【徳島】塔丸

晴れ5時起床。 今日は久々にバイクで登山に行く。
目的の山は、前々回、迷いまくった「寒峰」。 今度は降りてくる予定だった砂防ダムのほうからチャレンジ。

バイクを飛ばして落合峠を通過する。 車で1時間40分かかった道がバイクだと55分。 家から2時間ちょっとで寒峰の住吉神社まで到着した。 そのまま直進し、舗装されていない路面を1kmほど走ると、きれいな林道に合流。
左に曲がると、神社登山口から登って、林道をまたぐ場所にでる。 ので、そちらから登るなら、左に曲がって車を止めてもよさそうだ。 この舗装されていない道、けっこう険しいので車ではあまり走りたくないが……
左に曲がって登山口を過ぎ、1分くらいで林道が行き止まりに。 まだ工事中らしい。

林道合流してから右に進むと砂防ダム方面の登山口があるはず。
綺麗な林道を走って、すぐに工事現場の入口についた。
「寒峰橋」という橋があり、そこから山に向かって荷物用モノレールが走っている。 さらにピンクテープもついている。 ここが登山口か?
寒峰橋

林道の先まで進んでいったが、こちらも工事中で行き止まり。 途中に登山道っぽいのは見当たらなかったので、やはりここが登山口か? 看板も何も出ていないので少々不安。

神社からだいぶ林道を走ってきたので、すぐに砂防ダムがあるはず?

とりあえず準備をして山の中に入っていく。 モノレールと平行して歩くこと数分。 徒渉ポイントか? 道は川の対岸に続いている。 川を渡り踏み跡をたどる。
すぐにまた川に合流。 川のど真ん中とその脇に、ピンクテープを発見。 これは、このまま川を上っていけってことか? 左を見てもとても歩けそうな道はない。 やっぱ川を上るしかないか?

少し川と平行して登っていくと、今まであった給水用のパイプが無くなった。 そして目の前には小さな滝。 道が消えた。
これは登山道ではない? 給水用パイプを通すための目印? モノレール工事のときの目印?

すぐに砂防ダムがあるはずなので、探し回るが全く見当たらず…
仕方ない、戻るか。

けっきょく山の中を30分ほど探索しただけで、断念した。 もっと他の記録を調べてみるか…… しかし砂防ダムってどこにあるのだろうか? 見落とすはずは無い……

時間も8時半くらいになってしまったので、これからどこに行こう… この時間から気軽に登れる山…… 剣山は人が多そうなのでパス。 三嶺は時間的には間に合うが、ちょっと遅い。 天狗塚は……あまり行きたい気分ではない。

そうだ、塔丸があったじゃないか。 あそこは2時間もかからず山頂まで着いてしまい、標高差もあまりないので敬遠していた山。 けど、今日にはぴったりじゃないか。
向かうこと決定。 会社の人と行こうと調べたこともあったので寒峰みたいに迷うこともないだろう。
439号線を見ノ越方面に向かって走る。 つい先週も同じ道を同じ方向に走ったな。

すぐに塔丸登山口に到着。 車は1台しか止まっていない。 見ノ越駐車場はけっこう混んでいたんだけどね。

さっそく準備をして登り始める。
塔丸登山口

最初は樹林帯の中の緩やかな登り。 しばらく歩くと、谷を回りこむ部分があった。 そこで、地面に穴を掘っているおじさんを発見。 何をしているのか聞いたら、虫を集めていると。 肘くらいまで入りそうな穴を掘ってなにやらガサガサやっていた。 餌でも仕掛けているのだろうか?
登山道

谷を回りこんでからは緩やかな下りが続く。 で、また緩やかな登り。 すぐに稜線に合流した。

ここからはけっこう気持ちのいい景色が見える道に変わった。 道は笹の道で、下半身がけっこう濡れる。
スパッツ&レインコートの下を着用。 剣山、次郎笈の山頂は雲がかかって見えないが、丸笠山、丸石、高ノ瀬と綺麗に見える。 三嶺はどこだっけか?
登山道 登山道 登山道

小さなピークをいくつか越えて、塔丸山頂に到着。 景色は素晴らしいが一部雲がかかっているため、全景は見れない……
塔丸山頂

しかし全然標高差が無かったな。 200mあるか、ないかくらいか? あとで測ってみよう。

山頂でおにぎりとパンを食べて下山する。 特に疲れていないのだが、お腹は空いた……
名頃ダム 丸笠山~見ノ越 剣山・次郎笈

1時間ちょっとで下山して、帰りの準備。 バイクで来たので、荷物をまとめて積み込むのが非常に面倒。

家に帰ってから、寒峰の東尾根の登山道を再度調べたのだが、どうやら砂防ダムは、寒峰橋のことか?
橋の先の工事現場の中から、下山してきた記録が見つかった。

これは道を知っている誰かに連れて行ってもらうのが一番だなぁ。
誰も山の知り合いがいないけれど…

本日のコースタイム
09:24 登山口
09:55 稜線合流
10:54~11:07 塔丸山頂
11:56 稜線合流
12:22 登山口

富士山登山

晴れ夜、23時くらいに出発。
高速に乗り、東を目指す。 2時くらいに、西宮名塩SAで運転を交代。 4時過ぎに、新名神高速道路の土山SAで撃沈…
6時半くらいに出発したみたい。 7時半くらいに目が覚めまだ愛知県内だった。
この時間になったらけっこう渋滞が発生している。 上りだからまだマシだが、下りは悲惨。
それでも静岡県内で10km程度の渋滞に3回くらい引っかかった。 最終的には渋滞を避け、静岡ICで一般道に降りてしまった。
一般道で富士ICを目指す。 40kmくらいなのだが、一般道もけっこう混んでいる……
富士山

ようやく富士ICに到着。 とりあえずお昼にするか… お昼は「富士宮焼きそば」を食べることに。
あらかじめ店を調べてこなかったのでどこに行こう…… 携帯で検索して「すぎ本」というお店が有名らしいので、そこに行ってみることに。
店頭に張り紙があり「当店はお好み焼きの店です。 焼きそばだけ食べに来た人も、お好み焼きも一緒に注文してください」との旨が書かれていた。 頑固な店なのかと思ったが、意外に親切で、頑固親父っぽい人はいなかった。
待つこと10分くらい、お好み焼きと焼きそばが出てきた。 お好み焼きはハーフを頼んだのに、普通くらいのサイズだった。 でかいな、これ…
味は全然焼きそばの味がせず、桜海老の味が強かった。 焼きそば……微妙なところだ。
お好み焼きは普通に美味しかった。 けっこう量があったので、ギリギリ食べきれた感じだ。
すぎ本 富士宮焼きそば

そして、コンビニで食料を買い込み、登山口の駐車場に行く。 この三連休は富士山の道路で、マイカー規制されるので、近隣の駐車場に止めて、そこからシャトルバスで向かう。 シャトルバスは往復1300円くらい。

駐車場に車を止めて、登山の準備に取り掛かる。 24時間ほど帰って来れないので、顔も洗い、歯も磨いた。
去年の感じだと、かなり寒かったので、今年はけっこう防寒具は準備してきた。

雪のある時期にも使っている「ブレスサーモ」を上下、冬用の手袋(インナー、アウター)、冬用のズボン、先日購入した、今冬使う予定のフリース。
そして最強の味方になるであろう、ツエルトも持ってきた。

水分はお茶を4L、真水を2L持った。 これだけで6kg、重い…… 下山&ツエルト張りに備えてストックも持ってきた。
いつも背負ってるザックとは重量が違う…… これはかなり疲れそうだ…

