原付で日本一周の旅 – 19日目|摩周湖 屈斜路湖 網走

晴れ
走行距離:340km(合計:4,072km)
使用金額:2,467円(合計:68,253円)



北海道中標津町


5時20分起床。 すでに太陽は昇っている。 日の出を見そびれた…… まぁいいや、また明日。
開陽台 開陽台

今日は網走まで戻ろうと思う。 なのですぐに準備をして出発。 今日は帰ってくるので、テントや不用品は置いていく。 まずは「摩周湖」を見に行こう。 展望台が3つあって「第一展望台」「第三展望台」「裏摩周展望台」の3つある。 位置的に「裏摩周」が一番近いのでそこに向かう。 キャンプ場から40km弱。 走るにつれてどんどん標高が上がっていく。 それにつれてだんだん気温が下がってくる。 「裏摩周」の駐車場についたころには寒くて震えていた。 景色を眺める前に暖まらなくては……
手袋をしたままバイクのマフラーに手を置く。 手袋の厚みがあるので、しばらくしてから手が暖かくなってくる。 手がとても暖かいのでつい長くマフラーに置きすぎてしまった…… 右手の人差し指にものすごい熱が襲ってきた。 「アチチチ」と慌てて手を離し手袋を取った。 あまりの熱さに指のところに穴が開いてしまった。 あぁ手袋が……指も痛いし…… 気を取り直して景色を見よう。
「裏摩周展望台」から「摩周湖」を眺める。 しかし…………一面の霧によって何も見えない。 ただ真っ白い景色が見えるだけ…… ショック。 地図にも「眺めるだけ 霧だけ」と書いてあった。 それほど霧が多いのかな。 景色も見えないので展望台をあとにする。
霧の裏摩周

とりあえず正面から摩周湖を見ようと思い、そちら方面に進む。 峠を下っていると「神の子池」という看板が出ていた。 なんだか名前がすごいので、見に行ってみることに。 林道を走ること2km、すぐに到着した。 だけど林道がかなりでこぼこで原付にはきついなぁ。
「神の子池」を見る。 ものすごい透明で青い。 すごい綺麗だ! 神秘的。 まさに名前の通り。
いやー見に来てよかった♪
神の子池 神の子池 神の子池 大根畑 緑駅

そして摩周湖方面へ進む。 また興味のある看板を発見。 「硫黄山」と書いてある。 まさに名の通りなのかな? さっそく見に行く。 しかし……駐車場料金を取られる……100円。 だけど「硫黄山」と「摩周湖第一展望台」セットで100円らしい。 すると片方50円か。 安い! なんだか騙されてるみたいだけど、料金を支払い「硫黄山」を見学。 あらゆるところから硫黄ガスが吹き出ている。 しかもかなりの高温。 吹き出ている地面に手を近づけたらものすごく熱かった。 さきほどのマフラーほどではないが…… すごい壮絶な風景。 だけどこの風景を台無しにするものがあった。
硫黄ガス噴出してる所のすぐ手前にある「玉子屋さん」。 拡声器で「玉子玉子玉子玉子玉子っ」と何度も繰り返している。 近づくだけでおばさんが「玉子どう?」と販売してくる。 さらに観光客が立ち入ることのできる硫黄ガス地帯で温泉玉子を作っているため、とても邪魔。 しかも5個で400円というボッタクリ値だし。 すごい勢いで販売のおばさんを無視した。
硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山 硫黄山

見るところもあまりなく、「摩周湖」を目指す。 15kmくらいなのですぐだ。 まずは「第三展望台」の方へ。 こちらは駐車場が無料。 湖を眺めてみる。 思っていたよりもずっと青い。 とても綺麗だ。 1982年に調査した時は「日本で一番透明な湖」だったらしい。 周囲を高さ150mくらいの崖に囲まれているため、外部からの水の浸入がないらしい。 それでこの透明度を保っている。
そして「第一展望台」の方へ行ってみる。 こちらは駐車場が有料なのだが、硫黄山で払っているので、無料で止めることができた。 こっちはかなり観光化されている。 さっそく景色を見てみる。 さきほどとアングルが違うがあまり素晴らしくはなかった。 「第一展望台」より「第三展望台」の方が景色がいいなぁ。 しかも駐車場無料だし。 摩周湖を見終えたので、摩周の市街地の方に行ってみた。 だけどただの町で何も変わりはなかった。 そろそろ網走方面に向かわなければ。
硫黄山 摩周湖 摩周湖 摩周湖 摩周湖 摩周湖 摩周湖 摩周湖 摩周湖 摩周湖 摩周湖 摩周湖

摩周湖の近くに「川湯」という温泉街がある。 4日くらい風呂に入ってないので、そろそろ入らなくては。 駅の近くの温泉に行った。 入浴料200円。 石鹸類が設置されてないので、大きな石鹸を購入。 風呂の作りは銭湯みたいな感じだった。 けれど時間も早いため1人しかいなかった。 のんびり温泉に入ることができた。 風呂上りに自動販売機で牛乳を購入。 せっかくの北海道なんだから、地元の牛乳が飲みたいなぁ。 どこの自動販売機でも「メグミルク」の牛乳だし……
温泉

体も温まったので網走方面に向かうことにした。 「屈斜路湖」という湖があるので、それを眺めながら行こう。 かなり有名な峠で「美幌峠」というのがある。 だけど網走方面から来た場合は素晴らしい峠らしいけれど、摩周方面から行った場合は普通の峠らしい。 なので、こちらから行く意味はない。 ここは今度走るとして、藻琴山の方から行くことにしよう。 途中で藻琴山の展望台に寄った。 ここから「屈斜路湖」が一望できる。 だけどあいにくの曇り空…… 残念。 ちなみにここは「藻琴山」の8合目。 おそらく1時間もあるかないで山頂までいけそう。 だけど今日はやめて、今度にしよう。 今日は大移動だから……
屈斜路湖 屈斜路湖 屈斜路湖 屈斜路湖 屈斜路湖 屈斜路湖

そして網走に到着。 昨日通ったばかりなので、見覚えがある。 「二ツ岩」を通り過ぎて、しばらく進む。 そしてクライミングエリアの駐車場にやってきた。 ここから森の中を数分歩いて崖を降りて岩場に着く。 さっそく森の中を歩く。 しかし……迷子になってしまった。
踏みあとみたいなのをたどっていったのになぁ。 クライミングのガイドブックによると「漁師の張ったフィックスロープを使い急な斜面を降りる」となっている。 とりあえず崖の方に向かってみる。 しかしそのままの崖で一歩踏み出せば30mくらい落ちて大怪我をしてしまいそうなほど。 これは降りられないなぁ。 とりあえず崖沿いを歩いてみることに。 藪があってかなり歩きにくい。 しばらく歩くと、木にビニールテープを巻きつけてある場所を発見。 これが目印か。 そしてフィックスロープを発見した。 ガイドブックに載っている地図と全然違かった。 急な斜面を降りて岩場に到着した。 だけどなんだか寂れている。 あまり良い岩場とは言えないかも……
ちょっとだけ岩場を見てすぐに戻る。 急な斜面を登るのはかなり疲れた……
クライミングエリア 能取岬 クライミングエリア 能取岬 クライミングエリア 能取岬

とりあえず網走の用は済んだのであとは戻るだけ。 昨日インターネットに繋がることを確認したので、どこかでのんびりネットでもやろうかな。 近くにスーパーがあったので、そこで夕飯の材料を購入。 貝付ホタテが1つ100円で売っていた。 食べたいなぁ。 もちろん購入。 それと豚挽き肉を買った。 これで美味しい夕飯が作れる♪ そして昨日HPを更新したセブンイレブンの隣にケンタッキーがあった。 そこで食べながらネットでも見ることにしよう。
そういえばケンタッキーを店内で食べるのは初めて。 ケンタッキー自体あまり購入しないから。
そして1時間ほどネットを楽しむ。 やっぱりいいなぁネットは。
気がついたら16時前になっていた。 そろそろ帰らなくては…… ここから開陽台キャンプ場まで、100km以上距離がある。 まずいなぁ、暗くなっちゃうじゃん。
朝見ることができなかった「裏摩周」をもう一度見るため、来た道をそのまま引き返す。 「藻琴山」の峠でかなり寒い思いをした……
かなり暗くなって「裏摩周」に到着。 朝よりは霧が晴れていたが、相変わらず…… 残念。。。
夜の裏摩周

そして猛烈な寒さに襲われたためレインコートを着る。 これ一枚でけっこう暖かくなった。
キャンプ場まであと40km弱…… 頑張ろう。
ひたすら直線道路だけど、ハイビームができないこの原付ではけっこう怖い。 後ろから猛スピードで抜かしていく車もいるし……

