾ドルだけ渡して別れてきた。 ぼったくりや売春か??
今日の行動はこれでおしまいでホテルに戻る。
ホテルのTVはチャンネルが豊富で、100チャンネルくらいある。 日本のプロレス番組があったので、それを見ながら明日の予定決めたり、ビール飲んだり。
さて、初日はあっという間に終わってしまったが、明日からは丸一日行動できる。
いろいろ動かなくては!
済州島4日目
ついに旅行最終日。 今日は8時半にタクシーが迎えに来るので、それまでに荷物をまとめておかなくては。
7時から朝食に行って、荷物をまとめて8時前にロビーに荷物を預けに行った。
8時10分くらいからタクシーを待っていたのだが、タクシーはすぐにやってきた。 運転手は「トンさん」という人で、ガイドさんは「日本語が話せない」と言っていたが、かなり日本語が上手だ。
ガイドさんから、オレの行きたい場所を聞いていて、14時までに戻ってこれるようにコースをアレンジしてくれたみたい。 楽しみだ~
タクシーに乗り込み南へ向かう。 南まで40分くらいかかるらしい。 距離にして40kmくらい?
けっこう時間があって、日本語の通じる運転手さんなので、いろいろなことを話した。
まず交通事故のこと。 昨日事故現場を見てしまったので、「済州島では交通事故は多いのか?」と。
そしたら「本土と比べて、人口に対する車の割合が高いので、車と車の事故は非常に多い。 ただ保険があるので、車と車の事故の場合は全然問題ない。 滅多にないけど、車と人の事故の場合が大変」と。
韓国の自動車保険事情も知りたくなってきた。 やはり事故が多いということは高いのだろうか…
で、車について。 「韓国で走ってる車はヒュンダイばかりだけど、日本車は走っていないのか?」と。
「ヒュンダイとKIAが多いね。 KIAはヒュンダイの会長の息子が社長をやっている。 日本車は最近は増えてきてるよ」と。
で、車の値段を聞いたが、今のってるタクシーはKIA車なのだが、レクサス並の装備を備えていて「5000万ウォン」すると言っていた。 日本円で400万超か? 韓国人でこれだけの金額を稼ぐのは大変だろう…
次にミカンの話。 これは運転手さんが教えてくれた。
「済州島ではミカンの栽培が盛んだけど、全出荷量の70%は島の南側で取れるミカン。 北側でも取れるけど、南側の方が甘いんだよ」と。
道路を走っていると、ところどころに日本で言う「オービス」がある。 韓国は丁寧に「350m先にカメラがある」とオービスを知らせる距離付きの看板がある。
で、交通違反について聞いてみた。 「スピード違反の罰金はどれくらいか?」と。
すると「11kmオーバーで罰金30000ウォン、免許の減点は無し。 22kmオーバーで罰金60000ウォン、免許は15点減点。 30点減点になると、免許取消になるよ。 免許取消になると、1年間は免許を取れない。 同時にタクシー免許も取り消しになる」と。
「学校の近くは30km/h、普通の道路で40km/h~70km/hが制限速度」と教えてくれた。
次に、韓国で一番高い山「漢拏山」について。 「登ったことがあるか?」と聞いたら、「済州島に住んでいて登ったことが無い人はほとんどいない。 平日で毎日8000人くらい、休みの日だと12000人くらい登ってるよ。 ただ、ほどんどが観光客。 私も昔はよく登っていたんだけどね、歳を取って足が動かなくなってきて」と嘆いていた。
しかし、毎日そんなに登山客が山に入っているのか。 富士さんみたいに登山道に渋滞ができたりするのだろうか?
山は冬になると一面の雪景色になるという。
で、バイクについて。 2~3人のグループで、ツーリングをしている人をよく見るので、「あれは観光客?」と聞いたら、「あれは本土の大学生だよ。 休みになるとバイクでツーリングしに来る大学生が多い」と。 観光客は観光客でも外国人ではなく本土の韓国人だったのか。
で、次に観光客のこと。 「やはり日本人が多いのか?」と聞いたら「日本人よりも中国人の方が多い。 日本からは成田から1日1便、関西から1日1便、福岡から週に1便くらいしか飛行機がこない。 中国からだったら、一つの空港から1日3便くらい飛行機が到着する。 なので、数でも中国人の方が多い」と。
「運転手さんは韓国語、日本語、英語を喋れてるけど、中国語も話せる?」と聞いたら「中国語は難しい」と。 けど最低限のことは話せるみた。
で、仕事の話になった。
「済州島の70%は観光業で成り立っている。 だけど就職口がなく、若い人たちが就職する場所が見つからない。 そのため就職口を求めてほとんどの人が本土に行ってしまう」と。
島国ならではの現象だよねそれ。 済州島もそのうち高齢化が進むのだろうか。
そんなことを話しているうちに、「松岳山」に到着。 見てないのだけど「チャングムの誓い」というドラマで撮影されたシーンがある場所。 で、海に突き出た半島なのだが、海岸沿いには旧日本軍が武器庫として作った洞窟が15個も残っているらしい。

運転手さんは、眺めるだけのつもりだったけど「洞窟まで行きたい」と言ったら、「海岸の岩は滑るので気をつけて」とアドバイスをくれた。 さっそく洞窟を見に行ってみる。
洞窟前は落盤が多い。 危険だ…

洞窟はたくさんあるのだけど、何個かのぞいてみた。

まぁ人工的な洞窟なので、それほど神秘的なものではなかったけど、面白かった。
ここには観光バスが続々とやってくる。 乗ってるのは小学生。 「あれは本土の小学生だよ。 本土の学生は済州島へ、済州島の学生は本土へ、旅行に行く」と教えてくれた。
ここからは、「兄弟島」というのがよく見える。 見る角度によって、島が1~3個に見えるのでそのように呼ばれるらしい。

続いて向かったのは「山房山」という山らしい名前の山。 「山が飛んだ山」と教えてくれた。 上までは登れないみたいだけど、中腹まではお寺があって登れるらしい。
さっそく登ってみることに。