準備も出来たので、シャトルバスに乗り込むことに。
気圧の実験 富士山 シャトルバス

30分も走らないうちに、バスは五合目に到着。 さて、これからしばらく高度順応のために、五合目で待機するか。
とりあえずめちゃめちゃ寝不足なので、少しでも睡眠をとりたいところなのだが……寝る場所もないし、壁の隅っこに寝転がっても思うように寝ることができない。 そのため写真撮影をして、時間をつぶすことに…

野生の鹿も発見した。 てっきり鹿なんていないと思っていたのに、いるとは驚きだ。
富士山 五合目からの景色 五合目からの景色 気圧の実験

15時半頃、五合目について、時間が経過すること1時間半。 まだ少し早いような気がするが、明るいうちに少し上に登って景色を見ておきたいので出発することに。 各合目でたっぷりと休憩しながら登ろう。
五合目

17時05分、ようやく五合目を出発。 まずは六合目なのだが、ここは近い。
五合目~六合目

すぐに六合目に到着。 全然疲れていないのだが、15分ほど休憩。 明るいうちに7合目まで行けてしまいそうだ。
六合目からの景色 六合目からの景色 六合目 六合目 気圧の実験

ここからは道も富士山っぽくなり、細かい砂利道が続く。 時折でかい岩も転がっている。 そして砂埃が激しい。
この時間でも下山してくる人は結構いるなぁ。 朝出てこの時間になる人もいるだろうし、昼前くらいから遅い登山を始めてこの時間になる人もいるだろう。 後者は観光登山に来たような人ばかりだが…
そんな人達とすれ違いながらどんどん高度を上げていく。
六合目と新七合目の標高差は290m。 ここの区間のコースタイムは60分。
ひたすら登りっぱなしの60分になった。 ようやく新七合目に到着。
六合目~新七合目 宝永火山 富士山の影 六合目~新七合目からの景色

時刻は18持58分。 明るいうちにたどり着ける山小屋はここまでだな。 この先の元祖七合目は標高3010m。 ついに3000m越えをするので、高山病にかかる人は多くなるだろう。 そのため、今いる2780m地点でなるべく長くいることが大事だろう。
ということで、大休止することに。
新七合目

暖かいコーンスープを飲んだり、おにぎりを食べたり、パンを食べたり。 幸い、風はほとんど無風で温度もまだ高い。
だんだん暗くなっていく景色を見ていくと、少しさみしい気持ちになってしまう。
新七合目からの景色 新七合目からの景色 新七合目からの景色 気圧の実験 景色を見る人々 新七合目の案内板

休むこと1時間半。 時刻は20時25分。 さて、たっぷり休憩して高度にも慣れただろうから、先を目指そうか。 しかしこのペースで登っていったら山頂には0時くらいにはついてしまいそうだ。 日の出が見たいのだが、山頂で5時間待機とかはつらすぎる。 温度も寒いし… それなら標高が少しでも下の場所で待機する方が、まだ辛くなさそうだ。

というわけなのだが、元祖七合目を目指す。 あたりは暗く、ヘッドランプが必要な時間帯になっている。
しかしまだ下山してくる人がけっこういる。 しかもヘッドランプを持ってない人もたくさんいる。
「もっと早く下山できる予定だった」のだろうか?
さすがに、この時間だけあって、登ってる人でヘッドランプを持ってない人はほとんどいないが…… 服装が「そんなで平気?」って思えるような人はたくさんいる。
ザックの中に入っているのかわからないが、半そで半ズボンで登ってる人もいるし、ほぼ手ぶらで、薄い長そで一枚とかで登ってる人もいる。 地獄のような寒さになるよ、あと数時間もしたら……

そして、元祖七合目に到着。 時刻はまだ21時20分。 ここでもゆっくり休憩して登ろうか。
山小屋はすでに消灯時間を迎えているため、開いていない。 まぁ用はないのだけど…
パンを食べたり、お菓子を食べたりで、エネルギーを補給する。
元祖七合目 気圧の実験 綺麗な月

50分ほど休憩し、次の八合目を目指す。 八合目の標高は3250m。 だんだん寒そうな標高になってきた。
標高も上がってきて酸素も薄くなってきているみたいなので、山小屋から山小屋まで一気に歩くのではなく、半分くらいのところで、いったん休憩を入れるペースになってきている。 まぁ時間はたっぷりあるし、のんびり行こう。
八合目 気圧の実験

ここでも30分ほど休憩。 だいぶ寒くなってきた。

そして九合目を目指す。 九合目までは約30分。 しかし、これくらいの間隔で山小屋があると、けっこう楽だな。
0時、九合目に到着。 もう一つ上まで行くか、ここで休むか悩んだが、ここで休むことに。
温かい味噌汁を飲み、おにぎりとパンを食べる。
お湯を入れるだけで作ることができる、五目御飯を作ってみたけれど、味は…… まぁ激マズではないけど、あまり食べられた味ではなかった……
九合目 気圧の実験

お腹もいっぱいになったところで、体を冷やさないようにしなくては。 あと4時間くらいはここで休む。
ツエルトを取り出して、これをかぶることに。 密封すると結露ができてしまうのが難点だが、これにくるまるだけでだいぶ暖かい。 けっこう快適に過ごすことができたが、くるまっているため外の様子が伺えない。 それが結果的に悪くなってしまった。

くるまること数時間、ふと外に出てみると、目の前の登山道にはものすごい行列が…… やばい、休みすぎて登山渋滞が発生しているではないか…

これは早く並んで歩かないとかなり時間がかかってしまう…… 急いで撤収して渋滞に並ぶ。
東の空は少し明るくなってきている。 これ日の出までに間に合わなそうだ……
九合目からの景色 九合目からの景色 登山渋滞 九合目からの景色 九合目からの景色 九合目からの景色

30分で行けるはずの9合五勺まで45分くらいかけて登る。
この時点で東のそらはかなり明るい。 もう日の出目前だ… これはどう考えても間に合わないな……
九合五勺 日の出

九合五勺を越えて少し登ったところで太陽が登ってきてしまった… 日の出は残念ながら見ることができなかった。
だが、別のものを見ることができた。 太陽が富士山を照らす。 富士山の影ができる。
その「影富士」が目の前に浮かびあがった。 すごい巨大な影。 そして三角な影。 まさに富士山そのものではないか!
影富士 影富士 日の出

今まで影富士は一度も見たことがなかったので、見ることができてよかった。

その後は、渋滞のなか、ゆっくりゆっくりと登っていく。
登山渋滞 登山渋滞 登山渋滞 十合目の鳥居

十合目に到着したのは5時37分。 少しだけ休んで、頂上を目指すことに。 頂上の直前にものすごい急な坂があり、いつもここで苦労していた記憶がある。
気圧の実験 なんちゃって逆さ富士

そして頂上はものすごい人ごみ。 なんとか記念撮影を終えて、展望台の方に行ってみた。 ここからも影富士が見えたが、陽が高くなってきてるので、影がそれほど大きくない。 目の前には山々が広がる。 しかしこっちの方の山は名前がわからないなぁ…
富士山火口にはまだ雪が残っている。 こんなに雪が残ってたっけ? いつも8月だっけ、きてたの。
残雪 残雪 人ごみの十合目 影富士&山々 3776mの碑

十合目まで戻り少し休憩をする。 これから下山するのだが……登りと同じく下山も渋滞……
これは時間がかかるなぁ。 コースタイムでは五合目まで2時間5分で行けるらしい。 さすがにそれは早すぎると思うが、けっこう時間がかかりそうだ。

