原付で日本一周の旅 – 4日目|仙台 松島

晴れ
走行距離:258km(合計:961km)
使用金額:579円(合計:5,907円)



福島県楢葉町~宮城県女川町


朝6時に起床。 夕べは6号線沿いの公園に泊まったので、音がうるさくて眠れないのではないかと心配したが、すぐに眠りに落ちていた。 テントを張ってる場所が場所なだけにすぐに撤収して出発。
まずはクライミングの岩場の「真野川」を目指す。 走っているとオフロード仕様のバイクが抜かしていった。 抜かし際に左手の親指を立てて合図してきた。 オレも左手を大きく振って合図した。 バイク同士のジェスチャーでの交流いいなぁ。 途中道の駅によって、洗顔とトイレを済ませて出発。 ひたすら国道6号線を北上する。 長い…… 6月に警察に職務質問をされたポイントを通過した。 相馬市に入ってすぐ左にそれる。 そこから細い道をずっと真野ダム方面に上っていく。 1時間くらい走って目的地に到着した。
まずはクライミングの岩場を見てみる。 石灰岩なのに夏染み出しがない! だけど蚊がものすごい多い。 これさえ我慢すればけっこう快適なエリアじゃないかなぁ、近い人にとっては。
クライミングエリア 真野川 立石 クライミングエリア 真野川 クライミングエリア 真野川

この近くに「立石大穴鍾乳洞」というのがあるらしい。 案内図があったので、それを写真に撮り、それを頼りに山道を登っていく。 けっこうキツイ…… 普通の登山じゃん。
道が「頂上方面」と「大穴方面」に別れた。 大穴方面に進んでいくがすぐに二又に別れている。 「登山道」という看板があるのだが、それを山道を下っている。 これは違うと思い、もう片方の道を進んでいく。 5分くらい歩くと道が乏しくなってきた。 かなり薄い踏み跡をたどっていく。 すると踏み跡自体がなくなってしまった…… あれ、道間違えたのかな……
見ようと思えば見える程度の踏み跡らしきものがあるので、それに沿って山の斜面をあがっていく。 かなり傾斜がきつい。 そこを5分くらい登って「やっぱり引き返そう」と思った。 どう考えてもこの踏み跡はおかしい。 人が来るくらいならもっときちんとした跡が残ってるはずだし。
そして登山道との別れ道までやってきた。 今度は看板のとおりに山を下る。
土砂の通り道

すると沢を横断して、また山を登っていった。 それからぐるっと回るように登り、上の方に大きな岩壁が見えてきた。 岩壁の5メートルくらいのところまでくると、とても冷たい風が吹いている。 おお、ここが鍾乳洞か!
ちゃんとヘッドランプを持ってきたので、電池を新品に交換してさっそく中に入る。 しかし10メートルくらい行ったところで「バタバタ」と変な音が聞こえる。 何かと思って辺りを照らすとコウモリがいるではないか…… 3匹が天井付近を飛び回っている。 うゎーきもちわるい。
まだこれくらいならいいや。 もう少し奥に進む。 すると天井に20匹くらいぶら下がっている。 1匹が飛び立つとみんな飛び立った。 しかもライトに向かってくるし! 急いで電気を消して、来た道を猛スピードで逆戻り…… おそろしい…… 怖くて中に入れないや。。。
せっかくこれを見るために山道を1時間以上かけて歩いてきたっていうのに。 しかも鍾乳洞の長さは2.6kmあるというのに、歩いたのは20メートルくらい……
飲み物を持ってきていなかったので、山頂方面に行くのはやめておとなしく引き返す。 あぁもしまた来る機会があったら、防コウモリ装備してこないと……
この岩場を見たので、福島県の観光はだいたい終わった。 次は宮城県だ!
立石大穴鍾乳洞 立石大穴鍾乳洞

本当は国道6号線を北上していきたいのだが、警察が怖いし車もたくさん通るので、海沿いの県道を通っていくことにした。 海が近くて気持ちいい!
すぐに宮城県に入った。 ここから先は未知の領域! 宮城はどんなところなのだろう。
本数の少ないバス 田舎の沼 果てしなく広がる水田 太平洋 太平洋 太平洋

けっこうお腹がすいてきたのでCOOPに寄って安くて大きいパンを2つ買ってきた。 それを食べたら気持ち悪くなるほどお腹がいっぱいになった。 宮城県庁に行くには、どうしても国道4号線を通らないといけないように見える。 しかたなく4号線を走る。 県庁付近まできてビックリ!
道路がすごい整備されている。 下手したら東京よりもきちんとしている。 しかも片側6車線とかあるし。 迷うことなく県庁に到着した。 目の前の通りはすごい綺麗な道。 車もほとんど通らない。
全然恥ずかしがることなく県庁の写真を撮ることができた。 そして綺麗な通りでパソコンを広げ、昨日の日記をアップロードする。 宮城県すばらしい!
宮城県庁 宮城県庁 宮城県庁 宮城県庁

県庁撮影も終わったので、次は「日本三景」の一つ、「松島」に行くことに。 途中県道を走っていたら、黄色ナンバーのカブに乗ったおじさんが話しかけてきた。 方言交じりで「どこからきたんだ?」と。 信号待ちの間だけどいろいろ話してて、おじさんは19歳のころに自転車で東北地方を走り回ったらしい。 そして、松島に向かう「国道45号線」への道を信号の数まで細かく教えてくれた。 ありがと、おじさん!
おじさんんおおかげで迷うことなく松島までやってきた。 しかし観光客多すぎ。 もう日本三景なんかじゃないような気がする。 観光用のボート、遊覧船が海の上を走っていてせっかくの景色が台無し。 一応綺麗だったので写真は撮ったが。
松島 松島 松島

それから「奥松島」というところに向かう。 こっちは海水浴場があるらしい。 一応奥まで行ったけれど面白いものもなかったのですぐに引き返してきた。
奥松島 奥松島 奥松島 奥松島

次は牡鹿半島に向かう。 だけどだんだん日が暮れてきた。 昨日の体験から、テントを張る場所はどこでもいいのだが、水がないと生きていけないということに気づいた。 とりあえず水の確保をしなくては。 ポリタンク1つは空、もう一つは麦茶が1リットルくらい入っている。 真水がほしい……
いろいろさまよってなんとか公園を発見した。 水を確保して、頭も洗って、顔も洗ってきた。 完璧♪
水分補給

そして牡鹿半島に入る。 最初の道を左に曲がってしまい、とても細い道を進んでいった。 下り坂の途中で軽自動車が止まっている。 宮城ナンバーだから地元の人だろう。 なにしてるのだろう。
追い越そうとしたら窓から顔を出して「蛇がいるから踏まないで」といわれた。 ちゃんとよけて走ったけど。 振り返ってみたらそのおじさんは蛇を捕まえていた。 蛇マニア!?
そろそろキャンプ地を探さないとやばい。 いったん半島をでて、本州に戻ってきた。
牡鹿半島より 夕日

さまよっていると「女川総合運動公園」という看板が見えてきた。 それに向かって走る。 だけど総合運動公園だから、きっとテントは張ることできないだろう。 一応見に行ったが、やっぱり張ることはできなさそう…… しょんぼりして戻る。 するとすぐ目の前に「女川町立第二小学校」というのがある! しかもグランドが歩道から直接入れる(柵がない)! これは「ぜひ泊まってくれ」といってるのだろうか。
ありがたくスペースを借りることにした。 ご飯を作ってあとは寝るだけ~♪

明日は岩手県入り!