おまけ
「ノンフィクションの算数問題」
私は時速55kmで走っています。 3km後方に車のライトを確認しました。 ライトを確認してから3.1km走ったところでその車に抜かされました。 この車は時速何kmで走っていたのでしょう? 各計算で小数点第二位を四捨五入して答えを求めなさい」
(答えは一番下に)

キャンプ場に到着したのが20時…… 網走から4時間もかかった。 遠いなぁ。 そして遅い夕飯を作り始める。 コンロが1つしかないので、まずご飯を炊いた。 それからお湯を沸かし、貝ごとホタテを放り込む。 5分くらい煮た。 火からどけてそのまま放置。 そしてフライパンでひき肉を炒める。 味付けは塩。 これが美味しいんだなぁ。 一人暮らしのころよく食べていた。
豪華な夕食が完成した。 まずはご飯をたいらげる。 そしてホタテを食べてみる。 かなり大きい。
醤油があるけれど、そのままの味を楽しむため、何もつけずに食べる。 うん、おいしい! やっぱりいいなぁホタテ。 今夜は昨日より暖かいのでゆっくり眠れそう。 明日はまた知床半島に行ってきます。
豪華な夕食

「算数の問題の答え」
私の時速は55km、1km進むのにかかる時間を求めます。
60÷55=1.0909→1.1 1km進むのに1.1分かかります。

3.1km走って抜かされました。 私が3.1km走るのにかかる時間を求めます。
1.1×3.1=3.41→3.4 3.1km走るのに3.4分かかりました。

車は3.4分で、ライトを確認した距離(3km)+抜かされるまでに走った距離(3.1km)走ったことになります。
3+3.1=6.1 車は3.4分で6.1km走りました。

車が1分でどれくらい走れるのか求めます。
6.1÷3.4=1.7941→1.8 車は1分で1.8km走ることができます。

1時間でどれだけ走ることができるか求めます。
1.8×60=108

車の速度は時速108kmです。

夜中の道でもこれくらいの速度でとばしている車もいます。 なので夜間の運転には十分気をつけましょう。

原付で日本一周の旅 – 18日目|網走 知床半島 開陽台

曇り
走行距離:263km(合計:3,732km)
使用金額:6,407円(合計:65,786円)



北海道佐呂間町~北海道中標津町


4時40分起床。 今日も天気が悪そう。 空は分厚い雲に覆われている……
夕べはかなり快適に寝ることができた。 暑くもなく寒くもなく。 快適すぎてうつぶせに寝ていたらしい。 そのせいで、起きたとき肋骨が痛かった…… 夢の中で肋骨を骨折した夢を見ていたし…… あぁ怖い。

昨日のおじさんと一言話をしたかったのだが、朝早いためまだ車の中で寝ている。
起こすのは悪いので、メモで北海道の地図のお礼をした。 そして5時過ぎに出発。
まずはこの近くにある「サロマ湖展望台」に行ってみることにした。 林道を5kmほど走り到着。 眺めはよいのだが、天候があいにくのため、景色もいまいち…… すぐに網走に向かって出発した。
サロマ湖 サロマ湖 サロマ湖 サロマ湖

林道を下ってるとき、野生の鹿の群れを見た。 道路に10匹くらい集まっていた。 しかし近づいていった瞬間、四方八方に散ってしまった。 鹿はすごい。 急な土の崖も軽々登っていく。
国道に合流して、網走方面に向かって走る。 しかし途中から雨が降ってきてしまった……
仕方なくレインコート着用。 ザックにもカバーをかぶせ完全防水体勢。 だけど靴だけが防水できてない… 雨が降ってくるとすぐに内部浸透してしまう。 防水の靴買わないとダメかなぁ。
雨はまだいいが、さらにピンチが襲ってきた。 ガソリンがなくなりかけている。
普段、街中を走っていると燃費が30km/L、今回の旅では時速50kmにおさえているのでリッター40km弱は走ると思う。 満タンで6リッターなので、いつも200kmくらい走ったら入れるようにしている。 あと20kmで200km走行。 しかも網走まで残り50km。 ヤバイ…… 途中にガソリンスタンドはあるのだが、朝早いため営業してない。 何もせずに3時間もガソリンスタンドの前で待つのはイヤだし。 だけどガス欠もイヤだし。 一応、計算上では240kmくらいでガス欠になる。 ぎりぎり網走までいける距離。 網走がどの程度都会なのかわからないが、国道の始点になるくらいだから、ある程度は大きいのだろう。 それくらいの都市ならば、24時間営業のガソリンスタンドくらいあるはず……
一か八かの賭けにでた。 網走まで走行。 もし途中でガス欠になったら、雨の中押して歩かなくてはならない。 すごいドキドキしながら走る。
なんとか網走市に入った。 だけどガソリンスタンドがまだ見当たらない。 片側2車線になり、店もちらほら出てきた辺りでENEOSを発見! しかも営業してる! もちろん給油。 よかった~これで一安心。
ガソリンも満タンになり、いざ東へ! とりあえず、海沿いをずっと走りたいので。
網走湖 網走湖

途中「網走駅」を横目に見ながら。 網走駅付近は思っていたより田舎だった。 そして重大な仕事がもう一つある。 HPの更新…… ちょうどセブンイレブンがあったので、焼そばとパンを買い、駐車場でネット接続を試してみる。 すると……接続できた!!
6日分くらいの更新なので、送信するのにかなり時間がかかる。 そこで1時間くらいはいたと思う。
しばらく他の人のホームページも見てなかったので、見てみるがあまり更新されていなかった……
HP開設してる人へ……もっと更新しようよ!
無事HP更新も終わり、先に進む。
駅のちょっと先に「二つ岩」というものがあるらしい。 気になるので見に行っている。
しかし、ただ岩が二つ並んでるだけだった…… ほんとに「二つ岩」だ。
全然面白くない。。。
二つ岩 北浜駅 濤沸湖 濤沸湖

そしてひたすら国道を進む。 網走駅は、規模としては「下の上」くらいだったが、そこから先の駅は「下の下」くらい…… なんだか駅とは思えないような建物。 ホントに駅??
途中「道の駅 はなやか(葉菜野花)小清水」というのがあった。 トイレに寄った。 そしたら、ここの駅は「道の駅」と「鉄道の駅」が一緒になっていた。 ホントの駅じゃん!
再び国道に戻り走り続ける。 だんだん田舎になってきた。 そして大根畑がたくさんあるような気がする。 「ウトロ」という変わった地名が看板にでてきた。 北海道でカタカナの地名はアイヌの地名なのかな? 地図で見ると、それを無理やり漢字に変換してるようなところもある。 ウトロ付近に温泉のマークがあったので、温泉があるらしい。 入りたいなぁ。 希望を膨らませて道を走る。
途中パーキングがあったので立ち寄る。 そこでライダーとチャリダーと話をした。 この先に峠があって、そこはものすごい風と雨らしい。 チャリダーは今からそこに突入する。 オレも……
専用バス停!? オシンコシンの滝 オシンコシンの滝 岩

温泉はその峠の手前にある。 入っても意味ないか…… そして温泉街を横目に見ながら峠に突入。 緩やかな上り坂がかなり続く。 そして峠のピークが740mくらい。 霧雨なのだが、強い風にあおられて、針のように突き刺さってくる。 顔面が痛い。 目にも刺さって前が見えない…… 途中どうしてもやばかったので立ち止まった。 息を吐いて気づいた。 息が白い…… それほどの寒さなんだ。
上りも辛かったけど、下りの方がもっと辛い… 雨がさらに強くなり針千本……顔面に突き刺さる。 痛い。。。 目をかなり細めて時速30kmくらいで降りる。 だんだん下界に近づくにつれ雨はやんできた。 そして街中に入ったとき、完全に雨がやんだ。 すぐ200mくらい後ろでは痛い雨が降っているのに、不思議だなぁ。 雑巾で雨水を拭いて先に進む。
昨日のおじさんに「道の駅 羅臼」から「国後島」がよく見えると教わった。 すぐ道の駅に到着したので、そこから国後島を眺めてみる。 曇っていてシルエットしかわからないけど、けっこうでかい。

