原付で日本一周の旅 – 17日目|日本最北端 サロマ湖

曇り
走行距離:314km(合計:3,469km)
使用金額:6,107円(合計:59,379円)



北海道礼文町~北海道佐呂間町


夕べはかなり寒かった。 寒くて目が覚めたが寝袋の中から出たくない。 だけど寒いので上着を着たい。 寝袋の中で葛藤していた。 だけどトイレに行きたくなってしまったので仕方なく寝袋からはいだす。 もう4時くらいかと思っていたら、まだ1時30分だった…… 星空がとても綺麗だったので、キャンプ場の展望台から写真を撮ろうかと思ったけれど、あまり輝いてない星をこの程度のデジカメで撮れるとも思えなかったので諦める…… 上下防寒して再び寝袋の中へ……
それからも2度ほど目が覚めて、6時起床。 フェリーが8時45分出航なので、その1時間前くらいに着けばいいや。 かなりのんびり準備して出発。 すぐにフェリー乗場に着いて乗船券を購入。 残金が300円になってしまった……
デジカメの電池が残り少なくなってきたので充電しなくてはならない。 フェリーに乗ってすぐに「コンセントが近くにある」「テレビがよく見える」という2つの条件に合った場所を確保した。 さっそくデジカメの電池を充電。 そしてテレビでオリンピックのVTRを見る。 女子トライアスロンをやっていた。 これはかなりハードそう。 最初に水泳、そして自転車、最後にマラソン。 しかもそれぞれがかなり長い距離。 見てるだけで疲れてきた……
利尻山

2時間くらいの船旅を終えて、懐かしの稚内へ!
船を下りるときに女性ライダーがいた。 髪の毛を後ろで結ってあって、どうやってヘルメットをかぶるのかと思い、見ていた。 そしたら、結いを解いて普通にヘルメットをかぶっていた。 やっぱり結ったままだと無理か。
そして宗谷岬に向けて出発。 ここから30kmくらい。 それとどこかでお金をおろさなくてはならない。 あと300円しかないから…… しかし走っても走っても銀行が見当たらない。 ローソンやセブンイレブンなどのコンビニATMでもいいのだが、それすら見当たらない。 そのまま宗谷岬に着いてしまった。 「日本最北端」だが全然感動しなかった。 むしろ人がうざい。 たくさんの人、観光バス、ライダー。 自分もその一人なのだが、ここまで人がうじゃうじゃいると…… しかもその人を相手に「最北端の店」という看板を掲げている店が何件も並んでいる。 しかもそこで買い物や食事をしている人がたくさんいる。 無性に腹が立ってきた。 石碑の写真だけ撮り、すぐにその場を立ち去る。
稚内駅 日本最北端

そして「網走」に向かって海沿いの国道を走る。 ここから約200km。 今日中にたどり着けるかは微妙なところ…… フェリーに乗っていたので、出発は11時から。 そこから200kmはきついなぁ。
走っている途中、ガソリンがもう少しでなくなるところまできてしまった。 未だにお金はおろせていない。 銀行・コンビニが全然ない…… 「セイコーマート」というコンビニならたくさんあるのだが、ATMがないので意味がない…… 最悪300円で入れられるだけ入れてもらおうかとも考えた。 走っていると「枝幸市街」という看板が見えてきた。 最後の希望の枝幸市街…… しかし見当たらない。 コンビニすらない。 少し大きめのスーパーで「SEIJO」というのがあった。 もしかしたら、ここにATMが設置されてるかもしれないと思い中に入ってみる。 しかし無い…… ヤバイよぉ……
偶然近くに郵便局があった。 確か郵便貯金の残高が800円くらいあったはず。 小銭でもおろせるのかやってみよう…… 郵便局に入りATMの順番待ちをする。 その間、案内板を見ていたら「提携銀行どうたらこうたら」という文字が目に入った。 もしかして提携してる銀行ならおろせるのかな……?
まず郵便貯金から800円おろす。 これでガソリンは入れることができる。 それから銀行のカードを入れてみる。 するとおろすことができた!! 手数料105円取られたが、コンビニでも他行でも取られるのでこれはよい。 やった。 郵便局超便利!! これで安心してガソリンを入れることができる。 これからは財布の中を気にして走ろう……
立体的に見える山 虹

