済州島3日目

くもり旅行3日目。 相変わらず天気は晴れにならない。
今日は朝から、隣の部屋の人とマッサージに行く予定。 ガイドさんに電話して、マッサージの予約を入れてもらった。 ホテルの前にもあるのだが、そちらは営業開始時間が遅いため、連絡が取れないと。
新市街の方のマッサージ屋なら予約が取れたって。 車でホテルまで迎えに来てくれるとのこと。

車に乗って20分ほど、マッサージ屋さんに到着。 エレベータで6階へ。 受付でお金を払ってマッサージの服に着替える。
そしてマッサージ室でマッサージを。 まずは顔のマッサージとパック。 そして背中のマッサージや腕や足をしてもらう。
少し痛かったがとても気持ち良かった。

てっきりマッサージで終わりかと思ったら、このあとサウナがあるらしい。 石釜みたいな形のサウナに入る。 なにこのサウナ。 メチャメチャ暑い。 韓国の女性達も何人か入っていたのだが、砂時計できっちりと時間を計って出ていく。 毎日のように来ているのか?

サウナは暑すぎて5分くらいで退散。 その後、大浴場で汗を流してマッサージは終わり。

ガイドさんが、「好きな人は一日中居られる」と言っていたのはこういうことだったのか。 マッサージ自体の時間は60分ほどだが、サウナと風呂の時間は無制限。 何回もサウナに入ったり、風呂に入ったりするということか。

車でホテルまで送ってもらう。
送ってもらう途中、空港付近の道を走っていると、突然前の車が「キーーー」とブレーキ音を鳴らしながら急停車した。 その直後「ドンッ」と音がした。 車同士の交通事故だ。 急ブレーキをかけた車の前部から透明な液体がめちゃめちゃ漏れている。 対向車も止まって、車から降りてきて「大丈夫か」みたいなことをしていた。
やっぱりこれだけ運転が荒い国だと交通事故は起こるもんなんだね。 目の当たりにして少しビックリした。


ホテルに到着。 時間は12時半。 ちょうどお昼時なので、一緒にご飯でも食べに行こうかと思っていたのだが、サウナで体調を悪くしたらしく、部屋で寝ると。
なので、一人でどこか食べに行くか。 できれば、日本語メニューがない場所で、観光客が来なくて、地元の人が行くような店に行きたい。
町をブラブラ歩いて店を探す。
済州の町並み

昨日歩いた商店街の付近で、すごい店を発見した! これぞまさにオレの求めてた店。
地元の人しか来なさそうな店

思い切って入ってみることに。
店の中に入ると、厨房に70歳くらいのおばあさんが立っていた。
「アンニョハセヨ」と話しかけ、ご飯が食べたいと伝えた。 おばあさんは普通に韓国語で話してくるが、全然何を言ってるかわからない。 わからない、というジェスチャーをすると「パパァ」と2階に向かって叫んでいる。 すると、同い年くらいのおじいさんが降りてきた。 おじいさんは僅かに日本語が話せるらしい。 が、ご飯が食べたいというのが通じなかったみたいだ。
10000ウォン札だして「eat」「rice」と伝えた。 そしたらハングルで書かれたメニューを指さして「ピグピグ」と言いだした。
「???」な顔をしていたら、ペンと紙を取り出して「Pig」を書いた。 なるほど、豚か。
で、感じで「骨」と書き、Pigと骨を丸で囲む。 なるほど、豚骨か?

わからないのだが、それでOKして、作ってもらうことに。 料理ができる間、おじいさんと筆談した。
「2? Love?」を書かれた。 カップルで来てるという意味か? 違うので否定して「many」と書いた。
なぜか日本語で「大学生?」と聞かれた。 否定はしたが、社会人ってなんて言うんだ? OLがオフィスレディなので、「Office Man」と書いたが通じなかった。

次に、おじいさんは飲食店経営者のための、日本人客が来たときの対応、見たいな本を取り出した。 飲食店でよく使われそうな単語や文章がハングルと日本語で書かれている。
そして「ショウショウオマチクダサイ」と言いだした。

しばらくして料理が登場。 やっぱり前菜のキムチつきだ。
前菜

そして、五穀米のようなものが出てきた。 で、「Pig+骨」の料理が出てきた。
Pig+骨の料理

豚骨のダシに、水餃子と白菜が入っている。 上に胡椒がふりかけられている。 おばあさんは、真っ赤な辛そうな調味料を持ってきて、振りかけようとした。
「辛い」が英語でなんて言うのかわからないので、口から炎をだして「ファイヤー」っていうアピールをした。
そしたら振りかけるのは少量にしてくれた。 きっと現地の味だと、辛すぎて食べられないだろう。