続いて向かったのは「柱状節理帯」というところ。

なんで正方形や六角形の形になるのだろうか。 不思議だ。
続いて「天帝淵瀑布」というところ。 3つの滝から構成されているみたい。
まず最初に展望台があったのが、第2の滝。

続いて第1の滝。 運転手さんも行っていたが、雨の直後じゃないと水は流れていないみたい。

最後に第3の滝。
ツアーできたのか、ここは日本人が多かった。
次に向かったのは「天地淵瀑布」というところ。
遊歩道が整備されていて、10分くらいの道。

そして、本日最後の目的地「正房瀑布」。
滝の水が海に流れ込むという、とても珍しい滝。 オレ自身も、海に落ちる滝は見たことがない。

本日の観光コースは全て終了。 時刻は12時40分。 ホテルに戻ったら時間がちょうどだな。
帰りは行きと違う道、漢拏山の東側を通る道で帰ってきた。
帰りに馬牧場があり、運転手さんが「韓国では牛よりも馬をよく食べる。 そのため牛牧場より馬牧場の方が多い」と教えてくれた。
楽しかった観光も終了。 1時50分くらいにホテル到着。 すでに部屋はチェックアウトされていたので、お昼ごはんを買いに、先日行ったサンドウィッチ屋さんへ。
サンドウィッチをお持ち帰りして、ホテルに戻る。 14時半の集合時間ギリギリになってしまった。
バスに乗り込み、お土産屋さんと、革細工の店に行った。 革細工の店はすごかった。 「ヴィトンやコーチなどと仲良くしてもらってる革細工屋さんで…」と説明を受けたが、店内に入ると、ニセモノのブランド品がずらりと並んでいる。 しかも店の看板などは一切出ておらず、雑居ビルの2Fにあるこの店につながる階段を上ると、監視カメラが鳴り響き、店員が誰が入ってきたのか確認する様子も。 よほどやばい商売なのだろう。
ま、興味のあるブルガリが売ってなかったし、そもそもニセモノは買う気もないので…
空港に到着し、出国手続きを済ませる。 飛行機の出発まで2時間ほど。 小さい空港なので、お店も1件しかなく、かなり退屈だった。

そんな中待っていると、電光掲示板に「遅延」の文字が。 ただでさえ時間が余っていたのに、飛行機の遅延でさらに40分待つことに…

なんとか時間をつぶし、出発の時間になった。 帰りは窓際の席。 しかし羽のすぐ上なので、景色はあまり見えなかった。

機内食を食べ終えたら撃沈。 気づいたら関空に着陸するところだった。
今回の4日間の済州島旅行。 来るまではあまり乗り気ではなかったが、行ってみたら行ってみたで意外に楽しかった。
ただ、リゾート地でないのと、南国ではないので、天気が…
まぁこれで新たな国に足を踏み入れられたのでよしとしよう。
済州島3日目
旅行3日目。 相変わらず天気は晴れにならない。
今日は朝から、隣の部屋の人とマッサージに行く予定。 ガイドさんに電話して、マッサージの予約を入れてもらった。 ホテルの前にもあるのだが、そちらは営業開始時間が遅いため、連絡が取れないと。
新市街の方のマッサージ屋なら予約が取れたって。 車でホテルまで迎えに来てくれるとのこと。
車に乗って20分ほど、マッサージ屋さんに到着。 エレベータで6階へ。 受付でお金を払ってマッサージの服に着替える。
そしてマッサージ室でマッサージを。 まずは顔のマッサージとパック。 そして背中のマッサージや腕や足をしてもらう。
少し痛かったがとても気持ち良かった。
てっきりマッサージで終わりかと思ったら、このあとサウナがあるらしい。 石釜みたいな形のサウナに入る。 なにこのサウナ。 メチャメチャ暑い。 韓国の女性達も何人か入っていたのだが、砂時計できっちりと時間を計って出ていく。 毎日のように来ているのか?
サウナは暑すぎて5分くらいで退散。 その後、大浴場で汗を流してマッサージは終わり。
ガイドさんが、「好きな人は一日中居られる」と言っていたのはこういうことだったのか。 マッサージ自体の時間は60分ほどだが、サウナと風呂の時間は無制限。 何回もサウナに入ったり、風呂に入ったりするということか。
車でホテルまで送ってもらう。
送ってもらう途中、空港付近の道を走っていると、突然前の車が「キーーー」とブレーキ音を鳴らしながら急停車した。 その直後「ドンッ」と音がした。 車同士の交通事故だ。 急ブレーキをかけた車の前部から透明な液体がめちゃめちゃ漏れている。 対向車も止まって、車から降りてきて「大丈夫か」みたいなことをしていた。
やっぱりこれだけ運転が荒い国だと交通事故は起こるもんなんだね。 目の当たりにして少しビックリした。
ホテルに到着。 時間は12時半。 ちょうどお昼時なので、一緒にご飯でも食べに行こうかと思っていたのだが、サウナで体調を悪くしたらしく、部屋で寝ると。
なので、一人でどこか食べに行くか。 できれば、日本語メニューがない場所で、観光客が来なくて、地元の人が行くような店に行きたい。
町をブラブラ歩いて店を探す。