下山の列に入りゆっくり下っていく。 しかし、この時間に登ってくる人はかわいそうだな。 登りも下りも同じ道を使うので、下山渋滞の中を登ってこなくてはいけない。
下山渋滞 降りてきた道

ゆっくりなペースだが、八合目までは順調に降りてきた。 しかしここからが悲惨だった…
八合目から下を眺めると、ものすごい行列が出来ている。 そしてその行列は八合目山小屋の前まで繋がっている。
八合目 八合目から先

下りるにはこの行列に並ばなくてはいけないか…… 行列にならび少しずつ下山する。 なかなか進まない……
どうやら狭い区間があって、登りと下りがすれ違えないので、こんなに時間がかかるらしい。
その区間まで、人がいなかったら5分くらいだろうけど、なんと1時間もかかった。

その区間を越えたら渋滞は解消され自分のペースで歩くことが出来るようになった。

元祖七合目を越えて、七合目を越えた。 ずっと下が見え続けている状態で、なかなかたどり着かない。 ここから六合目もけっこう遠くに見える。
砂埃のせいか、喉が痛くなってきてしまった。

ようやく六合目まで到着。 ここから五合目はすぐだ。
心配なのは帰りのシャトルバス。 これだけの人が降りている。 バスには40人くらいしか乗れない。 片道20分はかかる。
バスが何台あるのかわからないけれど、バス待ちも時間がかかりそうだ……

五合目に到着し、そのままバス乗り場に直行。 既に行列が出来ている。
バス渋滞

思っていたよりバスの台数は多いみたいで20~30分ほど待っただけでバスに乗り込むことができた。

ふもとの駐車場はいっぱいで臨時の駐車場も出来ていた。 しかしすごいな~ 三連休だからか?

今回の富士山は日の出こそ拝めなかったが、天候にも恵まれとても素晴らしかった。
帰りの下山渋滞は、御殿場口のほうから宝永火山経由で下りてきたら巻き込まれなかったかもしれない。
高校生のころ、そちらのルートで下りてきたことがあったのだが、引率の先生がルート案内をしてくれたが、今回はそちらのルートの地図を調べてきてないし、間違った下山口に下りてしまったら車まで戻るのが困難になる。

次、富士宮口から登るときは、そちらから降りるつもりで調べておこう。
富士山

本日のコースタイム
17:05 五合目
17:37~17:53 六合目
18:58~20:25 新七合目
21:21~22:10 元祖七合目
22:57~23:25 八合目
00:00~03:42 九合目
04:14 九合五勺
05:37 十合目
06:05~06:40 富士山山頂
07:35~07:45 十合目
08:07~08:10 九合五勺
08:44~08:53 九合目
09:24~09:30 八合目
10:53 元祖七合目
11:19 七合目
11:57~11:59 六合目
12:13 五合目

【徳島】寒峰、道迷い

雨今日は徳島の寒峰に1人で登りに行く。 天気は雨。 なので、5時間程度で上り下りできる寒峰を選んだ。
国道438号線を抜けて、吉野川沿いの国道を西に走り、県道44号線手前のミニストップまで1時間10分。 そこから県道44号線に入り、落合峠方面へ。 落合峠を越えて、国道439号線に着くまで、1時間40分… 予想外に、この峠を越えるのに時間がかかった。 バイクだったら落合峠まで45分程度、下るのも20分程度だろうけど、車だと約倍の時間がかかるのか…
おとなしく、国道438号線で見ノ越経由で来た方が早かったかも。

「八幡神社」方面に走っていき、神社を越えて2.6kmで「住吉神社」に到着。 ここが登山口になっている。
駐車場があると書いてあったが、わからなかったので、神社越えて林道20mほど走ったところにある路肩に駐車した。 ここが駐車場か?
住吉神社

準備をして、8時45分登山開始。

今現在の天気は雨。 時折強く降ってくる。
神社の横から登山道に入り、工事用の道にぶつかる。 工事用の道を歩いたり、横切ったりしながら進んでいくと、車道に出た。 ここまでは車でも来ることができるっぽい。
竹林 登山道 林道

しかし、駐車場の先の林道に進んでいくのだろうか? あの先、めちゃめちゃ砂利道で悪そうな道だったが…

車道を横切り登山道を進む。 どんどん標高を上げていき、しばらくして福寿草の看板が見えてきた。 3月だと、福寿草という珍しい花を見ることが出来るみたい。 しかし植物には興味が…
登山道 登山道

さらに登っていくと、急登地点に着いた。 地図ではここでコースタイムが区切られているので、休憩していこうか。
しかし、雨なので、休憩するにしづらい。 おにぎりを1つ食べ、水分補給して先に進む。
急登入口

今日は天気が悪いので、景色はあまりよくない。 写真も枚数が期待できないだろうなぁ。 なので、キノコでも撮ってみるか。
道を歩きながらキノコを撮る。 明らかにやばそうなキノコとかもあるが、キノコも全然種類がわからない。 触るだけでかぶれるようなものもあるらしいので、うかつに触れないし…
キノコ キノコ キノコ

そんなことをしている間に、急登区間は終わり、尾根道に変わった。
尾根道 登山道

尾根なので風が強い。 風が強いと雨粒が大量に落ちてくる。 しばらく歩き、一面の草原地帯に出た。
ガスがかかっていたが、反対側に「寒峰」と書かれた、幅1mほどの巨大な看板がある。 手前には「登山道」と書かれた、巨大な看板がある。 迷うのだろうな、ここ。
迷いそうな地点

それを越えてしばらく登っていくと、石の柱があったので、ここで休憩。 コースタイムの区切りの地点がこの辺りだとおもうのだが、わからない。 とりあえず、ここだということにして、休憩。
ここから山頂までは40分となっている。

食料を食べ水分補給して山頂に向かう。
しばらく登ると視界が開けた。 辺りは草が結構な背丈で生えていて歩きにくい。 この時期だとあまり人が入らないのだろうか?
少し歩いたら山頂に到着。 当然誰もいない。 そして360度の展望は真っ白。 ここから三嶺や落合峠方面とかが見えるはずなのだが…… 見えるのは白い景色のみ…
白い景色 寒峰山頂 寒峰山頂より

雨をしのげる場所も無く、風も強いのでそのまま下山方向に向かう。

下山は落合峠方面に少し歩き、砂防ダムのほうに降りるコース。
落合峠への縦走路分岐から、下に降りて行く。
縦走路分岐

この辺りの草も背丈が高く歩きにくい。 そして地面はベチャベチャで滑る。

しばらく下ると、荷物用のモノレールのレールが出現。 しばらくレールと平行して下っていった。
時間的にも40分くらい降りてきたし、そろそろコースタイムの区切りの地点か?
ちょうど目の前に、ピンクテープの巻きつけてある木がある。 そして、進行方向の反対側に鋭角に道は繋がっている。
地図で見てもそうなっているので、なんの迷いも無くそちらに進んでいった。
登山道

あとで調べてわかったことだけど、これが全ての始まりだった…
そのまま道は続いておりどんどん下っていく。 雨はどんどん激しくなってきた。 手首から浸水し始めてきた。
カメラがヤバイと思い、ウエストポーチをリュックの中にしまう。 このウエストポーチのポケットにコンパスが入っていた。
これが判断遅れの一つの原因だったかもしれない。

道はだんだん緩やかになって、快適に歩いていく。
全く疑いはせずに、そのまま進んでいく。
時間的に30分ほど歩いたところで、鋭角に右側に道が進んでいるように見えた。 ちょうどその位置の木にピンクテープが巻きつけてある。 地図上でも、鋭角に曲がるようになっている。
で、進むべき道の先には空き瓶や空き缶が落ちている。 ここも何の迷いも無く曲がっていく。

そして歩くこと5分ほど、突然道が消えた。 テープが巻きつけてないか、探してみるが全く見つからない。 5分ほど付近をウロウロしてみたが、全く道が無い。 これは迷ったか?
とりあえず、迷ったら、来た道まで戻るのが鉄則なので、戻ることに。
曲がってきた鋭角のところまで戻ってきて愕然とした。 鋭角に曲がるほうは間違いで、道はそのまままっすぐ進んでいくのが正解のようだ。
このピンクテープ、反対側から歩いてきた時のための目印か?