そういえばそろそろお昼だぁ。 道の駅の手前に気になるお店があった。 「いくら丼」「うに丼」と旗が立っており、観光客相手でもなさそうな雰囲気の「」というお寿司屋さん。 これは……穴場!?
羅臼町は「釧路ナンバー」になる。 この店の駐車場には「釧路ナンバー」の車がたくさん止まっている。 よし、ここに入ろう! カウンターの席に案内される。 夫婦とお手伝いさんで経営してるような店だ。 もちろん「うに丼」を注文する。 税込み2,625円とかなり高いが、ずっと食べたかったものなので。 そしてうに丼の登場!! ご飯の上、全部にうにがのっている。 かなりの量!!
まずうにだけ食べてみる。 本物のうには食べるの初めてかもしれない。 回転寿司のうにみたいなものなら食べたことあるのだが。 だから、ホントの味がわからない。 今食べてるうにが本物かどうかもわからない。 食感はとてもやわらかく、味はあまりしない。 回転寿司のうにはかなり苦かった。 このまろやかなのが本物なのかな。 かなりおいしかった! だけど値段的にもう食べることができないかな……
うに丼を食べた店

そして「国後島が見える展望台」というのに行ってみた。 ここは望遠鏡が設置されていてなんと無料! さすがっ!! しかし下からみた景色とあまり変わらなかった。 相変わらずシルエットだけの国後島…… 小泉首相が北方領土を訪問するとかで、問題解決に向けてロシアと対応するらしい。
だけど「北方領土」と言ってる時点で間違っているような感じがする。 別に「領土」でもないんじゃない? 「返還」とか言っているが、ロシアからしてみれば「譲渡」なのかもしれないし。 別に取ったわけじゃないのかもしれない。 まぁよくわからないが。 とりあえず「北方領土を返せ」という看板をよく見かけるが、それは撤去したほうがいいような気がするが……
北方領土 羅臼町の町並み 野生の鹿 野生の鹿 野生の鹿

本日の目的地は「開陽台」。 ここは360度の風景と無料キャンプ場がある。 北海道にきたら、ここに行けというくらいすばらしい場所らしい。 距離も100kmくらいなので、余裕でつきそう。 かなり居心地がいいらしいので長居するかも。 もうすぐで台風も上陸するらしいし、来週の天気も悪そうだし。 スーパーでインスタントラーメン10袋と無洗米2kg、卵10個購入。 卵を運ぶのに割らないように苦労した。 そして開陽台に到着! さっそく展望台に行ってみる。 曇っているのにすばらしい景色! これはいい!! 晴れていたら最高だろうなぁ。 よし、決めた。 晴れるまでここに滞在しよう。 そして早起きした日には海から昇る日の出を見よう。 テントを建てて中でくつろいでいた。
到着したときからポツポツ雨が降っていたのだが、かなり強く降り始めた。 それと風も出てきた。
しばらくすると自転車に乗った女の子一人やってきた。 そしてテントを張ろうとしているのだが、強風でかなり苦労している。 テントを建てると少しの風で飛ばされる。 それを押さえながらペグを打つのは至難の業。 オレはポールしならせる前にペグでテント2箇所を地面に固定して、それからテントを膨らませるので、風が吹いても飛ばされることはない。 先日の礼文島で学んだテクニック。 女の子は押さえるのに必死で、そこから動けなくなっていた。 「テント押さえましょうか?」と言い手伝ってあげる。 しかしここまでよく自転車で上ってきたなぁ。 原付でもきつい上り坂だったのに。
開陽台展望台より 開陽台展望台より 開陽台展望台より テントの様子

明日はいったん網走に戻ります。 クライミングエリアを見忘れたので、それを見た後、また戻ってきて「野付崎」に向かう予定。 ここは昨日のおじさんお勧めの場所らしい。 雨だったらテント内待機です。

原付で日本一周の旅 – 17日目|日本最北端 サロマ湖

曇り
走行距離:314km(合計:3,469km)
使用金額:6,107円(合計:59,379円)



北海道礼文町~北海道佐呂間町


夕べはかなり寒かった。 寒くて目が覚めたが寝袋の中から出たくない。 だけど寒いので上着を着たい。 寝袋の中で葛藤していた。 だけどトイレに行きたくなってしまったので仕方なく寝袋からはいだす。 もう4時くらいかと思っていたら、まだ1時30分だった…… 星空がとても綺麗だったので、キャンプ場の展望台から写真を撮ろうかと思ったけれど、あまり輝いてない星をこの程度のデジカメで撮れるとも思えなかったので諦める…… 上下防寒して再び寝袋の中へ……
それからも2度ほど目が覚めて、6時起床。 フェリーが8時45分出航なので、その1時間前くらいに着けばいいや。 かなりのんびり準備して出発。 すぐにフェリー乗場に着いて乗船券を購入。 残金が300円になってしまった……
デジカメの電池が残り少なくなってきたので充電しなくてはならない。 フェリーに乗ってすぐに「コンセントが近くにある」「テレビがよく見える」という2つの条件に合った場所を確保した。 さっそくデジカメの電池を充電。 そしてテレビでオリンピックのVTRを見る。 女子トライアスロンをやっていた。 これはかなりハードそう。 最初に水泳、そして自転車、最後にマラソン。 しかもそれぞれがかなり長い距離。 見てるだけで疲れてきた……
利尻山

2時間くらいの船旅を終えて、懐かしの稚内へ!
船を下りるときに女性ライダーがいた。 髪の毛を後ろで結ってあって、どうやってヘルメットをかぶるのかと思い、見ていた。 そしたら、結いを解いて普通にヘルメットをかぶっていた。 やっぱり結ったままだと無理か。
そして宗谷岬に向けて出発。 ここから30kmくらい。 それとどこかでお金をおろさなくてはならない。 あと300円しかないから…… しかし走っても走っても銀行が見当たらない。 ローソンやセブンイレブンなどのコンビニATMでもいいのだが、それすら見当たらない。 そのまま宗谷岬に着いてしまった。 「日本最北端」だが全然感動しなかった。 むしろ人がうざい。 たくさんの人、観光バス、ライダー。 自分もその一人なのだが、ここまで人がうじゃうじゃいると…… しかもその人を相手に「最北端の店」という看板を掲げている店が何件も並んでいる。 しかもそこで買い物や食事をしている人がたくさんいる。 無性に腹が立ってきた。 石碑の写真だけ撮り、すぐにその場を立ち去る。
稚内駅 日本最北端

そして「網走」に向かって海沿いの国道を走る。 ここから約200km。 今日中にたどり着けるかは微妙なところ…… フェリーに乗っていたので、出発は11時から。 そこから200kmはきついなぁ。
走っている途中、ガソリンがもう少しでなくなるところまできてしまった。 未だにお金はおろせていない。 銀行・コンビニが全然ない…… 「セイコーマート」というコンビニならたくさんあるのだが、ATMがないので意味がない…… 最悪300円で入れられるだけ入れてもらおうかとも考えた。 走っていると「枝幸市街」という看板が見えてきた。 最後の希望の枝幸市街…… しかし見当たらない。 コンビニすらない。 少し大きめのスーパーで「SEIJO」というのがあった。 もしかしたら、ここにATMが設置されてるかもしれないと思い中に入ってみる。 しかし無い…… ヤバイよぉ……
偶然近くに郵便局があった。 確か郵便貯金の残高が800円くらいあったはず。 小銭でもおろせるのかやってみよう…… 郵便局に入りATMの順番待ちをする。 その間、案内板を見ていたら「提携銀行どうたらこうたら」という文字が目に入った。 もしかして提携してる銀行ならおろせるのかな……?
まず郵便貯金から800円おろす。 これでガソリンは入れることができる。 それから銀行のカードを入れてみる。 するとおろすことができた!! 手数料105円取られたが、コンビニでも他行でも取られるのでこれはよい。 やった。 郵便局超便利!! これで安心してガソリンを入れることができる。 これからは財布の中を気にして走ろう……
立体的に見える山 虹

ガソリンも満タンになり、再び網走を目指す。 途中で、「紋別市」という少し市街地のところがあったので立ち寄る。 もしかしたら@FreeDが繋がるかも……と期待して町の中心部に向かう。 しかしとても繋がりそうな雰囲気ではなかった。 99%繋がらないと思うので、パソコンを出すのは面倒。 諦めよう…… しかもだんだん曇ってきて、分厚い黒い雲が上空に……
フェリーの中で見た天気予報で「北海道地方は晴れ」となっていたのになぁ。 そして、道路がビショビショに濡れてる地帯に突入した。 雨こそは降っていないが、数十分前まで雨が降っていましたと道路が言っている。 よかった、原付は遅くて。 普通の二輪車だったら、雨に突っ込んでしまったかもしれない。 だけど、タイヤの水しぶきによって靴やカバンが濡れる… 対向車線の大型車とすれ違うときもかなりの水しぶきが… 後ろから抜かしていく車も…… けっこう濡れてしまった。