昨日歩いた商店街の付近で、すごい店を発見した! これぞまさにオレの求めてた店。

思い切って入ってみることに。
店の中に入ると、厨房に70歳くらいのおばあさんが立っていた。
「アンニョハセヨ」と話しかけ、ご飯が食べたいと伝えた。 おばあさんは普通に韓国語で話してくるが、全然何を言ってるかわからない。 わからない、というジェスチャーをすると「パパァ」と2階に向かって叫んでいる。 すると、同い年くらいのおじいさんが降りてきた。 おじいさんは僅かに日本語が話せるらしい。 が、ご飯が食べたいというのが通じなかったみたいだ。
10000ウォン札だして「eat」「rice」と伝えた。 そしたらハングルで書かれたメニューを指さして「ピグピグ」と言いだした。
「???」な顔をしていたら、ペンと紙を取り出して「Pig」を書いた。 なるほど、豚か。
で、感じで「骨」と書き、Pigと骨を丸で囲む。 なるほど、豚骨か?
わからないのだが、それでOKして、作ってもらうことに。 料理ができる間、おじいさんと筆談した。
「2? Love?」を書かれた。 カップルで来てるという意味か? 違うので否定して「many」と書いた。
なぜか日本語で「大学生?」と聞かれた。 否定はしたが、社会人ってなんて言うんだ? OLがオフィスレディなので、「Office Man」と書いたが通じなかった。
次に、おじいさんは飲食店経営者のための、日本人客が来たときの対応、見たいな本を取り出した。 飲食店でよく使われそうな単語や文章がハングルと日本語で書かれている。
そして「ショウショウオマチクダサイ」と言いだした。
しばらくして料理が登場。 やっぱり前菜のキムチつきだ。

そして、五穀米のようなものが出てきた。 で、「Pig+骨」の料理が出てきた。

豚骨のダシに、水餃子と白菜が入っている。 上に胡椒がふりかけられている。 おばあさんは、真っ赤な辛そうな調味料を持ってきて、振りかけようとした。
「辛い」が英語でなんて言うのかわからないので、口から炎をだして「ファイヤー」っていうアピールをした。
そしたら振りかけるのは少量にしてくれた。 きっと現地の味だと、辛すぎて食べられないだろう。
おかずはこれだけなのだが、けっこうボリュームがありお腹いっぱい。
お金を払おうとしたら、おじいさんが紙に「お味はいかがでしたか? 美味しかったですか?」と日本語で記入して渡してきた。
韓国語で「おいしかったです」と言いたかったのだが、わからないので「very good」と伝えた。 どうやらそれは伝わったみたいで、おばあさんにも「美味しかったって~」って言っているような言葉を発していた。
少し冒険したお昼ごはんも終わり、さてどこに行こうか。
さきほどマッサージで行った新市街のほうにでも行ってみるか。
新市街は遠いのでタクシーに乗らないと行くことができない。 タクシーをつかまえたいのだが…… なかなか道端でタクシーを止める勇気が……
少し歩きながらチャンスがあったら止めようと歩くこと30分。 わかった。 進行方向と同じ方向に歩いていたらタクシーは捕まえられない。 左側の歩道を歩き、正面から来たタクシーを止めることにしよう。
で、すぐにタクシーをつかまえることができた。
新市街に行きたいのだが、目的地はなんて言えばいいのだろうか? 先日行った免税店の目の前に「グランドホテル」というホテルがあるので、そこまで行ってもらおう。 運転手に「Grand Hotel」と伝えたが伝わらなかったみたい…
地図を見せて、再度「Grand Hotel」と伝えたら、「あぁ、グランドホテルね」みたいなニュアンスで伝わったようだ。
タクシーに乗り10分ほど。 グランドホテルに到着した。
さて、新市街では買い物をするらしいが、どこに何の店があるんだ? 全然わからないので、適当に歩くことに。 免税店の前の道を東に向かって歩いていく。 町は栄えていて店はいっぱいあるのだが……観光客が買い物できそうな店が一軒もない。 そのままひたすら歩いていったら巨大な道路にぶつかった。 このまままっすぐ行ってもしかたがないので、左に曲がってみるか。
しばらく歩くと「KBS」というテレビ局を発見。 地元に「KSB」というテレビ局があるので、なんだかなじみ深い気がする。
しかしこの「KBS」というテレビ局、どうやら韓国の国営放送局らしい。 日本でいうところのNHKみたいなものか。
少し歩き再び交差点。 この交差点の角に小さな公園があったので入ってみる。 すると公園の隅に、いろいろな石像があった。

道路の反対側にはヒュンダイが。 韓国の自動車の半分くらいは「ヒュンダイ」の気がする。 地元企業強しか?

1時間ほどブラブラと散策していたが、入れそうな店もなく、いったんホテルに戻ることに。 ホテルロビーにガイドさんがいたので、「明日は島の南に観光に行きたい」と伝えた。 明日のタイムリミットは14時。 それまでに滝と半島を見たい。 「タクシードライバーと連絡を取って、今日の夜またお返事します」とのこと。
さて、夕飯のまで、まだ時間が少しあるな。 お土産でも買いに行くか。
ホテル近くの「イーマート」というお店の5階にお土産屋さんがあったので、購入することに。 ここの店員のおばちゃんは日本語がめちゃめちゃ話せる。 商品選びながら雑談していたのだけど、まだ日本語を勉強し始めて4カ月らしい。 それでこんなに話せるとは… ここで一通りのお土産を購入。 代金を支払う時に、「向い側のフードコーナーでドリンクを飲んで帰る」と伝えた。 すると「ストロベリー、キウイ、トマト」のジュースがあるよ」と教えてくれた。
そしてフードコーナーへ。 「Juice」とメニューに書いてあるのだが、その下に並んでいるのはすべてハングル。 お土産屋の店員に聞いておいてよかった~ 「キウイジュース」と注文した。

ジュースを飲んでホテルに戻る。
しばらくして、夕飯の集合時間。 今晩は豚肉を食べに行くらしい。 バスに乗って十数分。 豚肉のお店に到着。
ここでもやはりキムチが待ち構えていた。