道を取り戻し、そのまままっすぐ歩いていく。 しばらくすると、木の5段程度ののはしごがあり、徒渉するポイントがあった。 雨がけっこう降っているので、水の流れが激しい。 靴が濡れてしまう…

沢を横断して、そのまま道は続いていく。 2回目の徒渉点があった。 先ほどより水の流れは無い。
そこも越えて真っ直ぐ歩いていく。

しばらく歩くと、また木にピンクテープが巻きつけてある。 そしてピンクテープの真上に鎌が突き刺さっている。
道はそこから、右に鋭角に曲がっている。 本当の降りる道はここか?

真っ直ぐ進む道も見えるし、さっき道を間違えているので、どちらが正しい道なのかすごい迷った。
右に降りて行く道はとても乏しい。 しかし白テープやピンクテープが巻きつけてあるのが見える。
真っ直ぐ進む道は右に行く道よりもしっかりしている。 しかし目印となるテープが一つも見当たらない。
これは右に降りるのが正解か?

少し考えたが雨がさらに強くなってきたので、右の道を進むことに。
道が乏しく雨で緩んでいるためメチャメチャ歩きにくい。 かろうじて白テープを目印に進んでいく。 途中で広い場所に出たのだが、ここを最後にピンクテープが見えなくなった。 辺りにあるだろうと思って、ウロウロしながら目を凝らすがどこにもピンクテープは見当たらない。 かなり古そうな黄色テープは発見。
広い場所で、雨が強すぎて道がどこだかすらわからない。 とりあえずそのテープまで進む。 で、次のテープを探すが……これもなかなか見つからない。 とりあえず下に下りながら探して行く。
道っぽいところに出たので、降りてきた斜面を見上げると、古い青テープがついていた。 しかし今いる道、左右どちらに進めばいいんだ?
感じ的には、左から回り込んで降りてくるような感じなので、右に進むが正解っぽい。
とりあえず、左のほうに進んで、どうなってるか見に行ってみた。 すぐに倒木があったりしたので、これははずれだな。 右方向に進んでいく。
が、すぐに道を見失う。 やばいなぁ、これ。 本格的に迷いそうだ。
リュックからコンパスを出して道の方角などを確かめる。 歩いてきた道は北西を向いている。 今まで歩いてきたコース感覚と、地図を見る限り、もう少しで砂防ダム? 
登山道は砂防ダムに向けて、北西方向に走っている。 なので、砂防ダムに向かってるものとしか思っていなかった。

そのまま進んでいくが、すぐに道は無くなる。 わからないので、とりあえずまた戻ってくる。
キョロキョロしていると、先ほどとは違う場所、上のほうに白いビニールテープが何個か巻きつけてあるのを発見。
さっきの広い場所から、こっちに降りてくるのが正解だったのか?
となると、右に回りこんで降りてきたので、左に進むのが正解? しかし左は道が無かった。 右も道が無かった。
よく見てみると、下に向かって道が見える。 白いテープも見える。 こっちが正解だったのか。

道なのか、道でないのかわからないようなところを下っていく。 ジグザグに下っていくし、木を切った跡もあるので、道なのだろう。
しかし、その道も下ること5分ほどで先がわからなくなった。 たぶん、ここから真下には下ってないな… となると右方向か?
少しそちらに歩いてみたが……愕然とする光景が目に浮かんできた。
目の前にあるのは沢。 幅は5mほど。 しかし真っ茶色な濁流が流れている。 とても渡れそうにはない……
自分の中では、この沢を渡ってしばらくしたら林道にでるので、駐車場まであと30分くらいの場所にいるはずだった。
しかし、今立っているこの道が合っているのかわからない。 しかも無理して沢を渡ったところで、その先に道がある保障がない… 今いる場所が確実に道なら、先に道がある可能性はあるのだが……

かなり大きな賭けだな……これ。
ちょっと気を落ち着かせて今までの道のりをもう一度考え直してみた。
やはり、木に鎌が刺さっていた地点から、どうも間違っているような気がする。
だけど砂防ダムのところには沢が流れており、そこから駐車場までは30分。

無理して進むべきか、戻るべきか葛藤と戦う。
山の大原則として、「道に迷ったらわかる場所まで戻る」「迷ったら決して沢には降りるな」というのがある。
山で道に迷って下に降りて行くうちに沢に出る。 沢を降りていったらだいたい滝がある。 無理して滝を降り転落、というパターンが非常に多い。
だが、この沢を越えたら駐車場まで30分……

そして決意した。 戻ろう。

とりあえず、今いるこの、沢の真横は危険なのでいったん斜面に引き返し、今降りてきた道を登り返す。
降りてきたはずの道なのだが、足跡などは消えており、違う道を登ったのかもしれない。
だが、コンパスを出したあたりまでは戻ってくることができた。 しかし、ここまでどうやって降りてきたかなぁ…
乏しいテープを頼りに降りてきたような気がする……
上を見てテープを探すが、まったく見当たらない…… とりあえず斜面を登るか…
道なのかわからないところをひたすら登る。 上に登れば道はあるはず。

少し登り、道らしきものを発見。 折れた木だけど、白いテープが巻きつけられているのを発見した。
そのテープ通りに進んでいくが、すぐに道を見失う。 まいったなぁ……元いた場所までも戻れない感じになってきた……

とりあえずそのまま横方向に歩いていくが、道は全くない。 そしてまた沢に出くわした…
ただ、今度の沢は濁流ではなく、水位が30cmほどなので、渡ることはできる。
沢の反対側にはピンクテープを発見。 とりあえずそこまで行った。
そこからあたりを見渡すが、テープどころか道らしきものすら見当たらない。 このピンクテープはどこから来てどこへ向かっているんだ?
地図を広げるが全く現在位置がわからない。 先ほどは圏外だった携帯電話の電波が入っていることに気づいて、携帯のGPSで現在地を調べてみる。 測位レベル2、50m~300mほどの誤差がある。
そして地図上で現在地を確認したら……

想定していた場所と全く違う場所にいるではないか…… 目を疑った。
誤差が最大で300mあるので、もしかしたら、もっと南にいるのかもしれない、と思ったが、どう見ても300mじゃ想定しているルートには届かない。
しかも地図上に、今いる場所に道は描かれていない……

鎌の刺さっている木の場所から、2時間以上経過している… 時刻は14時30分。
どうするべきか…… とりあえず妻に迷った旨を伝えた。 すぐ電話がかかってきたが、もしものときに携帯の電池が命綱なので、すぐ電話を切った。
とりあえず119番に電話をするか… 現在地がわからない以上、無事に帰るには登ってきた道を降りるしかない。
行ったん山頂まで戻ることを考えたら、下山に使った道のわかる地点までたどり着ける時間的な猶予は、あと2時間ほどしかないだろうか。 それ以上かかったら、今日中に下山はできないかもしれない…
食糧や水分はあるが、ビバークする道具を持っていない。 皮肉なことに、昨日ツエルトを購入したのだが、今日は持ってきていない……
軽率な気がしたが、119にかけて相談することにした。 対応してくれた人にGPSで表示された緯度経度を知らせ、折り返し電話をくれると。
折り返しの電話がかかってくるまで10分ほど。 ものすごい土砂降りを遮りたかったのだが、雨にぬれないような場所がない。 あまりウロウロして怪我したり、携帯の電波がつながらなくなってしまったら困るので、その場にしゃがみ込んで待つしかなかった。