ひたすら走り「サロマ湖」という看板が見えてきた。 なぜだか覚えてないけれど、小学校のころ社会の授業で習ったような気がする。 それほど有名な湖なのかな。 とりあえず見に行くことにした。 かなり広いが、普通の湖にしか見えなかった……
サロマ湖 サロマ湖 サロマ湖/></a> <a href=サロマ湖 サロマ湖 オホーツク海 サロマ湖

あたりも暗くなってきてそろそろ寝る場所を見つけなくてはならない。 サロマ湖のほとりに休憩所があって、トイレもあったのでそこにしようかと思ったが、展望台があるので、夜人が来るかもしれない。 しかも地面が木の板なのでペグを打つことができない。 今夜雨降るかもしれないし……
そこは諦めて国道を進むことにした。 少し走って「道の駅 サロマ湖」というところに着いた。 トイレに行くため寄ってみる。 するとちょうどいい感じの芝生が。 だけどトイレに行くと「ここはオートキャンプ場ではありません。 トイレで洗い物、洗濯、米とぎはしないでください」と書いてあった。 別にやらないけれど、そういう風に書かれているとテントも張りにくい。 道の駅のお土産屋・レストランが18時で閉まるので、19時過ぎくらいまで待てば店員も帰るだろう。 それからテントを張って、翌朝6時までに出て行けば大丈夫だろう、きっと。
さっそく待機の体勢に入る。 暇なので地図でも見てよう。 地図を見ていたらワゴン車に乗ったおじさんが話しかけてきた。 「北海道のいい地図があるからあげるよ」と言って「アウトドアコミュニケーション2004」という本をくれた。 無料で配っているものらしい。 おじさんも旅人で、5年くらい家に帰らず、車で全国をフラフラしているらしい。 そしてあまり知られていない北海道の名所も教えてくれた。 おじさんもここに泊まっていくらしい、車内泊だけど。 今日はひさびさにご飯を炊く。 ご飯を炊いてる間にテントを建てる。 豪華に屋根つきの場所に建てた。 ペグが打てないが、屋根があるから大丈夫でしょう。 強風も吹いてないし。 ワカメふりかけご飯を食べて、自動販売機でジュースを買って、温めて飲んだ。 季節的に夏なので、自動販売機には冷たいジュースしか売ってない… 寒い地域なんだから温かい物も売っててほしいなぁ。 今夜は雨が降っても快適に寝られそう。 問題は寒さか……
テントの様子

明日は網走でHPを更新して(予定)、国後島が見えるところまで行く予定。 あまり急がず、じっくりと見て行こうと思います。

原付で日本一周の旅 – 16日目|礼文島観光2

晴れ
走行距離:61km(合計:3,155km)
使用金額:926円(合計:53,272円)



北海道礼文町


今日も5時起床…… だけど起きるには早すぎる…… 再び眠り7時起床。
今日は「礼文岳:490m」を登る予定。 そのあと島の南方面に観光に行く。
準備をして出発。 昨日購入したパンをお昼ご飯に持っていく。 利尻の水で作った麦茶も持っていく。 カメラも忘れずに… 一応レインコートも。
すぐに登山口に到着した。 標高490mだと思って甘く見ていたらいけない。 登山口は海に面しているので、ほとんど海抜0mに近い。 なので標高差490m……
さっそく歩き出す。 出だしがずっと階段みたいな上り坂でけっこう辛かった…… それを越えると普通の林道みたいなところをひたすら歩く。 距離だけ稼いで、高さがあまり稼げていない。
そこをずっと歩き、ようやく見晴らしのいい場所に出てきた。 山頂がすぐ近くに見える。 あとは最後の上りだけだな。
礼文岳より 礼文岳より 礼文岳より 礼文岳より 礼文岳より 礼文岳より

その上りも最初の階段に比べればすごい楽に感じた。 1時間35分で山頂に到着。 コースタイムが2時間なので、たいして早くはない。 まぁずっと平坦な場所を歩いていたから仕方ないか。 山頂で360度のパノラマ写真を作ろうと思って、かなりの枚数の写真を撮った。 うまく繋げられるかなぁ。 山頂で一休みしようと思ったのだが、風が強く、温度も低くとても寒いのですぐに下山する。 来た道をひたすら戻る。 やっぱり平坦な場所は歩きやすい。 片道4km、往復8kmの登山を終えた。 帰りは1時間15分で下りてこられた。
礼文岳山頂 山頂より 山頂より 山頂より 山頂より

昨日コンビニに行った後気づいたのだが、財布の中にお金がわずかしかない…… 銀行でおろせばいいのだが、肝心の銀行が島内に1つしかない。 しかも信用金庫でATMがない。 なのでおろすことができないっぽい…… 「みずほ銀行」なのでどこでおろせるのやら…… バイクのガソリンもなくなりかけていた。 しかしガソリンを入れたら帰りのフェリーに乗れなくなる可能性もある。 それだけは避けたい。 なのでフェリー乗場に行って料金を確認してきた。 そしたらフェリーに乗っても1,000円くらい余る計算だ。 よかった~♪ 安心してガソリンを入れる。 しかし…………なんと1リッター136円。。。 めっちゃ高い。 何この値段? 北海道本土だったら、1リッター114円くらいだったのに。 リッター20円以上も高い。 しかし島内に3軒しかないガソリンスタンドの1軒だから、他の場所に行っても変わらないだろう。

そして島の南方面を観光。 島を縦断する道路で小学校のマラソン大会が開かれていた。 その大会の交差点の警備に警察官が2名も…… この島の警官はよほど暇なんだろうなぁ……
走ってる小学生を横目に見ながら西海岸へ向かう。 駐車場にバイクを止めて少し歩いて「桃岩展望台」に到着。 「桃岩」と「猫岩」を見た。 「桃岩」はなんとなく桃に見えるのだが「猫岩」はどうやったら猫に見えるのかさっぱりわからなかった。
桃岩 猫岩 トリカブト

そして「地蔵岩」を見る。 高さ50mくらいの一枚岩。 どうしてこのような形になったのだろう。 不思議。
これで礼文島の名所はほとんど見たなぁ。 キャンプ場に戻る途中コンビニで今日の夕飯のラーメンを買った。 ちゃんとチキンラーメンではない、普通のインスタントラーメンを購入。
巨大な岸壁 地蔵岩

テントに帰ってきて携帯をいじっていたが、すごい眠くなったので昼寝♪ 夕べも12時間くらい寝たのに…… 2時間くらいぐっすりと眠れた。
目が覚めて、キャンプ場のすぐ近くにある展望台に行ってみた。 階段を100段くらい登って到着。 「久種湖」が一望できる。 北にはスコトン岬とトド島が見える。 なかなかいいね。
久種湖 礼文島の景色

それから、かなり時間が余っているので「久種湖」を1周してみることにした、もちろん歩いて。
見た目よりずっと大きく、約6kmもあった…… 1時間30分くらいかかったし。
湿原地帯 久種湖 植物 久種湖 久種湖 礼文島の夕日 利尻山 礼文島の夕日

夕飯のラーメンを食べて、キャンプ場の展望台に夕日が沈むのを見に行った。 水平線に沈むのは見えないが、山に沈んで行くのが見える。 もう二度と見ることのできない「2004年8月25日の夕日」が沈むのをみた。 今日は日中17度と気温がけっこう寒かった。 夜も寒いだろうなぁ…

明日は北海道本土に戻って、宗谷岬に行き、それから海沿いを南東に向かって走ります。 行ける所まで行くつもり。

原付で日本一周の旅 – 15日目|礼文島観光

晴れ
走行距離:87km(合計:3,094km)
使用金額:5,260円(合計:52,346円)