ガソリンも満タンになり、再び網走を目指す。 途中で、「紋別市」という少し市街地のところがあったので立ち寄る。 もしかしたら@FreeDが繋がるかも……と期待して町の中心部に向かう。 しかしとても繋がりそうな雰囲気ではなかった。 99%繋がらないと思うので、パソコンを出すのは面倒。 諦めよう…… しかもだんだん曇ってきて、分厚い黒い雲が上空に……
フェリーの中で見た天気予報で「北海道地方は晴れ」となっていたのになぁ。 そして、道路がビショビショに濡れてる地帯に突入した。 雨こそは降っていないが、数十分前まで雨が降っていましたと道路が言っている。 よかった、原付は遅くて。 普通の二輪車だったら、雨に突っ込んでしまったかもしれない。 だけど、タイヤの水しぶきによって靴やカバンが濡れる… 対向車線の大型車とすれ違うときもかなりの水しぶきが… 後ろから抜かしていく車も…… けっこう濡れてしまった。

ひたすら走り「サロマ湖」という看板が見えてきた。 なぜだか覚えてないけれど、小学校のころ社会の授業で習ったような気がする。 それほど有名な湖なのかな。 とりあえず見に行くことにした。 かなり広いが、普通の湖にしか見えなかった……
サロマ湖 サロマ湖 サロマ湖/></a> <a href=サロマ湖 サロマ湖 オホーツク海 サロマ湖

あたりも暗くなってきてそろそろ寝る場所を見つけなくてはならない。 サロマ湖のほとりに休憩所があって、トイレもあったのでそこにしようかと思ったが、展望台があるので、夜人が来るかもしれない。 しかも地面が木の板なのでペグを打つことができない。 今夜雨降るかもしれないし……
そこは諦めて国道を進むことにした。 少し走って「道の駅 サロマ湖」というところに着いた。 トイレに行くため寄ってみる。 するとちょうどいい感じの芝生が。 だけどトイレに行くと「ここはオートキャンプ場ではありません。 トイレで洗い物、洗濯、米とぎはしないでください」と書いてあった。 別にやらないけれど、そういう風に書かれているとテントも張りにくい。 道の駅のお土産屋・レストランが18時で閉まるので、19時過ぎくらいまで待てば店員も帰るだろう。 それからテントを張って、翌朝6時までに出て行けば大丈夫だろう、きっと。
さっそく待機の体勢に入る。 暇なので地図でも見てよう。 地図を見ていたらワゴン車に乗ったおじさんが話しかけてきた。 「北海道のいい地図があるからあげるよ」と言って「アウトドアコミュニケーション2004」という本をくれた。 無料で配っているものらしい。 おじさんも旅人で、5年くらい家に帰らず、車で全国をフラフラしているらしい。 そしてあまり知られていない北海道の名所も教えてくれた。 おじさんもここに泊まっていくらしい、車内泊だけど。 今日はひさびさにご飯を炊く。 ご飯を炊いてる間にテントを建てる。 豪華に屋根つきの場所に建てた。 ペグが打てないが、屋根があるから大丈夫でしょう。 強風も吹いてないし。 ワカメふりかけご飯を食べて、自動販売機でジュースを買って、温めて飲んだ。 季節的に夏なので、自動販売機には冷たいジュースしか売ってない… 寒い地域なんだから温かい物も売っててほしいなぁ。 今夜は雨が降っても快適に寝られそう。 問題は寒さか……
テントの様子

明日は網走でHPを更新して(予定)、国後島が見えるところまで行く予定。 あまり急がず、じっくりと見て行こうと思います。