一応豚肉だけど、先日の牛肉と内容はほとんど変わらず。

韓国は豪快に肉を焼き、豪快にハサミで切る。
夕飯を食べた後、ガイドさんに明日のことを聞いた。 8時半にタクシーが迎えにくると。 運転手は日本語がしゃべれないらしい。
ホテルに戻り、みんなは飲みに行くみたい。 新市街のほうに行くらしい。 一緒に行きたかったが、明日早いのと、帰るとき自力でタクシーを拾って帰らないといけないので、残念だけどパスした。
寝るにはまだ時間が早すぎたので、ホテルのバーで1杯お酒を飲んで、バスタブにお湯を張ってゆっくりと過ごす。
23時から日本のWCの試合があるので、見たかったのだがそれまでに眠くなってしまったので就寝。
済州島2日目
7時起床。 今日の予定は特になかったのだが、夕べ部屋で飲みながら、前半組がどこに行ったのか聞いていた。 で、興味のある場所が出てきたので、そこに行くことに。
同じ部屋の人を誘ったら「行く」とのことなので、一緒に行くことに。

まずは、バイキングの朝ご飯。 韓国に来てもやはり朝はあまり食べられない。 パンとサラダとヨーグルトを食べて満腹。
出発の準備をして、ホテルロビーに行ったらガイドさんがいたので、行きたい場所を伝えたら、タクシーを手配してくれるとのこと。 自分でタクシー拾っていくつもりだったので、ラッキー。
日本語の話せない運転手らしいけど、それは全く問題がない。
10分ほどでホテルに到着するって。
タクシーに乗り込み、目的地に向かってもらう。 目的地は「城山日出峰」という、海底噴火で生まれた山。 海の中にポツンとあり、かろうじて陸とつながっている。
済州島の東の端にあって、タクシーで一時間ほどかかるらしい。 途中で乗馬場の横などを通りながら目的地に向かう。
目的地直前で、レンタカーとぶつかりそうになった… 危ない危ない。
そして、目的地の駐車場に到着。 ここから、山頂までは階段があるらしい。 この山、高さ182mなので大したことはないな。

ここは有名な観光地なので、けっこう人が多い。 しかし日本人はあまりおらず、中国人と本土から来たと思われる韓国人が多い。
階段を上っていると、面白い形の岩が何個かあった。

あっという間に山頂に到着。 まずは町の方を見てみる。 町が一望できて綺麗。 この街も、かろうじて海の中に立ってる感じだったんだね。

そして肝心の火口を見る。 綺麗にお椀形になっているのだが、やっぱりヘリとかに乗って上空から見てみたいな。 写真に収めようとしたが、これを収めるのは無理だ。

山頂はけっこう風が強く、汗ばんだ体には心地よかった。
さて、そろそろ降りようか。
登りもあっという間だったが、下りもあっという間。

駐車場にファミリーマートがあったので、運転手さんに飲み物を買ってあげることに。 オレはメロンジュース、運転手さんにはコーヒー。

韓国語がわからないので「Present for you」と言って渡したら「ありがとう」と言って、キャップを開け、一気に飲み干した。 チビチビ飲まないのか、コーヒーなのに。
それとももらったものはすぐに飲み干さないといけないような文化なのか?
まだ少し時間があるので溶岩洞窟の「万丈窟」というところに連れて行ってくれた。 日本だと洞窟と言ったら鍾乳洞とかがメジャーだけど、済州島では溶岩洞窟がメジャーらしい。 名前の通り溶岩が流れていたところがそのまま洞窟になった感じ。
観光用に公開されている部分だけでも、全長1kmもある。 スケールもでかい。
溶岩線、溶岩鍾乳、溶岩落盤など、溶岩関係のいろいろな用語を説明した壁が登場。 溶岩洞窟ひとつとっても、こんなにいろいろな種類のものからできているのか。

洞窟の中はかなり寒かった…
タクシーに戻り、ホテルに向かってもらう。 他のメンバーと合流するため、ホテル付近のマクドナルドで降ろしてもらい、運転手とはお別れ。 このタクシー、装備が格好良かったなぁ。
座席、畳だし。

マクドナルドで合流したが、店内を見てビックリ。 店の中に人が入りきらないほど混んでいる。 レジなんて20人以上並んでいるように見える。 凄まじい…
それからホテル横のイーマートというデパートの4Fでお土産のチョコを購入。 オレらはまだお昼ごはんを食べていないので、イーマート前のお店でお昼を食べることに。 道路沿いには食べ物の店がずらりと並ぶ。 ほとんどが魚介類のお店。
適当に入ったお店で料理を注文。 オレは太刀魚のから揚げみたいなやつ、同じ部屋の人は海鮮丼を頼んでいた。
しかしこの店料金が高いなぁ。 オレのが20000ウォン、海鮮丼が10000ウォンもする。
で、料理が並ぶ前に、鄭番のキムチ類が並ぶ。

そして料理がやってきた。 海鮮丼はコチュジャンみたいな、赤いものを大量にかけて混ぜるらしい…

オレのは写真に撮り忘れてしまったけど、しょっぱくてまぁまぁ美味しかった。

いったんホテルに戻ったが、みんなまたカジノに夢中なので、隣の部屋の人と外に出てきた。
ホテル海沿いに建ってるのだけど、まだ海側に行ってないな。 行ってみるか。
海沿いは道路が綺麗で交通量も少なくて、のんびりするには最適。 ただ風が強かったけれど。

この付近をブラブラ歩いてみるか。 適当に歩いていたらでかい交差点が。 韓国の交差点は渡るのが怖い。 普通に車が突っ込んでくるし、歩行者信号は3秒くらいで点滅が始まるし。

しばらく歩いていると、川を発見。 しかしその川がすごかった。 河口までわずか200mほどの位置。 なのに、川はとても険しかった。 こんな険しい川、ふつう山の中しかないよ。

さらに歩いていると、昨日通った「観徳亭」があった。 今日は二人なので、ゆっくり観光できる。 少し見ていくか。
門の前では何やらイベントをやっていた。 一緒に写真を撮ることができるみたい。