北海道利尻富士町~北海道礼文町


朝5時に目が覚めた。 トイレに行ったが歩くと右踵がとても痛かった…… 今日は礼文島に渡る予定。 フェリーの時間が10時過ぎなので、こんなに早く起きる必要はない。 もう少し寝よう……
目が覚めたのが7時30分。 夕べ7時過ぎに寝たので12時間も寝ていたことになる! 登山がよっぽど疲れたのかな…… 夕べはいつもどおりの服装(厚着ではない)で寝たのだけど、シュラフカバー効果でとても快適に寝ることができた。 快適すぎて寝返りをうったりして、何度も銀マットから体がずれた。
のんびりテントを撤収。 けっこう風が強くて撤収するのが大変だった。 そしてのんびり出発。
フェリー出航まであと2時間くらいある。 とりあえずフェリー乗場に行った。
だけど出航1時間前にならないとチケットが買えないので、しばらく時間をつぶすことにした。
お腹も空いていたので朝ごはんを食べることにした。 フェリーターミナルのすぐ前にお土産屋さんがたくさんある。 そこの1店舗が食堂になっている。 さっそく入る。 たぶん今日一番目のお客さんだ。 何を食べるか迷った。 うに丼2,500円と3,000円、刺身定食2,200円、うにラーメン1,500円……
美味しそうな海産物食がたくさん並ぶ。 そしてオレが選んだのは「生姜焼き定食」…………
値段は1,300円と高いが…… ここの生姜焼き定食の肉はでかい! 生姜焼きは豚肉と玉ねぎ。 それとグリーンカール、きゅうり、オレンジ。 ご飯、味噌汁。 大根のしそ漬け、タコ酢漬け、たくあん。
わかめの甘煮。 なんとこんなにたくさんついてくる。 これを考えたら1,300円という値段も妥当かも。 札幌のラーメン屋で食べたものより数倍おいしかった。
お腹もいっぱいになり、フェリーのチケットを購入。 そしてすぐにフェリーが来たので乗船する。
利尻島から礼文島までは30分ほどで着く。 なのですぐだなぁ。
フェリーが出航して、たっぷり満喫した利尻島が遠ざかっていく…… 暇なのでテレビでアテネオリンピックのビーチバレー、スペイン対オーストラリアを見ていた。 スペインが勝ち決勝戦へ。 オーストラリア残念……
利尻山 ペシ岬 利尻山

そして礼文島到着。 あらかじめ調べておいた情報によると、礼文島にあるキャンプ場は2つ。 しかもどちらも有料だ。 島の北へ向かって走り出す。 すぐに「緑ヶ丘公園キャンプ場」という看板が見えてきた。 とりあえずここに行ってみるか。 「公園」とは名前だけで、実際はただの芝生だった。
そして1人1泊500円だった。 少し高いような気もするが仕方ない。 申し込もうと思って管理人室に行く。 しかし誰もいない。 声をかけても誰も出てくる気配がない…… すぐ脇に車が止まっているので誰かいると思うのだが。 5分くらい待ったが誰も出てこないので、パンフレットだけもらって公園をあとにする。
もう一箇所のキャンプ場行ってみよう。 こちらはすぐ近くに湖があるらしい。 走ること15km、「久種湖畔キャンプ場」に到着した。 ここも1人1泊500円。 だが、先ほどのキャンプ場と違って環境がすばらしい。
礼文島の景色 礼文島の景色 キャンプ場

湖はどうでもいいとして(沼みたい)、とても整備されている。 バンガロー、オートキャンプもできるらしい。 キャンプ場はとても広く、水場・トイレが2箇所設置されている。 きちんと駐輪場もある。 さっきのところで申し込まないでよかった~
さっそくテントを建てる。 しかし強風のため、テントの下に敷くレジャーシートすら敷けない。
レジャーシートは後にして、まずテントを作ろう。 それから移動しよう。
テントを作るが、風で飛ばされる。 仕方なく、本体にペグを打って地面に固定する。 すごい、ポールが風で折れそう…… そしてレジャーシートを広げるがすぐに飛ばされてしまう。
サンダルと靴をおいて隅を固定する。 すばやくテントのペグを抜き、シートの上に乗せてまたペグを打つ。 それからフライシートをかぶせてペグで完全固定。 これでようやく本体のペグが抜ける。
こんなに設営に苦労したの初めてだ。 雨で強風だったら最悪だね……
荷物を置いて身軽になったので、さっそく観光に行く。 まず「スコトン岬」に行く。 ここが礼文島で一番(?)の観光名所になっている。 行ってみるがお土産屋さんと展望台があるだけ。 展望台からさらに北にある「トド島」が見えた。 ここは冬になるとアザラシなどがやってくるらしい。 それほど寒いということだが……
それからいろいろな岬を巡る。
礼文島より 礼文島より 礼文島より スコトン岬 トド島 礼文島より 礼文島より 礼文島より 銭谷五兵衛の記念碑 礼文島より 礼文島より 礼文島より 礼文島より 礼文島より 礼文島より 神崎小学校 久種湖

今日は朝ごはん食べたのだが、かなりお腹が空いてきてしまった。 お昼食べたいなぁ。 だけど店で食べると高くついてしまうので、コンビニでパンを買おうと思った。 フェリー乗場からキャンプ場に来るまでに「セイコーマート」があったような気がする。 そこまで戻ることに……
キャンプ場から16km…… フェリーターミナルから北にあるコンビニはここ1軒だけだ…… それからまたキャンプ場まで戻る道のりの長いこと……
ようやくキャンプ場に戻ってきてテントの中にバッタリ。 買ってきたパンを食べる。
明日は礼文岳に登る予定なので、お昼ご飯に食べるパンも買ってきた。

長い時間テントでゴロゴロしていた。 18時くらいになったので夕飯を作ることに。 今日の夕飯はチキンンラーメン! まずお湯を沸かす。 そしてラーメンを入れる。 2分くらい待つ。 出来上がり! とても簡単だった。 だけど味は……普通のインスタントラーメンの方が美味しいや。
値段も変わらないことだし、これからは普通のを買おう……

原付で日本一周の旅 – 14日目|利尻島登山 利尻観光

晴れ
走行距離:65km(合計:3,007km)
使用金額:1,645円(合計:47,086円)



北海道利尻富士町


午前4時起床。 今日は山に登るため早く起きた。 夕べはかなり厚着をして寝た。 ズボン2枚、上着4枚、靴下、シュラフカバーを装備して寝た。 かなり暑かった…… 思ったよりも効果があったのがシュラフカバー。 テント内の空気とシュラフとの間に一層作ってくれるのでかなりシュラフ内の温度が保たれた感じがした。 シュラフカバーつければ、普通の格好で寝ても大丈夫そうかな。
携帯の目覚ましで起きたためまだ眠い。 外は暗いし。 だけど昨日もらったパンフレットによると「鴛泊コース」から登山する場合は、行き6時間、帰り4時間、休憩1時間の最低でも11時間と考えて計算してください、と書いてあった。 なのでこの時間に起きなくてはいけなくなってしまった。
4時に起きて、出発が5時だとする。 それから11時間だと16時。 もう夕方だ。 最低でも18時までに降りてこないと暗くて帰ってこられなくなる可能性もある。 なのでかなり余裕をもって時間を決めた。 絶対忘れたらいけない飲み物、食料、カメラをザックに詰めて、念のためレインコートももった。 暗いためヘッドランプも。 それとタオル、帽子。 そして4時35分出発。 行きは6時間……しかも登るにつれて辛くなってくるらしい。 だんだん傾斜が急になってきて、9合目からが一番辛いらしい。 イヤなコースだなぁ。 少し歩くと3合目に到着した。 「日本最北端の名水:甘露泉」というのがあった。 飲んでみたらとても冷たくて無味。 かなりおいしい! 無味っていうのがいいね!
日本最北端の名水 乙女橋

そして林道のような道をテクテク歩く。 しばらく歩き5合目に到着した。 ここから登山らしくなってくる。 大きな石が転がっている道をどんどん登る。 途中で老夫婦と女の子1人抜かした。 そして6合目到着。 かなり見晴らしがいい。 名前も「6合目:第一見晴台」と書いてあった。 鴛泊の町はけっこう小さくなって見える。 ここからも同じような道が続く。 カーブが多くて前方があまり見えないのが助かる。 しばらく歩き7合目到着。 そろそろ休もうかと思ったけれど、8合目まで行ってから休もうと考え直した。
利尻山より 利尻山より 利尻山より 利尻山より 利尻山より

すぐに案内の看板が。 標高900mだって…… あと800mもある。 先は長い…… クネクネと山道を歩いていく。 ここの区間がけっこう長く感じた。 8合目手前に「第二見晴台」というのがあった。 ここで小休止。 お茶を飲んで、5本入りのレーズンパンを1本食べた。 ここまでかかった時間が1時間40分。 8合目は目前だ。 パンフレットによると、登山口から8合目までかかる時間が3時間35分となっていた。 倍以上のペースで歩いていることになる。 今のところ呼吸も乱れないし、足もきちんと動く。 まだまだいけるね! 再び歩き出して8合目を通り過ぎる。
利尻山より 利尻山より 利尻山より

ここから少し下って避難小屋の脇を通る。 中はどのようになってるのか覗いてみたが、青いビニールシートが敷いてあるだけでホントに吹雪から避難するためだけに作られてるみたい。 水も電気もないので泊まるのは厳しいかな。
この辺りから傾斜がきつくなってきた。 あと足元が不安定に。 雨が降ったら水の通り道になりそうなところを歩いているので、とてもすべる。 登山靴じゃなくて履き古した運動靴だし。
山頂方面