おかずはこれだけなのだが、けっこうボリュームがありお腹いっぱい。
お金を払おうとしたら、おじいさんが紙に「お味はいかがでしたか? 美味しかったですか?」と日本語で記入して渡してきた。
韓国語で「おいしかったです」と言いたかったのだが、わからないので「very good」と伝えた。 どうやらそれは伝わったみたいで、おばあさんにも「美味しかったって~」って言っているような言葉を発していた。

少し冒険したお昼ごはんも終わり、さてどこに行こうか。

さきほどマッサージで行った新市街のほうにでも行ってみるか。
新市街は遠いのでタクシーに乗らないと行くことができない。 タクシーをつかまえたいのだが…… なかなか道端でタクシーを止める勇気が……

少し歩きながらチャンスがあったら止めようと歩くこと30分。 わかった。 進行方向と同じ方向に歩いていたらタクシーは捕まえられない。 左側の歩道を歩き、正面から来たタクシーを止めることにしよう。
で、すぐにタクシーをつかまえることができた。

新市街に行きたいのだが、目的地はなんて言えばいいのだろうか? 先日行った免税店の目の前に「グランドホテル」というホテルがあるので、そこまで行ってもらおう。 運転手に「Grand Hotel」と伝えたが伝わらなかったみたい…
地図を見せて、再度「Grand Hotel」と伝えたら、「あぁ、グランドホテルね」みたいなニュアンスで伝わったようだ。
タクシーに乗り10分ほど。 グランドホテルに到着した。

さて、新市街では買い物をするらしいが、どこに何の店があるんだ? 全然わからないので、適当に歩くことに。 免税店の前の道を東に向かって歩いていく。 町は栄えていて店はいっぱいあるのだが……観光客が買い物できそうな店が一軒もない。 そのままひたすら歩いていったら巨大な道路にぶつかった。 このまままっすぐ行ってもしかたがないので、左に曲がってみるか。
しばらく歩くと「KBS」というテレビ局を発見。 地元に「KSB」というテレビ局があるので、なんだかなじみ深い気がする。
しかしこの「KBS」というテレビ局、どうやら韓国の国営放送局らしい。 日本でいうところのNHKみたいなものか。

少し歩き再び交差点。 この交差点の角に小さな公園があったので入ってみる。 すると公園の隅に、いろいろな石像があった。
石像 石像 石像 石像 石像 石像 石像 石像 石像 石像

道路の反対側にはヒュンダイが。 韓国の自動車の半分くらいは「ヒュンダイ」の気がする。 地元企業強しか?
ヒュンダイ

1時間ほどブラブラと散策していたが、入れそうな店もなく、いったんホテルに戻ることに。 ホテルロビーにガイドさんがいたので、「明日は島の南に観光に行きたい」と伝えた。 明日のタイムリミットは14時。 それまでに滝と半島を見たい。 「タクシードライバーと連絡を取って、今日の夜またお返事します」とのこと。

さて、夕飯のまで、まだ時間が少しあるな。 お土産でも買いに行くか。
ホテル近くの「イーマート」というお店の5階にお土産屋さんがあったので、購入することに。 ここの店員のおばちゃんは日本語がめちゃめちゃ話せる。 商品選びながら雑談していたのだけど、まだ日本語を勉強し始めて4カ月らしい。 それでこんなに話せるとは… ここで一通りのお土産を購入。 代金を支払う時に、「向い側のフードコーナーでドリンクを飲んで帰る」と伝えた。 すると「ストロベリー、キウイ、トマト」のジュースがあるよ」と教えてくれた。
そしてフードコーナーへ。 「Juice」とメニューに書いてあるのだが、その下に並んでいるのはすべてハングル。 お土産屋の店員に聞いておいてよかった~ 「キウイジュース」と注文した。
キウイジュース

ジュースを飲んでホテルに戻る。

しばらくして、夕飯の集合時間。 今晩は豚肉を食べに行くらしい。 バスに乗って十数分。 豚肉のお店に到着。
ここでもやはりキムチが待ち構えていた。
前菜

一応豚肉だけど、先日の牛肉と内容はほとんど変わらず。
豚肉

韓国は豪快に肉を焼き、豪快にハサミで切る。

夕飯を食べた後、ガイドさんに明日のことを聞いた。 8時半にタクシーが迎えにくると。 運転手は日本語がしゃべれないらしい。

ホテルに戻り、みんなは飲みに行くみたい。 新市街のほうに行くらしい。 一緒に行きたかったが、明日早いのと、帰るとき自力でタクシーを拾って帰らないといけないので、残念だけどパスした。
寝るにはまだ時間が早すぎたので、ホテルのバーで1杯お酒を飲んで、バスタブにお湯を張ってゆっくりと過ごす。

23時から日本のWCの試合があるので、見たかったのだがそれまでに眠くなってしまったので就寝。