【徳島】津志嶽

くもりのち晴れ「この山に登れれば、四国の山は大抵登れる」と言われるくらいのレベルの山に行ってきた。
5月23日に眠すぎて断念した山、「津志嶽」に行ってきた。
4時50分起床、5時5分出発。 今の天気は、とりあえず雨は降っていない。 まぁ雨が降っても行くつもりだったけれど。

国道438号線方面に車を走らせる。 香川徳島の県境の山を越えたあたりから、吉野川付近が綺麗に見えるのだが、今日は吉野川が全く見えない。 吉野川の上だけ、分厚い霧がかかっている。 大雨のあとで、温度が高いからか?

大雨のせいで、川は大増水。 
増水した貞光川

438号線の剣山スキー場に向かう、ヘアピンあたりも、土砂崩れによる夜間通行止めになっていた。 まぁこれは昨日の雨が原因ではなく、もっと前からっぽいけど。
津志嶽登山口までは特に問題なく到着することができた。
津志嶽登山口

準備をして6時50分登山開始。
登山口直後には、荷物用のモノレールがあった。 これ、動いてるところ見たこと無いのだけど動くのだろうか? けっこういろんなところに設置されてるのは見る。 みかん畑とかにもある。
サワガニ 登山道 狸

しばらくはモノレール沿いを歩く。 増水した川を通り越したら登り坂に入った。
この登り坂がけっこう険しい。 傾斜が凄まじいな。 右手には沢が流れてるのだが、水がすごい。 普段ならチョロチョロしか流れていないのだろう、きっと。 しかし今日は滝が出来ている。
増水した沢 増水した沢

しばらく歩くと小屋みたいなやつが見えてきた。 荷物用モノレールもここまで。 しかし荷物用モノレールって、どうやって止まるのだろうか? ガソリンか軽油で動くらしい(ガソリンってかかれた容器が置いてあった)のだが、もちろん人は乗れない。 スイッチか何かを押したら前へ進むのだろうけど、止めるのはどうやって? ぶつかったら止まる仕様なのだろうか? それとも終点にも人がいて、ぶつかる前にスイッチを切るのだろうか?
小屋

小屋の脇から登山道を上がっていく。 この辺りは石垣もあり、数十年前までは人が住んでいた様子だ。
黒笠山でもそうだったけど、こんな険しい山の中に、よく人が住んでいたなぁ…
旧居住区

ここからは道もけっこう急になる。 そして登山道に水が流れている。 大雨で行き場を失った水だろうか。 ちょうど登山道は水が流れるにはもってこいだしね。
はじめはチョロチョロだったのが、だんだん水量が増えていく。 そしてしまいには沢のように… 横に本当の沢が流れているのだが、区別がつかない…
登山道 登山道 登山道

沢の道から外れたら水はなくなったが… これ登りはいいけれど、下りはメチャメチャ滑りそうだ… こけたら怪我するだろうな。 気をつけなくては。

山の中の険しい道を登っていき、ようやく尾根まで上がってきた。
ここから「秋葉山」というところに行けるみたいだが、そちらは調べてきてないのでパス。 とりあえずけっこうな道を登ってきたので休まなくては… 今日は暑い… ジメジメしてる… 標高が少し高いからもうちょっと涼しいかと思ったのだが…

20分ほど休憩し、先に進む。
すぐに石鉄神社という神社の鳥居が見えてきた。 神社まで到着したが、神社の扉は閉ざされていた。 神社というか倉庫みたいだ。
鳥居 石鉄神社 狸

この神社から先は道がガラッと変わった。 単調な林道歩きから、起伏があり、崖とかの出現する道に変わった。
鉄塔 登山道

途中、徒渉があったのだが、増水していてけっこうイヤな徒渉だった。 ここも普段はチョロチョロなんだろうな。
そして、「シャクナゲ」と書かれた場所に到着した。 このお花畑も一つの名所で5月だとけっこう見にくる人もいるみたい。 しかしシャクナゲってなんだ? 植物なのは知っているが… 帰ったら画像を調べておこう。 これくらいの有名な植物くらいは覚えておかなくては… 一度自分の目で見て「これがシャクナゲかぁ」と認識したら覚えられるんだろうな。 山の山頂から見た、他の山々みたいに。 山頂から見る、他の山は最初さっぱりわからなかった。 あっちに見えるのが○山で、こっちが○山というやつ。 しかし実際その○山に登った後だと、別の山見ても自分の登ったことのある○山がわかる。
やっぱり一度体験してるのとしてないのでは大違い、ということを山の世界でも実感した。 けれど、植物は苦手分野だからなぁ。 どうだか…
シャクナゲ?

シャクナゲ園を通り越し山道を進む。 「山頂まで50分」の標識が落ちていた。 さっきの分岐からコースタイムで90分だったから、ちょうど半分くらいか?
分岐から山頂まで標高差400mほどあるのだが、ここまでそんなに標高差を稼いでいないな。 ここから急になるだろう。
登山道 登山道

予想通り道は急になってきた。
途中、巨大な木があった。 この木はたぶんブナ。 木も植物の分野に入るので苦手なのだが……巨大な木=ブナという認識がある。 もしかしたら間違っているかも…
ブナの木

そしてようやく山頂に到着。 山頂は木々に覆われていて景色は全く見えない…
津志嶽山頂

ここだと少し暑いので、樹林帯の中まで戻って休憩することに。 時間はまだ9時過ぎ。 お昼ごはんを食べるには早すぎる…
とりあえずコーンスープでも飲むか。 お湯を沸かしてコーンスープを味わう。 パンも1つ食べてしまった。

のんびりとくつろいでいると、山の斜面から1匹の小動物が。 突然のことだったので写真を撮る時間がなかった。
色は茶色、体の大きさは60cmくらい。 この山的に、タヌキかと思ったけれど、なんか顔が細長かった。 タヌキも野生のタヌキは見たことがなく、動物園のタヌキくらいしか見たことがないから、もしかしたらタヌキだったのかな?
しかしわずか1mくらいのところまで近寄って歩き去っていったけれど、警戒心とかないのだろうか?

思わぬ遭遇があったが、そろそろ戻ることに。
秋葉山の分岐までは何事もなく戻ってこれた。 さて、ここから登山道が沢になってる地帯があるから気をつけなくては…

何回か滑ったが、しりもちをついたり転倒したりすることはなく、無事降りてこれた。
しかし、時間はまだ12時前。 こんなに早く帰って何をしよう…


本日のコースタイム
06:52 登山口
08:00~08:17 秋葉山分岐
09:33~10:07 津志嶽山頂
11:02~11:06 秋葉山分岐
11:51 登山口