そして9合目到着。 看板に「ここからが正念場」と書いてあった。 今から一番きついところに突入する…… 9合目の平坦になったところもゆっくり歩いて呼吸を整える。 立ち止まったら歩き出すのが辛そうなので立ち止まらずゆっくりと。 そのまま9合目を通過する。 ここから山頂まで、標高差400mくらいある。 登山口が200mだったので、全体の標高差は1500m、そのうちの400mが最後に来るとは…… 9合目を通り過ぎた。 最初はあまり傾斜も変わらず、ゆっくりと呼吸が乱れないように歩いた。 だけどだんだん呼吸よりも足がきつくなってきた。 太ももが上がらなくなってくる。 時にはすごい歩幅を狭めて歩いた。 だんだん火山の石みたいなものに変わってきた。 歩くとずりずりいう。 かなり登ったところで「沓形登山口」と合流するところまでやってきた。
利尻山より 利尻山より

ここからはフィックスロープが張られている。 かなり傾斜が急になって、小さな石ころばかりで足跡もない。 もう足がやばいのでフィックスロープを腕で引っ張るようにして、ほとんど腕の力で登っていく。 しかし限度があって、腕も力が入らなくなる。 呼吸も乱れてくる。 何度か立ち止まって呼吸を整えた。 あぁきつい。 そして山頂まで距離にして300mくらいになって気合が入る。 あと一息、頑張ろう。 そしてヘトヘトになりながら山頂到着! やった~疲れた~
かかった時間は3時間4分だった。 休んだのは「第二見晴台」で休んだ5分間のみ。 かなりハードな登山だったように感じる。 だけどコースタイム6時間のところをこんなに短い時間でこれたのが嬉しい。 最後きつかったなぁ~
利尻山より 利尻山より 利尻山より 利尻山より 利尻山山頂 利尻山山頂より 利尻山山頂より 姫沼

しばらく山頂を満喫した。 だけどだんだん体が冷えてきたため15分くらい山頂で休み、すぐに下山する。 9~10合目の急な傾斜は登るのはつらいが、降りるのも辛い。 フィックスロープを使って、後ろ向きに下りていく。 前向きに降りたらバランス崩したらそのまま転倒しそう。 9合目まで下るのがかなりきつかった。 ある意味、登りよりも辛いかも……膝、足首的に。 けっこう勢いよく足を突いてしまう。 9合目に到着した時点で膝がギシギシいっていた。
そこから順調に6合目まで下る。 ここから傾斜があまりなくなるので、1合の間隔が長くなる。 登る時間と下る時間があまり変わらない範囲。 かなり歩いて5合目到着。 そこからもっと長い距離を歩いて4合目に到着。 距離的に4~5合目が一番長いように感じた……
あとは楽チン、3合目の名水までやってきて、再び水を飲む。 冷たいのおいしい~!
そしてキャンプ場まで降りてきた。 くだりは2時間20分だった。 トータル5時間20分。 休憩含めて5時間35分。 パンフレットの11時間って……
まだ時間は11時だし。 ホントは今日登山で一日終わる予定だったのになぁ。

時間が余ってしまったので利尻島観光に行くことにした。 島一周が53km(看板に書いてあった)なので、いろいろ回っても3時間もあれば回れるだろう。 さっそく島内観光に出発。 まず姫沼展望台というところにいった。 ここから北海道とペシ岬を眺める。 冬のとても天気のいい日にはサハリン(ロシア連邦)も見えるらしい。 夏じゃ無理かなぁ。
ペシ岬

そして姫沼を見る。 かなり緑色していて汚かった。
姫沼 姫沼遊歩道

ずっと走り「石崎灯台」を見る。 ここは観光用ではないが、たまたま近くを通ったので。
石崎灯台

そして「オタトマリ沼」。 ここでタクシーの運転手と話をした。 ちょうど、おばさん2人を島内一周観光案内中で、おばさんの1人の実家が松戸らしい。 それで「八千代市ナンバー」なので「千葉県だ!」ということで、運転手が声をかけてきた。 少し話をして「若いんだから頑張らないとダメだよ~」と言って去っていった。 今でも充分頑張ってるけどなぁ。 もっと頑張れということか! では利尻山を往復4時間台で……すっごい頑張らないと無理っぽい。。。 まぁやらないけれど。
オトタマリ沼 オトタマリ沼近くの展望台より オトタマリ沼

そして「仙法志灯台」というのを見る。 これは高さが低かった。 そして「仙法志岬公園」というところに行くが、公園ではなく駐車場だった…… 海沿いに下りる道があったので降りてみたらお土産屋さんがあるだけだった……
仙法志岬灯台 仙法志岬

そして沓形を通って鴛泊まで戻ってきた。
そういえばまだお昼食べてないや。 北海道の海沿いではたくさん「うに丼」という看板を見かける。 ぜひ食べてみたいと思うのだが、値段が2,000円くらいするのでなかなか手が出ない。 まぁそのうち食べることは確実だけど。 「うに丼」を食べたかったのだが、今日は我慢。 島で3軒(?)しかない食料品スーパーに行った。 野菜・魚・肉を除くすべての商品が高い。 レトルト品とか冷凍食品なんてすごい! やっぱりここまで運んでくる手間があるからかなぁ。
牛乳とサラダ油、ホッケ、チキンラーメン、うどんを購入した。 とりあえず、お昼は我慢して、夕飯を豪華に。 うどん3玉とホッケ焼きの予定。
帰りに温泉に寄っていった。 入浴料500円。 ロッカーがなく、荷物をカゴに置きっぱなしのため、盗難が怖くてあまりゆっくりできなかった。 とりあえず登山の疲れはとれたかな。
キャンプ場に戻ってきて、洗濯をする。 洗濯といっても水洗いだけど。 汚れ物を全部洗ってロープを使って干した。 とても日当たりがよいのですぐに乾いた。
そして夕飯までの数時間、外にイスを広げてポケーっとして過ごした。 おじいさんになったら、毎日こういう生活なのかな……
そして夕飯の調理開始。 ガスコンロが1つしかないため、まずうどんのお湯を沸かすことにした。
沸騰したら、ナベをどかして、フライパンをコンロにかける。 そしてホッケを焼く。 大きかったので焼くのに少し苦労した。 焼けたらフライパンをどかし、ナベをコンロに。 一度沸騰するまで温度を上げてるのですぐに沸騰する。 そしてうどんをゆでる。 だしがないため、醤油で味付け。
そして食べる。 うん、魚はおいしい! 塩をふりかけただけだけど最高!
うどんは少し味が濃すぎた……今は2玉しか作ってないので、あと1玉作るときは水を入れて薄めよう。
食べ終わって、残りの1玉を作る。 今度はちゃんとおいしい味付けができた。 そして食後のコーンスープ。 今日の夕飯は手作りにしてはかなり豪華だった。 ホッケ250円、うどん200円、計450円でかなり満足のいく食事だった。
さっきまでなんともなかったのだが、この時間になって、膝にダメージが…… 歩くと痛い。
まぁ寝れば治るだろうけど。 やっぱりけっこう負担がかかってるんだなぁ。

明日は昼前のフェリーで礼文島に行く予定。 天気が雨だったらもう一泊します。
礼文島には何があるのかさっぱりわかりません。 行ってから調べます。

原付で日本一周の旅 – 13日目|稚内 利尻島

晴れ
走行距離:196km(合計:2,942km)
使用金額:13,900円(合計:45,441円)



北海道小平町~北海道利尻富士町


午前5時起床。 夕べも何度か目が覚めて、そのときは雨が降っていた。 雨の音で目が覚めたっぽい。 それと寒さで…… ものすごく寒かった。 何度も寝袋の中にもぐりこんだ。 体を小さく丸めて暖まろうと努力した… 何か寒さ対策しないと死んじゃう…… 道路の電光掲示板による、午前5時の気温は11度…… 寒すぎ…… 千葉だったらたぶん23度くらいはあると思う、もしかしたら熱帯夜かも……
テントがかなり濡れているので雑巾で拭いて撤収する。 ポールをたたんでいたら重大なものがなくなっていることに気づいた……! なんとポールカバーがない。 あれがないとポールを収納するものが…… たしかテントの袋の中に入れたはずなのに。 荷物をひっくり返して探す。 もしかしたら砂浜に飛ばされたのかと思って砂浜も歩いて探す。 しかしどこにもなかった。 あぁどこやっちゃったんだろう。 昨日、テント建てるまではあったのになぁ。 きっとしまい忘れてどこかに飛ばされてしまったのだろう…… とりあえず、ビニール袋に収納した。 きつく縛り付けないと膨らむようなものでもないし(テントと違って)、これで充分に代用できるし。
そして出発。 携帯で天気予報を調べたら、今日は雨の心配なし! ひさびさの快適ツーリングができそう。 そして行く先の方を見てみると……ものすごい霧がかかっている。 これからあそこに突っ込むのかぁ。 昨日と同じように靴を前部に縛り付けて、タオルと靴下を後部トランクに干して。
すごい濃霧