ここに入るのには入場がかかったが、2000ウォンなので入ることに。

観徳亭観光を終えて、東の方に歩いてみることに。 そしたらこぢんまりとした商店街を発見。 入口には水瓶に水を入れる女性の像があった。

商店街を歩いてみることに。 ちょうどのども渇いたし、疲れてるので、喫茶店みたいなところがあったら休もうか。
ちょうど喫茶店みたいなのがあったので、入ってみることに。 メニューがハングルオンリーだったらどうしよう。
かろうじて、メニューは英語が書かれていた。 が、飲み物メニューだけ。 食べ物メニューは全てハングルで、写真もないので何が何だかさっぱりわからない。
「可可」とかかれた謎の飲み物があったので、それを注文してみることに。 店員に指さしたら「ココ」と言っていたので、「かか」と書いて「ここ」と読むのだろうか。 出てきたものはココアだった。

味は美味しかったし、値段も安かったので満足。 しかしお腹が空いているなぁ。
通りまで出てきたら、サンドウィッチ屋さんがあったので、そこに入ることに。 ここなら間違いなく食べ物があるだろう。 メニューに英語が書かれているといいが…
こちらはちゃんと英語のメニューと写真があったので、安心して注文することができた。 頼んだのはベーコンサンドウィッチ。
値段の割に大きくて美味しかった。

ホテルに戻り、みんなと夕飯を食べに行くことに。
コンビニの裏にある、韓国人のおばちゃんがやっている海鮮のお店で食べる。 海鮮鍋みたいなやつが美味しかった。 が、お腹がいっぱいであまり食べることができなかった。
ホテルに戻り、みんなはまだ飲みに行くみたいだったが、オレはパス。 先ほど一緒に行動したの部屋でビールを少し飲んで、風呂にお湯をはって優雅にバスタイム。
明日はマッサージに行こう。
済州島1日目
今日から社員旅行で、韓国の済州島に3泊4日。
集合は午前3時50分。 早すぎる。 大変申し訳ないけど、妻に送ってもらって、車で関空まで。 香川県を抜けるくらいまでは起きていたが、その後寝てしまった。 申し訳ない。
関空に到着し、出国審査をし、いざ飛行機へ。 飛行機の時間が早すぎるため、まだ売店も開いていない。 お腹が空いたのに…… 特に面白いものもなく、出発の時間が迫ってきた。

今回の航空会社は「大韓航空」。 初めて乗る航空会社だ。 飛行機は1列6人の小さな旅客機。 済州島まで、1時間40分だって。 東京に行くのとほとんど変わらない時間で韓国に行くことができる。

機内食は寿司が出た… 最後の日本食ということで、夕べ食べてきたのに… やっぱ飛行時間が短いと、機内食もしょぼくなるのだろうか?

済州島に着くころになったら、雨風が激しくなってきた。 飛行機は揺れながら着陸。
初めての韓国なのに、初上陸は雨。 荷物を受け取り、空港ロビーに集合。 少し時間があったので、待機していたのだが、空港を警備する警察の装備がすごい。 胸の前には大きなライフルを構えている。 そして2人組で行動している。
こんなに威圧感があったら、誰も悪さしないだろう。

用意されていたバスに乗り込み、お昼御飯を食べに行くことに。

連れていかれたお店は、韓国冷麺のお店。 日本で食べるあの味の、本場の味だと思って期待していたのだが……出てきたのは色の付いていないスープに、糸こんにゃくみたいな麺。 食べてみたが……味がほとんどしない。 そして美味しくない。
これが本場の味で、日本で食べてるやつは、日本人向けにアレンジされてるのだろうか…
そして韓国では割り箸というものは使わないみたい。 エコにうるさい国らしく、割り箸を使った店は罰金になるらしい。

いきなり韓国の厚い食文化の壁に阻まれた。 そして向かったのは、「ホテル新羅免税店」というところ。 グアムとかの免税品店みたいに、食べ物とかお土産とかブランド品とかがものすごい数並んでいるのかと思っていたら、小ぢんまりとしている。 ブルガリの店があったら、少し見たかったのだが無くて残念。 2Fには時計と化粧品しか売ってないし…
しかし、免税品店で免税になるのって消費税的なものだけなのかな? だから高級品しか売っていない?
どこの免税品店に行ってもブランド物や時計は売ってるのだけど、それ自体に消費税以外の税金はかかってないよね?

集合時間まで少し時間があるので、済州の町をブラブラと歩いてみることに。 まぁ歩くっていっても、半径200mくらいのところだけだけど。 そして初めての買い物に挑戦。 入ったお店はおなじみのコンビニ、ファミリーマート。 店員は思いっきりiphoneで遊んでいた。 ハングル語で書かれた謎の梅ジュースを購入。

どんな味がするのだろう…と思っていたら、普通の梅ジュースの味だった。

それから免税品店の前のコーヒーショップで休憩したのだが、注文してから20分経っても出てこない。 集合時間の2分前くらいに出てきた。 ホット柚子ティーを頼んだのだが、ホットを一気に飲み干した。
そして、バスに乗って観光へ。 有名な観光地、3か所案内してくれるみたい。
まず向かったのが「三姓穴」という所。 済州の祖先が生まれたところとして有名らしい。
伝説によると、ある日突然、地面の穴から3人の男性が生まれてきた。 名前は「高」「良」「夫」という。 済州では、それらの苗字を持つ者だけが、本当の済州出身として扱われるらしい。 韓国で一番多い苗字「金」、次に多い「李」という名字の人は、先祖代々済州に住んでいても、よそ者として扱われてしまうらしい。
韓国人は先祖を大切にするらしく、どこの家庭にも家系図があるみたい。 今回のガイドは「金」という人なのだが、この人も17代前から済州に住んでいるが、やはり苗字的によそ者らしい。
そんな伝説のある三姓穴。 日本でいう神社的な扱いの場所だろうか。 入口には「石のおじいさん」と言われる「トルハルバン」が飾られている。
ガイドさんの話では、韓国では陰陽というものがあるらしい。 「男」が陽、「女」が陰。 「太陽」が陽、「月」が陰。 「空」が陽「土」が陰。 「火」が陽、「水」が陰、という具合らしい。
陰陽のバランスで世界は成り立っていると考えるみたい。
そのため韓国本土では「男の火」と「女の土」の木彫りの置物を、建物の入口に建てることが多いらしい。 そうやって陽と陰のバランスを保つのだという。
一方、済州では、本土の文化はない。 代わりに、トルハルバンと呼ばれる石のお爺さんを置く。
これは絶対にお爺さんで、お婆さんはいないという。
特に、この三姓穴は、陰の力が強い場所なので、石のお爺さんを入口に2体置き、陽の力を強くし、バランスを保っている、とガイドさんが言っていた。