折り返しの電話があり、どうすべきか相談したところ「時間的な余裕はまだある、絶対に下に降りないように、上に登れ」と。 やはりそうだね。 考えが一致したというか、それしか方法がない。
この辺りの沢で事故が起こったこともあったそうだ、消防署の人が言っていた。

焦らないように気持ちを落ち着かせているつもりでも、やはり心は焦ってしまう。 とりあえずおにぎりとお茶を飲んで休憩するか…
鎌の刺さっている木から、沢は一つも越えてないと思ったので、再び沢の西側に戻り、そこから直登することにした。
幸いなことに、斜面は笹などに覆われていないので、めちゃめちゃは苦労せずに登ることができた。 ただ急なことと、足元が緩んでいるのがつらかった。 すぐに息があがる… けど登るしかないし…
さきほどの携帯GPSで表示された地点から直登して、稜線にある登山道まで登りきれば間違いなく帰れる。 しかしそこまでの標高差は350mもある。 道のない斜面だと、1時間で120m上がれるかが微妙なところだろう……今までの経験からすると……
覚悟は決めた… ひたすら登るしかない… 何度も息を整えながら斜面を上がっていく。 右側に先ほどの沢が見える。 上から見るとけっこう大きいな… なるべく沢に寄らないよう意識しながら上を目指す。
登ること30分ほど、はっきりとした道に出た! ただ、この道がどこの道だかわからない。 右に歩いていったら先ほどの沢方面に行ってしまうだろうから、左に進むか。 どうか道がつながっていてほしい…
そして歩くこと5分ほど、鎌の刺さっている木だ!!
ようやくここまで戻ってくることができた。 とりあえず一安心だ。 消防署に「知ってる道までたどり着いた」と連絡を入れた。
さぁ、山頂まで登り返そうか…… 途中に徒渉ポイントが2か所あったはずなので、そこが増水していないか心配だったが、2か所とも大丈夫だった。 歩くこと40分ほど、荷物用モノレールの場所まで戻ってきた。

さすがに疲れたのでここでパンを食べる。 残りはおにぎり1つと、チョコが1箱。 コーンスープ2袋にコーヒーが2杯分、、真水2Lにお茶が500ml。

レインコートを着てるのだが、激しい雨に長時間打たれていたためけっこう中が濡れてきている。 どこまで耐えられるんだ? レインコート。

先ほど降りてきた道をひたすら登り返す。 こんなに傾斜きつかったっけ? こんなに長かったっけ?
ここにきての登り返しは相当こたえる…… そして落合峠縦走路の分岐までやってきた。
寒峰山頂は近い。
16時37分、再び寒峰山頂に到着。 下山は2時間程度でできると思うので、なんとかヘッドランプを使う時間までには戻れそうだ……

しかし登り返しで膝に相当のダメージを受けた。 下りがきつい…
来る時通ってきた巨大な看板の地点を通りこし、緩やかな道を通りこし、フクジュソウ園付近のコースタイムが区切れる地点まで降りてきた。 疲れた… ここで休むか…

お腹はすいていないので、チョコをむさぼる。 コースタイムではここからあと40分。 ここでお茶をすべて飲み干した。 後は真水が2Lだが、十分か。

フクジュソウの看板を通り過ぎ、林道を通り過ぎ、作業用道路を通り過ぎ、ようやく神社に到着。
時間は18時48分。 暗くなる30分前だな……

無事下山したことを消防署に連絡した。 「高松までも遠いけど気をつけて帰って」と言われた。
消防署の人は、最初に電話した時から、30分に一度くらい連絡をくれて、「現在どんな状況か」とか聞いてきてくれた。
その電話がけっこう励みになってきつい登り返しも登れたし、無事ここまで下山できた。
ご迷惑おかけしました。



帰りの車は落合峠を走るのではなく、439、32号と走り、財田の方から帰ってきた。 家に着いたのは21時半くらい。
予定では17時には家に帰る予定だったのになぁ……
皮肉なことに、高松では一滴も雨が降っていないらしい……
寒峰ではあんなにどしゃぶりだったのに……

家に帰ってからインターネットで、寒峰の情報を調べてみた。
すると意外にも同じ下山路で迷ってる人がけっこういる見たい。
数年前には、同じ下山路で道に迷い、沢に転落する死亡事故も起こっていた。


山に持って行っている地図は5万分の1の地図なのだが、国土地理院の2万5000分の1の地図を見たら、オレが迷っていた付近の道が載っていた。
そして、迷っていた場所は、予定していた下山路とは全く別の場所だった。
濁流になっていた沢は、おそらく「オノゴエ谷川」という沢。 登ってくるとき右に見えていた沢は名前もついていないような沢かな?
モノレールの分岐あたりでコンパスを出していたら全然違う方に迷い込んでいなかったかもしれない。
しかし濁流の沢を無理して渡らないで正解だった。 渡ったところで道はつながっておらず、下山口ともほど遠い。 また危険を犯して渡り直すか、無理やり上に登っていくしか選択肢がなくなっていたかもしれない。


「迷ったらわかる場所まで戻れ」「迷ったら下には降りるな、上に登れ」


頭では十分理解しているつもり。 だが、実際その場面に出くわしたら「もしかしたらもうすぐ車道に出るかも」、「この道であっているはずだ」という楽な方に楽な方にと考えてしまう。
実際登り返す決断を下すのはすごい辛いことだし、登り返す勇気も体力も気力もいる。
けれど、登り返すことが一番安全に一番早く帰る方法なんだね、やっぱり。

しかし長いこと山に登っているが、ここまで激しく道に迷ったのは初めてだ。 大雨だったのが多少は影響しているのかもしれないが…
しかも山に関係なく、119に自分で電話したのも初めてだ。
後々考えてみたら、道に迷ったりした場合は119じゃなくて、110のような気もしてきた。
とりあえず、2万5000分の1の地図を持っていかないでもいいけれど、行く前に必ず地形とルートを確認していくことを徹底しよう。 5万分の1の地図には載っていない道が載っていた。


本日のコースタイム
08:45 駐車場
09:47~09:58 急登手前
10:55~11:04 笹原入口?
11:29 寒峰山頂
11:41 落合峠方面分岐
12:16 荷物用モノレール付近
14:30 119連絡
15:38 荷物用モノレール付近
16:37 寒峰山頂
17:05 笹原入口?
17:48~17:52 急登手前
18:48 駐車場

【愛媛】寒風山・笹ヶ峰

くもりときどき雨会社の人と「寒風山」「笹ヶ峰」に行ってきた。
7月の3連休で行く富士山、その直前の最後の登山になるかもしれない。
5時50分に、会社の人の家近くに集合。 善通寺ICから高速で西条まで。
国道194号線を通り、寒風山トンネルを抜け、山道へ。 8時過ぎに旧寒風山トンネルに到着。

今日の天気は、雨こそ降っていないがものすごい悪い。 景色は全く見えず… 準備をして登山開始。
登山口 登山口

まずは桑瀬峠まで。 途中、体が茶色でけっこうでかい蛙が何匹もいた。 気持ち悪い…
足元もぬかるんでいてけっこう歩きにくい。 けど、こんな天気なのにけっこう人は来ている。 みんなどこに行くのだろうか?
登山道