そして走り出して、霧の中に突入。 しかし思ったより視界はよかった。 50mくらいは視界がきくので、飛ばしてないし安全。 しかし服に水滴がどんどんついていく。 3kmくらい走ったら霧地帯は終わった。 せっかくの晴れなのに、太陽が東から上るせいで日なたを走ることができない。 すぐ東側には山がそびえているので、道路は日陰になってしまう。 あぁ寒い…… しばらく走り「道の駅 ほっと♡はぼろ」で休憩。 昨日、今日とここの駐車場広場でイベントがあるらしい。 イベントは11時からなのに、この時間(午前6時30分)ですでに待っているおばあさんがいた。 かなり早起きしてしまったのだろうか…… 昨日も早くから並んでいたらしい。 そのおばあさんと少し話をした。 この辺りは3日前から急に寒くなったらしい。 ゆうべはヒーターを焚いてしまったといっていた。 どうりで朝凍えていたわけか…… せっかくこの道の駅にきたのだから、ついでにバラの写真を撮った。 ここにはバラ園が併設されている。 そして隣には温泉ホテルがあったのだが、朝早いため閉まっていた。 開いていたら絶対に入ったのになぁ。
たくさんの風車 焼尻島 天売島 道の駅 ほっとはぼろ のバラ園 道の駅 ほっとはぼろ のバラ園

お腹が空いたので「セイコーマート」というコンビニで休憩。 このコンビニは青森、北海道でよく見る。 岩手では「ホットスパー」ばかりだった。 千葉ではよく見るのに、東北、北海道では全然見ないコンビニがある。 「ファミリーマート」と「ampm」だ。 どちらも全然見当たらない。 それと「セブンイレブン」よりも「ローソン」が多い気がする。 「ローソン」よりも「セイコーマート」の方が多い。 うーん、田舎のコンビニ事情はわからないや。
ちょうどそのコンビニに自転車で日本一周(?)中の若者4人が朝ごはんを食べていた。 すこし話をした。 どこから来たのか聞いたら「関東軍団」と言っていた。 東京、神奈川、埼玉、みんなバラバラな地域から集まったらしい。 ここまでくるのに5ヶ月かかったと言っていた。 すごい…… これからも頑張ってほしい。 バイクなど機械の力に頼らず自転車で旅をしている人もいる。 その人の辛さから考えれば、今朝の寒さなど比ではないだろう。 もっと根性を入れねば。
そして再び走りだす。 ようやく日当たりもよくなってきてポカポカ快適に走れる。 そして「道の駅 てしお」で休憩。 ちょうど携帯の電池がなくなっていたので充電していた。 それを取り出すため積荷をといていると「すみません、道の駅でアンケートやってるのですが、いいですか?」と若いお姉さんが声をかけてきた。 快く了承した。 いろいろ聞かれて「どこから来たのか」「ここにくるのは初めてか」「途中に危険な箇所、景色のいい場所などあったか」「今後の進路」「旅行予定日数」などいろいろ聞かれた。 旅をしてると話し、千葉から来たといったらビックリしていた。
道の駅の中に入り自動販売機コーナーを見ていると牛乳コーナーがあった。 しかも瓶の牛乳。 なんだか無性に飲みたくなって買ってしまった。 久々に飲む、給食で出てきたような瓶の牛乳。 けっこうおいしかった、そして懐かしかった。
長ーい道路 牛たち 牧場

心をリフレッシュさせて、再び出発。 稚内まであと少し。
ここからは国道をはずれて道道(北海道の道)で行くことにした。 海沿いの道を走る。 ここはひたすらまっすぐでどこまで行っても先が見えない。 道路の先っぽが見えない…… こういうのも地平線っていうのかな? はじめてみる地平線っぽいもの。 うーん。
最初は走っていて楽しかったが10分くらいで飽きてしまった。 逆に、どこまで行っても先が見えないので時間が長く感じる。 クネクネ曲がった3kmを走るより、一直線の3kmを走るほうが遠く感じるよね。 その道を1時間くらい走りようやく稚内市に入った。
先が見えないほど長い道路 牧草地帯 風車 天塩川 一直線な風車 先が見えないほど長い道路 利尻島 湿原地帯

「野寒布岬」というのがあるのでそちらに向かって走る。 走っていると途中に温泉を発見!!
もちろん寄る。 けっこう大き目の建物で車もたくさん止まっていた。 入浴料600円。 少し高いが仕方ない。 ここの温泉はボディシャンプー、シャンプー完備。 打たせ湯もある。 日替わり薬湯もある。 サウナも2つ(ミストサウナ、高温サウナ)もある。 設備としては文句なし。 たっぷり満喫し、先日の雨の疲れを癒した。
温泉

そして「野寒布岬」に向けて出発。 そこから数kmなのですぐに到着した。 しかし面白いものはなく、観光客目当ての食堂ばかりが目立った。
野寒布岬灯台

そして稚内のフェリー乗場へ。 「利尻島、礼文島」に行くためにフェリーの時間を調べる。 現在は12時、一番遅いフェリーの時間は15時30分だ。 ここから日本最北端の「宗谷岬」までは35kmくらいある。 行くのに1時間、帰るのに1時間…… けっこう厳しいなぁ。 これが最短の時間で、これより遅くなる可能性は十分にあるし。 危険な賭けはやめておこう。 日本最北端は島から帰ってきたあとでいいや。 というわけで、しばらく暇になった。
今朝の寒さをなんとかするために、服屋を探す。 すぐに見つかった。 今まで行動用ズボンは1つしかなかったので、もう1つ買う。 それと大き目のトレーナーを買った。 大き目を買ったので、今着ている洋服の上から重ね着しても余裕なサイズ! ズボンが高くて、値段は張ったが必要なものなのでしかたない。 そしてコンビニでお昼ご飯を買う。 甘いものが食べたくなったので生クリーム入りプリンを購入。 それとパンをたくさん購入。 そして島にはホームセンターなどないだろうから、エンジンオイルも購入しておいた。 あと300kmで補充しなくてはならない。 たぶんそんなに走らないと思うけれど万が一ってことがあるし。 そしてフェリー乗場で時間になるまで待機。
ちょうどテレビで高校野球の決勝戦がやっていた。 北海道と愛媛の対決。 序盤から点の取り合いでかなりの乱打戦になりそう。 フェリーがやってきて、中で中継の続きを見る。 最終的には北海道が優勝したのだ。 フェリーの中の90%以上は北海道人で、優勝をとても喜んでいた。 アウトを取るたびに拍手が起こる。 これが地元かぁ。 プロ野球で阪神が優勝したときなんてもっとすごいんだろうなぁ。
フェリー フェリー フェリー フェリー フェリー 下船の様子 さようなら北海道… 利尻島 フェリーより わずかに見えた利尻山

100分くらいの船旅を終えて「利尻島」に到着。 明日は「利尻山:1721m」に登ろうと思うので、近くのキャンプ場に向けてバイクを走らせる。 キャンプ場について、管理人にキャンプをしたいことを告げる。 有料だと思っていたのに、なんと無料!! しかも山に登るといったら携帯トイレとパンフレット、あと登山計画書をくれた。 登山計画書は必ず出さないといけないものだけど、携帯トイレまでくれるとは。 町ぐるみで「山を綺麗に」ってことなのかな。 こういう町、素晴らしいなぁ。
そしてテントを張る。 ここに2泊くらいする予定なのできちんと全箇所ペグを止める。 もう雨が降っても安心♪ なるべくなら降ってほしくないけれど。
テントの様子

明日は4時から16時まで登山の予定。 近くで銭湯を発見しておいたのでそこに入るつもり。

原付で日本一周の旅 – 12日目|小樽 札幌

晴れ
走行距離:277km(合計:2,746km)
使用金額:2,019円(合計:31,541円)