そんな説明を受け中へ。 肝心の「三姓穴」は柵がしてあり、窪みしか見えない。 この窪みの中に3つの穴があるらしい。
周りの木々は、穴のパワーに引き寄せられ、穴の中心に向かって育っていくという。

伝説のある三姓穴の見学が終わり、次に向かったのは「観徳亭」というところ。 済州島で一番古い建造物があるらしい。 しかしバスの中からのみの観光…
次に向かったのが「龍頭岩」という場所。
ここでは龍の形をした岩を見ることができるらしい。 さっそく龍の形の岩を見学。
うーん……無理やり見れば龍に見えないこともないような… 結構無理があるな。

ここからは、3日間泊まるホテルがよく見えた。

龍頭岩の観光も終わり、ホテルに向かう。 今回泊まるホテルは「ラマダホテル」というところ。
チェックインをし、ホテルの部屋へ。 ホテルはどこの国に行ってもだいたい同じような感じだね。 しかし部屋は同じでもアメニティが違う。 韓国では使い捨てるほとんどのものが有料らしい。 歯ブラシ、シャンプー、石鹸、カミソリなど。 日本から持ってきておいたので買わずには済むのだが…

旅行前半組の面々がホテルに併設されているカジノに遊びに行っているので、覗いてみた。 どんなものだろう、カジノって。
みんなが遊んでいたのはルーレット。 単純に出る目を予想したり、偶数奇数を予想したり、赤か黒か緑かを予想したりするゲーム。 しかし、ディーラーは好きな目を出せるくらいルーレットを回すのが上手い。 単純な予想ゲームではなく、ディーラーとの駆け引きも重要なゲームだ。
そしてみんな負けていた……
カジノ見ていても面白くないので、東京事務所の男の子とホテルのカフェに飲みに行った。 まだ真昼間なので、アルコールは飲まず。 どうせ、今夜イヤというほど飲むのだろうから。
変な飲み物を飲んでみようと思い「人参茶」を注文。 飲んでみたら……すっごい甘い。 一緒に黄色い液体のものもついてきたのだが、舐めてみたらこれは酢? 少し酸味のきいている味だった。
今日の夕飯は、前半組との合同食事会。 食べるものは焼肉。 韓国と言ったら焼肉。 昼間は韓国と言ったら冷麺で、痛い目にあっているので少し不安だ。
バスに乗り焼肉の店へ。
当然のように、キムチがテーブルに並んでいる。 まぁ焼肉だったら日本でもキムチは食べるけど、韓国ではどんな料理にもキムチがついている。
肉は骨付きカルビなのだが、でかいし、既に火が通っている。 それを七輪の上に置き、さらに火を通しながら、ハサミでチョキチョキ肉を切る。

全部店員がやってくれるので楽チン。 まぁ想像していた焼肉とは違ったけど、味は美味しかった。
普段会わない東京事務所の人達と話したり、営業の人と話したり、ワイワイ楽しく過ごすことができた。
合同食事会も終了し、バスでホテルに戻る。
この後は、半分くらいの人は、また外に飲みに行く。 オレは部屋で飲む約束をしていたので、部屋で飲むものを買いにコンビニへ。 歩いて5分かからないくらいの距離。
店員に韓国語で「ありがとう」という意味の「カムサハムニダ」という韓国語を伝えたのだが、店員は「発音が違う」と行ってるらしく「カムサハムンダ」と教えてくれた。 日本人が話す韓国語はその方が韓国語っぽく聞こえるようだ。
カムサハムンダ、カムサハムンダ。
ホテルの部屋で飲んでいたのだが、それはそれで盛り上がって楽しかったな~。
グアム旅行4日目
9時起床。 2時間ちょっとしか寝ていないのでものすごい眠い…… 朝一でレンタカーを返しにいった。
部屋のみんなは爆睡中。

10時ごろにみんな起きだして、チェックアウトの準備をしてロビーに向かう。 12時までにチェックアウト、2時にホテル出発。 さぁ、ラストグアムを楽しむか。
チェックアウトして、荷物を預けて外に行こうとしたら、外は土砂降りの雨。 メインストリートのスニーカーショップに行こうということだったのだが……
ホテルのタクシーが、DFSだったら無料で乗せてくれるよ、ということで乗せてもらった。 サイパンでもそうだったけど、集客のためにDFSがタクシー代を支払っているらしい。 よほど儲かっているということだろうか。
スニーカーショップなどを少し見てホテルに帰ってきた。
12時にみんなで昼を食べる。 それまでホテルのスイーツバーで休憩。 ようやくおいしいグァバジュースを発見した。

最後のホテルで食べるご飯、寝起きではないのでけっこう食欲がある。 昼もバイキングだが、たっぷり食べることができた。

そしてラスト1時間。 ホテルの目の前にある「Tokyo桜坂スパ&エステティック」というマッサージ屋に行くことに。 あまり時間がないため、全身指圧の40分コース。
日々の睡眠不足や疲れもあり、マッサージがものすごい気持ちよかった。
素晴らしい40分はあっという間に終わってしまい、ホテルに戻る。 もう出発の時間だ……
バスで空港まで行き、出国手続きを済ませる。 しかし、飛行機の出発まで2時間…… 暇だ……
残ったドルを使って、お土産をかったりした。
あまりにも暇すぎて、空港の反対側の乗り場に行ってみたりしたけれど、どこも日本人しかいなかった。