桑瀬峠までは何の問題もなく到着。 天気は相変わらず悪い。
そのまま寒風山方面に向けて歩き出す。 普段なら、ここから壮絶な岩肌が見えるのだが、今日は全く見えなくて残念。
桑瀬峠 桑瀬峠より

鉄のはしごをいくつか登って、先に進む。 1箇所下りのはしごがあり、そこを過ぎてしばらく歩いたら笹原に出た。 寒風山山頂は近いな。
笹原をしばらく歩くと、寒風山山頂に到着。
寒風山山頂

天気が悪いため景色は全く見えず…… 本来ならばここからの景色は素晴らしいはずなのにな…
少し休憩して、笹ヶ峰を目指す。 そんなに標高差ないかな、と思っていたのだけど、寒風山からけっこう下る。
何度かアップダウンを繰り返し、ようやく笹ヶ峰に到着。
笹ヶ峰山頂

景色は…
笹ヶ峰山頂より

ここでお昼ご飯にすることに。 歩いてる途中、ちょっと雨が降ってきたが、幸い今は雨は降っていない。 ところどころ日差しも射してくるのだが、景色は見えないなぁ…

1時間ほど休み、下山することに。 下山は来た道ではなく、笹ヶ峰からまっすぐ林道に降りていくルート。 かなりの傾斜のルートだ。 まぁ下りだけど。

標高が少し下がってきたら景色は見えるようになってきた。
下山道より

笹原の急な道が終わり、森の中の急な道に変わる。 途中に巨大なブナ林があった。
ブナ林

この道、傾斜がめちゃめちゃ急だ。 下りだから体力的には楽だけど、これ、登る人もいるんだよね。 ちょっとこの道は敬遠するなぁ…

何度か滑ったが、無事林道まで到着。 ここからは約1時間ほどの林道歩きで、駐車場までたどり着く。
川の流れ

林道まで来たら、景色ももっと見えるようになった。 山頂だけ雲がかかっているのか。
愛媛・高知の山々

しばらく歩き車まで到着。 靴もスパッツもレインコートも泥だらけだ。 帰ったら洗わなくては…

帰りは「道の駅 木の香」で温泉に入って汗を流す。
天気が悪く、景色が全く見えなかったが……天気が悪かったおかげか、言うほど暑くもなく、まぁ楽しい登山だった。
次は富士山か?

本日のコースタイム
08:40 登山口
09:22~09:26 桑瀬峠
09:57~10:00 下りハシゴ降りたところ
10:21~10:43 寒風山山頂
12:02~13:05 笹ヶ峰山頂
14:22~14:37 林道合流地点
15:28 駐車場

【徳島】津志嶽

くもりのち晴れ「この山に登れれば、四国の山は大抵登れる」と言われるくらいのレベルの山に行ってきた。
5月23日に眠すぎて断念した山、「津志嶽」に行ってきた。
4時50分起床、5時5分出発。 今の天気は、とりあえず雨は降っていない。 まぁ雨が降っても行くつもりだったけれど。

国道438号線方面に車を走らせる。 香川徳島の県境の山を越えたあたりから、吉野川付近が綺麗に見えるのだが、今日は吉野川が全く見えない。 吉野川の上だけ、分厚い霧がかかっている。 大雨のあとで、温度が高いからか?

大雨のせいで、川は大増水。 
増水した貞光川

438号線の剣山スキー場に向かう、ヘアピンあたりも、土砂崩れによる夜間通行止めになっていた。 まぁこれは昨日の雨が原因ではなく、もっと前からっぽいけど。
津志嶽登山口までは特に問題なく到着することができた。
津志嶽登山口

準備をして6時50分登山開始。
登山口直後には、荷物用のモノレールがあった。 これ、動いてるところ見たこと無いのだけど動くのだろうか? けっこういろんなところに設置されてるのは見る。 みかん畑とかにもある。
サワガニ 登山道 狸

しばらくはモノレール沿いを歩く。 増水した川を通り越したら登り坂に入った。
この登り坂がけっこう険しい。 傾斜が凄まじいな。 右手には沢が流れてるのだが、水がすごい。 普段ならチョロチョロしか流れていないのだろう、きっと。 しかし今日は滝が出来ている。
増水した沢 増水した沢

しばらく歩くと小屋みたいなやつが見えてきた。 荷物用モノレールもここまで。 しかし荷物用モノレールって、どうやって止まるのだろうか? ガソリンか軽油で動くらしい(ガソリンってかかれた容器が置いてあった)のだが、もちろん人は乗れない。 スイッチか何かを押したら前へ進むのだろうけど、止めるのはどうやって? ぶつかったら止まる仕様なのだろうか? それとも終点にも人がいて、ぶつかる前にスイッチを切るのだろうか?
小屋

小屋の脇から登山道を上がっていく。 この辺りは石垣もあり、数十年前までは人が住んでいた様子だ。
黒笠山でもそうだったけど、こんな険しい山の中に、よく人が住んでいたなぁ…
旧居住区

ここからは道もけっこう急になる。 そして登山道に水が流れている。 大雨で行き場を失った水だろうか。 ちょうど登山道は水が流れるにはもってこいだしね。
はじめはチョロチョロだったのが、だんだん水量が増えていく。 そしてしまいには沢のように… 横に本当の沢が流れているのだが、区別がつかない…
登山道 登山道 登山道

沢の道から外れたら水はなくなったが… これ登りはいいけれど、下りはメチャメチャ滑りそうだ… こけたら怪我するだろうな。 気をつけなくては。

山の中の険しい道を登っていき、ようやく尾根まで上がってきた。
ここから「秋葉山」というところに行けるみたいだが、そちらは調べてきてないのでパス。 とりあえずけっこうな道を登ってきたので休まなくては… 今日は暑い… ジメジメしてる… 標高が少し高いからもうちょっと涼しいかと思ったのだが…

20分ほど休憩し、先に進む。
すぐに石鉄神社という神社の鳥居が見えてきた。 神社まで到着したが、神社の扉は閉ざされていた。 神社というか倉庫みたいだ。
鳥居 石鉄神社 狸

この神社から先は道がガラッと変わった。 単調な林道歩きから、起伏があり、崖とかの出現する道に変わった。
鉄塔 登山道

途中、徒渉があったのだが、増水していてけっこうイヤな徒渉だった。 ここも普段はチョロチョロなんだろうな。
そして、「シャクナゲ」と書かれた場所に到着した。 このお花畑も一つの名所で5月だとけっこう見にくる人もいるみたい。 しかしシャクナゲってなんだ? 植物なのは知っているが… 帰ったら画像を調べておこう。 これくらいの有名な植物くらいは覚えておかなくては… 一度自分の目で見て「これがシャクナゲかぁ」と認識したら覚えられるんだろうな。 山の山頂から見た、他の山々みたいに。 山頂から見る、他の山は最初さっぱりわからなかった。 あっちに見えるのが○山で、こっちが○山というやつ。 しかし実際その○山に登った後だと、別の山見ても自分の登ったことのある○山がわかる。
やっぱり一度体験してるのとしてないのでは大違い、ということを山の世界でも実感した。 けれど、植物は苦手分野だからなぁ。 どうだか…
シャクナゲ?