北海道積丹町~北海道小平町

朝5時起床。 夕べ1時くらいにまた雨が降ってきた。 雨の音を聞きながら眠りにつく。
朝起きてみるととてもいい天気。 昨日までの雨が嘘のよう!
さっそくテントを撤収して5時35分出発。 まずは「神威岬」に行こう!
ここから5kmくらいなのですぐに着く。 しかし神威岬に通じる道は、夜間閉鎖だった…
朝開くのが7時。 あと1時間も待てないよ…… 見たかったのだが諦めて先に進む。
近くに「積丹岬」というのがあるのでそっちを見に行く。 駐車場に原付を止めて「積丹岬灯台」というのを見に行く。 300mらしいが、ずっと上り坂で疲れた…… 灯台は……しょぼかった……
灯台というのは船の道しるべとして使っているだけで、観光用の見せ物ではないから仕方ないか……
すぐ近くに「島武意海岸」というのがあるので覗いてみる。 日本の渚100選の一つらしい。 トンネルをくぐって海岸かと思ったら、そこからずっと階段を下りなくてはならない…… 降りるのはいいのだが、降りたら上がってこなくてはいけない。 見に行くのやめた……
積丹岬付近より 積丹岬灯台 島武意海岸へのトンネル 島武意海岸

そして小樽市に向けて出発する。 小樽にはクライミングの岩場がある。 そこを見に行こう。
迷うことなく岩場の駐車場までは到着した。 「赤岩」という岩場だ。 駐車場にはクライミングにきている人がいた。 少し話をしたら、ここの岩場の概要を詳しく教えてくれた。 この人はアルパインクライミングをやりにきているらしい。 東壁という130mくらいの壁を5ピッチくらいで登るっていっていた。 アルパインとフリーでは全くといっていいほどスタイルが違ってくるのでよくわからないが。
そしてフリーのルートがたくさんある「西壁」を目指して歩き始めた。 他の岩も見たいので海岸線から行くことにした。 しかしそれが大失敗。 岩壁から岩が剥がれ落ちてきて溜まった、落石の道みたいなところを上らなくてはいけない。 すべての岩が浮いているので、一歩間違えば落石を引き起こしてしまう。 しかも障害物がほとんどない状態なので、そのまま海岸まで一直線…… 肉眼で確認できる限り人はいないが万が一ってこともあるし…… すごい慎重に一歩一歩歩いていった。
そしてやっとの思いで西壁に到着した。 もうバイクに乗る格好そのままで来てしまったのでものすごく暑い…… 脱いだら、手がふさがってしまうので脱ぐわけにもいかない。 片手が使えないと転落の危険があるし…… それほどアプローチは厳しかった……
「赤岩」というだけあって、岩が赤い。 そしてすぐに崩れてきそうで怖い…… ここの岩場で一番難しいルートを見て、駐車場に戻る。
クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩より クライミングエリア 赤岩より クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩 クライミングエリア 赤岩

小樽といえば寿司が名物。 今日のお昼はここで回転寿司を食べていこうと思った。 しかしまだ時間は9時…… 寿司は諦めるか……
そして札幌に向かう。 札幌の地名は面白い。 北○西○(○には数字が入る)という名前がついている。 町が碁盤の目みたいになっているので、すごいわかりやすいのかな? しかし交差点の信号の下に交差点名が書いてあるのだが、そこの名前が進行方向によって違う…… これはわかりづらいかも。
そして札幌の中心部までやってきた。 まず見るのが北海道庁! 北海道はでかい割には庁はしょぼかった。 すぐ隣にある北海道警察本部の方が立派だった。
北海道庁の写真を撮った直後、ポツポツと雨が降り始め、すぐに土砂降りになった。
北海道警察本部 北海道庁 北海道庁

さっきまで太陽がギラギラ輝いていたのに…… 2週間くらい前、千葉の方でもあったスコールみたいなやつなのかな…… 予想通りすぐに雨はやんだが、しばらくしてまたドバーって降ったりして、天候の変化が予測できない。 どこかでホームページの更新をしたいのだが…… 時間もちょうどお昼どきだし、お昼を食べながら更新でもしようかな。 すると落ち着ける店がいい。 そうなると全国チェーン店になってしまう。 ファミレスでパソコンを開いてるのはマニアックな気がする。
安心してパソコンを開ける店といったらマック! よし、交番でマックの場所を聞いてみよう。
すぐに交番が見つかって、婦警さんにマックの場所を尋ねた。 すると札幌駅周辺の地図を出してくれて、すっごい詳しく教えてくれた。 しかも2箇所も。 聞いてないのに「ロッテリア」の場所まで教えてくれた。 しかし全部地下にあるという。 地下か…… PHSだったら地下も強いのかな…
電波が届かなかったらそこに入る意味もないし。 教えてもらった場所で「テレビ塔のところ」というのがあったので、さっそく「テレビ塔」に向かう。 テレビ塔に到着したらまた太陽が輝きだしてきた。 別にマック入らないでもいっか。 さっそくパソコンを開いてHPの更新ファイルをアップロードする。 4日分溜まっているので、アップロードに25分くらいかかる。
札幌 テレビ塔

しかし数分もしないうちに、また雨が降り出してきた。 あぁ電化製品は水に弱いんだから……
急いで画面をとじて、ケースにしまい、上にザックカバーをかぶせた。 画面を閉じた状態でも電源は入ってるのでアップロードは続いている。 そして雨の中数十分待機してようやく更新が終わった。
いろいろ見たいページがあったのだが、パソコンが壊れるのとどっちが重要かといったら、パソコンが壊れないほうが重要に決まっている。 見たいページは諦めた……
そして「テレビ塔」を写真に撮り、近くにあった蛇口で水を補給。 これで安心。

そして稚内方面に向けて出発する。 しかしすぐに雨が強くなってきた。 お昼もどこかで食べないといけないし。 ちょうどラーメン屋があったので、そこで「生姜焼き定食」を注文する。 ラーメン屋でなぜか生姜焼き定食…… 去年、鹿児島に行ったときも道の駅で生姜焼き定食を食べた。 なぜか注文してしまう。 北海道の生姜焼き定食は少し油っこかった…… 北海道に限ったことじゃなく、店が原因かも…… まぁ美味しかったのでいいか。
そこから国道231号線を走りひたすら北へ向かう。 山に入ってトンネルを抜けてしばらく走っていたら、今まで体験したことないくらいの土砂降りが降ってきた。 顔と目が痛くて前が見えない……
すごい怖いので速度を時速35kmまで下げた。 しかし全然前を見ることができない。 ヤバイよ、この雨…… なんとか地獄を耐え抜き、雨が普通の強さになってきた。 一応レインコートを着てるのだが、首から水が入ってくる。 手袋はビショビショ、靴の中もビショビショ。 もう無理……
いつ雨が強くなるかわからないし…… しかし休む場所もないし、雨を回避する場所もない。 ただ走り続けるのみ…… 山を越えてまた海沿いに出る。 遥か前方の山に太陽が当たっている。 あの辺りまで行けば晴れているのかな。 期待して走り続ける。 数十分走りようやくその辺りまできた。 もう雨はやんでいる。 そして日差しも差してきている! 太陽最高!
途中の駐車場で靴を脱ぎ、サンダルに履き替えて、靴を「乾かしモード」にした。 バイクの前部に靴を置き、無理やり紐で縛って固定する。 これで走れば靴には走っている分の風が当たるので普通より早く乾く戦法。 走行中に靴が落ちたらヤバイのですっごい硬く縛った。 あとはたくさん走るだけ~♪
やっぱり晴れていると気分がいい。 途中、展望台というのがあったので立ち寄ってみる。
しかし展望台からの景色より、途中の山道からの景色の方が綺麗だった……
展望台から戻ってきたらまたポツポツと雨が…… 大降りにはならなかったけれど、靴がさらに濡れてしまった。
白銀の滝 展望台より 展望台より 展望台より 大雨のあとの濁流 大雨のあとの濁流

それからかなり走り、稚内まであと180kmくらいのところまでやってきた。 もうすぐ17時だ。 そろそろ寝る場所を探さなくては。
あと2時間くらいは走れそうだけど、前方の山には真っ黒な雲が。 あの辺りは雨が降ってそう……
そうなると、あそこにたどり着くまでに見つけなければ。
ちょうどいいところに海水浴場が! しかも20日で閉鎖してる。 これは「ここに泊まれ」と言っているようなものだ。 トイレも水もある。 地面はやわらかい砂。 完璧!!さっそくテントを建てる。 そして食事の準備をする。 今日のおかずは、途中のコンビニで買った納豆。 なんと3つで90円! コンビニとは思えないほどの激安価格。 
ご飯を炊いて食事をしていると、ポツポツ雨が…… やばい…くる…… 急いで食事をテントの中にしまう。 そして避難。 予想通り30秒後には土砂降りに…… やだなぁこういう天気。 5分くらいで雨はやんだがあたりはビショビショ。 もう外に出る気もしないし。
とりあえず今日はゆっくり眠れそう。
テントの様子

明日は雨が降っていなければ稚内を目指します。 フェリーの時間しだいでは「利尻島・礼文島」に渡りたい。 とりあえず、日本最北端には行きます。