ようやく飛行機に乗り込み機内食の時間になった。
今回の選択肢は「チーズパスタ」か、たしか「ミートポトフ」。 すっごいチーズパスタという名前にひかれたので、それを頼んだ。
しかし……色はチーズっぽいといえばチーズっぽいのだが、全くチーズの味がしない………… がっかりだ。

機内食を食べた後はお昼寝タイプ。 溜まりきった疲れをここで落としておかなくては。 ほとんどの時間寝ることができた。 しかしまだ眠い……
あっという間に成田空港に着き、バスで品川のホテルへ。
バスも1時間半くらい乗っていたのだが、ほとんどの時間寝ていた。 しかしまだまだ眠い。
品川のホテルに着いたときは、東京の天気は土砂降り。 とりあえずホテルの部屋に荷物を置いて夕飯を食べに行くことに。

品川駅前に「品達」というラーメン屋・どんぶり屋がたくさん集まっている場所がある。
そこでつけめんの「TETSU」というお店に入った。 ここのつけめん、めちゃめちゃおいしい! 量もものすごい量だったし!
そして2軒目にいってしまった。 「きび」というお店。
ここのラーメンもすごいおいしかったのだが、お腹がいっぱいで食べきることができなかった。
すごい満腹でホテルに戻る。 一緒の部屋の男の子は、有名なホテルのバーに一人で飲みに行ってしまった。 最後の最後までやるなぁ~
部屋に戻って明日の朝の出発の準備をし、風呂に入りひさびさに日本のテレビを見てくつろぐ。
しかし0時くらいにものすごい眠くなってきて眠りに着く。 明日は6時ホテル出発でそのまま直で仕事だ……
今回のグアム旅行、日本で2泊したので、日程的にはけっこう長くておもしろかった。 グアムも思っていたよりも楽しくて大満足。
早く来年の旅行に行きたいな~
グアム旅行3日目
7時20分起床。 みんなは昼くらいまで寝るらしいので、おなじく朝早くから起きられるであろう女の子と遊びに行くのを誘っていたので、まずはご飯を食べに行く。 しかし……全然食べることができずに、味噌汁オンリーな朝ごはんになってしまった。 味噌汁オンリーで25$分の食事券を使った。 高すぎ!!!
今日はバスでうろうろしようと考えていたのだが、バスはこんなに朝早くからは走っていないらしい。 とりあえずホテル前のビーチに行って写真を撮り、街中へお土産を買いに行ったが、お店はだいたい/diary/2009/06150時から。

いったんホテルに戻り、レンタカーを借りることにした。 「Hertz」というレンタカー屋さんがホテルの中に入っていたので、そこの窓口に行く。
ホテル周辺はだいたい日本語が使えるので、簡単にレンタカーを借りられると思った。 しかしレンタカー屋の店員のおばちゃん、日本語がほとんど話せない……
「今日借りたい」ということを伝えたら、空いている車が「ピックアップトラックしかない」と言われた。 料金は割引などを入れて60$くらいだった。 が、一応入っておかないと不安なので、保険に入って+20$くらい。 全部で88$かかった。
ガソリンを満タンにせずに返せるプランもあるみたいだが、それは+30$かかるらしい。 自分で入れて返したほうが安いな。 なので、それには入らなかった。
「車をホテルに持ってくるまで50分かかる」と言われていたが、借りると決めてから、保険やなんやらで、全ての手続きが終わったころには30分経過。 「10時10分に車がくるよ」と言われたので、ホテルのロビーで少し待つ。
すぐに時間になったのでもう一度レンタカー屋へ。 地下駐車場に案内されて車を借りる。 車はフォードの「レンジャー」という車。 現地の人は荷台に人を乗せたりしているが、厳密にはいけないらしい。
初めての左ハンドル、そして右側通行の道路。 運転するのがドキドキするなぁ。 車の操作説明はライトのつけ方しか教えてくれなかった。 左ハンドルなので、ウインカーは左側にある。
ワイパーも左のレバーを回して操作する。 右側はシフトレバー。 うーん、左右逆なのがやりにくいな。

とりあえず駐車場を出て、街中を走ってみる。
交差点のルールとかがよくわからないが……赤信号でも右に曲がるときは安全を確認すれば曲がってもいいらしい。 曲がったらいけない交差点には看板が出ているんだって。
すこし走っていたら「グアムプレミアム・アウトレット」というのが見えてきた。 とりあえず入ってみる。 が、小さいなぁ…… 30分くらいうろうろしてすぐに出てきてしまった。

ここから、海沿いをずっと走ろう、ということになって、海沿いの道を走って、グアムの島を南に進んでいく。
少し走りお腹がすいてきたので、現地人の利用するようなお店に入ってみた。 この辺りまで来ると日本語が全くないし通じない。
メニューも英語でどんな料理なのかわからないので、無難そうな「CHICKEN WITH BROCCOLLI」と書いてある「チキン&ブロッコリー」らしきものを注文した。 絶対に食べきれないので「ご飯を少なめ」と言ったのに、器いっぱいのご飯が出てきた。
当然食べきることができず……半分くらい残してしまった。
店内のテレビではNBAがかかっており、地元の人たちはTVに夢中だった。 シュートが入るたびに歓声をあげたりしていた。

それから景色のよさそうな「セラ湾展望台」「セッティ湾展望台」に行こうとしたが、どこだかわからずに、気づいたら通り過ぎてしまっていた。
しばらく走り「ソレダッド砦」というのがあったので立ち寄る。
ここで、現地在住の日本人ガイドらしき人がいて、この砦での見所を教えてくれた。
石小屋があるのだが、そこにつけられている小さなまどから見る景色が絶景らしい。 角度を変えると、壁に絵が飾られているように見えるんだって。
さっそくその中に入って景色を楽しむ。 すごい綺麗な景色が見える。 本当に絵が飾られているように見えるね。
ここの砦は太平洋戦争の砦ではなく、海賊から船を守るための砦らしい。 グアムがアメリカ領になってから荒廃してしまったと書いてある。 砦からの景色はすばらしくとてもよかった。