シャクナゲ園を通り越し山道を進む。 「山頂まで50分」の標識が落ちていた。 さっきの分岐からコースタイムで90分だったから、ちょうど半分くらいか?
分岐から山頂まで標高差400mほどあるのだが、ここまでそんなに標高差を稼いでいないな。 ここから急になるだろう。
登山道 登山道

予想通り道は急になってきた。
途中、巨大な木があった。 この木はたぶんブナ。 木も植物の分野に入るので苦手なのだが……巨大な木=ブナという認識がある。 もしかしたら間違っているかも…
ブナの木

そしてようやく山頂に到着。 山頂は木々に覆われていて景色は全く見えない…
津志嶽山頂

ここだと少し暑いので、樹林帯の中まで戻って休憩することに。 時間はまだ9時過ぎ。 お昼ごはんを食べるには早すぎる…
とりあえずコーンスープでも飲むか。 お湯を沸かしてコーンスープを味わう。 パンも1つ食べてしまった。

のんびりとくつろいでいると、山の斜面から1匹の小動物が。 突然のことだったので写真を撮る時間がなかった。
色は茶色、体の大きさは60cmくらい。 この山的に、タヌキかと思ったけれど、なんか顔が細長かった。 タヌキも野生のタヌキは見たことがなく、動物園のタヌキくらいしか見たことがないから、もしかしたらタヌキだったのかな?
しかしわずか1mくらいのところまで近寄って歩き去っていったけれど、警戒心とかないのだろうか?

思わぬ遭遇があったが、そろそろ戻ることに。
秋葉山の分岐までは何事もなく戻ってこれた。 さて、ここから登山道が沢になってる地帯があるから気をつけなくては…

何回か滑ったが、しりもちをついたり転倒したりすることはなく、無事降りてこれた。
しかし、時間はまだ12時前。 こんなに早く帰って何をしよう…


本日のコースタイム
06:52 登山口
08:00~08:17 秋葉山分岐
09:33~10:07 津志嶽山頂
11:02~11:06 秋葉山分岐
11:51 登山口

讃岐富士、実相寺山

くもりのち晴れ今日は会社の人たちと讃岐富士に登山をしに行く。
7時会社集合なので、5時半に起きた。 天気次第では中止になってしまう… 朝起きた時点では、そらはどんより。 かろうじて雨が降っていない感じ。
とりあえず雨は降ってないので決行できそうな感じだ。

7時に会社集合。 だんだん空が晴れてきた。
車2台で讃岐富士に向かう。

40分ほど走り、登山口に到着。 さて、みんな上まで登れるかな?
讃岐富士登山

出だしからけっこうな傾斜の車道が続く。 舗装された道路を5分ほど歩き、登山口の入口に。
急な坂道
さて、ここからが本番だ。 ここまででけっこうバテ気味の人もいる。

ずっと気の階段が続く。 飯山町ルートはもっと整備されてないかと思ってたけど、やはり有名な山だね。 十分整備されている。
ところどころベンチがあって休むことができる。 みんな息が上がって、太ももも辛そうだ。
途中で1人ペースが遅れたので一緒について登った。 が、ギブアップするのではないかというほど辛そうだった。
なんとか気力が続いたようで、メインルートと合流。 ここまでくれば、あとは緩やかな傾斜で登っていける。
1時間20分ほどで、無事全員山頂に到着。 すぐ下に、おじょもの足跡があるので見に行って、記念撮影。

この時期の里山はめちゃめちゃ暑い。 ただでさえジメジメした時期なのだが…

山頂で少し休憩して、来た道で下山。
けが人も出ず、全員山頂に立ててよかった。
山頂より 山頂より おじょもの足跡 記念撮影 山頂

さて、次回は…… 頑張って剣山でも行ってみるかな? 標高差自体はたいしたことないし、涼しいので楽しい登山になると思うんだけどな。 人が集るかどうか…


家に帰った後、長女の統一テストの答え合わせのため、塾まで連れて行った。 13時50分に迎えに来ればいいので、オレは1時間ほどフリー。 よし、先日登山口がわからなくて、断念した「実相寺山」に登るか。
あの日、家に帰って登山口の場所は調べておいた。 しかし登る予定でなかったので、ハーフパンツできてしまった。 まぁいいか。

登山口を調べてきたのだが、やはり登山口がわからなかった。 共同墓地にバイクを止め、「墓地の端っこから登る」となっていたので、墓地の北西から山道に降りて踏み跡らしきものをたどっていった。 が、すぐに踏み跡が乏しくなった。
まぁこの程度の山なので、登山道じゃなくても登れるか… 何匹かヘビがいて気持ち悪かった。 人の歩いていない道なので、クモの巣がすさまじい。 顔や髪の毛がクモの巣だらけだ。

とりあえず尾根に上がると思い、南に向かって歩いてると、突然登山道に合流。 登山道は山の南西から走っていたか。
あとは登山道を登っていくだけ。 ところどころ岩盤むき出しで、この辺りの山っぽさを感じた。
そして山頂到着。 景色も見えないし、とても暑いので、すぐに下山。
実相寺山 実相寺山

とりあえず前回ダメだった山を登れてよかった。 13時50分には余裕で間に合ったので、すき間の時間を有効に使えた。

夕方、次女と一緒に1時間ほど昼寝をし、夕飯を食べに行くことに。 とんかつが食べたいということなので、「ひがさ」に食べに行くことに。
店舗が移転していて、誤って旧本店に行ってしまう所だった。

アグー豚を食べめちゃめちゃお腹いっぱい。 高い肉だけあってものすごい柔らかかかったけど、油が… 1人前食べ切れなかったし…もったいない。

【愛媛】子持権現山~瓶ヶ森

晴れ今日は、前回敗退した、子持権現山に行く。 もう雪もないし、上まで登りきってやろう。
5時10分起床、5時半出発。

高速で西条まで行き、石鎚ロープウェイ前を通り、西之川のいつもの空き地に車を止める。 7時半、出発。

まずは、登山口まで2kmちょっとの林道歩き。 途中赤谷と言われる、真っ赤な岩が突然出現する場所を通る。 岩の成分に何か含まれているのだろうか?
赤谷

名古瀬登山口から、瓶ヶ森に向けて歩き出す。 この道を通るのももう3回目か、しかし最初に通ったのが去年の7月なので、けっこうな頻度で来ているな。
新緑の緑と地面の苔が混ざりあい、目の前の光景が全て緑に見える。 太陽光さえも木々に吸収されて緑に見える。
緑の光景

すぐに常住に到着。 ここで少し休憩した。
常住

そこから少し歩くと、涸れ沢を登る道になる。
鳥越に向けて

すぐに鳥越に到着。 ここから先は険しい道なので、ここでも休憩。
鳥越

さて、ここから先の道はつらい。 一ノ鎖に行くまでに、激しい登りがあったはず。 前回はここから一ノ鎖まで、1時間半もかかっている。 十分に休憩し、子持権現ルートへ。
雪で道が全く分からなかった斜面は、こんな道だったのか。
子持権現ルート

地面が緩い。

一ノ鎖への急登に突入。 この時期なら道ははっきりしてるのだが、それでも結構な傾斜で呼吸がつらい。 何度か休みながら一ノ鎖に到着。 今回は46分しかかからなかった。 前回の半分だ。

一ノ鎖を登り、上部は崩壊しているため、途中から右側に巻く。 巻き道から本道に合流したところは、二ノ鎖の上らしい。
前回もここまでは来た。 さて、この先は初めて歩く道だ。 少し歩くと、鎖が出現。 これが三ノ鎖か? 鎖がなくても登れそうな感じだ。
三ノ鎖