車に戻り、さらに南下する。 しばらく走り「鐘楼」というのが見えてきた。 これが何なのかは歴史を調べないとわからないけど、残されているということは重要な何かだったんだよね、きっと。

さらに進み、出発当初に地図を見て決めていた目的地に到着した。 それは「タロフォフォの滝」というところ。 横井庄一さんという、太平洋戦争が終わってから27年間、戦争が終結したことを知らずにジャングルに隠れて生活をしていた人が、住んでいたところ。
入場料が20$もして、ちょっと高いなぁと思ったけど、せっかくここまで来たのだからと入ってみた。
ロープウェイで川沿いまで降りて、滝を見る。 しかし……滝がしょぼい…… 滝というか、川の流れだな……

そして、横井さんの住んでいた洞窟を見に行く。 周りはかなりのジャングル。 そしてその場所に到着した。 地面に穴が掘ってあり、竹が敷いてある。 これが入口らしい。 入口は枯れ葉などでカモフラージュしてある。 しかしこれはレプリカで、実際のものはもっとジャングルの奥地にあったらしい。 そりゃ27年間も発見されないわけだ……

ロープウェイで上まで戻り、お化け屋敷と愛の園というところに行って見た。 衝撃的な像がたくさんあった……

タロフォフォの滝を後にして、グアム島の東海岸を北上する。
パゴ岬というところの展望台に行こうと思い、向かっていたらアパートの別荘みたいなところに侵入してしまった。 そしたら警備の人がものすごい何か怒鳴っている。 どうやらここは入ってはいけない場所だったらしい…… 少し道を戻って海沿いへ出た。 けっこういい景色。 そして波と岩が激しい。

そのまま東海岸を北上し、ようやくホテル付近まで戻ってきた。 「マイクロネシア・モール」というショッピングセンターにやってきた。 ここもやはり日本人が多い。 ショッピングモール自体はけっこうな広さがあった。 ここで偶然、製作の社長と出会い、一緒に車で帰って来た。
2人を下ろした後、ガソリンを入れに。 レンタカーを返すときはガソリン満タンじゃないといけないからね。 近くのガソリンスタンドに行った。 ここはセルフのガソリンスタンド。 こっちはセルフが主流なのだろうか?
やり方がわからず、とりあえず現金払いは難しそうなのでカード払いにすることに。 カードを通し、レギュラーのノズルを給油口に差込み待つが、いつになってもガソリンが出てこない。 5分くらい格闘していたら、店員の人が出てきて、給油の仕方を教えてくれた。 どうやら、ノズルを差し込むだけではなく、機械本体のレバーを上げないといけないみたい。 日本のと違ってこれはわからないなぁ。

ガソリン満タンになり、ホテルの駐車場に車を止めてレンタカーを返しに行く。 しかし営業は18時までらしく既にしまっていた。 もう18時20分くらい。
仕方ない、明日の朝返すか。 24時間借りられるので10時くらいまでOKなはず。
夕飯はみんなで「ハードロック・カフェ」に食べに行った。 去年のサイパンでも利用したが、ものすごいでかいハンバーガーが出てきた記憶が。 今回もでかいハンバーガーに挑戦する。
ものすごいお腹いっぱい。

そして「サンド・キャッスル」というイリュージョンショーを見に行った。
21時半開演で、1時間くらいあるらしい。
マジック、ダンス、僧侶の技など目の前のステージですごいショーが繰り広げられた。 ドリンクを注文したのだが、ドリンクを飲む暇を与えないほど夢中になれた。
すごい面白くて大満足。 最後にマジシャンの直筆サインを書いてもらえる販売会があって、すごいポスターが欲しかったのだが、家に帰っても飾る場所もなさそうだし……あきらめた……

そしてビリヤードをしに行く。 このあと、とある計画があったのでもうお酒は飲まないことに。 ずっとオレンジジュースを飲みながらビリヤードをやっていた。
ひさびさにビリヤードやったけど面白いねぇ。 ビリヤードの理論は物理だし、普通の球技よりも考えるのが面白い。
ただ、その通りに打てるかどうかというのはまた別の話だけど。

たっぷり1時くらいまでビリヤードを楽しんだ。
ホテルに戻り、またカードゲームを楽しむ。 そして3時ごろ解散。

さて、これからあるところに行きますか。 部屋の2人と一緒にまだ借りてあるレンタカーに乗り込み、昼間行った「パゴ岬」に向かう。
こんな時間に行って何をするのかというと……朝日を見に!
日は東から昇るので、東海岸に行かないと朝日は見られない。 そして、知っている海岸がそこしかない。
行きは道に迷いながら進み、1時間ほどかかって、岬付近のガソリンスタンドまで到着。 まだ時間があるので、併設のコンビニで時間をつぶすことに。
コーヒーとパンとパスタの元みたいなのを購入、店内のテーブルでそれらを食べる。 食べていると……ものすごい土砂降りになった…… せっかく朝日を見に来たのに……土砂降りとは……
しばらく待っていたが雨は止みそうにない……少し小雨になったので、とりあえず岬まで行ってみた。
岬の駐車場で時間をつぶしていたら、なんとか雨は止んだ。 しかし空には分厚い雲が…… せっかくこんな時間にここまで来たのに……見れるかなぁ。
待つこと30分くらい、ようやく東の空が明るくなってきた。
だが、太陽の姿は見えず空が明るくなってきただけ。 太陽は雲の中だ…… けっきょく朝日を見ることはできなかった。

6時半くらいにホテルに戻り、そのまま就寝。 今日は7時20分に起きたので、ほぼ24時間だな……眠い……
しかし明日は10時までにレンタカーを返しに、ホテル内のレンタカー屋まで行かないといけないので、ほとんど寝られないではないか。
明日は最終日だし、悔いの残らないように遊びつくさなくては。