そして、二ノ鎖上から見えていた鎖に到着。 これが四ノ鎖。 景色がすごいよく見える。 逆に言うと、鎖を登りながら、遥か1000m下まで見える。
四ノ鎖

そして五ノ鎖。 こちらは樹林帯の中にあり、景色は見えない。
五ノ鎖

鎖を登りきったら山頂かと思っていたが、かなり急な笹原を10分くらい歩く。 ようやく、本堂に到着。
子持大権現

山頂からの景色は素晴らしい。 360度綺麗に見える。 ただ、すぐ下に林道が走っているのが少し残念。 観光バスまで来ているし。
子持権現山 瓶ヶ森林道

さて、そろそろ瓶ヶ森に向かおうか。 瓶ヶ森はすぐ目の前なのだが、まずは子持権現山から降りなくては。
下りの鎖は長く急だった。 80mもあるらしい。
下りの鎖

下りの方が技術は必要だけど、これの登りも相当きついね。 両手を離して休めそうな場所がなく、気が抜けない。
手を滑らせたら…死だな。
無事、鎖を降りきって瓶ヶ森に向かって歩き出す。 振り返ると、今降りてきた鎖場も見える。
子持権現山

瓶ヶ森の登山口にはたくさんの人がいた。 ここから山頂まで40分程度。 観光気分で来ている人が大多数。 ある意味つらい登山になりそうだ。

まずは男山から登る。
石鎚山 男山

そして女山。
女山

山頂には団体客が来てとても騒がしかった。 コーンスープとおにぎりを食べて、20分ほど横になる。
さて、そろそろ帰るかな…

ヒュッテ方面に降りていき、ヒュッテ分岐から「東之川」に向かって歩いて行く。 しばらく下っていくと「台ヶ森」の鞍部に到着。 台ヶ森まで100mらしいので、行ってみた。
山頂の案内はなく、三角点があるだけだった。 展望は無し。
台ヶ森

そこから先はけっこうな急傾斜になった。 ひたすら樹林帯の道を降りていく。
さらに30分くらい歩いたところで、新道と旧道の分岐に到着。 新道は崩落のため通行止めらしい。 もう何年も通れないのかな? 新道の踏み跡は消えていて、どこが新道なのかすらわからないような状態だった。

ここから先はさらに傾斜がきつくなったように感じる。 今は下りなのでいいが、登りだったら、名古瀬ルートよりもきついかもしれない。

しばらく歩きようやく車道に到着。
東之川登山口

さて、ここから車を止めた空き地まで歩かなくてはならない。 と言っても、1時間程度だから、4kmくらいか。 ずっと下り坂だし楽チンかな。

3月に敗退した山、無積雪だけど、登れてよかった。 歩いたことのない東之川ルートも歩けたし、瓶ヶ森の一般客の混雑以外は大満足。

本日のコースタイム
07:30 駐車場
08:03~08:05 名古瀬登山口
08:57~09:11 常住
09:53~10:00 鳥越
10:46 一ノ鎖
11:05~11:08 四ノ鎖
11:13 五ノ鎖
11:36 子持権現山山頂
11:47 子持権現山登り口
12:01 瓶ヶ森登山口
12:23 男山
12:36~13:18 瓶ヶ森山頂
13:33 瓶ヶ森ヒュッテ分岐
14:05 台ヶ森鞍部
14:07 台ヶ森
14:36~14:39 新道分岐
15:29 東之川登山口
16:05 西之川分岐
16:18 駐車場

【徳島】黒笠山~矢筈山

晴れ4時50分起床、5時出発。 今日は黒笠山に登りに行く。 時間と体力を見て、行けそうなら矢筈山まで。
国道438号線を南下し、途中から県道へ。 少し走り、右手に細く登山口に続く道があるので、そこを上がっていく。 400mほど走ると行き止まりになるので、そこに駐車。

準備をして6時50分に出発。 黒笠山は、標高は1703mとそんなに高くないが、登山口の標高が700mくらいなので、1000mの標高差。 しかも登山道が短く3.6kmしかない。 ということは……かなりの急登が予想される。
登山口で千葉からやってきた年配の男性と少し話をした。 もう仕事を引退して好き勝手に過ごしているらしい。 四国には1ヶ月くらい滞在して、いろいろな山を登っているらしい。

さて、出発するか。
登山口

民家の脇を抜けて登山道を進んでいく。
登山道

森の中に入ると待っていたのはかなりの急登。 やはりけっこう厳しい傾斜だ。
登山道 鳥居

鳥居をくぐり、急な道はまだまだ続く。
登山道

樹林帯を抜けたが、傾斜は変わらず…… 空が真っ青でとても綺麗。
巨大な木

少し歩いていると、右手に何か気配を感じる… なんと……ニホンカモシカではないか! なんだか最近会いまくりだなぁ。
けっこう接近しても逃げないので写真が撮りやすい。
ニホンカモシカ

沢の音が聞こえる道になり、急な登りはまだまだ続く。 沢の音が聞こえなくなってから、ようやく黒笠神社に到着した。
黒笠神社

もう少し登れば稜線に出るので、そうすれば目指す山はすぐだろう。
遅れて千葉から来た人が到着したので少しおしゃべり。 なんだかんだでけっこうな時間休んでしまった。

稜線まで登り、景色が一気に開けてきた。 遠くには剣山や次郎笈が見える。
剣山・次郎笈

そして「阿波のマッターホルン」と言われる山が姿を現した。
阿波のマッターホルン

山頂がメチャメチャとがって見えるからこの名前がついたらしいが、少しオーバーなネーミングだ…

山頂直前に3mくらいの鎖があり、それを登ったら山頂。
黒笠山山頂

山頂からの景色はすばらし! 360度綺麗に見える。 今日は晴れているので、讃岐山脈も見える。 もっと澄んでいれば瀬戸内海も見えそうだ。 南は剣山や次郎笈、西は天狗塚や三嶺、落合峠方面。 東も素晴らしい!
剣山方面 三嶺方面 矢筈山

さて、時間的に間に合いそうなので、矢筈山まで足をのばしてみよう。
地図では矢筈山まで悪路3時間と書いてあるが、2時間程度で行ける模様。
矢筈山への道

小さなピークを越えて矢筈山を目指す。
小ピークより矢筈山

道は整備されていないが、悪路というほど悪路でもなく安心した。 少し道を見失いやすいが、稜線を歩いて行けばいいので、それほど問題ではないだろう。
矢筈山への道 矢筈山への道

矢筈山への笹原を登っているとき、後ろを振り返ると、今まで歩いてきた道が。 もうこんなに歩いてきたのか。
黒笠山方面

そして誰もいない矢筈山に到着。
矢筈山

ここも景色が素晴らしい。
次郎笈~天狗塚

お湯を沸かしてコーンスープを飲みながら、ふと手元の温度計を見てみた。 すると……とんでもない温度を示していた。 やっぱ300円の温度計はこの程度か。
52度!?

矢筈山の素晴らしい景色に別れを告げ、歩いてきた道を戻らなくてはならない。
矢筈山より

ピークを2つ越えて、右にちょこんと飛び出しているのが黒笠山。 まずはあそこまで2時間。
黒笠山

黒笠山登山道まで戻ってきて、ここからずっと急な下りが待っている。 体力的には登りより楽だが、足の間接的にはきつい。 ゆっくりあまり負担をかけないように降りていく。 しかし降りて改めて感じるが、めちゃめちゃ急だな。

登山道まで降りてきたら、もう千葉の人はお帰りになっていた。 四国の人なら山で偶然出会うこともあるかもしれないけど、千葉の人だから偶然会う事はないだろうな…

本日のコースタイム
06:58 駐車場
07:25 鳥居
07:53~08:20 山頂まで2km地点
09:16~09:53 黒笠神社
10:15 矢筈山分岐
10:25~11:05 黒笠山
11:11 矢筈山分岐
11:57 縦走路1つ目ピーク
13:03~13:37 矢筈山
14:29 縦走路1つ目ピーク
15:14 矢筈山分岐
15:33~15:40 黒笠神社
16:29 鳥居
16:47 駐車場